JP2007133641A - 紙幣入出金機 - Google Patents

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【課題】リジェクト紙幣を含む装置内の在高管理を容易に行う。
【解決手段】入金された紙幣を金種に応じて収納し、収納された紙幣を繰り出して出金する混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14と、入金された紙幣または出金される紙幣を鑑別する鑑別部12と、出金の際に混合紙幣スタッカ13または万円紙幣スタッカ14から繰り出された紙幣のうち出金に適さないリジェクト紙幣を繰り出し元の混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14に対応させて収納する混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16とを備える。保守時に、リジェクト紙幣を鑑別することなく対応する混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14へすべて戻すことができるので、在高管理を容易に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は紙幣入出金機に関し、特に入金された紙幣および出金される紙幣を金種別に収納する複数のスタッカと、これらのスタッカから繰り出された紙幣のうち、重なり紙幣、破損などにより出金に適さないリジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣収納部とを備えた紙幣入出金機に関する。
現在、金融機関やコンビニエンスストアなどに設置されている現金自動預け払い機、セルフ方式のガソリンスタンドにある自動精算機、あるいは交通機関やレジャー施設などの券売機など、一般の利用者が直接紙幣の入出金操作を行うことができる紙幣入出金機が知られている。このような紙幣入出金機は、入金された紙幣を金種別に収納する複数のスタッカを備えている。出金のときは、該当する金種の紙幣が収納されているスタッカから必要枚数の紙幣を1枚ずつ繰り出すことになるが、その際に2枚以上の紙幣が重なって繰り出されたり、繰り出された紙幣が著しく破損していたりして出金に適さない紙幣が繰り出された場合、そのような紙幣はリジェクト紙幣として別個に設けられた出金リジェクト庫に収納するようにしている。
ところで、このような紙幣入出金機は、定期的に行われる保守時において、装置内にある紙幣の在高をチェックし、あらかじめ決められた枚数より多い紙幣は回収し、少なければ補充するというような運用がなされている。紙幣の回収または補充を行うとき、装置内の紙幣を直接人が触れることのないように、スタッカは、着脱自在なカセット金庫の構成を採っている場合がある。保守時には、スタッカに紙幣を収納した状態でカセット金庫を装置本体から取り外し、あらかじめ必要枚数の紙幣を補充していたカセット金庫に交換して、後で取り外したカセット金庫を別の場所に運んで在高を計算したり、取り外したカセット金庫を別の場所に運んで在高を計算し、そこで紙幣の回収または補充をしたカセット金庫を取り外した紙幣入出金機まで運んで取り付けたりするようにしている。
これに対し、出金リジェクト庫は、一般に、各スタッカから繰り出された紙幣を金種混合で収納するよう装置内に固定設置されている。装置内の在高を計算するときには、当然ながら、この出金リジェクト庫に収納されたリジェクト紙幣も計算しなければならない。このため、リジェクト紙幣に関しては、保守時において、出金リジェクト庫に収納されているリジェクト紙幣を係員がその出金リジェクト庫から直接回収することになる。
もちろん、出金リジェクト庫のリジェクト紙幣をすべて元のスタッカに戻すようにすることも考えられる。これにより、カセット金庫には、同一金種のリジェクト紙幣も一緒に収納された状態になるので、保守時の在高の計算作業が容易になる。しかし、元々リジェクト紙幣として収納されている不良紙幣を、人手を介さずに、すべて正確に金種判別して対応するスタッカに振り分けることは、不可能である。
このようなリジェクト紙幣の取り扱いに関して、人手に直接触れることなくリジェクト紙幣を回収することができるようにした紙幣入出金機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この紙幣入出金機によれば、着脱可能なカセット金庫の最も下の段に出金リジェクト庫が一体に設けられ、ここにリジェクト紙幣を金種混合で収納するようにしている。これにより、スタッカと出金リジェクト庫とが一体になったカセット金庫を取り外して在高を計算する場所まで運搬する間、スタッカ内の紙幣はもとよりリジェクト紙幣についても一切人の手に触れることがなくなるので、在高管理を安全に行うことができる。
