JP2007240658A - 画像表示装置、電子機器、及び画素配置設計方法 - Google Patents

画像表示装置、電子機器、及び画素配置設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】視覚への影響を十分に考慮して、4以上の色を構成するサブ画素が配置された画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置は、それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて、画像の表示を行う。この表示画素は、4以上のサブ画素の輝度の平均値よりも小さい輝度を有する2つのサブ画素が両端に配置されている。これにより、表示画像における輝度誤差を少なくできると共に、視覚で観察した際のエッジボケ現象を軽減することができる。したがって、上記の画像表示装置は、高品質の画像を表示することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、電子機器、及び画素配置設計方法に関する。
従来から、4以上の色を用いて、画像を表示可能な画像表示装置が知られている。例えば、特許文献1には、4色を用いて表示を行う画像表示装置が記載されている。
特開2001−306023号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された技術では、視覚への影響を十分に考慮して、色に対応するサブ画素の配置を行っていなかった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、視覚への影響を十分に考慮して、4以上の色を構成するサブ画素が配置された画像表示装置、画像表示装置を有する電子機器、及び、画素の配置を決定する画素配置設計方法を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて、画像の表示を行う画像表示装置は、前記表示画素は、前記4以上のサブ画素の輝度の平均値よりも小さい輝度を有する2つのサブ画素が、当該表示画素の両端に配置されている。
上記の画像表示装置は、それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて、画像の表示を行う。この表示画素は、4以上のサブ画素の輝度の平均値よりも小さい輝度を有する2つのサブ画素が両端に配置されている。これにより、表示画像における輝度誤差を少なくできると共に、視覚で観察した際のエッジボケ現象を軽減することができる。したがって、上記の画像表示装置は、高品質の画像を表示することが可能となる。
上記の画像表示装置の一態様では、前記表示画素は、前記4以上のサブ画素のうち、輝度が最も大きいサブ画素が、当該表示画素の中央に配置されている。これにより、エッジ周辺部の輝度成分差の加算値を小さくすることができると共に、輝度勾配を大きくすることができる。
上記の画像表示装置の他の一態様では、前記表示画素は、前記4以上のサブ画素のうち、輝度が最も小さい2つのサブ画素が、当該表示画素の両端に配置されている。これにより、効果的に表示画像における輝度誤差を少なくすることができる。
好ましくは、表示画素は、当該表示画素の中央から端に向かって前記サブ画素の輝度が小さくなるように、前記サブ画素が配置されている。
上記の画像表示装置において好適には、前記表示画素は、当該表示画素の中央から一方側に位置する複数のサブ画素における輝度を加算した輝度加算値と、当該表示画素の中央から他方側に位置する複数のサブ画素における輝度を加算した輝度加算値と、の差の絶対値が小さくなるように前記サブ画素が配置されている。これにより、左右のエッジの輝度勾配を同程度に保つことができる。
上記の画像表示装置の一態様では、前記輝度は、輝度−反対色空間において定義される値である。また、前記輝度は、前記輝度−反対色空間における視覚空間特性に基づいて定義される。
上記の画像表示装置において好適な例では、前記表示画素は、前記サブ画素が、青、黄色、緑、赤、エメラルドグリーンの順で配置されている。
上記の画像表示装置において好適な他の例では、前記表示画素は、前記サブ画素が、青、緑、白、赤、エメラルドグリーンの順で配置されている。
更に、上記の画像表示装置において好適な他の例では、前記表示画素は、前記サブ画素が、青、黄色、白、緑、赤、エメラルドグリーンの順で配置されている。
また、好適な例では、前記表示画素は、前記表示画素は、前記画像表示装置における縦方向に同一色が連なるように直線上に複数配置されている。即ち、表示画素がストライプ配置されている。なお、縦方向とは走査方向に直交する方向を意味する。
他の好適な例には、前記表示画素は、縦方向において上下に隣接する前記表示画素同士において、それぞれの表示画素が有する前記サブ画素が少なくとも1つのサブ画素分だけ上下でずれるように配置されている。これにより、表示画像の劣化を抑制しつつ、横方向の表示画素の個数を減らすことができる。よって、画像表示装置を低コスト化することが可能となる。
好ましくは、前記サブ画素の横幅は、前記表示画素が5つのサブ画素によって構成される場合、当該表示画素の横幅の概ね5分の1である。
また、上記の画像表示装置は、画像表示装置に対して電圧を供給する電源装置を備える電子機器に好適に適用することができる。
本発明の他の観点では、それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて画像の表示を行う画像表示装置に対して、前記サブ画素の配置を決定する画素配置設計方法は、前記4以上のサブ画素の輝度の平均値よりも小さい輝度を有する2つのサブ画素を、当該表示画素の両端に配置する工程を備える。このような画素配置設計方法によれば、表示画像における輝度誤差が少なく、視覚で観察した際のエッジボケ現象が軽減された画像表示装置を作成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について説明する。
(全体構成)
図1は、第1実施形態に係る画像表示装置100の概略構成を示すブロック図である。画像表示装置100は、主に、画像処理部10と、データ線駆動回路21と、走査線駆動回路22と、表示部23と、を有する。画像表示装置100は、多色を用いて画像を表示可能に構成されている。具体的には、画像表示装置100は、赤、緑、青、エメラルドグリーン、及び黄色の5色(以下、それぞれを「R」、「G」、「B」、「EG」、「Y」と表記する。)を表示可能に構成されている。
画像処理部10は、I/F制御回路11と、色変換回路12と、VRAM13と、アドレス制御回路14と、テーブル格納メモリ15と、γ補正回路16と、を備える。I/F制御回路11は、外部(例えばカメラなど)から画像データと制御コマンドを取得し、画像データd1を色変換回路12に供給する。なお、外部から供給される画像データは、R、G、Bの3色で構成されている。
色変換回路12は、取得した画像データd1に対して、3色から5色に変換する処理を行う。この場合、色変換回路12は、テーブル格納メモリ15に記憶されたデータなどを参照して色変換などの画像処理を行う。色変換回路12で画像処理された画像データd2は、VRAM13に書き込まれる。VRAM13に書き込まれた画像データd2は、アドレス制御回路からの制御信号d21に基づいて、γ補正回路16によって画像データd3として読み出されると共に、走査線駆動回路22によってアドレスデータ(走査線駆動回路22はアドレスデータを元に同期をとるため)d4として読み出される。γ補正回路16は、テーブル格納メモリ15に記憶されたデータなどを参照して、取得した画像データd3に対してγ補正を行う。そして、γ補正回路16は、γ補正後の画像データd5をデータ線駆動回路21に供給する。
データ線駆動回路21は、3200本のデータ線に対してデータ線駆動信号X1〜X3200を供給する。走査線駆動回路22は、480本の走査線に対して走査線駆動信号Y1〜Y480を供給する。この場合、データ線駆動回路21と走査線駆動回路22は、同期して表示パネル23を駆動する。表示部23は、液晶(LCD)によって構成され、RGBEGYの5色を用いて画像を表示する。また、表示部23は、RGBEGYに対応する5つの画素(以下、「サブ画素」と呼ぶ。)を一組として有する単位画素(以下、「表示画素」と呼ぶ。)が、「縦480個×横640個」有するVGAサイズによって構成されている。そのため、データ線の数が「640×5=3200本」となっている。表示部23は、走査線及びデータ線に電圧を印加されることによって、表示すべき文字や映像などの画像を表示する。
図2は、表示部23の各画素を拡大して示した概略図である。白丸153は、表示画素151の位置を示しており、ハッチングの違いは、サブ画素152を構成する「R」、「G」、「B」、「EG」、「Y」の違いを示している。この場合、表示画素151は、縦方向に同一色が連なるように直線上に複数配置されている、即ちストライプ配置されている。また、表示画素151の縦横の長さ比が「1:1」であることから、サブ画素152に関しては、縦方向の長さを「1」とすれば、横方向の長さは「0.2」となる。なお、本明細書では、「縦方向」とは走査方向に直交する方向を意味し、「横方向」とは走査方向に水平な方向を意味する。サブ画素152の具体的な配置、及びサブ画素152の配置を決定する方法については、詳細は後述する。
図3は、表示部23の具体的な構成を示す斜視図である。図3に示すように、TFTアレイ基板23gの内側には画素電極23fが形成され、対向基板23bの内側には共通電極23dが形成されている。更に、対向基板23bと共通電極23dの間には、カラーフィルタ23cが形成されている。また、TFTアレイ基板23gと対向基板23bの外側には、バックライトユニット23iと、上下偏光板23a、23hとが形成されている。
