JP2007117922A - パターン形成方法及び液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出した液滴の着弾位置の位置精度を維持して、被吐出面の接線方向に沿う液滴の相対速度を容易に変更可能にしたパターン形成方法及び液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】キャリッジ27の基板2側に、曲率中心Crを回動中心とする傾斜ステージ29を設け、その傾斜ステージ29に、吐出ヘッド30を配設するようにした。そして、傾斜ステージ29を「基準位置」から「傾斜位置」に配置移動するときに、吐出ヘッド30の各ノズルNが、それぞれ対応する着弾位置PF(曲率中心Cr)を回動中心にして回動して、その形成方向をZ矢印方向に対して傾斜角θだけ傾斜させるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、パターン形成方法及び液滴吐出装置に関する。
従来、液晶表示装置やエレクトロルミネッセンス表示装置等の表示装置には、画像を表示するための基板が備えられている。この種の基板には、品質管理や製造管理を目的として、その製造元や製品番号等の製造情報をコード化した識別コード(例えば、2次元コード)が形成されている。こうした識別コードは、配列された多数のパターン形成領域(データセル)の一部に、パターンとしてのコードパターン(例えば、有色の薄膜や凹部等のドット)を備え、そのコードパターンの有無によって製造情報を再現可能にしている。
識別コードの形成方法には、金属箔にレーザ光を照射してコードパターンをスパッタ成膜するレーザスパッタ法や、研磨材を含んだ水を基板等に噴射してコードパターンを刻印するウォータージェット法が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
しかし、上記レーザスパッタ法では、所望するサイズのコードパターンを得るために、金属箔と基板の間隙を、数〜数十μmに調整しなければならない。つまり、基板と金属箔の表面に対して非常に高い平坦性が要求され、しかも、これらの間隙をμmオーダの精度で調整しなければならない。その結果、識別コードを形成できる対象基板が制限されて、その汎用性を損なう問題を招いていた。また、ウォータージェット法では、基板の刻印時に、水や塵埃、研磨剤等が飛散するため、同基板を汚染する問題があった。
近年、こうした生産上の問題を解消する識別コードの形成方法として、インクジェット法が注目されている。インクジェット法では、金属微粒子を含む液滴を液滴吐出ヘッドのノズルから吐出して、その液滴を乾燥させることによってコードパターンを形成する。そのため、識別コードを形成する基板の対象範囲を拡大することができ、同基板の汚染等を回避して識別コードを形成することができる。
また、上記インクジェット法は、液滴のサイズに応じたパターンを形成できる利便性から、上記する識別コードの他に、表示装置の画素領域に備えられるカラーフィルタや発光素子の製造方法としても利用されている。すなわち、基板に設けられた画素領域に液滴を吐出し、その液滴を乾燥させることによってカラーフィルタや発光素子を形成する。これによって、カラーフィルタや発光素子を形成するためのフォトリソグラフィ工程を削減することができ、表示装置の生産性向上を図っている。
特開平11−77340号公報 特開2003−127537号公報
しかしながら、上記するインクジェット法では、基板に着弾した液滴を乾燥することによってドットを形成するために、吐出した液滴の基板に対する相対速度に応じて、以下の問題を招いていた。
すなわち、吐出する液滴は、その基板の接線方向に沿う相対速度が大きくなると、着弾した後に、基板の接線方向に沿って大きく濡れ広がる、あるいは、その着弾位置が基板の接線方向に大きく変位する。その結果、着弾した液滴の形状や着弾位置、つまりドットの形状や形成位置にバラツキを来たして、基板の製造情報を再現不能にする問題があった。
反対に、吐出する液滴は、その基板の接線方向に沿う相対速度が小さくなると、着弾した後に、画素領域の全体に広がることなく乾燥してしまう。その結果、カラーフィルタや発光素子の形成不良や膜厚の不均一を招いて、表示装置の生産性を損なう問題があった。
こうした問題は、液滴吐出ヘッドを基板に対して傾斜させ、基板に対する液滴の飛行方向を変更可能にする、すなわち基板の接線方向に沿う相対速度を変更可能することによって解決できると考えられる。しかし、液滴吐出ヘッドを基板に対して傾斜させると、ノズルと着弾位置との間の距離(液滴の飛行距離)が変動して液滴の位置精度、すなわちドット等の位置精度にバラツキを来たす虞があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、吐出した液滴の着弾位置の位置精度を維持して、被吐出面の接線方向に沿う液滴の相対速度を容易に変更可能にしたパターン形成方法及び液滴吐出装置を提供することである。
