JP2007113763A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮機が発生するトルク変動等による振動や騒音を軽減するために高い減衰性能を有する減衰機構を持つ動力伝達装置を提供する。
【解決手段】動力伝達装置(10)は、駆動源からの回転駆動力が伝達される回転可能な回転部(1)と、一方で前記回転部に接続し、他方で被駆動装置の回転軸(4)に接続する接続部(2,3)とを具備する。前記回転部は、周方向に配置される第1の凹凸部(101)を具備し、前記接続部は、周方向に配置される第2の凹凸部(201)を具備する。前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部が嵌合することにより、前記回転部と前記接続部は接続する。前記第2の凹凸部は、弾性を有する材料により形成される。更に前記第2の凹凸部には、孔又は空隙(201a,201b,201c)が形成されることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】動力伝達装置(10)は、駆動源からの回転駆動力が伝達される回転可能な回転部(1)と、一方で前記回転部に接続し、他方で被駆動装置の回転軸(4)に接続する接続部(2,3)とを具備する。前記回転部は、周方向に配置される第1の凹凸部(101)を具備し、前記接続部は、周方向に配置される第2の凹凸部(201)を具備する。前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部が嵌合することにより、前記回転部と前記接続部は接続する。前記第2の凹凸部は、弾性を有する材料により形成される。更に前記第2の凹凸部には、孔又は空隙(201a,201b,201c)が形成されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、動力伝達装置に係り、より特別には、エンジン等の外部動力源から、ベルト等を介して運転される車両用カーエアコンの圧縮機に組み込まれて使用されるのに好適である。
車両用カーエアコンの冷媒圧縮機は、エンジン等の外部動力源から、ベルト、プーリ等を介して駆動されるが、エンジンと圧縮機の接続を切り離すために、電磁クラッチがそれらの間に挿入されても良い。しかし、電磁クラッチを挿入しなければ、コストダウンになるため電磁クラッチが省略されることも少なくない。この場合、エンジン等の外部動力源から、ベルト等を介して運転されるカーエアコン用の圧縮機の動力伝達装置として、圧縮機が焼き付いた際にベルト切れ等の不具合を回避するためのトルクリミッタ(動力遮断部材)を有する動力伝達装置が使用されることが多い。
このような動力伝達装置には、トルクリミッタとして、動力伝達経路の一部を螺子接合とし、圧縮機が焼き付いた際の過大なトルクにより、前記螺子接合部に発生する過大な軸力を利用するものがある(例えば、特許文献1参照)。このように、圧縮機に動力を伝達する従来の動力伝達装置で、圧縮機が焼き付きを起こした際に動力伝達のためのベルト切れ等の不具合を回避するために動力遮断装置(トルクリミッタ)が設置されている。トルクリミッタ式動力伝達装置は、圧縮機が焼き付いた際に発生する過大なトルクにより、動力遮断部材の一部を破断することで、動力伝達経路を断つ機能を有する。
一方、例えば、エンジン等の外部動力源から、ベルト等を介して運転されるカーエアコン用の圧縮機は、トルク変動による振動や騒音を発生する。この様な振動は、ボルト等の締結部分を緩めたり、関連する装置に繰り返し応力を作用する場合がある。更には、振動や騒音は、周囲環境や作業環境に悪影響を及ぼす。具体的には、カーエアコンの圧縮機の場合において、この様な振動や騒音は、乗員に不快感を与える。
動力伝達装置はその構造上、振動や騒音に対してある程度の減衰機能を持たせることができる。図17に、圧縮機に動力を伝達する従来の動力伝達装置の一例を示す。図17は、従来例の動力伝達装置50の正面図である。この従来例の動力伝達装置50では、プーリ1に凹凸形状の嵌合部である凹凸部101を備え、ハブ2にも弾性部材からなる凹凸形状の凹凸部201を備え、双方の凹凸部101及び201を軸方向から嵌合させることで、凹凸部101,201が噛み合い、動力を伝達する構造である。この動力伝達装置50は、主として弾性部材からなる円筒形状の円筒部203のダンパー作用によりトルク変動を減衰する構造であるが、円筒部203の耐久性を向上させるために円筒部203の捩じりバネ定数をアップさせると、減衰特性が悪化するという問題がある。また、減衰特性を向上するべく、捩じりバネ定数を低下させると、円筒部203のトルク変動による耐久性が低下し、円筒部203が破壊してしまうという問題がある。