具体的には、TFTアレイ基板23g及び対向基板23bは、ガラス・プラスチック等の透明基板によって構成されている。また、画素電極23f及び共通電極23dは、ITO(インジウムスズ酸化物)等の透明導電体によって形成されている。更に、画素電極23fは、TFTアレイ基板23gに設けられたTFT(Thin film Transistor)に接続されており、当該TFTのスイッチング駆動に応じて、共通電極23dと画素電極23fの間の液晶層23eに電圧を付与するようになっている。液晶層23eは、共通電極23dと画素電極23fによって付与された電圧値に応じて配列が変化する液晶分子を有している。
このような液晶層23e及び上下偏光板23a、23hにおいては、液晶層23eに付与される電圧値に応じて液晶分子の配列が変化することで、液晶層23e及び上下偏光板23a、23hを透過する光量が変わる。そのため、液晶層23eは、バックライトユニット23i側から入射する光の光量を制御して、観察者側に所定の透光量で透過させる。バックライトユニット23iは、光源と導光板によって構成されている。このような構成においては、光源から発光した光を導光板内部に均一に広げて、図3中の矢印で示す方向に光源光を出射するようになっている。光源は、蛍光管や白色LED等から構成され、導光板は、アクリル等の樹脂から構成される。このような構成を有する表示部23は、バックライトユニット23iの発光を矢印で示す方向に向けて出射し、対向基板23b側から取り出す透過型液晶表示装置である。即ち、バックライトユニット23iの光源光を利用して液晶表示を行うようになっている。
図4は、表示部23の各画素の分光特性を示した図である。図4(a)は表示部23で用いられるカラーフィルタ23cの透過特性をRGBEGY各画素で示した図であり、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が透過率(%)を示している。図4(b)は、BlueLED及び蛍光体による白色LEDで構成されたバックライトの発光スペクトルを示しており、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が相対輝度を示している。図4(c)は、各画素の分光特性をRGBEGY各画素について示した図である。図4(c)も、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が相対輝度を示している。図4(d)は、RGBEGY各画素の分光特性をもとに、xy色度図上にプロットした図を示す。図4(d)における五角形の内部が表示部23において再現できる色を示し、この五角形が表示部23における色再現領域に対応する。また、五角形の頂点が、色を構成するRGBEGYに対応する。RGBEGYの5色の加法混色によって色再現を行うことによって、通常の3色による色再現よりも、より広範囲のあざやかな色を再現することが可能となる。
(サブ画素誤差確認方法)
第1実施形態では、視覚への影響を十分に考慮した形で、RGBEGYのサブ画素を配置する。ここでは、サブ画素の配置するに当たって考慮すべき視覚特性などについて説明する。具体的には、サブ画素の配置が異なる場合に、視覚特性上にどのような影響があるかを説明する。
上記した視覚特性上の影響を確認するために、サブ画素誤差確認処理を行う。このサブ画素誤差確認処理とは、Original画像に対するReproduction画像の誤差を確認するために行う処理である。「Original画像」とは、サブ画素を用いずに空間的に完全混色させて構成された理想的な表示部を、距離X離れて観察した際の、人間の見えを再現した画像である。また、「Reproduction画像」とは、RGBEGYのサブ画素の配置順候補の表示部を、距離X離れて観察した際の、人間の見えを再現した画像である。
ここで、サブ画素を用いた画像表示装置では、各画素を平面上に並べて配置し、微細な発光の混色によって色を再現するが、視覚特性の関係上、各画素の配置によってエッジボケや色割れ(偽色)が発生する場合がある。したがって、サブ画素誤差確認処理を実行することによって、これらエッジのボケ度合いや色割れを誤差として確認する。なお、この誤差は、Original画像とReproduction画像とのL、u、v成分の差に対応する。
図5は、サブ画素誤差確認処理を示すフローチャートである。サブ画素誤差確認処理は、コンピュータなどによって実行される。
まず、Original画像の成方法を説明する。原画像としてRGB画像を入力し(ステップS101)、XYZに変換する(ステップS102)。そして、ステップS103では、XYZを輝度-反対色空間へ変換し、これをLum、R/G、B/Yの各成分として表す。この場合、輝度−反対色空間への変換方法としては公知の方法を用いることができる。そして、ステップS104では、各画像を輝度−反対色空間において視覚特性に応じたフィルタ処理を行う。このフィルタ処理については後述する。次に、輝度−反対色空間から各画像をXYZに変換し(ステップS105)、得られたXYZをLに変換する(ステップS106)ことによって、Original画像を作成する。
次に、Reproduction画像の作成方法を説明する。まず、ステップS111で、横1/5倍密の原画像を入力する。そして、ステップS112で、各色のXYZを入力する。各色のXYZは、カラーフィルタやバックライトの分光特性から決定できる値であり、シミュレーションや実測によって求める。そして、ステップS113で、RGB画像を入力した各色のXYZ値を用いて3色(RGB)→5色変換(RGBEGY)を行い、1画素をRGBEGY各画素の配置順候補に合わせて5画素に分解し、XYZに変換する。そして、得られたXYZを輝度−反対色空間へ変換し(ステップS114)、視覚特性に応じたフィルタ処理を行い(ステップS115)、輝度−反対色空間からXYZに変換する(ステップS116)。そして、ステップS117において、XYZからLに変換することによって、Reproduction画像を作成する。
次に、ステップS120では、上記のようにして作成されたOriginal画像とReproduction画像のL、u、v成分の差を確認する。以上の処理が終了すると、処理は当該フローを抜ける。
図6は、輝度−反対色成分に対するフィルタ特性を表した図である。図6は、左にLum成分のグラフを示し、中央にR/G成分のグラフを示し、右にY/B成分のグラフを示しており、それぞれ横軸に画像における位置を示し、縦軸に重み(詳しくは、視距離が近い場合におけるLum成分を「1」としたときの相対的な値)を示している。また、上段に視距離が近い場合のグラフを示し、下段に視距離が遠い場合のグラフを示している。図6に示すように、フィルタ特性は、輝度−反対色それぞれの成分に関して別々の振幅特性と広がり幅を持つ。また、フィルタ特性は視覚特性に対応しているため、視距離によっても特性が変化する。更に、R/G成分の方がB/Y成分よりもフィルタの振幅が大きいことがわかる。
図7は、図5に示したサブ画素誤差確認処理によって得られた結果の一例を示している。図7(a)は、サブ画素誤差確認処理に用いた空間的パターンを示している。具体的には、RGBEGYの順で配置された表示画素を用い、中央の符号160で示す表示画素を非点灯(全遮断)状態にし、その両側に位置する符号161、162で示す表示画素群を全点灯(全透過)状態にする。即ち、中央部分を黒で表示し、その両側を白で表示させる空間的パターン(以下、「黒白パターン」とも呼ぶ。)を用いている。なお、本明細書では、サブ画素の配置順を「RGBEGY」と表記した場合には、左または右から順に「R」、「G」、「B」、「EG」が配置していることを示すものとする。また、「RGBEGY」の配置順を逆にした「YEGBGR」は、「RGBEGY」と同一の配置順を意味するものとする。
図7(b)、(c)、(d)は、横軸に黒白パターンに対応する画像位置を示し、縦軸にそれぞれL、u、v成分を示している。図7(b)では、サブ画素平面配置を用いずに空間的に完全混色させたOriginal画像の結果を重ねて表示している。図7(b)より、エッジ周辺部において、周囲のサブ画素の影響を受け、輝度勾配に差が生じていることがわかる。このように輝度勾配が小さくなる程、エッジのボケは大きくなる。また、エッジ周辺部におけるOriginal画像とReproduction画像とのL成分差の加算値が大きい程、左右エッジの輝度勾配が小さくなると共に、コントラスト(輝度最大値と最小値の差)が低くなり、エッジのボケが大きくなる傾向にある。一方、図7(c)、図7(d)より、u成分、及びv成分の両方とも、周囲のサブ画素の影響を受けて色成分が増加し、色割れを引き起こしていることがわかる。
ここで、上記の図5〜図7で示した事実を考慮に入れて、RGBEGYの各画素の配置候補に対してサブ画素誤差確認処理を行い、その結果を考察する。
図8は、RGBEGYの配置候補を全て示している。なお、RGBEGYにおける組み合わせの数は「5×4×3×2×1=120個」であるが、左右の対称性を考慮すれば、配置候補の数はこの半分の60個となる。即ち、例えば「RGBEGY」を「YEGBGR」と同一のものとして扱う。
図9は、図8に示した60個の配置候補に対して、サブ画素誤差確認処理を行ったときの結果を示している。図9に示すグラフは、横軸に黒白パターンに対応する画像位置を示し、縦軸にL成分の値を示している。また、それぞれのグラフは、Original画像とReproduction画像とを重ねて表示している。これらのグラフにより、「BYGREG」の配置順にした場合(図9において太線で囲んだグラフ)に、L成分差の加算値が比較的小さいという結果が得られる。
