JP2007110835A - スイッチング電源装置およびその制御回路、ならびにそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽負荷時におけるスイッチング電源装置の消費電流を低減する。
【解決手段】第1演算増幅器12および第1PWMコンパレータ14は、第1出力電圧Vout1に応じた電圧Vout1’と、第1基準電圧Vref1にもとづき、第1PWM信号Vpwm1を生成する。同様に、第2演算増幅器22および第2PWMコンパレータ24は、第2PWM信号Vpwm2を生成する。ロジック回路40は、第1、第2パルス幅変調信号Vpwm1、Vpwm2にもとづき、メインスイッチならびに2系統の同期整流スイッチを時分割してオンオフする。第1演算増幅器12、第2演算増幅器22は、軽負荷時においてコンパレータとして機能し、電圧Vout1’、Vout2’をそれぞれ基準電圧Vref1、Vref2と比較し、Vout1’>Vref1かつVout2’>Vref2のとき、オシレータ30、第1、第2PWMコンパレータ14、24の動作を停止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の電圧を出力する昇圧型のスイッチング電源装置に関する。
近年の携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、等の小型情報端末においては、例えば液晶のバックライトに用いられるLED(Light Emitting Diode)などのように電池の出力電圧よりも高い電圧を必要とするデバイスが存在する。たとえば、これらの小型情報端末では、Liイオン電池が多く用いられ、その出力電圧は通常3.5V程度であり、満充電時においても4.2V程度であるが、LEDはその駆動電圧として電池電圧よりも高い電圧を必要とする。このように、電池電圧よりも高い電圧が必要とされる場合には、スイッチングレギュレータなどの昇圧回路を用いて電池電圧を昇圧し、LEDなどの負荷回路を駆動するために必要な電圧を得ている。
特許文献1には、複数の出力電圧を生成可能なスイッチング電源装置を、低コスト、省スペースで提供するための技術が記載されている。この技術では、複数の直流電圧を出力するためのスイッチングレギュレータを、インダクタおよびメインスイッチを複数の出力電圧で共有することにより部品点数の削減を図っている。
特開2003−289666号公報
上記文献に記載の技術によれば、複数の昇圧された直流電圧を簡易な回路構成で得ることができるが、消費電力すなわち電源装置の効率の面に目を向けると、さらなる改善の余地がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、上記文献に記載の技術と同様に、複数の出力電圧を同時に出力する昇圧回路を提供するものであり、さらに消費電力を低減したスイッチング電源装置およびその制御回路の提供にある。
本発明のある態様は、入力電圧を昇圧して第1、第2出力電圧を出力するスイッチング電源装置の制御回路に関する。この制御回路は、第1出力電圧に応じた電圧と、所定の第1基準電圧の誤差を増幅する第1誤差増幅器と、第1誤差増幅器から出力される第1誤差電圧を、オシレータから出力される周期電圧と比較し、第1パルス幅変調信号を出力する第1パルス幅変調コンパレータと、第2出力電圧に応じた電圧と、所定の第2基準電圧の誤差を増幅する第2誤差増幅器と、第2誤差増幅器から出力される第2誤差電圧を、オシレータから出力される周期電圧と比較し、第2パルス幅変調信号を出力する第2パルス幅変調コンパレータと、第1パルス幅変調信号および第2パルス幅変調信号にもとづき、メインスイッチならびに2系統の同期整流スイッチを時分割してオンオフするロジック回路と、第1出力電圧に応じた電圧を、第1基準電圧と比較する第1コンパレータと、第2出力電圧に応じた電圧を、第2基準電圧と比較する第2コンパレータと、を備える。この制御回路は、軽負荷時において、第1出力電圧が第1基準電圧より高く、かつ第2出力電圧が第2基準電圧より高いとき、オシレータならびに第1、第2パルス幅変調コンパレータの動作を停止する。
この態様によると、負荷電流が減少する軽負荷時において、第1、第2出力電圧がそれぞれ第1、第2基準電圧よりも高いときに、不要な回路ブロックであるオシレータ、第1、第2パルス幅変調コンパレータの動作を停止することにより、低消費電力化を図ることができる。
第1、第2誤差増幅器はそれぞれ、第1、第2コンパレータと演算増幅器を共有して一体に構成してもよい。演算増幅器の第1入力端子に、出力電圧に応じた電圧を入力し、演算増幅器の出力端子と第2入力端子間に直列に、接続された帰還キャパシタおよび帰還スイッチを設けてもよい。通常負荷時においては、帰還スイッチをオンする一方、軽負荷時においては、帰還スイッチをオフしてもよい。
この場合、通常負荷時においては、帰還スイッチをオンすることにより、演算増幅器を誤差増幅器として機能させることができ、軽負荷時においては、帰還スイッチをオフすることにより、演算増幅器をコンパレータとして機能させることができる。その結果、誤差増幅器とコンパレータを一体に構成することができるため、回路面積を削減することができる。
