JP2007111215A - 採血ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な構造必要とすることなく、容易にかつ安価に製造することができ、しかも真空採血針のゴムスリーブによりキックバック現象を確実に防止することができ、従って、安定にかつ安全に採血を行なうことを可能とする採血ホルダーを提供する。
【解決手段】他端に真空採血針4を接続するための針接合部3を有し、他端が開口部2bとされている筒状本体2を有し、筒状本体2の少なくとも一部において、内周面の横断面形状が楕円形であり、該楕円形の短径の長さが採血ホルダー1に挿入される真空採血管8の外径よりも小さくされている、採血ホルダー1。
【選択図】図3

Description

本発明は、真空採血などにおいて、採血針を接続し、採血を行なうための採血ホルダーに関し、より詳細には、採血管が挿入される筒状本体の構造が改良された採血ホルダーに関する。
従来、真空採血においては、作業を容易とするために採血ホルダーが広く用いられている。採血ホルダーは、略円筒状の形状を有し、一端に採血針が接続され、他端の開口から真空採血管を挿入し得るように構成されている。採血を行なう場合、採血ホルダーに採血針を接続し、採血針の一端を血管に穿刺する。次に、採血ホルダー内に真空採血管を挿入し、真空採血管のゴム栓に、採血針の他端、すなわち採血ホルダー内に延びている中空針を刺通する。これによって、血管と真空採血管とが連結され、血液が減圧下にある真空採血管内に流入する。
ところで、真空採血針は、血管に穿刺される側とは反対側の中空針の針先、すなわち真空採血管に刺通される側の針先が、ゴムスリーブにより覆われている。従って、真空採血管のゴム栓にゴムスリーブで覆われている側の針先を刺通させる際、針先によりゴムスリーブが破られた後に、針先がゴム栓に刺通されることになる。この場合、真空採血管を採血ホルダーに挿入し、進行させるにつれ、すなわち、上記針先がゴム栓を刺通し、真空採血管内に深く進入してくるに従って、ゴムスリーブは、移動してきた真空採血管のゴム栓の天面により圧縮されることになる。そのため、ゴム栓を刺通している中空針とゴム栓との摩擦力が、上記ゴムスリーブの弾性反発力よりも大きい場合には、中空針がゴム栓を刺通した状態は確実に保持される。しかしながら、ゴムスリーブの弾性反発力の方が大きい場合には、該反発力により、中空針がゴム栓から抜ける、いわゆるキックバック現象が生じ、それによって真空採血管への血液流入が停止するという問題があった。
例えば、下記の特許文献1には、上記のようなキックバックを防止するための構造が備えられた採血ホルダーが開示されている。この採血ホルダーでは、板バネで採血管を保持する構造が備えられており、それによって、キックバックが防止されると記載されている。
特開平07−204180号公報
上記のように、特許文献1などに記載の従来の採血ホルダーでは、キックバックを防止するために複雑な構造を設けねばならなかった。そのため、採血ホルダーの製造コストが高くついたり、部品点数が増加したりするという問題があった。
また、従来の採血ホルダーは、通常、合成樹脂を射出成形することにより得られている。従って、加工の都合上、採血ホルダーの天面、すなわち、真空採血針が接続される側の面よりも、開口が設けられている側の端部における内径が大きくされている。開口部の内径が大きいと、真空採血管を挿入したときに斜め方向に真空採血管が挿入されることがある。斜め方向に真空採血管が挿入されると、中空針がゴム栓を正しい位置で正しい向きに貫通することができず、ゴム栓を刺通させるのに大きな力が必要となることがあった。あるいは、完全にゴム栓を中空針が貫通できない場合、採血ができないこともあった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、部品点数の増大を招くことなく、かつ複雑な構造を必要とすることなく、採血針側のゴムスリーブの反発力によるキックバック現象を確実に防止することを可能とする、採血ホルダーを提供することにある。