(サブ画素配置方法)
次に、第1実施形態に係るサブ画素配置方法について説明する。第1実施形態では、以下に示す第1の条件〜第3の条件に従ってサブ画素配置を行う。
まず、第1の条件としては、複数のサブ画素のうち、輝度成分が小さいサブ画素を表示画素の両端に配置する。こうするのは、例えば図7(a)に示した黒白のパターンに対して視覚特性のフィルタ処理を行うことを考えると、5つのサブ画素を一組とする表示画素の両端に輝度の小さいサブ画素を配置したほうが、エッジ周辺部のL成分差の加算値が小さくなると考えられるからである。逆に言うと、表示画素の両端に位置するサブ画素の輝度が高い場合は、白を表示した際の両端の輝度が高くなり、黒とのフィルタ処理の結果、エッジのボケの原因となる輝度上昇に繋がるからである。
第2の条件としては、輝度成分の小さいサブ画素から順に、表示画素の両端から中央に向かって配置する。こうするのは、白黒のエッジになる可能性がある表示画素の両端に近いサブ画素ほど、視覚フィルタの形状より、輝度勾配に影響を与えるからである。このように表示画素の中央から両端に向かって輝度成分の小さいサブ画素を配置することによって、エッジ周辺部のL成分差の加算値を小さくすることができると共に、輝度勾配を大きくすることができると考えられる。
第3の条件としては、表示画素の左側に配置されているサブ画素の輝度加算値と、表示画素の右側に配置されているサブ画素の輝度加算値との差が小さくなるように、サブ画素を配置する。こうするのは、表示画素の左側を構成するサブ画素の輝度加算値と、表示画素の右側を構成するサブ画素の輝度加算値との差が大きい場合は、片方のエッジだけぼける問題が発生する可能性があるからである。即ち、このように表示画素における左右の輝度加算値の差を小さくする事により、左右のエッジの輝度勾配を同程度に保つことができるからである。
図10は、RGBEGYの輝度と輝度加算値を具体的に示した表である。図10(a)は、RGBEGY各色に関して、XYZから求めたLum成分、R/G成分、B/Y成分を示す。なお、本明細書では、輝度は、XYZにおける「Y」に相当する値として用いる。また、輝度のことを「Lum」又は「輝度Lum」と表記する。
また、図10(b)は、RGBEGYから選んだ2色(第1色、第2色)の輝度を加算した値(輝度加算値)を示している。更に、図10(c)は、「B」、「EG」を両端に配置した場合において、「BY」(左セット)と「REG」(右セット)を組み合わせた場合(即ち「BYGREG」の配置順にした場合)の2つの輝度加算値における差の絶対値を上に示し、「BR」(左セット)と「YEG」(右セット)を組み合わせた場合(即ち「BRGYEG」の配置順にした場合)の2つの輝度加算値における差の絶対値を下に示している。
ここで、図10のような結果が得られた場合に、上記した第1の条件〜第3の条件に基づいてサブ画素の配置位置を決定することを考える。
図10(a)より、「B」と「EG」の輝度Lumが最も小さいことがわかる。したがって、第1の条件に従うと、「B」及び「EG」を表示画素の両端に配置することが決定される。このように配置することにより、エッジ周辺部のL成分差の加算値を小さくすることができる。
また、図10(a)より、「B」と「EG」の次に輝度が小さいのは、「R」と「Y」であることがわかる。したがって、第2の条件に従うと、「R」と「Y」を表示画素の両端から2番目に配置することが決定される。このように配置することにより、エッジ周辺部のL成分差の加算値を小さくすることができると共に、輝度勾配を大きくすることができる。
上記のように表示画素の両端から2番目にサブ画素を配置する場合、左に「BY」を配置し、右に「REG」を配置する配置順(即ち「BYGREG」)と、左に「BR」を配置し、右に「YEG」を配置する配置順(即ち「BRGYEG」)の2つの候補が得られる。ここで、図10(c)を参照すると、「BY」(左セット)と「REG」(右セット)を組み合わせたときに、輝度加算値の差の絶対値が小さいことがわかる。したがって、第3の条件に従うと、「BY」(左セット)と「REG」(右セット)の組み合わせが決定される。これにより、最終的に「BYGREG」の配置順が決定される。このように配置することにより、表示画素における左右のエッジの輝度勾配を同程度に保つことができる。
以上より、第1実施形態に係るサブ画素配置方法の実行による結果と、60個の配置候補に対するサブ画素誤差確認処理によって得られた結果(図9参照)とが同一になることがわかる。即ち、第1の条件〜第3の条件に基づいてサブ画素を配置することによって、誤差が少ない配置順を得ることができるといえる。
(サブ画素配置処理)
次に、図11を用いて、第1実施形態に係るサブ画素配置処理について説明する。
図11は、サブ画素配置処理を示すフローチャートである。なお、この処理はコンピュータがプログラムを読み出すことによって、又は記録媒体に記録されたプログラムを読み出すことによって実行される。また、この処理は、画像表示装置100を設計する段階などにおいて実行される。
まず、ステップS201では、RGBEGY各色のXYZを入力する。各色のXYZは、カラーフィルタ23cやバックライトユニット23iの分光特性から決定できる値であり、シミュレーションや実測によって求められる。そして、処理はステップS202に進む。ステップS202では、XYZを輝度−反対色空間へ変換し、Lum、R/G、B/Yの各成分として表す。そして、処理はステップS203に進む。
ステップS203では、ステップS202で得られた輝度Lumに基づいて、表示画素の両端に配置するサブ画素を決定する。この場合、計算された輝度Lumに基づいて、輝度Lumが最も小さい2つのサブ画素を、表示画素の両端に配置する。即ち、第1の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。図10で示すような結果が得られた場合には、輝度Lumが小さい「B」及び「EG」を、表示画素の両端に配置する。更に、この「B」及び「EG」を第1色としたときの輝度加算値を計算する。これにより、例えば図10(b)で示すようなグラフを得る。以上の処理が終了すると、処理はステップS204に進む。
ステップS204では、次に輝度が小さいサブ画素を、表示画素の両端から次に近い位置に配置する。具体的には、未だ配置位置が決定されていないサブ画素において最も輝度が小さいサブ画素を、サブ画素が配置されてない箇所においてサブ画素の両端から次に近い位置に配置する。即ち、第2の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。図10で示すような結果が得られた場合には、輝度Lumが最も小さい「B」と「EG」の次に輝度が小さいのは「R」と「Y」である。そのため、表示画素の両端に配置された「B」と「EG」のそれぞれの隣りに「R」と「Y」とを配置する。これにより、「BYGREG」と「BRGYEG」の2通りの配置順が決定される。なお、「B」と「EG」のそれぞれの隣りに「R」又は「Y」が配置されることが決定されることによって、表示画素の中央に「G」が配置されることが自動的に決定される。この「G」は、輝度Lumが最も大きい。以上のステップS204の処理が終了すると、処理はステップS205に進む。
ステップS205では、表示画素の左側と右側に配置されているサブ画素において、輝度加算値の差が小さくなる候補を選択し、表示画素の両端から次に近い位置に配置するサブ画素を決定する。即ち、第3の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。図10で示すような結果が得られた場合には、左に「BY」を配置し、右に「REG」を配置する配置順と、左に「BR」を配置し、右に「YEG」を配置する配置順とを比較した場合、左に「BY」を配置し、右に「REG」を配置する配置順のほうが輝度加算値の差の絶対値が小さくなる。したがって、「B」の隣に「Y」を配置し、「EG」の隣に「R」を配置することが決定される。これにより、「BYGREG」の配置順が決定される。以上の処理が終了すると、処理はステップS206に進む。
ステップS206では、全てのサブ画素の配置位置が決定されたか否かを判定する。全配置位置が決定されている場合(ステップS206;Yes)には、処理は当該フローを抜ける。一方、全配置位置が決定されていない場合(ステップS206;No)には、処理はステップS204に戻る。即ち、サブ画素の配置を再度行う。上記したように5つのサブ画素を配置する場合には、ステップS204〜S206の処理を一度行うのみで、全てのサブ画素の配置位置が決定される。なお、上記では「BYGREG」の配置順が決定される例を示したが、「BYGREG」を逆に配置した「EGRGYB」が決定される場合もある。「BYGREG」と「EGRGYB」は同一の配置順であるからである。
このように、第1実施形態に係るサブ画素配置処理によれば、視覚特性を十分に考慮した形で、RGBEGYのサブ画素の配置を決定することができる。このようにして決定されたサブ画素の配置を画像表示装置100に対して適用することにより、エッジ周辺部のL成分差の加算値を小さくでき、視覚で観察した際のエッジボケ現象を軽減することができる。これにより、画像表示装置100は、高品質の画像を表示することが可能となる。