制御回路は、所定の設定電圧を、オシレータから出力される周期電圧と比較し、デューティ比の固定されたデューティ比固定信号を出力する最大デューティ比設定コンパレータをさらに備え、第1、第2パルス幅変調信号のデューティ比の上限を、デューティ比固定信号のデューティ比に制限してもよい。
この場合、軽負荷時において、第1、第2パルス幅変調信号のデューティ比に上限を設定することにより、それらのデューティ比が100%となって、スイッチング動作が停止するのを防止することができる。
制御回路は、制御端子をさらに備え、当該制御端子に外部から入力される制御信号にもとづき、軽負荷時と通常負荷時とを切り替えてもよい。
制御回路は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。制御回路を1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明の別の態様は、入力電圧を昇圧して第1、第2出力電圧を出力するスイッチング電源装置である。このスイッチング電源装置は、入力電圧が印加される入力端子と、第1、第2出力電圧をそれぞれ出力する第1、第2出力端子と、入力端子と固定電位端子間に直列に接続されたインダクタおよびメインスイッチと、インダクタとメインスイッチの接続点と第1、第2出力端子間にそれぞれ設けられた第1、第2同期整流スイッチと、第1、第2同期整流スイッチに並列に設けられた第1、第2ダイオードと、第1、第2出力端子と固定電位端子間に設けられた第1、第2出力キャパシタと、メインスイッチおよび第1、第2同期整流スイッチのオンオフを制御する制御回路と、を備える。制御回路は、通常動作時においては、メインスイッチおよび第1、第2スイッチを交互にオンオフする一方、軽負荷時においては、メインスイッチのみをオンオフする。
この態様によると、メインスイッチおよび第1、第2同期整流スイッチをオンオフする頻度が低下する軽負荷時において、オシレータなどの不要なブロックの動作を停止することにより、回路の消費電流を低下させ、効率を改善することができる。
本発明のさらに別の態様もまた、入力電圧を昇圧して第1、第2出力電圧を出力するスイッチング電源装置である。このスイッチング電源装置は、入力電圧が印加される入力端子と、第1、第2出力電圧をそれぞれ出力する第1、第2出力端子と、第1出力端子と固定電位端子間に設けられた第1出力キャパシタと、第2出力端子と固定電位端子間に設けられた第2出力キャパシタと、入力端子と固定電位端子間に直列に接続されたインダクタおよび第1スイッチと、インダクタと第1スイッチの接続点と、第1出力端子間に設けられた第2スイッチと、インダクタと第1スイッチの接続点と、第2出力端子間に直列に設けられた第3、第4スイッチと、第2スイッチに対して並列に、カソード端子が第2出力端子側となるように設けられた第1ダイオードと、第4スイッチに対して並列にカソード端子が第2出力端子側となるように設けられた第2ダイオードと、第1から第4スイッチのオンオフを制御する制御回路と、を備える。制御回路は、通常動作時においては、第1スイッチ、第2スイッチを順にオンする第1期間と、第1スイッチ、第3スイッチを順にオンし、かつ第3スイッチがオンの期間に第4スイッチをオンする第2期間と、を交互に繰り返す一方、軽負荷時においては、第1スイッチをオンする第3期間と、第1スイッチ、第3スイッチを順にオンする第4期間と、を交互に繰り返す。
この態様によると、第1スイッチから第4スイッチがオンオフする頻度が低下する軽負荷時において、オシレータなどの不要なブロックの動作を停止することにより、回路の消費電流を低下させ、効率を改善することができる。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、電池と、電池の電圧を昇圧する上述のスイッチング電源装置と、このスイッチング電源装置から出力される第1、第2出力電圧により駆動される複数の負荷と、を備える。
この態様によると、負荷に流れる電流が低下した場合に、スイッチング電源装置内部の消費電流を低減することができるため、バッテリライフを延ばすことができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るスイッチング電源装置によれば、軽負荷時の消費電力を低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るスイッチング電源装置100の全体構成を示す。また、図2は、図1のスイッチング電源装置100が搭載される電子機器の構成を示すブロック図である。
図2の電子機器300は、たとえば携帯電話端末であり、電池310、電源装置320、アナログ回路330、デジタル回路340、液晶パネル(以下、LCDパネルという)350、LED360を含む。
