JP2007128578A - 情報記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報記録媒体の取り出しの処理時間を短縮すると共に、再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つことを可能とした情報記録装置を提供する。
【解決手段】光ディスク1を回転駆動するためのスピンドルモータ2と、記録面からの反射光を受光するための光ピックアップ装置3と、レーザ光の出力を制御するレーザコントロール回路4と、レーザコントロール回路4に出力するエンコーダ5と、光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動するモータドライバ8と、ウォブル信号、RF信号及びサーボ信号などを検出する再生信号処理回路7と、サーボコントローラ9と、メモリとしてのバッファRAM10と、バッファRAM10へ蓄積されたデータ量が所定の値になるとCPU14に通知するバッファマネージャ11と、ホスト15との双方向の通信インターフェースであるインターフェース6とを備えて構成される。
【選択図】図1
【解決手段】光ディスク1を回転駆動するためのスピンドルモータ2と、記録面からの反射光を受光するための光ピックアップ装置3と、レーザ光の出力を制御するレーザコントロール回路4と、レーザコントロール回路4に出力するエンコーダ5と、光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動するモータドライバ8と、ウォブル信号、RF信号及びサーボ信号などを検出する再生信号処理回路7と、サーボコントローラ9と、メモリとしてのバッファRAM10と、バッファRAM10へ蓄積されたデータ量が所定の値になるとCPU14に通知するバッファマネージャ11と、ホスト15との双方向の通信インターフェースであるインターフェース6とを備えて構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報記録装置に関し、さらに詳しくは、複数の記録層を有する書き換え可能な情報記録媒体に記録を行う情報記録装置に関するものである。
記録型DVDディスクとして書換え型DVDディスクであるDVD+RWなどがあり、片面1層の再生専用DVDとの間で高い再生互換性を有している。DVD+RWでは、ユーザからのフォーマット要求に対して、リードイン領域の一部を記録(イニシャル処理)しただけでユーザに対してフォーマット完了を通知し、ユーザからのアクセス要求によるアクセスが無い時間に残りの領域をダミーデータで記録する、いわゆるバックグラウンドフォーマットを行う。このバックグラウンドフォーマットにより、従来は長時間を要していたフォーマッ処理時間が大幅に低減されるようになった。このバックグラウンドフォーマットでは、データ領域の内周から連続的にダミーデータで記録を行う。その時バックグラウンドフォーマット中にユーザからのデータ記録要求があった場合は、バックグラウンドフォーマットを中断し、データ領域の先頭アドレスから連続的に記録されている領域の最終アドレス(Last Written Address、以下、LWAとする)を更新した後、要求されたデータ記録を行う。このとき、データ領域内に間欠的に存在するデータ既記録領域と未記録領域とを識別するためのビットマップ情報も更新される。そして、ユーザデータ記録が完了した後は、前記LWAが示す記録領域と未記録領域の境界アドレスから再度フォーマット処理を再開する。
このような記録型ディスクが普及するためには、従来の再生専用ドライブでの再生を可能とすることが課題となっており、記録されたディスクは再生専用ディスク(例えばDVD+RWの場合はDVD−ROM)との論理的な互換性を保つ必要があることが求められている。また再生専用ディスクの特徴として、リードイン領域、データ領域、リードアウト領域から形成されるインフォメーション領域内に未記録領域が存在しないことが挙げられるが、この点に関して、例えばDVD+RWの場合では前述したバックグラウンドフォーマットにおいて、フォーマット途中の状態においてもディスク取り出しの際にDVD−ROMとの論理的な互換を保つような工夫がなされている。この場合、DVD+RWはデータ領域内に間欠的に存在する未記録領域をダミーデータで記録後、LWAに続いて一時的なリードアウト(Temporary Lead-out)を記録することで、インフォメーション領域が形成され、DVD−ROMとの論理的な互換を保ち、DVD−ROMドライブでの再生が可能となる。
また、このような記録型ディスクについては大容量化のための研究開発が盛んに行われており、その手段の一つに記録層の多層化がある。多層ディスクでは1層ディスクに対して記録領域が物理的に整数倍になることから、ディスクの大容量化としては有効な方法である。このような多層ディスク、特に片面2層のDVDに代表される2層ディスクを大別すると、トラックパス(再生経路)が内周から外周に向かう記録層のみが存在するパラレルトラックパス(Parallel Track Path、以下、PTPとする)と、内周から外周に向かうトラックパスと外周から内周に向かうトラックパスが混在するオポジットトラックパス(Opposite Track Path、以下、OTPとする)の2種類が存在する。PTPの場合は各記録層にインフォメーション領域をそれぞれ有し、これらの記録層は独立した記録層と捉えることが可能である。一方、OTPの場合は、2つの記録層内に1つのインフォメーション領域が形成され、これらの記録層は連続した1つの記録層と捉えることができる。このような多層構造の記録型ディスクにおいても、従来の再生専用のドライブでの再生互換は課題であり、このため、再生専用多層ディスクとの論理的な互換性を保つ努力がなされている。
また、このような記録型ディスクについては大容量化のための研究開発が盛んに行われており、その手段の一つに記録層の多層化がある。多層ディスクでは1層ディスクに対して記録領域が物理的に整数倍になることから、ディスクの大容量化としては有効な方法である。このような多層ディスク、特に片面2層のDVDに代表される2層ディスクを大別すると、トラックパス(再生経路)が内周から外周に向かう記録層のみが存在するパラレルトラックパス(Parallel Track Path、以下、PTPとする)と、内周から外周に向かうトラックパスと外周から内周に向かうトラックパスが混在するオポジットトラックパス(Opposite Track Path、以下、OTPとする)の2種類が存在する。PTPの場合は各記録層にインフォメーション領域をそれぞれ有し、これらの記録層は独立した記録層と捉えることが可能である。一方、OTPの場合は、2つの記録層内に1つのインフォメーション領域が形成され、これらの記録層は連続した1つの記録層と捉えることができる。このような多層構造の記録型ディスクにおいても、従来の再生専用のドライブでの再生互換は課題であり、このため、再生専用多層ディスクとの論理的な互換性を保つ努力がなされている。
ここで、記録ディスクが多層構造であった場合、データ記録が行われていない記録層に対して、未記録のまま残しておいては再生専用ディスクとの論理的な互換性が保証されない。そこで、データ記録が行われていない記録層の領域に対して所定のタイミングでダミーデータを記録して、再生専用ディスクとの論理的な互換性を保つ情報記録装置が提案されている。
例えば特許文献1には、レイヤー0の途中でデータ記録が完了した場合には、当該情報記録媒体の物理的構造が多層であっても、レイヤー0の記録層の記録しか行っていないことから1層媒体と見做す情報をレイヤー0のリードイン領域中に記録することにより、レイヤー1に対してダミーデータ等の記録を行う必要がなく、よって、そのための処理時間を要することなく、当該1層媒体と見做す情報を読取らせるだけで再生専用ドライブにより読出し可能となり、互換性を維持する技術が開示されている。
特開2004−342181公報
例えば特許文献1には、レイヤー0の途中でデータ記録が完了した場合には、当該情報記録媒体の物理的構造が多層であっても、レイヤー0の記録層の記録しか行っていないことから1層媒体と見做す情報をレイヤー0のリードイン領域中に記録することにより、レイヤー1に対してダミーデータ等の記録を行う必要がなく、よって、そのための処理時間を要することなく、当該1層媒体と見做す情報を読取らせるだけで再生専用ドライブにより読出し可能となり、互換性を維持する技術が開示されている。
DVD+RWの場合はバックグラウンドフォーマットにおいてデータが記録されている領域と記録が行われていない領域を管理するための情報として、データ領域の先頭から連続的にデータが記録されている領域の最終アドレスを示すLWAが存在する。従って、複数の記録層を有し、バックグラウンドフォーマットを行う情報記録媒体についても、このLWAに基づいてフォーマット処理によりダミーデータが記録された領域とフォーマット前の領域とを識別することが可能である。しかしながら、再生専用ディスクとの互換を取るためにレイヤー1のデータ領域をダミーデータで記録した情報記録媒体に対して、データ領域の終了アドレスを基準として当該終了アドレスから連続的(降順)にデータが記録されている領域の先頭アドレスを示す情報は存在しない。従って、このような情報記録媒体に対して再生専用ディスクとの論理的な互換を取るためには、常に、レイヤー0のデータ記録領域の終了アドレス(例えばLWA)の直上に相当するレイヤー1内のアドレスからレイヤー1のデータ領域の終了アドレスまでをダミーデータで記録しなければならない。すなわち、仮にレイヤー1のデータ領域内にすでにダミーデータが記録されている領域があったとしても、この記録領域を特定するための情報が存在しないため、再度ダミーデータで上書きが行われ、ディスクの取り出しに際して不要な処理時間が発生してしまうといった問題がある。
また特許文献1に開示されている従来技術は、レイアー0の記録しか行っていない場合、リードアウト領域を記録することによりダミーデータの記録を行なわなくともよいが、再開した場合、レイアー0の未記録部分が無駄になるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、情報記録媒体の取り出しの処理時間を短縮すると共に、再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つことを可能とした情報記録装置を提供することにある。
