JP2007108634A - ホログラム記録材料、ホログラム記録方法、光記録媒体、光記録媒体への記録方法、3次元ディスプレイホログラム、3次元ディスプレイホログラムの製造方法、ホログラフィック光学素子及びホログラフィック光学素子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、ハロゲン化銀、有機屈折率変調剤及びバインダーを有するホログラム記録材料、及び少なくとも、ハロゲン化銀、有機屈折率変調剤及びバインダーを有するホログラム記録材料において、ホログラム露光により干渉縞に応じてハロゲン化銀を感光させて潜像を形成した後、現像処理を行い、感光したハロゲン化銀を現像することにより有機屈折率変調剤を反応させ、屈折率変調による干渉縞を記録するホログラム記録方法。
【選択図】なし
Description
一方、互いにホログラム記録材料の反対側から入射させて形成したホログラム を、一般に反射型ホログラムと呼ぶ。干渉縞は記録材料膜面方向に平行または平行に近い形で1mmに3000〜7000本程度の間隔で形成される。
透過型ホログラムは、例えば特開平6−43634号[特許文献1]などで開示されているような公知の方法によって作成できる。また、反射型ホログラムは、例えば特開平2−3082号[特許文献2]、特開平3−50588号[特許文献3]などに開示された公知の方法によって作成できる。
それに対し膜厚が干渉縞間隔の5倍以下程度または1μm以下程度のホログラムを平面型または表面型という。
特に反射型の体積位相型ホログラムはリップマン型ホログラムとも呼ばれ、ブラック回折による波長選択的反射により、高回折効率にてフルカラー化、白色再生、高解像度化が可能となり、高解像フルカラー3次元ディスプレイ(イメージング)ホログラムの提供が可能となる。
また最近ではその波長選択的反射を生かして、自動車搭載用のヘッドアップディスプレイ(HUD)、光ディスク用ピックアップレンズ、ヘッドマウントディスプレイ、液晶用カラーフィルター、反射型液晶反射板等に代表されるホログラフィック光学素子(HOE)に広く実用化されてきている。
他にも例えば、レンズ、回折格子、干渉フィルター、光ファイバー用結合器、ファクシミリ用光偏光器、建築用窓ガラス等に実用または応用が検討されている。
さらにコンピューター高容量化等の流れの中で、コンピューターバックアップ用途や放送バックアップ用途等の業務用途においても、1TB程度あるいはそれ以上の大容量の情報を高速かつ安価に記録できる超高密度記録媒体が求められている。
そのような中、ランダムアクセスが不可能な磁気テープ媒体や可換不可能で故障しやすいハードディスクに対し、可換かつランダムアクセス可能で小型、安価な光記録媒体がより注目されてきている。しかしながら、DVD−Rのような既存の2次元光記録媒体は物理原理上、たとえ記録再生波長を短波長化したとしてもせいぜい片面25GB程度で、将来の要求に対応できる程の充分大きな記録容量が期待できるとは言えない状況である。
により、1Gbpsにも達する高転送速度化も可能となる。
具体的には例えば、重クロム酸ゼラチン方式は高い回折効率と低ノイズ特性という長所を有するが、保存性が極めて悪く、低感度という問題を有し、3Dディスプレイ用途やホログラフィックメモリ用途等には適さない。
例えば、特開平10−149083号[特許文献4]、特開平10−149084号[特許文献5]、特開平10−123643号[特許文献6]号に開示されている漂白ハロゲン化銀方式は、ハロゲン化銀感光材料にホログラム露光後いったん白黒現像を行った後、現像銀を漂白してハロゲン化銀に戻す方法であるが、高感度という長所を有するものの、漂白処理が煩雑でまた強い酸化剤を必要とし、また、ハロゲン化銀粒子を屈折率変調用に残すために散乱が大きく、感光による保存性悪化という問題点を有し、やはり3Dディスプレイ用途、ホログラフィック光学素子用途、ホログラフィックメモリ用途等に用いるには課題が多い。
一方、前述の特許文献1〜3に開示された乾式処理フォトポリマー方式は、バインダー、ラジカル重合可能なモノマーおよび光重合開始剤を基本組成とし、屈折率変調を向上させるためにバインダーまたはラジカル重合可能なモノマーのどちらか一方に芳香環または塩素、臭素を有する化合物を用いて屈折率差を持たせる工夫をしており、その結果、ホログラム露光の際形成される干渉縞の明部にモノマーが、暗部にバインダーが集まりつつ重合が進行することにより屈折率差を形成することができる。したがって、高回折効率と乾式処理を両立できうる比較的実用的な方式といえる。
しかしながら、漂白ハロゲン化銀方式に比べると感度が1000分の1程度であること、回折効率を高めるためには2時間近い加熱定着処理を必要とすること、ラジカル重合であるため、酸素による重合阻害の影響を受け、また露光、定着後記録材料の収縮を伴い、再生時の回折波長及び角度が変化してしまう問題点があること、膜が柔らかいため保存性の点でも不足していること等の問題があった。
ては必ずしも乾式処理は必須ではない。また、ホログラフィックメモリ用途においても、特にROM(Read Only Memory)用途においては乾式処理は必ずしも必須ではなく、たとえ湿式処理であっても高感度で生産性が高くかつ高解像度、高回折効率、高保存性であるホログラム記録材料の開発が望まれている。
「ホログラフィックディスプレイ」、辻内順平編、産業図書
高密度光記録媒体、ホログラフィック光学素子等への応用可能な高感度かつ高解像度、高回折効率、高保存性を両立することができるホログラム記録材料及びホログラム記録方法を提供することである。
(1)少なくとも、ハロゲン化銀、有機屈折率変調剤及びバインダーを有するホログラム記録材料。
(2)前記有機屈折率変調剤が現像処理時に、1)現像主薬酸化体とのカップリング反応により屈折率を変調できる屈折率変調カプラー、2)高屈折率化合物または低屈折率化合物を放出できる高(低)屈折率化合物放出剤、3)重合を起し、それにより屈折率を変調することができる重合性化合物、4)気泡を発生することができる発泡剤、のいずれかであることを特徴とする(1)記載のホログラム記録材料。
(3)前記有機屈折率変調剤は、現像処理時に、1)現像主薬酸化体とのカップリング反応により屈折率を変調できる屈折率変調カプラーであり、該屈折率変調カプラーが下記一般式(1−1)または(1−2)で表される化合物であることを特徴とする(2)記載のホログラム記録材料。
一般式(1−2)中、R3は置換基を表し、a1は0〜4の整数を表す。a1が2以上の時、複数のR3は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良い。X2は水素原子または現像主薬酸化体とのカップリング反応時にアニオンとして脱離可能な脱離基を表す。
(4)前記屈折率変調カプラーが一般式(1−1)で表されることを特徴とする(2)または(3)記載のホログラム記録材料。
(5)前記有機屈折率変調剤が現像処理時に、1)現像主薬酸化体とのカップリング反応により屈折率を変調できる屈折率変調カプラーであり、現像主薬酸化体との反応により生成する化合物がホログラム記録波長に吸収を有さないことを特徴とする(2)〜(4)記載のホログラム記録材料。
