JP2007114265A - 画像読取装置およびこの装置が採用された画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置およびこの装置が採用された画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学系の部材への粉塵の付着を確実に防止することにより画像の正確な読み取りを確保した上で、装置内の温度の上昇を抑えることを可能とする。
【解決手段】光源ランプ411からの光を原稿の原稿面に照射することにより光学的に走査して原稿画像を読み取るように構成された本発明に係る画像読取装置20であり、光源ランプ411を含む読取ユニット40やCCDユニット50等の原稿画像読み取り用の部材を内装する筐体30内には、内部の空気を循環させることのみによって当該筐体30内に冷却処理を施す冷却機構60が備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源からの光を原稿の原稿面に照射することにより光学的に走査して原稿画像を読み取るように構成された画像読取装置およびこの装置が採用された画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような画像形成装置に適用される冷却装置が知られている。この冷却装置は、画像形成装置に付設された、主に光学系の部材を組み合わせて原稿画像を読み取るべく構成された画像読取装置の冷却処理に関するものであり、強制的な冷却処理を施すことによって原稿面に光を照射する光源からの熱により画像読取装置内の温度が異常に上昇するのを防止するようになされている。
前記冷却装置は、原稿面を走査するべく装置内で原稿面に沿って移動する前記光源を搭載した走査装置の静止位置近傍に冷却ファンを配置し、この冷却ファンの駆動で外気を装置内に取り入れ、当該外気を装置内で縦断させた後に外部へ排気することにより画像読取装置内を冷却するように構成されている。
特開平8−179676号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷却装置は、外気を画像読取装置内に取り入れるようになされているため、精密機械であって特に粉塵の存在を嫌う装置内の各種の光学系の部材が、多くの粉塵の浮遊する汚れた外気に曝されることになる。
そして、光学系の部材が汚れた外気に曝されると、光源からの原稿面での反射光をさらに光路に沿うように反射させるミラーや、ミラーによって反射された光を集光する各種のレンズ、さらにはレンズによって集光された光を電気信号に変換する撮像素子等に粉塵が付着し、これによって画像を正確に読み取ることができなくなるという問題点が発生する。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、光学系の部材への粉塵の付着を確実に防止することにより画像の正確な読み取りを確保した上で、装置内の温度の上昇を抑えることを可能とした画像読取装置およびこの装置が採用された画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、光源からの光を原稿の原稿面に照射することにより光学的に走査して原稿画像を読み取るように構成された画像読取装置であって、前記光源を含む原稿画像読み取り用の部材を内装する筐体が設けられ、前記筐体内には、筐体内の空気を循環させることのみによって当該筐体内に冷却処理を施す冷却機構が備えられていることを特徴とする画像読取装置である。
かかる構成によれば、光源を含む原稿画像読み取り用の各種の部材が内装された画像読取装置の筐体内に冷却処理を施す冷却機構は、筐体内の空気を循環させることのみによって当該筐体内を冷却するようにしているため、原稿画像読み取り用の各種の部材が外気に同伴して侵入した粉塵によって汚染されるような不都合の発生が確実に防止され、これによって原稿画像が常に正確に読み取られる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記冷却機構は、前記筐体内に据え付けられた空気を循環させるファン装置と、前記循環空気を筐体外で流通させるべく筐体の外部に延設された外部ダクトとを備えて構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、ファン装置を駆動することにより筐体内で循環気流が発生し、この循環気流は、筐体外に延設された外部ダクト内を流通するため、この外部ダクトにおいて内部の暖まった空気と外気との熱交換が行われ、この熱交換されて冷やされた空気が筐体内に循環されることで筐体内部が効果的に冷却処理される。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記外部ダクトには、表面から外方に向かって突設された放熱フィンが設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、外部ダクトに突設された放熱フィンによって外部ダクトの放熱面積が大きくなっているため、その分外部ダクト内を流通する空気の冷却効果が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明において、前記外部ダクト内には、循環する空気中の粉塵を除去するフィルタが設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、外部ダクト内を流通する空気は、たとえ粉塵が含まれていても、この粉塵が当該外部ダクト内に設けられたフィルタによって除去されるため、筐体内で外部ダクトを介して循環している空気は、ほとんど粉塵の存在しない清浄なものになる。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明において、前記外部ダクトを水冷する水冷構造が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、外部ダクト内を流通する空気は、水冷構造によって相手側が外気である場合より熱交換効率の高い水と熱交換されるため、外気との熱交換に比べてより効率的に冷却される。