本発明のパターン形成方法は、パターン形成材料を含む液滴を、ノズルから前記ノズルの吐出方向に位置する被吐出面の目標吐出位置に向かって吐出してパターンを形成するようにしたパターン形成方法において、前記液滴を吐出する前に、前記目標吐出位置を回動中心にして前記ノズルを回動し、前記ノズルの前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させるようにした。
本実施形態のパターン形成方法によれば、ノズルの吐出方向を被吐出面に対して傾斜させるときに、すなわち液滴の吐出方向を被吐出面に対して傾斜させるときに、目標吐出位置とノズルとの間の距離を維持することができる。従って、目標吐出位置を回動中心にしてノズルを回動するだけで、吐出した液滴の位置精度を維持して、被吐出面の接線方向に沿う液滴の相対速度を変更することができる。
このパターン形成方法において、前記吐出方向が、前記ノズルの前記被吐出面に対する相対移動方向と相反する成分を有するように、前記ノズルを回動するようにしてもよい。
このパターン形成方法によれば、吐出方向の傾斜によって、被吐出面に対する液滴の相対速度を減少させることができる。従って、着弾した液滴の過剰な濡れ広がりや目標吐出位置からの位置ズレを回避させることができる。
このパターン形成方法において、前記吐出方向が、前記ノズルの前記被吐出面に対する相対移動方向に沿う成分を有するように、前記ノズルを回動するようにしてもよい。
このパターン形成方法によれば、吐出方向の傾斜によって、被吐出面に対する液滴の相対速度を増加することができる。従って、着弾した液滴の濡れ不足を回避させることができ、その厚さの均一性を向上させることができる。
本発明の液滴吐出装置は、パターン形成材料を含む液滴を吐出方向に吐出するノズルを有して、前記ノズルからの液滴を被吐出面の目標吐出位置に向かって吐出する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、前記目標吐出位置を回動中心にして前記ノズルを回動し、前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させる傾斜手段を備えた。
本実施形態の液滴吐出装置によれば、吐出方向を被吐出面に対して傾斜させるときに、目標吐出位置とノズルとの間の距離を維持することができる。従って、傾斜手段によるノズルの回動だけで、吐出した液滴の位置精度を維持して、被吐出面の接線方向に沿う液滴の相対速度を変更することができる。
この液滴吐出装置において、前記傾斜手段は、前記目標吐出位置を回動中心にして前記液滴吐出ヘッドを回動可能に支持する傾斜ステージを備えるようにしてもよい。
この液滴吐出装置によれば、傾斜ステージによる液滴吐出ヘッドの回動だけて、吐出した液滴の位置精度を維持して、被吐出面の接線方向に沿う液滴の相対速度を変更することができる。
この液滴吐出装置において、前記被吐出面に対して前記液滴吐出ヘッドを相対移動する相対移動手段を備え、前記傾斜手段は、前記吐出方向が、前記被吐出面に対する前記ノズルの相対移動方向と相反する成分を有するように、前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させるようにしてもよい。
この液滴吐出装置によれば、被吐出面に対する吐出方向の傾斜によって、被吐出面に対する液滴の相対速度を減少させることができる。従って、着弾した液滴の過剰な濡れ広がりや目標吐出位置からの位置ズレを回避させることができる。
この液滴吐出装置において、前記被吐出面に対して前記液滴吐出ヘッドを相対移動する相対移動手段を備え、前記傾斜手段は、前記吐出方向が、前記被吐出面に対する前記ノズルの相対移動方向に沿う成分を有するように、前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させるようにしてもよい。
この液滴吐出装置によれば、被吐出面に対する吐出方向の傾斜によって、被吐出面に対する液滴の相対速度を増加することができる。従って、着弾した液滴の濡れ不足を回避させることができ、その厚さの均一性を向上させることができる。
この液滴吐出装置において、前記相対移動手段は、前記被吐出面を搬送する搬送ステージであってもよい。
この液滴吐出装置によれば、ステージの移動速度に関わらず、目標吐出位置に着弾する液滴の形状を、所望の形状に変更することができる。
この液滴吐出装置において、前記目標吐出位置に着弾した前記液滴の領域に光を照射して前記液滴を乾燥する乾燥手段を備えるようにしてもよい。
この液滴吐出装置によれば、着弾した液滴を光によって乾燥させることができる。その結果、液滴によって形成するパターンの形状制御性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。まず、本発明のパターン形成方法を利用して形成した識別コードを有する液晶表示装置1について説明する。
