JP2007134251A - 半導体装置用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体パッケージが傾くことなく、半導体パッケージをより小さな力でICソケットに挿入することを可能とし、半導体パッケージのリードやICソケットの外周壁の変形をなくす。
【解決手段】ICソケットは、底壁、外側壁及び内側壁を有するソケット本体と、半導体パッケージが載置される載置板、第1の側壁、及び第2の側壁を有し、ソケット本体内を垂直方向に移動可能なスライダーと、前記内側壁に固定され、半導体パッケージの複数のリードそれぞれに接触する複数のコンタクトとを備える。スライダーは、第1の側壁外側上方に前記半導体パッケージのリードが配置される複数の縦溝、第1の垂直面と第1の傾斜面からなる第1のコンタクトガイド面、及び第2の傾斜面と第2の垂直面からなる第2のコンタクトガイド面を、さらに有し、前記第1のコンタクトガイド面と前記第2のコンタクトガイド面は、前記縦溝の真下に交互に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のリードを有する半導体装置をプリント配線基板に接続する半導体装置用ソケットに関し、より詳細には、スライダーを備えた半導体装置用ソケットに関する。
従来、リードがパッケージ側面から取り出されI字形あるいはJ字形に形成された半導体パッケージあるいは同様にリードがデバイス側面から取り出されるトランジスタやダイオードのような半導体装置をプリント配線基板に接続する半導体装置用ソケット(以下、「ICソケット」ともいう。)が提案されている。
従来の半導体装置用ソケットは、特許文献1に示されるように、搭載される半導体パッケージ外周にコンタクトを配置し、半導体パッケージをICソケットに直接挿入して、半導体パッケージのリードとコンタクトを接触させている。図7に、従来のICソケットの具体例を示す。図において、100は、ICソケットであり、該ICソケット100は、絶縁材料からなるソケット外周壁101及び底壁103で囲まれる、半導体パッケージ110を収容する収容凹部102が形成されている。外周壁101には、内側の収容凹部102に向かって開口する複数のスリット104が形成され、各スリット104内にコンタクト105が配設される。110は、半導体デバイスとしての半導体パッケージであり、側面からJ字形のリード112が複数引き出されている。
コンタクト105は、弾性変形可能であって、搭載される半導体パッケージ110のリード112と接触する接点部106、スリット104下方に形成される固定用溝104a内に圧入され、コンタクト105を固定する圧入部107、及びプリント配線基板(不図示)の外部端子と半田付けなどにより接続される端子部108を備えている。
半導体パッケージ110は、該半導体パッケージ110の底面が底壁103に当接するまで上方から収容凹部102内に押し込まれる。この時、半導体パッケージ110はリード112を介してコンタクト105の接点部106を外側(図においては右側方向)に向けて押し開き、コンタクト105の接点部106を弾性変形させる。結果として、半導体パッケージ110の外部接点であるリード112とこれに対応するコンタクト105の接点部106とが所定の接圧で電気的に接触する。
特開平2−155181号公報
近年、半導体パッケージ110の機能が増大し、それに伴って半導体パッケージの外部接点の数が増大化している。したがって、半導体パッケージ110をICソケットの100の収容凹部102内に押し込むとき、押し開くコンタクト105の数も増大するため、大きな力が要求される。このように大きな力で半導体パッケージ110を収納凹部102内に押し込むと、力の掛け具合で半導体パッケージ110が傾いたり、リード112が変形したりする恐れがある。また、従来のICソケットは、図6に示されるように、半導体パッケージ110のリード112の外側にコンタクト105をソケット本体101に固定する圧入部107が配置されている。したがって、上記のように大きな力で半導体パッケージ110を押し込むと、コンタクト105を介して外周壁101が変形し、周囲に影響を及ぼす恐れもある。