電池310は、たとえばリチウムイオン電池であり、電池電圧Vbatとして3〜4V程度を出力する。アナログ回路330は、パワーアンプや、アンテナスイッチ、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサやPLL(Phase Locked Loop)などの高周波回路を含み、電源電圧Vcc=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。また、デジタル回路340は、各種DSP(Digital Signal Processor)などを含み、電源電圧Vdd=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。
LCDパネル350は、ユーザに対して文字情報や画像情報を表示するものであって、その駆動には、電池電圧Vbatより高い電圧が要求される。LED360は、RGB3色のLED(Light Emitting Diode)を含み、LCDパネル350のバックライトや、照明として用いられ、その駆動には、4V以上の駆動電圧が要求される。
電源装置320は、多チャンネルのスイッチング電源であり、各チャンネルごとに、電池電圧Vbatを必要に応じて降圧、または昇圧するスイッチングレギュレータを備え、アナログ回路330、デジタル回路340、LCDパネル350、LED360に対して適切な電源電圧を供給する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置100は、たとえばLCDパネル350や、LED360などのように電池電圧Vbatよりも高い電圧で動作する複数の負荷に対して電源電圧を供給する用途に用いることができる。以下、本実施の形態に係るスイッチング電源装置100の構成について詳細に説明する。
図1に戻る。スイッチング電源装置100は、入力端子102、第1出力端子104、第2出力端子106を備え、入力端子102に印加された入力電圧Vinを昇圧して、第1出力電圧Vout1、第2出力電圧Vout2をそれぞれ第1出力端子104、第2出力端子106から出力する。
このスイッチング電源装置100は、インダクタL、第1出力キャパシタCo1、第2出力キャパシタCo2、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4、第1ダイオードD1、第2ダイオードD2、制御部10を含む。
インダクタLおよび第1スイッチSW1に加えて、第2スイッチSW2、第1ダイオードD1および第1出力キャパシタCo1は、入力電圧Vinを昇圧する第1の昇圧回路を構成する。
インダクタLは、一端が入力端子102に接続されている。第1スイッチSW1は、インダクタLと固定電位である接地端子間に接続されており、昇圧型スイッチングレギュレータのメインスイッチとして機能する。
第2スイッチSW2は、インダクタLと第1スイッチSW1の接続点と、第1出力端子104間に接続されている。第1ダイオードD1は、この第2スイッチSW2と並列に接続されている。第1ダイオードD1は、インダクタLから第1出力端子104に向かって電流が流れるように、カソード端子が第1出力端子104側に、アノード端子がインダクタL側に接続されている。
第1スイッチSW1、第2スイッチSW2のオンオフは制御部10によって制御される。第1スイッチSW1がオンし、第2スイッチSW2がオフのとき、入力端子102から接地端子に向かって、インダクタLおよび第1スイッチSW1を介してインダクタ電流が流れ、このときインダクタLには、電流の2乗に比例するエネルギが蓄えられる。
次に第1スイッチSW1がオフし、第2スイッチSW2がオンすると、第1スイッチSW1を介して接地端子に流れていたインダクタ電流は第2スイッチSW2側へと流れることになる。このとき、インダクタLに蓄えられていたエネルギは、第1出力キャパシタCo1へと転送される。インダクタLには電流を妨げる方向に逆起電力が発生するため、入力電圧Vinが昇圧された電圧によって第1出力キャパシタCo1が充電される。昇圧された電圧は第1出力キャパシタCo1によって平滑化され、第1出力電圧Vout1として出力される。
第1出力電圧Vout1と入力電圧Vinの比、すなわち昇圧率は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2のオン時間の比に従って決められる。制御部10は、第1出力電圧Vout1を検出しながら、所望の昇圧率が得られるように第1スイッチSW1、第2スイッチSW2のオン期間をパルス幅変調(PWM)方式によって制御する。
同様に、第2の昇圧回路は、インダクタLおよび第1スイッチSW1に加えて、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、第2ダイオードD2および第2出力キャパシタCo2によって構成される。
第2の昇圧回路を第1の昇圧回路と比べると、第3スイッチSW3が追加されている点を除き、その構成は同様である。この第2の昇圧回路においては、第1スイッチSW1をオンしてインダクタLに電流を流しエネルギを蓄える。次いで、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4をオンすることにより、そのエネルギを第2出力キャパシタCo2に転送し、第2出力端子106から平滑化された第2出力電圧Vout2を出力する。
