JP2007130584A - 部品姿勢判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で直方体状の透明部材及び不透明部材が積層された部品の姿勢を判定する。
【解決手段】直方体状の透明部材及び不透明部材が積層された部品Wが搬送される搬送面19aに互いに近接した発光開口60aと受光開口61aとが形成されている。搬送された部品Wが、不透明部材が搬送面19aと接する所望の姿勢でないとき、透明部材が発光開口60a及び受光開口61aの少なくとも一部を覆うように搬送面が形成されている。光センサユニット23が発光開口60aから光を出射させる発光素子と受光開口61aに入射された光を検知する受光素子とを有している。姿勢制御部は、受光素子が光を検知したとき不透明部材が搬送面19aと接していない姿勢で部品Wが搬送されていると判定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、直方体状の透明部材及び不透明部材が積層された部品の姿勢を判定する部品姿勢判定装置に関する。
無秩序な姿勢で投入された電子チップ等の小さな部品を所望の姿勢に整列させて搬送する(以下、「整送する」と称する。)パーツフィーダが知られている。そして、図1に示すような不透明な直方体状の基板部Lbの上面に同じく直方体状の透明部材Laを積層した部品であるLEDチップ(以下単に「部品」と称する。)Wを整送するパーツフィーダとして、整送された部品Wが所望の姿勢であるか否かを判定し、部品Wが所望の姿勢でなければ部品排除手段によりトラックの外方へ排除するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のパーツフィーダは、図12に示すように、側壁部85と移送床部64とからなるトラックに沿って部品Wを振動により整送する。そして、部品Wの姿勢を判定する判定部(部品姿勢判定装置)においては、側壁部85にスリット84が形成されており、当該スリット84に光が通過するように発光素子82と受光素子83とが配設されている。スリット84に対応する移送床部64の上方に反射式光センサ100が配設されている。
部品Wが、その基板部Lbを側壁部85へ向けた図13の(a)の姿勢、あるいは、その基板部Lbを側壁部85と反対側へ向けた(b)の姿勢にあるとき(横向き姿勢)は、発光素子82が発する光を部品Wの基板部Lbが遮断するので、光はスリット84を通過せず、受光素子83に入光しない。したがって、受光素子83に光が入光されなくなったことをもって、いま通過している部品Wは横向き姿勢であると判定できる。部品Wが横向き姿勢であると判定されたときは、その部品Wを、適宜の部品排除手段(同号公報の構成においては、圧搾空気ノズル)によって排除する。一方、部品Wが、その基板部Lbを下方へ向けた図13の(d)の姿勢である所望の姿勢にあるときは、発光素子82からの光は透明部材Laを透過し、スリット84を介して受光素子83へと入光するので、この場合は部品Wが排除されない。
部品Wが、その基板部Lbを上方へ向けた図13の(c)の姿勢にあるとき(天地逆の姿勢)は、部品Wの基板部Lbが上方を向いており、このために反射式光センサ100が発する上方からの光を強く反射する。従って、反射式光センサ100が受光した光量が大きい(具体的には、予め設定した所定値を上回った)ことをもって、いま通過している部品Wは天地逆の姿勢であると判定することができる。部品Wが天地逆の姿勢であると判定されたときは、当該部品Wを、部品排除手段によって排除する。一方、部品Wが、その基板部Lbを下方へ向けた(d)の姿勢である所望の姿勢にあるときは、反射式光センサ100が発する光は部品Wの透明部材Laに入射するので、前記(c)の場合よりも光の反射は弱くなって、部品排除手段は駆動されず、部品Wは下流へと通過する。
この結果、その基板部Lbを下方に向けた所望の姿勢である部品Wのみが下流側への通過を許容され、移送路の終端から供給される部品Wの姿勢が当該姿勢に揃えられることになる。
特開平11−334858号公報(図1)