(6)前記一般式(1−1)における脱離基X1または(1−2)における脱離基X2がフッ素原子を含む基であることを特徴とする(3)〜(5)記載のホログラム記録材料。
(7)前記現像主薬が一般式(4)にて表され、現像処理時にハロゲン化銀を金属銀に還元する代わりに自身が酸化される還元剤であり、かつその酸化体が屈折率変調カプラーと反応できることを特徴とする(2)〜(6)記載のホログラム記録方法。
はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基のいずれかを表す。R9、R10は水素原子または置換基を表し、R9とR10は互いに連結して環を形成しても良い。a4は0〜5の整数を表し、a4が2以上の時、複数のR9及びR10は同じでも異なっても良い。
(8)前記現像主薬が一般式(5)にて表されることを特徴とする(7)記載のホログラム記録材料。
整数を表す。a5が2以上の時、複数のR11は同じでも異なっても良く、互いに連結して環
を形成しても良い。
(9)前記有機屈折率変調剤は現像処理時に、2)高屈折率化合物または低屈折率化合物を放出できる高(低)屈折率化合物放出剤であり、該高(低)屈折率化合物放出剤が一般式(2−1)、(2−2)または(2−3)で表されることを特徴とする(2)記載のホログラム記録材料。
一般式(2−2)にて、R6は置換基を表し、a2は0〜3の整数を表す。a2が2以上の時、複数のR6は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良い。X4は現像処理時放出される放出基を表す。
一般式(2−3)中、X5ははそれぞれ独立に−OH基または−NHR16基を表し、R16は水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基のいずれかを表す。X6は置換基を表し、X6-SO2NH2が現像時放出されることを特徴とする。R7、R8
は水素原子または置換基を表し、R7とR8は互いに連結して環を形成しても良い。a3は0〜5の整数を表し、a3が2以上の時、複数のR7及びR8は同じでも異なっても良い。
(10)前記高(低)屈折率化合物放出剤が一般式(2−1)で表され、かつホログラム記録材料中に還元剤が含まれることを特徴とする(2)または(9)記載のホログラム記録材料。
(11)前記高(低)屈折率化合物放出剤が一般式(2−2)または(2−3)で表され、かつホログラム記録材料中または現像処理液中に求核剤が含まれることを特徴とする(2)または(9)記載のホログラム記録材料。
(12)前記有機屈折率変調剤は現像処理時に、3)重合を起し、それにより屈折率を変調することができる重合性化合物を表し、該重合性化合物はバインダーとの屈折率が異なることにより、屈折率変調による干渉縞記録が可能であることを特徴とする(2)記載のホログラム記録材料。
(13)(2)記載のホログラム記録材料にて、重合性化合物に加えさらに重合開始剤を含むことを特徴とする(2)または(12)記載のホログラム記録材料。
(14)前記重合性化合物が液体であることを特徴とする(12)または(13)記載のホログラム記録材料。
(15)(2)にて、有機屈折率変調剤が現像処理時に、4)気泡を発生することができる発泡剤であり、発泡剤から発生する気体がN2、CO2、SO2、SO3,NO2,O2、i-C4H8のいずれかであることを特徴とする(2)記載のホログラム記録材料。
(16)前記発泡剤が下記一般式(3−1)または(3−2)にて表されることを特徴とする(2)または(15)記載のホログラム記録材料。
一般式(3−2)中、R15はアリール基またはヘテロ環基を表し、X11 -は陰イオンを表
す。
(17)前記一般式(3−1)で表される発泡剤にて、Gは−N=N−、−OC(O)−、−S(O)2、−OS(O)2−のいずれかを表すことを特徴とする(16)記載のホログラム記録材料。
(18)前記一般式(3−1)で表される発泡剤にて、Gは−N=N−、−OC(O)−のいずれかを表すことを特徴とする(16)または(17)記載のホログラム記録材料。
(19)前記一般式(3−1)で表される発泡剤にて、R13、R14がそれぞれ独立にアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基のいずれかを表すことを特徴とする(16)〜(18)記載のホログラム記録材料。
(20)前記ハロゲン化銀が増感色素の吸着により可視光増感されていることを特徴とする(1)〜(19)記載のホログラム記録材料。
(21)前記増感色素がシアニン色素またはメロシアニン色素であることを特徴とする(20)記載のホログラム記録材料。
(22)前記増感色素がJ会合状態でハロゲン化銀に吸着していることを特徴とする(20)または(21)記載のホログラム記録材料。
(23)前記ハロゲン化銀の数平均円相当径が10〜80nmであることを特徴とする(1)〜(22)記載のホログラム記録材料。
(24)前記ハロゲン化銀の数平均円相当径が10〜50nmであることを特徴とする(1)〜(23)記載のホログラム記録材料。
(25)(1)〜(24)記載のホログラム記録材料が、記録光及び再生光以外の紫外光、可視光、赤外光の波長域の一部をカットすることができる遮光フィルターをホログラム記録材料の表面、裏面またはその両面に備え付けていることを特徴とする(1)〜(24)記載のホログラム記録材料。
(26)(1)〜(25)記載のホログラム記録材料を用いて、ホログラム露光により干渉縞に応じてハロゲン化銀を感光させて潜像を形成した後、現像処理を行い、感光したハロゲン化銀を現像することにより有機屈折率変調剤を反応させ、屈折率変調による干渉縞を記録することを特徴とするホログラム記録方法。
(27)(26)記載のホログラム記録方法にて、現像処理時もしくは現像処理後にホログラム記録材料に存在する現像された銀を漂白処理し、さらに残存するハロゲン化銀と共にホログラム記録材料から脱銀して処理液に回収することを特徴とする(26)記載のホログラム記録方法。
(28)(1)〜(27)記載のホログラム記録材料又はホログラム記録方法を用いて体積位相型ホログラム記録を行うことを特徴とするホログラム記録方法。
(29)(1)〜(28)にて、ホログラム記録が書き換えできない方式であることを特徴とするホログラム記録方法。
(30)前記現像主薬が現像処理液に含まれることを特徴とする(26)〜(29)記載のホログラム記録方法。
(31)(1)〜(30)記載のホログラム記録材料又はホログラム記録方法を用いて、10回以上の多重記録を行うことを特徴とする(1)〜(30)記載のホログラム記録方法。
(32)(31)記載のホログラム記録材料又はホログラム記録方法を用いて、50回以上の多重記録を行うことを特徴とする(31)記載のホログラム記録方法。
(33)(32)記載のホログラム記録材料又はホログラム記録方法を用いて、100回以上の多重記録を行うことを特徴とする(32)記載のホログラム記録方法。
