JP2007123147A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流入ダクトにおける空気の乱れを防止し、複数の流入口に均一に、しかもスムーズに空気を流入させて電池ケース内の電池を均一に効率よく冷却する。空気流動に起因する騒音レベルを低くする。
【解決手段】 電源装置は、複数の電池1を収納している電池ケース2と、この電池ケース2の流入口8に空気を供給する流入ダクト13と、この流入ダクト13から流入口8を通過して電池ケース2に向かって空気を強制送風する送風ファン19とを備える。電池ケース2は、流入ダクト13の空気の流動方向に離して複数の流入口8を開口して、流入ダクト13の空気を分流して複数の流入口8から電池ケース2に流入している。さらに、電源装置は、流入ダクト13の終端に、電池ケース2の壁面から突出する空気室17を設けており、この空気室17で空気流動の乱れを防止しながら、流入ダクト13の空気を電池ケース2に流入して電池1を冷却している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電池を電池ケースに収納している電源装置に関し、とくに、車両を走行させるモーターを駆動する電源装置やロボットの電源に最適な電源装置に関する。
電気自動車やハイブリッドカー等の電動車両、あるいはロボット等の電源に使用される電源装置は、出力を大きくするために、電池ケースに多数の電池を収納している。たとえば、現在市販されているハイブリッドカーに搭載される組電池は、数百個の電池を直列に接続して、出力電圧を数百Vと高くしている。
この種の用途に使用される電源装置は、車両を急加速するときに大電流で放電され、また、車両を減速するときや坂道を下るときの回生ブレーキで大電流で充電され、さらに、大電流で急速充電する状態で使用される。このため、電池ケースに収納している電池が高温になることがある。また、夏期の暑い環境でも使用されるので、電池温度はさらに高温になる。したがって、多数の電池を電池ケースに収納する電源装置は、内蔵している各々の電池を効率よく冷却することが大切である。電池の温度上昇が電池を劣化させる原因となるからである。
電池ケース内の電池を効率よく均一に冷却するために、種々の構造の電源装置が開発されている。(特許文献1及び2参照)
特開2001−313090号公報 特開2002−50412号公報
特許文献1と2の電源装置は、本出願人が先に開発したものである。この電源装置は、複数の電池を収納する電池ケースに沿って流入ダクトを設けている。流入ダクトは、空気の流れる方向に離して複数の流入口を設けている。流入ダクトの空気は、各々の流入口に分流されて、電池ケース内に流入されて電池を冷却する。この構造の電源装置は、流入ダクトの終端で空気の乱れが発生する。空気の乱れは、流入ダクトの終端に、流動する空気が衝突し、これが反射して発生する。すなわち、流入ダクトを流動する空気の波と、流入ダクトの終端で反射される空気の波とが互いに干渉し合って起こる振動によって、この空気の乱れが生じる。空気室の流入ダクト終端における空気の乱れは、流入ダクトから流入口にスムーズに空気を流入させるのを阻害する。このため、全ての流入口にスムーズに、しかも均一に空気を流入できなくなって、電池を効率よく均一に冷却できなくなる。この弊害を防止するために、流入ダクトに強制送風する空気の流速を速くして、電池の冷却効果を高くしている。ただ、空気の流速を速くすると、強制送風するファンの消費電力が増加することに加えて、ファンや空気の通過により発生する騒音が大きくなる欠点がある。また、空気の流速を速くしても、全ての流入口に均一にスムーズに空気を流入できないために、電池ケースに収納している全ての電池を均一に冷却するのは難しく、電池の温度差ができる。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、流入ダクトにおける空気の乱れを防止し、複数の流入口に均一に、しかもスムーズに空気を流入させて電池ケース内の電池を均一に効率よく冷却し、さらに空気流動に起因する騒音レベルを低くして、電池を効率よく冷却できる電源装置を提供することにある。
本発明の電源装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
電源装置は、複数の電池1、21を収納すると共に、収納している電池1、21に強制送風する空気の流入口8、28を開口している電池ケース2、28と、この電池ケース2、28に連結されて、流入口8、28に空気を供給する流入ダクト13、213と、この流入ダクト13、213から流入口8、28を通過して電池ケース2、22に向かって空気を強制送風する送風ファン19、219とを備える。電池ケース2、22は、流入ダクト13、213の空気の流動方向に離して複数の流入口8、28を開口して、流入ダクト13、213の空気を分流して複数の流入口8、28から電池ケース2、22に流入し、流入された空気で電池1、21を強制冷却している。さらに、電源装置は、流入ダクト13、213の終端に、電池ケース2、22の壁面から突出する空気室17、217を設けており、この空気室17、217で空気流動の乱れを防止しながら、流入ダクト13、213の空気を電池ケース2、22に流入して電池1、21を冷却している。