また特許文献1に開示されている従来技術は、レイアー0の記録しか行っていない場合、リードアウト領域を記録することによりダミーデータの記録を行なわなくともよいが、再開した場合、レイアー0の未記録部分が無駄になるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、情報記録媒体の取り出しの処理時間を短縮すると共に、再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つことを可能とした情報記録装置を提供することにある。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、ユーザデータを記録するデータ領域を各々有する複数の記録層を備えた情報記録媒体に対する前記ユーザデータの記録動作を制御する制御手段を備えた情報記録装置において、前記制御手段は、再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、前記ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録完了後、前記情報記録媒体の2層目以降の記録層が未記録の場合、前記ユーザデータに続けてテンポラリーリードアウト情報を記録することを特徴とする。
本発明の情報記録媒体が再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つためには、リードイン領域、1層目のデータ領域、中間領域、2層目のデータ領域、リードアウト領域からなるインフォメーション領域がデータ記録された状態にすることである。そこで本発明では、リードイン領域と1層目のデータ領域、テンポラリーリードアウト領域のみ記録することにより、2層目のデータ領域内の未記録領域をダミーデータで記録することを省略して取り出しの高速化を行っている。
請求項2は、前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層にリードアウト情報を記録することを特徴とする。
本発明では再生専用情報記録媒体との互換性向上のために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する領域にリードアウトを記録する。
請求項3は、前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、前記情報記録媒体が1層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする。
本発明では再生専用情報記録媒体との互換性向上のために、リードイン領域内のコントロールデータにおける物理フォーマット情報のDisc structure情報を2層ではなく1層と書き込む。
本発明の情報記録媒体が再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つためには、リードイン領域、1層目のデータ領域、中間領域、2層目のデータ領域、リードアウト領域からなるインフォメーション領域がデータ記録された状態にすることである。そこで本発明では、リードイン領域と1層目のデータ領域、テンポラリーリードアウト領域のみ記録することにより、2層目のデータ領域内の未記録領域をダミーデータで記録することを省略して取り出しの高速化を行っている。
請求項2は、前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層にリードアウト情報を記録することを特徴とする。
本発明では再生専用情報記録媒体との互換性向上のために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する領域にリードアウトを記録する。
請求項3は、前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、前記情報記録媒体が1層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする。
本発明では再生専用情報記録媒体との互換性向上のために、リードイン領域内のコントロールデータにおける物理フォーマット情報のDisc structure情報を2層ではなく1層と書き込む。
請求項4は、前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層に前記リードアウト情報を記録すると共に、前記情報記録媒体が1層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする。
本発明は請求項2、3の組み合わせにより再生専用ディスクとの互換性向上を行っている。
請求項5は、前記制御手段は、前記ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録が完了した際、前記情報記録媒体の1層目に未記録領域が存在し、且つ前記情報記録媒体の2層目以降が未記録の状態で該2層目への前記ユーザデータの記録要求が発生した場合は、エラーとして処理することを特徴とする。
1層目の全域が記録終了した状態においてディスクを取り出す場合、LWAが1層目の終了アドレスまで到達したところで記録が終了した場合、中間領域部分にテンポラリーリードアウトが記録される。そして1層目に未記録領域が残っている場合に、2層目への記録要求がきた場合はエラーを返す。
請求項6は、前記制御手段は、前記情報記録媒体の1層目記録が終了し、次に前記情報記録媒体の2層目記録が初めて開始された場合に、該情報記録媒体が2層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする。
本発明は、1層目に未記録領域が残っていない場合に、2層目への記録要求がきた場合に初めてリードイン領域内のコントロールデータ情報に2層媒体である情報を書き込むことになる。
本発明は請求項2、3の組み合わせにより再生専用ディスクとの互換性向上を行っている。
請求項5は、前記制御手段は、前記ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録が完了した際、前記情報記録媒体の1層目に未記録領域が存在し、且つ前記情報記録媒体の2層目以降が未記録の状態で該2層目への前記ユーザデータの記録要求が発生した場合は、エラーとして処理することを特徴とする。
1層目の全域が記録終了した状態においてディスクを取り出す場合、LWAが1層目の終了アドレスまで到達したところで記録が終了した場合、中間領域部分にテンポラリーリードアウトが記録される。そして1層目に未記録領域が残っている場合に、2層目への記録要求がきた場合はエラーを返す。
請求項6は、前記制御手段は、前記情報記録媒体の1層目記録が終了し、次に前記情報記録媒体の2層目記録が初めて開始された場合に、該情報記録媒体が2層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする。
本発明は、1層目に未記録領域が残っていない場合に、2層目への記録要求がきた場合に初めてリードイン領域内のコントロールデータ情報に2層媒体である情報を書き込むことになる。
請求項7は、前記制御手段は、前記情報記録媒体の2層目のバックグラウンドフォーマットが完了した場合に、前記情報記録媒体が2層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする。
2層目からバックグラウンドフォーマットを行うシステムの場合などで、2層目のバックグラウンドローマットが終了した状態においてディスクを取り出す場合、1層目に未記録が残っている場合にも2層目のバックグラウンドフォーマットが終了した場合にはリードイン領域内のコントロールデータ情報に2層媒体情報を書き込み、中間領域、テンポラリーリードアウト領域を書き込む。
請求項8は、前記制御手段は、前記情報記録媒体の2層目記録処理を実行した際に該記録処理が不可能な場合、前記リードイン領域に該情報記録媒体が1層媒体であることを記録することを特徴とする。
2層が記録できない状況の場合は、1層記録媒体とすることにより、1層に記録された内容を無駄にすることを防止できる。
請求項9は、前記制御手段は、前記情報記録媒体の制御状態を含む管理情報を前記リードイン領域の所定の領域に記録することを特徴とする。
制御状態を管理情報領域に記録することにより、2層媒体をどのように制御しているかを知ることができるので、記録媒体を出し入れしても、本発明の制御を行うことができる。
請求項10は、前記制御手段は、前記バックグラウンドフォーマット処理は前記情報記録媒体の2層以降も継続して行うことを特徴とする。
2層目のバックグラウンドフォーマットは継続して行うことにより、1層としての動作から2層媒体としての動作への切替えがスムーズに行うことができる。
2層目からバックグラウンドフォーマットを行うシステムの場合などで、2層目のバックグラウンドローマットが終了した状態においてディスクを取り出す場合、1層目に未記録が残っている場合にも2層目のバックグラウンドフォーマットが終了した場合にはリードイン領域内のコントロールデータ情報に2層媒体情報を書き込み、中間領域、テンポラリーリードアウト領域を書き込む。
請求項8は、前記制御手段は、前記情報記録媒体の2層目記録処理を実行した際に該記録処理が不可能な場合、前記リードイン領域に該情報記録媒体が1層媒体であることを記録することを特徴とする。
2層が記録できない状況の場合は、1層記録媒体とすることにより、1層に記録された内容を無駄にすることを防止できる。
請求項9は、前記制御手段は、前記情報記録媒体の制御状態を含む管理情報を前記リードイン領域の所定の領域に記録することを特徴とする。
制御状態を管理情報領域に記録することにより、2層媒体をどのように制御しているかを知ることができるので、記録媒体を出し入れしても、本発明の制御を行うことができる。
請求項10は、前記制御手段は、前記バックグラウンドフォーマット処理は前記情報記録媒体の2層以降も継続して行うことを特徴とする。
2層目のバックグラウンドフォーマットは継続して行うことにより、1層としての動作から2層媒体としての動作への切替えがスムーズに行うことができる。
