JP2007117178A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技に関する情報が表示される表示内容の視認性を維持しつつ、必要に応じて隣席の遊技者等の覗き見を防止する。
【解決手段】遊技者の意志により、隣席の遊技者等に見られたくない情報が、LCD313に表示されたとき、簡単な操作で遮蔽体364を突出させることができ(第2の位置)、不要な場合には、収容することができる(第1の位置)。また、遮蔽状態では、自身の視野が全く遮蔽されることはなく、隣席の遊技者等の視野のみ遮蔽することができるため、視認性が低下することはない。また、LCD313の近傍に配置することができるため、確実に遮蔽効果をあげることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するスロットマシン等及びパチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定数の遊技媒体を投入し、始動レバーを操作することで、当該遊技に対する役の当落抽選が実行されると共に、周面に複数の図柄が表示された複数列(一般的には3列)の図柄変動リールが回転することにより、所謂、図柄の変動を開始するようになっている(通常は、3列のリール構成であり、機械式の変動リールユニットが適用される)。
すなわち、停止した図柄は、3×3のマトリクス状に配列されることになり、この停止図柄において、上段、中段、下段の直線ライン(3ライン)と、対角線ライン(2ライン)の合計5ラインを入賞ラインとして設定している。
以下、遊技仕様を簡単に説明する。
上述した始動レバーの操作によって回転を開始した図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを遊技者が操作する。この停止ボタンの操作によって、ほぼ遊技者の意図する位置に停止される。
ここで、前記始動レバーの操作時に内部抽選が実行されて、役の当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、前記内部抽選による当選役に対応する図柄が入賞ラインに揃った時点で入賞となり、権利行使がなされる。
前記内部抽選による当選役には、小役、及び小役の当選確率が飛躍的に高くなるレギュラーボーナス(以下、「RB」という)、並びに3回のRBを含むビッグボーナス(以下、「BB」という)があり、遊技者は、BBを期待しながら遊技を進行させていくことになる。
上記の遊技仕様において、近年のパチスロ機では、LCD(液晶表示装置)を具備し、適宜遊技に関する情報を表示するようにしている。例えば、前記大役等に内部当選したことを、LCDに表示することで、遊技者は内部当選の状況を把握することができる。
LCDは、図柄変動リールの上部にある化粧板の内側に埋設されている。化粧板は、役の図柄配列等が予めプリントされているが、LCDと対向する領域は透明となっており、LCDの表示内容を見ることができる。
LCDは、その表示面が、化粧板の表面に対して、ほぼ同一平面となるように配置され、対向する遊技者が表示内容を見る場合い、全く遮るものがない。すなわち、視認性が十分に確保されている。
一方、対向する遊技者の視認性が高い分、隣席の遊技者等が若干頭を横に向けると、その視野の範囲に隣接するパチスロ機のLCDが入る。すなわち、遊技者間において、隣接するパチスロ機のLCDの表示内容を互いに覗くことができる環境となっている。
LCDの表示内容は、遊技に関する情報であり、視認性の確保は重要であるが、その中には、他の遊技者には見られたくない情報も存在する。
ところが、現状の環境のように、視認性のみに重点がおかれると、他の遊技者の覗き見も容認されるという、二律背反の問題点がある。
これを解消するため、表示画面の表面等に視界制御フィルムを貼り付けることが考えられる(特許文献1参照)。
このような視界制御フィルムは、携帯電話の表示面に貼り付けられることで利用されているが、正面から見る遊技者の視認性も損なうため、好ましくない。
また、特許文献2には、パチンコ遊技機本体にブラインド機構を設け、そのブラインド機構を進出後退させることにより両隣席遊技者からの視界を遮蔽することが提案されている。
上記特許文献2の遮蔽構造では、扇子のように蛇腹を形成するブラインドを駆動系の動作によってたたみ込んだり、広げたりすることで隣席からの視線を遮蔽しているが、基本的には遮蔽状態を継続され、ガラス枠等が開けられ、不正の可能性が高いときにたたみ込まれる構造であり、遮蔽という概念としては同一の目的である。
特開2001−129204公報 特開2005−177056公報
しかしながら、特許文献2に開示されている遊技機は、パチンコ機であり、このパチンコ機の構造上、透明ガラス板の中央に位置している、遮蔽対象である可変表示装置の表示内容のみを確実に遮蔽することができない。言い換えれば、予測の範囲でブラインド機構を取り付けているにすぎず、場合によっては、ブラインド機構の影等で遊技当事者の視認性を低下させる場合もある。
このため、遊技当事者である遊技者に対する表示内容の視認性の維持と、隣席遊技者等に対する確実な表示内容の遮蔽とを両立することができない。