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、半導体パッケージが傾くことなく、半導体パッケージをより小さな力でICソケットに挿入することを可能とし、半導体パッケージのリードやICソケットの外周壁の変形をなくすようにした半導体装置用ソケットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置用ソケットは、底壁、該底壁の周囲を囲む外側壁、及び該外側壁と間隔をおいて配置される内側壁を有するソケット本体と、前記半導体装置が載置される載置板、該載置板の周囲を囲む第1の側壁、及び該第1の側壁と間隔を置いて配置される第2の側壁を有し、前記ソケット本体内を垂直方向に移動可能なスライダーと、前記ソケット本体の前記内側壁に固定され、前記半導体装置の前記複数のリードそれぞれに接触する複数のコンタクトとを備え、前記スライダーは、第1の側壁外側上方に前記半導体装置のリードが配置される複数の縦溝、第1の垂直面とこれに続く第1の傾斜面からなる第1のコンタクトガイド面、及び第2の傾斜面とこれに続く第2の垂直面からなる第2のコンタクトガイド面を、さらに有し、前記第1のコンタクトガイド面と前記第2のコンタクトガイド面は、前記縦溝の真下に交互に形成されることを特徴とする。
本発明の半導体装置用ソケットは、また、前記ソケット本体は、外側壁内側に少なくとも1つの対向するコーナー部近傍に垂直方向に延びる案内溝をさらに有し、前記スライダーは、第1の側壁外側に前記案内溝に嵌合する従動突起をさらに有し、前記従動突起が前記案内溝内に案内されることで、前記スライダーが前記ソケット本体内を垂直方向に移動することが好ましい。
本発明の半導体装置用ソケットは、さらに、前記ソケット本体が、少なくとも1つの対向するコーナー部にソケット本体に対して回転可能に設けられたラッチをさらに有し、該ラッチは、ラッチを開くための操作部材、半導体パッケージを押える押え部材、及びスライダーを押し上げる押上部材を有し、前記スライダーは、前記ラッチの押上部材に当接する係合部材をさらに有することが好ましい。
本発明の半導体装置用ソケットは、さらに、前記ソケット本体の内側壁が、スライダーが完全に押し込まれたとき、前記スライダーの第1の側壁と第2の側壁との間に嵌合するように形成されていることが好ましい。
本発明の半導体装置用ソケットは、さらに、前記ラッチが、前記ソケット本体の隣接する外側壁端部から外側に延びる傾斜壁間に回転可能に設けられていることが好ましい。
本発明の半導体装置用ソケットは、第1のコンタクトガイド面及び第2のコンタクトガイド面を有するスライダー備えることで、半導体パッケージの装着時の押圧力を軽減することが可能であり、したがって、半導体の装着が容易となる。
本発明の半導体装置用ソケットは、複数のコンタクトがソケット本体の外側壁で固定されることがないので、外側壁の変形も防止される。
本発明の半導体装置用ソケットは、また、ソケット本体に案内溝を、スライダーに従動突起を設けることで、半導体パッケージを傾けることなく確実にコンタクトに電気的に接触されることができる。
本発明の半導体装置用ソケットは、さらに、ラッチを設けることで、半導体パッケージが不用意な衝撃などでICソケットから外れることを防止できるとともに、半導体パッケージのICソケットからの取り外しが容易に行える。
本発明の半導体装置用ソケットは、さらに、コンタクトを固定するソケット本体の内側壁が、スライダーの第1の側壁と第2の側壁との間に嵌合することで、内側壁の変形が防止される。
以下本発明の実施態様につき、図1乃至図6(b)を用いて、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施態様に係るICソケットの概要を示す斜視図である。図2は、本発明の実施態様に係るスライダーの要部斜視図である。図3は、スライダーがコンタクトを案内する様子を説明するための図であり、(a)は、案内直前を示し、(b)は、案内途中を示し、(c)は、案内直後を示している。図4は、半導体パッケージのICソケットへの取り付け直前の図であり、(a)は、コンタクトと半導体パッケージのリードとの接触を説明するためのICソケット断面図、(b)は、ラッチ部分の断面図である。図5は、半導体パッケージのICソケットへの取り付け完了時の図であり、(a)は、コンタクトと半導体パッケージのリードとの接触を説明するためのICソケット断面図、(b)は、ラッチ部分の断面図である。図6は、半導体パッケージ押上時の図であり、(a)は、コンタクトと半導体パッケージのリードとの接触を説明するためのICソケット断面図、(b)は、ラッチ部分の断面図である。