特開2000−182120号公報(段落〔0006〕、図2)
しかし、出金リジェクト庫をスタッカと一体に設ける構成では、収納枚数が決められたスタッカに新たに出金リジェクト庫が並設されるため、リジェクト紙幣を含めて一緒に在高を管理することができるが、紙幣を収納する部分が大型化してしまい、しかも、出金リジェクト庫に全金種混合で収納されるリジェクト紙幣は金種別に振り分けなければならない分、在高の計算の手間が増えるという問題点があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、リジェクト紙幣を含む装置内の在高管理を容易に行うことができる紙幣入出金機を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、入金された紙幣を金種に応じて収納し、収納された紙幣を繰り出して出金する複数のスタッカと、前記入金された紙幣または前記スタッカから繰り出された紙幣を鑑別する鑑別部と、出金の際に前記スタッカから繰り出された紙幣で前記鑑別部により出金に適さない紙幣であると判別されたリジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣収納部と、を備えた紙幣入出金機において、前記リジェクト紙幣収納部は、前記スタッカのそれぞれに対応して設けられ、保守時には収納されている前記リジェクト紙幣を対応する前記スタッカに向けて繰り出すための紙幣繰出部をそれぞれ有する複数の出金リジェクト庫よりなることを特徴とする紙幣入出金機が提供される。
このような紙幣入出金機によると、出金リジェクト庫は、金種別に収納するスタッカにそれぞれ対応して設けられているので、各出金リジェクト庫には、対応するスタッカが収納している紙幣の金種と同じ金種のリジェクト紙幣が収納される。したがって、保守時には、出金リジェクト庫のリジェクト紙幣をそのまま対応するスタッカに金種の振り分けをすることなく戻すことができるので、スタッカには、リジェクト紙幣を含め同一金種の紙幣が収納されることになるため、在高の計算を容易に行うことが可能になる。
本発明の紙幣入出金機は、出金リジェクト庫を金種別に収納するスタッカにそれぞれ対応して設けるように構成したことにより、各出金リジェクト庫に収納されるリジェクト紙幣の金種を対応するスタッカの紙幣の金種と同じにすることができる。このため、保守時に、出金リジェクト庫のリジェクト紙幣をそのまま対応するスタッカに戻すだけで、同一金種の紙幣を対応するスタッカにすべて集めることができるので、装置内の在高を容易に計算することができるという利点がある。
また、本発明では、スタッカを着脱可能に構成したことにより、リジェクト紙幣を含む同一金種の紙幣を人手に触れることなく在高の計算を行う場所まで持ち運ぶことができるので、在高管理を安全に行うことができる。
さらに、本発明では、出金リジェクト庫に収納されるリジェクト紙幣は、対応するスタッカの紙幣と同じ金種であるため、保守時にリジェクト紙幣を出金リジェクト庫から対応するスタッカへ戻す際に、戻る先のスタッカを決めるための金種の鑑別が不要なので、出金リジェクト庫から対応するスタッカの搬送速度を高速化することが可能であり、在高管理のための前処理を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、紙幣を収納するスタッカとして万円紙幣を単独で収納するスタッカとその他の金種の紙幣を混在して収納するスタッカとを備えている場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による紙幣入出金機の概略構成を示す側面図である。
ここに例示した紙幣入出金機10において、その右端は、利用者が対面して入出金操作をすることができる装置の正面になっていて、そこには、入金しようとする紙幣が投入される紙幣入金口と払い出された紙幣が出金される紙幣出金口とが設けられている。
この紙幣入出金機10は、紙幣入金口の内側に設置された紙幣入金部11、装置の中央近傍に設置された鑑別部12、装置内の下部に奥行き方向に並んで設置された混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14、装置の背面側に高さ方向に並設された混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16、および紙幣出金口の内側に設置された紙幣出金部17を備えている。
紙幣入金部11と鑑別部12との間には、入金された紙幣を搬送する入金紙幣搬送部18が設けられ、鑑別部12と混合紙幣スタッカ13との間および混合紙幣スタッカ13と万円紙幣スタッカ14との間には、入出金される紙幣が搬送される搬送部19,20が設けられ、この搬送部20と紙幣出金部17との間には、出金される紙幣が搬送される搬送部21,22および出金紙幣搬送部23が設けられている。