本発明は上記事実を考慮し、遊技に関する情報が表示される表示内容の視認性を維持しつつ、必要に応じて隣席の遊技者等の覗き見を防止することができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、遊技媒体の投入操作を受けて遊技可能となり、始動操作に基づいて複数の小役、或いは小役の入賞機会を飛躍的に増大させ遊技者に短期間で多くの配当が可能となる遊技を所定回数行なう権利を与える大役、を含む役抽選遊技を実行する共に、前記役抽選遊技に関する情報を適宜、表示装置へ表示する表示制御を実行する遊技機であって、少なくとも、前記表示装置の表示面に対して略同一平面上となる第1の位置、及び前記表示装置の表示面に対して遊技者側に突出する第2の位置に保持可能であり、前記第2の位置にあるときを、前記第1の位置にあるときよりも、前記表示装置の表示内容を見ることができる領域を狭めるための遮蔽体を有することを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、遊技者の意志により遮蔽体を第1の位置又は第2の位置に移動することができ、例えば、第2の位置とすると、前記表示装置の表示内容を見ることができる領域が狭まり、隣席の遊技者に見られることを防止することができる。
また、見られてもよいときは、遮蔽体を第1の位置とすることで、邪魔にならない。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記表示装置は、役抽選遊技に関する情報として、前記役抽選遊技における役抽選の結果を表示することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、遊技に関する情報として、役抽選の結果が報知されると、当該役抽選の結果が当たりであるが、なかなか入賞できないことを隣席の遊技者に知られたくない場合がある。このような場合、遮蔽体を第2の位置に移動することで、表示内容を隠すことができる。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記遮蔽体が、前記表示装置の表示面と同一平面となる一対の遮蔽体を具備し、当該一対の遮蔽板が共通の回転軸部から半径方向に互いに所定の挟角で取り付けられ、前記回転軸部を中心とする回転によって、第1の位置及び第2の位置のそれぞれにおいて、何れかの遮蔽板が表示装置と同一平面となるように構成されたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、遮蔽体に一対の遮蔽板を設けることで、遮蔽体が第1の位置にあっても、第2の位置にあっても、いずれにおいても、何れかの遮蔽板が表示装置と同一平面となるため、違和感がない。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記遮蔽体は、前記表示装置の両サイドに配設されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、一般的に表示装置は、遊技者に対向させるため、設置領域の中央に位置している。このため、遮蔽体を当該表示装置の両サイドに設けることで、左右の隣席する遊技者に対して有効となる。
以上説明した如く本発明では、遊技に関する情報が表示される表示内容の視認性を維持しつつ、必要に応じて隣席の遊技者等の覗き見を防止することができるという優れた効果を有する。
(パチスロ機の概略構成)
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303とを備えて構成されている。
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
装飾部304の上端部には、立体的な装飾ランプ304Aが左右方向に設けられている。また、装飾ランプ304A近傍には、演出用の音声等を再生するためのスピーカ305R、305Lが設けられている。
装飾部304における、枠305を境とした下部は、回胴表示図柄を表示するために透明とされた表示窓314を備えたメインパネル360が取り付けられている。
また、装飾部304における、枠305を境とした上部は、化粧パネル312と、演出用の動画像を表示するための液晶表示装置(LCD)313と、を備えている。
この表示窓314の内部には、3個の回胴リール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。
また、表示窓314の下部には、このパチスロ機300の遊技媒体であるメダルの払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面(テーブル306A)の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また、上面左端部からは順にクレジットの払い戻しをする際に押下操作される精算ボタン103、1枚ベット(投入)ボタン352A、マックスベット(最大投入)ボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とを備えている。