図1において、基板2の一側面(被吐出面としての表面2a)には、その略中央位置に液晶分子を封入した四角形状の表示部3が形成されて、その表示部3の外側には、走査線駆動回路4及びデータ線駆動回路5が形成されている。液晶表示装置1は、これら走査線駆動回路4の供給する走査信号と、データ線駆動回路5の供給するデータ信号に基づいて、前記表示部3内の液晶分子の配向状態を制御するようになっている。そして、液晶表示装置1は、図示しない照明装置からの平面光を液晶分子の配向状態によって変調して、表示部3の領域に所望の画像を表示するようになっている。
表面2aの左側下隅には、一辺が約1mmの正方形からなるコード形成領域Sが区画形成されて、そのコード形成領域S内には、16行×16列のデータセルCが仮想分割されている。そのコード形成領域Sの選択されたデータセルCの領域には、それぞれパターン
としてのドットDが形成されて、これら複数のドットDによって、液晶表示装置1の識別コード10が構成している。
本実施形態では、ドットDの形成されたデータセルCの中心位置を「目標吐出位置P」とし、各データセルCの一辺の長さを「セル幅W」という。
各ドットDは、その外径がデータセルCの一辺の長さ(前記セル幅W)で形成された半球状のパターンである。このドットDは、パターン形成材料としての金属微粒子(例えば、ニッケル微粒子やマンガン微粒子)を分散媒に分散させた液状体F(図5参照)の液滴FbをデータセルCに吐出して、データセルCに着弾した液滴Fbを乾燥及び焼成させることによって形成されている。着弾した液滴Fbの乾燥・焼成は、レーザ光B(図5参照)を照射することによって行われる。尚、本実施形態では、液滴Fbを乾燥・焼成することによってドットDを形成するようにしているが、これに限らず、例えばレーザ光Bの乾燥のみによって形成するようにしてもよい。
そして、識別コード10は、各データセルC内のドットDの有無によって、液晶表示装置1の製品番号やロット番号等を再現できるようになっている。
本実施形態では、上記基板2の長手方向をX矢印方向とし、X矢印方向と直交する方向をY矢印方向という。
次に、前記識別コード10を形成するための液滴吐出装置20について説明する。
図2において、液滴吐出装置20の基台21は、その長手方向がX矢印方向に沿う直方体形状に形成されて、その上面には、X矢印方向に延びる一対の案内溝22が形成されている。基台21の上側には、X軸モータMX(図6参照)に駆動連結される相対移動手段としての基板ステージ23が案内溝22に沿って摺動可能に配設されて、所定の速度(搬送速度Vx)でX矢印方向及び反X矢印方向に直動するようになっている。基板ステージ23の上面には、図示しない吸引式のチャック機構が設けられて、載置される基板2が、表面2a(コード形成領域S)を上側にして位置決め固定されるようになっている。
基台21のY矢印方向両側には、X矢印方向から見て門型に形成された案内部材24が配設されて、案内部材24の上側には、収容タンク25が配設されている、収容タンク25は、液状体Fを収容して、同液状体Fを吐出ヘッド30に導出するようになっている。案内部材24の下側には、Y矢印方向に延びる上下一対の案内レール26がY矢印方向全幅にわたり形成されて、Y軸モータMY(図6参照)に駆動連結されるキャリッジ27が、その案内レール26に沿ってY矢印方向及び反Y矢印方向に直動するようになっている。
図4において、キャリッジ27の下側には、Y矢印方向に延びる直方体形状のガイド板28が配設されて、そのガイド板28の下側面には、円弧状のガイド面28aが形成されている。ガイド面28aは、キャリッジ27のY矢印方向略全幅にわたって形成される凹曲面であって、その曲率中心Crが基板ステージ23に載置された基板2の表面2a上に位置するように形成されている。
ガイド板28のガイド面28aには、Y矢印方向に延びる蒲鉾状に形成された傾斜手段を構成する傾斜ステージ29が配設されている。傾斜ステージ29は、そのキャリッジ27側の側面に、前記ガイド面28aに相対する凸曲面(摺動面29a)を有し、基板ステージ23側の側面に、基板2の表面2aに沿う平面(取着面29b)を有している。その傾斜ステージ29は、キャリッジ27に内設された図示しないウォームギヤ等を介して回動モータMR(図6参照)に駆動連結されて、その摺動面29aを前記ガイド面28aに沿って摺動(回動)させるようになっている。すなわち、傾斜ステージ29は、その摺動面29aと前記ガイド面28aが面一となるように、前記曲率中心Crを回動中心にして
回動するようになっている。
そして、傾斜ステージ29を回動させるための信号(回動モータ駆動信号SMR:図6参照)を回動モータMRに供給すると、回動モータMRが、正転駆動又は逆転駆動して、傾斜ステージ29が、前記ガイド面28aに沿って、図4における右回り又は左回りに回動するようになっている。
