JP2007121743A - 画像読取用レンズおよび画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな構成でありながら、より広い画角において良好な光学性能を発揮する画像読取用レンズを提供する。
【解決手段】読取用レンズ1は、物体側から順に、メニスカス形状を有する負の第1レンズL1と、両凸形状を有する第2レンズL2と、絞りと、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する正の第3レンズL3と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有する負の第4レンズL4とを備えることによりコンパクト化が達成されつつ、より大きな画角においても像面湾曲の補正が良好になされる。よって、小型でありながら高品質な画像情報の読み取りが可能な画像読取装置に好適である。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばイメージスキャナなどの画像読取装置およびそれに搭載される画像読取用レンズに関する。
従来より、カラー原稿の画像を、光学系を介して例えばCCD(電荷結合素子)のような固体撮像素子上に結像させ、その画像情報を読み取るようにした画像読取装置が使用されている。近年、このような画像読取装置、特にイメージスキャナ等においては高解像化に加え、小型化および低価格化に対する要求が強まってきている。
このような背景から、画像読取装置に搭載される撮像光学系としては、例えば4枚のレンズからなるコンパクトな構成の画像読取用レンズが開発されている(例えば、特許文献1および2を参照)。特許文献1および2に記載の画像読取用レンズは、いずれも正レンズを含む前群と、負レンズを含む後群とを備えたテレフォトタイプと呼ばれるものである。
特開平11−190820号公報 特開2002−296499号公報
しかしながら、上記の特許文献1および2に開示された画像読取用レンズは、およそ30°以下の画角であれば良好な光学性能を発揮するものの、それを超えるような画角では像面湾曲が増大してしまう。したがって、30°以下の画角範囲に原稿の全てが収まるように原稿表面と画像読取用レンズとの間隔を確保する必要があることから、事実上、原稿のサイズによって全体構成の小型化が制限されていた。したがって、少ないレンズ枚数からなり小型でありながら、より大きな原稿を読み取ることの可能な画像読取用レンズが望まれる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、その目的は、コンパクトな構成でありながら、より広い画角において良好な光学性能を発揮する画像読取用レンズおよびそのような画像読取用レンズを備えた画像読取装置を提供することにある。
本発明の画像読取用レンズは、物体側から順に、メニスカス形状を有する負の第1レンズと、両凸形状を有する第2レンズと、絞りと、像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する正の第3レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有する負の第4レンズとを備えるようにしたものである。
本発明の画像読取用レンズでは、4枚という少ないレンズ枚数で構成され、最も物体側に位置する第1レンズと、最も物体側に位置する第4レンズとがいずれも負のパワーを有することから、コンパクト化が達成されつつ、より大きな画角においても像面湾曲の補正が良好になされる。
また、本発明の画像読取装置は、上記の画像読取用レンズを備えるようにしたものである。
本発明の画像読取装置では、上記の画像読取用レンズを介して高品質な画像情報の読み取りが行われる。
本発明の画像読取用レンズおよび画像読取装置では、さらに、下記の条件式(1)〜(5)を全て満足するように構成されていることが望ましい。但し、fは全体の焦点距離、f1は第1レンズの焦点距離、f2は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、D5は絞りから第3レンズの物体側の面までの光軸上の間隔、D7は第3レンズの像側の面から第4レンズの物体側の面までの光軸上の間隔である。
−1.56<f1/f<−0.30 ……(1)
0.26<f2/f<0.45 ……(2)
0.20<f3/f<2.37 ……(3)
0.04<D5/f<0.10 ……(4)
0.05<D7/f<0.15 ……(5)
本発明の画像読取用レンズおよび画像読取装置では、第1レンズが、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズであることが望ましい。こうすることで、特にコマ収差が良好に補正される。その場合、さらに、以下の条件式(6)〜(10)を全て満足するように構成されていることが望ましい。
−1.56<f1/f<−1.34 ……(6)
0.39<f2/f<0.45 ……(7)
0.47<f3/f<2.37 ……(8)
0.04<D5/f<0.10 ……(9)
0.05<D7/f<0.15 ……(10)
本発明の画像読取用レンズおよび画像読取装置では、第1レンズを、像側に凹面を向けた負のメニスカスレンズとしてもよい。