なお、本明細書で使用される「内側」又は「内方」は、ICソケットの中心に向かう(すなわち、中心に近づく)方向を意味し、「外側」又は「外方」は、ICソケットの中心から離れる方向を意味する。
図1に示されるように、本発明の実施態様に係る半導体装置用ソケットとしてのICソケット1は、四側方にリード81が引き出されているQFIパッケージ(Quad Flat I-Leaded Package)80を装着するように構成されており、概略、ソケット本体10、スライダー20、ラッチ40及び複数のコンタクト50を備えている。
ソケット本体10は、本実施態様では、上から見て略正方形状をなしている。ソケット本体10は、底壁12及び該底壁12の四方を取り囲む4つの外側壁14を含んでいる。4つの外側壁14各々は、底壁12に対して直交するように、該底壁12から上方に突出形成される。また、隣接する2つの外側壁14は、互に直交するように形成されている。ソケット本体10は、底壁12及び4つの外側壁14とでスライダー20を収容し得る収容空間を形成している。なお、本実施態様におけるソケット本体10は、上から見て正方形状としているが、これに限られるものではない。ソケット本体10の上から見た形状は、どのような形状であってもよいが、概ね、半導体パッケージ80の形状に対応する形状であることが好ましい。
外側壁14の内周面には、複数の内側及び下方に向けて開放する複数のスリット14aが形成されている。該スリット14a内には、後述するコンタクト50の一部が配置される。
ソケット本体10の4つのコーナー部のうちの相対向するコーナー部近傍の外側壁14内面には、それぞれ、垂直方向に延在する案内溝18(図1では1つのみ図示されている)が形成されている。該案内溝18には、後述するスライダー20の従動突起38が嵌合し、案内されることで、スライダー20が上下方向に円滑に移動することを可能としている。案内溝18の上方端は、ストッパ19で塞がれており、スライダー20の上方への抜けを防止している。また、図1に示されるように、4つのコーナー部のうち案内溝18が設けられていない残りの相対向するコーナー部において、それぞれ、一対の傾斜壁15、15が形成される。傾斜壁15それぞれは、外周壁14端部から略45度なす方向に、すなわち、本実施態様では対角線に平行に、外側に向かって突出するように形成される。したがって、隣接する外周壁14、14端部から突出する一対の傾斜壁15、15は、互に平行に形成される。この平行に形成された一対の傾斜壁15、15の間に、後述するラッチ40が、相対向するコーナー部で互に対向するように、ソケット本体10に対して回動自在に設けられる。
ソケット本体10は、さらに、外側壁14と平行に間隔をおいて底壁12から上方に突出形成される内側壁16を含んでいる。内側壁16には、図4に示されるように、コンタクト50を固定するための固定孔17が平行に複数形成されている。固定孔17各々は、下向きに開口し、略垂直に形成されている。固定孔17内には、コンタクト50の固定部53が圧入されることで、コンタクト50がソケット本体10に対して固定される。
スライダー20は、半導体パッケージ80が載置される略正方形の載置板22、該載置板22を取り囲んで形成される4つの第1の側壁24を含んでいる。4つの第1の側壁24は、図1、4に示されるように、載置板22に対して直交し、載置板22の上下に突出形成されている。隣接する第1の側壁24は、互に直交するように形成されている。
第1の側壁24各々の外側面上方には、図2に詳細に示されるように、半導体パッケージ80が載置板22上に載置されたとき、半導体パッケージ80のリード81が配置される、複数の縦溝32が互に平行に形成される。縦溝32は、傾斜部32a及び垂直部32bを含んでいる。傾斜部32aは、図2に示されるように、上方に開放しており、半導体パッケージ80のリード81が縦溝32内に容易に入り込めるように、上方に向かって内側に傾斜する傾斜面として形成され、リード81先端を縦溝32内に案内する。縦溝32垂直部32bの深さは、コンタクト50との接触を考慮すると、リード81の直径よりやや大きく設定されることが好ましい。