本実施の形態においては、第1の昇圧回路の昇圧率は、第2の昇圧回路の昇圧率よりも高く設定されるものとし、第1出力電圧Vout1と第2出力電圧Vout2には、Vout1>Vout2が成り立つものとする。
スイッチング電源装置100は、通常動作時と軽負荷時で動作モードが切り替えられる。それぞれの動作モードを以下、通常動作モードと軽負荷モードとよぶ。スイッチング電源装置100は、制御端子108を備えており、通常動作時と軽負荷時を指示するための制御信号Vcontが入力されている。制御信号Vcontは制御部10に入力されており、通常動作モードと軽負荷モードで第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4のスイッチングシーケンスを切り替える。本実施の形態においては、制御信号Vcontがハイレベルのとき通常モード、ローレベルのとき軽負荷モードで動作するものとする。
図3は、本実施の形態に係るスイッチング電源装置100をより詳細に示す回路図である。図中、破線で囲まれた領域は、スイッチング電源制御回路200を表しており、一体集積化されている。このスイッチング電源制御回路200に、インダクタL、第1出力キャパシタCo1、第2出力キャパシタCo2、第1ダイオードD1、第2ダイオードD2が外付けされてスイッチング電源装置100が構成される。
スイッチング電源制御回路200において、第1スイッチSW1から第4スイッチSW4はMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)により構成される。
第1スイッチSW1は、N型MOSトランジスタであり、そのバックゲート端子は接地されている。
第2スイッチSW2および第3スイッチSW3は、P型MOSトランジスタであり、それぞれのバックゲート端子は第1出力端子104に接続されている。
第4スイッチSW4も、P型MOSトランジスタであり、そのバックゲート端子は第2出力端子106に接続されている。
第1スイッチSW1から第4スイッチSW4のゲート端子は制御部10に接続されており、スイッチング信号によってゲートソース間電圧が制御され、オンオフ状態が切り替えられる。
図4は、図1の制御部10の構成を示す回路図である。制御部10は、抵抗R11、R12、R21、R22、第1演算増幅器12、第1PWMコンパレータ14、第1ANDゲート16、第1帰還キャパシタCfb1、第1帰還スイッチSWfb1、第2演算増幅器22、第2PWMコンパレータ24、第2ANDゲート26、第2帰還キャパシタCfb2、第2帰還スイッチSWfb2、オシレータ30、最大デューティ比設定コンパレータ32、コンパレータ34、ロジック回路40を含む。
第1帰還端子110には、第1出力電圧Vout1が帰還される。抵抗R11、R12は、第1出力電圧Vout1を分圧し、第1帰還電圧Vout1’=R12/(R11+R12)を出力する。
第1演算増幅器12は、軽負荷時には、第1基準電圧Vref1と、第1帰還電圧Vout1’を比較するコンパレータとして機能し、通常動作時には、第1基準電圧Vref1と、第1帰還電圧Vout1’の電圧誤差を増幅する誤差増幅器として機能する。第1演算増幅器12の出力端子と反転入力端子間には、第1帰還キャパシタCfb1と第1帰還スイッチSWfb1が直列に設けられており、第1演算増幅器12は、第1帰還スイッチSWfb1がオンのとき誤差増幅器として機能し、オフのときコンパレータとして機能する。第1帰還スイッチSWfb1のオンオフは、制御信号Vcontにもとづいて制御される。
第1演算増幅器12から出力される第1誤差電圧Verr1は、第1PWMコンパレータ14の反転入力端子に入力される。第1PWMコンパレータ14の非反転入力端子には、オシレータ30から出力される三角波もしくはのこぎり波状の周期電圧Voscが入力される。第1PWMコンパレータ14は、第1誤差電圧Verr1と周期電圧Voscを比較し、Vosc>Verr1のときハイレベル、Vosc<Verr1のときローレベルとなる第1パルス幅変調信号(以下、第1PWM信号Vpwm1という)を出力する。
同様に、抵抗R21、R22、第2演算増幅器22、第2帰還キャパシタCfb2、第2帰還スイッチSWfb2、第2PWMコンパレータ24は、第2PWM信号Vpwm2を生成する。
最大デューティ比設定コンパレータ32の非反転入力端子には、オシレータ30から出力される周期電圧Voscが入力され、反転入力端子には、所定の最大デューティ比設定電圧Vmaxが入力される。最大デューティ比設定コンパレータ32からは、たとえばデューティ比が80%程度に固定されたデューティ比固定信号Vfixが出力される。
第1ANDゲート16は、第1PWM信号Vpwm1とデューティ比固定信号Vfixの論理積を第1信号Sig1として、後段のロジック回路40へと出力する。また、第2ANDゲート26は、第2PWM信号Vpwm2とデューティ比固定信号Vfixの論理積を第2信号Sig2としてロジック回路40へと出力する。第1信号Sig1および第2信号Sig2のデューティ比は、それぞれ第1出力電圧Vout1、第2出力電圧Vout2に応じて変化し、デューティ比の最大値は、デューティ比固定信号Vfixで制限される。