本実施形態では、図4の実線で示すように、取着面29bの法線方向(以下単に、「吐出方向A」という。)と基板2の表面2aの法線方向(Z矢印方向)が一致するときの傾斜ステージ29の配置位置を、「基準位置」という。また、図4の二点鎖線で示すように、前記吐出方向AがZ矢印方向に対して右回りに所定の角度(傾斜角θ)だけ傾斜するときの傾斜ステージ29の配置位置を、「傾斜位置」という。
傾斜ステージ29の取着面29bには、液滴吐出ヘッド30(以下単に、「吐出ヘッド30」という。)取着されている。図3は、吐出ヘッド30を基板2側から見た斜視図である。
図3において、吐出ヘッド30の基板2側には、ノズルプレート31が備えられて、そのノズルプレート31の基板2側には、前記取着面29bと平行なノズル形成面31aが形成されている。ノズル形成面31aには、Y矢印方向に沿って等間隔(前記セル幅Wのピッチ幅)に配列された16個のノズルNが形成されている。
図4において、各ノズルNは、それぞれの形成方向がノズル形成面31a(取着面29b)の法線方向、すなわち前記吐出方向Aに沿うようにノズルプレート31に貫通形成されて、傾斜ステージ29が前記「基準位置」に位置するときに、前記曲率中心CrのZ矢印方向(吐出方向Aの反対方向)側に位置するように配置形成されている。
本実施形態では、前記曲率中心Crであるとともに、各ノズルNの吐出方向A側に相対する位置を、それぞれ「着弾位置PF」という。
そして、回動モータMRを正転駆動して、傾斜ステージ29を「基準位置」から「傾斜位置」に配置移動すると、図5に示すように、各ノズルNは、それぞれ前記着弾位置PF(曲率中心Cr)を回動中心にして右回りに回動して、それぞれの形成方向をZ矢印方向に対して傾斜角θだけ傾斜させるようになる。
従って、各ノズルNは、それぞれの形成方向を表面2aに対して傾斜させるときに、常に、その吐出方向A側に着弾位置PFを配置するとともに、対応する着弾位置PFとの間の距離(飛行距離L)を維持することができる。
図5において、各ノズルNの吐出方向Aの反対側には、収容タンク25に連通するキャビティ32が形成されて、収容タンク25の導出する液状体Fを、それぞれ対応するノズルN内に供給するようになっている。各キャビティ32の吐出方向Aの反対側には、吐出方向A及びその反対方向に振動可能な振動板33が貼り付けられて、キャビティ32内の容積を拡大・縮小するようになっている。振動板33の上側には、各ノズルNに対応する16個の圧電素子PZが配設されて、圧電素子PZを駆動制御するための信号(圧電素子駆動電圧COM1:図6参照)を受けて収縮・伸張し、対応する振動板33を吐出方向A及びその反対方向に振動させるようになっている。
そして、基板ステージ23を搬送速度VxでX矢印方向に搬送し、データセルCの目標吐出位置Pが着弾位置PFに位置するタイミングで、対応する圧電素子PZを収縮・伸張させる。すると、対応するキャビティ32内の容積が拡大・縮小して対応するノズルN内
の液状体Fの界面が振動し、所定容量の液状体Fが、対応するノズルNから液滴Fbとして吐出される。ノズルNから吐出された液滴Fbは、ノズルNの形成方向、すなわち吐出方向Aに沿って、所定の吐出速度Vfで飛行距離Lだけ飛行する。
この際、各ノズルNの形成方向(吐出方向A)には、傾斜ステージ29の傾斜によって、傾斜角θに対応するX矢印方向の成分(各ノズルNの表面2aに対する相対移動方向と相反する方向成分)が付与されて、吐出する液滴Fbには、X矢印方向に沿う速度成分(接線方向速度Vfx)が付与されるようになる。
その結果、吐出された液滴Fbは、付与された接線方向速度Vfxによって、その表面2aに対する相対速度を減少させるとともに、飛行距離Lの維持によって、着弾する位置の位置精度を維持するようになる。すなわち、表面2aに着弾する液滴Fbは、その表面2aに対して相対速度(=Vx−Vfx)で飛行距離Lを飛行し、X矢印方向に沿う濡れ広がりと位置ズレを回避して着弾位置PF(目標吐出位置P)に着弾することができる。
目標吐出位置Pに着弾した液滴Fbは、基板ステージ23の搬送移動によってX矢印方向に移動するとともに、その搬送時間の経過によって、対応するデータセルC内に濡れ広がって、乾燥するためのサイズ(本実施形態では、外径が前記セル幅Wになるサイズ)まで拡大する。
本実施形態では、搬送移動される液滴Fbの中心位置(目標吐出位置P)であって、その液滴Fbの外径がセル幅Wになる位置を、「照射位置PT」という。また、液滴Fbの吐出動作の開始時から、その吐出した液滴Fbが前記照射位置PTに到達するまでの時間を、「照射待機時間T1」という。
図5において、キャリッジ27の下側であって、ガイド板28(吐出ヘッド30)のX矢印方向側には、キャリッジ27の下面から基板2側(反Z矢印方向側)に延びる支持部材34が配設されて、その支持部材34の下端部には、乾燥手段を構成するレーザヘッド35が配設されている。レーザヘッド35は、各ノズルNに対応する半導体レーザLDと各種光学系(例えば、コリメータや集光レンズ)を備えて、前記液状体F(分散媒や金属微粒子)の吸収波長に対応した波長領域のレーザ光Bを、前記照射位置PTの領域に向けて出射するようになっている。
