JP2007120748A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. シャフトと、
   このシャフトが挿入されたスリーブと、
   前記シャフトと前記スリーブとの間隙に介在させた潤滑流体と、を備え、
   前記シャフトを前記スリーブに対して相対的に回転自在に支持する流体軸受装置において、
   前記スリーブの端部に環状のテーパリングを備え、
   前記テーパリングの内周面とこれに対向する前記シャフトの外周面との少なくとも一方を、前記内周面と前記外周面とで形成する間隙が前記スリーブから離れるに従って広がる傾斜面として、前記潤滑流体の漏出を防止するテーパシール部を形成すると共に、前記テーパリングを、その熱膨張係数が前記スリーブ及び前記シャフトの熱膨張係数よりも大きい材料で形成して成ることを特徴とする流体軸受装置。
2. 前記テーパリングは、前記スリーブの端面に接着剤で固定されることを特徴とする請求項１記載の流体軸受装置。
3. 前記スリーブの内周面には、前記テーパリングの内周面に形成されたテーパに隣接してテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項１または請求項２記載の流体軸受装置。
4. 前記スリーブは、外周部から軸方向に突出する環状の突出壁を有し、前記テーパリングは前記突出壁の内周面に固定されることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の流体軸受装置。
5. 前記テーパリングの外周側には、軸方向の厚さを小さくする凹部が形成され、前記凹部に接着剤が塗布されることを特徴とする請求項４記載の流体軸受装置。
6. 前記スリーブの端面と対向する前記テーパリングとは嫌気性接着剤で接着し、前記テーパリングの前記凹部と前記突出壁とはエポキシ系接着剤で接着することを特徴とする請求項５記載の流体軸受装置。
7. 前記テーパリングは、温度上昇にしたがって内径が拡張し厚さが増加する方向に変形することを特徴とする請求項１から請求項６のいずれか１項に記載の流体軸受装置。