JP2007114505A - 画像取得装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像取得装置において回路を高周波数化、複雑化することなく、高解像度の画像を得る。
【解決手段】レーザビームで試料を走査するレーザ顕微鏡等において、1ラインの走査方向における走査速度の変化に応じてサンプリングクロックSの1周期T0を不等時間間隔に変化させ、クロックパルスの立ち上がり位置Suでサンプリングを行うことでサンプリング幅W0を一定に制御するとともに、デューティー比Rの異なる複数のサンプリングクロックS1〜S4(S)の各々のクロックパルスの立ち下がり位置Sdでサンプリングを行うことで、サンプリング幅W0をほぼ等分に補完する複数のサンプリングを行う。サンプリングクロックS自体の周波数を大きくすることなく、サンプリング数の増加による観察画像の高解像度化を実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像取得技術に関し、特に、対象物の走査によって画像取得を行うレーザ顕微鏡等における、画像データの高解像度化等に適用する有効な技術に関する。
たとえば、レーザ顕微鏡のような走査(スキャン)方式の画像取得では、スキャンニングのタイミングに合わせたサンプリングクロックに基づいて、輝度信号をデジタル画像データに変換し、このデジタル画像データをモニタ等に表示することで観察を行っている。このような画像の高解像度化を行う場合には、一般的に1ラインを走査する間のサンプリングクロックを高速化することで、データサンプリング数を多くする手法がとられている。
また、特許文献1では、あるサンプリングクロックと、このサンプリングクロックに対して位相を常に半分だけずらしたサンプリングクロックを生成し、この二つのサンプリングクロックの各々を2つのA/Dコンバータに個別に入力して、個々のA/Dコンバータから出力される画像データを交互に切り替えて取得する事で、倍の速さのサンプリングクロックを使用したのと同様の高分解能化を実現しようとする方法が開示されている。
特開平9−65115号公報
サンプリングクロックを高速化するためにはそれに伴い、高速化したクロック周波数が必要になる。
しかしながら、クロック周波数を上げる場合には、関連する回路素子の高性能化(ハイスペック化)が必要となると共に、高周波数化に伴い、雑音が増える、各信号の遅延の影響が顕著になる等の問題が出てくる。
また、上述の特許文献1では、サンプリングクロックを複数使用し、サンプリングクロックの位相をずらすことで画像を取得しているが、共振型光スキャナ等による光走査のように走査速度が変化しサンプリング間隔を均一化すべく、サンプリングクロックが不等時間間隔になる場合、単純に位相、タイミングをずらすということを行っても、走査期間内のクロックのすべての間隔の位相を同一にずらすことは難しい。
また、位相のずれたサンプリングクロック毎にA/Dコンバータを2つ設け、1つの光検出器から出る光検出信号を2つのA/Dコンバータで変換するため、個々のA/Dコンバータの特性のばらつきが測定結果に影響することが懸念される。それに加えて、複数のA/DコンバータでA/D変換したデータを高速で切り替えて、各バッファにデータを保存するため、バッファ間の切り替え、転送等に早い処理速度をもつ高性能な回路構成が必要となる。
本発明の目的は、画像取得装置において、回路を高周波数化、複雑化することなく、高解像度の画像を得ることが可能な画像取得技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、画像取得装置において、試料の多様な走査方法に影響されることなく、高解像度の画像を得ることが可能な画像取得技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、
光源と、
前記光源からの集束光を試料上に走査させるための2次元走査手段と、
前記試料からの透過光、蛍光、又は反射光の強度を検出する光検出手段と、
前記光検出手段から出力された前記透過光、蛍光、又は反射光の光強度情報から前記試料の画像情報を得る画像演算手段と、を含む画像取得装置であって、
前記画像演算手段は、
デューティー比の異なる複数のサンプリングクロックを出力するクロック生成手段と、
前記サンプリングクロックに同期して前記光強度情報をデジタル化するアナログ/デジタル変換手段と、
を含む画像取得装置を提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載の画像取得装置において、
前記クロック生成手段は、デューティー比の異なる複数の前記サンプリングクロックを生成するパルス幅変調(PWM)回路を含む画像取得装置を提供する。
本発明の第3の観点は、第1の観点に記載の画像取得装置において、
前記2次元走査手段は、互いに直交する第1および第2走査方向において、前記第1走査方向の同一位置で前記第2走査方向に前記試料を複数回走査し、
前記クロック生成手段は、前記第2走査方向における1回の前記走査の間に、前記2次元走査手段の走査状態に対応して、前記サンプリングクロックの周波数を連続的に変化させる画像取得装置を提供する。