そして、基板ステージ23を搬送速度VxでX矢印方向に搬送し、データセルCが照射位置PTに侵入するタイミングで、レーザ光Bを出射するための駆動信号(レーザ駆動電圧COM2:図6参照)を対応する半導体レーザLDに供給する。すると、図5の破線で示すように、所定強度のレーザ光Bが、対応する照射位置PTの領域に向けて出射されて、照射位置PTを通過する液滴Fbを瞬時に乾燥して固化する。固化した液滴Fbは、連続するレーザ光Bの照射によって金属微粒子が焼成されて、基板2の表面2aに固着したドットDを形成する。
この際、照射位置PTを通過する各液滴Fbは、傾斜ステージ29の傾斜と照射待機時間T1の経過によって、その中心位置と外径を、それぞれ対応するデータセルCの目標吐出位置Pとセル幅Wに整合させて、レーザ光Bの照射を受ける。従って、外径をセル幅Wにした半球面状のドットDを、対応するデータセルCからはみ出すことなく形成することができる。
次に、上記のように構成した液滴吐出装置20の電気的構成を図6に従って説明する。
図6において、制御装置41は、CPU、RAM、ROM等を備え、ROM等に格納された各種データと各種制御プログラムに従って、基板ステージ23を移動させて、吐出ヘ
ッド30、レーザヘッド35及び傾斜ステージ29を駆動させる。
制御装置41には、起動スイッチ、停止スイッチ等の操作スイッチを有した入力装置42が接続されて、識別コード10の画像が既定形式の描画データIaとして入力されるとともに、傾斜ステージ29の傾斜角θが既定形式の傾斜角データIθとして入力されるようになっている。そして、制御装置41は、入力装置42からの描画データIaを受けて、ビットマップデータBMD、圧電素子駆動電圧COM1及びレーザ駆動電圧COM2を生成し、入力装置42からの傾斜角データIθを受けて、回動モータ駆動信号SMRを生成するようになっている。
ビットマップデータBMDは、各ビットの値(0あるいは1)に応じて、圧電素子PZのオンあるいはオフを規定するものであり、二次元描画平面(コード形成領域S)上における各データセルCに、液滴Fbを吐出するか否かを規定するデータである。
制御装置41には、X軸モータ駆動回路43が接続されて、X軸モータ駆動回路43に対応する駆動制御信号を出力するようになっている。X軸モータ駆動回路43は、制御装置41からの駆動制御信号に応答してX軸モータMXを正転又は逆転させるようになっている。制御装置41には、Y軸モータ駆動回路44が接続されて、Y軸モータ駆動回路44に対応する駆動制御信号を出力するようになっている。Y軸モータ駆動回路44は、制御装置41からの駆動制御信号に応答してY軸モータMYを正転又は逆転させるようになっている。制御装置41には、基板2の端縁を検出可能な基板検出装置45が接続されて、基板検出装置45からの検出信号に基づいて、着弾位置PFを通過する基板2の位置を算出するようになっている。
制御装置41には、X軸モータ回転検出器46が接続されて、X軸モータ回転検出器46からの検出信号が入力されるようになっている。制御装置41は、X軸モータ回転検出器46からの検出信号に基づいて、基板ステージ23(基板2)の移動方向及び移動量を演算するようになっている。そして、制御装置41は、各データセルCの中心位置が着弾位置PFに位置するタイミングで、吐出ヘッド駆動回路48に、それぞれ吐出タイミング信号LP1を出力するようになっている。
制御装置41には、Y軸モータ回転検出器47が接続されて、Y軸モータ回転検出器47からの検出信号が入力されるようになっている。制御装置41は、Y軸モータ回転検出器47からの検出信号に基づいて、液滴吐出ヘッド30(レーザヘッド35)のY矢印方向の移動方向及び移動量を演算するようになっている。そして、制御装置41は、各ノズルNに対応する着弾位置PFを、それぞれ目標吐出位置Pの搬送経路上に配置するようになっている。
制御装置41には、吐出ヘッド駆動回路48が接続されて、吐出タイミング信号LP1を出力するようになっている。また、制御装置41は、圧電素子駆動電圧COM1を所定の基準クロック信号に同期させて、吐出ヘッド駆動回路48に出力するようになっている。さらにまた、制御装置41は、ビットマップデータBMDを、それぞれ所定の基準クロック信号に同期させて吐出制御信号SIを生成し、その吐出制御信号SIを吐出ヘッド駆動回路48にシリアル転送するようになっている。吐出ヘッド駆動回路48は、制御装置41からの吐出制御信号SIを、それぞれ各圧電素子PZに対応させて順次シリアル/パラレル変換するようになっている。
そして、吐出ヘッド駆動回路48は、制御装置41からの吐出タイミング信号LP1を受けると、吐出制御信号SIに基づいて選択された圧電素子PZに、それぞれ圧電素子駆動電圧COM1を供給するとともに、シリアル/パラレル変換した吐出制御信号SIをレ
ーザ駆動回路49に出力するようになっている。
制御装置41には、レーザ駆動回路49が接続されて、レーザ駆動電圧COM2を所定の基準クロック信号に同期させて出力するようになっている。