第1の側壁24の外側面の縦溝32の下には、図2に示されるように、スライダー20が上昇又は下降する時、後述するコンタクト50の接点部51が案内される第1及び第2の2つのコンタクトガイド面34、36が交互に形成されている。第1のコンタクトガイド面34は、上に位置する第1の垂直面34aと該第1の垂直面の下に位置する第1の傾斜面34bとで形成される。第1の垂直面34aは、第1の側壁24の外側面と面一の垂直な面であり、第1の傾斜面34bは、第1の垂直面34aから下方に向かって内側に傾斜する傾斜面である。第2のコンタクトガイド面36は、上に位置する第2の傾斜面36aと該第2の傾斜面36aの下に位置する第2の垂直面36bとで形成される。第2の傾斜面36aは、第1の側壁24から下方に向かって内側に傾斜する傾斜面であって、第1のコンタクトガイド面34の第1の傾斜面34bと平行な傾斜面である。第2の垂直面36bは、第1のコンタクトガイド面34の第1の垂直面34aと平行な垂直面である。図2に示されるように、第1のコンタクトガイド面34と第2のコンタクトガイド面36は、第1のコンタクトガイド面34の(第1の傾斜面34bの)下端縁と、第2のコンタクトガイド面36の(第2の垂直面36bの)下端縁とが一直線状になるように、形成される。第1のコンタクトガイド面34及び第2のコンタクトガイド面36は、上記半導体パッケージ80のリード81が配置される縦溝32の真下に交互に形成される。
なお、第2のコンタクトガイド面36の第2の垂直面36bの垂直方向の長さは、第1のコタンクトガイド面34の第1の傾斜面34bの垂直方向の長さと同じであることが好ましいが、異なっていてもよい。また、縦溝32の下端と2つのコンタクトガイド面34、36の上端との間に若干の間隔があることが好ましい。すなわち、図2に示されるように、縦溝32の下端と2つのコンタクトガイド面34、36の上端との間に第1の側壁24の外側面が存在していることが好ましい。しかしながら、これに限定されるものではない。
このような2つのコンタクトガイド面34、36を備えることで、スライダー20が押し下げられると、第1のコンタクト面34に対応するコンタクト50の接点部51が第1のコンタクトガイド面34の第1の傾斜面34bに当接する(図3(b)参照)。したがって、第1のコンタクト面34に対応するコンタクト50は、外側に向けて弾性変形する。この時、第2のコンタクトガイド面36に対応するコンタクト50は、その接点部51は第2の垂直面36bに当接することがないので、弾性変形することがない。図3(c)に示されるように、スライダー20がさらに押し下げられと、第1のコンタクト面34に対応するコンタクト50が第1の垂直面34aに到達する。略同時に、第2のコンタクト面36に対応するコンタクト50の接点部51が、第2の傾斜面36aに当接する。それにより、第2のコンタクトガイド面36に対応するコンタクト50が外側に向けて弾性変形する。以上のことから、本実施態様においては、半導体パッケージ80をICソケット1に装着するとき、複数のコンタクト50の約半分の数のコンタクト50を弾性変形させる力があればよいことが理解される。
スライダー20は、さらに、4つのコーナー部のうちの相対向するコーナー部近傍の第1の側壁24の外側面下方に形成された従動突起38を有する。該従動突起38は、上述したように、ソケット本体10の外側壁14にコーナー部近傍に形成されている案内溝18に対応して形成され、該案内溝18に嵌合して、スライダー20の上下動を案内可能とする構造に形成される。これにより、スライダー20に載置された半導体パッケージ80が、図4(a)、図5(a)に示されるように、水平を保ちつつ、押し込まれるので、該半導体パッケージ80のリード81とコンタクト50の電気的接触が確実に実行される。
スライダー20は、さらに、図1に示されるように、4つのコーナー部のうちの上記従動突起38が形成されていない残りの相対向するコーナー部に係合部材28を有する。該係合部材28は、残りの相対向するコーナー部において、載置板22から対角線方向外側に向けて突出形成される。係合部材28は、半導体パッケージ80がICソケット1に装着されているとき、後述するラッチ40の押上部材43に当接し、一対のラッチ40が開かれると、スライダー20を上昇させる(図4(b)及び5(b)参照)。
スライダー20は、さらに、図4(a)から図5(b)に示されるように、第2の側壁26を含んでいる。第2の側壁26は、第1の側壁24の内側に間隔をおいて、載置板22から下方に向けて突出形成される。第2の側壁26は、載置板22及び第1の側壁24とで、半導体パッケージ80がICソケット1に装着されたときソケット本体10の内側壁16が嵌まり込む収容凹部27を形成する。このように構成することで、半導体パッケージ80をICソケット1に装着するとき、収容凹部27にソケット本体10の内側壁13が嵌まり込んでいく。したがって、スライダー20の第1の側壁24、ソケット本体10の内側壁16及び第2の側壁26は、水平方向に働く力に対して互を強度的に補強し合う。結果として、コンタクト50の弾性変形に伴うスライダー20の第1の側壁24やソケット本体10の内側壁16が変形することが防止される。