本発明の第4の観点は、第1の観点に記載の画像取得装置において、
前記クロック生成手段は、
駆動クロックにより動作するカウンタと、
前記2次元走査手段における走査速度を反映した走査波形を前記カウンタにより指定されるアドレスに記憶したメモリと、
前記メモリから読み出された値を電圧値に変換するデジタル/アナログ変換器(DAC)と、
前記デジタル/アナログ変換器(DAC)からの電圧値をサンプリングクロックに変換する第1電圧制御発振器(VCO)と、を含み、
前記第1電圧制御発振器(VCO)にて、パルス幅変調(PWM)回路を構成し、前記走査波形の周期に同期してデューティー比の異なる複数の前記サンプリングクロックを生成する画像取得装置を提供する。
本発明の第5の観点は、第4の観点に記載の画像取得装置において、
前記クロック生成手段は、さらに、
前記2次元走査手段からの走査同期信号と、前記カウンタのオーバーフロー信号との位相差を示す位相差信号を出力する位相比較器と、前記位相差信号を直流電圧に変換するループフィルタと、前記ループフィルタから入力される前記直流電圧に応じた周波数の前記駆動クロックを生成する第2電圧制御発振器(VCO)とを含む位相同期回路(PLL)を備え、前記走査同期信号と、前記サンプリングクロックとを同期させる画像取得装置を提供する。
本発明の第6の観点は、第1の観点に記載の画像取得装置において、
前記2次元走査手段は、互いに直交する第1および第2走査方向において、前記第1走査方向の同一位置で前記第2走査方向に前記試料を複数回走査し、
前記クロック生成手段は、前記第2走査方向における複数の前記走査の各々毎に、前記デューティー比の異なる前記サンプリングクロックを切り替えて前記アナログ/デジタル変換手段に入力する画像取得装置を提供する。
本発明の第7の観点は、
光源と、
前記光源からの集束光を試料上に走査させるための2次元走査手段と、
前記試料からの透過光、蛍光、又は反射光の強度を検出する光検出手段と、
前記光検出手段から出力された前記透過光、蛍光、又は反射光の光強度情報から前記試料の画像情報を得る画像演算手段と、を含む画像取得装置の制御方法であって、
前記画像演算手段は、前記光強度情報から前記画像情報を得るためのサンプリングタイミングを決めるサンプリングクロックとして、デューティー比の異なる複数のサンプリングクロックを使用して前記画像情報を得る画像取得装置の制御方法を提供する。
本発明の第8の観点は、第7の観点記載の画像取得装置の制御方法において、
前記2次元走査手段の走査速度の変化に同期して周期が変化する三角波の電圧信号を生成し、前記三角波の1周期の開始点から、当該三角波と閾値電圧との最初の交点までをHレベルの期間とし、残りをLレベルの期間とする矩形波のサンプリングクロックを生成し、
前記閾値電圧を変化させることで、前記サンプリングクロックの、前記1周期に対する前記Hレベルの期間の比であるデューティー比を変化させる画像取得装置の制御方法を提供する。
上記した本発明によれば、光強度情報を画像化するためのタイミングを決めるサンプリングクロックとして、デューティー比の違う複数のサンプリングクロックを用いるので、たとえば、サンプリングクロックの1周期における波形の立ち下がり位置をサンプリングタイミングとして用いる場合、デューティー比の変化に応じて、当該1周期内における波形の立ち下がり位置がずれるため、サンプリングクロック自体を高周波数化することなく、異なるデューティー比の数だけサンプリング数を増やすことが可能になる。
すなわち、スキャンの1ラインに対し、サンプリングクロックにおけるデューティー比の種類倍のサンプリング情報が得られるため、関係回路を必要以上に高速化することなく高解像度の画像を得ることが出来る。
また、互いにデューティー比の異なる複数のサンプリングクロックをPWM回路にて生成することで、容易に、任意のデューティー比のサンプリングクロックを作り出すことができ、関係回路を高速化することなく高解像度の画像を得ることが出来る。
また、2次元走査手段の走査状態(たとえば1走査ライン内における走査速度の変化)に対応して、サンプリングクロックの周波数を連続的に変化させることにより、走査速度等に関係なく走査ライン方向に等間隔にサンプリングを行うことができ、サンプリングデータのサンプリング位置を補正する等の余分な処理が不要となり、高解像度の画像をより簡易に得られるとともに、走査状態の異なる多様な画像取得分野へと応用範囲も広がる。
また、走査速度の変化を示す走査波形を記憶したメモリを、2次元走査手段における走査タイミングに同期したクロックをアドレスとしてアクセスして走査速度のデータを読み出し、このデータをDACで電圧値に変換して、サンプリングクロックを生成するVCOに入力するとともに、VCOでPWM回路を構成することにより、走査ライン内おける走査速度の変化に同期し、デューティー比の異なるサンプリングクロックを容易に生成でき、関係回路を高速化することなく高解像度の画像を得ることが出来る。
また、2次元走査手段からの走査同期信号と、サンプリングクロックとを同期させる為のPLL回路を備えることにより、たとえば、2次元走査手段を構成する共振型光スキャナ等から得られる外部の同期信号を用いて容易にサンプリング同期がとれ、多様な2次元走査手段に容易に応用することが出来る。