(34)(31)にて、多重記録の際の露光量がいずれの多重記録の際も終始一定のまま多重記録できることを特徴とする(31)〜(33)記載のホログラム記録方法。
(35)(1)〜(34)記載のホログラム記録材料及びホログラム記録方法から成る光記録媒体及び光記録媒体への記録方法。
(36)(35)記載の光記録媒体がROM型光記録媒体であることを特徴とする(35)記載の光記録媒体及び光記録媒体への記録方法。
(37)(1)〜(36)記載のホログラム記録材料が保存時に遮光カートリッジ内に保存されていることを特徴とする光記録媒体。
(38)(1)〜(34)記載のホログラム記録材料及びホログラム記録方法を用いる3次元ディスプレイホログラム及び3次元ディスプレイホログラムの製造方法。
(39)(1)〜(34)記載のホログラム記録材料及びホログラム記録方法を用いるホログラフィック光学素子及びホログラフィック光学素子の製造方法。
記録媒体、ホログラフィック光学素子等への応用可能な高感度かつ高解像度、高回折効率、高保存性を具備することができるホログラム記録材料及びホログラム記録方法を提供することが出来る。
本発明のホログラム記録方法は、少なくとも、ハロゲン化銀、有機屈折率変調剤及びバインダーを有するホログラム記録材料において、ホログラム露光により干渉縞に応じてハロゲン化銀を感光させて潜像を形成した後、現像処理を行い、感光したハロゲン化銀を現像することにより有機屈折率変調剤を反応させ、屈折率変調による干渉縞を記録することを特徴とするホログラム記録方法である。
さらに、本発明のホログラム記録方法としてより好ましくは、現像処理時もしくは現像処理後にホログラム記録材料に存在する現像された銀を漂白処理し、さらに残存するハロゲン化銀と共にホログラム記録材料から脱銀して処理液に回収するホログラム記録方法である。
本発明のハロゲン化銀含有ホログラム記録材料はハロゲン化銀を含有するが、該ハロゲン化銀はいわゆる、ハロゲン化銀乳剤の形で用いることが好ましく、少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を支持体上に有する材料として用いることが好ましい。
支持体はハロゲン化銀感光材料に通常用いられる支持体を用いることができ、ガラス、TAC、PET,PEN等を代表例として挙げる事ができる。好ましくは、光学的異方性を持たないガラス、TACが用いられる。支持体の厚みの選択は、その用途、使用法に応じて適宜選択することができる。これら支持体に上述した乳剤層を塗布する。さらに乳剤層に追加して、保護層、YF層、中間層、ハレ−ション防止層、下塗り層、バック層等、目的に応じて適宜選択して塗布することができる。TAC等のフレキシブルな支持体に対しては、そのカ−ル特性を良好に保つためにバック層の塗布は極めて有効である。さらに保護層がない場合には、このバック層にマット剤等を導入し、試料間の接着性を改良することができる。また、静電気起因の各種障害、たとえばほこりの付着などを帯電性の調整により積極的に排除することが可能である。
ハロゲン化銀乳剤層ならびに各種層の塗布銀量、塗布バインダー(好ましくはゼラチン)量は特に制限はない。塗布銀量は1g/m2から10g/m2の範囲が好ましい。塗布バインダー(好ましくはゼラチン)量は0.1g/m2から10g/m2の範囲が好ましい。銀/ゼラチン塗布量比率についても任意の範囲で選択することができる。好ましくは0.3〜2.0の範囲である。塗布膜厚は通常3μm〜12μmの範囲が好ましく用いられる。薄いと干渉波の記録が十分に行えないし、厚すぎても光散乱等の増加により解像力が低下してしまう。処理工程での膨潤膜厚については、硬膜剤の使用量の調整により任意に選ぶことができる。好ましくは硬膜の程度は処理後の膜厚変化、すなわちハロゲン化銀、ゼラチン等の抜けがない様に、強くしておくことが好ましい。
る。好ましくは丸みを帯びた立方体もしくは角が明確な立方体である。双晶は混入していないことが好ましい。特に好ましくは、双晶粒子の混入比率は個数で3%以下であり、さらに好ましくは、1%以下である。ここで双晶とは1重双晶、2重双晶、多重双晶、ならびに平行双晶、非平行双晶を含む。
本発明のハロゲン化銀粒子は超微粒子であるため、ハロゲン組成の構造付与は容易ではないが、内部高沃化銀含量の構造、外部高沃化銀含量の構造等が可能である。塩化銀についての構造についても同様である。さらには3重構造以上の多層構造も可能である。
化学増感時の金−カルコゲン増感と還元増感の併用は従来困難とされていたが、本発明の範囲にある粒子サイズ域においては可能である。この併用により極めて高い感度が達成でき、またその保存性も実用上何ら問題ないレベルにすることが可能である。カルコゲン増感と貴金属増感については、ジェームス(T.H.James)著、ザ・フォトグラフィック・プロセス、第4版、マクミラン社刊、1977年、(T.H.James、The Theory of the Photographic Process,4th ed,Macmillan,1977)67〜76頁に詳細が記述されている。またリサーチ・ディスクロージャー、120巻、1974年4月、12008;リサーチ・ディスクロージャー、34巻、1975年6月、13452、米国特許第2,642,361号、同第3,297,446号、同第3,772,031号、同第3,857,711、同第3,901,714号、同第4,266,018号、および同第3,904,415号、並びに英国特許第1,315,755号に記載されるようにpAg5〜10、pH5〜8
および温度30〜80℃において硫黄、セレン、テルルのカルコゲン増感剤と金増感剤、それに加えて白金、パラジウム、イリジウムまたはこれら増感剤の複数の組合せとすることができる。金増感の場合には、塩化金酸、カリウムクロロオーレート、カリウムオーリチオシアネート、硫化金、金セレナイドのような公知の化合物を用いることができる。パラジウム化合物はパラジウム2価塩または4価の塩を意味する。好ましいパラジウム化合物は、R2PdX6またはR2PdX4で表わされる。ここでRは水素原子、アルカリ金属原子またはアンモニウム基を表わす。Xはハロゲン原子を表わし塩素、臭素または沃素原子を表わす。
還元増感剤としては、例えば、第一錫塩、アスコルビン酸およびその誘導体、アミンおよびポリアミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物、ボラン化合物が公知である。用いる還元増感にはこれら公知の還元増感剤を選んで用いることができ、また2種以上の化合物を併用することもできる。還元増感剤としては塩化第一錫、二酸化チオ尿素、ジメチルアミンボラン、アスコルビン酸およびその誘導体が好ましい化合物である。還元増感剤の添加量は乳剤製造条件に依存するので添加量を選ぶ必要があるが、ハロゲン化銀1モル当り10-7〜10-3モルの範囲が適当である。
4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン
4−ヒドロキシ−6−t−ブチル−1,3,3a,7−テトラザインデン
