JP2007110635A - ルーティングスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネル数の増加に柔軟に対応可能で、高速且つ確実なルーティング処理を実現したルーティングスイッチを提供すること。
【解決手段】1チャンネルから入力されたデータを他の1以上のチャンネルへルーティングするルーティングスイッチにおいて、所定の処理期間を接続されたチャンネル数と同じ数のタイムスロットに時分割して各チャンネルに順に割り当て、各チャンネルのルーティング処理をそれぞれのチャンネルに割り当てられたタイムスロット期間内に行う。上記所定の処理期間の長さは、ルーティングすべきデータが受信され得る最短時間間隔の長さ以下とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、概して、1チャンネルから入力されたデータを他の1以上のチャンネルへルーティングするルーティングスイッチに係り、特に、チャンネル数の増加に柔軟に対応可能で、高速且つ確実なルーティング処理を実現したルーティングスイッチに関する。
従来、1チャンネルから入力されたデータを他の1以上のチャンネルへルーティングするルーティングスイッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、優先度別に設けられた転送データに関する接続リクエストを集約し、スケジューラの処理において考慮される優先度に応じて振り分け出力するリクエスト集約部を備えたルーティングスイッチが開示されている。
特開2000−324168号公報
複数のバス間を接続するゲートウェイとして用いられる従来のルーティングスイッチのうちハードウェアにより構成されているものは、チャンネル数の増加に柔軟に対応できないという課題を有する。
また、ネットワーク全体の円滑な作動のためには、ルーティングされるデータを必要としている各ノードにおける所定の許容遅延時間が厳守されるような速度でルーティングしなければならず、特定のチャンネルのルーティング処理が遅延するような事態は回避されなければならない。すなわち、チャンネル数が増えるほどルーティングスイッチの処理能力が要求されることになる。
さらに、チャンネル数が増え、1つ1つのチャンネルに掛けられるルーティング処理時間が短くなった場合であっても、各データは取りこぼしなくルーティングされなければならない。
この点、上記特許文献1記載の従来装置は、データ受信ごとにルーティング処理のリクエストを行うリクエスト集約部と、そのリクエストを集約し、処理を行うチャンネルを決定するスケジューラと、グラント細分部とから構成されるが、チャンネル数が多い場合、リクエスト集約部やスケジューラの構成が複雑になる。なぜなら、受信タイミングがチャンネルごとに異なるため、ルーティング処理の状態にかかわらず、あらゆる状態でリクエストが発生することになり、それに対応して回路の複雑さが増すからである。
また、各チャンネルが、それぞれデータを受信した任意のタイミングでリクエストを出力するため、リクエスト集約部やスケジューラのタイミング設計が複雑化し、回路の検証に莫大な工数を要する。なぜなら、各チャンネルの受信タイミングを少しずつずらして回路の検証を行う必要があるからである。
さらに、優先制御を行うことによる弊害として、高優先データのトラフィックに圧迫されて、低優先のデータが処理されず、ネットワーク全体の通信品質が低下するおそれがある。なぜなら、ネットワーク自体のスループットとルーティング処理能力がルーティングの要求頻度に対して十分に確保されていないため、優先順位付けによる間引き制御を行う必要があるためである。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、チャンネル数の増加に柔軟に対応可能で、高速且つ確実なルーティング処理を実現したルーティングスイッチを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、1チャンネルから入力されたデータを他の1以上のチャンネルへルーティングするルーティングスイッチであって、所定の処理期間を接続されたチャンネル数と同じ数のタイムスロットに時分割して各チャンネルに順に割り当て、各チャンネルのルーティング処理をそれぞれのチャンネルに割り当てられたタイムスロット期間内に行い、上記所定の処理期間の長さはルーティングすべきデータが受信され得る最短時間間隔の長さ以下である、ルーティングスイッチである。
この一態様において、上記最短時間間隔とは、あるチャンネルにおいてルーティングすべきデータの一単位の受信が完了してから次のルーティングすべきデータの一単位の受信が完了するまで、換言すれば、一データ単位がバッファされてから次の一データ単位がバッファされるまでの時間間隔が最も短い場合でどの程度であるかを示す時間長パラメータである。