本発明によれば、画像取得装置において回路を高周波数化、複雑化することなく、高解像度の画像を得ることが可能となる。
また、画像取得装置において試料の多様な走査方法に影響されることなく、高解像度の画像を得ることが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態であるレーザ顕微鏡の作用の一例を示す線図、図2は、本発明の一実施の形態であるレーザ顕微鏡の構成の一例を示す概念図、図3は、本実施の形態のレーザ顕微鏡の一部をさらに詳細に例示したブロック図である。
図2に例示されるように、本実施の形態1のレーザ顕微鏡は、顕微鏡本体101、試料102が載置されるステージ103、対物レンズ104、レボルバ105、2次元走査機構106、2次元走査駆動制御回路107、焦点移動機構108、ハーフミラー109、ミラー110、レンズ111、ピンホール112、光検出器113およびレーザ光源114を備えている。
また、顕微鏡本体101の外部には、モニタ115、演算部130を備えたコンピュータ116が設けられている。
2次元走査駆動制御回路107は、走査制御線116aを介してコンピュータ116に接続されており、コンピュータ116からの指示に基づいて2次元走査機構106を制御するとともに、後述の走査同期信号(SYNC)等の走査位置情報107aがコンピュータ116に入力される。2次元走査機構106は、たとえばガバノミラーや共振型光スキャナ等で構成される。
本実施の形態では、図2の左右方向をX軸方向(第2走査方向)、上下方向をZ軸方向、紙面に垂直な方向をY軸方向(第1走査方向)とし、2次元走査駆動制御回路107および2次元走査機構106は、XY平面内で、Y軸(走査)方向へのステップ移動と、X軸(走査)方向でのXスキャン範囲Wの1ライン分の連続スキャンとを組み合わせることで、試料102に対するレーザ光114aの走査を行う。
焦点移動機構108は、焦点制御線116bを介してコンピュータ116に接続されており、コンピュータ116からの指示によってレボルバ105を介して対物レンズ104を上下動させ、対物レンズ104によるレーザ光114aの試料102に対するZ軸方向の焦点位置を制御する。
レーザ光源114は、たとえば所定の波長のレーザ光114aを出射する。光検出器113は、レーザ光114aが試料102で反射されることで発生する反射光114bの強度を、電気信号である光検出信号113aに変換するセンサである。
ピンホール112は、レンズ111等の反射光114bの光路の光学系の集光位置に設けられ、この位置に集光しない反射光114bを遮断する。
レーザ光源114から出射されたレーザ光114aは、ミラー110にて反射され、さらに2次元走査機構106を介して、レボルバ105に取り付けられた対物レンズ104を通り、ステージ103上にある試料102に照射される。
この照射されたレーザ光114aは、2次元走査駆動制御回路107により制御された2次元走査機構106により、試料102上をXYに走査する。コンピュータ116からの指示により焦点移動機構108は、このレボルバ105をZ軸方向に移動させ、対物レンズ104と試料102と間の相対距離関係を制御する。なお、対物レンズ104と試料102との相対距離関係を変化させる方法として、ステージ103をZ軸方向に移動させてもよい。
試料102からの反射光114bは、再び対物レンズ104、2次元走査機構106を通り、ハーフミラー109により反射され、レンズ111、ピンホール112を通り、光検出器113に入射する。この光検出器113により得られた光検出信号113aはコンピュータ116内に設けられた演算部130に送られる。この演算部130は、コンピュータ116内でなく、顕微鏡本体101内にあってもよいし、顕微鏡本体101およびコンピュータ116とは別ユニットとして構成されていてもよい。演算部130でのデータの演算結果は、試料102の観察画像としてモニタ115に表示される。
図3は光検出器113からの光検出信号113aを画像化するための演算部130の内部構成の一例を示している。演算部130は、サンプリングクロック生成部117、A/D変換部118、転送ロジック119および演算部メモリ120を備えている。
サンプリングクロック生成部117は、たとえば、走査位置情報107aに同期して、デューティー比Rの異なる複数のサンプリングクロックS(たとえば、後述のサンプリングクロックS1〜サンプリングクロックS4)を出力する。
サンプリングクロックSは、A/D変換部118に入力されることにより、光検出器113からの光検出信号113aを、2次元走査機構106による走査に同期してA/D変換部118でデジタルデータとしてサンプリングするために用いられる。
A/D変換部118は、サンプリングクロック生成部117から入力されるサンプリングクロックSのタイミングにてアナログ値である光検出信号113aの輝度情報をデジタル値に変換し、サンプリングデータ113bとして転送ロジック119に入力する。
転送ロジック119は、2次元走査駆動制御回路107から得られる走査位置情報107aに同期して、A/D変換部118からのサンプリングデータ113bを演算部メモリ120に転送する。演算部メモリ120は、A/D変換部118から到来するサンプリングデータ113bを保存および合成し、一つの画像データを生成する。
