JP2005160705A - 医療用栓体 - Google Patents

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Minoru Ichida
稔 市田
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Abstract

【課題】 針刺し痕からの輸液等の漏れ及び雑菌等の混入を効果的に防止できる医療用栓体を提供する。
【解決手段】 略円柱形状を有する医療用栓体であって、栓体1の針刺し面2は平面又は凹面であって、栓体1の接液面3は凸面であることを特徴とする医療用栓体とする。また、栓体1の針刺し面2の直径Dに対する針刺し面2の凹部の高さd1の比は0%〜20%であり、栓体1の接液面3の直径Dに対する接液面3の凸部の高さd2の比は1%〜20%とする。栓体1はエラストマー樹脂製であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、輸液ボトル等に用いられる医療用キャップに使用される栓体に関し、更に詳細には、針を抜いた後の針刺し痕からの輸液漏れ及び雑菌混入の防止に関する。
従来、輸液針で輸液ボトル等からその輸液(血液や薬液等)を取り出せるようにするため、合成樹脂製の外枠体の内側に、針刺し用のゴムまたはエラストマー樹脂製の栓体を設けたキャップが用いられる。この栓体と外枠体からなる医療用キャップは、略円筒形状の外枠体に栓体を組み込んで用いられている。例えば、特許文献1に記載された医療用キャップが知られている。
特開2002−291841号公報
輸液ボトルを使用する際に、輸液のすべてを一度に使用せず、一旦輸液針を抜いて残った輸液を再度使用する場合がある。図3(a)に示すように、外枠体10の内側に栓体1を備えた医療用キャップに輸液針20が刺されている。図3(b)に示すように、輸液針20を抜き始めると抜針方向Pに栓体1が変形する。図3(c)に示すように、輸液針20が完全に抜けた状態で、栓体1の変形が最も大きくなり、その後栓体1の復元力Fにより針刺し痕21が閉塞するように元の形状に戻ろうとする。
しかし、栓体1の復元力Fが不十分であると、図3(d)に示すように針刺し痕21が完全に閉塞しない状態となる。特に、栓体1がエラストマー樹脂製であると、その傾向が強い。その結果、針刺し痕21から輸液ボトル内部の輸液が漏れたり、逆に針刺し痕21から輸液ボトル内部に雑菌や異物等が混入したりするおそれもあった。
本発明の目的は、針刺し痕からの輸液の漏れや雑菌等の混入を効果的に防止できる医療用栓体を提供するところにある。
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、請求項1に係る発明は、略円柱形状を有する医療用栓体であって、
前記栓体の針刺し面は平面又は凹面であって、前記栓体の接液面は凸面であることを特徴とする医療用栓体とした。
本発明の栓体では、針刺し面は平面又は凹面であり接液面は凸面であるので、栓体の軸方向断面は針刺し方向側に凸に湾曲した形状となっている。よって、抜針後の栓体の復元力が大きくなるので、針刺し痕が確実に閉鎖される。その結果、針刺し痕からの輸液漏れや雑菌等の混入防止できる。
請求項2に係る発明は、前記栓体の前記針刺し面の直径に対する前記針刺し面の凹部の高さの比は0%〜20%であり、前記栓体の接液面の直径に対する前記接液面の凸部の高さの比は1%〜20%である請求項1に記載の医療用栓体とした。
接液面の直径に対する前記接液面の凸部の高さの比が1%未満であると、栓体の復元力が小さくなることがある。針刺し面の直径に対する針刺し面の凹部の高さの比や接液面の直径に対する接液面の凸部の高さの比が20%を超えると、湾曲の程度が大きくなり栓体が外枠体から遊離させようとする力が大きくなる。その結果、栓体を外枠体内に保持することが困難となる。
請求項3に係る発明は、前記栓体がエラストマー樹脂製である請求項1又は2に記載の医療用栓体とした。
栓体がエラストマー樹脂製であると、残留歪みのため針刺し痕が完全に閉塞されないことが多い。そのため、栓体をかかる構造とすることにより、効果的に針刺し痕を閉塞することができる。
本発明によれば、針刺し面を平面又は凹面とし、接液面を凸面としたので、栓体の軸方向断面は針刺し方向側に凸に湾曲した形状となる。その結果、抜針後の栓体の復元力が大きくなるので、針刺し痕が確実に閉鎖され、針刺し痕からの輸液漏れや雑菌等の混入防止できる。
以下、図面を用いて発明を更に詳細に述べる。図1(a)は本発明に係る医療用栓体の回転軸C方向の断面を示す図である。栓体1はゴムやエラストマー樹脂製で略円柱形状を有している。栓体1の針刺し面2は凹面であり、凹面の回転軸C方向の凹部の高さはd1となっている。同様に、栓体1の接液面3は凸面であり、凸面の回転軸C方向の凸部の高さはd2となっている。
針刺し面2の凹部の高さd1は栓体1の直径Dに対して0%〜20%が好ましく、接液面3の凸部の高さd2は栓体1の直径Dに対して1%〜20%が好ましい。なお、高さd1が直径Dに対して0%とは、針刺し面2が平面であることを意味する。また、図1(b)に示すように針刺し面2や接液面3は円錐面であってもよく、図1(c)に示すように外枠体と嵌合される側縁4を設けてもよい。この場合、栓体1の直径Dは側縁部を除いた部分の直径となる。
次に、本発明の栓体の作用について説明する。図2(a)は、本発明に係る栓体が使用された医療用キャップの断面を示す。図において、医療用キャップ30は、栓体1と外枠体10からなり、側縁部4と外枠体10とは嵌合されている。外枠体10は輸液バッグ(図示しない)に溶着等なされている。そして、栓体1の針刺し面2から接液面3にかけて輸液針20が貫通している。
輸液針20を抜き始めると、図2(b)に示すように、抜針方向Pに栓体1が変形する。輸液針20が完全に抜けた状態で、図2(c)に示すように、栓体1の変形が最も大きくなる。栓体1は抜針方向Pとは反対の方向に凸状に湾曲しているので、従来の栓体に比べて、変形量が大きくなる。その結果、栓体1の自己弾性による復元力Fも復元の速さも従来に比べて大きくなる。
より大きな復元力Fにより栓体1が元の形状に戻り、針刺し痕21が良好に閉塞される。針刺し痕21から輸液ボトル内部の輸液が漏れたり、逆に輸液ボトル内部に雑菌や異物等が混入したりすることを効果的に防止することができる。
(a)〜(c)は、いずれも本発明に係る医療用栓体の断面を示す図である。 本発明に係る医療用栓体の抜針の様子を示す断面図であり、(a)は使用時、(b)は抜針途中、(c)は抜針完了時、(d)針刺し痕閉塞時をそれぞれ示す断面図である。 従来の医療用栓体の抜針の様子を示す断面図であり、(a)は使用時、(b)は抜針途中、(c)は抜針完了時、(d)針刺し痕閉塞時をそれぞれ示す断面図である。
符号の説明
1 栓体
2 針刺し面
3 接液面
4 側縁部
10 外枠体
20 輸液針
21 針刺し痕

Claims (3)

  1. 略円柱形状を有する医療用栓体であって、
    前記栓体の針刺し面は平面又は凹面であって、前記栓体の接液面は凸面であることを特徴とする医療用栓体。
  2. 前記栓体の前記針刺し面の直径に対する前記針刺し面の凹部の高さの比は0%〜20%であり、前記栓体の接液面の直径に対する前記接液面の凸部の高さの比は1%〜20%である請求項1に記載の医療用栓体。
  3. 前記栓体がエラストマー樹脂製である請求項1又は2に記載の医療用栓体。
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