請求項6記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の発明において、前記原稿画像読み取り用の部材は、前記光源から照射された光を所定の光路に沿うように反射させる所定枚数のミラーと、これらのミラーおよび前記光源が装着された枠体と、この枠体を走査のために移動させる移動機構と、前記ミラーによって反射された光を受光して集光するレンズユニットと、このレンズユニットが集光した光を電気信号に変換する撮像素子とを備えて構成され、前記ファン装置は、前記枠体の移動路および前記光路と干渉しない位置に設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、移動機構の駆動で枠体を移動させることにより、枠体に装着された光源からの光は、原稿面で反射されたのち複数のミラーによって所定の光路に沿うように反射され、レンズユニットで集光されたのち撮像素子へ入力されここで電気信号に変換される。
そして、このような原稿画像読取用の各種の部材が内装されてなる筐体内において、ファン装置は、枠体の移動経路および光源からの光の光路と干渉しない位置に設けられているため、ファン装置が枠体の移動および光源からの光の進行を阻止して原稿画像の読み取りが行い得なくなるような不都合は生じない。
請求項7記載の発明は、請求項記載の発明において、前記ファン装置は、前記レンズユニットの側方位置に設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、レンズユニットは枠体の進行方向と直交する幅寸法を短く抑えることが可能であり、その側部には相当の空間が確保されるため、ファン装置は、移動してきた枠体との干渉が避けられる。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、前記筐体を囲繞する外装カバー体が設けられ、前記外装カバー体には、外部と連通した開口が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、外装カバー体の存在で画像読取装置の外観視の形状をデザイン的に優れたものにし得るとともに、外装カバー体に設けられた開口を介して外装対内に外気が導入されるため、筐体内の空気は開口を介して外装カバー体内に導入された外気と熱交換される。
請求項9記載の発明は、光源からの光を原稿の原稿面に照射することにより光学的に走査して原稿画像を読み取るとともに、この読み取った画像情報に基づいて画像を形成するように構成された画像形成装置であって、原稿画像を読み取るべく請求項1乃至8に記載の画像読取装置が採用されていることを特徴とする画像形成装置である。
かかる構成によれば、画像形成装置は、請求項1乃至8に記載された画像読取装置の有する優れた作用効果、すなわち温度の上昇を抑えた上で正確に画像を読み取ることができるという作用効果を備えたものになり、これによって適正に画像形成処理を施し得るものになる。
請求項1記載の発明によれば、光源を含む原稿画像読み取り用の各種の部材が内装された画像読取装置の筐体内に冷却処理を施す冷却機構は、筐体内の空気を循環させることのみによって当該筐体内を冷却するようにしているため、原稿画像読み取り用の各種の部材が外気に同伴して侵入した粉塵によって汚染されるような不都合の発生を確実に防止することができ、これによって原稿画像を常に正確に読み取ることができる。
請求項2記載の発明によれば、外部ダクトにおいて内部の暖まった空気と外気との熱交換が行われるため、この熱交換されて冷やされた空気が筐体内に循環されることで筐体内部を効果的に冷却することができる。
請求項3記載の発明によれば、外部ダクトに突設された放熱フィンによって外部ダクトの放熱面積が大きくなっているため、その分外部ダクト内を流通する空気の冷却効果を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、外部ダクト内には、循環する空気中の粉塵を除去するフィルタが設けられているため、外部ダクト内を流通する空気は、たとえ粉塵が含まれていても、この粉塵が当該外部ダクト内に設けられたフィルタによって除去され、これによって筐体内で外部ダクトを介して循環している空気をほとんど粉塵の存在しない清浄なものにすることができる。
請求項5記載の発明によれば、外部ダクトを水冷する水冷構造が設けられているため、外部ダクト内を流通する空気は、水冷構造によって相手側が外気である場合より熱交換効率の高い水と熱交換され、これによって筐体内の空気を外気と熱交換する場合と比べてより効率的に冷却することができる。
請求項6記載の発明によれば、ファン装置は、枠体の移動経路および光源からの光の光路と干渉しない位置に設けられているため、ファン装置が枠体の移動および光源からの光の進行を阻止して原稿画像の読み取りが行い得なくなるような不都合の発生を回避することができる。
