JP2007116877A - 小形dc偏平モ─タ - Google Patents
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Abstract
【課題】ヨーク表面の絶縁を不要にするとともに電気的絶縁不良発生の可能性もなくしてモータの信頼性を向上させ、かつヨークの取り付けおよびモータ性能の調整を容易にした小形DC偏平モータを提供することにある。
【解決手段】ロータマグネット7はシャフト9に固定され、シャフト9は軸受に取り付けられている。ロータマグネット7に対面してモータコイル8が配置されている。モータコイル8および電子回路基板5はモータケース6の底部に形成されているハウジングに取り付けられ、モータケース6の底部6aの下側にヨーク2がロータマグネット7に対面するように配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】ロータマグネット7はシャフト9に固定され、シャフト9は軸受に取り付けられている。ロータマグネット7に対面してモータコイル8が配置されている。モータコイル8および電子回路基板5はモータケース6の底部に形成されているハウジングに取り付けられ、モータケース6の底部6aの下側にヨーク2がロータマグネット7に対面するように配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロータに取り付けたマグネットに対し軸方向にモータコイル,ヨークを対面させて構成される小形DC偏平モータに関する。
図5は従来の小形DC偏平モータの基本構成を示す図である。
羽根を外周面に有するロータに取り付けられたロータマグネット32がシャフト(軸)によって図示しない軸受に回転可能に取り付けられている。ロータマグネット32に対面してモータコイル33が配置され、その下にヨーク34が設置されている。ヨーク34は電子回路基板35の上側に配置されている。モータケース31の底部に一体に形成されているハウジング(図示されていない)に軸受部およびステータ部が固定された構造となっており、上記構成により偏平で小形のモータを実現している。
このような配置構成と略同様なモータが特許文献1にも開示されている。
特開平11−266556号公報
羽根を外周面に有するロータに取り付けられたロータマグネット32がシャフト(軸)によって図示しない軸受に回転可能に取り付けられている。ロータマグネット32に対面してモータコイル33が配置され、その下にヨーク34が設置されている。ヨーク34は電子回路基板35の上側に配置されている。モータケース31の底部に一体に形成されているハウジング(図示されていない)に軸受部およびステータ部が固定された構造となっており、上記構成により偏平で小形のモータを実現している。
このような配置構成と略同様なモータが特許文献1にも開示されている。
ところで、従来は、ロータにコキングやスラストをかけるため、図5に示すようにロータマグネット32の相対面位置にあるモータコイル33の下に、珪素鋼板やパーマロイ等の金属ヨーク34を置くことが多い。そのためヨークに電気的接触を防止する絶縁が必要であり、ヨーク表面の絶縁不良による不具合が生じやすいという問題があった。また、ヨークとコイルや基板などとの組立作業に手間が掛かるため、開発設計時にヨーク形状によるモータ性能などの調整が容易ではなかった。
本発明の目的は、上記諸問題を解決するもので、ヨーク表面の絶縁を不要にするとともに電気的絶縁不良発生の可能性もなくしてモータの信頼性を向上させ、かつヨークの取り付けおよびモータ性能の調整を容易にした小形DC偏平モータを提供することにある。
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、ロータに取り付けたマグネットに対し軸方向にモータコイル,ヨークを対面させて構成される小形DC偏平モータにおいて、前記ヨークは、ステータ部分を固定するモータケース底部の外側に配置したことを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において前記モータコイルとヨークの間に電子回路基板およびモータケース底部を挟み、前記マグネット,モータコイルおよびヨークの間で磁気回路を形成することを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1または2記載の発明において前記ヨークは、モータケース底部の外側表面に埋設したことを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において前記モータコイルとヨークの間に電子回路基板およびモータケース底部を挟み、前記マグネット,モータコイルおよびヨークの間で磁気回路を形成することを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1または2記載の発明において前記ヨークは、モータケース底部の外側表面に埋設したことを特徴とする。
上記構成によれば、金属ヨークをコイルから離してモータケースの底面に置いているため、ヨーク表面の絶縁は不要となり、モータの信頼性が向上する。さらにヨークの取り付けも簡単であるため、ヨーク形状によるモータ性能の調整も容易になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明による偏平薄形モータの基本構成を示す図である。
