JP2007126830A - 既存建物への間柱の設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のスラブ・デッキを取り除く必要が無く、施工が容易であるとともに、溶接作業やそれに起因する付帯作業を無くすことが可能になる鉄骨造の既存建物への間柱の設置構造を提供する。
【解決手段】間柱14の上下端部にベースプレート16a、16bを一体的に設け、上下の梁12の上下部フランジ12a、12b間に複数本の補強部材18を介装するとともに、上端側のベースプレート16bの孔部17と、上階の間柱14の下端側ベースプレート16aの孔部17とにスラブ13に穿設した孔部を通して緊張材20を挿通して定着具21、22により固定し、かつ下端側のベースプレート16aの孔部17と下階の間柱14の上端側ベースプレート16bの孔部17とにスラブ13に穿設した孔部を通して緊張材20を挿通して定着具21、22により固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、梁が鉄骨造である既存建物の柱梁架構に、耐震補強として間柱ダンパ等を増設する際に用いて好適な既存建物への間柱の設置構造に関するものである。
先に発生した複数の大地震の経験を踏まえ、旧耐震設計に基づいて設計された既存の建物を含めた各種の耐震あるいは制振対策が施されていない建物に対して、地震発生時に発生する大きな架構の変形を抑制するため、新たに当該架構面内に耐震手段や制振手段を増設する各種の工法が採用されている。
このうち、架構の変形を抑えるための制振手段を増設する従来の工法としては、例えば油圧ダンパ等を介装した鉄骨ブレースを組み込む方法や、上記柱梁架構を構成する上下階の梁間に間柱ダンパを設置する工法などが採用されている。
ここで、上記間柱ダンパを設置する工法によれば、大地震時に上記架構が水平方向に変形した際に、上記ダンパが変形エネルギーを吸収することにより当該架構に伝わる揺れを抑制することができるとともに、上記鉄骨ブレースを設置する場合のように、架構面内の通行を妨げて既存建物の使用勝手に新たな制約が生じることが無いという利点がある。
図7および図8は、この種の間柱ダンパを、鉄骨造の柱梁架構を有する既存建物に増設した場合の従来の設置構造を示すものである。
すなわち、この既存建物は、鋼管柱1間にH形鋼からなる梁2が架け渡されることにより柱梁架構が構成されるとともに、梁2の上部フランジ2a上に、床スラブ3が打設されたものであり、上記柱梁架構における柱1間の中間部に、間柱ダンパ4が介装されている。
ここで、増設された間柱ダンパ4は、H形鋼からなる上部間柱4aと下部間柱4bとの間に、水平方向の変位を減衰させる油圧ダンパ5が介装され、当該油圧ダンパ5の一端側5aが上部間柱4aと一体化されるとともに他端部5bが下部間柱4bと一体化されたものである。
そして、この間柱ダンパ4は、上部間柱4aの上端部が上側の梁2の下部フランジ2bに溶接により一体化されるとともに、下部間柱4bの下端部が、当該部分の床スラブ3を取り除いたうえで、下側の梁2の上部フランジ2bに溶接により一体化されている。
なお、図中符号6は、間柱ダンパ4のフランジと連続するように梁2の上下部フランジ2a、2b間に増設された補強プレートであり、これら補強プレート4により、間柱ダンパ4の接合部分における梁2の強度が確保されている。
なお、既存建物に対する増設に用いられるものではなく、また鉄骨造の既存建物に対するものではないものの、一般的な鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の建物における間柱ダンパの設置構造としては、例えば下記特許文献1に見られる間柱の取り付け構造が知られている。
特開2004−225351号公報
ところで、図7および図8に示した、鉄骨造の既存建物に間柱ダンパ4を増設する際の従来の設置構造においては、下部間柱4bを梁2の上部フランジ2aに溶接するために、当該部分の床スラブ3を除去する必要がある。このため、上記床スラブ3を構成するコンクリートの除去や、そのデッキの除去、さらにはこれら除去作業によって周囲のスラブ3に生じた割れ補修等に多くの手間を要するという欠点があった。
また、下部間柱4bと梁2の上部フランジ2aおよび上部間柱4aと上側の梁2の下部フランジ2bとの溶接に加えて、それぞれの梁2の上下部フランジ2a、2b間に多数本の補強プレート6を溶接する必要があるために、全体としての溶接作業に多大の手間と施工工期とを要するという問題点があった。
しかも、このような現場溶接箇所が各所にわたるために、既に使用されている室内に、上記溶接の火花に起因する火災が発生しないように、広範囲にわたる防火対策や養生が必要になるという問題点もあった。