本発明は、一端に採血針を接続するための針接合部を有し、他端が開口している筒状本体を有する採血ホルダーにおいて、前記筒状本体の少なくとも一部に短径の長さが、採血ホルダーに挿入される採血管の外径よりも小さくされている楕円形の横断面形状を有する部分が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る採血ホルダーのある特定の局面では、前記短径の長さが、前記採血管の外径よりも小さくされている楕円形の横断面形状を有する部分が、前記筒状本体の針接合部に採血針を接続した際に、中空針が採血管に挿入されている採血ホルダー長さ方向位置に設けられている。
本発明に係る採血ホルダーの他の特定の局面では、前記筒状本体の前記開口している側の端部において、筒状本体の内周面に突起が設けられている。
本発明に係る採血ホルダーでは、筒状本体の少なくとも一部に、内周面の横断面形状が楕円形であり、該楕円形の短径の長さが、採血ホルダーに挿入される採血管の外径よりも小さくされている部分が設けられている。従って、採血ホルダーに採血管を挿入した場合、上記楕円形の短径部分を押し広げるように採血管を挿入しなければならない。そのため、挿入後において、上記短径の長さが、採血管の外径よりも小さくされている楕円形部分において、採血管が強固に保持される。よって、採血針側のゴムスリーブによるキックバック現象が生じようとしても、採血管が採血ホルダーに強固に保持されているため、採血針から採血管の栓体が外れることがない。よって、安全にかつ確実に採血を続行することができる。
特に、短径の長さが、採血管の外径よりも小さくされている楕円形の横断面形状を有する部分が、筒状本体の針接合部に採血針を接続した際に、採血針の中空針が採血管に挿入されている部分に相当する採血ホルダー長さ方向位置に設けられている場合には、採血針の中空針が採血管の栓体を刺通している部分及びその近傍において、確実に採血管を筒状本体に強固に保持することができる。従って、キックバック現象が生じようとしても、真空採血針から採血管の栓体がより一層外れ難い。
筒状本体の開口している側の端部において、筒状本体の内周面に突起が設けられている場合には、その部分において内径が狭められていることになる。従って、射出成形により筒状本体を有する採血ホルダーを得た場合、通常、開口している側の端部の内径が大きくなりがちであるが、その場合であっても、採血管を中心軸方向に沿ってかつ正確に挿入することができる。よって、開口部側の内径を大きくしたとしても、斜め方向に挿入され難いので、射出成形により採血ホルダーのコストを高めることなく、採血管を刺通正しい向きに挿入し得る採血ホルダーを提供することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図2(a)は、本発明の一実施形態に係る採血ホルダーの平面図であり、図2(b)及び図2(c)は図2(a)中のB−B線及びC−Cに沿う各断面図である。
採血ホルダー1は、合成樹脂を射出成形することにより得られている。この合成樹脂については特に限定されず、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネートなどを用いることができる。楕円形状の短径側を採血管で押し広げながら進入するので柔軟な樹脂であるか、硬質樹脂の場合は肉厚を薄くすることが望ましい。ただし、不透明であると血液が採血管に流入しているかどうかわからないので透明もしくは半透明であることが望ましい。
採血ホルダー1は、好ましくは、透明性を有する合成樹脂により構成されている。透明性を有する場合、内部における採血進行状態を外部から容易に目視により確認することができ、好ましい。
採血ホルダー1は、筒状本体2を有する。筒状本体2は、一端に針接合部3を有する。針接合部3は、筒状本体2の天面2aの中央から筒状本体2の軸方向外側に突出している相対的に径の小さな円筒状の形状を有する。針接合部3は、真空採血針の基部を挿入するための開口3aを有する。開口3aの内径は、後述する真空採血針のハブの基部の外径とほぼ同等とされている。
