JP2007199513A - 電気光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画面における白色点が緑色側にシフトするのを抑えることができる電気光学装置を提供する。
【解決手段】電気光学装置は、表示パネルと、照明装置と、色補正フィルタを備える。表示パネルには、複数のサブ画素が設けられ、赤系の第1着色層、青系の第2着色層、青から黄までの色相の中で任意に選択された第3及び第4の2種類の色の着色層のいずれかを前記サブ画素に備える。色補正フィルタは、照明装置より観察者側に配置されてなり、青から黄までの波長範囲のうち、所定の波長範囲の光の透過率が、それ以外の波長範囲の光の透過率よりも低くされてなる。これにより、上記の電気光学装置は、白色光の色度の緑色側へのシフトするときのシフトする大きさを小さくすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、特に液晶表示装置などの電気光学装置に関する。
液晶表示装置に代表される電気光学装置は、白色光を出光する照明装置と、赤(R)、緑(G)、青(B)といった3色のカラーフィルタを備えた液晶表示パネルなどの表示パネルとによりカラー表示を行っている。照明装置は、出光した白色光を表示パネルに透過することにより、表示パネルを照明している。この電気光学装置により表現可能な色再現範囲は、色度図上のR、G、Bの3色のカラーフィルタにより規定される色三角形の範囲内に限定される。一般的に、この色三角形により規定される色再現範囲では緑系の色の彩度が低く、十分な色再現性を得ることができない。
そこで、最近では、赤、青のカラーフィルタに、2つの緑系の色のカラーフィルタを加えた4色のカラーフィルタを備えた液晶表示装置がでてきている。
なお、以下の特許文献1では、RGBの3色のカラーフィルタを備えた液晶表示装置において、照明装置の光源として用いられている白色LEDから出光される光の色を、黄色みがかった白色から好ましい白色へと補正する技術が記載されている。
特開2004−245996号公報
しかしながら、赤、青のカラーフィルタに、2つの緑系の色のカラーフィルタを加えた4色のカラーフィルタを備えた液晶表示装置では、表示画面における白色点が緑色側にシフトする傾向がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、4色のカラーフィルタを備えた電気光学装置において、表示画面における白色点が緑色側にシフトするのを抑えることを課題とする。
本発明の1つの観点では、複数のサブ画素が設けられ、赤系の第1着色層、青系の第2着色層、青から黄までの色相の中で任意に選択された第3及び第4の2種類の色の着色層のいずれかを前記サブ画素に備える表示パネルと、前記表示パネルを、光を透過させることにより照明する照明装置と、前記照明装置より観察者側に配置されてなり、青から黄までの波長範囲のうち、所定の波長範囲の光の透過率が、前記所定の波長範囲以外の波長範囲の光の透過率よりも低くされてなる色補正フィルタと、を備える。
上記の電気光学装置は、例えば液晶表示装置であり、液晶表示パネルなどの表示パネルと、照明装置と、色補正フィルタを備える。前記表示パネルには、複数のサブ画素が設けられ、赤系の第1着色層、青系の第2着色層、青から黄までの色相の中で任意に選択された第3及び第4の2種類の色の着色層のいずれかを前記サブ画素に備える。前記照明装置は、前記表示パネルを、光を透過させることにより照明する。前記色補正フィルタは、前記照明装置より観察者側に配置されてなり、青から黄までの波長範囲のうち、所定の波長範囲の光の透過率が、前記所定の波長範囲以外の波長範囲の光の透過率よりも低くされてなる。これにより、上記の電気光学装置は、青から黄までの波長範囲のうち、当該所定の波長範囲の光の色の輝度を低くすることができるので、色補正フィルタを備えない4色の着色領域を有する液晶表示装置と比較して、白色光の色度の緑色側へのシフトするときのシフトする大きさを小さくすることができる。また、表示パネルにおける各色の着色層の厚さを調整するよりも、容易に色度補正を行うことができる。
上記の電気光学装置の好適な実施例は、前記第3着色層は、緑色の着色層とされ、前記第4着色層は、黄緑色の着色層とされる。
上記の電気光学装置の好適な実施例は、前記第3着色層は、透過した光の波長のピークが485−535nmにあるとされ、前記第4着色層は、透過した光の波長のピークが500−590nmにあるとされる。
上記の電気光学装置の一態様は、前記所定の波長範囲は、前記第4着色層の透過率の最大値に対して、70%以上の透過率となる波長範囲であり、前記所定の波長範囲の光の透過率は、90%以下となる。これにより、白色光の色度が、緑色側にシフトするのを抑えることができると共に、さらに光の輝度の低下も抑えられる。