請求項7記載の発明によれば、ファン装置は、レンズユニットの側方位置に設けられているため、レンズユニットは枠体の進行方向と直交する幅寸法を短く抑えることが可能であり、移動してきた枠体との干渉をさけることができる。
請求項8記載の発明によれば、筐体を囲繞する外装カバー体が設けられ、この外装カバー体には外部と連通した開口が設けられているため、外装カバー体の存在で画像読取装置の外観視の形状をデザイン的に優れたものにし得るとともに、外装カバー体に設けられた開口を介して外装対内に外気が導入されるため、筐体内の空気を開口を介して外装カバー体内に導入された外気と熱交換させることができる。
請求項9記載の発明によれば、画像形成装置には、原稿画像を読み取るべく請求項1乃至8に記載の画像読取装置が採用されているため、画像形成装置は、請求項1乃至8に記載された画像読取装置の有する優れた作用効果、すなわち温度の上昇を抑えた上で正確に画像を読み取ることができるという作用効果を備えたものになり、これによって適正に画像形成処理を施すことができる。
まず、本発明に係る画像読取装置が適用された本発明に係る画像形成装置について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の概要を示す説明図である。図1に示すように、画像形成装置10は、複写機として使用されるものであり、胴内排紙型と称される箱形を呈した装置本体11と、この装置本体11の上部に設けられた、原稿画像を読み取る画像読取部16とを備えた基本構成を有している。前記画像読取部16は、扁平な箱形を呈した外装カバー体17の内部に画像読取装置20が装着されるとともに、外装カバー体17の上部に原稿自動供給装置18が取り付けられることによって構成されている。
一方、前記装置本体11には、画像読取装置20によって読み取られた原稿の画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、用紙に転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙を貯留する用紙貯留部14とが内装されている。装置本体11の頂部には、排出された定着処理後の用紙Pを受ける胴内排紙トレイ151を備えた排紙部15が設けられている。
前記原稿自動供給装置18は、画像読取装置20の上面開口に嵌め込まれたコンタクトガラス31を覆う原稿押えカバー181と、この原稿押えカバー181の図1における左方上部に形成された原稿送り込み部182と、この原稿送り込み部182の図1における右面から斜めに先上がりで突設された給紙トレイ183とを備えて構成されている。
前記原稿押えカバー181は、コンタクトガラス31上に載置されたブック原稿などを押さえるものであり、コンタクトガラス31を介して当該原稿面の画像が画像読取装置20によって読み取られるようになっている。かかる原稿押えカバー181は、装置本体上面の一側辺(図1の場合は紙面の裏側)に設けられた所定の軸回りに正逆回動して開閉可能になっている。
前記原稿送り込み部182は、給紙トレイ183に載置された原稿束から原稿の1枚ずつを繰り出させてコンタクトガラス31上に供給し、画像読取装置20による原稿面の読み取りに供するようになされている。原稿面の読み取りが完了した原稿は、原稿押えカバー181上に排出されるようになっている。画像読取部16で読み取られた原稿の画像情報は、電気信号に変換された状態で画像形成部12へ向けて出力されるようになっている。
かかる画像読取部16の適所には、原稿読み取りや複写処理等に関する処理条件を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。この操作パネルには、図略の表示パネルやテンキー、さらにはスタートボタン、モード切換えキー等が設けられている。
前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙にトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右側)から下流側へ向けて順次配設されたマゼンタ用ユニット12Mと、シアン用ユニット12Cと、イエロー用ユニット12Yと、ブラック用ユニット12Kとが備えられている。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121および現像装置122がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム121は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置122からトナーの供給を受けるようになっている。各現像装置122には、装置本体11の前面側(図1の紙面の表側)に配設された図略のトナーカートリッジからトナーが補給されるようになっている。
各感光体ドラム121の直下位置には帯電器123がそれぞれ設けられているとともに、各帯電器123のさらに下方位置には露光装置124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、前記帯電器123によって周面が一様に帯電され、画像読取部16で入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射されることにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成されるようになっている。かかる静電潜像に現像装置122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