なお、上記では、サブ画素配置処理によって「BYGREG」のサブ画素の配置が決定される例を示したが、サブ画素配置処理によって常にこの配置順が決定されるとは限らない。この配置順は図10に示した結果が得られた場合に決定されるものであるため、図10に示した以外の結果が得られた場合には、この配置順と異なる配置順が決定される可能性もある。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、多色の構成が第1実施形態と異なる。具体的には、第2実施形態は、Yellowの代わりにWhite(以下、単に「W」と表記する。)を用いる点で、第1実施形態と異なる。即ち、RGBEGWによって色を構成する。なお、第2実施形態においても、前述した画像表示装置100と同様の構成を有する画像表示装置を用いるため、その説明を省略する。また、「White」のサブ画素には、着色層ではなく透明樹脂層が配置されている。
図12は、第2実施形態における表示部23の表示特性を示した図である。図12(a)は表示部23で用いられるカラーフィルタ23cの透過特性をRGBEGW各画素で示した図であり、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が透過率(%)を示している。なお、Whiteに対応するカラーフィルタ23cを用いていないため図示していない。図12(b)は、BlueLED及び蛍光体による白色LEDで構成されたバックライトの発光スペクトルを示しており、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が相対輝度を示している。図12(c)は、各画素の分光特性をRGBEGW各画素について示した図である。図12(c)も、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が相対輝度を示している。図12(d)は、RGBEGW各画素の分光特性をもとに、xy色度図上にプロットした図を示す。図12(d)における四角形の内部が表示部23において再現できる色を示し、この四角形が表示部23における色再現領域に対応する。また、四角形の頂点が色を構成するRGBEGに対応し、四角形の内部に位置する点がWに対応する。このような色再現領域は、4色における色再現領域と同様であるが、Whiteを追加して5色にすることによって、透過率が上昇する。そのため、表示部23の表面輝度を向上させる効果を得ることできる。
次に、第2実施形態に係るサブ画素誤差配置方法について説明する。第2実施形態でも、前述した第1の条件〜第3の条件に従ってサブ画素を配置する。
図13は、RGBWのサブ画素に対するサブ画素配置処理を示すフローチャートである。なお、この処理はコンピュータがプログラムを読み出すことによって、又は記録媒体に記録されたプログラムを読み出すことによって実行される。また、この処理は、画像表示装置100を設計する段階などに実行される。
まず、ステップS301では、RGBEGW各色のXYZを入力する。各色のXYZは、カラーフィルタ23cやバックライトユニット23iの分光特性から決定できる値であり、シミュレーションや実測によって求められる。そして、処理はステップS302に進む。ステップS302では、XYZを輝度−反対色空間へ変換し、Lum、R/G、B/Yの各成分として表す。例えば図14で示すような表が得られる。
図14は、RGBEGWの輝度と輝度加算値を具体的に示した表である。図14(a)は、左から順に、RGBEGW各色に関して、XYZから求めたLum成分、R/G成分、B/Y成分を示す。また、図14(b)は、RGBEGWから選んだ2色(第1色、第2色)の輝度を加算した輝度加算値を示している。更に、図14(c)は、「B」、「EG」を両端に配置した場合において、「BR」(右セット)と「GEG」(左セット)を組み合わせた場合(即ち、「BRWGEG」の配置順にした場合)の2つの輝度加算値における差の絶対値を上に示し、「BG」(右セット)と「REG」(左セット)を組み合わせた場合(即ち、「BGWREG」の配置順にした場合)の2つの輝度加算値における差の絶対値を下に示している。
図14(a)より、「B」と「EG」の輝度Lumが小さいことがわかる。また、図14(c)より、「B」と「EG」を両端に配置した場合において、「BG」(右セット)と「REG」(左セット)を組み合わせたときに、輝度加算値の差の絶対値が小さいことがわかる。即ち、「BRWGEG」の配置順よりも、「BGWREG」の配置順のほうが、輝度加算値の差の絶対値が小さくなる。
図13に戻って、説明を行う。上記したステップ302の処理が終了すると、処理はステップS303に進む。ステップS303では、ステップS302で得られた輝度Lumに基づいて、表示画素の両端に配置するサブ画素を決定する。この場合、計算された輝度Lumに基づいて、輝度Lumが最も小さい2つのサブ画素を、表示画素の両端に配置する。即ち、第1の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。図14で示すような結果が得られた場合には、輝度Lumが小さい「B」及び「EG」を、表示画素の両端に配置する。更に、この「B」及び「EG」を第1色としたときの輝度加算値を計算する。これにより、例えば図14(b)で示すようなグラフを得る。以上の処理が終了すると、処理はステップS304に進む。
ステップS304では、次に輝度が小さいサブ画素を、表示画素の両端から次に近い位置に配置する。具体的には、未だ配置位置が決定されていないサブ画素において最も輝度が小さいサブ画素を、サブ画素が配置されてない箇所においてサブ画素の両端から次に近い位置に配置する。即ち、第2の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。図14で示すような結果が得られた場合には、輝度Lumが最も小さい「B」と「EG」の次に輝度が小さいのは「R」と「G」である。そのため、表示画素の両端に配置された「B」と「EG」のそれぞれの隣りに「R」と「G」とを配置する。これにより、「BRWGEG」と「BGWREG」の2通りの配置順が決定される。なお、「B」と「EG」の隣りに「R」と「G」が配置されることが決定されることによって、表示画素の中央に「W」が配置されることが自動的に決定される。この「W」は、輝度Lumが最も大きい。以上のステップS304の処理が終了すると、処理はステップS305に進む。
ステップS305では、表示画素の左側と右側に配置されているサブ画素において、輝度加算値の差が小さくなる候補を選択し、表示画素の両端から次に近い位置に配置するサブ画素を決定する。即ち、第3の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。図14で示すような結果が得られた場合には、左に「BR」を配置し、右に「GEG」を配置する配置順と、左に「BG」を配置し、右に「REG」を配置する配置順とを比較した場合、左に「BG」を配置し、右に「REG」を配置する配置順のほうが輝度加算値の差の絶対値が小さくなる。したがって、「B」の隣に「G」を配置し、「EG」の隣に「R」を配置することが決定される。これにより、「BGWREG」の配置順が決定される。以上の処理が終了すると、処理はステップS306に進む。
ステップS306では、全てのサブ画素の配置位置が決定されたか否かを判定する。全配置位置が決定されている場合(ステップS306;Yes)には、処理は当該フローを抜ける。一方、全配置位置が決定されていない場合(ステップS306;No)には、処理はステップS304に戻る。即ち、サブ画素の配置を再度行う。上記したように5つのサブ画素を配置する場合には、ステップS304〜S306の処理を一度行うのみで、全てのサブ画素の配置位置が決定される。なお、上記では「BGWREG」の配置順が決定される例を示したが、「BGWREG」を逆に配置した「EGRWGB」が決定される場合もある。「BGWREG」と「EGRWGB」は同一の配置順であるからである。
ここで、上記のサブ画素配置処理の結果と、RGBEGWの各画素の配置候補に対してサブ画素誤差確認処理を行ったときの結果とを比較する。
図15は、RGBEGWの配置候補を全て示している。なお、RGBEGWにおける組み合わせの数は「5×4×3×2×1=120個」であるが、左右の対称性を考慮すれば、配置候補の数はこの半分の60個となる。
図16は、図15に示した60個の配置候補に対して、サブ画素誤差確認処理を行ったときの結果を示している。図16に示すグラフは、横軸に黒白パターンに対応する画像位置を示し、縦軸にL成分の値を示している。また、それぞれのグラフは、Original画像とReproduction画像とを重ねて表示している。これらのグラフにより、「BGWREG」の配置順にした場合(図16において太線で囲んだグラフ)に、L成分差の加算値が比較的小さいという結果が得られる。これより、第2実施形態に係るサブ画素配置処理の実行による結果と、60個の配置候補に対するサブ画素誤差確認処理によって得られた結果(図16参照)とが同一になることがわかる。即ち、第1の条件〜第3の条件に基づいてサブ画素を配置することによって、誤差が少ない配置順を得ることができるといえる。
このように、第2実施形態に係るサブ画素配置処理によれば、視覚特性を十分に考慮した形で、RGBEGWのサブ画素の配置を決定することができる。このようにして決定されたサブ画素の配置を、W画像を用いて構成された画像表示装置100に対して適用することにより、エッジボケ現象を軽減することができる。したがって、画像表示装置100は、高品質の画像を表示することが可能となる。
