JP2002159559A - 薬液抽入抽出口用密封装置 - Google Patents

薬液抽入抽出口用密封装置

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JP2002159559A
JP2002159559A JP2000361259A JP2000361259A JP2002159559A JP 2002159559 A JP2002159559 A JP 2002159559A JP 2000361259 A JP2000361259 A JP 2000361259A JP 2000361259 A JP2000361259 A JP 2000361259A JP 2002159559 A JP2002159559 A JP 2002159559A
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rubber
rubber stopper
stopper
plug
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Akitoshi Fukai
昭壽 深井
Takeshi Ikegami
毅 池上
Yoshihito Okui
禧仁 奥井
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Fukai Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液の漏れを皆無にすると共に、プラスチッ
ク針の穿刺を容易にし得る点滴容器等の抽出口用密封装
置を提供すること。 【解決手段】 薬液抽入抽出口5aに直接又は栓受け部
材1を介して嵌着され、キャップ3により前記薬液抽入
抽出口5aに固着されるゴム栓2の外周囲に前記薬液抽
入抽出口5a又は栓受け部材1に圧接してシールする複
数本の環状リブ2a〜2dを鉢巻き状に突出形成し、該
環状リブの内側で前記ゴム栓の周囲に環状の変形吸収用
空間2e、2fを形成した。また、前記ゴム栓2の内面
中央部で前記変形吸収用空間2e、2fより内側に丸型
突出部分2jを形成した。瓶栓や混注管にも適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野で利用さ
れる点滴容器、薬液瓶、混注管等の薬液抽入抽出口用密
封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、点滴容器の場合、図9の
(B)及び図10の(A)に示すように、容器本体5の
抽入抽出口5aに栓受け6及びキャップ7を介して装着
されたゴム栓8に金属針やプラスチック針4を突き刺し
て内部の薬液を吸い出すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のゴム栓8は、円
板状とされ、栓受け6の上向き突起6aとキャップ7の
下向き突起7aとで上下から挟持圧縮されて栓受け6の
上面とキャップ7の内周面及び頂部内面に密着して封止
されているが、ゴム栓8の外周部は平坦面とされ、上面
中央部に円錐状凹部8aを設けているだけである。その
ため、針4をゴム栓8に刺し込む際、ゴム栓8は外側へ
押しやられることになるが、ゴム栓8の外周部は栓受け
6に拘束されており、自由な変形ができず、穿刺抵抗が
大きくなり、針4の穿刺が容易ではない。また、ゴム栓
8の自由な変形が拘束されているため、ゴム栓8に針4
を刺して点滴等を行う場合、特に、架台に吊下げて移動
する場合など、針4の傾きや振れなどの挙動に対し、ゴ
ム栓8が追随せず、針4の周囲とゴム栓8との間に僅か
とはいえ隙間ができることが避けられず、そのために、
図10の(B)に示すように、針4に沿って薬液の漏れ
が発生する。この傾向は太い針ほど顕著である。
【0004】また、近時、医療分野では針とプラスチッ
ク製チューブ(配管)とが一体化された輸液セット等が
使用されている。しかし、プラスチックのついた金属針
は、使用後の廃棄処分の難しさから、医療現場ではプラ
スチック針が多くなってきている。このプラスチック針
は、金属針に比べ、針の太さが強度上太くなっている。
そのため、図5の(B)に示すように、プラスチック針
4をゴム栓2に刺し込むのが容易ではない上、針軸の振
れなどにより針4に沿って薬液の漏れが発生し易いとい