本発明の電源装置は、空気室517を電池ケース52の壁面に沿って設けて、流入ダクト513と空気室517とをL字状に連結することができる。さらに、本発明の電源装置は、流入ダクト613に連結している空気室617の終端を傾斜面617Aとすることができ、あるいは、流入ダクト713に連結している空気室717の終端を湾曲面717Bとすることができる。さらにまた、本発明の電源装置は、流入ダクト813に連結している空気室817に多孔質材818を収納することができる。
本発明の電源装置は、流入ダクトにおける空気の乱れを防止して、複数の流入口に均一に、しかもスムーズに空気を流入させて電池ケース内の電池を均一に効率よく冷却できる特長がある。それは、本発明の電源装置が、流入ダクトの終端に、電池ケースの壁面から突出する空気室を設けており、この空気室で空気流動の乱れを防止しながら、流入ダクトの空気を電池ケースに流入させるからである。このように、流入ダクトの終端に、壁面から突出する空気室を備える電源装置は、流動する空気の反射で生じる空気の乱れを空気室の内部で減衰できるので、流入ダクトから流入口にスムーズに空気を流入できなくなる問題点を有効に解消できる。このため、流入ダクトに供給される空気を、複数の流入口から均一に、しかもスムーズに電池ケースに流入させて電池ケース内の電池を均一に効率よく冷却できる。
さらに、本発明の電源装置は、流入ダクトにおける空気の乱れを防止して、流入口からスムーズに空気を流入させて、電池ケース内の電池を効率よく均一に冷却できるので、強制送風するファンの消費電力を大きくすることなく省電力で電池を冷却できると共に、ファンや空気の通過により発生する騒音を低減できる特長もある。
さらに、本発明の請求項2の電源装置は、電池ケースの壁面に沿って空気室を設けて、流入ダクトと空気室をL字状に連結しているので、壁面からの突出量を少なくしながら、長い空気室を設けることができる。長い空気室は、流動する空気の反射によって生じる空気の乱れをより効果的に解消できる。したがって、この電源装置は、省スペースに長い空気室を設けながら、流入ダクトの空気を極めてスムーズに流入口から電池ケースに流入させて、電池ケース内の電池を均一に効率よく冷却できる。
さらに、本発明の請求項3の電源装置は、流入ダクトに連結している空気室の終端を傾斜面または湾曲面としているので、流動する空気が反射する向きを、これらの面で変化させて、反射による空気の乱れを低減できる特長がある。傾斜面や湾曲面で反射の向きが変えられる空気の波は、流入ダクトを流動する空気と互いに正面から衝突するのが阻止されて、干渉によって生じる振動が低減される。したがって、流動する空気の反射によって生じる空気の乱れを有効に解消して、流入ダクトの空気をスムーズに流入口から電池ケースに流入できる。とくに、傾斜面や湾曲面で空気の乱れを有効に解消できる空気室は、壁面からの突出量を小さくできる特長がある。
さらに、本発明の請求項4の電源装置は、流入ダクトに連結している空気室に多孔質材を収納しているので、流動する空気を多孔質材に衝突させて吸収させることにより、流動する空気の反射を低減し、反射による空気の乱れを有効に防止できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す電源装置は、複数の電池1を収納する電池ケース2を複数のホルダーケース2Aに分割している。電池ケース2は、複数のホルダーケース2Aを直線状に連結している。電池ケース2は、収納している電池1に強制送風して冷却する空気の流入口8を開口している。図の電池ケース2は、各々のホルダーケース2Aに流入口8を開口して、電池ケース2に複数の流入口8を開口している。ホルダーケース2Aは、電池1を電池モジュールとして収納している。電池モジュールは、複数の素電池を直列に接続して直線状に連結したものである。各々のホルダーケース2Aに収納している複数の電池モジュールは、互いに直列に接続される。ただ、ホルダーケースの電池モジュールは、直列と並列に接続することもできる。