上記の電気光学装置の好適な実施例は、前記所定の波長範囲は、530〜570[nm]の波長範囲である。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記色補正フィルタは、前記照明装置と前記表示パネルとの間に配置され、着色が施された拡散シートである。これにより、前記色補正フィルタは、拡散シートと色補正フィルタの両方の機能を有することとなるので、コストを抑えることができると共に、新たな部材を付加せずに済む。従って、電気光学装置全体の厚さを変えることなく、光の色度補正の効果を得ることができる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記色補正フィルタを複数重ねて備える。これにより、光の色度補正の補正量を大きくすることができる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記照明装置は、光源と導光板より構成され、前記導光板の前記表示パネルが配置されている面とは反対側の面には、光を反射する反射シートを備え、前記反射シートは、350〜400[nm]の波長範囲において、その反射率が70%以上となる。これにより、白色光における青色光の成分を多くすることができ、白色点が緑色側にシフトするのを、より効果的に抑えることができる。また、光の輝度を低下させずに、光の色度補正の補正量を大きくすることができる。
本発明の他の観点では、上記の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[液晶表示装置の構成]
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る液晶表示装置100の構成等について説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置100の概略構成を模式的に示す平面図である。図1では、紙面手前側(観察側)にカラーフィルタ基板92が、また、紙面奥側に素子基板91が夫々配置されている。なお、図1では、紙面縦方向(列方向)をY方向と、また、紙面横方向(行方向)をX方向と規定する。また、図1において、R(赤)、G1(緑1)、B(青)、G2(緑2)に対応する各領域は1つのサブ画素SGを示していると共に、R、G1、B、G2に対応する1行4列のサブ画素SGは、1つの表示画素AGを示している。ここで、G1(緑1)、G2(緑2)は、青から黄までの色相の中で選択された2種の色相である。本実施形態では、一例として、G1(緑1)は、一般的にGで示される純粋な緑を示し、G2(緑2)は、黄緑を示すこととする。
図2は、液晶表示装置100における切断線A−A´に沿った1つの表示画素AGの拡大断面図である。図2に示すように、液晶表示装置100は、照明装置10と、液晶表示パネル30と、拡散シート14と、プリズムシート15と、反射シート16より構成される。液晶表示パネル30は、素子基板91と、その素子基板91に対向して配置されるカラーフィルタ基板92とが枠状のシール材5を介して貼り合わされ、そのシール材5の内側に液晶が封入されて液晶層4が形成されてなる。液晶層4に用いられる液晶は、例えばTN(Twisted Nematic)型液晶である。液晶表示パネル30の素子基板91の外面上には、照明装置10が備えられている。
本実施形態に係る液晶表示装置100は、R、G1、B、G2の4色を用いて構成されるカラー表示用の液晶表示装置であると共に、スイッチング素子としてα−Si型TFT(Thin Film Transistor)素子を用いたアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置である。
素子基板91の平面構成について説明する。素子基板91の内面上には、主として、複数のソース線32、複数のゲート線33、複数のα−Si型TFT素子37、複数の画素電極34、ドライバIC40、外部接続用配線35及びFPC(Flexible Printed Circuit)41などが形成若しくは実装されている。
図1に示すように、素子基板91は、カラーフィルタ基板92の一辺側から外側へ張り出してなる張り出し領域31を有しており、その張り出し領域31上には、ドライバIC40が実装されている。ドライバIC40の入力側の端子(図示略)は、複数の外部接続用配線35の一端側と電気的に接続されていると共に、複数の外部接続用配線35の他端側はFPC41と電気的に接続されている。各ソース線32は、Y方向に延在するように且つX方向に適宜の間隔をおいて形成されており、各ソース線32の一端側は、ドライバIC40の出力側の端子(図示略)に電気的に接続されている。
各ゲート線33は、Y方向に延在するように形成された第1配線33aと、その第1配線33aの終端部からX方向に延在するように形成された第2配線33bとを備えている。各ゲート線33の第2配線33bは、各ソース線32と交差する方向、即ちX方向に延在するように且つY方向に適宜の間隔をおいて形成されており、各ゲート線33の第1配線33aの一端側は、ドライバIC40の出力側の端子(図示略)に電気的に接続されている。各ソース線32と各ゲート線33の第2配線33bの交差に対応する位置にはα−TFT素子37が設けられており、各α−TFT素子37は各ソース線32、各ゲート線33及び各画素電極34等に電気的に接続されている。各α−TFT素子37及び各画素電極34は、ガラスなどの基板1上の各サブ画素SGに対応する位置に設けられている。各画素電極34は、例えばITO(Indium-Tin Oxide)などの透明導電材料により形成されている。
1つの表示画素AGがX方向及びY方向に複数個、マトリクス状に並べられた領域が有効表示領域V(2点鎖線により囲まれる領域)である。この有効表示領域Vに、文字、数字、図形等の画像が表示される。なお、有効表示領域Vの外側の領域は表示に寄与しない額縁領域38となっている。また、各ソース線32、各ゲート線33、各α−TFT素子37、及び各画素電極34等の内面上には、図示しない配向膜が形成されている。