この様に、動力伝達装置に振動や騒音に対する減衰機能を向上させようとした場合、耐久性が低下してしまう等の問題があるため、従来の動力伝達装置では、減衰機能を向上させることができなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、圧縮機が発生するトルク変動等による振動や騒音を軽減するために、高い減衰性能を有する減衰機構を持つ動力伝達装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、圧縮機が発生するトルク変動等による振動や騒音を軽減するために、高い減衰性能を有する減衰機構を持つ動力伝達装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の形態では、動力伝達装置(10)は、上述した目的を達成するために、駆動源からの回転駆動力が伝達される回転可能な回転部(1)と、一方で前記回転部に接続し、他方で被駆動装置の回転軸(4)に接続する接続部(2,3)とを具備する。前記回転部は、周方向に配置される第1の凹凸部(101)を具備し、前記接続部は、周方向に配置される第2の凹凸部(201)を具備する。前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部が嵌合することにより、前記回転部と前記接続部は接続する。前記第2の凹凸部は、弾性を有する材料により形成される。更に前記第2の凹凸部には、孔又は空隙(201a,201b,201c)が形成されることを特徴とする。
この様に構成することにより、弾性のある第2の凹凸部に孔又は空隙を設置することにより、第2の凹凸部の捩じりバネ定数を低下させることで、耐久性を大きく損なうことなく総合捩じりバネ定数を低下させて、高い減衰性能の減衰機構を有する動力伝達装置を提供する。これにより、エンジン等の外部動力源から、ベルト等を介して運転されるカーエアコン用の圧縮機等が発生するトルク変動による振動や騒音を効果的に軽減できる。
本発明の請求項2に記載の形態では、上記請求項1に記載の形態において、前記接続部(2,3)は、前記回転部と被駆動装置の回転軸(4)との間の過大トルクの伝達を遮断する動力遮断部材(3)と、一方で前記回転部に接続し、他方で前記動力遮断部材に接続するハブ(2)とを具備する。動力遮断部材(3)は、前記回転軸に結合して一体で回転可能である。前記第2の凹凸部(201)は、前記ハブに設けられることを特徴とする。
本形態によれば、動力伝達装置は、動力遮断機能を有して、例えば圧縮機等の被駆動装置がロックした場合等において、動力遮断部材が作動することにより、駆動装置等、関連する装置が破損することを防止する。
本形態によれば、動力伝達装置は、動力遮断機能を有して、例えば圧縮機等の被駆動装置がロックした場合等において、動力遮断部材が作動することにより、駆動装置等、関連する装置が破損することを防止する。
本発明の請求項3に記載の形態では、上記請求項2に記載の形態において、前記ハブは、前記第2の凹凸部にその半径方向内側で一体に接続するように形成される円筒部(203)を更に具備する。前記円筒部は弾性を有する材料により形成されることを特徴とする。
本形態によれば、耐久性を有すると共に、振動等の減衰性能を向上させる。
本形態によれば、耐久性を有すると共に、振動等の減衰性能を向上させる。
本発明の請求項4に記載の形態では、上記請求項1から3に記載の形態のいずれか一項において、前記第2の凹凸部に形成された前記孔又は空隙は、前記第2の凹凸部を貫通することを特徴とする。
本形態によれば、第2の凹凸部に形成された前記孔又は空隙が貫通していることにより、接続部脱落防止のための部品を容易に取り付けられる等の付加的機能が期待できる。
本形態によれば、第2の凹凸部に形成された前記孔又は空隙が貫通していることにより、接続部脱落防止のための部品を容易に取り付けられる等の付加的機能が期待できる。
本発明の請求項5に記載の形態では、上記請求項4に記載の形態において、前記孔又は空隙に連結部材(9)が挿入して、前記連結部材により、前記回転部と前記第2の凹凸部を連結することを特徴とする。
本形態によれば、動力遮断部材が作動した場合等において、弾性部材からなる接続部が破壊して回転部から脱落してしまう可能性があるが、連結部材により第2の凹凸部を回転部に連結することにより第2の凹凸部の脱落防止が可能である。