図の電源装置は、外ケース3とホルダーケース2Aとの間に、ホルダーケース2Aに冷却風を供給する流入ダクト13と、ホルダーケース2A内の冷却風を排気する排出ダクト14を設けている。さらに、電源装置は、流入ダクト13から電池ケース2に向かって空気を強制送風する送風ファン19を備えている。図1の電源装置は、排出ダクト14の排出側に送風ファン19を連結しており、送風ファン19で排出ダクト14内の空気を強制的に排気して、外部から流入ダクト13に供給される空気を流入口8から電池ケース2内に送風している。ただ、電源装置は、図2に示すように、流入ダクト213の供給側に送風ファン219を連結して、送風ファン219から強制的に供給される空気を、流入ダクト213から流入口28を通過させて電池ケース22内に送風することもできる。これらの図の電源装置は、流入ダクト13、213の供給側と排出ダクト14、214の排出側とを、電池ケース2、22の同じ側(図において右側)としている。ただ、電源装置は、流入ダクトの供給側と排出ダクトの排出側とを、互いに対向する側に配置することもできる。図1と図2の電源装置は、送風される冷却風を、流入ダクト13、213→ホルダーケース2A、22A内→排出ダクト14、214に流して、ホルダーケース2A、22Aの内部を通過するときに電池1、21を冷却する。
図1の電源装置は、ホルダーケース2Aの上方に流入ダクト13を設け、ホルダーケース2Aの下方に排出ダクト14を設けている。電源装置は、図1の状態から上下を反転して配置することもできる。上下反転して配置する電源装置は、下から上に冷却風を送風して、ホルダーケース内の電池モジュールを冷却する。下から上に冷却風を送風するホルダーケースは、スムーズに冷却風を流すことができる。
図1に示すように、複数のホルダーケース2Aを並べて外ケース3に収納する電源装置は、収納するホルダーケース2Aの個数を変更して、出力電圧を調整できる。外ケース3に収納するホルダーケース2Aの個数を多くして、直列に接続する電池数を多くして出力電圧を高くできるからである。ただ、本発明の電源装置は、必ずしも複数のホルダーケースを連結して外ケースに収納する必要はなく、たとえば図2に示すように、ひとつのホルダーケース22Aを隔壁215で複数の閉鎖室27に区画して、各々の閉鎖室27に複数の電池21を収納することもできる。
図1と図2の電源装置の外ケース3、23は、下ケース3A、23Aと上ケース3B、23Bからなる。下ケース3A、23Aは、複数のホルダーケース2Aを並べて固定し、あるいはひとつのホルダーケース22Aを固定している。上ケース3B、23Bは、ホルダーケース2A、22Aの上面に固定している。
下ケース3A、23Aは、ホルダーケース2A、22Aを固定するフレームである。この下ケース3A、23Aは、両側に沿って凸条(図示せず)を設けて、凸条にホルダーケース2A、22Aの両端部を載せて固定して、ホルダーケース2A、22Aとの間に排出ダクト14、214を設けている。この下ケース3A、23Aは、凸条の高さで排出ダクト14、214の上下幅を調整する。図示しないが、ホルダーケースと下ケースとの間に排出ダクトを設ける電源装置は、凸条の高さを、冷却風の流れる方向に向かって次第に高くして、冷却風が流れる方向に排出ダクトを広くすることができる。
上ケース3B、23Bは、ホルダーケース2A、22Aの上面を覆うカバーで、ホルダーケース2A、22Aとの間に流入ダクト13、213を設けている。この電源装置は、図示しないが、上ケースとホルダーケースとの間隔を、冷却風の流れる方向に向かって次第に狭くして、冷却風が流れる方向に送風ダクトを狭くすることができる。
図示しないが、電池モジュールの両端面に位置するエンドプレートを、ホルダーケースに固定する。エンドプレートは、プラスチック等の絶縁材で成形されて、電池モジュールの両端に設けている電極端子に固定されるバスバーを定位置に連結している。バスバーは隣接する電池モジュールを直列に接続する金属板である。エンドプレートは、バスバーをネジ止して電池モジュールに固定されて、ホルダーケースの定位置に固定される。
図1と図2に示すホルダーケース2A、22Aは、電池モジュールを平行な姿勢で、冷却風の送風方向(図において上下方向)に複数段に並べて収納している。図3の断面図は、図1に示す電源装置のホルダーケース2Aを示しており、図4は、図2に示す電源装置のホルダーケース22Aを示している。
電池モジュールは、複数の素電池を直列に直線状に連結している。電池モジュールは、たとえば5〜6個の素電池を直線状に連結している。ただ、電池モジュールは、4個以下、あるいは7個以上の素電池を連結することもできる。素電池はニッケル水素電池である。ただ、素電池はリチウムイオン二次電池やニッケルカドミウム電池等の他の二次電池とすることもできる。図の電池モジュールは、円筒型電池を直線状に連結して円柱状としている。
図3と図4に示すホルダーケース2A、22Aは、一対の対向壁4、24の内側に複数段(図において3段)に電池モジュールを収納している。また、一対の対向壁4、24の流入側と排出側を、流入壁5、25と排出壁6、26で閉塞して、一対の対向壁4、24と流入壁5、25及び排出壁6、26でもって閉鎖室7、27を形成して、閉鎖室7、27に電池モジュールを収納している。