また特に、上側の梁2の下部フランジ2bに対する上部間柱4aの接合が、上向き溶接になるために、施工が難しくなるとともに、溶接品質にも問題を生じ易いという欠点があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、鉄骨造の既存建物に間柱を増設するに際して、既存のスラブ・デッキを取り除く必要が無く、施工が容易であるとともに、溶接作業やそれに起因する付帯作業を無くするか、あるいは極力少なくすることが可能になる既存建物への間柱の設置構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、柱間に、上部フランジと下部フランジとがウエブによって一体化された鉄骨造の梁が架設された柱梁架構を有し、上記梁上にスラブが形成された既存建物の上下の上記梁間に間柱を設置するための構造であって、上記間柱の上下端部に第1のベースプレートを一体的に設け、これら第1のベースプレートが位置する上下の上記梁の上下部フランジ間に複数本の補強部材を介装するとともに、上記間柱の上端部側の第1のベースプレートの上方に位置する上記スラブ上に第2のベースプレートを設置し、かつ上記間柱の下端部側の第1のベースプレートの下方に位置する上記梁の下部フランジの下面に第3のベースプレートを設置し、少なくとも上記第1〜第3のベースプレートおよび上記スラブに、それぞれ上下方向に連通する孔部を穿設し、上記間柱の上端部において、緊張材を上記スラブの孔部を通して上記第1および第2のベースプレートの孔部に挿入し、その上下端部をそれぞれ定着具によって上記第1および第2のベースプレートに固定することにより当該間柱を上側の上記梁に固定し、上記間柱の下端部において、緊張材を上記スラブの孔部を通して上記第1および第3のベースプレートの孔部に挿入し、その上下端部をそれぞれ定着具によって上記第1および第3のベースプレートに固定することにより当該間柱を下側の上記梁に固定したことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の第2のベースプレートが、上記間柱と上方に連続するようにして上階における上下の梁間に介装された間柱の下端部に一体化されたベースプレートであることを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の第3のベースプレートが、上記間柱と下方に連続するようにして下階における上下の梁間に介装された間柱の上端部に一体化されたベースプレートであることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、間柱の上端部においては、当該間柱の第1のベースプレートと上階のスラブ上に設置した第2のベースプレートとによって、上側の梁およびスラブを挟み、これら第1および第2のベースプレート並びにスラブに穿設した孔部に緊張材を挿入して定着具により上記第1および第2のベースプレートに固定することにより、当該間柱の上端部を上側の梁に固定することができる。
他方、上記間柱の下端部においては、当該間柱の第1のベースプレートと下側の梁の下部フランジの下面に設置した第3のベースプレートとによって、スラブおよび下側の梁を挟み、これら第1および第3のベースプレート並びにスラブに穿設した孔部に緊張材を挿入して定着具により上記第1および第3のベースプレートに固定することにより、当該間柱の下端部を下側の梁に固定することができる。
ここで、最上階や最下階に設置される間柱のように、当該間柱の上方(上階)あるいは下方(下階)に、同様の間柱が連続しない場合には、上記第2のベースプレートまたは第3のベースプレートとして、第1のベースプレートとほぼ同寸法を有するとともに上記孔部が穿設された平板状の部材を使用すればよい。
これに対して、上記間柱の上方に、上階における上下の梁間に介装された間柱が連続して設置される場合には、請求項2に記載の発明のように、上記第2のベースプレートとして、上階の梁間に介装された間柱の下端部に一体化されたベースプレートを適用すれば、下方の間柱の上端部と上方の間柱の下端部とを、これらの間に位置する梁に同時に固定することができる。
他方、上記間柱の下方に、下階における上下の梁間に介装された間柱が連続して設置される場合には、請求項3に記載の発明のように、上記第3のベースプレートとして、下階の梁間に介装された間柱の上端部に一体化されたベースプレートを適用することにより、同様にして、上方の間柱の下端部と下方の間柱の上端部とを、これらの間に位置する梁に同時に固定することができる。
このように、請求項1〜3のいずれかに記載の発明によれば、鉄骨造の既存建物に間柱を増設するに際して、既存のスラブ・デッキを取り除く必要が無い。また、緊張材に張力を与えることにより、梁の上下部フランジと補強部材とを一体化することができるため、上記補強部材を単に梁の上下部フランジ間に挟むのみで良く、当該補強部材を上下部フランジと補強部材とを溶接する必要がない。