各感光体ドラム121の上方位置には、当該各感光体ドラム121に当接するように駆動ローラ125aおよび従動ローラ125b間に張設された転写ベルト125が設けられている。この転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ125cによって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラと従動ローラとの間を周回するようになっている。
従って、転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の転写が行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエローのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、これによって転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写されることになる。
そして、各感光体ドラム121の図1における左方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置126が設けられている。クリーニング装置126によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電器123へ向かうことになる。
クリーニング装置126で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収され、貯留されるようになっている。
画像形成部12の図1における左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14からの用紙がこの搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125へ向けて搬送されるようになっている。かかる用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した第2転写ローラ113が設けられ、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125と第2転写ローラ113とに押圧挟持されることによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写されるようになっている。
そして、転写ベルト125の図1における右端部には、当該転写ベルト125の表面に残留した残留トナーを除去する図略の転写ベルト用クリーニング装置が設けられ、用紙Pへの転写処理が完了した転写ベルト125は、表面の残留トナーがこの転写ベルト用クリーニング装置によって取り除かれ清浄化された状態で次の転写処理へ向けて周回されるようになっている。
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部に加熱源である通電発熱体を備えた定着ローラ131と、図1における左方でこの定着ローラ131と対向配置された加圧ローラ132とを備えて構成されている。そして、用紙搬送路111を介して画像形成部12から導出された転写処理済の用紙Pは、これら定着ローラ131および加圧ローラ132間に押圧挟持されつつ定着ローラ131により加熱される熱処理でトナー画像が定着され、用紙上に安定した状態のカラー画像が形成されるようになっている。
定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の頂部に設けられた胴内排紙トレイ151へ向けて排出されることになる。
前記用紙貯留部14は、装置本体11における露光装置124の下方位置に挿脱自在に装着された用紙トレイ141を有している。用紙トレイ141には用紙束が貯留されるようになっている。そして、用紙トレイ141に貯留された用紙束からピックアップローラ142の駆動で用紙Pが1枚ずつ繰り出され、用紙搬送路111を通って画像形成部12へ導入されるようになっている。
前記画像読取装置20は、箱形を呈した筐体30と、この筐体30に図1における左右方向に向けて正逆移動可能に内装され、かつ、原稿面に光を照射してその反射光を得る読取ユニット40と、この読取ユニット40からの反射光を集光して画像データとして取り込むCCDユニット50と、筐体30内に冷却処理を施す冷却機構60とを備えた基本構成を有している。
前記筐体30は、画像読取部16の外装カバー体17に沿って収納され得るように外観形状が設定されている。かかる筐体30の上面中央部には、矩形状を呈した大きな開口が設けられ、この開口に原稿を載置するためのコンタクトガラス31が嵌め込まれている。このコンタクトガラス31は、画像読取装置20が外装カバー体17内に装着された状態で、当該外装カバー体17の上面に設けられた開口に臨むように設置位置が設定されている。
前記読取ユニット40は、図1における左端部から若干右方に寄った位置(ホームポジション)を起点として右方に向けて往動することによりコンタクトガラス31上に載置された原稿の原稿面を走査した後に復動してホームポジションに戻るようになっている。このような読取ユニット40は、原稿面に向けて光を照射する光源を支持した光源枠体41と、この光源枠体41からの光の原稿面での反射光を光路に沿うように反射させるミラーを支持したミラー枠体42とを備えて構成されている。
前記光源枠体41は、読取ユニット40の移動方向と直交する水平方向に延びた長尺の光源ランプ411と、この光源ランプ411を焦点位置とした状態で光源ランプ411の下部に平行に設けられた長尺の凹面鏡412と、前記光源ランプ411からの光の原稿画面からの反射光を図1における左方に向けて反射させる第1ミラー413とを支持している。