図4は、サンプリングクロック生成部117の内部構成例を示している。
本実施の形態のサンプリングクロック生成部117は、カウンタ2、メモリ3、DAC(D/Aコンバータ)4、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)5(第1電圧制御発振器)、カウンタ6、位相比較器7、ループフィルタ8、位相比較器16、ループフィルタ17、VCO(電圧制御発振器)18(第2電圧制御発振器)を含んでいる。
位相比較器16、ループフィルタ17、VCO18、カウンタ2で走査位置情報107a(SYNC)に同期するPLL回路が構成されている。
カウンタ2は、VCO18より出力されるクロック1を受けてカウントアップを行い、あらかじめ決めてある、または設定するXスキャンの1ラインのサンプリングクロック数(この場合、N)でオーバーフローし、初期値に戻って再度カウントアップを始める。また、このオーバーフローのタイミングでパルス2aを発生させる機能を持っている。
メモリ3は、図1に例示される走査波形データを微分して得られる1ライン内の走査速度の変化を示す走査速度波形の、走査位置をアドレスとし、当該位置に対応する走査速度値を記憶し、カウンタ2により指定されたアドレスのデータ(走査速度値)をDAC4に出力する。
DAC4はメモリ3より入力された速度データを、参照電圧端子VREFに入力される直流電圧8aをフルスケールとする電圧値4aに変換し、VCO5に出力する。
VCO5は、DAC4より入力された電圧値4aと、設定するしきい値電圧VとでサンプリングクロックSを生成、出力し、カウンタ2のオーバーフローのタイミングで、このサンプリングクロックSのデューティー比R(Duty ratio:矩形波のHighパルス側の比率)を、しきい値電圧Vを可変することで切り替える。
また、カウンタ6は、VCO5から出力されるサンプリングクロックSのクロック発生数をカウントし、規定の値ごとにパルス6aを発生させ、位相比較器7に入力する。
位相比較器7は、パルス6aとして入力されるカウンタ6の出力とカウンタ2のオーバーフロー時の出力のタイミングを、位相差信号7aとしてループフィルタ8へと出力する。ループフィルタ8は位相比較器7からの位相差信号7aを直流電圧8aとしてDAC4の参照端子VREFに入力して、DAC4の電圧値4aを制御する。
また、本実施の形態では、上述のように、カウンタ2がオーバーフローするタイミングにて出力されるパルス2aと、外部からのSYNC信号(例えば、走査位置情報107aに含まれ、2次元走査機構106の内部にある、Xスキャナが、1ライン走査するごとに発生させる同期信号等)を同期させるPLL回路を構成している。
位相比較器16は位相比較器7と同様の動きにて、外部からのSYNC信号と、カウンタ2がオーバーフローするタイミングのパルス2aとの位相差を示す位相差信号16aをH/Lとしてループフィルタ17に出力する。
ループフィルタ17は位相比較器16からの位相差信号16aを積分し、平滑化し、交流成分を除去して、直流電圧17aとしてVCO18に入力する。VCO18は、ループフィルタ17からの直流電圧17aを受け、クロック1を生成し、カウンタ2へ入力する。
これにより、カウンタ2は、PLL回路の分周器として機能し、SYNC信号の1周期当たりに、設定値N個のパルスをもつクロック1を出力することになる。
図5に本実施の形態のサンプリングクロック生成部117を構成するVCO5の構成の一例を示す。
本実施の形態のVCO5は、可変電流源9、キャパシタ10、スイッチ11、コンパレータ12、加算器13、DAC(デジタル/アナログコンバータ)14、コンパレータ15を含んでいる。
可変電流源9は、DAC4からの入力される電圧値に応じて出力する電流を変化させる。この可変電流源9はキャパシタ10へと電流を流す。
キャパシタ10は可変電流源9からの電流値とその流れる時間に比例した電荷を溜める。
コンパレータ12は、キャパシタ10の電圧が、上限VTHになった場合にスイッチ11をONとし、下限の接地電位GNDとなった場合にスイッチ11をOFFとすることでキャパシタ10の充放電を制御し、三角波11aを生成する。
加算器13は、しきい値電圧V(本実施の形態の場合、しきい値電圧V1〜V4の4段階)を設定する動作を行う。すなわち、加算器13は、固定値、又は設定値にてあらかじめ決めてある加算数Xをカウンタ2からのパルス2aのタイミングにて加算する。この加算数Xは、例えば本実施の形態のように、ディップスイッチ等により数値を設定しておく
。この設定値はソフトウェア上から設定できてもよいし、設定ボタンを設けこれにより切換えられるような構成としてもよい。
加算数Xの値は加算器13のbit数が決める最大値を、等分割出来る値であり、かつ
、サンプリングクロックSの種類の回数だけ加算したら加算器13がオーバーフローし、初期値に戻るような値に設定する。この加算器13からの出力をDAC14に出力し、しきい値電圧としてコンパレータ15に出力する。