さらに、従来の設置構造のように、間柱と梁との溶接や梁の補強プレート等の溶接を無くすことが可能になるために、上記溶接の火花に対する防火対策や養生といった作業も無くすことが可能になる。
したがって、施工がきわめて容易であり、よって上記間柱の設置に要する手間を、大幅に低減することができるとともに、所要工期も大幅に短縮することができる。
加えて、溶接作業を完全に無くすか、あるいは必要とされる極僅かな箇所に限ることができるために、狭隘な場所や無理な作業姿勢等に起因する溶接品質の問題も回避することができる。
図1〜図4は、本発明に係る既存建物への間柱の設置構造の一実施形態を示すもので、鋼管柱11とH形鋼からなる梁12とによって鉄骨造の柱梁架構が構成されるとともに、梁12上に床スラブ13が打設された既存建物に、間柱ダンパ(間柱)14を増設した状態を示すものである。ここで、間柱ダンパ14は、柱11間の中間位置において上下の梁11間に配置されており、さらに上下階方向に向けて連続するように設置されている。
これら上下方向に連続するように設置された間柱ダンパ14は、いずれも高さ方向の中間部が切り欠かれることにより上部間柱14aと下部間柱14bとに分離されるとともに、これら上下部間柱14a、14b間に、水平方向の変位を減衰させる油圧ダンパ15が介装されたものである。そして、油圧ダンパ15は、図7に示したものと同様に、その一端側15aが上部間柱14aと一体化されるとともに他端部15bが下部間柱14bと一体的に連結されている。
さらに、上側の梁12の下部フランジ12bおよび下側の梁12上のスラブ13に対向する間柱ダンパ14の上下端部には、それぞれ長方形板状のベースプレート16a、16bが一体的に接合されている。ここで、これらベースプレート16a、16bには、外周部の複数箇所(図では、長辺側外周部の角隅部に各2箇所、合計8箇所)に孔部17が穿設されている(図3参照)。また、下端側のベースプレート16bが載置される床スラブ13にも、上記孔部17と連通する孔部が穿設されている。
他方、梁12の上下部フランジ12a、12b間には、ベースプレート16a、16bの面内に位置するように複数本(図では、ウエブを境にした両側のそれぞれ2本ずつ)の角鋼管からなる補強部材18が介装されている。なお、各々の補強部材18は、図4に示すように、平面視において、その長手方向の両端部外方に後述するPC鋼材20が位置するように配置されている。
そして、間柱ダンパ14は、その上端側のベースプレート(第1のベースプレート)16aの孔部17と、上階の間柱ダンパ14の下端部のベースプレート(第2のベースプレート)16bの孔部17とに、床スラブ13に穿設した孔部を通してPC鋼材(緊張材)20が挿通され、さらに緊張された後にその上下端部が定着具21、22によって各ベースプレート16a、16bに固定されることにより、上側の梁12に固定されている。
他方、下端部においては、間柱ダンパ14の下端部側のベースプレート(第1のベースプレート)16bの孔部17と、下階の間柱ダンパ14の上端部のベースプレート(第3のベースプレート)16aの孔部17とに、同様にPC鋼材(緊張材)20が挿通されて緊張された後に、その上下端部が定着具21、22によって各ベースプレート16a、16bに固定されることにより下側の梁12に固定されている。なお、図中符号19は、ベースプレート16bと床スラブ13との間に充填されたグラウトである。
また、図5は、本実施形態を最下階に設置される間柱ダンパ14の設置構造に適用した他の実施形態を示すものである。
この設置構造においては、上記間柱ダンパ14の下方(下階)に間柱ダンパが設けられていない。そこで、下側の梁12の下部フランジ12bの下面には、ベースプレート16bの下方に位置するようにして平板状のベースプレート(第3のベースプレート)24が配設されている。このベースプレート24は、ベールプレート16bとほぼ同寸法に形成され、かつベースプレート16bと同位置に、孔部が穿設されたものである。
そして、上記間柱ダンパ14は、その下端部において、ベースプレート16b、24およびスラブに形成された孔部17等に、PC鋼材20が挿入されて緊張されるとともに、上下端部が定着具21、22によってベースプレート16b、24に固定されることにより、下側の梁12に固定されている。
さらに、図6は、構造上、上記間柱ダンパ14の上方(上階)に間柱ダンパが設けられていない場合の他の実施形態を示すもので、この設置構造においては、上階の床スラブ13上にベールプレート16aと同位置に孔部17が穿設された平板状のベースプレート(第2のベースプレート)23が設置されている。