本発明によれば、制御手段は、再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録完了後、情報記録媒体の2層目以降の記録層が未記録の場合、ユーザデータに続けてテンポラリーリードアウトを記録するので、記録媒体の取り出し時間を短縮することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の情報記録装置の構成例を示すブロック図である。この情報記録装置100は、情報記録媒体としての光ディスク1を回転駆動するためのスピンドルモータ2と、光ディスク1のスパイラル状又は同心円状のトラック(記録領域)が形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための光ピックアップ装置3と、エンコーダ5からの書き込み信号及びCPU14の指示に基づいて、光ピックアップ装置3から出射されるレーザ光の出力を制御するレーザコントロール回路4と、CPU14の指示に基づいて、バッファRAM10に蓄積されているデータをバッファマネージャ11を介して取り出し、データ変調及びエラー訂正コードの付加などを行い、光ディスク1への書き込み信号を生成するとともに、再生信号処理回路7からの同期信号に同期してレーザコントロール回路4に出力するエンコーダ5と、サーボコントローラ9からの各制御信号に応じて光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動するモータドライバ8と、上記受光器の出力信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する再生信号処理回路7と、再生信号処理回路7からのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するための制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するための制御信号を生成するサーボコントローラ9と、メモリとしてのバッファRAM10と、バッファRAM10へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU14に通知するバッファマネージャ11と、ホスト15(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであるインターフェース6と、CPU14にて解読可能なコードで記述されたホスト15からの記録要求に応じてデータを光ディスク1に記録するプログラムが格納されているROM12と、全体を制御するCPU14と、ワーキングメモリとしてのRAM13とを備えて構成される。
なお、図における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態における光ディスクには、一例としてDVD+RWと同じ物理特性を有する情報記録媒体が用いられるものとする。
図1は本発明の情報記録装置の構成例を示すブロック図である。この情報記録装置100は、情報記録媒体としての光ディスク1を回転駆動するためのスピンドルモータ2と、光ディスク1のスパイラル状又は同心円状のトラック(記録領域)が形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための光ピックアップ装置3と、エンコーダ5からの書き込み信号及びCPU14の指示に基づいて、光ピックアップ装置3から出射されるレーザ光の出力を制御するレーザコントロール回路4と、CPU14の指示に基づいて、バッファRAM10に蓄積されているデータをバッファマネージャ11を介して取り出し、データ変調及びエラー訂正コードの付加などを行い、光ディスク1への書き込み信号を生成するとともに、再生信号処理回路7からの同期信号に同期してレーザコントロール回路4に出力するエンコーダ5と、サーボコントローラ9からの各制御信号に応じて光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動するモータドライバ8と、上記受光器の出力信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する再生信号処理回路7と、再生信号処理回路7からのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するための制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するための制御信号を生成するサーボコントローラ9と、メモリとしてのバッファRAM10と、バッファRAM10へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU14に通知するバッファマネージャ11と、ホスト15(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであるインターフェース6と、CPU14にて解読可能なコードで記述されたホスト15からの記録要求に応じてデータを光ディスク1に記録するプログラムが格納されているROM12と、全体を制御するCPU14と、ワーキングメモリとしてのRAM13とを備えて構成される。
なお、図における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態における光ディスクには、一例としてDVD+RWと同じ物理特性を有する情報記録媒体が用いられるものとする。
光ピックアップ装置3は、光ディスク1のスパイラル状又は同心円状のトラック(記録領域)が形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置3は、光源としての半導体レーザから出射される光束を光ディスク1の記録面に導くとともに、記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)(いずれも図示省略)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた信号が再生信号処理回路7に出力される。この再生信号処理回路7は、上記受光器の出力信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する。さらに、再生信号処理回路7は、検出したウォブル信号からADIP(Address In Pre-groove)情報及び同期信号等を抽出し、ADIP情報をCPU14に、同期信号をエンコーダ5にそれぞれ出力する。さらに、再生信号処理回路7は、検出したRF信号に対して復号処理及び誤り訂正処理等を行った後、再生データとしてバッファマネージャ11を介してバッファRAM10に格納する。なお、復号処理に際して発生したエラー(エラーレート)はCPU14に通知される。また、ここで検出されたサーボ信号はサーボコントローラ9に出力される。
サーボコントローラ9は、再生信号処理回路7からのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するための制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するための制御信号を生成する。ここで生成された各制御信号はそれぞれモータドライバ8に出力される。モータドライバ8は、サーボコントローラ9からの各制御信号に応じて光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動する。すなわち、再生信号処理回路7、サーボコントローラ9及びモータドライバ8によってトラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、モータドライバ8は、CPU14の指示に基づいてスピンドルモータ2及び光ピックアップ装置3のシークモータを駆動する。
サーボコントローラ9は、再生信号処理回路7からのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するための制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するための制御信号を生成する。ここで生成された各制御信号はそれぞれモータドライバ8に出力される。モータドライバ8は、サーボコントローラ9からの各制御信号に応じて光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動する。すなわち、再生信号処理回路7、サーボコントローラ9及びモータドライバ8によってトラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、モータドライバ8は、CPU14の指示に基づいてスピンドルモータ2及び光ピックアップ装置3のシークモータを駆動する。
バッファマネージャ11は、バッファRAM10へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU14に通知する。エンコーダ5は、CPU14の指示に基づいて、バッファRAM10に蓄積されているデータをバッファマネージャ11を介して取り出し、データ変調及びエラー訂正コードの付加などを行い、光ディスク1への書き込み信号を生成するとともに、再生信号処理回路7からの同期信号に同期してレーザコントロール回路4に出力する。レーザコントロール回路4は、エンコーダ5からの書き込み信号及びCPU14の指示に基づいて、光ピックアップ装置3から出射されるレーザ光の出力を制御する。またインターフェース6は、ホスト(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)等の標準インターフェースに準拠している。ROM12には、CPU14にて解読可能なコードで記述されたホスト15からの記録要求に応じてデータを光ディスク1に記録するプログラムが格納されている。
ここで、データ記録処理について説明する。先ず、記録速度に基づいてスピンドルモータ2の回転を制御するための制御信号をモータドライバ8に出力するとともに、ホスト14から受信したユーザデータをバッファRAM10に蓄積するようにバッファマネージャ11に指示する。さらに、ホスト14から記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路7に通知する。これにより、光ディスク1の回転が所定の線速度に達すると、上記トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は記録処理が終了するまで随時行われる。
そして、バッファマネージャ11からバッファRAM10に蓄積されたユーザデータのデータ量が所定の量を超えたとの通知を受けると、エンコーダ5に書き込み信号の生成を指示し、光ピックアップ装置3が書き込み開始地点に到達すると、エンコーダ5に通知する。これにより、ユーザデータは、エンコーダ5、レーザコントロール回路4及び光ピックアップ装置3を介して光ディスク1に書き込まれる。ホスト15からのユーザデータがすべて書き込まれると記録処理を終了する。
