JP2007133346A - 画像表示装置、電子機器、及び画素配置設計方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像表示装置は、それぞれ異なる色に対応する4つのサブ画素を一組として有する表示画素を用いて画像の表示を行う。この表示画素は、彩度が最も小さいサブ画素が端に配置されると共に、色成分差が最も小さい2つのサブ画素が隣接しないようにサブ画素が配置されている。これにより、表示画像における色成分誤差を少なくすることができると共に、視覚で観察した際の色割れ現象を軽減することができる。したがって、上記の画像表示装置は、高品質の画像を表示することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る画像表示装置100の概略構成を示すブロック図である。画像表示装置100は、主に、画像処理部10と、データ線駆動回路21と、走査線駆動回路22と、表示部23と、を有する。画像表示装置100は、多色を用いて画像を表示可能に構成されている。具体的には、画像表示装置100は、Red、Green、Blue、及びCyanの4色(以下、単に「R」、「G」、「B」、「C」とも表記する。)を表示可能に構成されている。
第1実施形態では、視覚への影響を十分に考慮した形で、4色RGBCのサブ画素を配置する。ここでは、サブ画素の配置するに当たって考慮すべき視覚特性などについて説明する。具体的には、サブ画素の配置が異なる場合に、視覚特性上にどのような影響があるかを説明する。
次に、上記の結果及び考察を考慮に入れて行う、サブ画素配置方法について説明する。第1実施形態では、彩度Chが最も小さいサブ画素を表示画素の端に配置すると共に、色成分差が最も小さいサブ画素の組み合わせが隣接しないようにサブ画素を配置するサブ画素配置方法を行う。具体的には、前述した図10に示す結果に基づいて、彩度Chが最も小さいCyanを表示画素の端に配置すると共に、色成分差が最も小さい組み合わせであるCyanとGreenとが隣接しないように、RGBCの配置を行う。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、多色の構成が第1実施形態と異なる。具体的には、第2実施形態は、Cyanの代わりにWhite(以下、単に「W」又は「Wh」とも表記する。)を用いる点で、第1実施形態と異なる。即ち、RGBWによって色を構成する。なお、第2実施形態においても、前述した画像表示装置100と同様の構成を有する画像表示装置を用いるため、その説明を省略する。また、「White」のサブ画素には、着色層ではなく透明樹脂層が配置されている。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。前述した第1実施形態及び第2実施形態では、表示部23における表示画素の配置がストライプ配置であったのに対して、第3実施形態では、表示部における表示画素の配置(以下、「表示画素配置」とも呼ぶ。)をストライプ配置から変更する。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態は、多色の構成を第1実施形態と異なるものとした実施形態である。具体的には、第4実施形態は、Greenの代わりに黄緑、Cyanの代わりにエメラルドグリーンを用いる点で、第1実施形態と異なる。すなわち、赤(Red)、黄緑(Yellowish Green)、青(Blue)、エメラルドグリーン(Emerald Green)によって色を構成する。以下では、赤、黄緑、青、エメラルドグリーンをそれぞれ単にR、YG、B、EGとも表記する。なお、第4実施形態においても、前述した画像表示装置100と同様の構成を有する画像表示装置を用いるため、その説明を省略する。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第4実施形態と同様に赤、黄緑、青、エメラルドグリーン(R、YG、B、EG)を4色とする構成であり、カラーフィルタ23cの分光特性及びR、YG、B、EGの4色の発光特性のみが異なる。このため、第4実施形態と重複する部分については説明を省略し、相違点を中心に述べる。
本発明は、4色としてRGBCやRGBW、あるいはR、YG、B、EG以外の他の構成を用いる場合にも適用することができる。例えば、Cyan及びWhiteの代わりにYellowを用いた場合にも、本発明を適用することができる。また、上記ではBlueLEDに蛍光体を組み合わせた白色LEDバックライトを示したが、本発明は、バックライトが他の構成を有する場合にも適用することができる。例えば、RGB3色LEDバックライトなどに対しても適用することができる。
次に、本発明の画像表示装置100、101を適用した電子機器の例について説明する。図22は、本発明を適用した電子機器の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、画像表示部としての液晶表示装置700と、これを制御する制御手段410とを有する。本発明の画像表示装置100、101は液晶表示装置700内に設けることができる。ここでは、液晶表示装置700を、パネル構造体403と、半導体ICなどで構成される駆動回路402とに概念的に分けて描いてある。制御手段410は、表示情報出力源411と、表示情報処理回路412と、電源回路(電源装置)413と、タイミングジェネレータ414と、を有する。
上記の説明では、複数の色(着色領域)としてRGBC及びR、YG、B、EGを挙げて説明したが、本発明の適用はこれには限定されず、他の4色の着色領域により1つの表示画素を構成することもできる。
・青系の色相の着色領域は、青紫から青緑であり、より好ましくは藍から青である。
・赤系の色相の着色領域は、橙から赤である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、青から緑であり、より好ましくは青緑から緑である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、緑から橙であり、より好ましくは緑から黄である。もしくは緑から黄緑である。
・青系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが415〜500nmにある着色領域、好ましくは、435〜485nmにある着色領域である。