った問題があった。
【0005】本発明は、従来の上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、薬液の漏れを
皆無にすると共に、プラスチック針の穿刺を容易にし得
る薬液抽入抽出口用密封装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、薬液抽入抽出口に直接又は栓受け部材を介し
て嵌着され、キャップにより前記薬液抽入抽出口に固着
されるゴム栓の外周囲に前記薬液抽入抽出口又は栓受け
部材に圧接してシールする複数本の環状リブを鉢巻き状
に突出形成し、該環状リブの内側で前記ゴム栓の周囲に
環状の変形吸収用空間を形成したものである。
【0007】また、本発明は、前記ゴム栓の内面中央部
で前記変形吸収用空間より内側に丸型突出部分を形成し
たものである。
【0008】また、本発明は、薬液抽入抽出口に直接又
は栓受け部材を介して嵌着され、キャップにより前記薬
液抽入抽出口に固着されるゴム栓の外周囲に前記薬液抽
入抽出口又は栓受け部材に圧接してシールする複数本の
環状リブを鉢巻き状に突出形成し、該環状リブの内側で
前記ゴム栓の内面中央部に丸型突出部分を形成したもの
である。
【0009】また、本発明は、前記ゴム栓を薬液瓶等の
瓶口又は混注管の薬液混注口に適用したことを特徴とす
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図1の(A)は本発明の第1の実施
形態の要部拡大断面図、(B)はゴム栓単体の断面図、
図2の(A)は本発明の第2の実施形態の要部拡大断面
図、(B)はゴム栓単体の断面図、図3は本発明の第1
の実施形態の動作説明図である。
【0011】図1の(A)において、1は栓受け部材、
2はゴム栓、3はキャップ、4は針を示している。
【0012】栓受け部材1は、容器本体5の抽入抽出口
5aに固着され、一端内周面に突出した環状の受け棚部
分1a及び該受け棚部分1aから他端に向けて直立した
環状の周壁部分1bを有する。栓受け部材1の一端外周
部には、容器本体5の抽入抽出口5aのフランジ部5b
に固着するためのフランジ部分1cを形成している。ま
た、受け棚部分1aの内周側には、比較的大きい針挿通
孔1dが形成されている。
【0013】ゴム栓2は、上記栓受け部材1の受け棚部
分1a及び周壁部分1b内に嵌着されるもので、図1の
(B)に示すように、上記ゴム栓2の外周囲に前記栓受
け部材1の周壁部分1bの内周面に圧接してシールする
複数本の環状リブ2a、2bを鉢巻き状に突出形成し、
また、前記ゴム栓2の外周付近の上下面に前記栓受け部
材1の受け棚部分1a及び後記キャップ3の端蓋部分3
に圧接してシールする環状リブ2c、2dを突出形成し
てある。
【0014】また、ゴム栓2の外周付近の上下面には、
環状の変形吸収用空間2e、2fを形成してある。この
環状の変形吸収用空間2e、2fは、環状リブ2c、2
dの内周側に形成してあり、針4の穿刺時のゴム栓2の
外側への弾性変形を吸収させ、針4の穿刺を容易にする
と共に、穿刺された針4の軸心の振れを吸収し、針4の
周囲に密着しているゴムに無理な力が作用せず、針4に
沿って薬液が漏れることを確実に防止させるものであ
る。なお、上記変形吸収用空間2e、2fは、図7の
(A)に示すように、ゴム栓2の内面側のみに設けてお
いてもよい。
【0015】さらに、ゴム栓2の上下面中央部には、針
4の穿刺を容易とするため及び穿刺した針4の周囲への
密着シール性を向上させるための円錐状凹部2g、2h
が形成してある。
【0016】キャップ3は、図1の(A)に示すよう
に、前記栓受け部材1の周壁部分1bに外側から嵌合し
て係止する周壁部分3a及び該周壁部分3aに続いて内
周側に突出形成され、前記ゴム栓2を前記栓受け部材1
に圧接させて密封する端蓋部分3bを備え、該端蓋部分
3bの中心部に針挿通孔3cを有する。
【0017】前記栓受け部材1の周壁部分1bとキャッ
プ3の周壁部分3aとの嵌合部には、環状の係止用凹凸
部1e、3dが形成してある。これら栓受け部材1及び
キャップ3は、適宜の樹脂で成形されている。
【0018】図2の(A)(B)に示す本発明の第2の
実施形態は、前記第1の実施形態に比べ、ゴム栓2の外
周面に環状の変形吸収用空間2iを環状リブ2aと2b