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、回転を停止した場合に表示窓314から見える図柄のうち、中行に並んだ図柄の中心を結ぶライン、上行に並んだ図柄の中心を結ぶライン、下行に並んだ図柄の中心を結ぶラインと、2本の対角線上に並んだ図柄の中心をそれぞれ結ぶ2本のラインと、の5本の有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが遊技の結果を示す。
なお、5本のラインのうち、どのラインが有効ラインとされるかはメダルの投資数によって決まり、1枚のメダルがベットされた場合は中行に並んだ図柄の中心を結ぶラインが有効ラインとされ、3枚のメダルがベットされた場合は全てのラインが有効ラインとされる。
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
さらに、この始動レバー354による操作タイミングは、後述する内部抽選のタイミングとなっており、当該始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
(化粧パネル312の構造)
化粧パネル312は、透明パネル362と一対の遮蔽体364とで構成されている。透明パネル362は、LCD313の表示面に対峙して配設され、遮蔽体364は、透明パネル362(LCD313)の左右にそれぞれ設けられている。
図2及び図3(A)に示される如く、遮蔽体364は、2枚の遮蔽板364A、364Bの一辺が所定の角度(本実施の形態では、30°前後)で結合され、当該結合部には、円筒状の回転軸部366が形成されている。言い換えれば、回転軸部366から半径方向に互いの挟角が30°となるように一対の遮蔽板364A、364Bが取り付けられている。
また、一対の遮蔽板364A、364Bの下端面には床板364C(図2参照)が取り付けられ、上端面には天板364Dが取り付けられ、一部が開口する箱状とされている。これにより、剛性が高められている。
前記回転軸部366は、化粧パネル312の外枠部の左右端に配設されている。一対の遮蔽板364A、364Bは、前記回転軸部366を中心に所定角度(本実施の形態では、30°前後)回転可能となっている。
この回転軸部366を中心とした遮蔽体364の回転角度と、前記一対の遮蔽板364A、364B間の挟角とは、ほぼ一致している。
ここで、遮蔽体364の取り付けの際には、手前側の遮蔽板364Aが透明パネル362と略同一平面上となる第1の位置と、奥側の遮蔽板364Bが透明パネル362と略同一平面上となる第2の位置との間で回転するように構成している。
図3(B)及び(C)に示される如く、前記遮蔽体364における手前側の遮蔽板364Aと奥側の遮蔽板364Bには、同一の情報(図3(B)及び(C)では、丸印絵柄とした)がプリントされており、遮蔽体364が第1の位置にあるとき、第2の位置にあるときとで、当該情報が見えなくなることがないようになっている。
回転軸部366は、前記一対の遮蔽板364A、364Bと一体となって形成される外周側の筒状回転体366Aと、この筒状回転体366Aに挿通され軸支された固定軸棒366Bとで構成されている。
固定軸棒366Bには、ねじりコイルばね368の取り付けられ、その両端が前記筒状回転体366Aと固定軸棒366Bのそれぞれに係止されている。
このため、遮蔽体364はねじりコイルばね368の付勢力により、前記第1の位置から第2の位置へ回転し、第2の位置で保持されるようになっている。
この第2の位置の遮蔽体364は、正面視の遊技者(遊技実行者)の視線を遮ることなく、隣席遊技者(及びそれ以上離れた遊技者)の視線を遮ることができる。
すなわち、LCD313に表示される「遊技に関する情報」が、隣席の遊技者に見られることがない位置となる。
ここで、「遊技に関する情報」において、他の遊技者等に見られたくない情報の一例として、「大役内部当選」がある。
初心者は、「大役内部当選」していても、なかなか入賞(該当する図柄を揃える)させることができず、この「大役内部当選」の情報が、他人に見られることを望まない場合が多い。このような遊技者の心理を考慮するべく、遮蔽体364を第2の位置とすることで、遊技実行者自身の視線を遮ることなく、隣席の遊技者等の視線を遮ることができる。
また、遮蔽体364が第1の位置に保持(保持機構については後述)された場合、LCD313の表示内容を見るための視野は全く遮られることはない。この場合は、逆に熟練者等が大役等に内部当選したり、入賞することを(自慢げに)他の遊技者にしらしめることができる。
以下、遮蔽体364の第1の位置での保持機構について説明する。
前述のように遮蔽体364は、ねじりコイルばね368の付勢力により、第2の位置方向に回転し、かつ保持される構成となっているが、この遮蔽体364を第1の位置に保持する必要もあり得る。
この場合、主として手前側の遮蔽板364Aを押し込むことで第1の位置への移動は可能である(回転軸部366を中心とするねじりコイルばね368の付勢力に抗した回転)。
図4に示される如く、遮蔽体364の天板364Cの上面と、機内における天板364Dと対向する天井部370の下面とは、至近距離で対峙している。
この対峙面には、ボールクリック構造が形成されている。
