JP2007120167A - 側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工が容易で、かつ、騒音や振動も伴わない、側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法を提供する。
【解決手段】杭1を相対回転可能に通せる側方張り出し鉛直板付き環状体2と、
該環状体2の円筒体3の上端部に相対回転可能に当接する当接部5を備えた杭1とを用い、前記円筒体3に通され当接部5を円筒体3の上端部に当接させた杭1を、回転させながら地盤に貫入させていくことにより、杭1は回転、環状体2は非回転の相対回転をさせながら鉛直板4…を地盤に貫入させていく。
【選択図】 図1

Description

本発明は、側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法に関する。
地盤に打ち込まれた杭の水平抵抗を大きなものにする目的で、杭頭部に側方に張り出す鉛直板を備えさせ、該側方張り出し鉛直板を地盤中に埋込み状態にすることは、従来より知られており、その施工方法として、杭打ち後に杭頭部に鉛直板を取り付けて鉛直板を地盤中に埋込み状態にする方法や、基端部に側方張り出し鉛直板を取り付けた杭を地盤に非回転で打撃貫入していくことにより鉛直板を地盤中に埋込み状態にする方法が考えられる。
特開平2005−61171号公報
しかしながら、杭打ち後に杭頭部に鉛直板を取り付ける方法では、施工に多くの手間を要するという問題がある。その点、非回転打撃工法によれば、鉛直板が杭と一体となって地盤に埋込み状態になるので施工は容易であるが、その反面、施工に騒音や振動を伴うという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、施工が容易で、かつ、騒音や振動も伴わない、側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法を提供することを課題とする。
上記の課題は、杭を相対回転可能に通せる側方張り出し鉛直板付き環状体と、
該環状体の上端部に相対回転可能に当接する当接部を備えた杭とを用い、
前記環状体に通され当接部を環状体の上端部に当接させた杭を、回転させながら地盤に貫入させていくことにより、杭は回転、環状体は非回転の相対回転をさせながら鉛直板を地盤に貫入させていくことを特徴とする側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法によって解決される。
この施工方法では、杭を回転させながら地盤に貫入させていくものであるから、打撃不要で施工に騒音や振動を伴わない。しかも、杭は回転でありながら、環状体は非回転にするようにしたものであるから、鉛直板を非回転で地盤に真っ直ぐ貫入させていくことができる。そして、杭を地盤に貫入させていけば、同時に鉛直板も地盤に貫入されるので、施工も容易である。
上記の方法において、環状体に備えられた側方張り出し鉛直板が、地盤に打ち込まれた杭の杭頭部に備えられる水平抵抗増大用の鉛直板からなる場合は、かかる水平抵抗増大用鉛直板を杭頭部に備えた杭基礎を、騒音や振動を伴わずに施工容易に構築することができる。
本発明の側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法は、以上のとおりのものであるから、施工が容易で、かつ、騒音や振動も伴わない。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す第1実施形態の施工方法は、杭頭部に水平抵抗増大用の側方張り出し鉛直板が備えられた杭基礎の施工に適用した場合のもので、図1において、1は杭としての円形鋼管杭、2は側方張り出し鉛直板付き環状体である。
鉛直板付き環状体2は、環状体としての円筒体3の外周部に4つの鉛直板4…が周方向に間隔的に放射方向外方に向けられて一体的に設けられたもので、鋼製円筒体と鋼製鉛直板との溶接品、あるいは、円筒部と鉛直板部とを備えた鋳物品などからなっており、円筒体3は、鋼管杭1を相対回転可能でかつ杭軸方向相対移動可能にしっくりと通せる内周サイズを備えている。
該鉛直板付き環状体2は、円筒体3に鋼管杭1を通すことで鋼管杭1と組み合わされ、鋼管杭1の杭頭側となる基端部の外周部には、円筒体3の上端部を相対回転可能に当接させるリング状の当接部5が外方に突出するように溶接などで固着状態に取り付けられ、また、鋼管杭1の先端部には螺旋翼6が設けられている。