4−ヒドロキシ−6−フェニル−1,3,3a,7−テトラザインデン
4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン
4−メチル−6−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン
2−メチルチオ−4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン
4−ヒドロキシ−5−ブロム−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン
4−ヒドロキシ−6−メチル−1,2,3a,7−テトラザインデン
4−ヒドロキシ−6−エチル−1,2,3a,7−テトラザインデン
10.2,4−ジヒドロキシ−6−フェニル−1,3,3a,7−トリアザインデン
11. 4−ヒドロキシ−6−フェニル−1,2,3,3a,7−ペンタザインデン
本発明においては増感色素としてハロゲン化銀粒子の銀1モル当たりJ会合性シアニン色素が1×10-4モル以上1×10-2モル以下含有されていることが好ましい。J会合性シアニン色素が該添加量含有されることにより、前述したハロゲン化銀溶剤の使用によるハロゲン化銀超微粒子に対する不安定化効果を顕著に抑制することができる。ここでJ会合性とは色素の溶液中での吸収極大に対してハロゲン化銀粒子に吸着した状態での吸収極大が10nm以上、より好ましくは20nm以上、長波長にシフトすることを意味する。特に好ましくはハロゲン化銀粒子の銀1モル当たりJ会合性シアニン色素が5×10-4モル以上5×10-3モル以下含有されている。
これらの色素類には、塩基性複素環核としてシアニン色素類に通常利用される核のいずれをも適用できる。すなわち、例えば、ピロリン核、オキサゾリン核、チオゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール核、ピリジン核;これらの核に脂環式炭化水素環が融合した核;及びこれらの核に芳香族炭化水素環が融合した核、即ち、例えば、インドレニン核、ベンゾインドレニン核、インドール核、ベンゾオキサドール核、ナフトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンゾイミダゾール核、キノリン核が適用できる。これらの核は炭素原子上に置換基を有していてもよい。
用いられる。好ましくは特開平7−072569号に記載の有機配位子を含むイリジウム錯体が用いられる。さらに好ましくは特開平2−761027号に記載のシアノ基を含むイリジウム錯体が用いられる。
(式中、Mは鉄、ルテニウム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウムまたはクロムであり、nは3または4である。)。
(I-1) [Fe(CN)6]4-
(I-2) [Fe(CN)6]3-
(I-3) [Ru(CN)6]4-
(I-4) [Os(CN)6]4-
(I-5) [Co(CN)6]3-
(I-6) [Rh(CN)6]3-
(I-7) [Ir(CN)6]3-
(I-8) [Cr(CN)6]4-。
ドル水洗法、半透膜を用いた透析法、遠心分離法、凝析沈降法、イオン交換法のなかから選んで用いることができる。凝析沈降法の場合には硫酸塩を用いる方法、有機溶剤を用いる方法、水溶性ポリマーを用いる方法、ゼラチン誘導体を用いる方法などから選ぶことができる。
できる。例えば、CdBr2、CdCl2、Cd(NO3)2、Pb(NO3)2、Pb(CH3COO)2、K3[Fe(CN)6]、(NH4)4[Fe(CN)6]、K3IrCl6、(NH4)3RhCl6、K4Ru(CN)6があげられる。配位化合物のリガンドとしてハロ、アコ、シアノ、シアネート、チオシアネート、ニトロシル、チオニトロシル、オキソ、カルボニルのなかから選ぶことができる。これらは金属化合物を1種類のみ用いてもよいが2種あるいは3種以上を組み合せて用いてよい。
(タイプ1)
1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合開裂反応を伴って、さらに1電子もしくはそれ以上の電子を放出し得る化合物。
(タイプ2)
1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合形成反応を経た後に、さらに1電子もしくはそれ以上の電子を放出し得る化合物。
タイプ1の化合物で、1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合開裂反応を伴って、さらに1電子を放出し得る化合物としては、特開平9−211769号(具体例:28〜32頁の表Eおよび表Fに記載の化合物PMT−1〜S−37)、特開平9−211774号、特開平11−95355号(具体例:化合物INV1〜36)、特表2001−500996号(具体例:化合物1〜74、80〜87、92〜122)、米国特許5,747,235号、米国特許5,747,236号、欧州特許786692A1号(具体例:化合物INV1〜35)、欧州特許893732A1号、米国特許6,054,260号、米国特許5,994,051号などの特許に記載の「1光子2電子増感剤」または「脱プロトン化電子供与増感剤」と称される化合物が挙げられる。これらの化合物の好ましい範囲は、引用されている特許明細書に記載の好ましい範囲と同じである。
タイプ2の化合物で1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合形成反応を伴って、さらに1電子もしくはそれ以上の電子を放出し得る化合物としては、特開平2003-140287号に記載の一般式(1)の化合物、特願平2003-33446号に記載の化学反応式(1)で表される反応を起こしうる化合物であって特願平2003-33446号に記載の一般式(2)で表される化合物が挙げられる。これらの化合物の好ましい範囲は、引用されている特許明細書に記載の好ましい範囲と同じである。
本発明のホログラフイ−用ハロゲン化銀ホログラム材料には低分子量ゼラチンが含有されることが好ましい。より好ましくはハロゲン化銀乳剤中に低分子量ゼラチンが含まれる。本発明における低分子量ゼラチンとは数平均分子量が3000から50000のものを意味する。より好ましくは数平均分子量が10000以上30000以下である。本発明で使用するゼラチンは、下記の各種修飾処理を施されていても良い。例えば、アミノ基を修飾したフタル化ゼラチン、コハク化ゼラチン、トリメリットゼラチン、ピロメリットゼラチン、カルボキシル基を修飾したエステル化ゼラチン、アミド化ゼラチン、イミダゾール基を修飾したホルミル化ゼラチン、メチオニン基を減少させた酸化処理ゼラチンや増加させた還元処理ゼラチンなどが挙げられる。
1)現像主薬酸化体とのカップリング反応により屈折率を変調できる屈折率変調カプラー、
2)高屈折率化合物または低屈折率化合物を放出できる高屈折率化合物放出剤または低屈折率化合物放出剤、
3)重合を起し、それにより屈折率を変調することができる重合性化合物、