ロジック回路40は、第1信号Sig1、第2信号Sig2にもとづいて第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4のオンオフを制御する。
コンパレータ34は、第1誤差電圧Verr1および第2誤差電圧Verr2を、しきい値電圧Vthと比較し、イネーブル信号ENを生成する。イネーブル信号ENは、軽負荷時において、Verr1<VthかつVerr2<Vthのとき、すなわち第1誤差電圧Verr1および第2誤差電圧Verr2の両方がローレベルのとき、ハイレベルとなり、それ以外のときローレベルとなる。オシレータ30、第1PWMコンパレータ14、第2PWMコンパレータ24、最大デューティ比設定コンパレータ32は、イネーブル信号ENがハイレベルとなると、動作が停止され、回路の消費電流が低減される。
以上のように構成されたスイッチング電源装置100の動作について図5(a)、(b)をもとに説明する。図5(a)、(b)は、スイッチング電源装置100における各スイッチのオンオフ状態を示すタイムチャートである。図5(a)、(b)はそれぞれ、通常動作モードおよび軽負荷モードのタイムチャートを示す。このタイムチャートにおいて、ハイレベルおよびローレベルはそれぞれ、スイッチがオン、オフの状態に対応する。
はじめに、スイッチング電源装置100の通常動作モードにおける動作について説明する。スイッチング電源装置100は、制御端子108に制御信号Vcontとしてハイレベルが入力されると、通常モードで動作する。
通常モード時には、図5(a)に示すように第1期間T1と、第2期間T2とを交互に繰り返すことにより入力電圧Vinを昇圧し、第1出力端子104および第2出力端子106からそれぞれ第1出力電圧Vout1、第2出力電圧Vout2を出力する。
第1期間T1においては、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2を順にオンする。第1スイッチSW1をオンすることによってインダクタLには、入力端子102間から接地端子に向かって電流が流れる。インダクタLには電流の2乗に比例したエネルギが蓄えられる。
次に第1スイッチSW1をオフし、第2スイッチSW2をオンすることにより、インダクタLに流れていた電流は第1出力端子104に接続された第1出力キャパシタCo1に流れ、蓄えられていたエネルギが第1出力キャパシタCo1に転送される。この結果、インダクタLには逆起電力が発生し、第1出力端子104には入力電圧Vinを昇圧した電圧が出力される。
次に、第2期間T2においては、第1スイッチSW1、第3スイッチSW3を順にオンする。第1スイッチSW1がオンすると再びインダクタLには、入力端子102間から接地端子に向かって電流が流れ、エネルギが蓄えられる。
次に第1スイッチをオフし、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4をオンする。インダクタLに流れていた電流は第2出力端子106に接続された第2出力キャパシタCo2に流れ、蓄えられていたエネルギが転送される。この結果、インダクタLには逆起電力が発生し、第2出力端子106には入力電圧Vinを昇圧した電圧が出力される。
第3スイッチSW3のオン期間Ton3は、第4スイッチSW4のオン期間Ton4の最大値よりも長く固定されており、第1スイッチSW1のオン期間Ton1と第4スイッチSW4のオン期間Ton4の比によって昇圧率が調節される。
このように、インダクタLに蓄えられたエネルギを第1出力キャパシタCo1に転送する第1期間T1と、インダクタLに蓄えたエネルギを第2出力キャパシタCo2に転送する第2期間T2を交互に繰り返すことによって第1出力電圧Vout1、第2出力電圧Vout2が出力される。
次にスイッチング電源装置100の軽負荷モードにおける動作について説明する。スイッチング電源装置100は、制御端子108に制御信号Vcontとしてローレベルが入力されると、軽負荷モードに切り替えられる。
軽負荷モード時には、図5(b)に示すように第3期間T3と、第4期間T4とを交互に繰り返すことにより入力電圧Vinを昇圧し、第1出力端子104および第2出力端子106からそれぞれ第1出力電圧Vout1、第2出力電圧Vout2を出力する。
第3期間T3においては、第1スイッチSW1のみがオンする。第1スイッチSW1をオンすることによってインダクタLには、入力端子102間から接地端子に向かって電流が流れる。インダクタLには電流の2乗に比例したエネルギが蓄えられる。
次に第1スイッチSW1をオフするが、軽負荷モードでは、第2スイッチSW2をオンしない。その結果、インダクタLに流れていた電流は、第1ダイオードD1を介して第1出力端子104に接続された第1出力キャパシタCo1に流れ、インダクタLに蓄えられていたエネルギが第1出力キャパシタCo1に転送される。インダクタLには逆起電力が発生するため、第1出力端子104には入力電圧Vinを昇圧した電圧が出力される。