なお、上記では、サブ画素配置処理によって「BGWREG」のサブ画素の配置が決定される例を示したが、サブ画素配置処理によって常にこの配置順が決定されるとは限らない。この配置順は図14に示した結果が得られた場合に決定されるものであるため、図14に示した以外の結果が得られた場合には、この配置順と異なる配置順が決定される可能性もある。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、多色の構成が第1実施形態及び第2実施形態と異なる。具体的には、第3実施形態は、RGBEGYWの6つの色によって色を構成する。なお、第3実施形態においても、前述した画像表示装置100と概ね同様の構成を有する画像表示装置を用いるため、その説明を省略する。この場合、データ線駆動回路21は、3840本のデータ線に対してデータ線駆動信号を供給する点で、第1実施形態及び第2実施形態と異なる。
図17は、第3実施形態における表示部23の表示特性を示した図である。図17(a)は表示部23で用いられるカラーフィルタ23cの透過特性をRGBEGYW各画素で示した図であり、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が透過率(%)を示している。なお、Whiteに対応するカラーフィルタ23cを用いていないため図示していない。図17(b)は、BlueLED及び蛍光体による白色LEDで構成されたバックライトの発光スペクトルを示しており、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が相対輝度を示している。図17(c)は、各画素の分光特性をRGBEGYW各画素について示した図である。図17(c)も、横軸が波長(nm)を示し、縦軸が相対輝度を示している。図17(d)は、RGBEGYW各画素の分光特性をもとに、xy色度図上にプロットした図を示す。図17(d)における五角形の内部が表示部23において再現できる色を示し、この五角形が表示部23における色再現領域に対応する。また、五角形の頂点が色を構成するRGBEGYに対応し、五角形の内部に位置する点がWに対応する。
次に、第3実施形態に係るサブ画素配置方法について説明する。第3実施形態でも、基本的には、前述した第1の条件〜第3の条件に従ってサブ画素を配置する。第3実施形態では、第1の条件〜第3の条件に従うことにより、以下のような手順でサブ画素の配置位置が決定される。
まず、RGBEGYWにおいて最も輝度が小さい2つのサブ画素を、表示画素の両端に配置する(以下、この配置を「1回目配置」と呼ぶ)。1回目配置は、第1の条件に従った配置である。
次に、両端に配置されたサブ画素の次に輝度が小さいサブ画素を、両端に配置されたサブ画素の隣りに配置する(以下、この配置を「2回目配置」と呼ぶ)。2回目配置は、第2の条件に従った配置である。そして、表示画素の中央から左側に配置されるサブ画素と、表示画素の中央から右側に配置されるサブ画素とにおいて、輝度加算値の差が小さくなるように、両端に配置されたサブ画素の隣りにサブ画素を配置する(以下、この配置を「3回目配置」と呼ぶ)。より詳しくは、3回目配置は、2つのサブ画素から得られる輝度加算値を比較することによって行われる。3回目配置は、第3の条件に従った配置である。以上により、4つのサブ画素の配置位置が決定される。
次に、残りの2つのサブ画素の配置位置を決定する。この場合、残りの2つの配置位置に、配置位置が未決定である2つのサブ画素を配置する(以下、この配置を「4回目配置」と呼ぶ)。4回目配置は、第2の条件に従った配置である。次に、表示画素の左側と右側に配置されているサブ画素において、輝度加算値の差が小さくなるように、残りの2つのサブ画素の配置位置を決定する(以下、この配置を「5回目配置」と呼ぶ)。より詳しくは、この配置は、3つのサブ画素から得られる輝度加算値を比較することによって行われる。5回目配置は、第3の条件に従った配置である。以上により、6つのサブ画素の配置位置が決定される。
図18は、RGBEGYWの輝度と輝度加算値を具体的に示した表である。図18(a)は、RGBEGYW各色に関して、XYZから求めたLum成分、R/G成分、B/Y成分を示す。図18(a)は、1回目配置を行う際に参照される。
図18(b)は、RGBEGYWから選んだ2色(第1色、第2色)の輝度を加算した輝度加算値を示している。詳しくは、図18(b)は輝度Lumが最も小さい「B」及び「EG」を第1色として選択した場合に想定される組み合わせ(4通り)についての輝度加算値を示している。図18(c)は、図18(b)に示す輝度加算値の差の絶対値を示した図である。図18(c)は、3回目配置を行う際に参照される。
図18(d)は、「B」及び「EG」を両端に配置し、「B」の隣りに「Y」を配置し、「EG」の隣りに「R」を配置した場合において、これらの隣りに「W」又は「G」を配置したときの3色における輝度加算値を示している。詳しくは、4通りの組み合わせについての輝度加算値を示している。図18(e)は、図18(d)に示す輝度加算値の差の絶対値を示した図である。図18(e)は、5回目配置を行う際に参照される。
ここで、図18のような結果が得られた場合にサブ画素の配置位置を決定することを考える。図18(a)より、「B」と「EG」の輝度Lumが最も小さいことがわかる。したがって、1回目配置により、「B」と「EG」が表示画素の両端に配置される。また、図18(a)より、「B」と「EG」の次に輝度が小さいのは、「R」と「Y」であることがわかる。したがって、2回目配置により、「B」と「EG」のそれぞれの隣りに、「R」又は「Y」が配置される。このような2回目配置により、図18(b)に示す輝度加算値が得られる。そして、図18(b)に示す輝度加算値に基づいて、図18(c)に示すような輝度加算値の差の絶対値が得られる。
次に、3回目配置では、図18(c)を参照することによって、輝度加算値の差の絶対値が小さくなるような配置が決定される。これにより、3回目配置により、両端に配置された「B」の隣りに「Y」が配置され、両端に配置された「EG」の隣りに「R」が配置される。そして、4回目配置により、「BY」と「REG」のそれぞれの隣りに、残りの「G」又は「W」が配置される。このような4回目配置により、図18(d)に示す輝度加算値が得られる。そして、図18(d)に示す輝度加算値に基づいて、図18(e)に示すような輝度加算値の差の絶対値が得られる。5回目配置では、図18(e)を参照することによって、輝度加算値の差の絶対値が小さくなるような配置が決定される。これにより、5回目配置により、「BY」の右隣りに「W」が配置され、「REG」の左隣りに「G」が配置される。以上により、「BYWGREG」の配置順が決定される。
次に、第3実施形態に係るサブ画素誤差配置方法について説明する。第3実施形態でも、前述した第1の条件〜第3の条件に従ってサブ画素を配置する。
図19は、RGBEGYWのサブ画素に対するサブ画素配置処理を示すフローチャートである。なお、この処理はコンピュータがプログラムを読み出すことによって、又は記録媒体に記録されたプログラムを読み出すことによって実行される。また、この処理は、画像表示装置100を設計する段階などに実行される。
まず、ステップS401では、RGBEGYW各色のXYZを入力する。各色のXYZは、カラーフィルタ23cやバックライトユニット23iの分光特性から決定できる値であり、シミュレーションや実測によって求められる。そして、処理はステップS402に進む。ステップS402では、XYZを輝度−反対色空間へ変換し、Lum、R/G、B/Yの各成分として表す。例えば図18で示すような表が得られる。そして、処理はステップS403に進む。
ステップS403では、ステップS402で得られた輝度Lumに基づいて、表示画素の両端に配置するサブ画素を決定する。この場合、計算された輝度Lumに基づいて、輝度Lumが最も小さい2つのサブ画素を、表示画素の両端に配置する。即ち、第1の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。ここで、1回目配置を行う場合について説明する。図18で示すような結果が得られた場合には、1回目配置において、輝度Lumが小さい「B」及び「EG」を表示画素の両端に配置する。そして、処理はステップS404に進む。
ステップS404では、次に輝度が小さいサブ画素を、表示画素の両端から次に近い位置に配置する。具体的には、未だ配置位置が決定されていないサブ画素において最も輝度が小さいサブ画素を、サブ画素が配置されてない箇所においてサブ画素の両端から次に近い位置に配置する。即ち、第2の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。ここで、2回目配置を行う場合について説明する。図18で示すような結果が得られた場合には、輝度Lumが最も小さい「B」と「EG」の次に輝度が小さいのは「R」と「Y」である。そのため、2回目配置において、表示画素の両端に配置された「B」及び「EG」のそれぞれの隣りに、「R」又は「Y」を配置する。これにより、「BY**REG」と「BR**YEG」の2通りの配置順が決定される(「*」は、配置されるサブ画素が未決定であることを示している)。以上のステップS404の処理が終了すると、処理はステップS405に進む。
ステップS405では、表示画素の左側と右側に配置されているサブ画素において、輝度加算値の差が小さくなる候補を選択し、表示画素の両端から次に近い位置に配置するサブ画素を決定する。即ち、第3の条件に基づいてサブ画素の配置を行う。ここで、3回目配置を行う場合について説明する。図18で示すような結果が得られた場合には、左に「BY」を配置し、右に「REG」を配置する配置順と、左に「BR」を配置し、右に「YEG」を配置する配置順とを比較した場合、左に「BY」を配置し、右に「REG」を配置する配置順のほうが輝度加算値の差の絶対値が小さくなる。そのため、3回目配置において、「B」の隣に「Y」を配置し、「EG」の隣に「R」を配置することが決定される。これにより、「BY**REG」の配置順が決定される。以上の処理が終了すると、処理はステップS406に進む。