例えば、データがフレーム単位でルーティングされるプロトコル(規格)の場合、ルーティングスイッチが同じチャンネルにおいて2つのフレームを連続して受信した場合に、上記時間間隔が最短となり得る。よって、この場合、上記最短時間間隔は、そのプロトコル(規格)において採り得る最小フレーム長に等しい。例えばCAN(Controller Area Network)では、96マイクロ秒(μs)である。
また、この一態様において、上記タイムスロットの期間長はすべてのチャンネルで等しいことが好ましい。この場合、上記最短時間間隔≧1チャンネルあたりの1回のルーティング処理時間(=1タイムスロット期間長)×チャンネル数、となることが好ましい。
この一態様によれば、各チャンネルのルーティング処理を行う順番が予め固定的に決まっているため、ルーティングスイッチ内で複数チャンネルのルーティング処理が同時又は略同時又は連続して発生し、ルーティング処理に時間が掛かる、及び/又は、どのチャンネルのルーティング処理を優先すべきかを判断するなどして処理負荷が増える(それに対応した処理能力を予め備えておく)といった事態の発生が回避される。
また、この一態様によれば、ルーティング処理の際の1チャンネルあたりの1回の処理時間の長さが予め固定的に決まっており、各チャンネルの処理タイミングはそのチャンネルにルーティングすべきデータが有る無しにかかわらず回ってくるため、各チャンネルにおけるルーティングすべきデータがルーティングスイッチに受信されてからルーティング処理されるまでの最大待機時間が予め予測でき、待機時間にゆらぎが生じない。
また、この一態様によれば、すべてのチャンネルについてルーティング処理する順番が一巡するのに要する時間が上記最短時間間隔の長さ以下に設定されるため、あるチャンネルにおいてルーティングすべきデータが2単位(例えば2フレーム)連続して受信されたとしても、2つ目のデータ単位が受信完了するまでに1つ目のデータ単位のルーティング処理が実行されているため、当該チャンネルにおける受信バッファにルーティングすべきデータが滞留することがない。
なお、この一態様において、上記ルーティングスイッチのチャンネル数を変更する場合、動作周波数を変更して1チャンネルあたりの1回のルーティング処理時間を短くすればよいため、チャンネル数の変更に柔軟に対応可能であると言える。
本発明によれば、チャンネル数の増加に柔軟に対応可能で、高速且つ確実なルーティング処理を実現したルーティングスイッチを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、1チャンネルから入力されたデータを他の1以上のチャンネルへルーティングするルーティングスイッチの基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
以下、図1〜4を用いて、本発明の一実施例に係るルーティングスイッチについて説明する。本実施例においては、データがフレーム単位で送受信され、各フレームのヘッダには宛先ノードIDではなく、データ番号が付与される通信プロトコルが用いられるものとする。このような通信プロトコルの代表例は、自動車向けの車内LANで一般的に採用されているCAN(Controller Area Network)である。
まず、本実施例に係るルーティングスイッチ100の概略構成について、図1を参照して説明する。なお、本実施例において、ルーティングスイッチ100は32チャンネルを持つものとする。
ルーティングスイッチ100は、主として、ハードウェア構成によりルーティング処理を行うルーティング処理回路101と、チャンネルごとに設けられたCANコントローラ102と、ソフトウェアによるルーティング処理を行うマイコン103とから成る。
ルーティングスイッチ100において、CANバス(チャンネル1〜31:CH1〜31)からCANバスへのルーティング処理はルーティング処理回路101によってハードウェアにより実現され、CANバスから他のバス(例えば、FlexRayバス、MOSTバス、BEANバス、AVCバス、NMバス、など)又はこの逆のルーティングはチャンネル32(CH32)を利用してマイコン103へ伝達され、マイコン103においてソフトウェアにより実現される。