4)気泡を発生することができる発泡剤、
のいずれかである。
以下にそれぞれの有機屈折率変調剤及びそれを用いた屈折率変調による干渉縞記録に基づくホログラム記録方法について説明していく。
1)現像主薬酸化体とのカップリング反応により屈折率を変調できる屈折率変調カプラー、である時について説明する。
屈折率変調カプラーは下記一般式(1−1)または(1−2)で表されることが好ましい。
なお、一般式(6−2)〜(6−5)は下記のように平衡式で表される。
一般式(6−6)〜(6−8)中、R43、R45、R47、R48はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、またはヘテロ環基を表す。
a31は0〜5の整数を表し、好ましくは0または1であり、a32は0〜4の整数を表し、好ましくは0または1である。
a31が2以上の時、複数のR44は同じでも異なっても良く、a32が2以上の時、複数のR46は同じでも異なっても良い。
一般式(6−9)、(6−10)中、R50、R52はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。R49、R51はそれぞれ独立に置換基を表し(以上好ましい例はR1に挙げた例に同じ)、R49は好ましくはアルキル基、ハロゲン原子、アシルアミノ基、カルバモイルアミノ基を表し、R51はより好ましくはアルキル基、ハロゲン原子、アミノ基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基を表す。
a33は0〜3の整数を表し、好ましくは1または2であり、a34は0〜5の整数を表し、好ましくは0または1である。a33が2以上の時、複数のR49は同じでも異なっても良く、a34が2以上の時、複数のR51は同じでも異なっても良い。
A)発色反応
B)低屈折率である脱離基を放出
C)高屈折率である現像主薬酸化体とカップリング
のいずれかの方式、あるいはそれらの併用により屈折率を変調できることが好ましい。いずれの場合も、ホログラム露光により干渉縞に応じてハロゲン化銀を 感光させて潜像を形成した後、現像処理を行い、干渉明部の感光したハロゲン化銀の所では現像主薬が酸化されて現像主薬酸化体が生成し、脱離基の脱離を伴なった屈折率変調カプラーとのカップリング反応が起こり、干渉暗部の感光してないハロゲン化銀の所では何も起こらず屈折率変調カプラーのままであることを利用して、屈折率変調により干渉縞を記録することでホログラム記録を行う方法である。
よって、ホログラム露光により屈折率変調カプラーを発色させることは、吸収率差だけでなく、大きな屈折率差も好ましく形成できることがわかる。
まず、本発明のホログラム記録方法に用いる現像主薬として好ましくは、一般式(4)、一般式(6)または一般式(7)にて表され、現像処理時にハロゲン化銀を金属銀に還元する代わりに自身が酸化される還元剤であり、かつその酸化体が屈折率変調カプラーと反応できる現像主薬である。
a4は0〜5の整数を表し、a4が2以上の時、複数のR9及びR10は同じでも異なっても良い。
Z1、Z2がカルバモイル基の場合は後に詳細に説明する。アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基としては、炭素数2〜50が好ましく、より好ましくは2〜40である。具体的な例としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソブチルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、4−オクチルオキシフェノキシカルボニル基、2−ヒドロキシメチルフェノキシカルボニル基、2−ドデシルオキシフェノキシカルボニル基などが挙げられる。
原子を表し、より好ましくはメチル基を表す。a5は0〜4の整数を表し、好ましくは0または1を表し、より好ましくは1を表す。a5が2以上の時、複数のR11は同じでも異なっ
ても良く、互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としてはベンゼン環、シクロヘキセン環などが好ましい。
発色現像−漂白−定着−水洗−安定−乾燥
発色現像−漂白−定着−水洗−安定−乾燥
発色現像−漂白−定着−安定−乾燥
発色現像−漂白−定着−安定−乾燥
発色現像−漂白−定着−水洗−乾燥
発色現像−漂白−定着−水洗−乾燥
発色現像−漂白−定着−水洗−水洗−乾燥
また漂白と定着からなる脱銀工程は、漂白定着、漂白−漂白定着、漂白定着−定着のいずれでもよい。また発色現像の前工程として黒白現像、反転が行われても良い。
2)高屈折率化合物または低屈折率化合物を放出できる高(低)屈折率化合物放出剤、である時について説明する。
該高(低)屈折率化合物放出剤は、一般式(2−1)、(2−2)または(2−3)で表されることが好ましい。
R5はアリール基またはヘテロ環基を表し(以上好ましい例はR1に挙げた例に同じ)、好ましくはフェニル基を表し、より好ましくは2位にニトロ基、シアノ基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子が置換し、さらに4位にカルバモイル基、スルファモイル基が置換したフェニル基を表す。
X3は現像処理時放出される放出基を表し、好ましくはハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基(好ましい例はR1に挙げた例に同じ)またはスルフィン酸基を表す。
一般式(2−1)で表される化合物が高屈折率化合物放出剤の場合は、少なくとも1個のアリール基または芳香族ヘテロ環基、臭素原子、ヨウ素原子をX3に含むことが好ましく、一般式(2−1)で表される化合物が低屈折率化合物放出剤の場合は、少なくとも1個のフッ素原子をX3に含むことが好ましい。
その際の還元剤として好ましい例を以下に挙げるが、本発明はこれに限定されるわけではない。
そこで、ホログラム露光により干渉縞に応じてハロゲン化銀を感光させて潜像を形成した後、アルカリ性で現像処理を行うと、干渉明部の感光したハロゲン化銀の所ではハイドロキノン誘導体等の還元剤が酸化されるだけで一般式(2−1)で表させる高(低)屈折率変調剤には何も起こらない。しかし干渉暗部の感光していないハロゲン化銀の所では、残存するハイドロキノン誘導体等の還元剤解離体からの電子移動により高(低)屈折率化合物であるX3を放出することにより、屈折率変調による干渉縞を記録することでホログラム記録を行う方法である。
一般式(2−2)にて、R6は置換基を表し(好ましい例はR1に挙げた例に同じ)、好ましくはアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、またはシアノ基を表す。
a2は0〜3の整数を表し、好ましくは1または2を表す。a2が2以上の時、複数のR6は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としてはベンゼン環、ナフタレン環、シクロヘキセン環などが好ましい。