そして、間柱ダンパ14は、その上端部において、ベースプレート16a、23の孔部17およびスラブ13の孔部にPC鋼材(緊張材)20が挿通され、緊張された後に上下端部が定着具21、22によって各ベースプレート16a、23に固定されることにより、上側の梁12に固定されている。
以上の構成からなる既存建物への間柱ダンパ14の設置構造によれば、鉄骨造の柱11および梁12によって構成される架構内に、間柱ダンパ14を増設するに際して、既存の床スラブ13を形成するコンクリートやデッキを取り除く必要が無く、しかも、従来の設置構造のように間柱と梁との溶接や、梁の補強プレート等の溶接が不要となり、よって上記溶接の火花に対する防火対策や養生といった作業も無くすことができる。
この結果、施工がきわめて容易になるために、間柱ダンパ14の設置に要する手間を大幅に低減することができるとともに、所要工期も大幅に短縮することができる。
加えて、溶接作業を完全に無くすか、あるいは必要とされる極僅かな箇所に限ることができるために、狭隘な場所や無理な作業姿勢等に起因する溶接品質の問題も回避することができる。
なお、上記実施形態においては、鉄骨造の既存建物の柱梁架構内に、上下部間柱14a、14b間に油圧ダンパ15が設けられた間柱ダンパ14を設置する場合についてのみ示したが、これに限定されるものではなく、上記上下部間柱14a、14b間に粘弾性ダンパを介装した制振間柱や、H形鋼のウエブ部分に低降伏点鋼が接合・一体化された履歴減衰ダンパを有する制振間柱等の各種間柱を設置する場合にも、同様に適用することが可能である。
また、間柱ダンパ14を上下の梁12に固定するに際して、床スラブ13に穿設した孔部を通して当該梁12を上下に挟むベースプレート16a、16bの孔部17にPC鋼材20を挿入した場合について説明したが、上下部フランジ12a、12bの幅寸法が大きく、強度上余裕がある場合等には、梁12の上下部フランジ12a、12bにも孔部を穿設するとともに、当該孔部と連通する位置にベースプレート16a、16bの孔部17を穿設し、これらの孔部17にPC鋼材20を挿入することにより、当該PC鋼材20を補強部材18の内部に挿通させるようにしてもよい。
本発明に係る間柱の設置構造の一実施形態を示す正面図である。 図1のA−A線視した側断面図である。 図1のB−B線視断面図である。 図1のC−C線視断面図である。 本発明の他の実施形態を示す正面図である。 本発明のその他の実施形態を示す正面図である。 従来の間柱の設置構造を示す正面図である。 図7のD−D線視した側断面図である。
符号の説明
11 柱
12 梁
13 床スラブ
14 間柱ダンパ
14a 上部間柱
14b 下部間柱
15 油圧ダンパ
16a、16b ベースプレート
17 孔部
18 補強部材
20 PC鋼材(緊張材)
21、22 定着具
23 ベースプレート(第2のベースプレート)
24 ベースプレート(第3のベースプレート)

Claims (3)

  1. 柱間に、上部フランジと下部フランジとがウエブによって一体化された鉄骨造の梁が架設された柱梁架構を有し、上記梁上にスラブが形成された既存建物の上下の上記梁間に間柱を設置するための構造であって、
    上記間柱の上下端部に第1のベースプレートを一体的に設け、これら第1のベースプレートが位置する上下の上記梁の上下部フランジ間に複数本の補強部材を介装するとともに、上記間柱の上端部側の第1のベースプレートの上方に位置する上記スラブ上に第2のベースプレートを設置し、かつ上記間柱の下端部側の第1のベースプレートの下方に位置する上記梁の下部フランジの下面に第3のベースプレートを設置し、少なくとも上記第1〜第3のベースプレートおよび上記スラブに、それぞれ上下方向に連通する孔部を穿設し、
    上記間柱の上端部において、緊張材を上記スラブの孔部を通して上記第1および第2のベースプレートの孔部に挿入し、その上下端部をそれぞれ定着具によって上記第1および第2のベースプレートに固定することにより当該間柱を上側の上記梁に固定し、
    上記間柱の下端部において、緊張材を上記スラブの孔部を通して上記第1および第3のベースプレートの孔部に挿入し、その上下端部をそれぞれ定着具によって上記第1および第3のベースプレートに固定することにより当該間柱を下側の上記梁に固定したことを特徴とする既存建物への間柱の設置構造。
  2. 上記第2のベースプレートは、上記間柱と上方に連続するようにして上階における上下の梁間に介装された間柱の下端部に一体化されたベースプレートであることを特徴とする請求項1に記載の既存建物への間柱の設置構造。
  3. 上記第3のベースプレートは、上記間柱と下方に連続するようにして下階における上下の梁間に介装された間柱の上端部に一体化されたベースプレートであることを特徴とする請求項1または2に記載の既存建物への間柱の設置構造。
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