の間に形成した点が異なるもので、他の点は前記第1の
実施形態と同様であるから、同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。
【0019】本発明の第1の実施形態は、図1の(A)
に示すように、キャップ3が栓受け部材1に嵌合係止さ
れることにより、ゴム栓2の環状リブ2a〜2dが栓受
け部材1の受け棚部分1a及び周壁部分1bの内周面並
びにキャップ3の端蓋部分3bの内面に強固に密着せし
められ、薬液の漏れが防止されている。プラスチック針
4はキャップ3の針挿通孔3cからゴム栓2の中央部を
貫通して挿通される。これにより、ゴム栓2は針4の先
端の刺し込みに伴って下方に押されながら図7の(A)
に示すように徐々に両外側に押されて弾性変形し、上下
面に形成された環状の変形吸収用空間2e、2f又は内
面に形成された変形吸収用空間2eによって上記弾性変
形が無理なく行われ、穿刺抵抗が少ないために針4の刺
し込みが容易となる。そして、穿刺後の状態において
は、図3に示すように、ゴム栓2の弾性復元力によって
ゴム栓2が針4の周囲にしっかりと密着してシールし、
たとえ針軸が傾いたり振れたりしても、前記環状の変形
吸収用空間2e、2fの存在により、針4とゴム栓2と
が一体のままで無理なく挙動し、針4の周囲とゴム栓2
との間に隙間ができることが防止され、針4の周囲から
薬液が漏れ出すことを確実に阻止することができる。勿
論、ゴム栓2の外周囲の環状リブ2a〜2dのシール部
には悪影響が及ばない。
【0020】第2の実施形態では、図2の(A)(B)
に示す環状の変形吸収用空間2iが設けてあるため、プ
ラスチック針4の穿刺時のゴム栓2の変形を該空間2i
によって吸収させて容易に穿刺させることができ、ま
た、針軸の傾きや振れなどに対しても該空間2iでゴム
栓2の変形を吸収させることができるため、針4の周囲
からの薬液の漏れが確実に防止できると共に、環状リブ
2a〜2dのシール部に悪影響が及ばず、この部分から
の薬液の漏れをも防止することができる。
【0021】上記第1及び第2の実施形態では、変形吸
収用空間2e、2fと2iとを別々のゴム栓2に設けて
いるが、1つのゴム栓2に両方とも設けても良い。ま
た、環状リブ2a〜2dは、その設置位置及び設置数を
適宜変更してもよい。
【0022】次に、図4の(A)(B)及び図5の
(A)は本発明の第3〜第5の実施形態を示す要部拡大
断面図であって、先ず、第3の実施形態は、図4の
(A)に示すように、ゴム栓2の内面中央部に容器本体
5の内方に向けて球面状に突出する丸型突出部分2jを
設け、かつ、前記変形吸収用空間2e、2fと併設した
ものである。次に、第4の実施形態は、図4の(B)に
示すように、ゴム栓2の内面中央部に容器本体5の内方
に向けて第3の実施形態よりも多く放物面状乃至楕円球
面状に突出する丸型突出部分2jを設け、かつ、前記変
形吸収用空間2e、2fと併設したものである。
【0023】これらの丸型突出部分2jは、前記変形吸
収用空間2e、2fの形成位置より内側に形成するもの
で、このように構成することにより、前記上下の変形吸
収用空間2e、2fの間が可撓部分2kとなり、針4の
穿刺時にはゴム栓2の外側への弾性変形を容易にして穿
刺抵抗を少なくし、針4の刺し込みを容易にすると共
に、穿刺後、ゴム栓2の弾性復元力により、針4の周囲
に密着してシールを確実にし、しかも、針4の傾きや振
れに対しても前記変形吸収用空間2e、2f及び可撓部
分2kの存在により、上記シール状態を保持したままで
針4とゴム栓2の丸型突出部分2jとが一体的に挙動
し、針4に沿って薬液が漏れることを確実に防止させる
ことができる。勿論、ゴム栓2の外周部のシール部に悪
影響を与えることも防止することができる。
【0024】さらに、第5の実施形態は、図5の(A)
に示すように、ゴム栓2の内面中央部に容器本体5の内
方に向けて扁平球面状又は放物面状乃至楕円球面状等に
突出する丸型突出部分2jを設け、この場合、前記変形
吸収用空間2e、2fは省略し、ゴム栓2の外周部を栓
受け部材1の突起1fとキャップ3の突起3eとで挟持
圧縮してシールさせたものである。この第5の実施形態
では、丸型突出部分2jの周囲、即ち、栓受け部材1の
突起1fとキャップ3の突起3eとで挟持圧縮されるゴ
ム栓2の外周部付近が可撓部分2kとなり、図7の