本発明の画像読取用レンズまたはそれを備えた画像読取装置によれば、メニスカス形状を有する負の第1レンズと、両凸形状の第2レンズと、絞りと、像側に凸面を向けたメニスカス形状をなす正の第3レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす負の第4レンズとを物体側から順に備えるようにしたので、コンパクトな構成でありながら、より大きな画角においても良好な光学性能を発揮することができる。このため、全体構成を大型化することなく、より大きな原稿の読取が可能となる。
本発明の画像読取用レンズまたはそれを備えた画像読取装置によれば、第1レンズを、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズとすることにより、特にコマ収差を良好に補正することができる。さらに、上記の各条件式(1)〜(5)を全て満足するように構成すると、特に像面湾曲をより良好に補正することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像読取装置10の斜視構成を示している。画像読取装置10は、反射原稿式のイメージスキャナであり、例えば、A4判の反射原稿2が載置される原稿載置台3と、原稿載置台3上の反射原稿2へ向けて照明光を発するライン状の光源7と、反射原稿2の画像を取り込む撮像素子4と、反射原稿2と撮像素子4との間に配置されて反射原稿2の画像を撮像素子4の撮像面上に結像させる画像読取用レンズ(以下、単に読取用レンズという)1とを備えている。この画像読取装置10では、例えば反射原稿2が、光源7の延在方向と直交する方向(矢印Aで示した方向)に沿って原稿載置台3の上を平行移動しながら光源7によって全面に亘って順次照射されるようになっている。反射原稿2からの反射光は、読取用レンズ1によって撮像素子4上に結像され、撮像素子4によって画像情報として取り込まれる。
図2は、本発明における一実施の形態としての読取用レンズ1の構成例を示している。図2において、符号Zobj で示す側が物体側、すなわち、反射原稿2が配置され、読み取り用の画像が提供される側であり、一方の符号Zimgで示す側が結像側、すなわち、撮像素子4が配置され、物体側の画像が結像される側である。撮像素子4は、その撮像面が読取用レンズ1の結像面Simgと一致するように配置される。符号Siは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面を示す。但し、5番目の面S5は絞りKに対応する。符号Riは、面Siの曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸Z1上の面間隔を示す。
読取用レンズ1は、物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズL1と、正のパワーを有する第2レンズL1と、絞りKと、正のパワーを有する第3レンズL3と、負のパワーを有する第4レンズL4とを備えている。具体的には、第1レンズL1は、例えば物体側に凹面を向けた負のメニスカス形状をなし、第2レンズL2は両凸形状をなし、第3レンズは像側に凸面を向けたメニスカス形状をなし、第4レンズは物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなしている。
読取用レンズ1は、さらに、下記の条件式(1)〜(5)を全て満足するように構成されている。但し、fは全体の焦点距離、f1は第1レンズL1の焦点距離、f2は第2レンズL2の焦点距離、f3は第3レンズL3の焦点距離、D5は絞りKから第3レンズL3の物体側の面S6までの光軸Z1上の間隔、D7は第3レンズL3の像側の面S7から第4レンズL4の物体側の面S8までの光軸Z1上の間隔である。
−1.56<f1/f<−0.30 ……(1)
0.26<f2/f<0.45 ……(2)
0.20<f3/f<2.37 ……(3)
0.04<D5/f<0.10 ……(4)
0.05<D7/f<0.15 ……(5)
読取用レンズ1は、特に、下記の条件式(6)〜(10)を全て満足するように構成されていることが望ましい。
−1.56<f1/f<−1.34 ……(6)
0.39<f2/f<0.45 ……(7)
0.47<f3/f<2.37 ……(8)
0.04<D5/f<0.10 ……(9)
0.05<D7/f<0.15 ……(10)
このように構成された読取用レンズ1では、物体側からの入射光束が第1レンズL1から第4レンズL4を順次透過し、撮像素子4の撮像面上に結像する。ここで、最も物体側に位置する第1レンズL1と、最も物体側に位置する第4レンズL4とがいずれも負のパワーを有することから、より大きな画角においても像面湾曲の補正が良好になされる。同時に、4枚という少ないレンズ枚数で構成されていることから、コンパクト化が達成される。また、第1レンズL1が物体側に凹面を向けたメニスカスレンズであるので、特にコマ収差が良好に補正される。さらに、条件式(1)〜(5)を全て満足するように構成されているので、主に像面湾曲に関して良好に補正することができ、広画角化にいっそう有利となる。加えて、条件式(6)〜(10)を全て満足する場合には、歪曲収差などの諸収差がよりいっそう良好に補正される。以下、条件式(1)〜(10)の意義について詳細に説明する。
条件式(1)および(6)は、全系のパワー(1/f)に対する第1レンズL1のパワー(1/f1)の大きさを表す量(f1/f)の適正範囲を表す式である。ここで、条件式(1)の上限を上回って第1レンズL1の負のパワーが強くなりすぎると歪曲収差の補正が不十分となってしまう。ここで、特に条件式(6)の上限を下回るようにすると、歪曲収差が極めて良好に補正される。一方、条件式(1)および(6)の下限を下回って第1レンズL1の負のパワーが弱くなりすぎると像面湾曲の補正が不十分となってしまう。