そして、バッファマネージャ11からバッファRAM10に蓄積されたユーザデータのデータ量が所定の量を超えたとの通知を受けると、エンコーダ5に書き込み信号の生成を指示し、光ピックアップ装置3が書き込み開始地点に到達すると、エンコーダ5に通知する。これにより、ユーザデータは、エンコーダ5、レーザコントロール回路4及び光ピックアップ装置3を介して光ディスク1に書き込まれる。ホスト15からのユーザデータがすべて書き込まれると記録処理を終了する。
次に、データ再生処理について説明する。先ず、再生速度に基づいてスピンドルモータ2の回転を制御するための制御信号をモータドライバ8に出力するとともに、再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路7に通知する。これにより、光ディスク1の回転が所定の線速度に達すると、上記トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は再生処理が終了するまで随時行われる。
そして、光ピックアップ装置3が読み出し開始地点に到達すると、再生信号処理回路7に通知する。これにより、前述の如く再生信号処理回路7を介して再生データがバッファRAM10に蓄積されるとともに、再生データがセクタデータとして揃うと、バッファマネージャ11及びインターフェース6を介してホスト15に転送される。ホスト15から指定された全てのデータを再生すると再生処理を終了する。
そして、光ピックアップ装置3が読み出し開始地点に到達すると、再生信号処理回路7に通知する。これにより、前述の如く再生信号処理回路7を介して再生データがバッファRAM10に蓄積されるとともに、再生データがセクタデータとして揃うと、バッファマネージャ11及びインターフェース6を介してホスト15に転送される。ホスト15から指定された全てのデータを再生すると再生処理を終了する。
図2はDVDのレイアウトを示す図である。縦軸に物理アドレス、横軸にディスクの半径位置を表す。DVDには記録層が1つのシングルレイヤーディスク(Single Layer Disc、以下1層DVDとする)と、記録層が2つのデュアルレイヤーディスク(Dual Layer Disc、以下、2層DVDとする)がある。2層DVDはさらに、トラックパス(再生走査経路)により、パラレルトラックパス(Parallel Track Path、以下、PTPとする)と、オポジットトラックパス(Opposite Track Path、以下、OTPとする)の2種類に分けられる。
図2(a)は1層DVDのレイアウトを示す図である。1層DVDは、ディスク内周側からリードイン領域(Lead-in Area)20、データ領域(Data Area)21、リードアウト領域(Lead-out Area)22からなるインフォメーション領域(Information Area)23を有する。トラックパスとしてはリードイン20からリードアウト22に向かう1種類のみである。
図2(b)はPTPディスクのレイアウトを示す図である。PTPディスクでは各記録層(図中のレイヤー0とレイヤー1)にインフォメーション領域を有する。レイヤー0とレイヤー1は互いに独立した記録層と捉えることができる。トラックパスはともにリードインからリードアウトに向かう。また、図に示すように、PTPディスクにおけるリードイン領域開始および終了アドレスa、データ領域の開始アドレスb、および、リードアウト領域の終了アドレスcは同一半径位置にあり、リードアウト領域の開始アドレスd、e、すなわち、データ領域の終了アドレスは記録層毎に異なる場合がある。データ領域の終了アドレスが異なる場合、その差分の領域はリードアウトが記録されている。
図2(a)は1層DVDのレイアウトを示す図である。1層DVDは、ディスク内周側からリードイン領域(Lead-in Area)20、データ領域(Data Area)21、リードアウト領域(Lead-out Area)22からなるインフォメーション領域(Information Area)23を有する。トラックパスとしてはリードイン20からリードアウト22に向かう1種類のみである。
図2(b)はPTPディスクのレイアウトを示す図である。PTPディスクでは各記録層(図中のレイヤー0とレイヤー1)にインフォメーション領域を有する。レイヤー0とレイヤー1は互いに独立した記録層と捉えることができる。トラックパスはともにリードインからリードアウトに向かう。また、図に示すように、PTPディスクにおけるリードイン領域開始および終了アドレスa、データ領域の開始アドレスb、および、リードアウト領域の終了アドレスcは同一半径位置にあり、リードアウト領域の開始アドレスd、e、すなわち、データ領域の終了アドレスは記録層毎に異なる場合がある。データ領域の終了アドレスが異なる場合、その差分の領域はリードアウトが記録されている。
図2(c)はOTPディスクを示している。OTPディスクは1つのインフォメーション領域からなり、各記録層(図中のレイヤー0とレイヤー1)は連続した1つの記録層と捉えることができる。すなわち、レイヤー0の最内周側にはリードイン領域24が存在し、続いてデータ領域25が形成されるが、最外周側は中間領域(Middle Area)26が存在する。そして、レイヤー1については最外周側の中間領域27から連続してデータ領域28が内周側に向かって形成され、最内周側にリードアウト領域29が存在する。トラックパスとしてはレイヤー0のリードイン24からデータ領域25を走査して中間領域26に向かい、中間領域27に達したら内周側へ向かう走査となしてレイヤー1のデータ領域28の走査を行い、ディスク内周側のリードアウト29に向かうことになる。この場合はレイヤー0、1が連続した1つのレイヤーとして扱われるものとなる。また、図に示すように、OTPディスクの場合はリードイン領域の開始アドレスとリードアウト領域の終了アドレスa、レイヤー0のデータ領域終了アドレスとレイヤー1のデータ領域開始アドレス、及び、各記録層の中間領域の開始及び終了アドレスcは同一半径位置にあり、レイヤー0のデータ領域開始アドレスcとレイヤー1のデータ領域終了アドレスdは必ずしも一致しない。OTPディスクの場合もその差分領域にはリードアウトが記録されている。
図3はバックグラウンドフォーマットと、バックグラウンドフォーマット中のユーザデータ記録処理の動作について説明する図である。通常、記録型ディスクはディスク全面が未記録の状態で市販されており、ユーザが記録を行うためにはディスク全面を所定の記録パターンで埋めるフォーマットと呼ばれる処理を行う必要がある。しかしながら、ディスク容量の増大に伴い、フォーマット処理に要する時間も増大するため、フォーマット処理はユーザにとって使い勝手が悪いものであった。この不具合を解消するために採用されたフォーマット方式がバックグラウンドフォーマットである。ここでは、バックグラウンドフォーマットを行う情報記録媒体として、DVD+RWを例に説明する。
DVD+RWは図3(a)に示されるように、基本的に1層DVDと同じレイアウトを有している。すなわち、ディスク内周側からリードイン領域30、データ領域31、リードアウト領域32が存在し、ユーザデータはデータ領域31に記録する。リードイン領域30にはDVD+RW特有の情報としてバックグラウンドフォーマット処理、及びバックグラウンドフォーマット中に記録された領域を管理するための管理情報領域が存在する。この管理情報には、データ領域の先頭から連続的に記録が行われている領域の最終アドレスを示すラストリトゥンアドレス(Last Written Address、以下、LWAとする)や、バックグラウンドフォーマット中にユーザがデータ領域内にランダムに記録を行った領域を識別するためのビットマップ(Bitmap)などの情報を含む。
DVD+RWは図3(a)に示されるように、基本的に1層DVDと同じレイアウトを有している。すなわち、ディスク内周側からリードイン領域30、データ領域31、リードアウト領域32が存在し、ユーザデータはデータ領域31に記録する。リードイン領域30にはDVD+RW特有の情報としてバックグラウンドフォーマット処理、及びバックグラウンドフォーマット中に記録された領域を管理するための管理情報領域が存在する。この管理情報には、データ領域の先頭から連続的に記録が行われている領域の最終アドレスを示すラストリトゥンアドレス(Last Written Address、以下、LWAとする)や、バックグラウンドフォーマット中にユーザがデータ領域内にランダムに記録を行った領域を識別するためのビットマップ(Bitmap)などの情報を含む。
図3(b)はバックグラウンドフォーマットにおけるフォーマット初期化処理(イニシャル処理)で記録される領域を示している。バックグラウンドフォーマットでは、ユーザからのフォーマット要求に対して、リードイン領域30の一部を記録した(イニシャル処理)だけでユーザに対してフォーマット完了が通知される。つまり、ユーザにとってはイニシャル処理が完了した時点で、見かけ上フォーマットが完了したものとみなすことができる。従って、イニシャル処理の完了後は、ユーザは全データ領域に対してデータの記録および再生を行うことが可能となる。このように、バックグラウンドフォーマットでは事実上のフォーマット処理時間を大幅に低減される。なお、イニシャル処理が完了した時点においてLWAの初期値はデータ領域の先頭アドレス(あるいはリードイン領域の終了アドレス)とみなすことができる。また、データ領域31内は全て未記録であるため、ビットマップ33は全て“1”、すなわち未記録を示す情報が設定されている。
その後、バックグラウンドフォーマットでは、図3(c)に示すように、ディスク内周からデータ領域の未記録領域34をダミーデータ(Dummy Data)で記録していく。DVD+RWではバックグラウンドフォーマットによるダミーデータ記録をディアイス(De−ice)と呼ぶ。ディアイス処理はデータ領域の先頭から連続的に行われるため、前述したLWAはディアイス処理により更新され、ダミーデータが記録された領域に対応したビットマップ33は“0”すなわち記録済みを示す情報に設定される。
その後、バックグラウンドフォーマットでは、図3(c)に示すように、ディスク内周からデータ領域の未記録領域34をダミーデータ(Dummy Data)で記録していく。DVD+RWではバックグラウンドフォーマットによるダミーデータ記録をディアイス(De−ice)と呼ぶ。ディアイス処理はデータ領域の先頭から連続的に行われるため、前述したLWAはディアイス処理により更新され、ダミーデータが記録された領域に対応したビットマップ33は“0”すなわち記録済みを示す情報に設定される。