しかしながら、上述した判定部によると、部品Wが所望の姿勢にあるときに、発光素子82からの光が透明部材Laを透過し、スリット84を介して受光素子83に到達するように発光素子82と受光素子83との光軸とスリット84との位置関係を調整しなければならない。このため、発光素子82、受光素子83及びスリット84の位置関係が、基板部Lb及び透明部材Laの厚さなど部品Wの形状によって限定される。したがって、形状が異なる他の種類の部品に容易に対応することができない。また、上述した部品Wのように透明部材Laの厚みが大きいときは、部品Wが天地逆の姿勢であっても、発光素子82からの光が透明部材Laを透過し受光素子83に到達することになる。このため、天地逆の姿勢を判別するための反射式光センサ100を備える構成となっているが、これにより判定部の構造が複雑なものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造で直方体状の透明部材及び不透明部材が積層された部品の姿勢を判定することができつつ、判定対象となる部品の形状が変わっても容易に対応することができる部品姿勢判定装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の部品姿勢判定装置は、板状の透明部材及び不透明部材が積層された部品が搬送される搬送面を有すると共に、前記搬送面に第1開口及び前記第1開口に近接する第2開口が形成されている搬送路と、前記第1開口から光を照射する発光手段と、前記第2開口に入射された光を検知する受光手段と、前記受光手段の検知結果に基づいて前記搬送路における前記部品の姿勢を判定する判定手段とを備えている。前記不透明部材における前記透明部材と接する面の反対側の面が前記搬送面と接するように前記部品が搬送されたときに前記不透明部材によって前記第1及び第2開口が覆われるように、且つ、前記透明部材における前記不透明部材と接する面の反対側の面又は前記部品における前記透明部材と前記不透明部材との積層方向に平行な面が前記搬送面と接するように前記部品が搬送されたときに前記透明部材によって前記第1及び第2開口のそれぞれの少なくとも一部が覆われるように前記搬送路が形成されている。前記判定手段は、前記受光手段が前記第2開口に入射された光を受光することができないとき、搬送されている前記部品が、前記不透明部材における前記透明部材と接する面の反対側の面が前記搬送面と接するような姿勢となっていないと判定する。
本発明によると、発光手段から照射された光は、第1開口から部品における搬送面と接する面に照射される。これにより、不透明部材における透明部材と接する面の反対側の面が搬送面と接する所望の姿勢で部品が搬送されているときは、不透明部材によって第1及び第2開口が覆われるため、第1開口から出射された光が不透明部材に遮られて第2開口に入射されることがない。したがって、発光手段から照射された光が第2開口に入射されることがなく、受光手段は光を検知することがない。一方、透明部材における不透明部材と接する面の反対側の面が搬送面と接する姿勢で部品が搬送されているときは、透明部材によって第1及び第2開口が覆われるため、第1開口から出射された光が透明部材内で乱反射し、この乱反射した光の一部が第2開口に入射される。そして、受光手段は第2開口に入射された光を検知する。さらに、部品における透明部材と不透明部材との積層方向に平行な面が搬送面と接する姿勢で部品が搬送されたときは、透明部材によって第1及び第2開口のそれぞれの一部が覆われるため、第1開口から出射された光の一部が透明部材内で乱反射し、この乱反射した光の一部が第2開口に入射される。そして、受光手段は第2開口に入射された光を検知する。これにより、判定手段は、受光手段が光を検知するか否かによって、搬送されている部品が不透明部材における透明部材と接する面の反対側の面が搬送面と接する所望の姿勢となっているか否を判定することができる。
したがって、本発明の部品姿勢判定装置においては部品における搬送面と接する面に光を照射するという簡易な構造で部品の姿勢を判定することができる。これにより、部品姿勢判定装置の調整が容易となる。また、所望の姿勢以外の姿勢となっている部品は、透明部材によって第1及び第2開口のそれぞれの少なくとも一部を覆うような姿勢となっていればよいため、姿勢を判定することができる部品の形状(透明部材及び不透明部材の厚みなど)の範囲が広くなる。つまり、形状の異なる複数種類の部品にも容易に対応することができる。