第4期間T4においては、第1スイッチSW1、第3スイッチSW3を順にオンする。第1スイッチSW1がオンすると再びインダクタLには、入力端子102間から接地端子に向かって電流が流れ、エネルギが蓄えられる。
次に第3スイッチSW3のみをオンし、第4スイッチSW4はオフのままとする。その結果、インダクタLに流れていた電流は、第3スイッチおよび第2ダイオードD2を介して第2出力キャパシタCo2に流れ込み、蓄えられていたエネルギが第2出力キャパシタCo2に転送される。
スイッチを構成するMOSトランジスタのゲート電圧を変化させるためには、ゲート容量を充放電する必要があるため、スイッチのオンオフに際しては制御部10には電流消費が発生する。したがって、軽負荷時に第2スイッチSW2、第4スイッチSW4のオンオフのスイッチングを停止することにより、消費電流が減少し、軽負荷時の効率が改善されることになる。
また、第4スイッチSW4に対して第3スイッチSW3を直列に設けることにより次の効果がある。本実施の形態においては、第1出力電圧Vout1と第2出力電圧Vout2は、Vout1>Vout2が成り立つように第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4が制御される。もし第3スイッチSW3を設けない場合、第2ダイオードD2には、順方向電圧Vfより大きな電圧が印加され、オンする可能性がある。第2ダイオードD2がオンすると、通常動作モード時の第1期間T1、あるいは軽負荷モード時の第3期間T3においては、インダクタLに蓄えられたエネルギは、第1出力キャパシタCo1に転送されるべきであるにもかかわらず、第2ダイオードD2を介して第2出力キャパシタCo2に電流が流れ込んでしまうという問題が生じる。
そこで、第3スイッチSW3を設け、第1期間T1および第3期間T3においてオフすることにより、Vout1>Vout2の場合においても、正常な昇圧動作を行うことができる。
また、第3スイッチSW3のバックゲートを第1出力端子104に接続することによって次の効果がある。第3スイッチSW3のオンオフを正常にスイッチさせるためには、バックゲート端子は高い電位に固定されている必要がある。ところが、スイッチング電源装置100の起動時においては、第3スイッチSW3と第4スイッチSW4の接続点の電圧は不安定であるため、もしバックゲート端子をこの接続点に接続した場合、第2出力電圧Vout2が正常に立ち上がらないおそれがある。一方、第1出力端子104は、起動直後においても入力電圧Vinから第1ダイオードD1の順方向電圧Vf分だけ降下した電圧が出力されており、安定している。したがって、第3スイッチSW3のバックゲート端子を第1出力端子104に接続することによって、スイッチング電源装置100の安定性を高めることができる。
本実施の形態に係るスイッチング電源装置100は、さらに以下の動作によって低消費電力化を図っている。図6は、本実施の形態に係るスイッチング電源装置100の動作状態を示すタイムチャートである。軽負荷モード時には、制御信号Vcontがローレベルとなり、図4の第1帰還スイッチSWfb1および第2帰還スイッチSWfb2がオフされる。その結果、第1演算増幅器12、第2演算増幅器22がコンパレータとして動作する。
軽負荷時においては、第1出力キャパシタCo1、第2出力キャパシタCo2は間欠的に充電され、その後の負荷への電流供給により、充電された電荷が放電されるという間欠動作を繰り返す。したがって、第1帰還電圧Vout1’(すなわち第1出力電圧Vout1)、第2帰還電圧Vout2’(すなわち第2出力電圧Vout2)は、図6に示すように、一度のスイッチング動作によって上昇した後、負荷電流によって緩やかに低下し、再び基準電圧まで低下すると再度スイッチング動作により上昇する。
第1演算増幅器12から出力される第1誤差電圧Verr1は、第1帰還電圧Vout1’が第1基準電圧Vref1より高いとき、ローレベルとなる。また、第2演算増幅器22から出力される第2誤差電圧Verr2は、第2帰還電圧Vout2’が第2基準電圧Vref2より高いとき、ローレベルとなる。コンパレータ34は、第1誤差電圧Verr1、第2誤差電圧Verr2の両方がローレベルのとき、イネーブル信号ENをハイレベルとする。イネーブル信号ENがハイレベルのとき、オシレータ30、第1PWMコンパレータ14、第2PWMコンパレータ24、最大デューティ比設定コンパレータ32は、その動作を停止する。図6に示すように、オシレータ30が停止すると、周期電圧Voscは一定値となる。
逆に、軽負荷時において、第1帰還電圧Vout1’が第1基準電圧Vref1より低く、あるいは第2帰還電圧Vout2’が第2基準電圧Vref2より低いとき、すなわち第1誤差電圧Verr1、第2誤差電圧Verr2の少なくとも一方がハイレベルのときには、第1出力電圧Vout1、あるいは第2出力電圧Vout2が低下しているため、次のスイッチング動作に備えて、オシレータ30等を動作させておく必要がある。したがって、この場合には、イネーブル信号ENをローレベルとして、オシレータ30等を動作させる。