このときDAC14は、加算器13と入力側のデジタルデータのbit数を合わせることでDAC14の最大電圧を等分割し、コンパレータ15に出力することとなる。
コンパレータ15は、キャパシタ10を充放電することで生成された三角波11aと、DAC14からのしきい値電圧Vとを比較し、PWM(Pulse width modulation:パルス幅変調)回路として矩形波のサンプリングクロックSを生成する。
また、VCO5ではコンパレータ15の出力をF−V(Frequency to V
oltage)変換し、局所的にフイードバックをかける構成としてもよい。
本実施の形態の作用の一例を説明する。
図4のサンプリングクロック生成部117は次のように動作する。VCO18から出力されるクロック1を駆動クロックとしたカウンタ2がカウントアップを行い、メモリ3のアドレスを順々に指定する。メモリ3はあらかじめ走査速度波形をアドレスにデータとして記憶しており、カウンタ2がクロック1のタイミングで指定するアドレス(すなわちXスキャン方向での位置)のデータ(走査速度)をDAC4に出力する。DAC4はVREF(直流電圧8a)にて指定されたゲインにてメモリ3の波形を電圧値4aとしてVCO5に出力する。
VCO5は後述する作用によりサンプリングクロックSを生成するが、このサンプリングクロックSの1クロックの周期T0はDAC4から入力される電圧値4a(Xスキャン方向の走査速度)により変化する。これにより、走査速度が変化しても、周期T0に対応したサンプリング間隔W0は一定となる。
計算値にてXスキャン方向の1ラインのサンプリング数と合わせることも可能だが、温度変化などで素子の定数が変化することも考えられる。このため本実施の形態では、VCO5の出力クロック数をカウンタ6によりカウントし、カウンタ2で設定しているX方向
を1ラインスキャンするときのサンプリングクロック数ごとに、パルス6aを発生させるようにする。このパルス6aと、カウンタ2がオーバーフローした時に発生するパルス2aの二つのタイミングを位相比較器7に入力する。本実施の形態の位相比較器7は、入力信号A、Bの位相を比較し、遅れ、進みに応じて、H/Lを位相差信号7aとして出力する。ループフィルタ8では、位相差信号7aのH/Lを受け、この位相差信号7aを内部にて積分し、平滑化して交流成分を除去し、直流成分(直流電圧8a)として出力する。ループフィルタ8の出力である直流電圧8aは二つのパルス2aとパルス6aのタイミングが同じになるような値に安定し、DAC4のVREFを制御する。このような構成により、メモリ3の波形の1周期中(Xスキャン方向の1走査期間)に、サンプリングクロックSの数が決められた数となるように制御している。
また、カウンタ2がオーバーフローする時間は、当該カウンタ2を分周器とするPLL回路がXスキャンを1ラインするためのサンプリングクロックSを発生させる時間となる
ため、このタイミングを外部、例えば実際の2次元走査機構106のXスキャナが1ラインを走査する時間SYNC(走査位置情報107a)と、PLL回路にて同期させる。
本実施の形態では、SYNCおよびパルス2aの二つの入力を位相比較器16により比較し、位相差信号16aを発生させ、ループフィルタ17により直流電圧17aにしてVCO18へ入力する。ループフィルタ17の出力(直流電圧17a)はAの信号(SYNC)がBの信号(パルス2a)よりも早ければ上昇し、また、遅ければ下降することで、VCO18から出力されるクロック1の周波数を制御し、位相比較器16の入力であるAとBの信号の同期が取れる値にて安定する。
VCO18はループフィルタ17の出力(直流電圧17a)を受け、直流電圧17aに応じた周波数の、カウンタ2を動作させるクロック1を生成する。このクロック1の周波数を制御して、サンプリングクロック生成部117の速さを制御する。このようにPLL回路の動作速度を調整することで、外部からのSYNC信号とサンプリングクロックSの同期を取ることが出来る。
図5のVCO5の内部では、次のようにしてサンプリングクロックSを生成する。DAC4からの出力信号(走査速度に比例した電圧値4a)にて変化する可変電流源9がキャパシタ10に電流を流すと、流した電流値と時間の経過によりキャパシタ10に溜まる電荷が増加する。このため、キャパシタ10の電圧値は、走査速度に比例して流れる電流値に応じたある傾きを持って増加する。このキャパシタ10の電圧値をコンパレータ12にて上限VTHおよび接地電位(GND)とコンパレートする。上限VTHを超えた時に放電用のスイッチ11をONし、端子をGNDと接続することで、キャパシタ10に溜まった電荷を短い時間で放出させる。キャパシタ10の電圧は一気に下がりGNDに達した時点でスイッチ11がOFFとなる。これによりキャパシタ10が電荷を再度溜めはじめる。これを繰返し、のこぎり波のような三角波11aを作る。また、この三角波11aの波形はキャパシタ10から電荷を放出させる速さを回路構成により調節する事で、上昇と下降の傾きが同じな三角波等としてもよい。
しきい値電圧Vについては、本実施の形態では、値を可変しやすいよう、加算器13を用いて構成している。ディップスイッチ等により設定した加算数Xを加算していき、その
値をDAC14にて受け、電圧値に変換して出力し、しきい値電圧Vとする。