本発明においては、前記発光手段が、光を照射する発光部と前記発光部が照射した光を前記第1の開口まで導く第1光ファイバとを有していることが好ましい。これによると、第1開口の開口面積が微小な場合でも簡単な構造で第1開口から光を出射させることができる。
また、本発明においては、前記受光手段が、光を検知する受光部と前記第2の開口に入射された光を前記受光部に導く第2光ファイバとを有していることが好ましい。これによると、第2開口の系が微小な場合でも簡単な構造で第2開口に入射した光を検知することができる。
さらに、本発明においては、前記発光手段が、前記第1開口から前記搬送面に対して垂直方向に光を照射することがより好ましい。これによると、部品姿勢判定装置の小型化を図ることができる。
以下、本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、振動パーツフィーダに本発明に係る部品姿勢判定装置を適用した例である。
図2は、本実施形態に係る振動パーツフィーダ1の部分破断側面図を、図3は振動パーツフィーダ1の平面図を示したものである。図2及び図3に示すように、振動パーツフィーダ1は、楕円型の捩じり振動パーツフィーダとして構成されており、図1に示された部品Wを収容し整送するボウル2と、これに捩じり振動を発生させる駆動部3とを備えている。駆動部3においては、ボウル2の底板と一体的に固定された可動ブロック4が等角度間隔に配置された傾斜板バネ5によって下方の固定ブロック6と連結されている。固定ブロック6上にはコイル7を巻装した電磁石8が可動ブロック4の下面の可動コア4aと僅かの間隔をあけ対向して設けられている。また、駆動部3は、その周囲を防音カバー9によって覆われており、防振ゴム10を介して床面に設置されている。そして、部品W(図1参照)を整送するために、コイル7にインバータ制御された高周波を通電し、ボウル2に対して高い振動数の捩じり振動を発生させる。これにより、ボウル2内に収納された部品Wは、後述する部品搬送トラック11に沿って、反時計廻りに整送されることになる。
図3に示すように、ボウル2には、底面12に多数の部品Wが収容され(図3においては部品Wの図示を省略している)、底面12の周縁部に起点11sを有し径外方へ向かって若干下向き傾斜に設けられる部品搬送トラック11(以下、「トラック11」という)が、周壁13に沿い登り傾斜のスパイラル状に形成されている。すなわち、この部品搬送トラック11が部品Wの搬送路となり、部品Wが受ける捩じり振動による搬送力の径外方向へ向かう成分とトラック11に付与された傾斜とによって、部品Wは周壁13に接しながら搬送される。トラック11の途中には切り欠き14が形成されてトラック11の幅を狭めており、幅一杯に広がって搬送されてくる部品Wのうち内周側の部品Wは、切り欠き14に落下して底面12へと戻され、搬送量の調整が行われる。
更にトラック11の下流側には、切り欠き15aと丸樋溝16aとが形成されており、続いて、同様な切り欠き15b、丸樋溝16bと、切り欠き15c、丸樋溝16cとが形成されている。切り欠き15a〜15cは、トラック11の幅を狭めるため設けられており、丸樋溝16a〜16cは、部品Wの長さ方向を搬送方向に向けるために設けられている。丸樋溝16cの下流側には、早出しゲート17が設けられている。この早出しゲート17は、定常時には使用されず、作業終了時等に底面12に残る部品Wを早く取り出すためのものである。早出しゲート17の下流側には、略V字型の傾斜面をもった整列用の部品搬送トラック18(以下、「トラック18」という)が形成されており、このトラック18にて、部品Wは、その長手方向と搬送方向とが一致するように最終的に向きを整えられてさらに下流側へと搬送される。
トラック18の下流側には、部品姿勢判定装置70が設置されている。部品姿勢判定装置70は、部品Wの姿勢を判定するとともに、所望の姿勢でない部品Wを排除するものであり、部品搬送トラック(搬送路)19(以下、「トラック19」という)と、ワイパープレート20と、2つの姿勢判定部21とを有している。トラック19の上流側にはワイパープレート20が設けられており、ここで段積み状態で搬送されてきた部品Wは排除される。ワイパープレート20の下流側には、2つの姿勢判定部21(第1姿勢判定部21a、第2姿勢判定部21b)が設けられている。第2姿勢判定部21bの下流側には、排出端部22が設けられ、トンネル状の排出トラックが形成されている。そして、この下流端から部品Wが排出され、向きと表裏姿勢とが整えられた部品Wが次工程へと供給されることになる。