ルーティング処理回路101は、受信処理実施のタイミングを決定するスケジュールカウンタ104と、受信処理を行うチャンネルを選択するカウンタであるチャンネル選択部105と、選択チャンネルの受信フレームからID(=データ番号)を読み出すID選択部106と、IDと出力先チャンネルとの対応関係テーブルを予め記憶保持している記憶部107と、ID選択部106により読み出されたIDを記憶部107に記憶保持されたテーブルに照らして出力先チャンネルを取得する出力先検索部108と、選択チャンネルの受信フレーム中のデータを出力先チャンネルと同じ数だけコピーするデータ複製部109とを含む。
次に、本実施例に係るルーティング処理回路101による受信処理の概略を図2を参照して説明する。
本実施例においては、チャンネル選択部105は、周期的に選択チャンネルを切り替え、所定の期間内に32チャンネルすべてのルーティング処理が順に行われるようにする。換言すれば、上記所定の期間が32のタイムスロットに時分割され、各タイムスロットが順に各チャンネルのルーティング処理に割り当てられるように、チャンネル選択部105は選択チャンネルを切り替える。
このように各チャンネルの受信データのルーティング処理について実行されるタイムスロットが予め固定的に決められていることにより、本実施例において、ルーティング処理回路101は、複数チャンネルのCANコントローラ102にルーティング処理すべき受信フレームが存在するとき、どのチャンネルにルーティング処理すべき受信フレームが存在するのかを検索する必要はなく、更に、いずれのチャンネルにおける受信フレームのルーティング処理を優先すべきかを判断する必要もない。したがって、あるチャンネルにおいて後から受信されたデータのルーティング処理を、それより前に他のチャンネルにおいて受信されたデータのルーティング処理に割り込んで優先的に処理する必要もない。これらのような複雑な処理が不要となることにより、本実施例では、ルーティング処理回路101の構成及び処理を簡易なものとすることができる。
また、本実施例では、上記のように所定の期間をチャンネル数で除算した数の各タイムスロットに対して各チャンネルのルーティング処理が予め固定的に割り当てられており、このチャンネル用のタイムスロットは各チャンネルにルーティング処理すべき受信データが有る無しにかかわらず順番が回ってくるため、すべてのチャンネルにおいて1フレームが受信完了してから当該フレームについてのルーティング処理が開始されるまでの待機時間が事前に予測できる。すなわち、本実施例において、あるチャンネルにおいて1フレームがCANコントローラ102にバッファ完了してから当該フレームについてルーティング処理回路101がルーティング処理を開始するまでの待機時間は、設計上、上記所定の期間未満と決定される。
換言すれば、本実施例においては、ルーティング処理回路101によるルーティング処理に起因するデータ転送遅延時間を上記所定の期間の長さ未満に抑えることができるため、各チャンネル上の各種ノードにおける最大許容遅延時間を参照して上記所定の期間を決定することにより、各種ノードの遅延時間要求に対応することができる。
さらに、本実施例においては、各チャンネルのCANコントローラ102(のバッファ)に受信フレームが滞留しないように、上記所定の期間の長さが決定される。具体的には、上記所定の期間の長さを、各チャンネルにおける1フレームの受信完了から次の1フレームの受信完了までの最短時間間隔以下とすることにより、最短の時間間隔で次のフレームが受信されたときには、その受信完了までに先に受信されたフレームのルーティング処理が開始されるようにする。
上記のような1フレームの受信完了から次の1フレームの受信完了までの最短時間間隔は、フレームが連続して受信した場合に生じる。すなわち、上記最短時間間隔は、当該通信プロトコルにおいてフレームフォーマットが採り得る最小フレーム長に等しい。
本実施例ではCANを前提としている。当業者には既知の通り、CANの標準フォーマットでは、最小フレーム長は47ビット=96μsであり、最大フレーム長は133ビット=266μsである。
したがって、本実施例では、図2に示すように、上記所定の期間=96μsとし、この96μsの間にチャンネル1〜32についてのルーティング処理が予め決まった順番で順次実施されるものとする。
これにより、本実施例に係るルーティングスイッチ100では、すべてのチャンネルにおいて、1フレームの受信がいずれのタイミングで完了したとしても、当該フレームのルーティング処理は96μs以内に開始されることになる。そして、CANを利用する本実施例においては、1フレームの受信に最低でも96μs掛かることから、特定のチャンネルにおいて2つのフレームが連続して受信されたとしても、2つ目のフレームの受信完了までには1つ目のフレームのルーティング処理が開始されており、当該チャンネルのCANコントローラ102においてフレームが滞留することがない。