ラッチ40は、上述したように、ソケット本体10の残りの相対向するコーナー部に平行に形成された一対の傾斜壁15、15の間にソケット本体10に対し回動自在に設けられる。図1に示されるように、ラッチ40は、相対向するコーナー部に対向するように、対をなして配置される。
ラッチ40各々は、図4(b)及び5(b)に示されるように、上方に操作部41aを有するラッチ本体41、該ラッチ本体41略中間から内側に向けて突出形成される押え部材42及びラッチ本体41底部から内側に向けて押え部材42と略平行に突出形成される押上部材43を含んでいる。
ラッチ本体41の底面44は、ラッチ40の回転を容易にするため傾斜面として形成され、外側端部に係合突起46が形成されている。該係合突起46は、ソケット本体10の底壁12の上面に形成されている係止突起11と当接し、ラッチ40が開くときの回転を規制する。
押え部材42は、半導体パッケージ80がICソケット1に装着されているとき、すなわち、ラッチ40が閉じているとき、スライダー20上に載置される半導体パッケージ80を上から押えるように構成され(図5(b)参照)、半導体パッケージ80が不用意な衝撃によりICソケット1から外れることを防止する。
押上部材43は、図5(b)に示されるように、半導体パッケージ80がICソケット1に装着されているとき、すなわち、ラッチ40が閉じているとき、スライダー20の係合部材28(の下面)に当接する用に構成されている。そして、図5(b)の状態において、半導体パッケージ80をICソケット1から取り外すべく、図4(a)、(b)に示されるように、対向する一対のラッチ40、40を開く。それによりラッチ40が回転し、押上部材43は、係合部材28を介してスライダー20を押し上げる。結果として、半導体パッケージ80は、そのリード81がコンタクト50との接触が解除され、半導体パッケージを取り外すことが可能となる。なお、押上部材43によるスライダー20の押し上げ量は、図6(a)に示されるように、第2のコンタクト面36に対応するコンタクト50の接点部51が、第2の傾斜面36aに到達するように設定される。
複数のコンタクト50は、上述したように、装着される半導体パッケージ80の複数のリード81にそれぞれ対応して、ソケット本体10の内側壁16に形成された固定孔17に固定される。
コンタクト50各々は、図4(a)、5(a)に示されるように、装着される半導体パッケージ80のリード81と電気的に接触する接点部51、接点部51がリード81と接触したとき所定の接圧を与える弾性変形部52、上記ソケット本体10の内側壁16に形成されている固定孔17に圧入される固定部53、及びICソケット1が実装されるプリント配線基板(不図示)の外部端子に半田付けで接続される端子部54を含んでいる。
本実施態様では、コンタクト50の弾性変形部52は、それと直交する方向に固定部53端部近傍から延び出し、固定部53と平行に略L字形に曲げられて、その先端部に接点部51を備える。コンタクト50の固定部53がソケット本体10の内側壁16に圧入されたとき、コンタクト50の弾性変形部52の少なくとも折り曲げ部がソケット本体10の外側壁14に形成されているスリット14a内に配置されるように、弾性変形部52は形成される。なお、接点部51は、外側壁14と内側壁16との間に配置される。また、端子部54は、固定部53末端部から弾性変形部52と略平行に延び出している。端子部54は、コンタクト50がソケット本体10に固定されたとき、端子部54末端部がスリット14aを通って底壁12下方から突出するように、形成される。
以上の構造を備えるICソケット1への半導体パッケージ80の装着、取り外し動作について図4(a)、(b)乃至図6(a)、(b)を用いて以下に説明する。
最初に、図4(a)、(b)に示されるように、半導体パッケージ80がスライダー20の載置板22上に載置される。この時、半導体パッケージ80のリード81は、対応するスライダー20の縦溝32内に配置され、それにより、半導体パッケージ80の位置決めがなされる。また、この時、コンタクト50は、自由の状態にある(図3(a)参照)。