姿勢判定部21は2つ設けられているが、第1姿勢判定部21aと第2姿勢判定部21bと、同様に構成されており、表裏姿勢選別を2重に行えるようになっている。姿勢判定部21a及び21bは、同様の構成であるため、以下、姿勢判定部21として図4を参照しつつ説明する。
図4は、姿勢判定部21の近傍を示す図であって、姿勢判定部21の下流側の断面とともに示したものである。図4に示すように、姿勢判定部21には、光センサユニット23と、光センサユニット23を支持する支持部25と、エアー噴出し装置39と、エアー噴出し装置39を支持するブロック26とが備えられている。
光センサユニット23について図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は、光センサユニット23の外観図である。図6は、光センサユニット23の先端Aの拡大図である。図5に示すように、光センサユニット23は、発光素子(発光部)51と、受光素子(受光部)52と、発光素子51から先端Aまで延在する光ファイバ53と、受光素子52から先端Aまで延在する光ファイバ54と、光ファイバ53と光ファイバ54とを束ねる中継金具55と、光センサユニット23を支持するための支持金具56と、支持金具56から先端Aまで光ファイバ53、54を覆うスリーブ57と、支持金具56から発光素子51及び受光素子52まで光ファイバ53、54を覆う外皮58とを備えるファイバーセンサとして構成されている。発光素子51から照射された光が光ファイバ53に導かれて先端Aに到達する。また、先端Aから入射された光が光ファイバ54に導かれて受光素子52に到達する。また、図6に示すように、先端Aにおいて光ファイバ53、54の中心軸同士が離隔している。
図5に戻って、発光素子51及び受光素子52は制御部(判定手段を含む)59に接続されている。制御部59は、発光素子51を駆動して光を照射させるとともに、受光素子52が検知した光の量を知ることができる。後述するように、制御部59は、受光素子52が検知した光の量に基づいて、搬送された部品Wが所望の姿勢となっているか否かを判定する。また、制御部59は、エアー噴出し装置39(図4参照)が接続されており(接続状態は図示せず)、搬送された部品Wが所望の姿勢でないことを判定したときに、エアー噴出し装置39にエアーを噴出させて当該部品Wをトラック19から排除する。
図4に戻って、支持部25が、ボウル2の外周に位置するように、トラック11が形成されたブロック32にボルト25aによって固定されている。また、支持部25には、固定された状態においてトラック19の搬送面19aに対して垂直方向に貫通している孔25bが形成されている。この孔25bに光センサユニット23の支持金具56が挿入されることによって、支持部25が光センサユニット23を支持している。そして、トラック19が形成されたブロック31とブロック31と隣接しているブロック26とがブロック32に下方から支持されている。
ブロック31とブロック26とによって、光センサユニット23のスリーブ57の先端部が挟持されている。このとき、スリーブ57が、トラック19の搬送面19aに対して垂直方向に延在するように配置されている。また、ブロック32の外周面には、支持部25の孔25bと連通する切り欠き32aが形成されおり、光センサユニット23の一部が配置されている。このように、光センサユニット23が固定されることによって、スリーブ57の先端面がブロック31における搬送面19aの反対側の面と接している。
ブロック31には、スリーブ57が接触している面から搬送面19aに至るまで貫通した2つの貫通孔60、61が形成されている(図4においては、貫通孔61のみを図示している。貫通孔60に関しては図7参照)。貫通孔60、61と光センサユニット23との位置関係について図7を参照しつつ詳細に説明する。図7は、図4に示す矢印VIIから見た部分拡大図である。なお、図中の矢印は、部品Wの搬送方向を示している。また、図中に描かれた部品Wは所望の姿勢となっている。図7に示すように、搬送面19aには、貫通孔60の開口である発光開口(第1開口)60aと、貫通孔61の開口である受光開口(第2開口)61aとが段差壁面31aに沿って互いに近接するように配列している。発光開口60aの搬送面19aに対する垂直方向下方には光センサユニット23の光ファイバ53の先端が位置している。また、受光開口61aの搬送面19aに対する垂直方向下方には光センサユニット23の光ファイバ54の先端が位置している。したがって、発光開口60a及び受光開口61aの中心軸点同士が離隔している。