本形態によれば、動力遮断部材が作動した場合等において、弾性部材からなる接続部が破壊して回転部から脱落してしまう可能性があるが、連結部材により第2の凹凸部を回転部に連結することにより第2の凹凸部の脱落防止が可能である。
本発明の請求項6に記載の形態では、上記請求項5に記載の形態において、前記連結部材は、前記円筒部が破断した場合においても、前記回転部と前記第2の凹凸部を連結することを特徴とする。
本形態によれば、請求項5に記載の形態と同様に、第2の凹凸部が破断した場合でも、連結部材が接続部を回転部に連結することを確保するので、第2の凹凸部の脱落防止が可能である。
本形態によれば、請求項5に記載の形態と同様に、第2の凹凸部が破断した場合でも、連結部材が接続部を回転部に連結することを確保するので、第2の凹凸部の脱落防止が可能である。
本発明の請求項7に記載の形態では、上記請求項4に記載の形態において、環状のプレ−ト(9)が更に具備する。前記プレートは、間に前記第2の凹凸部を挟んで前記回転部に対向する側に配置されており、前記プレートから伸張する伸張部(9a)が前記孔又は空隙を通過して、前記回転部に接続することを特徴とする。
本形態によれば、プレートを具備することにより、請求項5に記載の形態と同様に、第2の凹凸部の脱落防止が可能である別の形態を開示する。
本形態によれば、プレートを具備することにより、請求項5に記載の形態と同様に、第2の凹凸部の脱落防止が可能である別の形態を開示する。
本発明の請求項8に記載の形態では、上記請求項1から7に記載の形態のいずれか一項において、被駆動装置としての車両用カーエアコンの圧縮機に連結されることを特徴とする。
本形態によれば、本発明の用途をより具体化する形態を開示する。
本形態によれば、本発明の用途をより具体化する形態を開示する。
上記の本発明の説明において、カッコ()内の記号又は数字は、以下に示す実施の形態との対応を示すために添付される。
以下、図面に基づいて本発明に係わる動力伝達装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る動力伝達装置の第1の実施の形態の図解的側正面図を示しており、図2は図1の側断面図である。図3は図1の凹凸部の拡大図であり、図4は矢視4から見た図3の側面図である。図1から4の要素部分の符号は、図17の従来例の動力伝達装置50の同様な要素部分の符号に対応している。
図1に示す本発明の第1の実施の形態の動力伝達装置10は、車両用カーエアコンに使用されており、エンジン等の外部駆動源の回転力をカーエアコンの圧縮機に伝達するための装置であり、動力遮断部材(トルクリミッタ)3を具備する。動力伝達装置10において、外部からの回転動力が図示されていないベルト等を介してプーリ1に伝達され、プーリの凹凸部101(請求項における第1の凹凸部)に、ハブ2の外周に設置された弾性部材からなる、凹凸部201(請求項における第2の凹凸部)が嵌合することによりハブ2のインナーハブ204に動力伝達される。図1から分るように、プーリの凹凸部101及びハブの凹凸部201は共に径方向に凹凸している。プーリ側凹凸部101とハブ側凹凸部201は例えば、お互いに対応する複数の凹凸により嵌合する構成であって良い。動力は更にハブ2から動力遮断部材3に伝達されるが、本実施の形態においては、インナーハブ204と動力遮断部材3とは、インナーハブの嵌合部と動力遮断部材の嵌合部とにおいてインロー嵌合している。ここでプーリ1とハブ2はそれぞれ、請求項における回転部と接続部に相当する。
インナーハブ204と動力遮断部材3とのトルク伝達は、図1に示されるように、例えば、動力遮断部材3のフランジ部302の外周である六角形状の嵌合部とハブ2の六角形状の嵌合部とのインロー嵌合、又は回り止めのカシメ構造で動力伝達したり、本実施の形態には示されていないが、四角、二面幅、八角、十角、十二角等の円ではない形状による締結、あるいは双方に設置された螺子による締結等の既知の締結手段により締結されてトルクを伝達しても良い。図2において、インナーハブ204と動力遮断部材3とは、動力遮断部材の螺子部303と圧縮機の回転軸4の螺子部402で螺子結合されることで発生する軸力で締結されている。この締結の軸方向の荷重は、インナーハブ204とワッシャ8を介して回転軸4の軸当接面403により支えられている。ハブ2から動力遮断部材3に伝達された動力は、上記説明のごとく、動力遮断部材3と圧縮機(図示されない)の回転軸4の螺子結合による摩擦力により、動力遮断部材3から回転軸4に伝達されて圧縮機を回転駆動する。本実施の形態の動力伝達装置10は、過大なトルクが発生した場合に、動力遮断部材3が破断して、ベルト等の損傷を防止する。