次に、カラーフィルタ基板92の平面構成について説明する。図2に示すように、カラーフィルタ基板92は、ガラスなどの基板2上に、遮光層(一般に「ブラックマトリクス」と呼ばれ、以下では、単に「BM」と略記する)、R、G1、B、G2の4色の着色層6R、6G1、6B、6G2及び共通電極8などを有する。BMは、各色のサブ画素SGを区画する位置に形成されている。なお、以下の説明もしくは図面において、R、G1、B、G2の色を特定することなく構成要素を示す場合には、単に「着色層6」のように記し、R、G1、B、G2の色を区別して構成要素を示す場合には、例えば「着色層6R」のように記すこととする。R、G1、B、G2の各色のサブ画素SGは、R、G1、B、G2の着色層6R、6G1、6B、6G2の夫々を有している。このR、G1、B、G2の着色層6R、6G1、6B、6G2が、夫々の色のカラーフィルタとして機能する。共通電極8は、画素電極と同様にITOなどの透明導電材料からなり、カラーフィルタ基板92の略一面に亘って形成されている。共通電極8は、シール材5の隅の領域E1において配線36の一端側と電気的に接続されていると共に、当該配線36の他端側は、ドライバIC40のCOMに対応する出力端子と電気的に接続されている。
次に、照明装置10について説明する。照明装置10は、導光板11と光源部12より構成される。光源部12は、導光板11の端面11cに対し光Lを出光する。光源部12は、複数のLED13より構成される。LED13は、白色光を出射することのできる白色LEDである。白色LEDは、青色光を出射する青色LEDと、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体より構成される。青色LEDより出射された青色光は、YAG系蛍光体を励起して、黄色光を生成する。白色LEDより出射される白色光は、青色LEDより出射された青色光と、YAG系蛍光体が励起されることによって生成された黄色光が混光したものである。光源部12より出光される光Lは、複数のLED13より出光された光を混光した白色光である。
光源部12より出光した光Lは、導光板11の端面(以下、「入光端面」と称す)11cより導光板11内へ入り、導光板11の出光面11a、反射面11bで反射を繰り返すことにより方向を変える。光Lは、導光板11の出光面11aと光Lのなす角が臨界角を超えると、導光板11の出光面11aより液晶表示パネル30へ向けて出光する。光Lは、導光板11の反射面11bと光Lのなす角が臨界角を超えると、導光板11の反射面11bより出光する。しかし、導光板11の反射面11bより出光した光は、光を反射する反射シート16によって反射され、導光板11内部へ戻される。
導光板11の出光面11aより液晶表示パネル30へ向けて出光した光Lは、拡散シート14、プリズムシート15を透過した後、液晶表示パネル30を透過する。拡散シート14は、光Lを拡散して出射する。プリズムシート15は、プリズムシート15a、15bより構成される。プリズムシート15a、15bは夫々、断面形状が略三角形となるプリズム形状を全面に有しており、光Lを液晶表示パネル30に向けて出射する。なお、プリズムシート15a、15bは、プリズム形状のプリズムの稜線が互いに略垂直となる配置とされる。液晶表示装置100は、光Lが液晶表示パネル30を透過することによって照明される。これにより、液晶表示装置100は、文字、数字、図形等の画像を表示することができ、観測者が画像を視認することができる。
液晶表示装置100では、電子機器のメイン基板等と接続されたFPC41側からの信号及び電力等に基づき、ドライバIC40によって、G1、G2、・・・、Gm−1、Gm(mは自然数)の順にゲート線33が順次排他的に1本ずつ選択されるとともに、選択されたゲート線33には、選択電圧のゲート信号が供給される一方、他の非選択のゲート線33には、非選択電圧のゲート信号が供給される。そして、ドライバIC40は、選択されたゲート線33に対応する位置にある画素電極34に対し、表示内容に応じたソース信号を、それぞれ対応するS1、S2、・・・、Sn−1、Sn(nは自然数)のソース線32及びα−TFT素子37を介して供給する。その結果、液晶層4の配向状態が制御され、液晶表示装置100の表示状態が、非表示状態または中間表示状態に切り替えられることとなる。
なお、本実施形態に係る液晶表示装置100は、完全透過型の液晶表示装置として示しているが、これに限られず、代わりに半透過反射型の液晶表示装置を用いるとすることもできる。また、液晶表示パネル30は、スイッチング素子として、α−TFT素子37を用いるとしているが、これに限られず、代わりにポリシリコンTFTやTFD(Thin Film Diode)素子を用いるとすることもできる。
さらに、液晶表示パネル30としては、上述したようなTN液晶からなる液晶層を有する液晶表示パネルには限られず、代わりに、VA(Vertical Alignment)方式、IPS(In Plane Switching)方式、FFS(Fringe Field Structure)方式などの液晶表示パネルを用いるとすることもできる。