X4は現像処理時放出される放出基を表し、好ましくはハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、またはアリールスルホニル基を表し(好ましい例はR1に挙げた例に同じ)、より好ましくはアルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、またはアリールチオ基を表す。
一般式(2−2)で表される化合物が高屈折率化合物放出剤の場合は、少なくとも1個のアリール基または芳香族ヘテロ環基、臭素原子、ヨウ素原子をX4に含むことが好ましく、一般式(2−1)で表される化合物が低屈折率化合物放出剤の場合は、少なくとも1個のフッ素原子をX4に含むことが好ましい。
a3は0〜5の整数を表し、a3が2以上の時、複数のR7及びR8は同じでも異なっても良い。
3)重合を起し、それにより屈折率を変調することができる重合性化合物、である時について説明する。
本発明の重合性化合物はバインダーよりも屈折率が高いか低いかのどちらかであることが好ましい。屈折率変調を大きくするためには重合性化合物とバインダーのバルクでの屈折率差は大きいことが好ましく、屈折率差は0.01以上であることが好ましく、0.05以上であることがより好ましく、0.1以上であることがさらに好ましい。
したがって、重合性化合物またはバインダーのいずれか一方が、少なくとも1個のアリール基、芳香族ヘテロ環基、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、硫黄原子を含み、残りの一方はそれらを含まないことが好ましい。
本発明にて好ましく用いられるバインダーはゼラチンであることから、本発明に用いる重合性化合物はゼラチンより屈折率が高いか、或いは低いことが好ましい。重合性化合物の屈折率がゼラチンの屈折率よりも高い場合、重合性化合物は少なくとも1個のアリール基、芳香族ヘテロ環基、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、硫黄原子を含むことが好ましい。重合性化合物の屈折率がゼラチンの屈折率よりも低い場合、重合性化合物はアリール基、芳香族ヘテロ環基、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、硫黄原子などを含まないことが好ましく、更にフッ素原子を含むことが好ましい。
一方で、重合性化合物に加えさらに重合開始剤がホログラム記録材料に含まれ、現像時ハロゲン化銀と重合開始剤が電子移動を起こすことにより重合開始剤が活性化され重合性化合物の重合を開始することも好ましい。この場合、重合開始剤はラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤、アニオン重合開始剤のいずれでも良く、重合性化合物もラジカル重合性化合物、カチオン重合性化合物、アニオン重合性化合物のいずれでも良い。
また、その形態は、室温において液状であっても固体状であっても良いが、沸点100℃以上の液状であるか、沸点100℃以上の液状モノマーと固体状モノマーの混合物であることが好ましい。
具体的には、以下の少なくとも1個のアリール基、芳香族ヘテロ環基、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、硫黄原子を含む重合性モノマー及びそれらから成るプレポリマー(ダイマー、オリゴマー等)が挙げられる。
ェニル)プロパンジアクリレート又はジメタクリレート、ビスフェノール−Aのジ(2−メタクリロキシエチル)エーテル、ビスフェノール−Aのジ(2−アクリロキシエチル)エーテル、テトラクロロ−ビスフェノール−Aのジ(2−メタクリロキシエチル)エーテル、テトラブロモ−ビスフェノール−Aのジ(2−メタクリロキシエチル)エーテル、1,4−ベンゼンジオールジメタクリレート、1,4−ジイソプロペニルベンゼン、アクリル酸4−カルボキシフェニル、アクリル酸4−スルホフェニルなどが挙げられ、より好ましくはアクリル酸2−フェノキシエチル、メタクリル酸2−フェノキシエチル、アクリル酸2−(p−クロロフェノキシ)エチル、アクリル酸p−クロロフェニル、アクリル酸フェニル、アクリル酸2−フェニルエチル、ビスフェノール−Aのジ(2−アクリロキシエチル)エーテル、アクリル酸2−(1−ナフチロキシ)エチル、アクリル酸4−カルボキシフェニル、アクリル酸4−スルホフェニルなどが挙げられる。
ェニル、ビスフェノール−Aジアクリレート、アクリル酸2−(2−ナフチロキシ)エチル、並びにN−フェニルマレイミドのような第2の固体重合性化合物と混合して使用してよい。
本発明のアニオン重合性化合物として好ましくは、オキシラン環、オキセタン環、ビニルエーテル基、スチリル基、N−ビニルカルバゾール部位、電子吸引性置換基を備えるエチレン性二重結合部位、ラクトン部位、ラクタム部位、環状ウレタン部位、環状尿素部位、または、環状シロキサン部位を分子中に少なくとも1個有する化合物であり、より好ましくはオキシラン環部位を有する化合物である。
オキサイド、ビスフェノール−A−ジグリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノール−A−ジグリシジルエーテル、ビスフェノール−F−ジグリシジルエーテル、1,3-ビス(3',4'−エポキシシクロヘキシル)エチル)−1,3,−ジフェニル−1,3,−ジメチルジシロキサンなどが挙げられる。
また、スチレン、2−クロロスチレン、2−ブロモスチレン、メトキシスチレン等スチレン誘導体も高屈折率カチオン及びアニオン重合性モノマーとして好ましい。
重合開始剤、重合性化合物、バインダーの好ましい例として具体的には例えば、特願2004−238392号に記載されている例が挙げられる。
また、アニオン重合開始剤(塩基発生剤)の好ましい例として具体的には例えば、特願2003−178083号に記載されている例が挙げられる。
次に、本発明の有機屈折率変調剤が現像処理時に、4)気泡を発生することができる発泡剤、である時について説明する。
本発明の発泡剤は現像時ハロゲン化銀と電子移動を起こすことにより気泡を発生することができる化合物であることが好ましい。
R15がアリール基の時、アリール基は縮環していても良く、置換基を有しても良い。置換基として好ましくは、R1に挙げた置換基の例が挙げられる。R15がアリール基の時、アリール基は無置換または置換してもよいフェニル基であることが好ましい。
R15がヘテロ環基の時、ヘテロ基は縮環していても良く、置換基を有しても良い。置換基として好ましくは、R1に挙げた置換基の例が挙げられる。R15がヘテロ環基の時、ヘテロ環は芳香族環であることが好ましく、ピリジン環、ピリミジン環、トリアジン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チオフェン環、フラン環、チアジアゾール環、オキサジアゾール環、トリアゾール環、テトラゾール環であることがより好ましく、ピリジン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアジアゾール環、オキサジアゾール環、またはトリアゾール環であることがより好ましい。