キャパシタ10の充放電より生成された三角波11aを、このしきい値電圧Vにてコンパレータ15でコンパレートすることで、三角波11aとしきい値電圧Vとで定まるデューティー比Rを有するサンプリングクロックSを生成する。
すなわち、三角波11aの1周期T0の開始点から、当該三角波11aと閾値電圧Vとの最初の交点までをHレベルの期間(T1)とし、残りをLレベルの期間とする矩形波のサンプリングクロックSを生成する。そして閾値電圧Vを変化させることで、サンプリングクロックSの、1周期T0に対するHレベルの期間(T1)の比であるデューティー比Rを変化させる。
前述したように、サンプリングクロックSのメモリ3の走査波形分の変化の周期と、Xスキャンの1ライン周期は同期を取っているため、1ライン分のサンプリングクロックSが出力されたところで、カウンタ2からのパルス2aが入力される。このパルス2aにより加算器13での加算が行われ、しきい値電圧Vが変化するので、次のサイクルのサンプリングクロックSのデューティー比だけが切り替わる。また、加算器13の代わりにカウンタを使用してこのカウンタ値をDAC14に入力し、カウンタのパルスのタイミングでカウントアップする事でしきい値電圧Vを可変させる等としてもよい。
このような構成により、サンプリングクロックSの周波数変化にも影響されずにデューティー比Rを変化させる事が出来る。
図1を用いて実際の2次元走査機構106のXYスキャナの動きと関連付け、4種類のサンプリングクロックS(サンプリングクロックS1〜サンプリングクロックS4)を使用してX方向のスキャンを行う場合のVCO5の動作例を説明する。
図1の波形はXスキャナの走査波形であり、縦軸はスキャナの走査位置、横軸は経過時
間となっている。波形が等間隔の距離動いた時間を、サンプリングするタイミング(サンプリングクロックSの1周期のHighパルスの立ち上がり位置Su)として下向きの矢印にて示しているが、不等時間間隔になっていることがわかる。すなわち、図1の例では、Xスキャン範囲W内において、走査開始端から徐々に走査速度は増加し、中央部で最大となり、走査終了端に向かって減速している。メモリ3に設定される走査波形は、このXスキャン範囲W内における走査速度分布を示す波形(この場合、図1の走査波形の微分波形)が設定される。
デューティー比Rは、サンプリングクロックSの1周期の矩形波のHighパルスの幅T1と、1周期T0との比率(T1/T0)である。
図1の三角波11aは、VCO5内の、コンパレータ15に入力される三角波11aである。また、Vl〜V4は加算器13、DAC14により出力される、可変のしきい値電圧Vであり、またサンプリングクロックS1〜S4は、しきい値電圧Vl〜V4の各々をしきい値電圧Vとして、図1の三角波をコンパレータ15によりコンパレートして生成したサンプリングクロックSである。
まず、Y走査方向のある位置でXスキャンを行う。このとき、しきい値電圧VはVlの
電圧値となり、コンパレータ15は、サンプリングクロックS1を出力し、このサンプリングクロックS1の個々の周期のHighパルスの、立ち上がり位置Suおよび立ち下がり位置SdのタイミングでXスキャンのサンプリングを行う。
Xスキャンが終わった時点で、カウンタ2からパルス2aが加算器13に入力されるた
め、このタイミングで設定した加算数Xを加算し、しきい値をV2に切り替える。2次元
走査駆動制御回路107は、Y走査方向はそのままの位置で、Xスキャンを再度行う。コ
ンパレータ15からは、前回のサンプリングクロックS1とはデューティー比Rが異なるサンプリングクロックS2が出力され、これを用いてこのXスキャンのサンプリングを行う。
この時、サンプリングクロックS2はサンプリングクロックS1とはデューティー比Rが異なるため、サンプリングクロックS2の個々のパルス周期で、立ち下がり位置Sdは、サンプリングクロックS1とはずれた位置になる。ただし、サンプリング幅W0に対応した1周期T0の立ち上がり位置Suのサンプリングタイミングは変わらない。
また、前述の動作と同様に、スキャンが終わった時点で、カウンタ2からのパルスが入力され、このタイミングでしきい値がV3に変化し、サンプリングクロックもS3へと切り替わる。さらにY走査方向が同位置で、Xスキャンを行い、このスキャンをサンプリン
グする。この動作をしきい値電圧V4のサンプリングクロックS4まで繰り返す。
サンプリングクロックS4にてサンプリングが終わった時点で、カウンタ2からのパルス2aが入力されると、VCO5内の加算器13、DAC14はオーバーフローし、初期値であるVlへとしきい値が変化する。これにより、コンパレータ15の出力もサンプリングクロックS1へと戻る。走査位置はY方向に1ステップ分だけ移動し、次のY走査位置でXスキャンを開始する。
このようにしてデューティー比RをXが1ラインスキャンするタイミングごとに合わせて任意に可変したサンプリングクロックS(サンプリングクロックS1〜S4)を生成する事が出来る。
すなわち、Xスキャン範囲Wは、カウンタ2の設定値Nで等分されるサンプリング幅W0毎に、サンプリングクロックSの立ち上がり位置Suでサンプリングされ、さらに、このサンプリング幅W0を、異なるデューティー比Rに対応した立ち下がり位置Sdで等分するように補完してサンプリングされることになる。