ステップS406では、全てのサブ画素の配置位置が決定されたか否かを判定する。全配置位置が決定されている場合(ステップS406;Yes)には、処理は当該フローを抜ける。一方、全配置位置が決定されていない場合(ステップS406;No)には、処理はステップS404に戻る。即ち、サブ画素の配置を再度行う。上記したように6つのサブ画素を配置する場合には、ステップS404〜S406の処理を一度行うのみで、4つのサブ画素の配置位置が決定されるだけで、6つ全てのサブ画素の配置位置は決定されない。即ち、ステップS404〜S406の処理を一度行うのみでは、1回目配置〜3回目配置のみが行われ、4回目配置〜6回目配置が行われないこととなる。よって、ステップS406の処理の終了後、ステップS404〜S406の処理を再度行う。
ここで、ステップS404〜S406の処理を再度行うことによって実行される、4回目配置〜6回目配置について説明する。図18で示すような結果が得られた場合には、ステップS404では、配置位置が未決定である「G」と「W」が、「BY」と「REG」の間に配置される。これにより、4回目配置において、「BYWGREG」と「BYGWREG」の2通りの配置順が決定される。そして、処理はステップS405に進む。ステップS405では、輝度加算値の差の絶対値が小さくなる配置順が決定される。具体的には、図18で示すような結果が得られた場合には、「BY」の右隣りに「W」を配置し、「REG」の左隣りに「G」を配置する配置順と、「BY」の右隣りに「G」を配置し、「REG」の左隣りに「W」を配置する配置順とを比較した場合、「BY」の右隣りに「W」を配置し、「REG」の左隣りに「G」を配置する配置順のほうが輝度加算値の差の絶対値が小さくなる。したがって、5回目配置において、「BY」の右隣りに「W」を配置し、「REG」の左隣りに「G」を配置することが決定される。これにより、「BYWGREG」の配置順が決定される。即ち、6つ全てのサブ画素の配置位置が全て決定される。以上の処理が終了すると、処理はステップS406に進む。ステップS406では、全配置位置が決定されていると判定されるため(ステップS406;Yes)、処理は当該フローを抜ける。なお、上記では「BYWGREG」の配置順が決定される例を示したが、「BYWGREG」を逆に配置した「EGRGWYB」が決定される場合もある。
このように、第3実施形態に係るサブ画素配置処理によれば、視覚特性を十分に考慮した形で、RGBEGYWのサブ画素の配置を決定することができる。このようにして決定されたサブ画素の配置を画像表示装置100に対して適用することにより、エッジボケ現象を軽減することができる。したがって、画像表示装置100は、高品質の画像を表示することが可能となる。
なお、上記では、サブ画素配置処理によって「BYWGREG」のサブ画素の配置が決定される例を示したが、サブ画素配置処理によって常にこの配置順が決定されるとは限らない。この配置順は図18に示した結果が得られた場合に決定されるものであるため、図18に示した以外の結果が得られた場合には、この配置順と異なる配置順が決定される可能性もある。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。前述した第1実施形態乃至第3実施形態では、表示部23における表示画素の配置がストライプ配置であったのに対して、第4実施形態では、表示部における表示画素の配置(以下、「表示画素配置」とも呼ぶ。)をストライプ配置から変更する。
図20は、第4実施形態に係る画像表示装置101の概略構成を示すブロック図である。この画像表示装置101は、第1実施形態に係る画像表示装置100(図1参照)とは、入力信号に対するリサンプル回路11aが追加されていること、データ線駆動回路21の出力数が異なることが相違点となる。よって、同一の構成要素及び信号に対しては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
リサンプル回路11aは、表示部23zの表示画素の配置に一致させるため、横方向の個数を変更する。例えば、リサンプル回路11aは、入力されるデジタル信号に対してD/A変換器で一旦アナログ信号に変換後、時間軸上で再サンプルを行うことによって、上記の変更を行う。他の例では、リサンプル回路11aは、デジタル信号のままリサイズを行うことによって、上記の変更を行う。
データ線駆動回路21は、1600本のデータ線に対してデータ線駆動信号X1〜X1600を供給する。なお、データ線駆動回路21の出力数に関しては、図22において説明する。
ここで、第4実施形態における画素配置について説明する前に、3色を用いた場合において表示画素配置をストライプ配置から変更する場合を例に挙げて説明する。
図21は、3色RGBにおいて表示画素配置を変更する例を説明するための図である。図21(a)において、黒小丸の格子状の点180が、入力データの存在する点に対応する。例えば、VGAサイズの場合には、この点180は「縦480個×横640個」存在する。また、図21(a)中の矢印はデータ線駆動信号及び走査線駆動信号の入力を示しており、白丸の点181は変更後のデータの存在する点(以下、「サンプル点」とも呼ぶ)を示している。
上記したリサンプル回路11aは、表示部23zの表示画素配置に一致させるため、横方向の個数を変更する。この場合、点181の間隔A11(言い換えると、表示画素の横の長さ)を2倍にし、表示画素の個数を半分に変更している。詳しくは、表示画素の縦の長さA12を「1.0」とすると、表示画素の横の長さA11は「A11=A12×2=2.0」となる。また、横1ラインが縦方向に下がるごとに、サンプル点を半ピッチ(A11/2)ずらしている。このようにサンプル点を半ピッチずらすことによって、横方向の個数を少なくしても、比較的劣化が少なく画像表示を行うことが可能となる。
次に、図21(b)を用いて、3色における表示画素配置について具体的に説明する。この場合、表示画素は3つのサブ画素を一組として構成し、横方向の間隔A11が「2.0」であるので、サブ画素の横の長さは「B11=A11/3=0.667」となる(図21(b)の右図参照)。また、図21(b)の左図より、縦方向でみると表示画素として半ピッチ(A11/2)ずれているため、同一のサブ画素は「A11/2」ずれて配置されている。更に、サブ画素単位としてみれば「B11/2」ずれている。3色を用いた表示部23zにおいては、2ラインにまたがって3色の一組をみると、逆三角形の頂点位置に3色が配置されているため、符号185で示すようにデルタ配置が形成されている。なお、リサンプル回路11aの出力をデータ制御回路(不図示)が受け、データ線と走査線のタイミング調整を行ってデータ線駆動回路21と走査線駆動回路22を適宜制御することにより、画像表示装置101は、このような表示画素配置に対して適切に表示を行うことが可能となる。
ここで、第4実施形態に係る表示画素配置について、図22乃至図24を用いて具体的に説明する。
図22は、第4実施形態の第1の例に係る表示画素配置を説明するための図である。図22(a)に示すように、リサンプルの条件は図21と同様である。即ち、表示画素の縦の長さA12を「1.0」とすると、表示画素の横の長さA21は「A21=A12×2=2.0」である。この場合、リサンプル回路11aの入力および出力は3色の信号であり、表示部23zが5色であるため、色変換回路12において3色から5色への色変換が行われる。図22(b)は、表示画素配置を示している。図22(b)の右図より、サブ画素の横の長さB21は「B21=A21/5=0.4」となる。また、図22(b)の左図より、縦方向でみると、表示画素として半ピッチ(A21/2)ずれているため、同一のサブ画素は「A21/2」ずれて配置されている。
図22に示す表示画素配置を有する表示部23zにおいて、入力データがVGAの場合には、リサンプル後の表示画素の数は「縦480個×横320個」となる。この場合、横方向のサブ画素の個数としては、「320×5=1600個」となる。上記の図20には、図22に示す表示画素配置を有する表示部23zを適用した画像表示装置101を示している。そのため、データ線駆動回路21は、1600本のデータ線に対してデータ線駆動信号X1〜X1600を供給している。一方、ストライプ配置を有する画像表示装置100(図1参照)では、データ線駆動回路21から表示部23zへの出力は「640×5=3200個」である。以上より、第1の例に係る表示画素配置を適用することによって、同じ入力においてもデータ線駆動回路21からの出力を減らすことが可能であるため、画像表示装置101を低コスト化することが可能となる。
図23は、第4実施形態の第2の例に係る表示画素配置を説明するための図である。図23(a)に示すように、表示画素の縦の長さA12を「1.0」とすると、表示画素の横の長さA31は「A31=A12×1.5=1.5」である。図23(b)は、表示画素配置を示している。この場合、サブ画素の横の長さB31は「B31=A31/5=0.3」となる。また、縦方向でみると、表示画素として半ピッチ(A31/2)ずれているため、同一のサブ画素は「A31/2」ずれて配置されている。第2の例に係る表示画素配置を適用した場合にも、同じ入力においてもデータ線駆動回路21からの出力を減らすことが可能であるため、画像表示装置101を低コスト化することが可能となる。