他方、筒状本体2の針接合部3の設けられている側とは反対側の端部には、開口部2bが設けられている。開口部2bの内径は、好ましくは、天面2a側における筒状本体2の内径よりも大きくされており、それによって射出成形が容易とされている。
もっとも、筒状本体2の開口部2b側の内径は、天面2a側における内径よりも必ずしも大きくされずともよい。
本実施形態の採血ホルダー2の特徴は、筒状本体2の少なくとも一部に、短径の長さが、採血ホルダー1に挿入される真空採血管の外径よりも小さくされている楕円形の横断面形状を有する部分が設けられていることにある。具体的には、真空採血針が採血ホルダー1の針接合部3に接続され、真空採血針の筒状本体2内に延びている中空針が位置している部分に相当する採血ホルダー長さ方向位置において、短径が真空採血管の外径よりも小さくされている部分が設けられている。この部分を、図2の矢印Dで示す。矢印Dで示す高さ位置部分では、横断面は、楕円形の形状を有し、図2(d)に略図的に示すように、短径D1と、長径D2とを有する。すなわち、図2(b)は、長径D2の方向に沿う断面図であり、図2(c)は短径D1方向に沿う断面図である。そして、この短径D1が、挿入される真空採血管の外径よりも小さくされている。
矢印Dで示す部分は、真空採血針の中空針が筒状本体2内に延ばされている部分に位置している。
なお、本実施形態では、矢印Dで示す部分において、短径D1が真空採血管の外径よりも小さくされており、開口部2b側の端部においては、より大きな楕円形の横断面形状となるように、開口部2b側が形成されている。
なお、採血ホルダー1では、矢印Dで示す部分において、短径D1が、真空採血管の外径よりも小さくされていたが、本発明では、短径が真空採血管の外径よりも小さい部分は、筒状本体2の長さ方向全域に渡り設けられていてもよい。すなわち、筒状本体2の長さ方向の少なくとも一部において、短径D1が、真空採血管の外径よりも小さくされておればよい。
上記採血ホルダー1では、筒状本体2の内周面に、複数の突起2cが設けられている。突起2cは、開口部2b側の内周面に設けられている。これの突起2cが設けられていることにより、突起2cが設けられている部分において、筒状本体2の内径が狭められている。
なお、本実施形態では、突起2cは、直線状の形状を有し、開口部2bの周縁から筒状本体2の長さ方向に延ばされているが、突起の形状はこのような形状に限定されるものではない。すなわち、直線状ではなく、ドット状の突起が開口部2b近傍において筒状本体2の内周面に設けられてもよく、さらに、突起の数についても特に限定されず、1個の突起のみが設けられてもよい。
好ましくは、複数の突起2cを、筒状本体2の内周面において分散配置することが望ましく、それによって、後述するように、真空採血管を挿入した際のがたつきを防止でき、真空採血管を筒状本体2の中心軸方向に正しい向きで容易に挿入することができる。
次に、採血ホルダー1の方法及び作用効果につき説明する。
採血ホルダー1を用いて真空採血を行なうには、まず、図1に斜視図で示すように、採血ホルダー1の針接合部3に真空採血針4を接続する。真空採血針4は、図3に縦断面図で示されているように、第1,第2の中空針5,6を有する。第1の中空針5及び第2の中空針6は、針先が長さ方向反対側に位置しており、それぞれの基部が、中空流路を有するハブ7の中空流路に連なれられるように、ハブ7に取り付けられている。中空針6は、当初は、ゴムスリーブ11により被覆されている。ハブ7は、採血した採血ホルダー1の開口3aに圧入される基部7aを有する。この真空採血針4を、第2の中空針6側から採血ホルダー1の開口3aに挿入していき、基部7aを開口3aに挿入することにより、真空採血針4を、採血ホルダー1に固定する。なお、真空採血針4と採血ホルダー1の開口3aの固定は、圧入によらず、ねじ止め等により行なわれてもよい。すなわち、採血ホルダー1の開口3aは、採血針に応じて、ねじ止め可能に雌ねじが設けられていてもよい。
真空採血に際しては、真空採血針4を採血ホルダー1に接続し、固定した後、第1の中空針5の針先を血管に挿入する。その状態で、図1及び図3に示すように、採血ホルダー1の開口部2b側から真空採血管8を採血ホルダー1に挿入する。真空採血管8は、有底管状の容器本体9と、容器本体9の開口に圧入された栓体10を有する。真空採血管8内は減圧されている。