これ等の図に示すホルダーケース2A、22Aは、収納している電池モジュールに冷却風を送風するための流入口8、28と排出口9、29とを開口している。流入口8、28からホルダーケース2A、22Aに流入される冷却風は、電池モジュールを冷却して排出口9、29から排出される。
図のホルダーケース2A、22Aは、流入口8、28を流入壁5、25に開口して、排出口9、29を排出壁6、26に開口している。流入口8、28は、流入壁5、25の両側に開口されて、内部に流入させる冷却風を、流入壁側の電池モジュールと対向壁4、24との間に送風する。図の流入壁5、25は、対向壁4、24の内面の真上に流入口8、28を開口している。この流入口8、28は、対向壁4、24の内面に沿って冷却風を送風して、対向壁4、24と電池モジュールとの間に冷却風を通過させる。
流入口8、28は、流入壁5、25の両側に開口されるが、必ずしも図に示すように対向壁4、24の内面の真上には特定しない。たとえば、対向壁の内面の真上から中央にずれて位置するように開口することもできる。流入壁側の電池モジュールは、その両側部分にあって、対向壁4、24に接近する送風隙間11、211での熱交換量を大きくするが、他の部分での熱交換量を大きくしない。流入壁側の電池モジュールを冷却する冷却風は、他の電池モジュールを冷却する冷却風よりも温度が低く、狭い送風隙間で効率よく電池モジュールを冷却する。
流入口が流入壁の中央に開口されると、流入口からホルダーケース内に流入した冷却風は、図において電池モジュールの上半分の表面に沿って流動して、電池モジュールを冷却する。図の電源装置は、流入壁側の電池モジュールの上面を冷却風で冷却することなく、両側にできる対向壁4、24との送風隙間11、211でのみ冷却して、他の電池モジュールの冷却バランスを均一にする。
図1の電源装置は、直線状に並べている各々のホルダーケース2Aに流入口8を開口しており、また、図2の電源装置は、ホルダーケース22Aに複数の流入口28を開口しており、電池ケース2、22には、流入ダクト13、213の空気の流動方向に離して複数の流入口8、28を開口している。流入ダクト13、213の空気を分流して複数の流入口8、28から、電池ケース2、22を構成するホルダーケース2A、22Aに流入し、流入された空気でホルダーケース2A、22A内の電池1、21を強制冷却する。
さらに、図1と図2の電源装置は、流入ダクト13、213の終端に、電池ケース2、22の壁面から突出する空気室17、217を設けている。壁面から突出する空気室17、217は、流入ダクト13、213を流動する空気と、空気室17、217の終端で反射する空気とが干渉して生じる振動による空気の乱れを、空気室17、217の内部で減衰させる。このため、空気室17、217は、終端で発生する空気の乱れが流入ダクト13、213を流動する空気流を乱して、流入口8、28からスムーズに電池ケース2、22内に空気を流入できなくなるのを有効に防止する。したがって、これらの電源装置は、流入ダクト13、213に供給される空気を、スムーズにホルダーケース2A、22Aに流入させて、電池1、21を効率よく冷却する。図の電源装置は、ホルダーケース2A、22Aの対向壁4、24から突出するように空気室17、217を設けている。ホルダーケース2A、22Aで電池ケース2、22を構成して、ホルダーケース2A、22Aの対向壁4、24を電池ケース2、22の壁面としているからである。
図5の電源装置は、電池ケース52を、互いに平行な姿勢に配置している流入壁55及び排出壁56と、この流入壁55と排出壁56の両側縁を連結している側壁516とで四角形の箱形として、電池ケース52の上面に流入ダクト513を、側面に空気室517を設けている。すなわち、この電源装置は、電池ケース52の壁面である側壁516に沿って空気室517を設けている。図の電源装置は、流入ダクト513と空気室517とをL字状に連結している。電池ケース52の側壁516はホルダーケース52Aの対向壁54となるので、この電源装置は、ホルダーケース52Aの対向壁54の外側に空気室517を設けている。
この電池ケース52は、流入ダクト513との境界に配設している流入壁55に、空気の流れる方向に離して複数の流入口58が開口される。電池ケース52の側壁516となるホルダーケース52Aの対向壁54の外側に、流入ダクト513に連結する空気室517を設けている。この構造の電源装置は、電池ケース52の側壁516に沿って空気室517を設けるので、電池ケース52の側壁516からの突出量を少なくして、長い空気室517を設けることができる。長い空気室517は、流入ダクト513の終端における空気の乱れを効果的に防止して、流入ダクト513の空気を極めてスムーズに流入口58からホルダーケース52Aに流入させる。とくに、図5の電源装置は、空気室517をU字状としてさらに長くしているので、空気の振動を効果的に吸収して乱れを極めて少なくできる。