図1において、外部からの動力が図示されていないベルト等を介してプーリ1に伝達され、プーリの凹凸部101と嵌合されたハブ2外周に設置された弾性部材からなる凹凸部201を介してハブのインナーハブ204に動力伝達される。図1に示すように、プーリの凹凸部101とハブの凹凸部201は共に、回転軸4に垂直な方向である径方向に凹凸するように形成される。前記凹凸部の内側には、環状のアウターリング202が具備され、アウターリング202とインナーハブ204との間は、弾性部材から構成されるドーナッツ状の円筒部203を備える。この円筒部203は減衰機構としての機能を主とし、前記外周凹凸部201は動力伝達を主な機能とする。前記円筒部203は、弾性部材のせん断(円筒部203がドーナッツ状であることから、引っ張りと考えることもできる)によるトルク減衰機構であり、前記凹凸部201は、弾性部材の圧縮による動力伝達の機構であるが、弾性部材の圧縮で使われるため、減衰機構の機能も有している。つまり図1及び2に示す構造は、円筒部203の捩じりバネ乗数k1と、外周凹凸部201の捩じりバネ定数k2のハイブリッド減衰機構となっており、総合捩じりバネ定数Kは、等式1/K=1/k1+1/k2により得られる。
本実施の形態において、図1のハブの外周凹凸部201には孔a205a,孔c205cが設置されており、前記捩じりバネ定数k2を低下させる効果がある。k2が低下すると、総合捩じりバネ定数Kも低下し、減衰特性が向上する。つまり、動力伝達装置の固有振動数は、バネ定数に比例しており、高周波数の加振力に対して動力伝達装置の固有振動数を低下させることにより、減衰特性が向上する。円筒部203の捩じりバネ定数を低下させることで、総合捩じりバネ定数Kを低下させる方法もあるが、円筒部203は弾性部材のせん断で使用される減衰機構のため、外周凹凸部201と比較して耐久性が劣る。従い、外周凹凸部201の捩じりバネ定数を低下させることで総合捩じりバネ定数Kを低下させる手段が、耐久性を大きく損なうことなく高い減衰機構を持つ動力伝達装置が得られる。
図1から分かるように、本実施の形態においては、プーリ1とハブ2の嵌合は6式の嵌合部により構成される。その嵌合部の1式を図3に拡大して示す。図2の側断面図から分かるように、プーリ側にはポケット102が設けられており、このポケット102に軸方向から嵌め込むように、ハブ2の凹凸部201が挿入される。この部分の部分拡大正面図が図3に示される。本実施の形態においては、この1式の嵌合部において、プーリ側凹凸部101は、2つの突起101a,101bを備え、ハブ側凹凸部は3つの突起201a,201b,201cを備え、図3に示すごとくそれぞれ嵌合している。
プーリ側凹凸部101の突起の幅、高さ寸法は実質的に等しいことが好ましいが、本発明はこれに限定されない。本実施の形態においては、ハブ側凹凸部201の3つの突起201a,201b,201cの内両端の突起201a,201cに、図3及び4に示すように孔205a,205cが凹凸部201を貫通してそれぞれ設けられているが、本発明はこれに限定されない。3つの突起の内、孔の設けられていない中央の突起201bの幅は、図4に示すように、両端の突起201a,201cの幅より小さいことが好ましいが、本発明はこれに限定されない。本実施の形態において、1式の嵌合部において、孔は2箇所の突起に設けられるが、本発明はこれに限定されず、1箇所の突起だけに設けられても良く、あるいは3箇所全ての突起に設けられてもよい。更には、6式の嵌合部の内一部の嵌合部のみに孔が設けられていて、孔の設けられていない嵌合部が設けられても良い。
図5は、本発明の第2の実施の形態の動力伝達装置11の図2に対応する側断面図である。上記第1の実施の形態においては、図2から分かるように、ハブ側凹凸部201は、プーリ側ポケット102の入り込むように、円筒部203から伸張してオフセットするように形成されているが、図5は図2と比較して、ハブ2の円筒部203と凹凸部201がオフセットせずに、同軸203a上に配置されている。本第2の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図6は、本発明の第3の実施の形態の動力伝達装置12の図5に対応する側断面図である。図6に示す動力伝達装置12は、図5と比較して分かるように、アウターリング202を具備しない。