以上のような構成にて生成したサンプリングクロックSを使用して、2次元走査駆動制御回路107により制御された2次元走査機構106は、Y走査方向の同一位置を、使用するサンプリングクロックSの数だけ複数回X方向にスキャンする。
このとき、それぞれのスキャンに合わせて、前述にて記載したように、サンプリングクロック生成部117内部にてしきい値電圧Vを切り替え、デューティー比Rの異なるサンプリングクロックS1〜S4を生成する。このデューティー比の違うサンプリングクロックS1〜S4を使用してA/D変換部118がサンプリングデータ113bを取得し、スキャンのタイミング(SYNC)に合わせ、転送ロジック119が一時保管メモリを持つ演算部メモリ120へデータを転送する。
これにより、Y走査方向の座標が同じで、X走査方向に、デューティー比R(立ち下が
り位置Sd)の相違によって等間隔の距離づつずれた複数枚の画像データができあがる。これを演算部メモリ120にて1画素づつ順番に組み合わせる事で、各々のXスキャンラインで、サンプリング幅W0(立ち上がり位置Su)に対応した各画素の間を均等な間隔で補完したようなサンプリングデータが得られ、この分多くの情報を持った高解像度の画像が出来上がる。
また、演算部メモリ20にて、得たサンプリングデータをそのまま合成し、組み合わせる事も出来、この場合には、転送ロジック119は不要となる。データの転送や、組み合わせを行う時間としては、X走査方向の1ラインごとでもよいし、ある一定値のデータが溜まった時点でもよい。
本実施の形態のような方法にて試料102の画像のサンプリングデータを取得すれば、図1の例のように、走査速度の変化に応じて等間隔のサンプリング位置(サンプリング幅W0)を設定すべく個々の1周期の長さが異なる不等時間間隔のサンプリングクロックSを用いる場合において、デューティー比Rの異なる複数のサンプリングクロックS1〜S4を使用したサンプリングが可能であるとともに、デューティー比Rの相違によって、クロックパルスの立ち下がり位置Sdを変化させることで、不等時間間隔の各サンプリングクロック(サンプリング幅W0)の間を、ほぼ等間隔に補完することが出来る。この為、たとえばサンプリングクロック生成部117、転送ロジック119等の関係回路を高周波数化することなく高解像度のデータを得る事が出来る。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、サンプリングクロック生成部117や転送ロジック119等の回路を高周波数化することなく、試料102の観察画像の高解像度化が行える。これにより、ハイスペックの高価な回路素子や、複雑な回路設計を必要とせず、安価に試料102の観察画像の高解像度化を実現することができ、低コストで高性能のレーザ顕微鏡を実現することが出来る。
また、サンプリングクロック生成部117のVCO5においては、DAC14から出力されるアナログ電圧によりしきい値電圧Vを順次自動に変化させ、デューティー比Rの異なる複数のサンプリングクロックS1〜S4を生成する構成としているため、複数のサンプリングクロックを切り替えるロジック等を必要としない。このため、素子の切換え、データの切換え等のためにサンプリングクロックの生成回路の複雑化を招かなくて済む。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態であるレーザ顕微鏡の作用の一例を示す線図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ顕微鏡の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ顕微鏡の一部をさらに詳細に例示したブロック図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ顕微鏡におけるサンプリングクロック生成部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態であるレーザ顕微鏡におけるサンプリングクロック生成部を構成するVCOの構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 クロック
2 カウンタ
2a パルス信号
3 メモリ
4 DAC
4a 電圧値
5 VCO
6 カウンタ
6a パルス
7 位相比較器
7a 位相差信号
8 ループフィルタ
8a 直流電圧
9 可変電流源
10 キャパシタ
11 スイッチ
11a 三角波
12 コンパレータ
13 加算器
14 DAC
15 コンパレータ
16 位相比較器
16a 位相差信号
17 ループフィルタ
17a 直流電圧
18 VCO
20 演算部メモリ
101 顕微鏡本体
102 試料
103 ステージ
104 対物レンズ
105 レボルバ
106 2次元走査機構
107 2次元走査駆動制御回路
107a 走査位置情報
108 焦点移動機構
109 ハーフミラー
110 ミラー
111 レンズ
112 ピンホール
113 光検出器
113a 光検出信号
113b サンプリングデータ
114 レーザ光源
114a レーザ光
114b 反射光
115 モニタ