次に、半導体パッケージ80を載置しているスライダー20と一緒に半導体パッケージ80を上方から押し下げる。この時、スライダー20の対角線上に設けられている2つの従動突起38がソケット本体10に設けられている対応する2つの案内溝18に沿って移動する。それにより、スライダー20は、傾くことなく、すなわち、図4(a)に示される水平の位置を維持したまま押し下げられる。スライダー20の下降に伴い、上述したように、略半数のコンタクト50の接点部51が、第1のコンタクトガイド面34の第1の傾斜面34bに当接し、弾性変形する。さらに、スライダー20が押し下げられると、残りの略半数のコンタクト50の接点部51が第2のコンタクトガイド面36の第2の傾斜面36aに当接し、弾性変形する。
全てのコンタクト50の接点部51が第1、第2のコンタクトガイド面34、36に案内されて十分に弾性変形した後、さらにスライダー20がソケット本体10の収容空間内に完全に押し下げられると、コンタクト50の接点部51は、第1、第2のコンタクトガイド面34、36の直ぐ上に配置されている半導体パッケージ80のリード81上に乗り上げ、図5(a)に示されるように、電気的に接触する。
コンタクト50と半導体パッケージ80との電気的な接触動作と並行して、スライダー20の係合部材28がラッチ40の押上げ部材43に当接し、該押上部材43を押し下げる。それにより、ラッチ40各々は、回転し、図5(b)に示されるように、対角線上に対向する一対のラッチ40を閉じる。結果として、ラッチ40の押え部材42が半導体パッケージ80を上から押さえる。
以上の動作で、半導体パッケージ80のICソケット1への装着が完了する。この時、図示されていないが、ラッチ40及び該ラッチ4を挟む一対の傾斜壁15、15のどちらか一方に突部を形成し、他方に凹部を形成し、ラッチ40と一対の傾斜壁15、15がスナップ結合するように構成することが好ましい。それにより、半導体パッケージ80の装着完了を知ることができるとともに、ラッチ40の押え部材42による半導体パッケージ80の押さえが確実なものとなる。
半導体パッケージ80をICソケット1から取り外すときは、図5(a)、(b)の状態において、ラッチ40の操作部材41aを介して、一対のラッチ40、40を、ラッチ40の係合突起46がソケット本体10の係止突起11に当接するまで開く(図6(b)参照)。それにより、ラッチ40の押し上げ部材43がスライダー20の係合部材28を介してスライダー20及び該スライダー20の載置板22上に載置されている半導体パッケージ80を押し上げる。この時、図6(a)に示されるように、ラッチ40の押え部材42は、半導体パッケージ80の上から後退しているので、半導体パッケージ80をスライダー20の載置板22上から上方に容易に取り除くことができる。
この時、スライダー20は、その従動突起38がソケット本体10の案内溝18のストッパ19に当接することでその上昇を規制される。また、コンタクト50の接点部51は、スライダー20の第2のコンタクト面36の第2の傾斜面36aに到達している。
半導体パッケージ80をICソケット1に再度装着するときは、図6(b)に示される位置から開始される。すなわち、図6(b)の状態において、半導体パッケージ80をスライダー20の載置板22上に載置し、以下、上述した動作が繰り返される。ところで、従来の半導体パッケージの交換時は、コンタクトを半導体パッケージのリードに接触させるために、完全に元の位置に戻っているコンタクトを全て、半導体パッケージの押し込み時に開く必要がある。しかしながら、本発明の実施態様においては、上述の通り、約半数のコンタクト50の接点部51は、スライダー20の第2のコンタクト面36の第2の傾斜面36aに当接し、残りの約半数のコンタクトは開いたままである。したがって、本実施態様においては、半導体パッケージの交換時、半導体パッケージの押し込みに格別の力を必要としない。
以上、本発明の本実施態様に係るICソケットについて説明してきたが、本発明は、本実施態様に限定されるものではない。例えば、本発明に係るICソケットは、QFIパッケージばかりではなく、QFJパッケージ(Quad Flat J-Leaded Package)、SOIパッケージ(Small Outline I-Leaded Package)、及びSOJパッケージ(Small Outline J-Leaded Package)あるいは、トランジスタやダイオードのような半導体装置にも適用可能である。また、各対角線上に対向して設けられた、従動突起やラッチも、全対角線上に対向して設けられてもよい。さらに、スライダーの第1のコンタクトガイド面及び第2のコンタクトガイド面の交互配置を、2つ老い木3つおきなどに配置してもよい。また、2つのコンタクトガイド面のそれぞれの垂直壁及び傾斜面の垂直方向の長さを適宜変更し組み合わせることで、半導体パッケージ装着時の押圧力をより小さくすることもできる。