光センサユニット23の発光素子51から照射された光は、光ファイバ53を介して発光開口60aから出射される。また、受光開口61aに入射された光は、光ファイバ54を介して受光素子52に到達する。このとき、受光素子52が光を検知し、その検知結果が制御部59に出力される。搬送面19aに部品Wが存在していないときは、光センサユニット23の発光素子51から照射された光が光ファイバ53を介して発光開口60aから出射されても、発光開口60aから出射された光が受光開口61aに入射されることがない。したがって、発光素子51は光を検知しない。
図4に戻って、ブロック26は、エアー噴出し装置39を支持している。エアー噴出し装置39は、制御部59からの指示に基づいてエアーを噴出すものである。制御部59は、受光素子52が光を検知したと判断したときにエアー噴出し装置39にエアーを噴き出させる。エアー噴出し装置39から噴き出されたエアーは、ブロック31に形成された図示しない貫通孔を介して発光開口60a及び受光開口61a上に位置する部品Wに吹き付けられる。エアーが吹き付けられた部品Wは、トラック19からボウル2内へと落下する。
次に、部品姿勢判定装置70の動作について図8〜図11を参照しつつ説明する。図8は、基板部Lbのみが搬送面19aと接する所望の姿勢(基板部Lbにおける透明部材Laと接する面の反対側の面が搬送面19aと接する姿勢)で部品Wが搬送されているときの状態を示したものであり、図8(a)が、搬送方向の上流から見た拡大断面図を、図8(b)が、図8(a)に示す矢印XIIIBにおける断面図をそれぞれ示している。図9は、透明部材Laのみが搬送面19aと接する姿勢(透明部材Laにおける基板部Lbと接する面の反対側の面が搬送面19aと接する姿勢)で部品Wが搬送されているときの状態を示したものであり、図9(a)が、搬送方向の上流から見た拡大断面図を、図9(b)が、図9(a)に示す矢印IXBにおける断面図をそれぞれ示している。図10は、基板部Lbのみが段差壁面31aと接する姿勢(部品Wにおける透明部材Laと基板部Lbとの積層方向に平行な面が搬送面19aと接する姿勢)で部品Wが搬送されているときの状態を示しており、図10(a)が、搬送方向の上流から見た拡大断面図を、図10(b)が、図10(a)に示す矢印XBにおける断面図をそれぞれ示している。図11は、透明部材Laのみが段差壁面31aと接する姿勢(部品Wにおける透明部材Laと基板部Lbとの積層方向に平行な面が搬送面19aと接する姿勢)で部品Wが搬送されているときの状態を示しており、図11(a)が、搬送方向の上流から見た拡大断面図を、図11(b)が、図11(a)に示す矢印XIBにおける断面図をそれぞれ示している。
図8に示すように、基板部Lbが搬送面19aと接する所望の姿勢で部品Wが搬送されているときは、部品Wの基板部Lbによって発光開口60a及び受光開口61aが覆われている。このとき、光センサユニット23により発光開口60aから出射された光が基板部Lbに遮られて受光開口61aに入射されることがない。したがって、受光素子52が光を検知しない。このため、搬送された部品Wがトラック19から排除されない。
図9に示すように、透明部材Laのみが搬送面19aと接する姿勢で部品Wが搬送されているときは、部品Wの透明部材Laによって発光開口60a及び受光開口61aが覆われている。このとき、光センサユニット23により発光開口60aから出射された光が透明部材La内で乱反射し、この乱反射した光の一部が受光開口61aに入射される(図9(b)中矢印参照)。したがって、受光素子52が受光開口61aに入射された光を検知する。受光素子52が光を検知することによって、制御装置がエアー噴出し装置39にエアーを噴き出させる。これにより、搬送された部品Wがトラック19から排除される。