なお、本実施形態では、表示パネルとして液晶表示パネルを用いているが、これに限られるものではなく、代わりに表示パネルとして、電気泳動ディスプレイパネルなどの他の表示パネルを用いるとすることもできる。
[白色点の補正]
図3に、本実施形態に係る液晶表示装置100による色再現範囲を国際照明委員会(CIE)の色度図で示す。図3において、色再現範囲401は、人間の目の波長感度特性による色再現範囲であり、人間が見分けることのできる色再現範囲を示している。三角形の破線で示した色再現範囲402は、一般的なRGBの3色のみからなる着色層を有する液晶表示装置により達成される色再現範囲である。一方、四角形の実線で示した色再現範囲451は、本実施形態に係る液晶表示装置100により達成される色再現範囲である。
図3において、液晶表示装置100により達成される色再現範囲451は、色再現範囲402と較べて、色再現範囲は拡大しており、特にGに張り出すような形状をしている。即ち、液晶表示装置100によって、色再現範囲を拡大すること、特に緑系の色再現範囲を拡大することが可能となる。
しかしながら、液晶表示装置100では、一般的なRGBの3色のみからなる着色層を有する液晶表示装置と比較して、G2の着色層6G2を追加したことにより、白色点が、より緑色側にシフトする傾向がある。図3では、液晶表示装置100の白色点を点Wとして示している。
図4は、本実施形態に係る拡散シート14の分光特性を示すグラフである。図4に示すグラフ210では、横軸に光の波長の大きさを示し、縦軸に拡散シートの透過率を示している。グラフ210より分かるように、本実施形態に係る液晶表示装置100における拡散シート14は、青から黄までの波長範囲のうち、所定の波長範囲(Band2)の光の透過率が、それ以外の波長範囲(Band1)の光の透過率よりも低くされている。
このようにすることで、本実施形態に係る液晶表示装置100では、拡散シート14は、光の色度補正を行う色補正フィルタとして機能し、青から黄までの波長範囲のうち、当該所定の波長範囲の光の色の輝度を低くして出射する。従って、着色が施されない拡散シートを用いた4色の着色層を有する液晶表示装置と比較して、本実施形態に係る液晶表示装置100では、白色光の色度の緑色側へのシフトするときのシフトする大きさを小さくすることができる。また、拡散シート14に着色を施す方が、液晶表示パネル30における各色の着色層6の厚さを調整するよりも、容易に色度補正を行うことができる。
拡散シート14は、具体的には、紫色がかった着色が施されることにより、青から黄までの波長範囲のうち、所定の波長範囲(Band2)の光の透過率が、それ以外の波長範囲(Band1)の光の透過率よりも低くされる。一般的な拡散シートは、ポリエチレンテレフタレート(PET)等で形成された基材の表面にビーズが散布されてなる構造を有している。本実施形態に係る拡散シート14は、例えば、PET等の材料に赤系の顔料と青系の顔料が混ぜられて基材が形成されることで着色される。以下では、拡散シート14における所定の波長範囲(Band2)の具体的な値について述べる。
図5は、カラーフィルタ及び照明装置の分光特性を示すグラフである。図5に示すグラフは、横軸に光の波長の大きさを示し、縦軸にカラーフィルタの透過率を示している。グラフ202は着色層6Rの分光特性を示し、グラフ203は着色層6G2の分光特性を示し、グラフ204は着色層6G1の分光特性を示し、グラフ205は着色層6Bの分光特性を示す。また、参考のため、照明装置10の分光特性を、縦軸を光の強度として正規化したグラフを、グラフ201として示す。
図6は、拡散シート14の光の透過率、輝度、色度の関係を示す図表である。図6では、拡散シート14に着色を施すことにより、拡散シート14の所定の波長範囲の光の透過率を段階的に変化させ、変化させられた所定の波長範囲の光の透過率の夫々の場合についての、拡散シート14から出射される光の輝度及び色度を示している。
拡散シート14に着色が施されない場合、即ち、拡散シート14において、全ての波長の光が完全に透過する場合、拡散シート14から出射される光の輝度は300[cd/m]となり、拡散シート14から出射される光の色度は(X、Y)=(0.315、0.343)となる。拡散シート14に着色が施され、拡散シート14の波長範囲520〜590[nm]における光の透過率が95[%]となる場合、拡散シート14から出射される光の輝度は300[cd/m]となり、拡散シート14から出射される光の色度は(X、Y)=(0.315、0.343)となる。拡散シート14に着色が施され、拡散シート14の波長範囲520〜590[nm]における光の透過率が90[%]となる場合、拡散シート14から出射される光の輝度は276[cd/m]となり、拡散シート14から出射される光の色度は(X、Y)=(0.315、0.337)となる。拡散シート14に着色が施され、拡散シート14の波長範囲520〜590[nm]における光の透過率が85[%]となる場合、拡散シート14から出射される光の輝度は256[cd/m]となり、拡散シート14から出射される光の色度は(X、Y)=(0.315、0.331)となる。拡散シート14に着色が施され、拡散シート14の波長範囲530〜570[nm]における光の透過率が90[%]となる場合、拡散シート14から出射される光の輝度は279[cd/m]となり、拡散シート14から出射される光の色度は(X、Y)=(0.313、0.329)となる。