図24は、第4実施形態の第3の例に係る表示画素配置を説明するための図である。図24(a)に示すように、表示画素の縦の長さA12を「1.0」とすると、表示画素の横の長さA41は「A41=A12×1=1.0」である。図24(b)は、表示画素配置を示している。この場合、サブ画素の横の長さB41は「B41=A41/5=0.2」となる。また、縦方向でみると、表示画素として半ピッチ(A41/2)ずれているため、同一のサブ画素は「A41/2」ずれて配置されている。第3の例に係る表示画素配置を適用した場合には、データ線駆動回路21からの出力の数はストライプ配置を採用する場合(図2参照)と比較して減少しないが、表示画素が半ピッチずれることによって、見かけ上、横方向の解像度が向上する。
なお、上記では、5色を用いて表示画素を構成した場合の表示画素配置の例を示したが、6色を用いて表示画素を構成した場合にも同様の表示画素配置を行うことができる。また、上記の第1の例〜第3の例に係る表示画素配置を行った場合において、表示画素を構成するサブ画素の配置は、前述した第1実施形態乃至第3実施形態に係るサブ画素配置処理のうちのいずれかによって決定されたサブ画素の配置順を適用することができる。即ち、表示画素を半ピッチずらして配置する場合においても、視覚特性を十分に考慮した形で、RGBEGY、RGBEGW及びRGBYWのサブ画素の配置順を決定することができる。具体的には、RGBEGYの5色を用いる場合には、第1実施形態に係るサブ画素配置処理によって決定された配置順を適用し、RGBEGWの5色を用いる場合には、第2実施形態に係るサブ画素配置処理によって決定された配置を適用し、RGBEGYWの6色を用いる場合には、第3実施形態に係るサブ画素配置処理によって決定された配置を適用する。
上記のように、第1実施形態乃至第3実施形態に係るサブ画素配置処理を適用することができる理由は以下の通りである。第4実施形態に係る画像表示装置101は、リサンプル回路11aを有しているが、リサンプル回路11aの入出力は3色であるため、5色又は6色への直接的な影響は少ない。そのため、画像表示装置101は、例えば4色として黒白パターンを表示する場合には、第1実施形態及び第2実施形態に係る画像表示装置100の動作と全く同じ状態となる。一方、第4実施形態においては、サブ画素単位での横の長さが異なるため、視覚特性を反映したフィルタ特性が若干異なるが、誤差の大小関係はほぼそのまま保存されると考えられる。以上より、第1実施形態乃至第3実施形態に係るサブ画素配置処理によって決定されたサブ画素の配置順を、第4実施形態に係る表示画素配置を行った場合にも適用することができる。
このように、第4実施形態によれば、表示画素を半ピッチずらして配置しても、表示画像における色成分誤差を少なくすることができると共に、視覚で観察した際の色割れ現象を軽減することができる。また、低コスト化した画像表示装置や、見かけ上解像度を向上させた画像表示装置に対しても、このような色割れ現象などを軽減することができる。
なお、上記では、表示画素の横の長さ(表示画素の間隔)を「A21=2.0」、「A31=1.5」、「A41=1.0」にして表示画素配置を変更する例を示したが、本発明は、これら以外の長さに表示画素を設定して表示画素配置を変更した場合にも適用することができる。
[変形例]
本発明は、5色としてRGBEGYやRGBEGW以外の他の構成を用いる場合や、6色としてRGBEGYW以外の他の構成を用いる場合にも適用することができる。また、本発明は、5色や6色に適用は限定されず、4色や7色以上を用いた場合にも適用することができる。
更に、上記ではBlue LEDに蛍光体を組み合わせた白色LEDバックライトを示したが、本発明は、バックライトが他の構成を有する場合にも適用することができる。例えば、RGB3色 LEDバックライトなどに対しても適用することができる。
更に、本発明は、液晶(LCD)を用いた画像表示装置に対する適用に限定はされず、有機EL表示装置(OLED)、プラズマ表示装置(PDP)、ブラウン管表示装置(CRT)、電界放出表示装置(FED)などの平面表示を行う画像表示装置に対して適用することができる。また、本発明は、透過型液晶表示装置だけでなく、反射型や半透過反射型の画像表示装置に対しても適用可能である。
なお、本発明は、上記した実施形態において示した「緑(Green)」を、「黄緑(Yellow Green)」に置き換えた場合にも適用することができる。
[電子機器]
次に、本発明の画像表示装置100、101を適用した電子機器の例について説明する。図25は、本発明を適用した電子機器の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、画像表示部としての液晶表示装置700と、これを制御する制御手段410とを有する。本発明の画像表示装置100、101は液晶表示装置700内に設けることができる。ここでは、液晶表示装置700を、パネル構造体403と、半導体ICなどで構成される駆動回路402とに概念的に分けて描いてある。制御手段410は、表示情報出力源411と、表示情報処理回路412と、電源回路(電源装置)413と、タイミングジェネレータ414と、を有する。
表示情報出力源411は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ414によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示情報を表示情報処理回路412に供給するように構成されている。
表示情報処理回路412は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKとともに駆動回路402へ供給する。駆動回路402は、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路413は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
次に、本発明を適用した電子機器の具体例について図26を参照して説明する。
まず、本発明に係る画像表示装置100、101を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)に適用した例について説明する。図26(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る画像表示装置100、101を適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明に係る画像表示装置100、101を携帯電話機に適用した例について説明する。図26(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723と、液晶表示装置を使用した表示部724を備える。
なお、本発明に係る画像表示装置100、101を適用可能な電子機器としては他にも、液晶テレビ、テレビ電話などが挙げられる。
[他の実施例]
上記の説明では、複数の色(着色領域)として例えばR,G,B,EG,Yを挙げて説明したが、本発明の適用はこれには限定されず、他の着色領域により1つの表示画素を構成することもできる。
この場合、複数の着色領域は、波長に応じて色相が変化する可視光領域(380〜780nm)のうち、Bに代えて青系の色相の着色領域(「第1着色領域」とも呼ぶ。)、Rに代えて赤系の色相の着色領域(「第2着色領域」とも呼ぶ。)と、G又はEGに代えて青から黄までの色相の中で選択された2種の色相の着色領域(「第3着色領域」、「第4着色領域」とも呼ぶ。)を含む。ここで「系」との語を用いているが、例えば青系であれば純粋の青の色相に限定されるものでなく、青紫や青緑等を含むものである。赤系の色相であれば、赤に限定されるものでなく橙を含む。また、これら着色領域は単一の着色層で構成されても良いし、複数の異なる色相の着色層を重ねて構成されても良い。また、これら着色領域は色相で述べているが、当該色相は、彩度、明度を適宜変更し、色を設定し得るものである。
具体的な色相の範囲は、
・青系の色相の着色領域は、青紫から青緑であり、より好ましくは藍から青である。
・赤系の色相の着色領域は、橙から赤である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、青から緑であり、より好ましくは青緑から緑である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、緑から橙であり、より好ましくは緑から黄である。もしくは緑から黄緑である。
ここで、各着色領域は、同じ色相を用いることはない。例えば、青から黄までの色相で選択される2つの着色領域で緑系の色相を用いる場合は、他方は一方の緑に対して青系もしくは黄緑系の色相を用いる。
これにより、従来のRGBの着色領域よりも広範囲の色再現性を実現することができる。
また、上記では広範囲の色再現性を色相で述べたが、他の具体的な例として、以下に、着色領域を透過した光の波長で表現すると以下のようになる。
・青系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが415〜500nmにある着色領域、好ましくは、435〜485nmにある着色領域である。
・赤系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが600nm以上にある着色領域で、好ましくは、605nm以上にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが485〜535nmにある着色領域で、好ましくは、495〜520nmにある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが500〜590nmにある着色領域、好ましくは510〜585nmにある着色領域、もしくは530〜565nmにある着色領域である。