このように、本実施の形態に係るスイッチング電源装置100によれば、軽負荷時において、第1出力電圧Vout1、第2出力電圧Vout2に応じた電圧をモニタし、その両方がそれぞれに対応付けられて規定された第1基準電圧Vref1、第2基準電圧Vref2よりも高いときには、オシレータ30等の不要な回路ブロックを停止することにより好適に低消費電力化を図ることができる。
また、通常動作時において誤差増幅器として機能する第1演算増幅器12、第2演算増幅器22の帰還経路にスイッチを設け、軽負荷時において帰還経路を遮断することにより、それぞれをコンパレータとして利用している。その結果、PWM信号を生成するための誤差増幅器とは別のコンパレータを設ける必要がなくなるため、回路面積を削減することができる。
さらに、軽負荷時において、第1演算増幅器12、第2演算増幅器22をコンパレータとして動作させると、第1PWM信号Vpwm1、第2PWM信号Vpwm2のデューティ比が100%となる場合があり、スイッチングレギュレータのスイッチング動作が停止してしまう。そこで、最大デューティ比設定コンパレータ32を設けて、第1PWM信号Vpwm1、第2PWM信号Vpwm2のデューティ比に上限を設定することにより、スイッチング動作が停止するのを防止することができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第1ダイオードD1は、第2スイッチSW2を構成するMOSトランジスタの寄生ダイオードが十分なサイズで形成される場合には、その寄生ダイオードをもって代用してもよい。同様に、第2ダイオードD2も、第4スイッチSW4の寄生ダイオードで代用してもよい。
実施の形態においてMOSFETで構成された素子は、バイポーラトランジスタなど別のトランジスタに置換することも可能である。これらの選択は、半導体製造プロセスやコスト、回路に求められる使用に応じて決定すればよい。
イネーブル信号ENは、コンパレータ34によらずに、論理演算によって生成してもよい。たとえば、本実施の形態においては、イネーブル信号ENは、第1誤差電圧Verr1の反転信号と、第2誤差電圧Verr2の反転信号との論理積をとることにより生成することができる。
実施の形態においては、スイッチング電源制御回路200が一体集積化される場合について説明したが、スイッチング電源装置100を構成する素子はすべて一体集積化されていてもよく、または別の集積回路に分けて構成されていてもよく、さらにはその一部がディスクリート部品で構成されていてもよい。どの部分を集積化するかは、コストや占有面積、用途などに応じて決めればよい。
実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 図1のスイッチング電源装置を搭載した電子機器の構成を示すブロック図である。 図1のスイッチング電源装置を詳細に示す回路図である。 図1の制御部の構成を示す回路図である。 図5(a)、(b)は、図1のスイッチング電源装置における各スイッチのオンオフ状態を示すタイムチャートである。 図1のスイッチング電源装置の軽負荷時の動作状態を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 制御部、 12 第1演算増幅器、 14 第1PWMコンパレータ、 16 第1ANDゲート、 22 第2演算増幅器、 24 第2PWMコンパレータ、 26 第2ANDゲート、 30 オシレータ、 32 最大デューティ比設定コンパレータ、 34 コンパレータ、 40 ロジック回路、 100 スイッチング電源装置、 102 入力端子、 104 第1出力端子、 106 第2出力端子、 108 制御端子、 110 第1帰還端子、 112 第2帰還端子、 200 スイッチング電源制御回路、 Co1 第1出力キャパシタ、 Co2 第2出力キャパシタ、 D1 第1ダイオード、 D2 第2ダイオード、 SW1 第1スイッチ、 SW2 第2スイッチ、 SW3 第3スイッチ、 SW4 第4スイッチ、 Vout1 第1出力電圧、 Vout2 第2出力電圧。

Claims (8)

  1. 入力電圧を昇圧して第1、第2出力電圧を出力するスイッチング電源装置の制御回路であって、
    前記第1出力電圧に応じた電圧と、所定の第1基準電圧の誤差を増幅する第1誤差増幅器と、
    前記第1誤差増幅器から出力される第1誤差電圧を、オシレータから出力される周期電圧と比較し、第1パルス幅変調信号を出力する第1パルス幅変調コンパレータと、
    前記第2出力電圧に応じた電圧と、所定の第2基準電圧の誤差を増幅する第2誤差増幅器と、
    前記第2誤差増幅器から出力される第2誤差電圧を、前記オシレータから出力される前記周期電圧と比較し、第2パルス幅変調信号を出力する第2パルス幅変調コンパレータと、
    前記第1パルス幅変調信号および前記第2パルス幅変調信号にもとづき、メインスイッチならびに2系統の同期整流スイッチを時分割してオンオフするロジック回路と、