本第3の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第2の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図7は、本発明の第4の実施の形態の動力伝達装置13の嵌合部の図4に対応する側面図である。図7に示す第4の実施の形態では、凹凸部201の孔a205a、孔c205cは、凹凸部201を貫通せずに、途中で止まっている。この場合は、図4の第1の実施の形態で示した孔が貫通した実施例ほど捩じりバネ定数は低下しないが、従来の実施例と比較すると大きくバネ定数は低下する。本第4の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図8は、本発明の第5の実施の形態の動力伝達装置14の図4に対応する側面図である。図8の動力伝達装置14では、凹凸部の突起201aだけに孔a205aが設置されている。本第5の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第1実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図9は、本発明の第6の実施の形態の動力伝達装置15の図4に対応する側面図である。図9の動力伝達装置15では、凹凸部201の全部の突起201a,201b,201cに孔205a,205b,205cが設置されている。本第6の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図10は、本発明の第7の実施の形態の動力伝達装置16の図3に対応する部分正面図である。図10の動力伝達装置16では、凹凸部201の突起に設けられた孔205a,205cの形状は、第1の実施の形態の孔の円形形状ではなく、例えば、ひょうたん状等の異形にした実施例である。このように、孔の形状は円形に限定されず、任意の形状であって良い。本第7の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図11は、本発明の第8の実施の形態の動力伝達装置17の図3に対応する部分正面図である。図11の動力伝達装置17では、ハブ側凹凸部201の突起201a,201cには孔ではなく、空隙205a,205cが設けられる。この空隙205a,205cは図11に示すように、外周側に口を開けた形状である。本第8の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図12は、本発明の第9の実施の形態の動力伝達装置18の図4に対応する側面図である。図12の動力伝達装置18においては、ハブ2の凹凸部201の突起201bに孔205bが設けられ、この孔205bにピン9が挿入されている。凹凸部201はプーリ1の凹凸部101と軸方向に挿入嵌合されているだけの構造であるので、例えば、動力遮断部材3が作動した際において、円筒部203が破壊すると凹凸部201はプーリ1から脱落してしまう。本実施の形態においては、ピン9は図12に示すように、その一方の端部(図中左側)に大径の頭部を有しているので、孔205bを通過することはなく、ハブ2の凹凸部201の側面に引っかかるように当接し、もう一方の端部はプーリ1に設けられた孔を貫通してカシメられること等により、プーリ1とハブ2を凹凸部201において連結する。図12では、凹凸部201の孔205bに抜け止めピン9を挿入し、プーリ部分と結合させることで、凹凸部201の脱落が防止できる。抜け止めピン9の径と、孔205bとの隙間が大きいと、凹凸部201の捩じりバネ定数は低下して減衰特性は向上するが、例え前記隙間が充分に得られなくとも、凹凸部201の脱落防止が可能である。本第9の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図13は、本発明の第10の実施の形態の動力伝達装置19の図3に対応する部分正面図であり、図14は図13を側面から見た(矢視14)側面図である。図13の動力伝達装置19においては、抜けとめピンではなく、留輪(9)を設置した例である。即ち、凹凸部201の位置において、環状の留輪9を設けており、留輪9から伸張する留輪ピン9aが孔205bを貫通してプーリ1に連結するので、プーリ1とハブ側凹凸部201は連結する。この構成により、凹凸部201の脱落が防止できる。本第10の実施の形態の上記以外の構成は基本的に、第9の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