白色点は、色度座標で言うと、理想的には、D65と呼ばれる色温度で絶対温度6500[K]となる座標(X、Y)=(0.313、0.329)となるのが望ましい。ここで、図6に示す図表より、拡散シート14に着色が施されない場合、光の色度は(X、Y)=(0.315、0.343)となる。つまり、液晶表示装置100の白色点は、主に、そのY座標の値がD65のY座標よりも大きくなることで、緑色側にシフトする。従って、緑色側にシフトした白色点をD65の色度に近づけるためには、光の色度のY座標の値を小さくする必要がある。言い換えると、この場合、拡散シート14による色度補正の補正量は、Y座標の値となる。
図6に示す図表より分かるように、拡散シート14の波長範囲520〜590[nm]における光の透過率を下げていき、光の透過率が90%以下になると、その光の色度のY座標の値も小さくなり始める。光の透過率が85%になると、光の色度は(X、Y)=(0.315、0.331)となり、そのY座標の値は、D65のY座標である0.329に近づく。しかしながら、拡散シート14の波長範囲520〜590[nm]における光の透過率が90%以下になると、光の輝度も低下する。例えば、光の透過率が95%のときには、その輝度は300[cd/m]であったのに対し、光の透過率が85%になると、その輝度は256[cd/m]となり、大きく低下する。
そこで、拡散シート14の光の透過率を低くする波長範囲を、波長範囲520〜590[nm]から波長範囲530〜570[nm]に変え、波長範囲530〜570[nm]における光の透過率を90%とすると、その光の色度は、(X、Y)=(0.313、0.329)となる。つまり、このときの光の色度座標は、D65の色度座標と等しくなり、理想的な白色点となることが分かる。また、このとき、光の輝度は279[cd/m]となることから分かるように、拡散シート14の波長範囲520〜590[nm]における光の透過率を85%としたときと比較して、光の輝度の低下も抑えることができる。従って、拡散シート14の波長範囲530〜570[nm]における光の透過率を90%以下にすれば、光の輝度の低下を抑えつつ、白色光の色度が、緑色側にシフトするのを抑えることができる。
ここで、図5を見てみると、波長範囲530〜570[nm]は、着色層6G2の光の透過率が、その最大値の70[%]以上となるときに該当する。従って、言い換えると、拡散シート14の光の透過率を、着色層6G2の光の透過率がその最大値の70[%]以上の透過率となる波長範囲について、90%にすれば、白色光の色度を理想的な白色点とすることができ、90%以下にすれば、白色光の色度が緑色側にシフトするのを抑えることができると言える。
一般的には、液晶表示パネル30が完成した後に、カラーフィルタたる着色層6自体の透過率を変えて、白色光の色度を調整することは難しい。しかし、本実施形態に係る液晶表示装置100では、完成した液晶表示パネル30の白色点を計測し、その計測結果に合わせて、予め用意してある透過率の異なる複数の拡散シート14のうち任意の白色点に調整可能な拡散シート14を選択することで、液晶表示パネル30の完成後であっても、白色点を調整することができる。
また、本実施形態に係る液晶表示装置100では、拡散シート14は、拡散シートとしての機能と色補正フィルタとしての機能の両方を有するので、コストを抑えることができると共に、新たな部材を付加せずに済むので、液晶表示装置100全体の厚さを変えることなく、光の色補正の効果を得ることができる。
[変形例]
上述した本実施形態では、拡散シート14に着色を施すことで、拡散シート14に対し、光の色度補正を行う色補正フィルタの機能も持たせているが、これに限られない。代わりに、青から黄までの波長範囲のうち、所定の波長範囲の光の透過率が、それ以外の波長範囲の光の透過率よりも低くされている色補正フィルタを、液晶表示装置100における新たな別の構成要素として設けることとしても良いのは言うまでもない。この場合、色補正フィルタの位置は、照明装置10と拡散シート14の間、拡散シート14とプリズムシート15の間、プリズムシート15と液晶表示パネル30の間の何れであっても良い。このとき、例えば、照明装置10と拡散シート14の間や、拡散シート14とプリズムシート15の間といった、プリズムシート15の入射面側に色補正フィルタを設置する方が、例えば、プリズムシート15と液晶表示パネル30の間といった、プリズムシート15の出射面側に色補正フィルタを設置するよりも、より高い光の色補正の効果を得ることができる。この理由は以下の通りである。即ち、プリズムシート15は、所定の範囲の入射角で入射した光を反射して導光板へ戻す性質があるため、プリズムシートの入射面側に色補正フィルタが設置された場合、プリズムシートに当該所定の範囲の入射角で入射した光は、反射されて再び色補正フィルタを透過する。一方、プリズムシート15の出射面側に色補正フィルタが設置された場合、当該色補正フィルタを透過するのは、プリズムシートより出射された光のみである。従って、プリズムシート15の入射面側に色補正フィルタを設置する方が、プリズムシート15の出射面側に色補正フィルタが設置するよりも、光の色補正フィルタを透過する回数を増やすことができるので、光の色度補正の補正量を大きくすることができる。
また、光の色度補正の補正量を大きくするための他の方法として、本実施形態に係る拡散シート又は上述した色補正フィルタを複数枚重ねて配置するとしてもよいのは言うまでもない。