次に、バックグラウンドフォーマット中、図3(d)に示すようにユーザからデータ記録要求があった場合はディアイス処理を停止(中断)してユーザデータ35の記録を行う。ここで、ユーザは全データ領域に対して記録が可能であるため、図に示されるようにディアイス前の未記録領域に対して記録が行われる場合もありえる。ディアイスを再開した際にユーザデータが記録された領域をダミーデータで上書きすることを防ぐ必要から、DVD+RWでは管理情報領域にビットマップ33が用意されている。図に示されるように、ユーザデータ35が記録された領域に対するビットマップ情報が変更される。
ユーザデータ記録が完了後、図3(e)に示すようにディアイス処理が再開される。ここでは、ディアイス開始アドレスとしてLWAが参照され、また、ビットマップ33を参照することによりデータ未記録領域が特定される。つまり、ディアイス処理の再開では、LWA以降の未記録領域36に対してダミーデータ記録が行われる。ダミーデータ記録にともないLWAやビットマップ33も更新される。
ユーザデータ記録が完了後、図3(e)に示すようにディアイス処理が再開される。ここでは、ディアイス開始アドレスとしてLWAが参照され、また、ビットマップ33を参照することによりデータ未記録領域が特定される。つまり、ディアイス処理の再開では、LWA以降の未記録領域36に対してダミーデータ記録が行われる。ダミーデータ記録にともないLWAやビットマップ33も更新される。
また、DVD+RWではバックグラウンドフォーマットを中断してディスクを取り出すことも可能となっている。ここで、データ領域に既記録領域と未記録領域が混在する状態のままディスクを取り出すことも可能であるが、このままの状態では再生専用DVDと論理的な互換を保証することができない。これは、図2(a)で示されるように、再生専用DVDはインフォメーション領域としてリードイン領域、データ領域、リードアウト領域が存在し、これらの領域内は全てデータが記録されている必要があるためである。
DVD+RWでは図3(f)に示されるように、以下の手順を行うことによりバックグラウンドフォーマット途中の状態で再生専用DVDとの論理的な互換を保証している。ここでは、まず、ビットマップ33を参照し、データ領域内に間欠的に存在する未記録領域をダミーデータ36で記録する。この結果、LWAは図に示す位置に更新される。次に、LWA以降領域に一時的なリードアウト(テンポラリーリードアウト、以下、TLO)37を記録する。これにより、フォーマット途中であってもリードイン領域、(LWAまでの)データ領域、(一時的な)リードアウト領域からなるインフォメーション領域が形成され、再生専用のDVDドライブで再生を行うことが可能となる。なお、図に示されるように、TLO37を記録した領域に対応したビットマップ情報は“1”、すなわち未記録であることを示す。一般に、データ領域とリードアウト領域とでは異なる属性を有するデータが記録される。DVD+RWのTLOはリードアウト領域であることを示すデータ属性を有するデータで記録される。バックグラウンドフォーマットを再開する場合は、LWA、TLOを上書きしてディアイスが再開されるため、この一時的な中間領域に対応したビットマップ情報も未記録を示す状態のままとしている。このようなディスクが再び挿入された場合は、図中のLWAに示されるアドレスから、TLOを上書きしてディアイスが再開される。
DVD+RWでは図3(f)に示されるように、以下の手順を行うことによりバックグラウンドフォーマット途中の状態で再生専用DVDとの論理的な互換を保証している。ここでは、まず、ビットマップ33を参照し、データ領域内に間欠的に存在する未記録領域をダミーデータ36で記録する。この結果、LWAは図に示す位置に更新される。次に、LWA以降領域に一時的なリードアウト(テンポラリーリードアウト、以下、TLO)37を記録する。これにより、フォーマット途中であってもリードイン領域、(LWAまでの)データ領域、(一時的な)リードアウト領域からなるインフォメーション領域が形成され、再生専用のDVDドライブで再生を行うことが可能となる。なお、図に示されるように、TLO37を記録した領域に対応したビットマップ情報は“1”、すなわち未記録であることを示す。一般に、データ領域とリードアウト領域とでは異なる属性を有するデータが記録される。DVD+RWのTLOはリードアウト領域であることを示すデータ属性を有するデータで記録される。バックグラウンドフォーマットを再開する場合は、LWA、TLOを上書きしてディアイスが再開されるため、この一時的な中間領域に対応したビットマップ情報も未記録を示す状態のままとしている。このようなディスクが再び挿入された場合は、図中のLWAに示されるアドレスから、TLOを上書きしてディアイスが再開される。
図4は前述した管理情報領域に格納される管理情報の構造を示す図である。この管理情報は、「識別ID」、「未知の識別IDに対する制約情報」、「ドライブID」、「更新回数」、「フォーマットステータス」、「ラストリトゥンアドレス」、「ラストベリファイドアドレス」、「ビットマップ開始アドレス」、「ビットマップ長」、「ディスクID」、「ビットマップ」からなる。
前記「識別ID」には管理情報の識別IDが格納されている。前記「未知の識別IDに対する制約情報」には前記識別IDが未知のIDであった場合にドライブ装置が制限すべき動作に関する情報が格納されている。この制約情報としては、一例として、データ領域への記録の禁止、フォーマットの禁止などがある。前記「ドライブID」は当該管理情報を記録したドライブ装置を識別するためのID情報が格納されている。前記、「更新回数」は当該管理情報の更新回数が格納されている。前記「フォーマットステータス」はバックグラウンドフォーマットの状態に関する情報が格納されている。このフォーマットステータスには、一例として、フォーマット前の状態、フォーマット途中の状態、フォーマットが完了した状態などがある。前記「ラストリトゥンアドレス」はデータ領域の先頭アドレスから連続的に記録が行われている領域の最終アドレスが格納されている。前述したように、バックグラウンドフォーマットを再開する場合はLWAが示す境界アドレスからダミーデータが記録される。前記「ラストベリファイドアドレス」はデータ領域の先頭アドレスから連続的にベリファイが行われている領域の最終アドレスが格納されている。ベリファイを行わない場合は、本領域には「0000000000h」が記録される。前記「ビットマップ開始アドレス」はビットマップ領域の最初のビットに対応したデータ領域内のアドレスが格納されている。前記「ビットマップ長」はビットマップにより記録、未記録の状態が管理されているデータ領域のサイズが格納されている。前記「ディスクID」は当該ディスクのIDが格納されている。前記「ビットマップ」はビットマップ情報が格納されている。
前記「識別ID」には管理情報の識別IDが格納されている。前記「未知の識別IDに対する制約情報」には前記識別IDが未知のIDであった場合にドライブ装置が制限すべき動作に関する情報が格納されている。この制約情報としては、一例として、データ領域への記録の禁止、フォーマットの禁止などがある。前記「ドライブID」は当該管理情報を記録したドライブ装置を識別するためのID情報が格納されている。前記、「更新回数」は当該管理情報の更新回数が格納されている。前記「フォーマットステータス」はバックグラウンドフォーマットの状態に関する情報が格納されている。このフォーマットステータスには、一例として、フォーマット前の状態、フォーマット途中の状態、フォーマットが完了した状態などがある。前記「ラストリトゥンアドレス」はデータ領域の先頭アドレスから連続的に記録が行われている領域の最終アドレスが格納されている。前述したように、バックグラウンドフォーマットを再開する場合はLWAが示す境界アドレスからダミーデータが記録される。前記「ラストベリファイドアドレス」はデータ領域の先頭アドレスから連続的にベリファイが行われている領域の最終アドレスが格納されている。ベリファイを行わない場合は、本領域には「0000000000h」が記録される。前記「ビットマップ開始アドレス」はビットマップ領域の最初のビットに対応したデータ領域内のアドレスが格納されている。前記「ビットマップ長」はビットマップにより記録、未記録の状態が管理されているデータ領域のサイズが格納されている。前記「ディスクID」は当該ディスクのIDが格納されている。前記「ビットマップ」はビットマップ情報が格納されている。
ここで、ビットマップの詳細について説明する。前述したように、バックグラウンドフォーマットではイニシャル処理完了後、全データ領域に対してユーザからのデータ記録が可能になる。つまり、ディアイス処理によるダミーデータ記録前の領域であってもユーザデータが記録可能であるため、バックグラウンドフォーマット中にユーザデータ記録を行った場合、データ記録領域と未記録領域が混在することになる。このような状態でディアイスを再開する場合は、ユーザが記録した領域を除いてダミーデータ記録を行う必要がある。従って、例えばDVD+RWの場合は記録単位であるECCブロック(16セクタ)に対してその領域の記録状態を1ビットのフラグ、すなわちビットマップにより識別する。そして、ユーザがデータ記録を行った場合、当該記録領域に対応するするビットマップ上のフラグを“記録済み”に設定する。その後、ディアイスを再開する場合は、このビットマップ情報を参照して未記録領域のみダミーデータ記録を行う。以上のように、ビットマップを参照することにより、バックグラウンドフォーマット中に記録されたユーザデータをダミーデータで上書きしてしまう不具合を避けることが可能となる。
図5は情報記録媒体のレイアウトを示す図である。本実施形態の一例として、図に示されるような片面2層のOTP方式のディスクとし、基本的なレイアウトは図2(c)に示される2層DVD(OTP)と同様であるとする。すなわち、レイヤー0の最内周側にはリードイン領域40が存在し、続いてデータ領域41が形成され、最外周側に中間領域(Middle Area)42が存在する。また、レイヤー1については最外周側の中間領域43から連続してデータ領域44が内周側に向かって形成され、最内周側にリードアウト領域45が存在する。トラックパスとしてはレイヤー0のリードイン40からデータ領域41を走査して中間領域42に向かい、中間領域43に達したら内周側へ向かう走査となしてレイヤー1のデータ領域44の走査を行い、ディスク内周側のリードアウト45に向かうことになる。この場合もレイヤー0、1が連続した1つのレイヤーとして扱われる。
また、本実施形態の情報記録媒体に対するフォーマット処理は、前述したバックグラウンドフォーマットを行い、データ領域内に未記録領域が存在する状態でユーザデータが記録されるものとする。従って、リードイン内にはバックグラウンドフォーマット処理、及びバックグラウンドフォーマット中に記録された領域を管理するための管理情報領域が存在する。