(B)に示すように、針4の穿刺時にはゴム栓2の外側
への弾性変形を容易にして穿刺抵抗を少なくし、針4の
刺し込みを容易にすると共に、穿刺後、ゴム栓2の弾性
復元力により、針4の周囲に密着してシールを確実に
し、しかも、針4の傾きや振れに対しても前記可撓部分
2kの存在により、上記シール状態を保持したままで針
4とゴム栓2の丸型突出部分2jとが一体的に挙動し、
針4に沿って薬液が漏れることを確実に防止させること
ができる。勿論、ゴム栓2の外周部のシール部に悪影響
を与えることも防止することができる。
【0025】上記第3〜第5の実施形態によれば、針4
の穿刺時の軸心の振れに対して変形吸収用空間2e、2
fや可撓部分2kが存在することと、針4の先端に沿っ
てゴム栓2の肉厚が減少しているため、針4の穿刺抵抗
を少なくして針4を刺し易くすることができ、また、針
4の傾きや振れ等の挙動時、ゴム栓2の丸型突出部分2
jが容易に追随して挙動を共にするため、針4の周囲に
ゴム栓2を密着させたままでシール状態に悪影響を与え
ないで該挙動を許容し、従って、針4の周囲からの薬液
の漏れを確実に防止することができる。また、針4が入
っていくとき、図5の(B)では、図5の(A)と同一
厚みtのゴム栓2であっても、ゴム栓2の外周方向への
肉厚が針4の挿入深さが変化しても終始同一であり、ゴ
ム栓2の外周部が栓受け部材1に拘束されて外側への自
由な弾性変形を阻止されているために穿刺抵抗力が大き
いのに比べ、図5の(A)の場合では、ゴム栓2の肉厚
が次第に減少しているため及び外側への自由な弾性変形
を拘束するものがないために穿刺抵抗力が小さくなり、
針4の挿入に伴ってゴムが左右に逃げ易くなって針4の
穿刺を容易にすることができる。一方、丸型突出部分2
jの存在により、穿刺された針4の抜け抵抗力が増大
し、振動、衝撃等の抜け方向の外力に対してゴム弾性が
増々強く働いて阻止力を発揮し、従って、図7の(C)
に示すように、架台に吊下げて移動する場合等における
信頼性を向上させることができる。さらに、丸型突出部
分2jを設けているため、針4が少し傾いた状態で穿刺
されても図6の(A)から明らかな通り、ゴムに接触し
ている距離sが同一となるため、どの方向から穿刺して
も同一条件とできる(丸型突出部分2jの形状によって
多少距離sが変動するが、従来に比較すればほぼ同一条
件といえる)。また、針4の挿入に対しゴムが左右に開
き易いように針先端に沿ってゴム肉厚が減少させてある
ため、図6の(B)に示すように、針4によるゴムの削
りがなく削りカス2mが発生せず、このようなゴムの削
りカス2mが人体にそのまま入って行くような危険性を
回避することができる。
【0026】また、本発明の薬液抽入抽出口用密封装置
は、図8の(A)に示すように、薬液瓶5'の瓶口5a'
に前記ゴム栓2を直接嵌着し、キャップ3'を瓶口5a'
の外側小径段部に加締固着してゴム栓2を保持させる場
合に適用したり、又は、図8の(B)に示すように、混
注管5"の薬液混注口5a"に前記ゴム栓2を直接嵌着
し、キャップ3"を薬液混注口5a"の外側小径段部に加
締固着してゴム栓2を保持させる場合に適用してもよ
い。この場合、キャップ3'、3"の頂部には、針挿入孔
を形成させるために、プルトップ方式の蓋を採用しても
よい。なお、プルトップ方式の蓋は、前記第1〜第5の
実施形態のキャップ3に採用してもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、変形吸収用
空間の存在により、針の傾きや振れなどの挙動に順応し
てゴム栓が弾性変形するため、針に沿って薬液が漏れ出
すことを防止することができる。しかも、針の刺し込み
時においても、前記変形吸収用空間の存在により、ゴム
栓が外側へ自由に弾性変形することができるため、針の
穿刺抵抗が少なくなり、針を容易に刺し込むことができ
る。さらに、針の穿刺抵抗が少ないため、ゴムの削りカ
スが出ることもなくなる。
【0028】また、本発明の請求項2によれば、変形吸
収用空間と丸型突出部分との存在により、針の傾きや振
れなどの挙動に順応してゴム栓が弾性変形し、針に沿っ
て薬液が漏れ出すことを確実に防止することができる。
しかも、針の穿刺抵抗も少なくできるため、針の刺し込
みが容易であり、かつ、針をどの方向から刺しても同じ
ように容易に刺し込むことができ、ゴムの削りカスが出