本発明のホログラム記録材料は、体積位相型ホログラム記録に用いることが好ましい。
なおここで、書き換えできない方式とは、不可逆反応により記録される方式であり、一度記録されたデータは、さらに上書き記録して書き換えしようとしても書き換えされることなく保存できる方式を示す。したがって重要でかつ長期保存が必要なデータの保存に適する。ただし無論、まだ記録されていない領域に新たに追記して記録していくことは可能である。そのような意味で、一般には「追記型」または「ライトワンス型」と呼ばれる。
さらに、本発明の化学作用放射線としては、コヒーレントな(位相及び波長のそろった)レーザー光が好ましい。用いられるレーザーとしては、固体レーザー、半導体レーザー、気体レーザー、液体レーザーのいずれでも良いが、好ましいレーザー光としては例えば、532nmのYAGレーザー2倍波、355nmのYAGレーザー3倍波、400〜415nm付近のGaN等の半導体レーザー、650〜660nm付近の半導体レーザー、488または515nmのArイオンレーザー、633nmのHe−Neレーザー、647nmのKrイオンレーザー、694nmのルビーレーザーや636、634、538、534、442nmのHe−Cdレーザーなどが挙げられる。
また、ナノ秒やピコ秒オーダーのパルスレーザーを用いることも好ましい。
本発明のホログラム記録材料を光記録媒体に使用する場合は、532nmのYAGレーザー2倍波、400〜415nm付近のGaN等半導体レーザー、650〜660nm付近の半導体レーザー等を用いることが好ましい。
ホログラム露光(記録)に用いる光の波長に対し、ホログラム再生に用いる光の波長は同じであるか、長波長であることが好ましく、同じであることがより好ましい。
η=Idiff/Io (式1)
ここでIoは回折されない透過光の強度であり、Idiffは回折(透過型)または反射(反射型)された光強度である。回折効率は0〜100%のいずれかの値を取るが、30%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、80%以上であることが最も好ましい。
する場合などある。
また、クーゲルニックの理論式より、ある回折効率を与えるための屈折率変調量Δnは膜厚dに反比例する。つまり、ある回折効率を与えるための感度は膜厚によっても異なり、膜厚dが厚くなる程少ない屈折率変調量Δnで済む。したがって、膜厚等の条件を揃えない限り、感度は一概には比較することはできない。
本発明においては、感度は「最大回折効率の半分の回折効率を与える露光量(mJ/cm2)」と定義する。
本発明のホログラム記録材料の感度は50mJ/cm2以下であることが好ましく、20mJ/cm2以下であることがより好ましく、10mJ/cm2以下であることがさらに好ましく、1mJ/cm2以下であることが最も好ましい。
用いられる。
用ピックアップレンズ、ヘッドマウントディスプレイ、液晶用カラーフィルター、反射型液晶反射板、レンズ、回折格子、干渉フィルター、光ファイバー用結合器、ファクシミリ用光偏光器、建築用窓ガラス)、書籍、雑誌等の表紙、POPなどのディスプレイ、ギフト、偽造防止用のセキュリティ目的としてクレジットカード、紙幣、包装などに好ましく用いることができる。
以下に、本発明の具体的な実施例について実験結果を基に説明した。勿論、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
紙の両面をポリエチレン樹脂で被覆した支持体の表面にコロナ放電処理を行った後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含むゼラチン下塗層を設け、さらに、以下に示すホログラム材料試料101を作成した。塗布液は以下のように作成した。
(カプラー分散物の調製)
屈折率変調カプラーC−2(試料1)570g、溶媒(Solv−5)230g及酢酸エチル350mlに溶解し、この液をドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム25g含む10%ゼラチン水溶液12500gに乳化分散させて乳化分散物を調製した。
(ハロゲン化乳剤の調製)
KBr0.28g、平均分子量100000のフタル化ゼラチン33.3gを含む水溶液1660mLを30℃に保ち撹拌した。二酸化チオ尿素0.04gを添加した後、pHを6.0に合わせた。AgNO3(96.0g)水溶液800mlとKIを3モル%含むKBr水溶液をダブルジェット法で10分間に渡り添加した。この時、銀電位を飽和カロメル電極に対して+20mVに保った。温度を28℃に降温した後、通常の水洗を行なった。平均分子量100000の脱イオン骨ゼラチン21gを添加した後、40℃でPHを6.0に調整した。その後、増感色素I、IIを40:60のモル比率でハロゲン化銀1モルに対して1×10-4モル添加した。本実験において増感色素は、特開平11−52507号に記載の方法で作成した固体微分散物として、使用した。すなわち硝酸ナトリウム0.8質量部および硫酸ナトリウム3.2質量部をイオン交換水43質量部に溶解し、増感色素13質量部を添加し、60℃の条件下でディゾルバー翼を用い2000rpmで20分間分散することにより、増感色素の固体分散物を得た。
60℃に昇温し、ハロゲン化銀1モルに対して、塩化金酸(5.5×10-4モル)、チオシアン酸カリウム(5×10-4モル)、チオ硫酸ナトリウム(7.2×10-4モル)およびN,N−ジメチルセレノ尿素(4.8×10-4モル)を添加し最適に化学増感を施した。かぶり防止剤I(1.0×10-3モル)を添加して化学増感を終了した。
本乳剤aは数平均円相当径30nm、円相当径の変動係数16%の丸みを帯びた立方体粒子であった。本粒子は3モル%の沃化銀を含有する臭化銀粒子であり、沃化銀含有率の粒子間分布の変動係数は12%の粒子である。
て露光し記録した。物体光と参照光のなす角は30度である。ビームは0.6cmの直径と1μW/cm2の強度とを有しており、ホログラフィー露光時間を5〜100秒の範囲で5
秒おきに(照射エネルギーにして5〜100μJ/cm2の範囲)変化させて露光した。露光したホログラム記録材料を下記処理工程の処理後、YAG532nmのうち参照光のみを照
射して回折効率(相対回折効率、回折光/透過光)を測定した。
処理工程 温度 時間
発色現像 38.5℃ 45秒
漂白定着 38.0℃ 45秒
水洗 38.0℃ 10秒
乾燥 80℃
[発色現像液]
水 800mL
トリイソプロパノールアミン 8.8g
エチレンジアミン4酢酸 4.0g
亜硫酸ナトリウム 0.10g
塩化カリウム 10.0g
4,5−ジヒドロキシベンゼン−
1,3−ジスルホン酸ナトリウム 0.50g
ジナトリウム−N,N−ビス(スルホナート
エチル)ヒドロキシルアミン 8.5g
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(β−メタンスルホンアミドエチル)アニリン