より具体的には、図4に示される如く、遮蔽体364の天板364Dには、円孔372が設けられている。この円孔372における、前記回転軸部366を中心とする回転軌跡上、かつ第1の位置に対応する位置には、前記機内の天井部370には、円溝370Aが形成されている。円溝370Aには、圧縮コイルばね374とボール376が収容され、ボール376の最大径よりも小さい内径の円孔378Aが形成されたプレート378によって当該収容状態が維持されている。
この結果、ボール376は、圧縮コイルばね374により、押し出されるように付勢されるため、ボール376の一部が天井部370の天面よりも下に突出している。
この状態で、前記天板364Dの円孔372が対向すると、ボール376は、円孔372に収容される。
ボール376が円孔372に収容されているときは、回転軸部366のねじりコイルばね368の付勢力よりも、圧縮コイルばね374の付勢力の方を強くすることで、遮蔽体364は、第1の位置で保持される。
なお、この遮蔽体364が第1の位置に保持されている状態で、遊技者が指や爪等で若干量手前に引き出すと、前記ボール376は円孔372から逸脱し、この結果、遮蔽体364は、ねじりコイルばね368の付勢力で第2の位置へ至るようになっている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
まず、通常遊技の流れについて説明する。
メダルがクレジットされている状態(或いは、メダル投入部320からメダルを投入した状態)で、1枚ベットボタン352A、またはマックスベットボタン352Bの操作によりメダルのベットが完了するか、或いは、メダル投入部320からメダルを投入することによりベットが完了すると、始動レバー354の操作が可能となる。
始動レバー354が操作されると、この操作と同時に抽選部180により役の内部抽選がなされると共に、リール駆動制御部194の制御により、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。
上記内部抽選の結果は、当選役・図柄決定部1848から遊技状態制御部186に伝えられる。遊技状態制御部186は、フラグ管理制御部190を介してフラグメモリ192のフラグの状態を内部抽選の結果に応じて更新記憶させる。
その後、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、フラグメモリ192に記憶されているフラグに従って、滑り制御を加味して該当する図柄を所定位置に引き込むように、或いは所定位置から蹴飛ばすようにリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。すなわち、リール駆動制御部194は、フラグメモリ192に記憶されたフラグの状態及び遊技状態制御部186による遊技状態に応じて停止制御テーブルを選択するようにしており、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは滑り制御によって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転に滑りを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
次に、全てのリール350A、350B、350Cが停止すると、停止図柄に基づいて入賞したか否かの入賞判定が行われる。なお、入賞した場合には入賞した役の判定も行う。
この判定により、大役に入賞したと判定された場合には、その停止図柄に従って、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲーム制御を実行し(権利行使)、小役と判定された場合には、当該小役に予め設定されている所定の払出し制御を実行する。
上記のような遊技の進行中において、LCD313には、そのときの遊技の状態に対応した情報(遊技に関する情報)が表示される場合がある。このLCD313に表示される遊技に関する情報により、遊技者は遊技を有利に進行させることが可能となる。
ところで、上記遊技に関する情報として、「大役の内部当選」の報知がある。この「大役の内部当選」の報知を見ることで、遊技者は、停止ボタン356A、356B、356Cの操作タイミングを変更し、大役に対応した図柄を揃える。
ところが、初心者は、大役に内部当選しても、所謂「目押し」の熟練度が低いため、なかなか大役に対応する図柄を揃えることができない。
一方、上記LCD313に表示される情報は、隣席の遊技者等の視野の範囲でもあり、大役に内部当選しているのに、なかなか図柄を揃えることができないことを他人に知られたくないという心理が働く。
そこで、本実施の形態では、遊技者の意志により、LCD313に表示されている内容を、隣席の遊技者等に見られることがないように、遮蔽体364を用いて当該隣席の遊技者等の視線を遮ることができる構成を持たせた。
通常、遮蔽体364は、第1の位置にあり手前側の遮蔽板364Aが透明パネル362と略同一平面上となっている。また、この第1の状態では、ボールクリック構造のボール376が圧縮コイルばね374の付勢力で遮蔽体364の天板364Dの円孔372に収容されているため、回転軸部366のねじりコイルばね368の付勢力に打ち勝って、当該第1の状態で保持することができる。