また、本実施形態の情報記録媒体に対するフォーマット処理は、前述したバックグラウンドフォーマットを行い、データ領域内に未記録領域が存在する状態でユーザデータが記録されるものとする。従って、リードイン内にはバックグラウンドフォーマット処理、及びバックグラウンドフォーマット中に記録された領域を管理するための管理情報領域が存在する。
このような情報記録媒体に対する、本発明の情報記録装置の動作について、図6を参照して説明する。本実施形態では、情報記録媒体に対するフォーマット処理を、バックグラウンドフォーマットで行うことにより、ユーザデータ記録までの時間の短縮が図られる。ただし、ここでは説明を簡単にするためディアイス処理は行わないものとする。すなわち、イニシャル処理によりリードイン領域46の一部を記録した時点でユーザデータの記録が可能となるが、ユーザからのアクセスが無い時間に残りの領域に対するダミーデータ記録は行わない。また、ユーザデータはレイヤー0のデータ領域の開始アドレスから連続的に行われるものとする。
図6(a)はバックグラウンドフォーマットによるイニシャル処理が完了した状態を示している。本発明の情報記録媒体では、バックグラウンドフォーマットによる記録に関する管理情報として、LWA(第1のポインタ)と、ビットマップ(識別情報)47とが管理情報領域48内に格納されている。ここで、LWAはレイヤー0またはレイヤー1のいずれかのデータ領域内のアドレスであり、レイヤー0のデータ領域の開始アドレスから連続的にデータが記録されている領域の最終アドレスである。OTPの場合はレイヤー0とレイヤー1が連続した1つのレイヤーとみなされるため、LWAはこの擬似データ領域の先頭アドレスから連続してデータが記録されている領域の最終アドレスであるということもできる。イニシャル処理が完了した状態(ディアイス開始前の状態)において、LWAは初期値として、図に示されるようにレイヤー0のデータ領域の先頭アドレスにあるとみなす(あるいはリードインの終了アドレスでもよい)。また、データ領域内は全て未記録であるためビットマップ47は全て“1”が設定されている。
図6(a)はバックグラウンドフォーマットによるイニシャル処理が完了した状態を示している。本発明の情報記録媒体では、バックグラウンドフォーマットによる記録に関する管理情報として、LWA(第1のポインタ)と、ビットマップ(識別情報)47とが管理情報領域48内に格納されている。ここで、LWAはレイヤー0またはレイヤー1のいずれかのデータ領域内のアドレスであり、レイヤー0のデータ領域の開始アドレスから連続的にデータが記録されている領域の最終アドレスである。OTPの場合はレイヤー0とレイヤー1が連続した1つのレイヤーとみなされるため、LWAはこの擬似データ領域の先頭アドレスから連続してデータが記録されている領域の最終アドレスであるということもできる。イニシャル処理が完了した状態(ディアイス開始前の状態)において、LWAは初期値として、図に示されるようにレイヤー0のデータ領域の先頭アドレスにあるとみなす(あるいはリードインの終了アドレスでもよい)。また、データ領域内は全て未記録であるためビットマップ47は全て“1”が設定されている。
次に、図6(b)はイニシャル処理完了後、ユーザデータ記録が行われている状態を示す。本実施形態では、前述したようにデータ領域の先頭アドレスから連続的にユーザデータが記録されるものとする。図に示されるように、ユーザデータ記録に従ってLWAも更新され、データが記録された領域に対応したビットマップ47が“0”に設定される。
図6(c)は、同図(b)の状態において、バックグラウンドフォーマットを中断して取り出されたディスクの状態を示す。再生専用ディスクと論理的な互換を保つための処理は「リードイン領域」46、「レイヤー0のデータ領域」50、「中間領域」51、52、「レイヤー1のデータ領域」53、「リードアウト領域」49からなるインフォメーション領域がデータ記録された状態にすることであるが、本実施形態では「リードイン領域」46と「レイヤー0のデータ領域」50、「テンポラリーリードアウト領域」54のみ記録することにより、取り出しの高速化を行う。図6(b)におけるデータ記録領域50と同一半径位置にあるレイヤー1のデータ領域53内の未記録領域をダミーデータで記録することを省略して時間短縮している。
また再生専用ディスクとの互換性向上のために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置するリードアウト領域を記録する。
また再生専用ディスクとの互換性向上のために、リードイン領域内のコントロールデータにおける物理フォーマット情報のDisc structure情報を2層ではなく1層と書き込む。
またこれらの組み合わせにより再生専用ディスクとの互換性向上を行っている。
図6(c)は、同図(b)の状態において、バックグラウンドフォーマットを中断して取り出されたディスクの状態を示す。再生専用ディスクと論理的な互換を保つための処理は「リードイン領域」46、「レイヤー0のデータ領域」50、「中間領域」51、52、「レイヤー1のデータ領域」53、「リードアウト領域」49からなるインフォメーション領域がデータ記録された状態にすることであるが、本実施形態では「リードイン領域」46と「レイヤー0のデータ領域」50、「テンポラリーリードアウト領域」54のみ記録することにより、取り出しの高速化を行う。図6(b)におけるデータ記録領域50と同一半径位置にあるレイヤー1のデータ領域53内の未記録領域をダミーデータで記録することを省略して時間短縮している。
また再生専用ディスクとの互換性向上のために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置するリードアウト領域を記録する。
また再生専用ディスクとの互換性向上のために、リードイン領域内のコントロールデータにおける物理フォーマット情報のDisc structure情報を2層ではなく1層と書き込む。
またこれらの組み合わせにより再生専用ディスクとの互換性向上を行っている。
図7は図6(c)において取り出された情報記録媒体に対して、バックグラウンドフォーマットの再開、およびユーザデータ記録を行う場合の動作を説明する図である。前述したように、バックグラウンドフォーマットを再開する場合はLWAからディアイスが再開される(ただし、本実施形態においても、説明を簡単にするためディアイス処理は行わないものとする)。
図7(a)はバックグラウンドフォーマットの再開後、ユーザデータが新たに記録された状態を示す。同じ構成要素には図6と同じ参照番号を付して説明する。これに伴い、図に示されるように、LWAも更新され、対応したビットマップ情報47が“0”、すなわち記録済みに設定される。
次に、図7(b)を参照して、バックグラウンドフォーマットを再度中断してディスクを取り出す場合の動作を説明する。図6(c)の場合と同様に、「テンポラリーリードアウト領域」54のみ記録することにより、取り出しの高速化を行う。図7(b)におけるデータ記録領域と同一半径位置にあるレイヤー1のデータ領域内の未記録領域をダミーデータで記録することを省略して時間短縮している。
次に、1層目の全域が記録終了した状態を図8(a)に示す。同じ構成要素には図6と同じ参照番号を付して説明する。図8(a)に示す状態においてディスクを取り出す場合の動作について、図8(b)を参照して説明する。図に示されるように、図中のLWAがレイヤー0の終了アドレスまで、到達したところで記録が終了した場合、中間領域部分にテンポラリーリードアウト54が記録される。図6〜7のように1層目に未記録領域が残っている場合に、2層目への記録要求がきた場合は、エラーを返す。図8のように1層目に未記録領域が残っていない場合に、2層目への記録要求がきた場合に初めてリードイン領域内のコントロールデータ情報に2層ディスク情報を書き込むことになる。
図7(a)はバックグラウンドフォーマットの再開後、ユーザデータが新たに記録された状態を示す。同じ構成要素には図6と同じ参照番号を付して説明する。これに伴い、図に示されるように、LWAも更新され、対応したビットマップ情報47が“0”、すなわち記録済みに設定される。
次に、図7(b)を参照して、バックグラウンドフォーマットを再度中断してディスクを取り出す場合の動作を説明する。図6(c)の場合と同様に、「テンポラリーリードアウト領域」54のみ記録することにより、取り出しの高速化を行う。図7(b)におけるデータ記録領域と同一半径位置にあるレイヤー1のデータ領域内の未記録領域をダミーデータで記録することを省略して時間短縮している。
次に、1層目の全域が記録終了した状態を図8(a)に示す。同じ構成要素には図6と同じ参照番号を付して説明する。図8(a)に示す状態においてディスクを取り出す場合の動作について、図8(b)を参照して説明する。図に示されるように、図中のLWAがレイヤー0の終了アドレスまで、到達したところで記録が終了した場合、中間領域部分にテンポラリーリードアウト54が記録される。図6〜7のように1層目に未記録領域が残っている場合に、2層目への記録要求がきた場合は、エラーを返す。図8のように1層目に未記録領域が残っていない場合に、2層目への記録要求がきた場合に初めてリードイン領域内のコントロールデータ情報に2層ディスク情報を書き込むことになる。
図9(a)は2層目からバックグラウンドフォーマットを行うシステムの場合などで、2層目のバックグラウンドローマットが終了した状態である。図9(a)に示す状態においてディスクを取り出す場合の動作について、図9(b)を参照して説明する。図に示されるように、1層目に未記録が残っている場合にも2層目のバックグラウンドフォーマット55が終了した場合にはリードイン領域内のコントロールデータ情報に2層ディスク情報を書き込み、「中間領域」「テンポラリーリードアウト領域」を書き込む。なお、本実施形態ではバックグラウンドフォーマット55を行う情報記録媒体、および情報記録装置を例に説明したが、図6から図9の例ではディアイス処理によるダミーデータ記録や、ランダムなユーザデータ記録は行っておらず、これらはデータ領域の先頭から連続的に記録が行われるシーケンシャル記録と同じ記録シーケンスである。
以上に述べた第1の実施形態において情報記録媒体に格納される管理情報の構造を図10を参照して説明する。この管理情報は図4にて述べた従来例の記録管理情報とほぼ同じ構造を有する。ここでは、主に従来例との相違点について説明する。この管理情報は、「識別ID」、「未知の識別IDに対する制約情報」、「ドライブID」、「更新回数」、「フォーマットステータス」、「ラストリトゥンアドレス」、「ラストベリファイドアドレス」、「ビットマップ開始アドレス」、「ビットマップ長」、「ディスクID」、「Dual Layer Status」、「ビットマップ」からなる。