図15は、本発明の第11の実施の形態の動力伝達装置20の図1に対応する正面図であり、図16は図15の図2と同様な側断面図である。図1及び2に示す第1の実施の形態においては、弾性部材であるドーナッツ形状の円筒部203は、アウターリング202とインナーハブ204により、半径方向において挟まれる構成の構造である。一方、本実施の形態においては、動力伝達装置20は、プレート205を具備しており、プレート205は、図16から分かるように、ハブ2の回転軸先端側の外側面に接するように配置されており、アウターリング202がL字状に折り曲げられることにより、弾性部材であるドーナッツ形状の円筒部203が、プレート205とアウターリング202により軸方向において挟み込まれる構造である。プレート205には注入孔206(本実施の形態においては4個であるが、異なる数でも良い)が設けられており、注入孔206からゴム等の弾性部材が注入されて、円筒部203が成形される。円筒部203を形成する弾性部材は、例えば図15,16に示すごとく、注入孔206を充填し更に外側に溢れ出て、プレート205と円筒部203を結合させる。円筒部203は、連続的または同心円状に非連続的に部分的に設置されても良い。図1の実施の形態と同様に、ハブ2の外周部分には凹凸形状の弾性部材(凹凸部)201が配置され、プーリ1の凹凸部101と嵌合され動力を伝達する。凹凸部201には、孔201bが設置されている。本第11の実施の形態は、上記第1から第10の実施の形態とは異なるハブ2の構造を開示しており、上記以外の構成は基本的に、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
ここでは図面、より特別には図5から16を参照すると、図1から4に開示される第1の実施の形態の動力伝達装置の要素部分と同じ又は同様である図5から16の要素部分は、同じ参照符号により指定されている。
次に上記実施の形態の効果及び作用について説明する。
本発明の第1の実施の形態の動力伝達装置により以下の効果が期待できる。
・プーリと弾性部材からなるハブの凹凸部で嵌合する構造の動力伝達装置において、ハブの前記凹凸部に孔を設置することにより、ハブの凹凸部の捩じりバネ定数を低下させることで、耐久性を大きく損なうことなく、動力伝達装置の総合捩じりバネ定数を低下させて、高い減衰機構を有する動力伝達装置を提供する。
・従って、エンジン等の外部動力源から、ベルト等を介して運転されるカーエアコン用の圧縮機等のための動力伝達装置において、圧縮機等が発生するトルク変動による振動や騒音を効果的に軽減できる。
本発明の第1の実施の形態の動力伝達装置により以下の効果が期待できる。
・プーリと弾性部材からなるハブの凹凸部で嵌合する構造の動力伝達装置において、ハブの前記凹凸部に孔を設置することにより、ハブの凹凸部の捩じりバネ定数を低下させることで、耐久性を大きく損なうことなく、動力伝達装置の総合捩じりバネ定数を低下させて、高い減衰機構を有する動力伝達装置を提供する。
・従って、エンジン等の外部動力源から、ベルト等を介して運転されるカーエアコン用の圧縮機等のための動力伝達装置において、圧縮機等が発生するトルク変動による振動や騒音を効果的に軽減できる。
本発明の第2から第8及び第11の実施の形態の動力伝達装置により上記第1の実施の形態の効果と同様の効果が期待できる。
本発明の第9及び第10の実施の形態の動力伝達装置により上記第1の実施の形態の効果に加えて、以下の効果が期待できる。
・動力遮断部材が作動した場合等において、円筒部が破壊するとハブの凹凸部がプーリから脱落してしまう可能性があるが、ピン等を具備してハブの凹凸部とプーリを連結することにより、凹凸部の脱落防止が可能である。
・動力遮断部材が作動した場合等において、円筒部が破壊するとハブの凹凸部がプーリから脱落してしまう可能性があるが、ピン等を具備してハブの凹凸部とプーリを連結することにより、凹凸部の脱落防止が可能である。
上記の実施例では本発明が車両用カーエアコンの圧縮機のための動力伝達装置として使用された例を示したが、本発明はこれ以外の用途に適用されても良く、本発明の適用をカーエアコン用に限定するものではない。
上記において記載した、あるいは添付図面に示した実施の形態において、駆動源の動力は、ベルト及びプーリを介して動力伝達装置に伝達される構成で説明されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、歯車等の別の機構を介して動力が伝達されても良い。