施工は、図2(イ)〜(ニ)に示すように、鋼管杭1を建て込んだのち、図示しない杭打ち機で、鋼管杭1を回転させながら地盤7に貫入させてくだけでよい。貫入の初期段階では、図2(イ)(ロ)に示すように、鉛直板付き環状体2の円筒体3は、鋼管杭1に対して杭軸方向に移動可能であるから、鋼管杭1は鉛直板付き環状体2を地上に残したまま地盤7に貫入されていく。そして、鋼管杭1の当接部5が鉛直板付き環状体2の円筒体3の上端部に当接した後は、図2(ハ)に示すように、該当接部5を通じて鉛直板付き環状体2に貫入力が伝えられ、当接部5と円筒体3とが相対摺動回転をし、鋼管杭1は回転、鉛直板付き環状体2は地盤7からの反力によって非回転の相対回転を行いながら、鉛直板付き環状体2が地盤7に貫入されていく。これにより、図2(ニ)に示すように、杭頭部に水平抵抗増大用の鉛直板4…を備えた杭基礎が形成される。
このように、上記の施工方法によれば、杭頭部に水平抵抗増大用の鉛直板4…を備えた杭基礎を、騒音や振動なく、施工容易に構築することができる。
図3に示す第2実施形態は、鉛直板付き環状体2の円筒体3の上端外周部に、着脱式の転がりスラストベアリング8を取り付け、当接部5が該ベアリング8を介して鉛直板付き環状体2の円筒体3の上端部に当接するようにしたもので、このようなベアリング8を用いることにより、鉛直板付き環状体2を、鋼管杭1の回転貫入によって地盤7にスムーズに貫入させていくことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、本発明では、鉛直板を杭頭部の水平抵抗力の増大を目的したものである場合において、複数本の杭を上下方向に継ぎながら地盤に貫入させていくときにも適用が可能であり、その場合は、最後の杭に当接部を備えさせるようにするとよい。その場合に、鉛直板付き環状体は、最後の杭を継ぐ際に杭の外周部に外装するようにしてもよいし、最初の杭の外周部に外装しておくようにしてもよいし、制限はない。
また、上記の実施形態では、鉛直板を杭頭部の水平抵抗力の増大を目的して杭頭部に備えさせる場合を示したが、本発明では、鉛直板を、その他の目的などにおいて、杭の高さ方向中央部ないしは中間部、あるいは、下端部に備えさせる場合に用いられてもよい。
また、上記の実施形態では、杭1と鉛直板付き環状体2とが杭軸方向に相対移動できるようにした場合を示したが、杭基礎の杭の先端部に側方張り出し鉛直板を設置するような場合などにおいては、相対回転が可能で杭軸方向の移動はできないようにするのもよい。
更に、杭は、円形鋼管杭に限らず、形鋼杭など、回転貫入方式で打設される各種杭であってよいし、鉛直板付き環状体の環状体は、円筒体に限らず、鉛直板と杭とを相対回転させることができるような環状構造を備えたものからなっていればよい。鉛直板の数や側方張り出し寸法などについても、目的との関係で、各種態様であってよい。
第1実施形態を示すもので、図(イ)は使用する杭の正面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面図である。 図(イ)〜図(ニ)は、施工方法を順次に示す正面図である。 第2実施形態を示すもので、図(イ)は杭の正面図、図(ロ)はその要部拡大図、図(ハ)は図(ロ)のII−II線断面矢視図、図(ニ)は杭の打込み途中の状態を示す正面図、図(ホ)はベアリングの斜視図である。
符号の説明
1…円形鋼管杭(杭)
2…鉛直板付き環状体
3…円筒体(環状体)
4…鉛直板
5…当接部
7…地盤

Claims (2)

  1. 杭を相対回転可能に通せる側方張り出し鉛直板付き環状体と、
    該環状体の上端部に相対回転可能に当接する当接部を備えた杭とを用い、
    前記環状体に通され当接部を環状体の上端部に当接させた杭を、回転させながら地盤に貫入させていくことにより、杭は回転、環状体は非回転の相対回転をさせながら鉛直板を地盤に貫入させていくことを特徴とする側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法。
  2. 前記環状体に備えられた側方張り出し鉛直板が、地盤に打ち込まれた杭の杭頭部に備えられる水平抵抗増大用の鉛直板からなる請求項1に記載の側方張り出し鉛直板を備えた杭基礎の施工方法。
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