図10に示すように、基板部Lbが段差壁面31aと接する姿勢で部品Wが搬送されているときは、部品Wの透明部材Laと基板部Lbとによって発光開口60a及び受光開口61aが覆われている。言い換えれば、部品Wの透明部材Laによって発光開口60a及び受光開口61aの一部が覆われている。このとき、光センサユニット23により発光開口60aから出射された光の一部が透明部材La内で乱反射し、この乱反射した光の一部が受光開口61aに入射される(図10(b)中矢印参照)。したがって、受光素子52が受光開口61aに入射された光を検知する。このとき、透明部材Laに覆われている発光開口60a及び受光開口61aの領域が小さいため、受光開口61aに入射された光の量は、図9の場合よりも少なくなっている。受光素子52が光を検知することによって、制御装置がエアー噴出し装置39にエアーを噴き出させる。これにより、搬送された部品Wがトラック19から排除される。
図11に示すように、透明部材Laが段差壁面31aと接する姿勢で部品Wが搬送されているときは、部品Wの透明部材Laと基板部Lbとによって発光開口60a及び受光開口61aが覆われている。言い換えれば、部品Wの透明部材Laによって発光開口60a及び受光開口61aの一部が覆われている。このとき、光センサユニット23により発光開口60aから出射された光の一部が透明部材La内で乱反射し、この乱反射した光の一部が受光開口61aに入射される(図11(b)中矢印参照)。したがって、発光素子51が受光開口61aに入射された光を検知する。このとき、透明部材Laに覆われている発光開口60a及び受光開口61aの領域が大きいため、受光開口61aに入射された光の量は、図9の場合よりも少なく、且つ、図10の場合よりも多くなっている。発光素子51が光を検知することによって、制御装置がエアー噴出し装置39にエアーを噴き出させる。これにより、搬送された部品Wがトラック19から排除される。
このように、トラック19及び光センサユニット23の位置関係は、搬送された部品Wが所望の姿勢となっていない場合にのみ、受光素子52が光を検知するように決定されている。
以上説明したように、本実施形態に係る部品姿勢判定装置70によると、光センサユニット23が部品Wにおける搬送面19aと接する面に光を照射するという簡易な構造で部品Wの姿勢を判定することができる。これにより、部品姿勢判定装置の調整が容易となる。また、基板部Lbにおける透明部材Laと接する面の反対側の面が搬送面19aと接するとき以外は、部品Wが、透明部材Laによって発光開口60a及び受光開口61aのそれぞれの少なくとも一部を覆うような姿勢となっていればよいため、姿勢を判定することができる部品Wの形状(透明部材及び不透明部材の厚みなど)の範囲が広くなる。つまり、形状の異なる複数種類の部品に容易に対応することができる。
また、光センサユニット23が、光を照射する発光素子51と発光素子51が照射した光を発光開口60aまで導く光ファイバ53とを有しているため、発光開口60aの開口面積が微小な場合でも簡単な構造で発光開口60aから光を出射させることができる。
さらに、光センサユニット23が、光を検知する受光素子52と受光開口61aに入射された光を受光素子52に導く光ファイバ54とを有していることが好ましい。これによると、受光開口61aの開口面積が微小な場合でも簡単な構造で受光開口61aに入射した光を検知することができる。
加えて、光センサユニット23が発光開口60aから搬送面19aに対して垂直方向に光を照射させるため、光センサユニット23を搬送面19aの下方に効率よく納めることができる。これにより、部品姿勢判定装置の小型化を図ることができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、上述の実施の形態においては、楕円型の振動パーツフィーダに対して適用した場合を例にとり説明したが、直線型の振動パーツフィーダなど他の形式の振動パーツフィーダに対して適用しても本発明の効果を奏することができる。
また、本実施形態においては、姿勢判定部を2箇所に設けたが、1箇所だけ設けるものであっても、また3箇所以上に設けるものであってもよい。
さらに、本実施形態においては、光センサユニット23が、発光素子51が照射した光を発光開口60aまで導く光ファイバ53と、受光開口61aに入射された光を受光素子52に導く光ファイバ54とを有する構成であるが、光センサが光ファイバ53を有さず発光素子51が発光開口60aから光を直接照射する構成でもよいし、光ファイバ54を有さず受光開口61aに入射された光を受光素子52が直接検知する構成であってもよい。