図2に沿って再度説明する。ここでは、チャンネル1(CH1)においてフレームA及びBが連続して受信され、フレームAと同時(又は略同時)にチャンネル2(CH2)においてフレームCが受信された場合を示している。
まず、チャンネル1においてフレームAの受信が完了すると、仮にその時点で他の受信フレームがルーティング処理されていなくても、チャンネル1に割り当てられたタイムスロットの順番が回ってくるまで待機される。そして、この待機時間は96μs以上とはならない。
また、チャンネル1において、フレームBは、フレームAについてのルーティング処理が開始された後に受信完了となるため、フレームBの受信完了時にフレームAの全部又は一部が依然としてルーティング処理待機中という事態を回避できる。フレームBが最小フレーム長(=96μs)より長い場合、この余裕が一層大きくなる。
さらに、チャンネル2においてフレームCの受信が完了したとき、ルーティング処理回路101は、フレームAとフレームCのいずれのルーティング処理を優先すべきかを判断しない。チャンネル2のフレームCは、チャンネル2に割り当てられたタイムスロットを待ってルーティング処理される。フレームCについても、ルーティング処理開始までの待機時間は96μs未満となる。
次いで、ルーティングスイッチ100による受信処理について、図3を参照して説明する。
本実施例において、ルーティング処理回路101は、各チャンネルに割り当てられたタイムスロットをスケジュールカウンタ104が生成するカウンタ値によってカウンタ1〜20に再時分割し、このカウンタ値に応じて対応する処理を行うものとする。
まず、ルーティング処理回路101のチャンネル選択部105は、スケジュールカウンタ104により出力されたカウンタ値が1であるか否かを判定する(S301)。スケジュールカウンタが1の場合(S301の「YES」)、チャンネル選択部105は、現在選択されているチャンネルにおいて、CANコントローラ102においてルーティング処理を待機中の受信完了済みフレームが存在するか否かを判定する(S302)。
選択チャンネルにルーティング処理待機中の受信済みフレームが存在する場合(S302の「YES」)、チャンネル選択部105は当該フレームに対するルーティング処理の開始をID選択部106に指示する(S303)。
ルーティング処理は、スケジュールカウンタが20となるまでに完了させる。詳しくは後述する。
スケジュールカウンタが20となると(S304の「YES」)、チャンネル選択部105は選択チャンネルを1つインクリメントする(S306)。すなわち、次のタイムスロットに移る。
他方、スケジュールカウンタ104により出力されたカウンタ値が1でない場合(S301の「NO」)、又は、現在選択されているチャンネルにおいてルーティング処理を待機中の受信完了済みフレームがCANコントローラ102に存在しない場合(S302の「NO」)、ルーティング処理は実行されず、スケジュールカウンタが20となるのが待機される(S305)。スケジュールカウンタが20となると(S305の「YES」)、チャンネル選択部105が選択チャンネルを1つインクリメントし(S306)、本フローの1ルーチンを終了する。
次いで、図3のS303におけるルーティング処理について、図4を参照して詳細に説明する。
チャンネル選択部105から現在選択されているチャンネルでのルーティング処理開始の指示を受けると、ID選択部106は、選択チャンネルのCANコントローラ102からルーティング処理すべきフレームのID(ここでは、データ番号)を読み出す(S401)。
ID選択部106は、読み出したフレームIDを出力先検索部108へ渡す。出力先検索部108は、受け取ったIDを記憶部107に記憶保持されたテーブルに照らして、そのIDを持つフレームを転送すべきチャンネル(出力先チャンネル)を読み出す(S402)。
出力先検索部108は、読み出した出力先チャンネルをデータ複製部109へ渡す。データ複製部109は、選択チャンネルのCANコントローラ102からルーティング処理すべきフレームのデータ部分を読み出し(S403)、すべての出力先チャンネルのCANコントローラ102へ一括書き込みする(S404)。すなわち、この一括書き込み処理において、データは出力先チャンネルと同じ数だけコピーされることになる。
換言すれば、本実施例において、データ複製部109は、出力先チャンネルのCANコントローラ102の各々へ逐一(順次)フレームデータを書き込みする必要がなく、効率的である。
ルーティングすべきフレームデータが書き込まれた出力先チャンネルのCANコントローラ102は、当該フレームデータを自身のチャンネルにおいてブロードキャストする準備を行う(S405)。
各出力先チャンネルにおいて送信準備が整うと、受信チャンネルのCANコントローラ102は、バッファされていた受信フレームを破棄する(S406)。