さらに、入金紙幣搬送部18の鑑別部12の側には、入金紙幣搬送部18によって搬送された紙幣を鑑別部12へ差し向けるか鑑別部12から出た紙幣を出金側の搬送部21へ差し向けるかの搬送路の切り替えを行う切替ゲート24を備え、搬送部19と搬送部20との間には、搬送部19によって搬送された入金紙幣を搬送部20へ差し向けるか混合紙幣スタッカ13へ差し向けるかの搬送路の切り替えを行う切替ゲート25を備え、搬送部20と搬送部21との間には、搬送部20によって搬送された入金紙幣を搬送部21へ差し向けるか万円紙幣スタッカ14へ差し向けるかの搬送路の切り替えを行う切替ゲート26を備え、搬送部21には、混合紙幣リジェクト庫15または万円紙幣リジェクト庫16から繰り出されて搬送部21によって搬送された紙幣を切替ゲート24へ差し向けるか搬送部20へ差し向けるかの搬送路の切り替えを行う切替ゲート27を備え、搬送部21と搬送部22との間には、搬送部21によって搬送された出金紙幣を搬送部22へ差し向けるか万円紙幣リジェクト庫16へ差し向けるかの搬送路の切り替えを行う切替ゲート28を備え、搬送部22と出金紙幣搬送部23との間には、搬送部22によって搬送された出金紙幣を出金紙幣搬送部23へ差し向けるか混合紙幣リジェクト庫15へ差し向けるかの搬送路の切り替えを行う切替ゲート29を備えている。
紙幣入金部11は、紙幣入金口から一度に複数枚の紙幣を受け入れることができ、まとめて投入された紙幣を1枚ずつ分離して入金紙幣搬送部18へ送り出すことができるよう構成されている。
鑑別部12は、入金時に紙幣入金部11から入金紙幣搬送部18によって搬送された紙幣を鑑別してその紙幣の真贋および金種の判別を行い、出金時には、混合紙幣スタッカ13または万円紙幣スタッカ14から繰り出されて搬送部19により搬送された紙幣を鑑別してその紙幣の真贋および金種の判別を行う。
混合紙幣スタッカ13は、切替ゲート25を介して入金された千円、二千円および五千円紙幣を混合して積層収納し、万円紙幣スタッカ14は、切替ゲート26を介して入金された万円紙幣を積層収納するよう構成されている。また、混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14は、それぞれそれらの上部に紙幣繰出部30,31を備え、出金時に積層収納されている紙幣を1枚ずつ繰り出して切替ゲート25,26へ送り出すことができるようにしている。さらに、混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14は、保守時に、紙幣入出金機10から取り外して持ち運べるよう着脱可能に構成されている。
混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16は、出金時に混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14から繰り出された紙幣のうち、複数枚重なった状態で繰り出された重なり紙幣または破損された紙幣など出金に適さないリジェクト紙幣を装置内に保管しておくためのもので、混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14に1対1に対応して設置されている。搬送部21,22によって搬送されてきたリジェクト紙幣は、切替ゲート28,29を介して混合紙幣スタッカ13または万円紙幣スタッカ14に取り込まれ、中に積層収納される。また、混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16は、それぞれそれらの上部に紙幣繰出部32,33を備え、保守時には積層収納されているリジェクト紙幣を紙幣繰出部32,33により1枚ずつ繰り出し、対応する混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14へ戻すことができるようにしている。
紙幣出金部17は、出金紙幣搬送部23により搬送されてきた紙幣を順次受け入れて積層収納し、その紙幣を積層された束状態のまま紙幣出金口より払い出すことができるよう構成されている。
次に、上記構成の紙幣入出金機10において、紙幣入金時の動作について説明する。
図2は紙幣入金時の動作を説明する説明図である。なお、この図2において、図面の煩雑さを避けるために、各搬送部を構成するベルトは省略して示してある。