さらに、拡散シート14に着色を施す代わりに、導光板11、プリズムシート15、液晶表示パネル30の入射面側に備えられた位相差板、液晶表示パネル30の入射面側に備えられた偏光板の少なくともいずれか一つの構成要素に対し、上述した拡散シート14に施したのと同様の着色を施すことにより、当該構成要素に対し、光の色度補正を行う色補正フィルタの機能を持たせることとしても良い。このように、液晶表示装置100の構成要素に着色を施し、当該構成要素に対し、色補正フィルタの機能を持たせる方が、新たに色補正フィルタを設けて配置するよりも、コストを抑えることができると共に、新たな部材を付加せずに済むので、液晶表示装置100全体の厚さを変えることなく、光の色補正の効果を得ることができる。
[応用例]
次に、応用例として、上述したように、拡散シート14に着色を施すのに加え、反射シート16として、一般的な反射シートよりも、より白色光における青色光の成分を反射することのできる反射シートを用いる場合の例について述べる。
図7は、反射シートの反射特性を示すグラフである。図7に示すグラフは、横軸に光の波長の大きさを示し、縦軸に反射シートの反射率を示している。グラフ301は、一般的な反射シートの反射特性を示し、グラフ302は、応用例に係る反射シートの反射特性を示す。
グラフ301に示すように、一般的な反射シートは、入射する光の波長が400[nm]となる前後において、反射率が大きく変化することが分かる。即ち、入射する光の波長が400[nm]以上となる場合には、その反射率は100%近くなるが、入射する光の波長が400[nm]よりも小さい場合には、その反射率は急激に低くなり、10%程度の反射率となっていることが分かる。
グラフ302に示すように、応用例に係る反射シートは、入射する光の波長が350[nm]となる前後において、反射率が大きく変化することが分かる。即ち、応用例に係る反射シートは、一般的な反射シートと異なり、350〜400[nm]の波長範囲において、その反射率が70%以上となっている。従って、応用例に係る反射シートは、一般的な反射シートと比較して、白色光における青色光の成分をより多く反射することができる。
以上のことから分かるように、液晶表示装置100は、反射シート16として、応用例に係る反射シートを用いた場合、一般的な反射シートを用いた場合と比較して、白色光における青色光の成分を多くすることができるので、白色点が緑色側にシフトするのを抑えることができる。従って、液晶表示装置100は、応用例に係る反射シートを用いる方が、拡散シート又は色補正フィルタを複数枚重ねて配置するよりも、光の輝度を低下させずに、光の色補正の補正量を大きくすることができる。
[他の実施例]
上記の説明では、カラーフィルタとして機能する着色層の色(着色領域)としてR、G1、B、G2を挙げて説明したが、本発明の適用はこれには限定されず、他の4色の着色領域により1表示画素を構成することもできる。
具体的には、4色の着色領域は、波長に応じて色相が変化する可視光領域(380−780nm)のうち、青系の色相の着色領域(「第1着色領域」とも呼ぶ。)、赤系の色相の着色領域(「第2着色領域」とも呼ぶ。)と、青から黄までの色相の中で選択された2種の色相の着色領域(「第3着色領域」、「第4着色領域」とも呼ぶ。)からなる。ここで「系」との語を用いているが、例えば青系であれば純粋の青の色相に限定されるものでなく、青紫や青緑等を含むものである。赤系の色相であれば、赤に限定されるものでなく橙を含む。また、これら着色領域は単一の着色層で構成されても良いし、複数の異なる色相の着色層を重ねて構成されても良い。また、これら着色領域は色相で述べているが、当該色相は、彩度、明度を適宜変更し、色を設定し得るものである。
具体的な色相の範囲は、
・青系の色相の着色領域は、青紫から青緑であり、より好ましくは藍から青である。
・赤系の色相の着色領域は、橙から赤である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、青から緑であり、より好ましくは青緑から緑である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、緑から橙であり、より好ましくは緑から黄である。もしくは緑から黄緑である。
ここで、各着色領域は、同じ色相を用いることはない。例えば、青から黄までの色相で選択される2つの着色領域で緑系の色相を用いる場合は、他方は一方の緑に対して青系もしくは黄緑系の色相を用いる。
これにより、従来のRGBの着色領域よりも広範囲の色再現性を実現することができる。
また、上記では4色の着色領域による広範囲の色再現性を色相で述べたが、他の具体的な例として、着色領域を透過した光の波長で表現すると以下のようになる。
・青系の着色領域は、該着色領域を透過した光の波長のピークが415−500nmにある着色領域、好ましくは、435−485nmにある着色領域である。
・赤系の着色領域は、該着色領域を透過した光の波長のピークが600nm以上にある着色領域で、好ましくは、605nm以上にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、該着色領域を透過した光の波長のピークが485−535nmにある着色領域で、好ましくは、495−520nmにある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、該着色領域を透過した光の波長のピークが500−590nmにある着色領域、好ましくは510−585nmにある着色領域、もしくは530−565nmにある着色領域である。