図4において、スケジュールカウンタ104のカウンタ値に応じて、例えば、カウント値=2〜4においてS401の処理、カウント値=5〜7においてS402の処理、などのように定め、スケジュールカウンタが19となるまでにS406の処理が完了するように設計される。
このように、本実施例によれば、各チャンネルのルーティング処理を行う順番が予め固定的に決まっているため、いずれのチャンネルのルーティング処理を優先すべきかを判断する必要がなく、ルーティングスイッチ100の構成及び処理を簡易なものとすることができる。
また、本実施例によれば、スケジュールカウンタ104の動作周波数(単位時間あたりのカウント数)を変更して1チャンネルあたりの1回のルーティング処理時間を短くすることによってルーティングスイッチ100のチャンネル数を容易に変更することができるため、チャンネル数の変更に柔軟に対応可能である。
また、本実施例によれば、ルーティング処理の際の1チャンネルあたりの1回の処理時間(タイムスロット)の長さが予め固定的に決まっており、各チャンネルに割り当てられたタイムスロットはそのチャンネルにルーティングすべきフレームが有る無しにかかわらず回ってくるため、各チャンネルにおけるルーティングすべきフレームがCANコントローラ102にバッファされてからルーティング処理されるまでの最大待機時間が事前に予測でき、待機時間にゆらぎが生じない。
さらに、本実施例によれば、すべてのチャンネルについてルーティング処理する順番が一巡するのに要する時間がフレーム受信最短間隔の長さ(ここでは96μs)以下に設定されるため、あるチャンネルにおいてルーティングすべきデータが2フレーム連続して受信されたとしても、2つ目のフレームが受信完了するまでに1つ目のフレームのルーティング処理が開始されるため、2以上のフレームがルーティング処理待機中となることがない。
なお、上記一実施例においては、フレーム単位でデータが送受信されるCANが採用された場合について説明したが、本発明はこれに限られず、様々な通信プロトコルに適用可能である。
また、上記一実施例においては、すべてのタイムスロット長が等しいものとしたが、本発明はこれに限られず、タイムスロット長はチャンネルごとに異なってもよい。
さらに、当業者には明らかなように、上記一実施例における具体的数値は単なる一例に過ぎず、本発明はそれらに限定されるものではない。例えば、ルーティングスイッチ100のチャンネル数は上述のように32CHに限られず柔軟に変更可能であり、また、1チャンネルの1回のルーティング処理に掛ける時間も(動作周波数の変更とは別に)スケジュールカウンタ104のカウント20相当に限られない。
本発明は、1チャンネルから入力されたデータを他の1以上のチャンネルへルーティングするルーティングスイッチに利用できる。より具体的には、例えば、車内LANにおいて複数のバスを接続するゲートウェイ装置として用いることができる。この場合、搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係るルーティングスイッチの概略構成図である。 本発明の一実施例に係るルーティングスイッチによる受信処理の概略を説明するための図である。 本発明の一実施例に係るルーティングスイッチによる受信処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係るルーティングスイッチによるルーティング処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 ルーティングスイッチ
101 ルーティング処理回路
102 CANコントローラ
103 マイコン
104 スケジュールカウンタ
105 チャンネル選択部
106 ID選択部
107 記憶部
108 出力先検索部
109 データ複製部

Claims (2)

  1. 1チャンネルから入力されたデータを他の1以上のチャンネルへルーティングするルーティングスイッチであって、
    所定の処理期間を接続されたチャンネル数と同じ数のタイムスロットに時分割して各チャンネルに順に割り当て、
    各チャンネルのルーティング処理をそれぞれのチャンネルに割り当てられたタイムスロット期間内に行い、
    前記所定の処理期間の長さは、ルーティングすべきデータが受信され得る最短時間間隔の長さ以下である、ことを特徴とするルーティングスイッチ。
  2. 請求項1記載のルーティングスイッチであって、
    前記タイムスロットの期間長は、すべてのチャンネルで等しい、ことを特徴とするルーティングスイッチ。
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