条件式(2)および(7)は、全系のパワー(1/f)に対する第2レンズL2のパワー(1/f2)の大きさを表す量(f2/f)の適正範囲を表す式である。ここで、条件式(2)および(7)の上限を上回って第2レンズL2の正のパワーが弱くなりすぎると軸上色収差の補正が不十分となってしまう。一方、条件式(2)の下限を下回って第2レンズL2の正のパワーが強くなりすぎると歪曲収差の補正が不十分となってしまう。ここで、特に条件式(7)の下限を上回るようにすると、歪曲収差が極めて良好に補正される。
条件式(3)および(8)は、全系のパワー(1/f)に対する第3レンズL3のパワー(1/f3)の大きさを表す量(f3/f)の適正範囲を表す式である。ここで、条件式(3)および(8)の上限を上回って第3レンズL3の正のパワーが弱くなりすぎるとコマ収差の補正が不十分となってしまう。一方、条件式(3)の下限を下回って第3レンズL3の正のパワーが強くなりすぎると像面湾曲の補正が不十分となってしまう。ここで、特に条件式(8)の下限を上回るようにすると、像面湾曲が極めて良好に補正される。
条件式(4)および(9)は、絞りKと、第3レンズL3の物体側の面S6との空気間隔を規定するものである。条件式(4)および(9)の上限を上回ると像面湾曲の補正が不十分となり、条件式(4)および(9)の下限を下回ると歪曲収差の補正が不十分となるので好ましくない。
条件式(5)および(10)は、第3レンズL3と第4レンズL4との空気間隔を規定するものである。条件式(5)および(10)の上限を上回るとコマ収差の補正が不十分となり、条件式(5)および(10)の下限を下回ると像面湾曲の補正が不十分となるので好ましくない。
このように、本実施の形態の読取用レンズ1によれば、負の第1レンズL1と、両凸形状の第2レンズL2と、絞りKと、像側に凸面を向けたメニスカス形状をなす正の第3レンズL3と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす負の第4レンズL4とを物体側から順に備えるようにしたので、コンパクトな構成でありながら、広画角化を実現することができる。特に、第1レンズL1を、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズとしたので、特にコマ収差を良好に補正することができる。さらに、各条件式(1)〜(5)を全て満足するように構成したので、像面湾曲についてより良好に補正することができ、広画角化に有利となっている。このため、全体構成を大型化することなく、より大きな原稿の読取を行うことができる。
<変形例>
次に、上記実施の形態における変形例としての画像読取用レンズ(以下、単に読取用レンズ)1Aについて、図3を参照して説明する。図3は、読取用レンズ1Aの構成例を示している。上記実施の形態の読取用レンズ1(図2)では、第1レンズL1が、物体側に凹面を向けた負のメニスカス形状を有するようにした。これに対し、読取用レンズ1Aは、第1レンズL1を、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとしたものである。第2レンズL2〜第4レンズL4については読取用レンズ1と同様の構成である。なお、読取用レンズ1Aにおいても、上述の条件式(1)〜(5)を全て満足するように構成されていることが望ましい。このような読取用レンズ1Aであっても、コンパクトな構成でありながら、広画角化を実現することができる。
次に、本実施の形態に係る画像読取用レンズの具体的な数値実施例について説明する。
以下では、第1〜第7の数値実施例(実施例1〜7)をまとめて説明する。
図4は、実施例1としての画像読取用レンズに関する基本レンズデータを示すものであり、図2に示したレンズ断面構成に対応している。図4における面番号Siの欄には、図2にそれぞれ示した符号Siに対応させて、最も物体側にある構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜9)の面の番号を示している。面S5は絞りKを示す。曲率半径Riの欄には、図2で示した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値を示す。面間隔Diの欄についても、図2で付した符号に対応させて、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔を示す。曲率半径Riおよび面間隔Diの値の単位はミリメートル(mm)である。Ndj,νdjの欄には、それぞれ、物体側からj番目(j=1〜4)のレンズ要素のd線(587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数の値を示す。同様に、実施例2〜6に係る画像読取用レンズに関する基本レンズデータを図5〜図9に示す。なお、実施例2〜6については、図2に示した実施例1のレンズ断面構成とほぼ同様であるので、ここでは図示を省略する。
さらに、図10は、図3のレンズ断面構成に対応した、実施例7としての画像読取用レンズに関する基本レンズデータを示している。各符号の意味は、図4と同様である。
また、図11は、実施例1〜7に係る画像読取用レンズに関するデータとして、全系の焦点距離f、FNo.、倍率βおよび画角2ωをまとめて示したものである。焦点距離fの単位はミリメートル(mm)である。