    前記第1出力電圧に応じた電圧を、前記第1基準電圧と比較する第1コンパレータと、
    前記第2出力電圧に応じた電圧を、前記第2基準電圧と比較する第2コンパレータと、
    を備え、
    軽負荷時において、前記第1出力電圧が前記第1基準電圧より高く、かつ前記第2出力電圧が前記第2基準電圧より高いとき、前記オシレータならびに前記第1、第2パルス幅変調コンパレータの動作を停止することを特徴とする制御回路。
  2. 前記第1、第2誤差増幅器はそれぞれ、前記第1、第2コンパレータと演算増幅器を共有して一体に構成されており、
    前記演算増幅器の第1入力端子に、出力電圧に応じた電圧を入力し、
    前記演算増幅器の出力端子と第2入力端子間に直列に接続された帰還キャパシタおよび帰還スイッチを設け、
    通常負荷時においては、前記帰還スイッチをオンする一方、軽負荷時においては、前記帰還スイッチをオフすること特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 所定の設定電圧を、前記オシレータから出力される周期電圧と比較し、デューティ比の固定されたデューティ比固定信号を出力する最大デューティ比設定コンパレータをさらに備え、前記第1、第2パルス幅変調信号のデューティ比の上限を、前記デューティ比固定信号のデューティ比に制限したことを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  4. 制御端子をさらに備え、当該制御端子に外部から入力される制御信号にもとづき、軽負荷時と通常負荷時とを切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  5. ひとつの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御回路。
  6. 入力電圧を昇圧して第1、第2出力電圧を出力するスイッチング電源装置であって、
    前記入力電圧が印加される入力端子と、
    前記第1、第2出力電圧をそれぞれ出力する第1、第2出力端子と、
    前記入力端子と固定電位端子間に直列に接続されたインダクタおよびメインスイッチと、
    前記インダクタと前記メインスイッチの接続点と前記第1、第2出力端子間にそれぞれ設けられた第1、第2同期整流スイッチと、
    前記第1、第2同期整流スイッチに並列に設けられた第1、第2ダイオードと、
    前記第1、第2出力端子と固定電位端子間に設けられた第1、第2出力キャパシタと、
    前記メインスイッチおよび前記第1、第2同期整流スイッチのオンオフを制御する請求項1から4のいずれかに記載の制御回路と、
    を備え、前記制御回路は、通常動作時においては、前記メインスイッチおよび前記第1、第2スイッチを交互にオンオフする一方、軽負荷時においては、前記メインスイッチのみをオンオフすることを特徴とするスイッチング電源装置。
  7. 入力電圧を昇圧して第1、第2出力電圧を出力するスイッチング電源装置であって、
    前記入力電圧が印加される入力端子と、
    前記第1、第2出力電圧をそれぞれ出力する第1、第2出力端子と、
    前記第1出力端子と固定電位端子間に設けられた第1出力キャパシタと、
    前記第2出力端子と固定電位端子間に設けられた第2出力キャパシタと、
    前記入力端子と固定電位端子間に直列に接続されたインダクタおよび第1スイッチと、
    前記インダクタと前記第1スイッチの接続点と、前記第1出力端子間に設けられた第2スイッチと、
    前記インダクタと前記第1スイッチの接続点と、前記第2出力端子間に直列に設けられた第3、第4スイッチと、
    前記第2スイッチに対して並列に、カソード端子が前記第2出力端子側となるように設けられた第1ダイオードと、
    前記第4スイッチに対して並列にカソード端子が前記第2出力端子側となるように設けられた第2ダイオードと、
    前記第1から第4スイッチのオンオフを制御する請求項1から4のいずれかに記載の制御回路と、
    を備え、前記制御回路は、通常動作時においては、
    前記第1スイッチ、第2スイッチを順にオンする第1期間と、前記第1スイッチ、第3スイッチを順にオンし、かつ前記第3スイッチがオンの期間に前記第4スイッチをオンする第2期間と、を交互に繰り返す一方、軽負荷時においては、
    前記第1スイッチをオンする第3期間と、前記第1スイッチ、第3スイッチを順にオンする第4期間と、を交互に繰り返すことを特徴とするスイッチング電源装置。
  8. 電池と、
    前記電池の電圧を昇圧する請求項6または7に記載のスイッチング電源装置と、
    前記スイッチング電源装置から出力される前記第1、第2出力電圧により駆動される複数の負荷と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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