・3/2硫酸塩・モノハイドレード 4.8g
炭酸カリウム 26.3g
水を加えて全量 1000mL
pH(25℃、硫酸とKOHで調整) 10.15
水 400mL
チオ硫酸アンモニウム(750g/mL) 110mL
エチレンジアミン4酢酸鉄(III)アンモニウム 42g
エチレンジアミン4酢酸 5g
硫酸アンモニウム 12g
イミダゾール 10g
エチレンジアミン4酢酸 9.0g
亜硫酸アンモニウム 45g
m−カルボキシベンゼンスルフィン酸 8g
水を加えて全量 1000mL
pH(25℃、硝酸とアンモニア水で調整) 6.50
なお比較例として、特開平10−149083号(特許文献4)の試料7の漂白ハロゲン化銀方式ホログラム記録材料を用いた。
[評価]
ホログラム記録材料101〜104及び比較例における最大回折効率及び感度(最大回折効率を与える露光量の半分)の評価結果を表1に記す。
さらにホログラム記録材料を蛍光灯下2週間保存した場合の最大回折効率も記す。
それに対し本発明のホログラム記録材料は感度も高く、回折効率も高くさらに光保存性も良好で好ましい。
これは本発明のホログラム記録材料は、ホログラム露光により干渉縞に応じてハロゲン化銀を感光させて潜像を形成した後、現像処理を行い、感光したハロゲン化銀を現像することにより有機屈折率変調剤を反応させ、屈折率変調による干渉縞を記録し、現像処理時もしくは現像処理後にホログラム記録材料に存在する現像された銀を漂白処理し、さらに残存するハロゲン化銀と共にホログラム記録材料から脱銀して処理液に回収する、全くの新しい記録方式であるためである。
折効率と膜厚からクーゲルニックの式に基づいて計算)が上昇し、多重記録の際有利である。
12 レーザービーム
14 鏡
20 ビームスプリッター
22 ビームセグメント
24 鏡
26 空間フィルター
28 試料
30 ホログラム記録材料
38 回転ステージ
40ビームエキスパンダー
42 物体光
44 参照光
46 検出器
Claims (21)
- 少なくとも、ハロゲン化銀、有機屈折率変調剤及びバインダーを有するホログラム記録材料。
- 前記有機屈折率変調剤が現像処理時に、1)現像主薬酸化体とのカップリング反応により屈折率を変調できる屈折率変調カプラー、2)高屈折率化合物または低屈折率化合物を放出できる高(低)屈折率化合物放出剤、3)重合を起こし、それにより屈折率を変調することができる重合性化合物、4)気泡を発生することができる発泡剤、のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のホログラム記録材料。
- 前記有機屈折率変調剤が現像処理時に、1)現像主薬酸化体とのカップリング反応により屈折率を変調できる屈折率変調カプラーであり、現像主薬酸化体との反応により生成する化合物がホログラム記録波長に吸収を有さないことを特徴とする請求項2または3記載のホログラム記録材料。
- 前記一般式(1−1)における脱離基X1または(1−2)における脱離基X2がフッ素原子を含む基であることを特徴とする請求項3または4記載のホログラム記録材料。
- 前記有機屈折率変調剤が現像処理時に、2)高屈折率化合物または低屈折率化合物を放出できる高(低)屈折率化合物放出剤であり、該高(低)屈折率化合物放出剤が一般式(2−1)、(2−2)または(2−3)で表されることを特徴とする請求項2記載のホログラム記録材料。
一般式(2−2)にて、R6は置換基を表し、a2は0〜3の整数を表す。a2が2以上の時、複数のR6は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良い。X4は現像処理時放出される放出基を表す。
一般式(2−3)中、X5ははそれぞれ独立に−OH基または−NHR16基を表し、R16は水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基のいずれかを表す。X6は置換基を表し、X6-SO2NH2が現像時放出されることを特徴とする。R7、R8
は水素原子または置換基を表し、R7とR8は互いに連結して環を形成しても良い。a3は0〜5の整数を表し、a3が2以上の時、複数のR7及びR8は同じでも異なっても良い。 - 前記有機屈折率変調剤が現像処理時に、3)重合を起し、それにより屈折率を変調することができる重合性化合物を表し、該重合性化合物はバインダーとの屈折率が異なることにより、屈折率変調による干渉縞記録が可能であることを特徴とする請求項2記載のホログラム記録材料。
- 前記ホログラム記録材料にて、重合性化合物に加えさらに重合開始剤を含むことを特徴とする請求項2または7記載のホログラム記録材料。
- 前記有機屈折率変調剤が現像処理時に、4)気泡を発生することができる発泡剤であり、発泡剤から発生する気体がN2、CO2、SO2、SO3,NO2 ,O2、i-C4H8のいずれかであるこ
とを特徴とする請求項2記載のホログラム記録材料。 - 前記ハロゲン化銀が増感色素の吸着により可視光増感されていることを特徴とする請求項1〜10記載のホログラム記録材料。
- 前記ハロゲン化銀の数平均円相当径が10〜80nmであることを特徴とする請求項1〜11記載のホログラム記録材料。
- 請求項1〜12記載のホログラム記録材料を用いて、ホログラム露光により干渉縞に応じてハロゲン化銀を感光させて潜像を形成した後、現像処理を行い、感光したハロゲン化銀を現像することにより有機屈折率変調剤を反応させ、屈折率変調による干渉縞を記録することを特徴とするホログラム記録方法。
- 請求項13記載のホログラム記録方法にて、現像処理時もしくは現像処理後にホログラム記録材料に存在する現像された銀を漂白処理し、さらに残存するハロゲン化銀と共にホログラム記録材料から脱銀して処理液に回収することを特徴とする請求項13記載のホログラム記録方法。
- 請求項1〜14記載のホログラム記録材料を用いて、10回以上の多重記録を行うことを特徴とするホログラム記録方法。
- 請求項15にて、多重記録の際の露光量がいずれの多重記録の際も終始一定のまま多重記録できることを特徴とする請求項15記載のホログラム記録方法。
- 請求項1〜16記載のホログラム記録材料及びホログラム記録方法から成る光記録媒体及び光記録媒体への記録方法。
- 請求項17記載の光記録媒体がROM型光記録媒体であることを特徴とする請求項17記
載の光記録媒体及び光記録媒体への記録方法。 - 請求項1〜18記載のホログラム記録材料が保存時に遮光カートリッジ内に保存されていることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1〜16記載のホログラム記録材料及びホログラム記録方法を用いる3次元ディスプレイホログラム及び3次元ディスプレイホログラムの製造方法。
- 請求項1〜16記載のホログラム記録材料及びホログラム記録方法を用いるホログラフィック光学素子及びホログラフィック光学素子の製造方法。
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