そして、レーザ駆動回路49は、吐出ヘッド駆動回路48からの吐出制御信号SIを受けると、所定の時間(前記照射待機時間T1)だけ待機して、吐出制御信号SIに対応した各半導体レーザLDに、それぞれレーザ駆動電圧COM2を供給するようになっている。すなわち、制御装置41は、着弾した液滴Fbが照射位置PTに搬送移動される都度、レーザ駆動回路49を介して、その液滴Fbの領域に向かってレーザ光Bを照射するようになっている。
制御装置41には、回動モータ駆動回路50が接続されて、回動モータ駆動回路50に回動モータ駆動信号SMRを出力するようになっている。回動モータ駆動回路50は、制御装置41からの回動モータ駆動信号SMRに応答して、傾斜ステージ29を傾斜させる回動モータMRを正転駆動又は逆転駆動させるようになっている。そして、回動モータ駆動回路50は、制御装置41からの回動モータ駆動信号SMRを受けると、回動モータMRを正転駆動あるいは逆転駆動して、傾斜ステージ29を傾斜角θだけ傾斜させるようになっている。
次に、液滴吐出装置20を使って識別コード10を形成する方法について説明する。
まず、図2に示すように、基板ステージ23に、表面2aが上側になるように基板2を配置固定する。このとき、基板2は、案内部材24(キャリッジ27)よりも反X矢印方向側に配置されて、傾斜ステージ29は、前記「基準位置」に配置されている。
この状態から、入力装置42を操作して描画データIaと傾斜角データIθを制御装置41に入力する。すると、制御装置41は、描画データIaに基づくビットマップデータBMDを生成して格納し、圧電素子駆動電圧COM1及びレーザ駆動電圧COM2を生成する。圧電素子駆動電圧COM1及びレーザ駆動電圧COM2を生成すると、制御装置41は、Y軸モータMYを駆動制御して、基板2をX矢印方向に搬送するときに、各目標吐出位置Pが対応する着弾位置PFを通過するように、キャリッジ27(各ノズルN)をセットする。
また、制御装置41は、傾斜角データIθに基づく回動モータ駆動信号SMRを生成して、その回動モータ駆動信号SMRを回動モータ駆動回路50に出力する。回動モータ駆動信号SMRを出力すると、制御装置41は、回動モータ駆動回路50を介して、回動モータMRを正転駆動し、傾斜ステージ29を「基準位置」から「傾斜位置」に回動する。これによって、液滴Fbの飛行距離Lを維持した状態で、各ノズルNの形成方向を傾斜角θだけ傾斜させることができる。
傾斜ステージ29を「傾斜位置」に回動すると、制御装置41は、X軸モータMXを駆動制御して、基板2のX矢印方向への搬送を開始し、基板検出装置45及びX軸モータ回転検出器46からの検出信号に基づいて、最もX矢印方向側に位置するデータセルCの目標吐出位置PがノズルNの直下まで搬送されたか否か判断する。
この間、制御装置41は、吐出ヘッド駆動回路48に吐出制御信号SIを出力するとともに、吐出ヘッド駆動回路48及びレーザ駆動回路49に、それぞれ圧電素子駆動電圧COM1及びレーザ駆動電圧COM2を出力する。
そして、最もX矢印方向側に位置するデータセルCの目標吐出位置Pが着弾位置PFに搬送されると、制御装置41は、吐出ヘッド駆動回路48に吐出タイミング信号LP1を
出力する。
吐出タイミング信号LP1を吐出ヘッド駆動回路48に出力すると、制御装置41は、吐出ヘッド駆動回路48を介して、吐出制御信号SIに基づいて選択された圧電素子PZに、それぞれ圧電素子駆動電圧COM1を供給し、選択されたノズルNから、一斉に液滴Fbを吐出させる。
この際、傾斜ステージ29の傾斜によって、各ノズルNの形成方向には、傾斜角θに対応するX矢印方向の成分が付与されて、吐出された液滴Fbには、X矢印方向に沿う接線方向速度Vfxが付与される。
そのため、吐出された液滴Fbは、付与された接線方向速度Vfxによって、その表面2aに対する相対速度を減少させるとともに、飛行距離Lの維持によって着弾する位置の位置精度を維持する。すなわち、表面2aに着弾する液滴Fbは、その表面2aに対する相対速度(=Vx−Vfx)で飛行距離Lを飛行する分だけ、X矢印方向に沿う濡れ広がりと位置ズレを回避させることができ、対応する着弾位置PF(目標吐出位置P)に着弾する。
目標吐出位置Pに着弾した液滴Fbは、基板ステージ23の搬送移動によってX矢印方向に移動するとともに、その搬送時間の経過によって、対応するデータセルC内に濡れ広がる。そして、吐出動作の開始から照射待機時間T1だけ経過すると、制御装置41は、目標吐出位置Pに着弾した液滴Fbを照射位置PTまで搬送して、その外径をセル幅Wにする。
また、吐出タイミング信号LP1を吐出ヘッド駆動回路48に出力すると、制御装置41は、レーザ駆動回路49を介して、半導体レーザLDを照射待機時間T1だけ待機させ、吐出ヘッド駆動回路48からの吐出制御信号SIに基づいて、選択された半導体レーザLDに、それぞれレーザ駆動電圧COM2を供給する。そして、制御装置41は、選択された半導体レーザLDから、一斉にレーザ光Bを出射させる。