前記ミラー枠体42は、光源枠体41の図1における左方に設けられ、上端位置が光源枠体41の上端位置と略同一レベルに設定されている一方、下端位置が光源枠体41の下端位置より下方に突出して上下方向に長尺に設定されている。かかるミラー枠体42は、前記第1ミラー413が反射した光を下方に向けて反射する第2ミラー421と、この第2ミラー421の下方で対向配置され当該第2ミラー421が反射した光を図1における右方に向けて反射する第3ミラー422とを備えている。
そして、第3ミラー422が反射した光は、CCDユニット50に入力され、ここで光の信号が電気信号に変換された上で電気信号のアナログ量が画像情報としてのディジタル量に変換されるようになっている。
前記光源枠体41とミラー枠体42とは、図略の駆動手段の駆動によって互いに連係しながら異なる移動速度で移動するようになっている。具体的には、光源枠体41は、ミラー枠体42の2倍の速度で移動し、読取ユニット40が図1に実線で示すホームポジションに位置している状態でも、図1に二点鎖線で示す任意の位置に移動した状態でも、第1ミラー413から第2ミラー421および第3ミラー422を介してCCDユニット50へ到達する光路の距離は一定とされ、これによって読取ユニット40がいずれの位置に位置した状態でも原稿面からの反射光が同一条件でCCDユニット50へ入力されるようになっている。
前記CCDユニット50は、複数枚のレンズが組み合わされて形成したレンズユニット51と、このレンズユニット51の図1における右方位置に対向配置されたイメージセンサとして機能するCCD(charge coupled device、撮像素子)52とを備えて構成されている。前記レンズユニット51は、光源ランプ411からの光の反射光を集光するためのものであり、前記CCD52は、レンズユニット51から入力された光の強弱をディジタル量としての電気信号に変換するものである。
そして、CCD52でディジタル量の電気信号に変換された原稿の画像情報は、一旦所定の記憶装置に記憶された後、前記画像形成部12の露光装置124へ向けて出力され、露光装置124は、このディジタル情報に基づき感光体ドラム121へ向けて原稿画像に対応した強弱を有する光を照射するようになっている。
前記冷却機構60は、筐体30内が光源ランプ411の発熱によって高温環境になるのを押さえるべく筐体30内の雰囲気に対して冷却処理を施すものである。以下、かかる冷却機構60について図2および図3を基に詳細に説明する。
図2は、画像読取装置20の一実施形態を概念的に示す一部切り欠き斜視図であり、読取ユニット40がホームポジションに位置した状態を示している。また、図3は、図2における外部ダクト62の筐体30に対する接続状態を説明するための部分拡大斜視図である。なお、図2および図3において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
まず、図2に示すように、画像読取装置20は、有底の扁平な箱形を呈した前記筐体30内に読取ユニット40およびCCDユニット50が内装されとともに、内外に冷却機構60が装着されることによって構成されている。筐体30の天板には、大きな矩形状を呈する開口が設けられ、この開口にコンタクトガラス31が嵌め込まれている。
前記読取ユニット40は、ホームポジションが筐体30内におけるコンタクトガラス31直下の左方位置に設定され、ここを起点として右方へ向かって往動しつつコンタクトガラス31を介して原稿の画像を走査した後、ホームポジションへ向かって復動するようになされている。
前記CCDユニット50は、筐体30の底板の右部に据え付けられ、読取ユニット40の内の光源枠体41が筐体30内の右端部にまで移動しても干渉しないように扁平に形成されている。因みに、読取ユニット40の内のミラー枠体42については、第3ミラー422(図1)が水平方向でCCDユニット50と対向しなければならない関係上、下端部が光源枠体41より下方に突出している。
前記冷却機構60は、筐体30内に据え付けられる送風機(ファン装置)61と、筐体30外に付設される外部ダクト62とを備えて構成されている。前記送風機61は、円筒状を呈したハウジング611と、このハウジング611内に同心で装着された軸回りに回転可能な回転ファン612と、この回転ファン612を回転駆動する駆動モータ613とからなっている。かかる送風機61は、ハウジング611の開口が左右方向を向いた状態で筐体30内におけるCCDユニット50の後方位置の底板32上に据え付けられ、駆動モータ613の駆動による回転ファン612の回転によって筐体30内の空気を筐体30内の後方位置において右方から左方に向けて移動させるようになっている。
なお、送風機61がCCDユニット50の後方位置に設けられる理由は以下のとおりである。すなわち、CCDユニット50の前後の位置には、光源枠体41の移動と干渉し合わない広い空間が存在し、しかも、この位置を起点として左右方向に延びた空気を流通させ得る空間が形成されているため、筐体30内で空気を循環させるにはこの位置に送風機61を据え付けることが好都合だからである。
前記外部ダクト62は、筐体30の左側板33に固定されている。かかる外部ダクト62は、平面視でU字状に形成された断面形状が矩形状を呈するダクト本体621と、このダクト本体621の外周面から外方に向けて突設された複数枚の放熱フィン622と、前記ダクト本体621の両端部に形成されたフランジ623とを備えて構成されている。