入金動作は、紙幣入金部11に紙幣が投入され、それが図示しない紙幣投入センサにより検知されることによって開始される。紙幣入金部11に投入された紙幣は、1枚ずつ分離されて入金紙幣搬送部18に順次繰り出される。このとき、切替ゲート24は、入金紙幣搬送部18によって搬送された紙幣を鑑別部12の方へ差し向ける側に搬送路を切り替えているので、入金紙幣搬送部18によって搬送された紙幣は、鑑別部12に入り、ここで入金された紙幣の真贋および金種が判別される。
ここで、鑑別部12による鑑別結果により、入金紙幣が正貨であってその金種がたとえば万円紙幣であった場合、切替ゲート25は搬送部19と搬送部20とを接続する側に搬送路を切り替え、切替ゲート26は搬送部20と万円紙幣スタッカ14とを接続する側に搬送路を切り替える。また、入金紙幣が正貨であってその金種が千円、二千円および五千円のいずれかであった場合、切替ゲート25は搬送部19と混合紙幣スタッカ13とを接続する側に搬送路を切り替える。
したがって、鑑別部12にて鑑別された紙幣が万円の場合、その紙幣は搬送部19,20により搬送され、切替ゲート26により搬送路が切り替えられて万円紙幣スタッカ14に投入されてその中に積載収納される。
また、鑑別部12にて鑑別された紙幣が千円、二千円および五千円のいずれかの金種であった場合、その紙幣は搬送部19により搬送され、切替ゲート25により搬送路が切り替えられて混合紙幣スタッカ13に投入されてその中に積載収納される。
さらに、入金紙幣が鑑別部12によって正貨と判別できなかった場合、切替ゲート25,26は搬送部19,20,21を接続する側に搬送路を切り替え、切替ゲート27,28,29は搬送部21,22および出金紙幣搬送部23の搬送路から退避する側に切り替えられる。これにより、正貨と判別できなかった入金紙幣は、鑑別部12から搬送部19,20,21,22および出金紙幣搬送部23により搬送されて紙幣出金部17に投入され、入金動作終了後に紙幣出金部17によって紙幣出金口から返却される。
次に、払い出し要求の操作があったとき、あるいは、以上のような入金操作をした後、紙幣の釣銭が必要な場合または入金操作のキャンセルがあった場合には、混合紙幣スタッカ13および/または万円紙幣スタッカ14に収納されている紙幣の払い出しまたは返却を行う必要があるが、その場合の紙幣入出金機10における紙幣出金時の動作について説明する。
図3は紙幣出金時の動作を説明する説明図である。
出金を行うとき、まず、出金すべき金種に応じたゲート切り替えが行われる。すなわち、出金すべき紙幣がたとえば万円の場合、切替ゲート26は万円紙幣スタッカ14から繰り出された紙幣を搬送部20へ渡す側に切り替えられ、切替ゲート25は搬送部20と搬送部19とを接続する側へ切り替えられ、切替ゲート24は鑑別部12から出た紙幣を切替ゲート27へ差し向ける側へ切り替えられ、切替ゲート27は切替ゲート24から出る紙幣を搬送部21へ渡す側に切り替えられる。
次に、万円紙幣スタッカ14に収納されている紙幣は紙幣繰出部31により繰り出され、切替ゲート26を介して搬送部20に渡される。その紙幣は、搬送部20および搬送部19を介して鑑別部12へ搬送され、ここで鑑別される。
鑑別の結果、出金に適した紙幣である場合には、混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16に隣接して設けられた切替ゲート28,29は紙幣の搬送路から退避する位置に切り替えられる。したがって、鑑別部12を出た紙幣は、切替ゲート24,27を介して搬送部21に渡され、そこから搬送部22および出金紙幣搬送部23により搬送されて紙幣出金部17に投入される。紙幣出金部17に投入された紙幣は、そこに保留され、出金動作終了後に紙幣出金口からまとめて払い出される。
鑑別の結果、万円紙幣スタッカ14から重なって繰り出されてしまった紙幣のように出金に適さないリジェクト紙幣である場合、万円紙幣リジェクト庫16に隣接して設けられた切替ゲート28は搬送部21によって搬送された紙幣を万円紙幣リジェクト庫16へ差し向ける側へ切り替えられる。これにより、そのリジェクト紙幣は、万円紙幣リジェクト庫16へ投入されて収納される。
出金すべき紙幣が万円以外の場合には、切替ゲート25が混合紙幣スタッカ13から繰り出された紙幣を搬送部19へ渡す側に切り替えられる以外は、万円紙幣の出金時の動作と同じである。もちろん、混合紙幣スタッカ13から繰り出された紙幣がリジェクト紙幣であった場合には、混合紙幣リジェクト庫15に隣接して設けられた切替ゲート29は搬送部22によって搬送された紙幣を混合紙幣リジェクト庫15へ差し向ける側へ切り替えられて、そのリジェクト紙幣を混合紙幣リジェクト庫15に収納する。
なお、混合紙幣スタッカ13は、金種混合で積層収納されている紙幣をその最上位から1枚ずつ順次繰り出す構成になっているので、出金時に繰り出された紙幣が必ずしも出金したい金種でないことがある。そのような場合、混合紙幣スタッカ13から繰り出された紙幣は、鑑別部12においてリジェクト紙幣と判別されて混合紙幣リジェクト庫15に収納されることになる。このようにして混合紙幣リジェクト庫15に退避された紙幣は、出金動作終了後に、混合紙幣スタッカ13へ戻しておくこともできる。