半導体レーザLDから出射されたレーザ光Bは、照射位置PTに位置する液滴Fbの領域、すなわち外径をセル幅Wにする液滴Fbの領域に照射される。レーザ光Bの照射された液滴Fbは、分散媒の蒸発と金属微粒子の焼成によって、その外径がセル幅WのドットDとして基板2の表面2aに固着される。これによって、最もX矢印方向側に位置するデータセルCに、セル幅Wに整合したドットDを形成する。
以後、同様に、制御装置41は、基板2をX矢印方向に搬送して、各目標吐出位置Pが着弾位置PFに到達する毎に、選択したノズルNから液滴Fbを吐出し、着弾した液滴Fbがセル幅Wになるタイミングで、液滴Fbの領域にレーザ光Bを照射する。これによって、コード形成領域S内に、全てのドットDを形成する。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、キャリッジ27の基板2側に、曲率中心Crを回動中心とする傾斜ステージ29を設け、その傾斜ステージ29に、吐出ヘッド30を配設するようにした。そして、傾斜ステージ29を「基準位置」から「傾斜位置」に配置移動するときに、吐出ヘッド30の各ノズルNが、それぞれ対応する着弾位置PF(曲率中心Cr)を回動中心にして回動して、その形成方向をZ矢印方向に対して傾斜角θだけ傾斜させるようにした。
従って、各ノズルNの形成方向を表面2aに対して傾斜させるときに、常に、各ノズル
Nの吐出方向A側に着弾位置PFを配置させることができ、各ノズルNと対応する着弾位置PFとの間の飛行距離Lを維持することができる。その結果、傾斜ステージ29を「傾斜位置」に配置するだけで、液滴Fbの着弾する位置の位置精度を維持して、表面2aの接線方向に沿う液滴Fbの相対速度を変更することができる。
(2)上記実施形態によれば、傾斜ステージ29を傾斜角θだけ傾斜させて、各ノズルNの形成方向に、X矢印方向の成分、すなわち各ノズルNの基板2に対する相対移動方向と相反する方向成分を付与するようにした。従って、各ノズルNから吐出される液滴Fbに、X矢印方向に沿う接線方向速度Vfxを付与することができ、その表面2aに対する相対速度を減少させることができる。その結果、表面2aに着弾する液滴FbのX矢印方向に沿う過剰な濡れ広がりや位置ズレを回避させることができて、その着弾位置PFに対する位置精度を向上させることができる。
(3)しかも、基板2の搬送速度Vxに関わらず、液滴Fbの着弾位置PFの位置精度を向上させることができる。そのため、液滴Fbの位置ズレ等を来たすことなく搬送速度Vxを増加することができて、識別コード10の生産性を向上させることができる。
(4)上記実施形態によれば、吐出ヘッド30のX矢印方向側に、照射位置PTの領域に向かってレーザ光Bを出射するレーザヘッド35を配設した。そして、液滴Fbを有したデータセルCが照射位置PTに侵入するタイミングでレーザ光Bを出射し、液滴Fbを瞬時に乾燥・焼成するようにした。従って、着弾した液滴Fbの過剰な濡れ広がりを、より確実に回避させることができ、対応するデータセルC内に所望するサイズのドットDを形成することができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、傾斜ステージ29を傾斜角θだけ傾斜させて、各ノズルNの形成方向に、X矢印方向の成分、すなわち各ノズルNの基板2に対する相対移動方向と相反する方向成分を付与するようにした。これに限らず、例えば各ノズルNの形成方向に、反X矢印方向の成分、すなわち相対移動方向に沿う方向成分を付与するようにしてもよい。
これによれば、各ノズルNから吐出される液滴Fbに、反X矢印方向に沿う接線方向速度Vfxを付与することができ、その表面2aに対する相対速度を、接線方向速度Vfxの分だけ、増加させることができる。その結果、接線方向速度Vfxの分だけ、表面2aに着弾する液滴Fbの領域を反X矢印方向に広げることができる。そのため、吐出した液滴Fbによってカラーフィルタや発光素子等の薄膜パターンを形成する場合、液滴Fbの領域を広げる分だけ、薄膜パターンの抜けを回避させることができ、その膜厚の均一性を向上させることができる。
・上記実施形態では、相対移動手段を基板ステージ23に具体化した。これに限らず、例えば相対移動手段をキャリッジ27に具体化してもよく、被吐出面に対してノズルを相対移動可能なものであればよい。
・上記実施形態では、液滴Fbの領域に照射するレーザ光Bによって、液滴Fbを乾燥・焼成する構成にした。これに限らず、例えば照射するレーザ光Bのエネルギーによって、液滴Fbを所望の方向に流動させる構成にしてもよく、あるいは液滴Fbの外縁のみに照射して液滴Fbをピニングする構成にしてもよい。すなわち、液滴Fbの領域に照射するレーザ光Bによってパターンを形成する構成であればよい。
・上記実施形態では、乾燥手段をレーザヘッド35に具体化した。これに限らず、例えば乾燥手段を赤外線ランプ等の加熱ランプで構成してもよく、液滴Fbの領域に光を照射して、液滴Fbを乾燥可能なものであればよい。