以上に述べた第1の実施形態において情報記録媒体に格納される管理情報の構造を図10を参照して説明する。この管理情報は図4にて述べた従来例の記録管理情報とほぼ同じ構造を有する。ここでは、主に従来例との相違点について説明する。この管理情報は、「識別ID」、「未知の識別IDに対する制約情報」、「ドライブID」、「更新回数」、「フォーマットステータス」、「ラストリトゥンアドレス」、「ラストベリファイドアドレス」、「ビットマップ開始アドレス」、「ビットマップ長」、「ディスクID」、「Dual Layer Status」、「ビットマップ」からなる。
「識別ID」、「未知の識別IDに対する制約情報」、「ドライブID」、「更新回数」、「フォーマットステータス」は図4に示す従来例と同じである。「ラストリトゥンアドレス」はレイヤー0のデータ領域の先頭アドレスから連続的に記録が行われている領域の最終アドレスを格納する。なお、本実施形態ではレイヤー0のデータ領域とレイヤー1のデータ領域とを連続した擬似データ領域とみなしている。従ってレイヤー0のデータ領域が全て記録された場合、LWAは引き続きレイヤー1のデータ領域内のアドレスに更新される。前記「ラストベリファイドアドレス」は擬似データ領域の先頭アドレスから連続的にベリファイが行われている領域の最終アドレスを格納する。ベリファイを行わない場合は本領域には「00000000h」を記録する。前記「ビットマップ開始アドレス」は擬似データ領域の記録状態を示すビットマップ領域の最初のビットに対応したデータ領域内のアドレスを格納する。前記「ビットマップ長」は擬似データ領域のうちビットマップにより記録、未記録の情報が管理されている領域のサイズを格納する。前記「ディスクID」は図4に示す従来例と同じである。「Dual Layer Status」は記録媒体の状態を示し、この状態を格納する。「ビットマップ」は擬似データ領域に対するビットマップ情報を格納する。
このように、本実施例の情報記録媒体における管理情報は、図4の従来例における管理情報に新たにDual Layer Statusが追加されたデータ構造となっている。
このように、本実施例の情報記録媒体における管理情報は、図4の従来例における管理情報に新たにDual Layer Statusが追加されたデータ構造となっている。
次に、本発明の情報記録装置におけるバックグラウンドフォーマット処理と、バックグラウンドフォーマット中のデータ記録処理、および、フォーマット途中の状態でディスクを取り出す際の処理について、図11から図13を参照して説明する。
図11はバックグラウンドフォーマット処理を示すフローチャートである。ユーザからフォーマット要求があった場合(Sp100)、挿入されているディスクがブランク状態であるかどうかを確認する(Sp101)。ブランクディスクであった場合(Sp101のYes)、図10に示される管理情報を初期設定して(Sp102)、リードインの一部の領域を記録し(Sp103)、ユーザに対しフォーマット完了を通知する(Sp104)。この時点における情報記録媒体は、図6(a)に示されるような記録状態となっている。すなわち、管理情報領域を含むリードインの一部が記録され、LWAはレイヤー0のデータ領域の開始アドレス(あるいはリードイン領域の終了アドレス)に初期的に設定される。また、ビットマップはデータ領域の全領域に対して未記録を示す情報が設定されている。以上のイニシャル処理完了後、本出願の情報記録装置は、バックグラウンドフォーマットによるダミーデータ記録、すなわちディアイス処理へ移行する。一方、Sp101において挿入されているディスクがブランク状態でない、すなわちフォーマット途中の状態であった場合は(Sp101のNo)、Sp102からSp104をスキップしてディアイス処理へ移行する。
図11はバックグラウンドフォーマット処理を示すフローチャートである。ユーザからフォーマット要求があった場合(Sp100)、挿入されているディスクがブランク状態であるかどうかを確認する(Sp101)。ブランクディスクであった場合(Sp101のYes)、図10に示される管理情報を初期設定して(Sp102)、リードインの一部の領域を記録し(Sp103)、ユーザに対しフォーマット完了を通知する(Sp104)。この時点における情報記録媒体は、図6(a)に示されるような記録状態となっている。すなわち、管理情報領域を含むリードインの一部が記録され、LWAはレイヤー0のデータ領域の開始アドレス(あるいはリードイン領域の終了アドレス)に初期的に設定される。また、ビットマップはデータ領域の全領域に対して未記録を示す情報が設定されている。以上のイニシャル処理完了後、本出願の情報記録装置は、バックグラウンドフォーマットによるダミーデータ記録、すなわちディアイス処理へ移行する。一方、Sp101において挿入されているディスクがブランク状態でない、すなわちフォーマット途中の状態であった場合は(Sp101のNo)、Sp102からSp104をスキップしてディアイス処理へ移行する。
このディアイス処理では、まず、ユーザから記録要求があるかどうかを確認する(Sp105)。ユーザから記録要求があった場合は(Sp105のYes)、ディアイスを中断してユーザデータ記録を行うが、これについては図12にて後述する。ユーザから記録要求がなかった場合(Sp105のNo)、次に、ユーザからディスク排出要求があるかどうかを確認する(Sp106)。ディスク排出要求があった場合は(Sp106のYes)、ディアイスを中断してユーザデータ記録を行うが、これについては図13にて後述する。ユーザからディスク排出要求がなかった場合(Sp106のNo)、次にディアイス処理中であるかどうかを確認する(Sp107)。ディアイス処理中であった場合は(Sp107のYes)、2層目のディアイスが終了したかどうかを確認する(Sp110)。2層目ディアイスが終了していれば(Sp110のYes)、リードイン領域に2層ディスクであることを示す情報を記録する(Sp111)。2層目のディアイスが終了していない場合は、Sp105へ戻り再びユーザからの記録要求を待つ。この間、ディアイスによるダミーデータ記録がバックグラウンドで行われる。一方、ディアイス処理中でなかった場合(Sp107のNo)、未記録領域が存在するかどうかを判定する(Sp108)。例えば、図6(a)のようにイニシャル処理完了直後の状態ではデータ領域の全ての領域が未記録であるため、Sp108の判断は肯定される。
未記録領域が存在する場合(Sp108のYes)、まず、管理情報を参照してLWAを取得し(Sp109)、LWAが示すアドレスよりディアイスを開始する(Sp112)。また、ビットマップを参照して未記録領域のみ、つまりユーザデータが記録されている領域を避けてダミーデータを記録していく。ディアイス開始後はSp105へ戻り再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、Sp108において未記録領域が存在しなかった場合は(Sp108のYes)、データ領域内のディアイスが完了したことを示す。この場合、中間領域を記録(Sp113)、リードアウト領域を記録し(Sp114)、次いでリードイン領域の残りの領域を記録して(Sp115)、フォーマット処理を終了する(Sp116)。ここで、Sp114のリードアウト領域の記録に関して、例えば後述する再生専用ディスクとの互換モードでディスクが取り出された場合など、ディアイス完了前に既にリードアウトが記録されている場合も有り得る。このような場合のSp114におけるリードアウト領域の記録は不要であるが、図12の管理情報内(例えば「フォーマットステータス」)にリードアウト領域が記録されているかどうかを示す情報を格納しておき、リードアウトが未記録であった場合にSp114でリードアウトを記録するようにしても良い。
一方、Sp108において未記録領域が存在しなかった場合は(Sp108のYes)、データ領域内のディアイスが完了したことを示す。この場合、中間領域を記録(Sp113)、リードアウト領域を記録し(Sp114)、次いでリードイン領域の残りの領域を記録して(Sp115)、フォーマット処理を終了する(Sp116)。ここで、Sp114のリードアウト領域の記録に関して、例えば後述する再生専用ディスクとの互換モードでディスクが取り出された場合など、ディアイス完了前に既にリードアウトが記録されている場合も有り得る。このような場合のSp114におけるリードアウト領域の記録は不要であるが、図12の管理情報内(例えば「フォーマットステータス」)にリードアウト領域が記録されているかどうかを示す情報を格納しておき、リードアウトが未記録であった場合にSp114でリードアウトを記録するようにしても良い。
図11のSp105においてユーザから記録要求があった場合は、バックグラウンドフォーマットを中断してユーザデータ記録を行うが、このユーザデータ記録処理について図12を参照して説明する。ここでは、まず、ディアイス処理中であるかどうかを確認し(Sp200)、ディアイス処理中であった場合は(Sp200のYes)、ディアイスを中断する(Sp201)。LWAを更新し(Sp202)、次いでビットマップが更新される(Sp203)。記録要求が2層目かどうかを確認し(Sp210)、2層目の場合は(Sp210のYes)、1層目に未記録領域があるかどうか確認し(Sp211)、未記録領域が無い場合は(Sp211のNo)、リードイン領域に2層ディスクであることを示す情報を記録し(Sp213)、2層目にユーザデータを記録する(Sp215)。2層目に記録出来たかどうかを確認し(Sp216)、出来たならば(Sp216のYes)LWA更新(Sp205)へ進む。記録出来なかった場合は(Sp216のNo)、リードイン領域に1層ディスクであることを示す情報を記録し(Sp217)、エラーを返す(Sp218)。1層目に未記録領域が無い場合は(Sp211のYes)、2層目がディアイスが終了しているかどうか確認し(Sp212)、終了していれば(Sp212のYes)、上述のSp213へと進む。終了していなければ(Sp212のNo)エラーを返す(Sp214)。
1層目への記録要求の場合は(Sp210のNo)、ユーザが要求した記録を行い(Sp204)、当該ユーザデータ記録領域に基づいてLWAを更新し(Sp205)、次いでビットマップを更新する(Sp206)。以上の記録処理が完了した場合は、Sp105へ戻り再びユーザからの記録要求を待つ。