ここで、遮蔽が必要となった場合、遊技者(遊技実行者)は、指や爪等を手前側の遮蔽板364AとLCD313との隙間等に引っかけて、若干量手前に引き出す。
このとき、ボール376が圧縮コイルばね374の付勢力に抗して円溝370Aへと入り込み、円孔372から逸脱する。円孔372からボール376が逸脱すると、前記ねじりコイルばね368の付勢力で、遮蔽体364が第2の位置方向へ回転し、保持される。
遮蔽体364が第2の位置となると、手前側の遮蔽板364Aが隣席の遊技者の視線を遮るため、見られたくない情報が漏れることがない。
また、奥側の遮蔽板364Bが透明パネル362と略同一平面上となり、かつ手前側の遮蔽板364Aにプリントされた情報(絵柄)と同一の情報(絵柄)がプリントされているため、遊技者(遊技実行者)は違和感がない。
遮蔽体364による遮蔽を解除する場合は、遊技者が手前側の遮蔽板364Aを押し込む。この押し込み動作によって、第1の位置に到達すると、前記ボール376が再度圧縮コイルばね374の付勢力で円孔372へ収容され、当該第1の位置で保持される。
以上説明したように本実施の形態では、遊技者の意志により、隣席の遊技者等に見られたくない情報が、LCD313に表示されたとき、簡単な操作で遮蔽体364を突出させることができ(第2の位置)、不要な場合には、収容することができる(第1の位置)。
また、遮蔽状態では、自身の視野が全く遮蔽されることはなく、隣席の遊技者等の視野のみ遮蔽することができるため、視認性が低下することはない。また、LCD313の近傍に配置することができるため、確実に遮蔽効果をあげることができる。
さらに、本実施の形態の付勢力による遮蔽体364の第1の位置及び第2の位置での保持構造を別々の付勢手段(圧縮コイルばね374(第1の位置での保持)、ねじりコイルばね368(第2の位置での保持))としたため、何れかが不良となっても、遮蔽体364が中途半端な位置になることはなく、少なくとも第1の位置又は第2の位置で保持することができる。
なお、ねじりコイルばね368の代わりに、第2の位置において、ボールクリック構造のボール376が収容可能な円孔を天板364Dに設ける構造としてもよい。この場合、遮蔽体364が中途半端な位置になる場合があるが、その分、回転軸部366を所謂蝶番のような簡単な構造とすることができる。
本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。 本実施の形態に係る化粧パネル近傍の斜視図である。 本実施の形態に係り、(A)は化粧パネルの平面図、(B)は化粧パネルの正面図(遮蔽状態)、(C)は化粧パネルの正面図(遮蔽解除状態)である。 遮蔽体を第1の位置で保持するためのボールクリック機構を示す正面断面図であり、(A)が第1の位置、(B)が第2の位置を示す。
符号の説明
300 パチスロ機(遊技機)
312 化粧パネル
313 LCD(表示装置)
314 表示窓
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン
362 透明パネル
364 遮蔽体
364A、364B 遮蔽板
364C 床板
364D 天板
366 回転軸部
366A 筒状回転体
366B 固定軸棒
368 ねじりコイルばね
370 天井部
370A 円溝
372 円孔
374 圧縮コイルばね
376 ボール
378 プレート

Claims (4)

  1. 遊技媒体の投入操作を受けて遊技可能となり、始動操作に基づいて複数の小役、或いは小役の入賞機会を飛躍的に増大させ遊技者に短期間で多くの配当が可能となる遊技を所定回数行なう権利を与える大役、を含む役抽選遊技を実行する共に、前記役抽選遊技に関する情報を適宜、表示装置へ表示する表示制御を実行する遊技機であって、
    少なくとも、前記表示装置の表示面に対して略同一平面上となる第1の位置、及び前記表示装置の表示面に対して遊技者側に突出する第2の位置に保持可能であり、前記第2の位置にあるときを、前記第1の位置にあるときよりも、前記表示装置の表示内容を見ることができる領域を狭めるための遮蔽体を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示装置は、役抽選遊技に関する情報として、前記役抽選遊技における役抽選の結果を表示することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遮蔽体が、前記表示装置の表示面と同一平面となる一対の遮蔽体を具備し、当該一対の遮蔽板が共通の回転軸部から半径方向に互いに所定の挟角で取り付けられ、前記回転軸部を中心とする回転によって、第1の位置及び第2の位置のそれぞれにおいて、何れかの遮蔽板が表示装置と同一平面となるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記遮蔽体は、前記表示装置の両サイドに配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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