前記ダクト本体621は、前後寸法が筐体30の左側板33のそれより若干短めに設定され、両端部がそれぞれ右方に向かって直角に折り曲げられ、これによって両端部の開口が右方に向いた状態になっている。前記一対のフランジ623は、このようなダクト本体621の両端部に設けられている。
一方、筐体30の左側板33には、図3に示すように、ダクト本体621の両端部の開口に対応した位置にそれぞれ角孔331が穿設されているとともに、左側板33における各角孔331の四隅部に対応した位置にはネジ孔332がそれぞれ螺設されている。これに対し、前記各フランジ623には、前記ネジ孔332と対向する位置に貫通孔624が穿設され、ダクト本体621の各端面を対応した角孔331にそれぞれ対向させた状態でビスBを各貫通孔624に差し通した上で各ネジ孔332に螺着して締結することにより、外部ダクト62が筐体30の左側板33に固定されるようになっている。
前記放熱フィン622は、本実施形態においては、矩形状に形成されているが、放熱フィン622が矩形状であることに限定されるものではなく、状況に応じて円形や楕円形あるいはその他の異形に設定することができる。
そして、このような外部ダクト62は、本実施形態においては、合成樹脂製の射出成型品によって形成されているが、本発明は、外部ダクト62が合成樹脂製のものであることに限定されるものではなく、金属製であってもよい。特に外部ダクト62を金属製とすれば、金属は伝熱効率が合成樹脂より優れているため、外部ダクト62の内部を流通する空気と外気との間の熱交換がより効率的に行われる。
また、ダクト本体621の適所には、フィルタ部材63を装着するための装着孔625が穿設され、この装着孔625を介してフィルタ部材63をダクト本体621内に対し挿脱し得るようになっている。前記フィルタ部材63は、矩形状を呈したフィルタ支持枠631と、このフィルタ支持枠631に支持された繊維体や不織布、さらには活性炭等の所定の濾過材を備えてなるフィルタ632とから構成され、装着孔625を介してダクト本体621内に差し込まれた状態でフィルタ632がダクト本体621内に位置するように寸法設定されている。
かかるフィルタ部材63が外部ダクト62に装着されることにより、ダクト本体621内を流通する空気中の粉塵がフィルタ632に捕捉されるため、筐体30内の環境をより清浄なものにすることができる。
このように構成された画像読取装置20は、図2に二点鎖線で示すように、外装カバー体17によって覆われているのであるが、外装カバー体17における前記外部ダクト62と対応した部分には、外装カバー体17内に外気を出入りさせるための所定個数の開口171が設けられ、この開口171を介して外気が外装カバー体17内に対して出入りし得るようになっている。従って、外部ダクト62内を流通する空気は、これらの開口171から外装カバー体17内に導入された外気と熱交換されることになる。
図4は、冷却機構60の作用を説明するための画像読取装置20の平面視の概略断面図である。なお、図4におけるXおよびYによる方向表示は、図2の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
図4に示すように、筐体30の底板32上におけるレンズユニット51の側部に据え付けられた冷却機構60の駆動モータ613を駆動すると、ハウジング611内の回転ファン612が軸心回りに駆動回転し、これによって送風機61の右方の空気がハウジング611内を通って左方へ向けて吹き出され、これによる空気流が筐体30内に生成される。
この空気流は、図4に矢印で示すように、筐体30内の後方位置を左方に向かって流通し、読取ユニット40を貫通した後に後方の角孔331を通ってダクト本体621内に導入され、このダクト本体621内を貫流した後、前方のコンタクトガラス31を介して筐体30内へ戻され、今度は筐体30内の前方位置を右方に向かって流通した後、筐体30の右壁に沿って後方へ向かい、送風機61へ戻され、以後、このルートに沿って筐体30内を循環することになる。
そして、この循環気流は、光源ランプ411を通過するときに当該光源ランプ411からの熱を奪って昇温し、外部ダクト62内を流通するときに放熱フィン622を介して開口171から外装カバー体17内に入り込んだ外気と熱交換されて冷却され、引き続き筐体30に戻される。従って、送風機61の駆動で筐体30内に循環気流が生成されている限り光源ランプ411から輻射された熱は、常に循環気流によって持ち去られることになるため、筐体30内が異常な高温になることが確実に防止される。
以上詳述したように、本発明に係る画像読取装置20は、光源ランプ411からの光を原稿の原稿面に照射することにより光学的に走査して原稿画像を読み取るように構成されたものであり、光源ランプ411を含む読取ユニット40やCCDユニット50等の原稿画像読み取り用の部材を内装する筐体30内には、内部の空気を循環させることのみによって当該筐体30内に冷却処理を施す冷却機構60が備えられているため、光源ランプ411を含む原稿画像読み取り用の各種の部材が内装された画像読取装置20の筐体30内に冷却処理を施す冷却機構60は、筐体30内の空気を循環させることのみによって当該筐体30内が冷却され、原稿画像読み取り用の各種の部材が外気に同伴して侵入した粉塵によって汚染されるような不都合の発生を確実に防止することができ、これによって原稿画像を常に正確に読み取ることができる。