図示しないロータに取り付けられたロータマグネット7はシャフト9に固定され、シャフト9は図示しない軸受に取り付けられている。また、ロータマグネット7に対面してモータコイル8が配置されている。モータコイル8は電子回路基板4の上に配置されている。モータコイル8および電子回路基板5はモータケース6の底部に形成されているハウジング(図示しない)に取り付けられている。
図1は、本発明による偏平薄形モータの基本構成を示す図である。
図示しないロータに取り付けられたロータマグネット7はシャフト9に固定され、シャフト9は図示しない軸受に取り付けられている。また、ロータマグネット7に対面してモータコイル8が配置されている。モータコイル8は電子回路基板4の上に配置されている。モータコイル8および電子回路基板5はモータケース6の底部に形成されているハウジング(図示しない)に取り付けられている。
モータケース6の底部6aの下面にヨーク2がロータマグネット7に対面するように配置されている。ヨーク2はプラスチック材のモータケース6に取り付けられているため、電気的に絶縁処理を行う必要はない。また、モータケース内を組み立てしてからヨーク2を取り付けることができるため、作業は容易で、モータのコキングやスラスト大きさの調整が容易となる。ヨーク2はモータケース6の底部に配置するよりロータマグネット7,モータコイル8から遠くなるが、ロータマグネット7,モータコイル8との間で形成される磁気回路は内部に配置したとき十分な磁力を得ているため、モータケース6の底部6aに配置したとき磁力は少し減少するが、モータ性能に影響が生じるものではない。
図2は、本発明による偏平薄形モータの筐体構造を断面で示した正面図である。
この例は電子回路部品の多くをモータの外のフレキシブル基板に配置したものである。ロータ部15の裏面に固定されたロータマグネット17はシャフト16に固定され、シャフト16は軸受け19に挿入固定されている。ロータマグネット17に対面してモータコイル13が配置され、このモータコイル13とファンケース20の間にフレキシブル基板1のステータ基板部1aが挟まれている。
ステータ基板部1aはモータコイル13を接続するランドを有し、ホール素子3を搭載しており、外部基板部1bにはモータドライバなどのIC5などが搭載されている。
この例は電子回路部品の多くをモータの外のフレキシブル基板に配置したものである。ロータ部15の裏面に固定されたロータマグネット17はシャフト16に固定され、シャフト16は軸受け19に挿入固定されている。ロータマグネット17に対面してモータコイル13が配置され、このモータコイル13とファンケース20の間にフレキシブル基板1のステータ基板部1aが挟まれている。
ステータ基板部1aはモータコイル13を接続するランドを有し、ホール素子3を搭載しており、外部基板部1bにはモータドライバなどのIC5などが搭載されている。
ファンケース20の背面側に凹部20aが設けられており、ヨーク18とファンケース20の背面とが一致するように凹部20aにヨーク18が埋め込まれている。
このようにヨーク18をモータコイルやフレキシブル基板から離してモータケースの底位置に配置することにより上述したようにヨーク表面の絶縁は不要で、モータの信頼性が向上し、ヨークの取り付けも簡単になり、かつ、ロータのコキング角度やスラスト大きさの調整が容易になる。加えてヨーク形状などの変更も容易になる。
このようにヨーク18をモータコイルやフレキシブル基板から離してモータケースの底位置に配置することにより上述したようにヨーク表面の絶縁は不要で、モータの信頼性が向上し、ヨークの取り付けも簡単になり、かつ、ロータのコキング角度やスラスト大きさの調整が容易になる。加えてヨーク形状などの変更も容易になる。
図3は、本発明による偏平薄形モータの実施の形態を断面で示した斜視図、図4は、図3の偏平薄形モータを下面方向から示した斜視図である。モータ筐体の大きさは10mm四方,厚さは2mmであり、フレキシブル基板の長さは33mm,幅は2mmである。
モータの外枠を構成するベンチュリー22の4隅にはモータ固定のための4つの貫通孔22aが形成されている。ロータ部15の外周には複数の羽根26が一体に形成され、裏面にマグネット17が取り付けられている。
モータの外枠を構成するベンチュリー22の4隅にはモータ固定のための4つの貫通孔22aが形成されている。ロータ部15の外周には複数の羽根26が一体に形成され、裏面にマグネット17が取り付けられている。
ベンチュリー22の底部22cに形成されるハウジング22bに軸受19が固定され、軸受19にフレキシブル基板1のステータ基板部1aの孔2aが挿通され、その上に三角形状のモータコイル13が配置される。
ロータ部15はシャフト16に固定され、シャフト16が軸受19に差し込まれて取り付けられる。ヨーク25は3個所に突出部を有するリング形であり、ベンチュリーの底部22cの背面側に埋め込まれている。ヨーク25は底部22cを介してモータコイル13,マグネット17に対面する位置であり、底部22cがプラスチック材であるため、絶縁を施す必要はない。
羽根25の上側に羽根抜け防止リング23が配置され、該リング23の4個所に設けられた係止部が貫通孔22aに係止されている。