・上記実施形態では、液滴Fbによって半円球状のドットDを形成する構成にしたが、これに限らず、例えば、楕円形状のドットや線状のパターンを形成する構成であってもよい。
・上記実施形態では、パターンを識別コード10のドットDに具体化した。これに限らず、例えば液晶表示装置1や、平面状の電子放出素子を備えて同素子から放出された電子に
よる蛍光物質の発光を利用した電界効果型装置(FEDやSED等)に設けられる各種薄膜、金属配線、カラーフィルタ等に具体化してもよく、着弾した液滴Fbによって形成するパターンであればよい。
・上記実施形態では、被吐出面を基板2の表面2aに具体化したが、これに限らず、例えばシリコン基板やフレキシブル基板、あるいは金属基板等の一側面であってもよく、着弾した液滴Fbによってパターンを形成する対象物の一側面であればよい。
本実施形態における液晶表示装置を示す平面図。 同じく、液滴吐出装置を示す概略斜視図。 同じく、液滴吐出ヘッドを示す概略斜視図。 同じく、液滴吐出ヘッドを説明する説明図。 同じく、液滴吐出ヘッドを説明する説明図。 同じく、液滴吐出装置の電気的構成を示す電気ブロック回路図。
符号の説明
2…基板、2a…被吐出面としての表面、10…識別コード、20…液滴吐出装置、23…相対移動手段を構成する基板ステージ、29…傾斜ステージ、30…液滴吐出ヘッド、35…乾燥手段を構成するレーザヘッド、A…吐出方向、B…レーザ光、D…パターンとしてのドット、Fb…液滴、N…ノズル、P…目標吐出位置。

Claims (9)

  1. パターン形成材料を含む液滴を、ノズルから前記ノズルの吐出方向に位置する被吐出面の目標吐出位置に向かって吐出してパターンを形成するようにしたパターン形成方法において、
    前記液滴を吐出する前に、前記目標吐出位置を回動中心にして前記ノズルを回動し、前記ノズルの前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させるようにしたことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 請求項1に記載のパターン形成方法において、
    前記吐出方向が、前記ノズルの前記被吐出面に対する相対移動方向と相反する成分を有するように、前記ノズルを回動するようにしたことを特徴とするパターン形成方法。
  3. 請求項1に記載のパターン形成方法において、
    前記吐出方向が、前記ノズルの前記被吐出面に対する相対移動方向に沿う成分を有するように、前記ノズルを回動するようにしたことを特徴とするパターン形成方法。
  4. パターン形成材料を含む液滴を吐出方向に吐出するノズルを有して、前記ノズルからの液滴を被吐出面の目標吐出位置に向かって吐出する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、
    前記目標吐出位置を回動中心にして前記ノズルを回動し、前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させる傾斜手段を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 請求項4に記載の液滴吐出装置において、
    前記傾斜手段は、前記目標吐出位置を回動中心にして前記液滴吐出ヘッドを回動可能に支持する傾斜ステージを備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  6. 請求項4又は5に記載の液滴吐出装置において、
    前記被吐出面に対して前記液滴吐出ヘッドを相対移動する相対移動手段を備え、
    前記傾斜手段は、
    前記吐出方向が、前記被吐出面に対する前記ノズルの相対移動方向と相反する成分を有するように、前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させることを特徴とする液滴吐出装置。
  7. 請求項4又は5に記載の液滴吐出装置において、
    前記被吐出面に対して前記液滴吐出ヘッドを相対移動する相対移動手段を備え、
    前記傾斜手段は、
    前記吐出方向が、前記被吐出面に対する前記ノズルの相対移動方向に沿う成分を有するように、前記吐出方向を前記被吐出面に対して傾斜させることを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 請求項6又は7に記載の液滴吐出装置において、
    前記相対移動手段は、前記被吐出面を搬送する搬送ステージであることを特徴とする液滴吐出装置。
  9. 請求項4〜8のいずれか1つに記載の液滴吐出装置において、
    前記目標吐出位置に着弾した前記液滴の領域に光を照射して前記液滴を乾燥する乾燥手段を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
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