本発明の実施態様に係るICソケットの概要を示す斜視図である。 本発明の実施態様に係るスライダーの要部斜視図である。 スライダーがコンタクトを案内する様子を説明するための図であり、(a)は、案内直前を示し、(b)は、案内途中を示し、(c)は、案内直後を示している。 半導体パッケージのICソケットへの取り付け直前の図であり、(a)は、コンタクトと半導体パッケージのリードとの接触を説明するためのICソケット断面図、(b)は、ラッチ部分の断面図である。 半導体パッケージのICソケットへの取り付け完了時の図であり、(a)は、コンタクトと半導体パッケージのリードとの接触を説明するためのICソケット断面図、(b)は、ラッチ部分の断面図である。 半導体パッケージ押上時の図であり、(a)は、コンタクトと半導体パッケージのリードとの接触を説明するためのICソケット断面図、(b)は、ラッチ部分の断面図である。 半導体装置用ソケットの従来例を示す。
符号の説明
1 ICソケット
10 ソケット本体
12 底壁
14 外側壁
16 内側壁
18 案内溝
20 スライダー
22 載置板
24 第1の側壁
26 第2の側壁
28 係合部材
34 第1のコンタクトガイド面
36 第2のコンタクトガイド面
38 従動突起
40 ラッチ
41 ラッチ本体
42 押し部材
43 押上部材
50 コンタクト
51 接点部
52 弾性変形部
53 固定部
54 端子部
80 半導体パッケージ
81 リード

Claims (5)

  1. 複数のリードを有する半導体装置をプリント配線基板に接続する半導体装置用ソケットであって、
    底壁、該底壁の周囲を囲む外側壁、及び該外側壁と間隔をおいて配置される内側壁を有するソケット本体と、
    前記半導体装置が載置される載置板、該載置板の周囲を囲む第1の側壁、及び該第1の側壁と間隔を置いて配置される第2の側壁を有し、前記ソケット本体内を垂直方向に移動可能なスライダーと、
    前記ソケット本体の前記内側壁に固定され、前記半導体装置の前記複数のリードそれぞれに接触する複数のコンタクトと、
    を備え、
    前記スライダーは、第1の側壁外側上方に前記半導体装置のリードが配置される複数の縦溝、第1の垂直面とこれに続く第1の傾斜面からなる第1のコンタクトガイド面、及び第2の傾斜面とこれに続く第2の垂直面からなる第2のコンタクトガイド面を、さらに有し、
    前記第1のコンタクトガイド面と前記第2のコンタクトガイド面は、前記縦溝の下に交互に形成されることを特徴とする半導体装置用ソケット。
  2. 前記ソケット本体は、外側壁内側に少なくとも1つの対向するコーナー部近傍に垂直方向に延びる案内溝をさらに有し、
    前記スライダーは、第1の側壁外側に前記案内溝に嵌合する従動突起をさらに有し、
    前記従動突起が前記案内溝内に案内されることで、前記スライダーが前記ソケット本体内を垂直方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用ソケット。
  3. 前記ソケット本体は、少なくとも1つの対向するコーナー部にソケット本体に対して回転可能に設けられたラッチをさらに有し、
    該ラッチは、ラッチを開くための操作部材、半導体装置を押える押え部材、及びスライダーを押し上げる押上部材を有し、
    前記スライダーは、前記ラッチの押上部材に当接する係合部材をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置用ソケット。
  4. 前記ソケット本体の内側壁は、スライダーが完全に押し込まれたとき、前記スライダーの第1の側壁と第2の側壁との間に嵌合するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体装置用ソケット。
  5. 前記ラッチは、前記ソケット本体の隣接する外側壁端部から外側に延びる傾斜壁間に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置用ソケット。
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