この波長は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを通して得られた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
他の具体的な例として、4色の着色領域をx、y色度図で表現すると以下のようになる。
・青系の着色領域は、x≦0.151、y≦0.200にある着色領域であり、好ましくは、0.134≦x≦0.151、0.034≦y≦0.200にある着色領域である。
・赤系の着色領域は、0.520≦x、y≦0.360にある着色領域であり、好ましくは、0.550≦x≦0.690、0.210≦y≦0.360にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、x≦0.200、0.210≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.080≦x≦0.200、0.210≦y≦0.759にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、0.257≦x、0.450≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.257≦x≦0.520、0.450≦y≦0.720にある着色領域である。
このx、y色度図は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを通して得られた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
これら4色の着色領域は、サブ画素に透過領域と反射領域を備えた場合、透過領域及び反射領域も上述した範囲で適用することができるものである。
また、照明装置10におけるRGB光源としては、以下のものが好ましい。
・Bは発光する光の波長のピークが435nm−485nmにあるもの
・Gは発光する光の波長のピークが520nm−545nmにあるもの
・Rは発光する光の波長のピークが610nm−650nmにあるもの
そして、RGB光源の波長によって、上記カラーフィルタを適切に選定すればより広範囲の色再現性を得ることができる。
上記の4色の着色領域の構成の例としては、具体的には以下のものがあげられる。
・色相が、赤、青、緑、青緑の着色領域
・色相が、赤、青、緑、黄の着色領域
・色相が、赤、青、深緑、黄の着色領域
・色相が、赤、青、エメラルド、黄の着色領域
・色相が、赤、青、深緑、黄緑の着色領域
・色相が、赤、青緑、深緑、黄緑の着色領域
[電子機器]
次に、本実施形態に係る液晶表示装置を電子機器の表示装置として用いる場合の実施形態について説明する。
本実施形態に係る液晶表示装置100に入力される画像信号としては、例えば、R、G1、B、G2の各色の画像信号が外部より直接入力されるとしても良いし、又は、RGBの各色の画像信号が外部より入力され、R、G1、B、G2の各色の画像信号に変換されるとしても良い。
ここで、液晶表示装置100において、RGBの各色の画像信号がR、G1、B、G2の各色の画像信号に変換される場合について述べる。
図8は、本実施形態の全体構成を示す概略構成の回路ブロック図である。ここに示す電子機器は、上記の液晶表示装置100と、制御手段610を有する。制御手段610は、表示情報出力源611と、表示画像変換回路612と、タイミングジェネレータ614とを有する。
液晶表示装置100において、入力されたRGBの各色の画像信号がR、G1、B、G2の各色の画像信号に変換される場合、表示画像変換回路612は、パーソナルコンピュータなどの外部の表示画像出力源611より出力されたRGBの各色の画像信号を、R、G1、B、G2の各色の画像信号に変換して、液晶表示パネル30に出力する機能を有する。
表示画像変換回路612は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理部612aと、RAM(Random Access Memory)などの記憶部612bとを備えて構成されている。演算処理部612aは、表示画像出力源611より出力された入力画像のRGBの各色の画像信号61R、61G、61Bを、R、G1、B、G2の各色の画像信号62R、62G1、62B、62G2に変換する。記憶部612bには、所定の強度のRGBの各色の画像信号と、これに対応する強度のR、G1、B、G2の各色の画像信号とを対応させたLUT(Look Up Table)が設けられている。例えば、演算処理部612aに、G2の色を表示させるRGBの各色の画像信号、例えば、R=0、G=100、B=100の強度のRGBの各色の画像信号が入力された場合、演算処理部612aは、このRGBの各色の画像信号の強度に対応する強度のR、G1、B、G2の各色の画像信号(例えば、R=0、G1=10、B=10、G2=100)を、記憶部612bのLUTより取得し、取得したR、G1、B、G2の各色の画像信号を液晶表示パネル30へ出力する。これにより、液晶表示パネル30の表示画面に、RGBの各色だけでなく、G2の色を表示することができる。このようにすることで、入力画像の画像信号として、RGBの画像信号が入力された場合においても、出力画像の色再現範囲をG2の色再現範囲に拡大することができる。