加えて、本実施形態においては、光センサユニット23が発光開口60aから搬送面19aに対して垂直方向に光を照射させる構成であるが、光センサが搬送面19aに対して所定の角度を有する方向に光を照射される構成であってもよい。
上述の実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は一例であり、本発明を限定するものではない。
本実施形態に係る振動パーツフィーダの整送対象となる部品の外観斜視図である。 本実施形態に係る振動パーツフィーダの部分破断側面図である。 図2に示す振動パーツフィーダの平面図である。 図2に示す姿勢判定部の近傍を示す断面図である。 図4に示す光センサユニットの外観図である。 図5に示す光センサユニットの先端の拡大図である。 図4に示す矢印VIIから見た図である。 図2に示す姿勢判定部において、不透明部材のみが搬送面と接する所望の姿勢で部品が搬送されているときの状態を示した図である。 図2に示す姿勢判定部において、透明部材のみが搬送面と接する姿勢で部品が搬送されているときの状態を示した図である。 図2に示す姿勢判定部において、不透明部材のみが段差壁面と接する姿勢で部品が搬送されているときの状態を示した図である。 図2に示す姿勢判定部において、透明部材のみが段差壁面と接する姿勢で部品が搬送されているときの状態を示した図である。 従来例のパーツフィーダにおける部品の姿勢を判定する判定部の外観図である。 図12に示す判定部の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 振動パーツフィーダ
19 トラック
19a 搬送面
21 姿勢判定部
23 光センサユニット
25 支持部
39 エアー噴出し装置
51 発光素子
52 受光素子
53、54 光ファイバ
55 中継金具
56 支持金具
57 スリーブ
59 制御部
60、61 貫通孔
60a 発光開口
61a 受光開口
70 部品姿勢判定装置
La 透明部材
Lb 基板部
W 部品

Claims (4)

  1. 直方体状の透明部材及び不透明部材が積層された部品が搬送される搬送面を有すると共に、前記搬送面に第1開口及び前記第1開口に近接する第2開口が形成されている搬送路と、
    前記第1開口から光を照射する発光手段と、
    前記第2開口に入射された光を検知する受光手段と、
    前記受光手段の検知結果に基づいて前記搬送路における前記部品の姿勢を判定する判定手段とを備えており、
    前記不透明部材における前記透明部材と接する面の反対側の面が前記搬送面と接するように前記部品が搬送されたときに前記不透明部材によって前記第1及び第2開口が覆われるように、且つ、前記透明部材における前記不透明部材と接する面の反対側の面又は前記部品における前記透明部材と前記不透明部材との積層方向に平行な面が前記搬送面と接するように前記部品が搬送されたときに前記透明部材によって前記第1及び第2開口のそれぞれの少なくとも一部が覆われるように前記搬送路が形成されており、
    前記判定手段は、前記受光手段が前記第2開口に入射された光を受光することができないとき、搬送されている前記部品が、前記不透明部材における前記透明部材と接する面の反対側の面が前記搬送面と接するような姿勢となっていないと判定することを特徴とする部品姿勢判定装置。
  2. 前記発光手段が、光を照射する発光部と前記発光部が照射した光を前記第1の開口まで導く第1光ファイバとを有していることを特徴とする請求項1に記載の部品姿勢判定装置。
  3. 前記受光手段が、光を検知する受光部と前記第2の開口に入射された光を前記受光部に導く第2光ファイバとを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品姿勢判定装置。
  4. 前記発光手段が、前記第1開口から前記搬送面に対して垂直方向に光を照射することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の部品姿勢判定装置。
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