図12は、実施例1〜7に係る画像読取用レンズについて、上述の条件式(1)〜(8)に対応する値を示したものである。図12に示したように、各実施例の値が、各条件式(1)〜(5)の数値範囲内となっている。特に、実施例1〜6については、各条件式(6)〜(10)の数値範囲内となっている。
図13(A)〜(C)は、実施例1の画像読取用レンズにおける球面収差、非点収差、および歪曲収差(ディストーション)をそれぞれ示している。図13(A)の球面収差図および図13(B)の非点収差図ではe線(波長546.1nm)、g線(波長435.8nm)およびC線(波長656.3nm)に対応するものを示している。図13(C)の歪曲収差図ではe線を基準波長とした収差を示している。但し、非点収差図では、実線がサジタル方向、破線がタンジェンシャル方向の収差を示している。これらの各収差図は、物体面から像面に至る光路中において、画像読取用レンズを基準として物体側に厚さ2.8mmのガラス板(平行平面板)を配置すると共に像側に厚さ0.7mmのガラス板(平行平面板)を配置するようにした場合に得られるデータを示している。また、FはF値、ωは半画角を示す。同様にして、実施例2〜7の各画像読取用レンズにおける球面収差、非点収差、および歪曲収差(ディストーション)について、図14(A)〜(C)、図15(A)〜(C)、図16(A)〜(C)、図17(A)〜(C)、図18(A)〜(C)および図19(A)〜(C)にそれぞれ示す。
図20(A)〜(G)は、実施例1の画像読取用レンズにおける各半画角でのコマ収差を示している。特に、図20(A)〜(D)はタンジェンシャル方向のコマ収差を示し、図20(E)〜(G)はサジタル方向のコマ収差を示す。ここでは、e線、g線およびC線に対応するコマ収差を示している。
同様に、実施例2についてのコマ収差を図21(A)〜(G)に示し、実施例3についてのコマ収差を図22(A)〜(G)に示し、実施例4についてのコマ収差を図23(A)〜(G)に示し、実施例5についてのコマ収差を図24(A)〜(G)に示し、実施例6についてのコマ収差を図25(A)〜(G)に示し、実施例7についてのコマ収差を図26(A)〜(G)に示す。
以上の各レンズデータおよび各収差図から明らかなように、各実施例において、コンパクトな構成としつつ、より広範囲の画角において良好に収差補正がなされ、画像の読取を行うのに適した良好な性能を得られることが確認できた。特に、実施例1〜6では第1レンズL1が物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズであるので、コマ収差をより良好に補正することができた。
以上、いくつかの実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、上記実施の形態および実施例では、反射原稿式の画像読取装置としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図27に示したような透過原稿式の画像読取装置であってもよい。図27に示した画像読取装置20は、例えばネガフィルムまたはポジフィルム等の透過原稿12が載置される原稿載置台13と、原稿載置台13に向けて照明光を発する光源17と、透過原稿12の画像を撮像する撮像素子14と、透過原稿12の画像を撮像素子14の撮像面上に結像させる画像読取用の読取レンズ1とを備えている。撮像素子14は、例えばCCD等からなる。この画像読取装置20において、透過原稿12と読取レンズ1との間には、必要に応じて、透過原稿12を原稿載置台13側に押さえ付けるための原稿押さえガラスまたはフィルタ等の光学素子15が配置される。また、読取レンズ1と撮像素子14との間には、必要に応じて、撮像素子14を保護するためのカバーガラス等の光学素子16を配置することも可能である。この画像読取装置20では、光源17から透過原稿12に向けて照明光が照射される。透過原稿12を透過した光は読取レンズ1によって撮像素子14上に結像されるので、撮像素子14によって画像が取得されることとなる。
本発明の一実施の形態に係る画像読取装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの構成例を示すものであり、実施例1に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの他の構成例を示すものであり、実施例7に対応するレンズ断面図である。 実施例1としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、基本的なデータを示す説明図である。 実施例2としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、基本的なデータを示す説明図である。 実施例3としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、基本的なデータを示す説明図である。 実施例4としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、基本的なデータを示す説明図である。 実施例5としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、基本的なデータを示す説明図である。 実施例6としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、基本的なデータを示す説明図である。 