・赤系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが600nm以上にある着色領域で、好ましくは、605nm以上にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが485〜535nmにある着色領域で、好ましくは、495〜520nmにある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが500〜590nmにある着色領域、好ましくは510〜585nmにある着色領域、もしくは530〜565nmにある着色領域である。
・青系の着色領域は、x≦0.151、y≦0.200にある着色領域であり、好ましくは、0.134≦x≦0.151、0.034≦y≦0.200にある着色領域である。
・赤系の着色領域は、0.520≦x、y≦0.360にある着色領域であり、好ましくは、0.550≦x≦0.690、0.210≦y≦0.360にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、x≦0.200、0.210≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.080≦x≦0.200、0.210≦y≦0.759にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、0.257≦x、0.450≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.257≦x≦0.520、0.450≦y≦0.720にある着色領域である。
・Bは波長のピークが435nm〜485nmにあるもの。
・Gは波長のピークが520nm〜545nmにあるもの。
・Rは波長のピークが610nm〜650nmにあるもの。
そして、RGB光源の波長によって、上記カラーフィルタを適切に選定すればより広範囲の色再現性を得ることができる。また、波長が例えば、450nmと565nmにピークがくるような、複数のピークを持つ光源を用いても良い。
・色相が、赤、青、緑、シアン(青緑)の着色領域。
・色相が、赤、青、緑、黄の着色領域。
・色相が、赤、青、深緑、黄の着色領域。
・色相が、赤、青、エメラルドグリーン、黄の着色領域。
・色相が、赤、青、深緑、黄緑の着色領域。
・色相が、赤、青緑、深緑、黄緑の着色領域。
Claims (12)
- それぞれ異なる色に対応する4つのサブ画素を一組として有する表示画素を用いて、画像の表示を行う画像表示装置であって、
前記表示画素は、彩度が最も小さいサブ画素が前記表示画素の端に配置されると共に、色成分差が最も小さい2つのサブ画素が隣接しないように前記サブ画素が配置されており、
前記4つのサブ画素は、赤、黄緑、エメラルドグリーン、青から構成され、
前記表示画素は、前記4つのサブ画素が青、黄緑、赤、エメラルドグリーンの順で配置されていることを特徴とする画像表示装置。 - 前記彩度及び前記色成分差は、輝度−反対色空間において定義される値であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記彩度及び前記色成分差は、前記輝度−反対色空間における視覚空間特性に基づいて定義されることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記4つのサブ画素の色におけるそれぞれの着色領域は、波長に応じて色相が変化する可視光領域のうち、青系の色相の着色領域、赤系の色相の着色領域、及び青から黄までの色相の中で選択された2種の色相の着色領域であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の色変換装置。
- 前記4つのサブ画素の色におけるそれぞれの着色領域は、着色領域を透過した光の波長のピークが、415〜500nmにある着色領域と、600nm以上にある着色領域と、485〜535nmにある着色領域と、500〜590nmにある着色領域であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の色変換装置。
- 前記表示画素は、前記画像表示装置における縦方向に同一色が連なるように直線上に複数配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
- 前記表示画素は、縦方向において上下に隣接する前記表示画素同士において、それぞれの表示画素が有する前記サブ画素が少なくとも1つのサブ画素分だけ上下でずれるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
- 前記サブ画素の横幅は、前記表示画素の横幅の概ね4分の1であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
- 前記サブ画素に重なるように配置されたカラーフィルタを備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
- 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像表示装置と、
前記画像表示装置に電圧を供給する電源装置と、を備えることを特徴とする電子機器。 - それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて、画像の表示を行う画像表示装置であって、
前記表示画素は、彩度が最も小さいサブ画素が前記表示画素の端に配置されると共に、色成分差が最も小さい2つのサブ画素が隣接しないように前記サブ画素が配置されていることを特徴とする画像表示装置。 - それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて画像の表示を行う画像表示装置において、前記4以上のサブ画素の配置を決定する画素配置設計方法であって、
彩度が最も小さいサブ画素の位置を前記表示画素の端に決定する第1配置決定工程と、 色成分差が最も小さい2つのサブ画素が隣接しないように前記サブ画素の位置を決定する第2配置決定工程と、を備えることを特徴とする画素配置設計方法。
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