1層目への記録要求の場合は(Sp210のNo)、ユーザが要求した記録を行い(Sp204)、当該ユーザデータ記録領域に基づいてLWAを更新し(Sp205)、次いでビットマップを更新する(Sp206)。以上の記録処理が完了した場合は、Sp105へ戻り再びユーザからの記録要求を待つ。
次に、図11のSp106においてユーザからディスク排出要求があった場合は、ディアイスを中断してユーザデータ記録を行うが、このディアイス中断とディスク排出処理について図13を参照して説明する。ここでは、まず、ディアイス処理中であるかどうかを確認し(Sp300)、ディアイス処理中であった場合は(Sp300のYes)、ディアイスを中断する(Sp301)。LWAを更新し(Sp302)、次いでビットマップが更新される(Sp303)。次に、テンポラリーリードアウト領域の記録を行い(Sp304)、リードイン領域直上に位置するリードアウト領域を記録する(Sp305)、1層に未記録領域があるかどうか確認し(Sp306)、未記録がある場合には(Sp306のYes)、リードインに1層であることを示す情報を記録し(Sp307)、未記録領域が無い場合には(Sp306のNo)、ディスク排出を行い(Sp308)、処理を終了する(Sp309)。
以上の通り本発明によれば、CPU14は、再生専用ディスクと論理的な互換性を保つために、ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録完了後、光ディスク1の2層目以降の記録層が未記録の場合、ユーザデータに続けてテンポラリーリードアウトを記録するので、記録媒体の取り出し時間を短縮することができる。
また、CPU14は、再生専用ディスクと論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層にリードアウトを記録するので、ディスク1の取り出し時間を短縮することができ、又、再生専用ドライブとの互換性が向上する。
また、CPU14は、再生専用ディスクと論理的な互換性を保つために、ディスク1が1層媒体であることを示す情報をリードイン領域に記録するので、ディスク1の取り出し時間を短縮することができ、又、再生専用ドライブとの互換性が向上する。
また、CPU14は、再生専用ディスクと論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層にリードアウトを記録すると共に、ディスク1が1層媒体であることを示す情報をリードイン領域に記録するので、記録媒体の取り出し時間を短縮することができ、又、再生専用ドライブとの互換性が向上する。
また、CPU14は、ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録が完了した際、ディスク1の1層目に未記録領域が存在し、且つ前記情報記録媒体の2層目以降が未記録の状態で該2層目への前記ユーザデータの記録要求が発生した場合は、エラーとして処理するので、1層目に未記録領域が残っている場合は、2層目を記録させないことにより、1層ディスクとして振る舞い、取り出し時間を短縮することができる。
また、CPU14は、再生専用ディスクと論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層にリードアウトを記録するので、ディスク1の取り出し時間を短縮することができ、又、再生専用ドライブとの互換性が向上する。
また、CPU14は、再生専用ディスクと論理的な互換性を保つために、ディスク1が1層媒体であることを示す情報をリードイン領域に記録するので、ディスク1の取り出し時間を短縮することができ、又、再生専用ドライブとの互換性が向上する。
また、CPU14は、再生専用ディスクと論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層にリードアウトを記録すると共に、ディスク1が1層媒体であることを示す情報をリードイン領域に記録するので、記録媒体の取り出し時間を短縮することができ、又、再生専用ドライブとの互換性が向上する。
また、CPU14は、ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録が完了した際、ディスク1の1層目に未記録領域が存在し、且つ前記情報記録媒体の2層目以降が未記録の状態で該2層目への前記ユーザデータの記録要求が発生した場合は、エラーとして処理するので、1層目に未記録領域が残っている場合は、2層目を記録させないことにより、1層ディスクとして振る舞い、取り出し時間を短縮することができる。
また、CPU14は、ディスク1の1層目記録が終了し、次にディスク1の2層目記録が初めて開始された場合に、ディスク1が2層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録するので、1層目に未記録領域が残っている場合は、2層目を記録させないことにより、1層ディスクとして振る舞い、取り出し時間を短縮することができる。
また、CPU14は、ディスク1の2層目のバックグラウンドフォーマットが完了した場合に、ディスク1が2層媒体であることを示す情報をリードイン領域に記録するので、1層目に未記録領域が残っている場合は、1層ディスクとして振る舞い、2層目がバックグランドフォーマット終了したら2層に切替えることにより、取り出し時間の短縮ができる。
また、CPU14は、ディスク1の2層目記録処理を実行した際に記録処理が不可能な場合、リードイン領域にディスク1が1層媒体であるので、2層が記録できない状況の場合は、1層記録媒体とすることにより、1層に記録された内容を無駄にすることを防止できる。
また、CPU14は、ディスク1の制御状態を含む管理情報をリードイン領域の所定の領域に記録するので、2層媒体をどのように制御しているかを知ることができるので、ディスク1を出し入れしても、本発明の制御を行うことができる。
また、CPU14は、バックグラウンドフォーマット処理はディスク1の2層以降も継続して行うので、1層としての動作から2層媒体としての動作への切替えがスムーズに行うことができる。
また、CPU14は、ディスク1の2層目のバックグラウンドフォーマットが完了した場合に、ディスク1が2層媒体であることを示す情報をリードイン領域に記録するので、1層目に未記録領域が残っている場合は、1層ディスクとして振る舞い、2層目がバックグランドフォーマット終了したら2層に切替えることにより、取り出し時間の短縮ができる。
また、CPU14は、ディスク1の2層目記録処理を実行した際に記録処理が不可能な場合、リードイン領域にディスク1が1層媒体であるので、2層が記録できない状況の場合は、1層記録媒体とすることにより、1層に記録された内容を無駄にすることを防止できる。
また、CPU14は、ディスク1の制御状態を含む管理情報をリードイン領域の所定の領域に記録するので、2層媒体をどのように制御しているかを知ることができるので、ディスク1を出し入れしても、本発明の制御を行うことができる。
また、CPU14は、バックグラウンドフォーマット処理はディスク1の2層以降も継続して行うので、1層としての動作から2層媒体としての動作への切替えがスムーズに行うことができる。
1 光ディスク、2 スピンドルモータ、3 光ピックアップ装置、4 レーザコントロール回路、5 エンコーダ、6 インターフェース、7 再生信号処理回路、8 モータドライバ、9 サーボコントローラ、10 バッファRAM、11 バッファマネージャ、12 ROM、13 RAM、14 CPU、15 ホスト、100 情報記録装置
Claims (10)
- ユーザデータを記録するデータ領域を各々有する複数の記録層を備えた情報記録媒体に対する前記ユーザデータの記録動作を制御する制御手段を備えた情報記録装置において、
前記制御手段は、再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、前記ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録完了後、前記情報記録媒体の2層目以降の記録層が未記録の場合、前記ユーザデータに続けてテンポラリーリードアウト情報を記録することを特徴とする情報記録装置。 - 前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層にリードアウト情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、前記情報記録媒体が1層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記再生専用情報記録媒体と論理的な互換性を保つために、少なくともイニシャル処理にて記録したリードイン領域の直上に位置する2層目以降の記録層に前記リードアウト情報を記録すると共に、前記情報記録媒体が1層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録が完了した際、前記情報記録媒体の1層目に未記録領域が存在し、且つ前記情報記録媒体の2層目以降が未記録の状態で該2層目への前記ユーザデータの記録要求が発生した場合は、エラーとして処理することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記情報記録媒体の1層目記録が終了し、次に前記情報記録媒体の2層目記録が初めて開始された場合に、該情報記録媒体が2層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記情報記録媒体の2層目のバックグラウンドフォーマットが完了した場合に、前記情報記録媒体が2層媒体であることを示す情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記情報記録媒体の2層目記録処理を実行した際に該記録処理が不可能な場合、前記リードイン領域に該情報記録媒体が1層媒体であることを記録することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記情報記録媒体の制御状態を含む管理情報を前記リードイン領域の所定の領域に記録することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の情報記録装置。
- 前記制御手段は、前記バックグラウンドフォーマット処理を前記情報記録媒体の2層以降も継続して行うことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の情報記録装置。
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