上記において記載した、あるいは添付図面に示した実施の形態において、駆動源の動力は、ベルト及びプーリを介して動力伝達装置に伝達される構成で説明されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、歯車等の別の機構を介して動力が伝達されても良い。
嵌合部、嵌合部の突起及び孔の数量及び寸法等については、上記の実施の形態に示すものは例に過ぎず、本発明はこれに限定されず、種々の数量及び寸法であっても良い。
上記の実施の形態に示した種々の形態が、可能な範囲において組み合わされても良い。
また上記の実施の形態において、ハブの外周凹凸部201と円筒部203の弾性部材は、同材でも異材でも良い。
上記の実施の形態に示した種々の形態が、可能な範囲において組み合わされても良い。
また上記の実施の形態において、ハブの外周凹凸部201と円筒部203の弾性部材は、同材でも異材でも良い。
上記の実施の形態は本発明の例であり、本発明は、該実施の形態により制限されるものではなく、請求項に記載される事項によってのみ規定されており、上記以外の実施の形態も実施可能である。
1 プーリ
101 (プーリ側)凹凸部
102 ポケット
2 ハブ
201 (ハブ側)凹凸部
202 アウターリング
203 円筒部
204 インナーハブ
205a,205b,205c 孔
3 動力遮断部材
302 フランジ部
303 螺子部
4 回転軸
402 螺子部
403 軸当接面
10 動力伝達装置
101 (プーリ側)凹凸部
102 ポケット
2 ハブ
201 (ハブ側)凹凸部
202 アウターリング
203 円筒部
204 インナーハブ
205a,205b,205c 孔
3 動力遮断部材
302 フランジ部
303 螺子部
4 回転軸
402 螺子部
403 軸当接面
10 動力伝達装置
Claims (8)
- 駆動源からの回転駆動力が伝達される回転可能な回転部(1)と、
一方で前記回転部に接続し、他方で被駆動装置の回転軸(4)に接続する接続部(2,3)と、を具備する動力伝達装置(10)において、
前記回転部は、周方向に配置される第1の凹凸部(101)を具備しており、前記接続部は、周方向に配置される第2の凹凸部(201)を具備しており、前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部が嵌合することにより、前記回転部と前記接続部は接続しており、
前記第2の凹凸部は、弾性を有する材料により形成されており、更に前記第2の凹凸部には、孔又は空隙(201a,201b,201c)が形成されることを特徴とする動力伝達装置。 - 前記接続部(2,3)は、
前記回転部と被駆動装置の回転軸(4)との間の過大トルクの伝達を遮断する、動力遮断部材(3)であって、前記回転軸に結合して一体で回転可能な動力遮断部材と、
一方で前記回転部に接続し、他方で前記動力遮断部材に接続するハブ(2)と、を具備しており、
前記第2の凹凸部(201)は、前記ハブに設けられることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。 - 前記ハブは、前記第2の凹凸部にその半径方向内側で一体に接続するように形成される円筒部(203)を更に具備しており、前記円筒部は弾性を有する材料により形成されることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達装置。
- 前記第2の凹凸部に形成された前記孔又は空隙は、前記第2の凹凸部を貫通することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
- 前記孔又は空隙に連結部材(9)が挿入されており、前記連結部材は、前記回転部と前記第2の凹凸部を連結するように形成されることを特徴とする請求項4に記載の動力伝達装置。
- 前記連結部材は、前記円筒部が破断した場合においても、前記回転部と前記第2の凹凸部を連結することを特徴とする請求項5に記載の動力伝達装置。
- 環状のプレ−ト(9)が更に具備されており、前記プレートは、間に前記第2の凹凸部を挟んで前記回転部に対向する側に配置されており、前記プレートから伸張する伸張部(9a)が前記孔又は空隙を通過して、前記回転部に接続することを特徴とする請求項4に記載の動力伝達装置。
- 被駆動装置としての車両用カーエアコンの圧縮機に連結されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
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