次に、保守時において、装置内にある紙幣の在高をチェックするときには、混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16に収納されているリジェクト紙幣は混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14に戻される。これは、上記の出金時の動作にて、混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14から繰り出された紙幣がリジェクト紙幣として混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16に収納されるときと同じ搬送経路を用い、混合紙幣リジェクト庫15および万円紙幣リジェクト庫16から紙幣繰出部32,33によって繰り出されたリジェクト紙幣を逆方向に搬送することによってそれぞれ元の収納場所に収納させることができる。このとき、混合紙幣リジェクト庫15のリジェクト紙幣は混合紙幣スタッカ13へ、万円紙幣リジェクト庫16のリジェクト紙幣は万円紙幣スタッカ14へと、それぞれ戻る行き先が決まっており、戻る途中で鑑別部12による紙幣の鑑別は必要ないので、リジェクト紙幣が鑑別部12を通るときには、鑑別することなく単に通過させるようにしている。
このようにしてすべてのリジェクト紙幣が混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14に戻された後、これら混合紙幣スタッカ13および万円紙幣スタッカ14は、紙幣入出金機10から取り外され、在高を計算する場所まで運ばれ、そこで在高の計算が行われる。
なお、上記の説明では、万円紙幣とその他の金種の紙幣とに分けて収納するようにしたが、それらの金種の振り分けは、それらに限定されるものではなく、任意に設定することができる。
また、上記の説明では、紙幣を収納するスタッカを2つ設けた場合について説明したが、2つに限定されるものではなく、スタッカを3つ以上設けるようにしてもよい。その場合、リジェクト庫もスタッカの数だけ設けられることになる。
本発明による紙幣入出金機の概略構成を示す側面図である。 紙幣入金時の動作を説明する説明図である。 紙幣出金時の動作を説明する説明図である。
符号の説明
10 紙幣入出金機
11 紙幣入金部
12 鑑別部
13 混合紙幣スタッカ
14 万円紙幣スタッカ
15 混合紙幣リジェクト庫
16 万円紙幣リジェクト庫
17 紙幣出金部
18 入金紙幣搬送部
19,20,21,22 搬送部
23 出金紙幣搬送部
24,25,26,27,28,29 切替ゲート
30,31,32,33 紙幣繰出部

Claims (5)

  1. 入金された紙幣を金種に応じて収納し、収納された紙幣を繰り出して出金する複数のスタッカと、前記入金された紙幣または前記スタッカから繰り出された紙幣を鑑別する鑑別部と、出金の際に前記スタッカから繰り出された紙幣で前記鑑別部により出金に適さない紙幣であると判別されたリジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣収納部と、を備えた紙幣入出金機において、
    前記リジェクト紙幣収納部は、前記スタッカのそれぞれに対応して設けられ、保守時には収納されている前記リジェクト紙幣を対応する前記スタッカに向けて繰り出すための紙幣繰出部をそれぞれ有する複数の出金リジェクト庫よりなることを特徴とする紙幣入出金機。
  2. 前記スタッカは、保守時に取り外して持ち運べるよう着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の紙幣入出金機。
  3. 前記出金リジェクト庫は、前記鑑別部と紙幣を出金する紙幣出金部との間の紙幣搬送路に対して前記リジェクト紙幣の受け渡しができるよう設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙幣入出金機。
  4. 前記鑑別部は、それぞれの前記出金リジェクト庫から繰り出された前記リジェクト紙幣をそれぞれ対応する前記スタッカに向けて戻す際に、前記リジェクト紙幣を鑑別しないで通過させることを特徴とする請求項1記載の紙幣入出金機。
  5. 前記スタッカは、万円紙幣を収納する万円紙幣スタッカ、および、その他の金種の紙幣を混合して収納する混合紙幣スタッカであることを特徴とする請求項1記載の紙幣入出金機。
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