タイミングジェネレータ614は、タイミングモードを切り替えるためのハードスイッチ又はソフトスイッチを有し、画像信号の輝度信号よりクロック信号CLKを生成する。先に述べたRGBの各色のLED駆動回路51は、タイミングジェネレータ614により決定されたクロック信号CLKに適合するように、駆動シーケンスが制御される。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器の具体例について図9を参照して説明する。
まず、本発明に係る液晶表示装置100を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図9(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る液晶表示装置100を適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明に係る液晶表示装置100を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図9(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明に係る液晶表示装置100を適用した表示部724を備える。
なお、本発明に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器としては、図9(a)に示したパーソナルコンピュータや図9(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
本実施形態に係る液晶表示装置の平面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置の断面図である。 色再現範囲を示した国際照明委員会(CIE)の色度図である。 本実施形態に係る拡散シートの分光特性を示すグラフである。 カラーフィルタ及び照明装置の分光特性を示すグラフである。 拡散シートの光の透過率、輝度、色度の関係を示す図表である。 反射シートの反射特性を示すグラフである。 本実施形態に係る液晶表示装置を適用した電子機器の回路ブロック図。 本実施形態の液晶表示装置を適用した電子機器の例を示す図である。
符号の説明
12 光源部、 13 LED、 14 拡散シート、 15 プリズムシート、 10 照明装置、 30 液晶表示パネル、 100 液晶表示装置

Claims (9)

  1. 複数のサブ画素が設けられ、赤系の第1着色層、青系の第2着色層、青から黄までの色相の中で任意に選択された第3及び第4の2種類の色の着色層のいずれかを前記サブ画素に備える表示パネルと、
    前記表示パネルを、光を透過させることにより照明する照明装置と、
    前記照明装置より観察者側に配置されてなり、青から黄までの波長範囲のうち、所定の波長範囲の光の透過率が、前記所定の波長範囲以外の波長範囲の光の透過率よりも低い色補正フィルタと、を備えることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第3着色層は、緑色の着色層とされ、
    前記第4着色層は、黄緑色の着色層とされることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第3着色層は、透過した光の波長のピークが485−535nmにあるとされ、
    前記第4着色層は、透過した光の波長のピークが500−590nmにあるとされることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  4. 前記所定の波長範囲は、前記第4着色層の透過率の最大値に対して、70%以上の透過率となる波長範囲であり、
    前記所定の波長範囲の光の透過率は、90%以下となることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気光学装置。
  5. 前記所定の波長範囲は、530〜570nmの波長範囲であることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 前記色補正フィルタは、前記照明装置と前記表示パネルとの間に配置され、着色が施された拡散シートであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記色補正フィルタを複数重ねて備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記照明装置は、光源と導光板より構成され、
    前記導光板の前記表示パネルが配置されている面とは反対側の面には、光を反射する反射シートを備え、
    前記反射シートは、350〜400nmの波長範囲において、その反射率が70%以上となることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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