なお、これら波長は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを通して得られた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
さらに、着色領域をx、y色度図で表現すると以下のようになる。
・青系の着色領域は、x≦0.151、y≦0.200にある着色領域であり、好ましくは、0.134≦x≦0.151、0.034≦y≦0.200にある着色領域である。
・赤系の着色領域は、0.520≦x、y≦0.360にある着色領域であり、好ましくは、0.550≦x≦0.690、0.210≦y≦0.360にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、x≦0.200、0.210≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.080≦x≦0.200、0.210≦y≦0.759にある着色領域である。
・青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、0.257≦x、0.450≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.257≦x≦0.520、0.450≦y≦0.720にある着色領域である。
なお、これのx、y色度図は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを通して得られた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
これらの着色領域は、サブ画素に透過領域と反射領域を備えた場合、透過領域及び反射領域も上述した範囲で適用することができるものである。
なお、本例における着色領域を用いた場合、バックライトにはRGBの光源としてLED、蛍光管、有機ELなどを用いても良い。または白色光源を用いても良い。なお、白色光源は青の発光体とYAG蛍光体により生成される白色光源でもよい。
但し、RGB光源としては、以下のものが好ましい。
・Bは波長のピークが435nm〜485nmにあるもの
・Gは波長のピークが520nm〜545nmにあるもの
・Rは波長のピークが610nm〜650nmにあるもの
そして、RGB光源の波長によって、上記CFを適切に選定すればより広範囲の色再現性を得ることができる。また、波長が例えば、450nmと565nmにピークがくるような、複数のピークを持つ光源を用いても良い。
上記の着色領域の構成の例としては、具体的には以下のものがあげられる。
・色相が、赤、青、緑、シアン(青緑)の着色領域を含む複数の着色領域
・色相が、赤、青、緑、黄の着色領域を含む複数の着色領域
・色相が、赤、青、深緑、黄の着色領域を含む複数の着色領域
・色相が、赤、青、エメラルドグリーン、黄緑の着色領域を含む複数の着色領域
・色相が、赤、青、エメラルドグリーン、黄を含む着色領域を含む複数の着色領域
・色相が、赤、青、深緑、黄緑を含む着色領域を含む複数の着色領域
・色相が、赤、青緑、深緑、黄緑を含む着色領域を含む複数の着色領域
第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 表示部の各画素を拡大して示した概略図である。 表示部の具体的な構成を示す図である。 表示部の表示特性の一例を示した図である。 第1実施形態に係るサブ画素誤差確認処理を示すフローチャートである。 輝度−反対色成分に対するフィルタ特性を表した図である。 サブ画素誤差確認処理によって得られた結果の一例を示す図である。 RGBEGYの配置候補を示した図である。 図8の60個の配置候補に対して、サブ画素誤差確認処理を行ったときの結果を示す図である。 RGBEGYの輝度と輝度加算値を具体的に示した図である。 サブ画素配置処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における表示部の表示特性の一例を示した図である。 第2実施形態に係るサブ画素配置処理を示すフローチャートである。 RGBEGWの輝度と輝度加算値を具体的に示した図である。 RGBEGWの配置候補を示した図である。 図15の60個の配置候補に対して、サブ画素誤差確認処理を行ったときの結果を示す図である。 第3実施形態における表示部の表示特性の一例を示した図である。 RGBEGYWの輝度と輝度加算値を具体的に示した図である。 第3実施形態に係るサブ画素配置処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 3色のRGBにおいて表示画素配置を変更する例を説明するための図である。 第4実施形態の第1の例に係る表示画素配置を説明するための図である。 第4実施形態の第2の例に係る表示画素配置を説明するための図である。 第4実施形態の第3の例に係る表示画素配置を説明するための図である。 本発明を適用した電子機器の全体構成を示す概略構成図である。 本発明を適用した電子機器の具体例を示す図である。
符号の説明
10 画像処理部、 12 色変換回路、 15 テーブル格納メモリ、 16 γ補正回路、 21 データ線駆動回路、 22 走査線駆動回路、 23 表示部、 100、101 画像表示装置

Claims (15)

  1. それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて、画像の表示を行う画像表示装置であって、
    前記表示画素は、前記4以上のサブ画素の輝度の平均値よりも小さい輝度を有する2つのサブ画素が、当該表示画素の両端に配置されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示画素は、前記4以上のサブ画素のうち、輝度が最も大きいサブ画素が、当該表示画素の中央に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記表示画素は、前記4以上のサブ画素のうち、輝度が最も小さい2つのサブ画素が、当該表示画素の両端に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記表示画素は、当該表示画素の中央から端に向かって前記サブ画素の輝度が小さくなるように、前記サブ画素が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 前記表示画素は、当該表示画素の中央から一方側に位置する複数のサブ画素における輝度を加算した輝度加算値と、当該表示画素の中央から他方側に位置する複数のサブ画素における輝度を加算した輝度加算値と、の差の絶対値が小さくなるように前記サブ画素が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 前記輝度は、輝度−反対色空間において定義される値であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 前記輝度は、前記輝度−反対色空間における視覚空間特性に基づいて定義されることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記表示画素は、前記サブ画素が、青、黄色、緑、赤、エメラルドグリーンの順で配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  9. 前記表示画素は、前記サブ画素が、青、緑、白、赤、エメラルドグリーンの順で配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  10. 前記表示画素は、前記サブ画素が、青、黄色、白、緑、赤、エメラルドグリーンの順で配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  11. 前記表示画素は、前記画像表示装置における縦方向に同一色が連なるように直線上に複数配置されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  12. 前記表示画素は、縦方向において上下に隣接する前記表示画素同士において、それぞれの表示画素が有する前記サブ画素が少なくとも1つのサブ画素分だけ上下でずれるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  13. 前記サブ画素の横幅は、前記表示画素が5つのサブ画素によって構成される場合、当該表示画素の横幅の概ね5分の1であることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像表示装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の画像表示装置と、
    前記画像表示装置に電圧を供給する電源装置と、を備えることを特徴とする電子機器。
  15. それぞれ異なる色に対応する4以上のサブ画素を一組として有する表示画素を用いて画像の表示を行う画像表示装置に対して、前記サブ画素の配置を決定する画素配置設計方法であって、
    前記4以上のサブ画素の輝度の平均値よりも小さい輝度を有する2つのサブ画素を、当該表示画素の両端に配置する工程を備えることを特徴とする画素配置設計方法。
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