図5の電源装置は、流入ダクト513の供給側と排出ダクト514の排出側とを、互いに対向する側に配置している。すなわち、図において、右側から供給される冷却風を左側から排出するようにしている。
さらに、図6に示す電源装置は、流入ダクト613に連結している空気室617の終端を傾斜面617Aとし、図7の電源装置は、空気室717の終端を湾曲面717Bとしている。これ等の電源装置は、空気室617、717の終端である傾斜面617Aや湾曲面717Bにおいて、空気の反射の向きが変化する。このため、流入ダクト613、713を流動する空気と、終端で反射される空気とが互いに正面から衝突するのが阻止されて、これらの波の干渉によって生じる振動が低減される。したがって、これらの電源装置は、流動する空気の反射によって生じる空気の乱れを有効に解消して、流入ダクト613、713の空気をスムーズに流入口618、718から電池ケース62、72に流入できる。
また、図8の電源装置は、流入ダクト813に連結している空気室817に多孔質材818を収納している。多孔質材818は、繊維を多数の空隙ができるように立体的に集合している不織布、合成樹脂を連続気泡ができるように発泡しているプラスチックフォーム等である。この電源装置は、流動する空気を空気室817の多孔質材818に衝突させて吸収させることにより、流動する空気の反射を低減し、流入ダクト813の終端に発生する振動による空気の乱れを有効に防止できる。多孔質材818は、空隙率をコントロールして、空気の乱れが最も少なくなるように調整できる。
なお、図5ないし図8に示す実施例において、前述の図1及び図2の実施例と同じ構成要素については、上一桁を除く下桁に、図1の実施例と同符号を付し、また、図2の実施例の上一桁を除く下桁と同符号を付して、その詳細な説明は省略している。
本発明の一実施例にかかる電源装置の断面斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の断面斜視図である。 図1に示す電源装置の電池ケースの拡大端面図である。 図2に示す電源装置の電池ケースの拡大端面図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の断面斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の拡大断面斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の拡大断面斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の拡大断面斜視図である。
符号の説明
1、21、51、61、71、81…電池
2、22、52、62、72、82…電池ケース
2A、22A、52A、62A、72A、82A…ホルダーケース
3、23、53…外ケース
3A、23A、53A…下ケース
3B、23B、53B…上ケース
4、24、54、64、74、84…対向壁
5、25、55、65、75、85…流入壁
6、26、56、66、76、86…排出壁
7、27、57、67、77、87…閉鎖室
8、28、58、68、78、88…流入口
9、29、59、69、79、89…排出口
11、211…送風隙間
13、213、513、613、713、813…流入ダクト
14、214、514、614、714、814…排出ダクト
215、515…隔壁
16、216、516、616、716、816…側壁
17、217、517、617、717、817…空気室
617A…傾斜面
717B…湾曲面
818…多孔質材
19、219、519…送風ファン

Claims (4)

  1. 複数の電池を収納すると共に、収納している電池に強制送風する空気の流入口を開口している電池ケースと、この電池ケースに連結されて、流入口に空気を供給する流入ダクトと、この流入ダクトから流入口を通過して電池ケースに向かって空気を強制送風する送風ファンとを備え、
    電池ケースが流入ダクトの空気の流動方向に離して複数の流入口を開口して、流入ダクトの空気を分流して複数の流入口から電池ケースに流入し、流入された空気で電池を強制冷却するようにしてなる電源装置であって、
    流入ダクトの終端に、電池ケースの壁面から突出する空気室を設けており、この空気室で空気流動の乱れを防止しながら、流入ダクトの空気を電池ケースに流入して電池を冷却するようにしてなる電源装置。
  2. 空気室を電池ケースの壁面に沿って設けて、流入ダクトと空気室をL字状に連結している請求項1に記載される電源装置。
  3. 流入ダクトに連結している空気室の終端を傾斜面または湾曲面としている請求項1に記載される電源装置。
  4. 流入ダクトに連結している空気室に多孔質材を収納している請求項1に記載される電源装置。
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