そして、上記の実施形態においては、冷却機構60として、筐体30内に据え付けられた空気を循環させる送風機61と、循環空気を筐体30外で流通させるべく筐体30の外部に延設された外部ダクト62とを採用したため、送風機61を駆動することにより筐体30内で循環気流が発生し、この循環気流は、筐体30外に延設された外部ダクト62内を流通するため、この外部ダクト62において内部の暖まった空気と外気との熱交換が行われるため、この熱交換されて冷やされた空気が筐体30内に循環されることで筐体30内部を効果的に冷却することができる。
また、外部ダクト62には、表面から外方に向かって突設された放熱フィン622が設けられているため、この外部ダクト62に突設された放熱フィン622によって外部ダクト62の放熱面積を大きくすることができ、その分外部ダクト62内を流通する空気の冷却効果を向上させることができる。
さらに、外部ダクト62内には、循環する空気中の粉塵を除去するフィルタ部材63が設けられているため、粉塵を含んだ外気が入り込む余地のない外部ダクト62内を流通する空気中にたとえ粉塵が含まれていても、この粉塵が当該外部ダクト62内に設けられたフィルタ部材63によって除去され、これによって筐体30内で外部ダクト62を介して循環している空気をほとんど粉塵の存在しない清浄なものにすることができる。
また、上記の実施形態においては、送風機61は、読取ユニット40の光源枠体41およびミラー枠体42の移動路および光路と干渉しない位置であるレンズユニット51の側方位置に設けられているため、送風機61は、移動してきた読取ユニット40との干渉をさけることができる。
加えて、筐体30を囲繞する外装カバー体17が設けられ、この外装カバー体17には、外部と連通した開口171が設けられているため、外装カバー体17の存在で画像読取装置の外観視の形状をデザイン的に優れたものにし得るとともに、外装カバー体17に設けられた開口171を介して外装対内に外気が導入されるため、筐体30内の空気を開口171を介して外装カバー体17内に導入された外気と熱交換させることができる。
そして、本発明に係る画像形成装置10は、このように構成された画像読取装置20を備えてなるものであるため、画像読取装置20の有する優れた作用効果、すなわち温度の上昇を抑えた上で正確に画像を読み取ることができるという作用効果を備えたものになり、これによって適正に画像形成処理を施すことができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、本発明に係る画像読取装置20が適用される画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置10が複写機であることに限定されるものではなく、画像情報を遠隔地へ電送するファクシミリ装置や画像情報を読み取ってコンピュータ等へ取り込ませるスキャナー等、画像読取装置20が採用される装置であればどのようなものであってもよい。
(2)上記の実施形態において、外装カバー体17の開口171に第2の送風機を配設し、外装カバー体17内に外気を強制的に導入するようにしてもよい。こうすることによって、外装カバー体17内には常に冷たい外気が存在することになるため、外部ダクト62内を流通する空気をより効率的に冷却処理することができる。
(3)上記の実施形態において、冷却機構として送風機61に代えて冷凍機を採用してもよい。冷凍機としては、専用のものを筐体30に隣設してもよいし、近傍に冷凍機を使用した設備(空調装置や冷蔵庫等)が存在する場合には、これらの設備から冷気を供給させるようにし、この冷気との間接的な熱交換によって筐体30内を冷却するようにすればよい。
(4)上記の実施形態においては、ダクト本体621に放熱フィン622が設けられているが、本発明は、ダクト本体621に放熱フィン622を設けることに限定されるものではなく、ダクト本体621が十分に長尺である場合や、蛇行状態で配設されている場合など、特に放熱フィン622を設けなくてもよい。
(5)図5は、冷却機構の他の実施形態を示す平面視の説明図であり、(イ)は、外部ダクト62′が筐体30の後方側面に設けられた第2実施形態の冷却機構60′、(ロ)は、外部ダクト62″が水冷される第3実施形態の冷却機構60″をそれぞれ示している。なお、図5におけるXおよびYによる方向表示は、図2の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず、図5の(イ)に示す第2実施形態の冷却機構60′は、外部ダクト62′が筐体30の後方側壁に設けられているとともに、送風機61が外部ダクト62′の左側端部内において光源枠体41と対向配置されている点、および外部ダクト62′が先の実施形態より長尺であるため熱交換効率が先の実施形態のものより優れている点が期待されて外部ダクト62′に放熱フィンが設けられていない点が先の実施形態と相違している。その他の点は先の実施形態のものと同様である。
第2実施形態の冷却機構60′によれば、送風機61が光源枠体41の後面と対向配置され、これによって光源枠体41へ向けて吹き付けられた空気は、当該光源枠体41の長手方向に沿った状態で流通するため、光源ランプ411からの熱がより効率的に取り除かれる。
また、外部ダクト62′には放熱フィンが設けられていないため、その分外部ダクト62′の製造コストの低減化に貢献することができる。
ついで、図5の(ロ)に示す第3実施形態の冷却機構60″は、外部ダクト62″の中央部に蛇行ダクト626が採用されているとともに、この蛇行ダクト626が筐体30の後方側壁に沿って配置された冷却水槽64の水中に水没されている点が第2実施形態の冷却機構60′と相違している。その他の点は、第2実施形態のものと同様である。