116 コンピュータ
116a 走査制御線
116b 焦点制御線
117 サンプリングクロック生成部
118 A/D変換部
119 転送ロジック
120 演算部メモリ
130 演算部
R デューティー比
S(S1〜S4) サンプリングクロック
Sd 立ち下がり位置
Su 立ち上がり位置
T0 1周期
T1 Highパルスの幅
V(V1〜V4) しきい値電圧
W Xスキャン範囲
W0 サンプリング幅

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源からの集束光を試料上に走査させるための2次元走査手段と、
    前記試料からの透過光、蛍光、又は反射光の強度を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段から出力された前記透過光、蛍光、又は反射光の光強度情報から前記試料の画像情報を得る画像演算手段と、を含む画像取得装置であって、
    前記画像演算手段は、
    デューティー比の異なる複数のサンプリングクロックを出力するクロック生成手段と、
    前記サンプリングクロックに同期して前記光強度情報をデジタル化するアナログ/デジタル変換手段と、
    を含むことを特徴とする画像取得装置。
  2. 請求項1記載の画像取得装置において、
    前記クロック生成手段は、デューティー比の異なる複数の前記サンプリングクロックを生成するパルス幅変調(PWM)回路を含むことを特徴とする画像取得装置。
  3. 請求項1記載の画像取得装置において、
    前記2次元走査手段は、互いに直交する第1および第2走査方向において、前記第1走査方向の同一位置で前記第2走査方向に前記試料を複数回走査し、
    前記クロック生成手段は、前記第2走査方向における1回の前記走査の間に、前記2次元走査手段の走査状態に対応して、前記サンプリングクロックの周波数を連続的に変化させることを特徴とする画像取得装置。
  4. 請求項1記載の画像取得装置において、
    前記クロック生成手段は、
    駆動クロックにより動作するカウンタと、
    前記2次元走査手段における走査速度を反映した走査波形を前記カウンタにより指定されるアドレスに記憶したメモリと、
    前記メモリから読み出された値を電圧値に変換するデジタル/アナログ変換器(DAC)と、
    前記デジタル/アナログ変換器(DAC)からの電圧値をサンプリングクロックに変換する第1電圧制御発振器(VCO)と、を含み、
    前記第1電圧制御発振器(VCO)にて、パルス幅変調(PWM)回路を構成し、前記走査波形の周期に同期してデューティー比の異なる複数の前記サンプリングクロックを生成することを特徴とする画像取得装置。
  5. 請求項4記載の画像取得装置において、
    前記クロック生成手段は、さらに、
    前記2次元走査手段からの走査同期信号と、前記カウンタのオーバーフロー信号との位相差を示す位相差信号を出力する位相比較器と、前記位相差信号を直流電圧に変換するループフィルタと、前記ループフィルタから入力される前記直流電圧に応じた周波数の前記駆動クロックを生成する第2電圧制御発振器(VCO)とを含む位相同期回路(PLL)を備え、前記走査同期信号と、前記サンプリングクロックとを同期させることを特徴とする画像取得装置。
  6. 請求項1記載の画像取得装置において、
    前記2次元走査手段は、互いに直交する第1および第2走査方向において、前記第1走査方向の同一位置で前記第2走査方向に前記試料を複数回走査し、
    前記クロック生成手段は、前記第2走査方向における複数の前記走査の各々毎に、前記デューティー比の異なる前記サンプリングクロックを切り替えて前記アナログ/デジタル変換手段に入力することを特徴とする画像取得装置。
  7. 光源と、
    前記光源からの集束光を試料上に走査させるための2次元走査手段と、
    前記試料からの透過光、蛍光、又は反射光の強度を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段から出力された前記透過光、蛍光、又は反射光の光強度情報から前記試料の画像情報を得る画像演算手段と、を含む画像取得装置の制御方法であって、
    前記画像演算手段は、前記光強度情報から前記画像情報を得るためのサンプリングタイミングを決めるサンプリングクロックとして、デューティー比の異なる複数のサンプリングクロックを使用して前記画像情報を得ることを特徴とする画像取得装置の制御方法。
  8. 請求項7記載の画像取得装置の制御方法において、
    前記2次元走査手段の走査速度の変化に同期して周期が変化する三角波の電圧信号を生成し、前記三角波の1周期の開始点から、当該三角波と閾値電圧との最初の交点までをHレベルの期間とし、残りをLレベルの期間とする矩形波のサンプリングクロックを生成し、
    前記閾値電圧を変化させることで、前記サンプリングクロックの、前記1周期に対する前記Hレベルの期間の比であるデューティー比を変化させることを特徴とする画像取得装置の制御方法。

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