ロータ部15はシャフト16に固定され、シャフト16が軸受19に差し込まれて取り付けられる。ヨーク25は3個所に突出部を有するリング形であり、ベンチュリーの底部22cの背面側に埋め込まれている。ヨーク25は底部22cを介してモータコイル13,マグネット17に対面する位置であり、底部22cがプラスチック材であるため、絶縁を施す必要はない。
羽根25の上側に羽根抜け防止リング23が配置され、該リング23の4個所に設けられた係止部が貫通孔22aに係止されている。
以上の実施の形態は、ファンケース(ベンチュリー)の底部にヨークを埋め込む例を示したが、ファンケース背面上に固定しても良い。また、ヨーク形状は3個所に突出部を有するリング形の例を示したが、ロータマグネットおよびモータコトイルの形状,位置に対応してヨークの形状を変えることができる。
ヨークを筐体底部に配置した小形DC偏平モータである。
1 フレキシブル基板
2,18,25,34 ヨーク
3 ホール素子
4,35 電子回路基板
5 IC(モータドライバ)
6,31 モータケース
7,17,32 ロータマグネット
8,13,33 モータコイル
9,16 シャフト
15 ロータ部
19 軸受
20 ファンケース
22 ベンチュリー
23 羽根抜け防止リング
26 羽根部
2,18,25,34 ヨーク
3 ホール素子
4,35 電子回路基板
5 IC(モータドライバ)
6,31 モータケース
7,17,32 ロータマグネット
8,13,33 モータコイル
9,16 シャフト
15 ロータ部
19 軸受
20 ファンケース
22 ベンチュリー
23 羽根抜け防止リング
26 羽根部
Claims (3)
- ロータに取り付けたマグネットに対し軸方向にモータコイル,ヨークを対面させて構成される小形DC偏平モータにおいて、
前記ヨークは、ステータ部分を固定するモータケース底部の外側に配置したことを特徴とする小形DC偏平モータ。 - 前記モータコイルとヨークの間に電子回路基板およびモータケース底部を挟み、前記マグネット,モータコイルおよびヨークの間で磁気回路を形成することを特徴とする請求項1記載の小形DC偏平モータ。
- 前記ヨークは、モータケース底部の外側表面に埋設したことを特徴とする請求項1または2記載の小形DC偏平モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005308532A JP2007116877A (ja) | 2005-10-24 | 2005-10-24 | 小形dc偏平モ─タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005308532A JP2007116877A (ja) | 2005-10-24 | 2005-10-24 | 小形dc偏平モ─タ |
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Family
ID=38098535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005308532A Pending JP2007116877A (ja) | 2005-10-24 | 2005-10-24 | 小形dc偏平モ─タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007116877A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011151899A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Nidec Sankyo Corp | モータ |
JP2013031316A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Minebea Motor Manufacturing Corp | 振動用ブラシレスモータ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216053A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 偏平形電動機 |
JP2001232290A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-08-28 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 小型扁平ブラシレス振動モータ |
-
2005
- 2005-10-24 JP JP2005308532A patent/JP2007116877A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS6216053A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 偏平形電動機 |
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JP2013031316A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Minebea Motor Manufacturing Corp | 振動用ブラシレスモータ |
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