第3実施形態の冷却機構60″によれば、蛇行ダクト626は、その長さ寸法が非常に長くなっているため冷却水槽64内の水との接触面積が非常に大きくなっており、従って、蛇行ダクト626内を流通する空気は、水と効率的に熱交換されるため、結果として筐体30内をより効果的に冷却処理することができる。
因みに、図5の(イ)に示す第2実施形態の冷却機構60′において、外部ダクト62′を冷却水槽64内の水中に水没させてもよいし、逆に図5の(ロ)に示す第3実施形態の冷却機構60″において、蛇行ダクト626を水没させることなく空気中に曝してもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態の概要を示す説明図である。 画像読取装置の一実施形態を概念的に示す一部切り欠き斜視図であり、読取ユニットがホームポジションに位置した状態を示している。 図2における外部ダクトの筐体に対する接続状態を説明するための部分拡大斜視図である。 冷却機構の作用を説明するための画像読取装置の平面視の概略断面図である。 冷却機構の他の実施形態を示す平面視の説明図であり、(イ)は、外部ダクトが筐体の後方側面に設けられた第2実施形態の冷却機構、(ロ)は、外部ダクトが水冷される第3実施形態の冷却機構をそれぞれ示している。
符号の説明
10 画像形成装置 11 装置本体
111 用紙搬送路 112 搬送ローラ対
113 転写ローラ 114 排紙搬送路
12 画像形成部 12C シアン用ユニット
12K ブラック用ユニット 12M マゼンタ用ユニット
12Y イエロー用ユニット 121 感光体ドラム
122 現像装置 123 帯電器
124 露光装置 125 転写ベルト
125a 駆動ローラ 125b 従動ローラ
125c 転写ローラ 126 クリーニング装置
13 定着部 131 定着ローラ
132 加圧ローラ 14 用紙貯留部
141 用紙トレイ 142 ピックアップローラ
15 排紙部 151 胴内排紙トレイ
16 画像読取部 17 外装カバー体
171 開口 18 原稿自動供給装置
181 原稿押えカバー 182 原稿送り込み部
183 給紙トレイ 20 画像読取装置
30 筐体 31 コンタクトガラス
32 底板 33 左側板
331 角孔 332 ネジ孔
40 読取ユニット 41 光源枠体
411 光源ランプ 412 凹面鏡
413 第1ミラー 42 ミラー枠体
421 第2ミラー 422 第3ミラー
51 レンズユニット 60 冷却機構
61 送風機(ファン装置) 611 ハウジング
612 回転ファン 613 駆動モータ
62 外部ダクト 621 ダクト本体
622 放熱フィン 623 フランジ
624 貫通孔 625 装着孔
626 蛇行ダクト 63 フィルタ部材
631 フィルタ支持枠 632 フィルタ
64 冷却水槽 B ビス
P 用紙

Claims (9)

  1. 光源からの光を原稿の原稿面に照射することにより光学的に走査して原稿画像を読み取るように構成された画像読取装置であって、
    前記光源を含む原稿画像読み取り用の部材を内装する筐体が設けられ、
    前記筐体内には、筐体内の空気を循環させることのみによって当該筐体内に冷却処理を施す冷却機構が備えられていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記冷却機構は、前記筐体内に据え付けられた空気を循環させるファン装置と、前記循環空気を筐体外で流通させるべく筐体の外部に延設された外部ダクトとを備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記外部ダクトには、表面から外方に向かって突設された放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記外部ダクト内には、循環する空気中の粉塵を除去するフィルタが設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の画像読取装置。
  5. 前記外部ダクトを水冷する水冷構造が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿画像読み取り用の部材は、前記光源から照射された光を所定の光路に沿うように反射させる所定枚数のミラーと、これらのミラーおよび前記光源が装着された枠体と、この枠体を走査のために移動させる移動機構と、前記ミラーによって反射された光を受光して集光するレンズユニットと、このレンズユニットが集光した光を電気信号に変換する撮像素子とを備えて構成され、
    前記ファン装置は、前記枠体の移動路および前記光路と干渉しない位置に設けられていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記ファン装置は、前記レンズユニットの側方位置に設けられていることを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  8. 前記筐体を囲繞する外装カバー体が設けられ、前記外装カバー体には、外部と連通した開口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 光源からの光を原稿の原稿面に照射することにより光学的に走査して原稿画像を読み取るとともに、この読み取った画像情報に基づいて画像を形成するように構成された画像形成装置であって、原稿画像を読み取るべく請求項1乃至8に記載の画像読取装置が採用されていることを特徴とする画像形成装置。
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