栓体10は、合成ゴム、天然ゴムまたはエラストマーなどの弾性材料により形成されているのが普通である。
図3に示すように、真空採血管8を採血ホルダー1の筒状本体2に挿入していき、第2の中空針6により、栓体10を刺通し、第2の中空針6の針先を真空採血管8内に位置させる。その結果、真空採血針4により、血管と、真空採血管8とが連通され、真空採血管8内が減圧されているので、血液が真空採血管8内に導かれ、採血が実施される。
ところで、真空採血針4は、前述したように、ゴムスリーブ11を有する。このゴムスリーブ11は、真空採血管8を挿入する際に、第2の中空針6の針先で破られ、真空採血管8を筒状本体2内に挿入していくに従って、図3に示されているように、圧縮される。すなわち、ゴムスリーブ11は、筒状本体2の天面2aの内面もしくは真空採血針4の基部7aの下面と、栓体10との間で圧縮されることになる。
そして、ゴムスリーブ11が圧縮されると、その弾性反発力により前述したキックバック現象が生じようとする。すなわち、図3に示されている状態から栓体10がゴムスリーブ11の弾性反発力により下方に押し下げられ、第2の中空針6が栓体10から外れたり、採血が停止するおそれがある。これに対して、本実施形態の採血ホルダー1では、前述したように、矢印Dで示す部分、すなわち図3に示すように、採血が行なわれている状態において、第2の中空針6が筒状本体2内に位置している長さ方向位置の一部において、筒状本体2の横断面形状が、短径D1の楕円形とされている。従って、図3に示す採血状態において矢印Dで示す部分においては、真空採血管8、特に栓体10が確実に筒状本体2に保持されていることになる。言い換えれば、筒状本体2内に真空採血管8を挿入するに際し、矢印Dで示す部分を真空採血管8が通過する場合、矢印Dで示す部分を押し広げるように、すなわち、筒状本体2の短径D1の楕円形部分を押し広げるように真空採血管8を挿入しなければ、真空採血管8を図3に示す採血状態に位置させることはできない。
そして、このようにして、短径D1を押し拡げるように真空採血管8を挿入した場合、矢印Dで示す部分の横断面形状は変形することになるが、D1の短径方向部分では、真空採血管8、特に真空採血管8の栓体10に大きな圧縮応力が加わり、真空採血管8が筒状本体2に強固に固定・保持されることになる。
よって、前述したゴムスリーブ11の弾性反発力が働いたとしても、栓体10が強固に筒状本体2に固定・保持されているため第2の中空針6が栓体10から脱離し難い。
よって、キックバック現象による採血停止といった事故を確実に防止することができ、安全にかつ安定に採血を続行し終了することができる。
本実施形態では、採血ホルダー2に挿入されていた真空採血管8は、栓体10を有するものであったが、栓体10に代えて、アルミ箔などで有底管状容器本体9の開口が封止されている真空採血管を用いてもよい。そして、短径D1で強固に保持される部分は、栓体10に限らず、容器本体9の一部であってもよい。
すなわち、中空針6が真空採血に際し筒状本体2内に延ばされている部分に相当する採血ホルダーの長さ方向位置において、真空採血管8の外径よりも小さい短径D1の部分が設けられ得る限り、適用される真空採血管の構造についても、上記実施形態で用いた真空採血管8に限定されるものではない。
なお、矢印Dで示す部分の横断面形状が楕円形とされているのは、楕円形の場合、短径D1の部分において、径方向に大きな圧縮応力を加えて、真空採血管8を確実に保持・固定することができるが、前提として、真空採血管8を挿入するにあたって、筒状本体2を上記のように変形させるには、短径と長径とを有する楕円形状があることが望ましいことによる。すなわち、単に真空採血管8の外径よりも小さな径の円形の横断面形状とした場合には、上記のような変形が生じ難くなる。従って、本発明においては、短径D1と、長径D2とを有する楕円形状部分が用いられている。