ることもなくせる。さらに、針の抜けに対する抵抗力を
増大させることができ、振動、衝撃などが加わっても容
易に抜け出さず、緊急時などにおける医療現場での信頼
性を向上させることができる。
【0029】また、本発明の請求項3によれば、請求項
2とほぼ同様の作用効果を奏するものである。
【0030】また、本発明の請求項4によれば、薬液瓶
の瓶口や混注管の薬液混注口にゴム栓を適用して前記と
同様な作用効果を期待し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施形態の要部拡大断
面図、(B)はゴム栓単体の断面図。
【図2】(A)は本発明の第2の実施形態の要部拡大断
面図、(B)はゴム栓単体の断面図。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作説明図。
【図4】(A)(B)は本発明の第3及び第4の実施形
態の要部拡大断面図。
【図5】(A)は本発明の第5の実施形態の要部拡大断
面図、(B)は(A)との針穿刺動作比較図。
【図6】(A)は第5の実施形態の動作説明図、(B)
は従来型のゴム栓における針穿刺時のゴムの削りカスの
発生状況の説明図。
【図7】(A)は本発明の第1の実施形態の針穿刺初期
の動作説明図、(B)は本発明の第5の実施形態の針穿
刺初期の動作説明図、(C)は本発明を架台に吊下げた
点滴容器に適用した状態の動作説明図。
【図8】(A)は本発明を瓶栓に適用した状態の断面
図、(B)は本発明を混注管に適用した状態の断面図。
【図9】(A)は本発明の薬液抽入抽出口用密封装置を
装着した点滴容器の全体の概略図、(B)は従来の密封
装置を装着した点滴容器の全体の概略図。
【図10】(A)は従来の密封装置の拡大断面図、
(B)はその針穿刺状態における動作説明図。
【符号の説明】
1 栓受け部材 1a 受け棚部分 1b 周壁部分 2 ゴム栓 2a〜2d 環状リブ 2e、2f、2i 変形吸収用空間 2g、2h 円錐状凹部 2j 丸型突出部分 2k 可撓部分 3 キャップ 3a 周壁部分 3b 端蓋部分 3c 針挿通孔 4 針(プラスチック針) 5 容器本体 5a 抽入抽出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥井 禧仁 大阪府箕面市西宿1丁目21番4号 フカイ 工業株式会社内 Fターム(参考) 3E084 AA12 AB05 BA03 CA01 CB02 CB03 CC03 DA01 DB14 DC03 EA02 EB03 EC03 FA09 HA01 HB01 HC03 HD01 LA01 LD30 4C066 EE12 GG07 GG18 PP04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液抽入抽出口に直接又は栓受け部材を
    介して嵌着され、キャップにより前記薬液抽入抽出口に
    固着されるゴム栓の外周囲に前記薬液抽入抽出口又は栓
    受け部材に圧接してシールする複数本の環状リブを鉢巻
    き状に突出形成し、該環状リブの内側で前記ゴム栓の周
    囲に環状の変形吸収用空間を形成したことを特徴とする
    薬液抽入抽出口用密封装置。
  2. 【請求項2】 前記ゴム栓の内面中央部で前記変形吸収
    用空間より内側に丸型突出部分を形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の薬液抽入抽出口用密封装置。
  3. 【請求項3】 薬液抽入抽出口に直接又は栓受け部材を
    介して嵌着され、キャップにより前記薬液抽入抽出口に
    固着されるゴム栓の外周囲に前記薬液抽入抽出口又は栓
    受け部材に圧接してシールする複数本の環状リブを鉢巻
    き状に突出形成し、該環状リブの内側で前記ゴム栓の内
    面中央部に丸型突出部分を形成したことを特徴とする薬
    液抽入抽出口用密封装置。
  4. 【請求項4】 前記ゴム栓を薬液瓶等の瓶口又は混注管
    の薬液混注口に適用したことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の薬液抽入抽出口用密封装置。
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