実施例7としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、基本的なデータを示す説明図である。 実施例1〜7としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、他の基本的なデータを示す説明図である。 実施例1〜7としての画像読取用レンズのレンズデータのうち、条件式(1)〜(8)に対応するデータを示す説明図である。 実施例1の画像読取用レンズについての球面収差、非点収差および歪曲収差(ディストーション)を示す図である。 実施例2の画像読取用レンズについての球面収差、非点収差および歪曲収差(ディストーション)を示す図である。 実施例3の画像読取用レンズについての球面収差、非点収差および歪曲収差(ディストーション)を示す図である。 実施例4の画像読取用レンズについての球面収差、非点収差および歪曲収差(ディストーション)を示す図である。 実施例5の画像読取用レンズについての球面収差、非点収差および歪曲収差(ディストーション)を示す図である。 実施例6の画像読取用レンズについての球面収差、非点収差および歪曲収差(ディストーション)を示す図である。 実施例7の画像読取用レンズについての球面収差、非点収差および歪曲収差(ディストーション)を示す図である。 実施例1の画像読取用レンズについてのコマ収差を示す図である。 実施例2の画像読取用レンズについてのコマ収差を示す図である。 実施例3の画像読取用レンズについてのコマ収差を示す図である。 実施例4の画像読取用レンズについてのコマ収差を示す図である。 実施例5の画像読取用レンズについてのコマ収差を示す図である。 実施例6の画像読取用レンズについてのコマ収差を示す図である。 実施例7の画像読取用レンズについてのコマ収差を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取装置の変形例を示す構成図である。
符号の説明
L1〜L4…第1レンズ〜第4レンズ、Si…物体側から第i番目のレンズ面、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第(i+1)番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸、1,1A…読取レンズ、2…反射原稿、3…原稿載置台、4…撮像素子、7…光源、10…画像読取装置、12…透過原稿、13…原稿載置台、14…撮像素子、17…光源、20…画像読取装置。

Claims (6)

  1. 物体側から順に、
    メニスカス形状を有する負の第1レンズと、
    両凸形状を有する第2レンズと、
    絞りと、
    像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する正の第3レンズと、
    物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有する負の第4レンズと
    を備えたことを特徴とする画像読取用レンズ。
  2. さらに、以下の条件式(1)〜(5)を全て満足するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取用レンズ。
    −1.56<f1/f<−0.30 ……(1)
    0.26<f2/f<0.45 ……(2)
    0.20<f3/f<2.37 ……(3)
    0.04<D5/f<0.10 ……(4)
    0.05<D7/f<0.15 ……(5)
    但し、
    f:全体の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
    D5:絞りから第3レンズの物体側の面までの光軸上の間隔
    D7:第3レンズの像側の面から第4レンズの物体側の面までの光軸上の間隔
  3. 前記第1レンズは、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取用レンズ。
  4. さらに、以下の条件式(6)〜(10)を全て満足するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取用レンズ。
    −1.56<f1/f<−1.34 ……(6)
    0.39<f2/f<0.45 ……(7)
    0.47<f3/f<2.37 ……(8)
    0.04<D5/f<0.10 ……(9)
    0.05<D7/f<0.15 ……(10)
    但し、
    f:全体の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
    D5:絞りから第3レンズの物体側の面までの光軸上の間隔
    D7:第3レンズの像側の面から第4レンズの物体側の面までの光軸上の間隔
  5. 前記第1レンズは、像側に凹面を向けた負のメニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取用レンズ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像読取用レンズを備えたことを特徴とする画像読取装置。
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