また、上記実施形態の採血ホルダー1では、前述した複数の突起2cが設けられている。従って、突起2cが設けられている部分においては、内径が小さくされているので、真空採血管8を、図3に示すように、筒状本体2の軸方向を正しく容易に挿入することができる。
そして、上記突起が設けられていない場合は、図4に示すように、開口部2b側の径が真空採血管9の外径よりも大きい場合、真空採血管9が筒状本体2に斜め方向に挿入されるおそれがある。従って、真空採血針4の第2の中空針が確実に栓体10に刺通されなかったり、場合によっては栓体10に中空針を刺通させるのに大きな力が必要だったりするおそれがある。
これに対して、上記実施形態の採血ホルダー1では、複数の突起2cが設けられているため、容易にかつ確実に真空採血管8を筒状本体2内に正しい方向に挿入することができる。
矢印Dで示す部分の横断面の短径D1の具体的な寸法は真空採血管8に応じて適宜差溜めされるが、例えば、栓体10の最大外径部分が17.6mmである真空採血管8を用いた場合、上記短径D1は、17.6mmより小さい寸法、例えば17.0mm程度とすればよい。この短径D1を真空採血管8の外径よりも小さくする度合いについても真空採血管8の最大外径部分、特に第2の中空針6が挿入されている部分に位置する部材、例えば栓体10の材質、あるいは採血ホルダー1の筒状本体2を構成している材料及び肉厚等によって異なるため、一義的には定めない。
また、短径D1を17.0mmとした場合、長径D2については、限定されないが、例えば18mm〜20mm程度とすればよい。この長径D2の寸法についても短径D1の部分が押し拡げられるような変形が可能とするように適宜選べればよい。
本願発明者によれば、外径が17.6mmの真空採血管を挿入した場合に、採血ホルダー1の上記短径D1を17.0mm、長径D2を18.7mmとした場合、栓体11と筒状本体2との間の摩擦力は約800gであった。これに対して真空採血針4のゴムスリーブ14の弾性反発力は、同じサイズの真空採血管の場合、約300g程度であった。従って、摩擦力と弾性反発力の数値からも明らかなように、前述したように、ゴムスリーブの弾性反発力によるキックバックを確実に防止し得ることがわかる。
本発明の一実施形態の採血ホルダーを用いて真空採血を行なう工程を説明するこめの斜視図。 (a)は、本発明の一実施形態に係る採血ホルダーの平面図、(b),(c)は、(a)中のB−B線及びC−C線に沿う断面図。(d)は、筒状本体の楕円形の横断面形状を略図的に示す図。 本発明の一実施形態に係る採血ホルダーに、真空採血針及び真空採血管を装着した状態を示す縦断面図。 突起が設けられていない場合に、真空採血管が斜め方向に採血ホルダーに挿入される場合を説明するための模式的正面断面図。
符号の説明
1…採血ホルダー
2…筒状本体
2a…天面
2b…開口部
2c…突起
3…針接合部
3a…開口
4…真空採血針
5…第1の中空針
6…第2の中空針
7…ハブ
7a…基部
8…真空採血管
9…容器本体
10…栓体
11…ゴムスリーブ
D…短径D1が採血管の外径よりも小さくされている部分
D1…短径
D2…長径

Claims (3)

  1. 一端に採血針を接続するための針接合部を有し、他端が開口している筒状本体を有する採血ホルダーにおいて、
    前記筒状本体の少なくとも一部に短径の長さが、採血ホルダーに挿入される採血管の外径よりも小さくされている楕円形の横断面形状を有する部分が設けられていることを特徴とする、採血ホルダー。
  2. 前記短径の長さが、前記採血管の外径よりも小さくされている楕円形の横断面形状を有する部分が、前記筒状本体の針接合部に採血針を接続した際に、中空針が採血管に挿入されている採血ホルダーの長さ方向位置に設けられている、請求項1に記載の採血ホルダー。
  3. 前記筒状本体の前記開口している側の端部において、筒状本体の内周面に突起が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の採血ホルダー。
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