JP2007108462A - 投影装置、投影機能付携帯装置、投影機能付携帯通信装置および投影方法 - Google Patents

投影装置、投影機能付携帯装置、投影機能付携帯通信装置および投影方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが読み取りやすいサイズの文字を投影する投影装置を提供する。
【解決手段】この投影装置は、当該投影装置と投影対象との距離を距離検出部によって検出し、前記距離検出部によって検出された距離に応じて、文字のサイズが常に一定になるように、前記文書中のテキストデータのレイアウトを変更した画像データをレイアウト変換部によって作成する。投影制御部で、前記レイアウト変換部で変換された文書の画像データを前記投影対象へ投影させるようにして、常に一定の文字サイズで文書を投影することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、投影装置、投影機能付携帯装置、投影機能付携帯通信装置および投影方法に関する。
一般に、プレゼンテーションに際して、原稿をスクリーンなどに投影する場合、パーソナルコンピュータ(PC)上の画面をそのままスクリーンに投影したり、スライドの内容を投影したりする投写型プロジェクタが広く使用されている。
通常、プロジェクタでは、スクリーンに画像を投射するエリア(投光エリア)を、スクリーンの大きさなどに合わせて調整する必要がある。この場合、プロジェクタの設置位置、投光方向(垂直水平の向き)を手動によって動かしたり、投光エリアを拡大/縮小する操作を繰り返し行ったりする作業を行なう必要があり、セッティングに多くの時間を要していた。
これに対して、スクリーンから任意の距離にズームレンズ付きのプロジェクタを設置し、このプロジェクタによってスクリーン上に画像を投射する際には、ズームレンズのズーム比率を調整して、スクリーン上に投射される画面のサイズ(投影画面サイズ)をスクリーンの大きさに合致させることが行われる。
この場合、同じ原稿の内容を小さなスクリーン上へ投射すると、そのスクリーン上に投射された原稿の文字サイズが小さくなり、内容が読みにくくなる。このような場合には、オペレータが手動により原稿を拡大または縮小して、最適と思われる表示サイズでスクリーンに投影し直すのが常であった。この作業は、最適と思われる表示サイズをオペレータが試行錯誤により判断しなければならないため、時間を要する煩雑な作業であった。
この問題点を解決するために、特許文献1の技術では、画像における文字のサイズを取得する文字サイズ検出部と、この文字サイズ検出部によって検出した文字サイズに基づいて、画像における文字が表示画面において所定の大きさで表示されるように画像の変倍率を算出する演算部と、この演算部によって算出した変倍率で画像を表示画面に表示させる表示制御部とを備えている。このような表示画面に画像を表示させるに際して、自動的に表示画面に対して最適な変倍率で画像を表示するような工夫を施すことにより、表示画面に画像を見やすい状態で表示することができる。
また、画像処理装置側で同じ文字あるいは図形の大きさを表示するようにディスプレイ装置に対し、指示しているにもかかわらず、画像処理装置に接続するディスプレイ装置の画面サイズにより、ユーザから見ると、文字あるいは図形の大きさが画面サイズに比例して異なるという課題が存在している。例えば、特に小さい画面サイズのディスプレイ装置が接続された際、ユーザから文字の大きさが小さくて判読し辛い、また図形表示における直線が細くなり見えない等のクレームがあった。
この場合、特許文献2の技術では、ディスプレイ装置の画面上に表示される画像のサイズを取得して、文字、図形等の表示された画像が見づらくならないような文字及び画面の大きさを決定して、ディスプレイ装置へ画面表示指示するようにした。
特開2005−56430号公報 特開平9−6305号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、PDA(Personal Digital Assistant)のような小さな情報機器のディスプレイ装置上に、画面に最適な文字サイズに調節して表示するもので、あくまでも、画像を記憶している機器と、表示する対象とが同一の機器内のディスプレイ装置を対象に考えられており、表示する対象が離れた位置にあり、表示対象(スクリーン)のサイズが不明のときについては考慮されていない。
また、特許文献2の技術では、画像処理装置に実際に接続したディスプレイ装置から有線を通して、ディスプレイ装置に関する情報を信号として得ることで、ディスプレイ装置の画面サイズに合わせて、文字或いは図形表示を最適なものとしており、プロジェクタのように表示対象(スクリーン)と有線で接続されておらず、また、表示対象(スクリーン)からの表示対象のサイズのような情報が帰ってこないような場合を想定していない。
さらに、従来の技術では、表示された文字や画像を見るユーザから表示対象(スクリーン)までの距離を考慮していないため、ユーザと表示対象(スクリーン)との距離が離れていると、表示対象(スクリーン)には最適なサイズであったとしても、ユーザには小さな文字となって読めないという可能性が高い。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、ユーザが読み取りやすいサイズの文字を投影する投影装置、投影機能付携帯装置、投影機能付携帯通信装置および投影方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は次のような構成とする。
本発明の投影装置は、当該投影装置と投影対象との距離を検出する距離検出部と、前記距離検出部によって検出された距離に応じて、文字のサイズが常に一定になるように、前記文書中のテキストデータのレイアウトを変更した画像データを作成するレイアウト変換部と、前記レイアウト変換部で変換された文書の画像データを前記投影対象へ投影させるように制御する投影制御部とを備えて、文書データを画像データに変換して投影する。
また、据え置き型の投影装置ではなく、上記の投影装置の機能を携帯装置に備えた投影機能付携帯装置であってもよい。
さらに、上記の投影装置の機能と無線通信部と、前記無線通信部により外部から着信があったときに、前記投影制御部により着信状態を投影対象の少なくとも一部に投影させる着信報知部を備えた投影機能付携帯通信装置であってもよい。
あるいは、ユーザと投影対象との距離を検出する第一距離検出部と、当該投影装置と投影対象との距離を検出する第二距離検出部と、前記第一距離検出部及び前記第二距離検出部によって検出された距離に応じて、文字のサイズが常に一定になるように、前記文書中のテキストデータのレイアウトを変更した画像データを作成するレイアウト変換部と、前記レイアウト変換部で変換された文書の画像データを前記投影対象へ投影させるように制御する投影制御部とを備えたものであってもよい。
ここで、前記距離検出部、前記第一距離検出部や前記第二距離検出部は、次のいずれかによって距離を計測する。
(1)超音波で計測する。
(2)赤外線で計測する。
(3)特定のパターンを前記投影対象へ投影して撮影した特定パターンの画像のサイズから計測する。
(4)当該投影装置に備えたメジャーの長さによって計測する。
また、当該投影装置と投影対象との距離は、投影開始時あるいはユーザからの距離計測指示の入力があったときに計測する。あるいは、距離の変化を常時計測して変化が計測されたときに距離が検出されたとする。
前記レイアウト変換部は、次のいずれかあるいはその組み合わせで文書に含まれているテキストのレイアウト変換を行う。
(1)前記投影対象の投影領域に文字数が収まるように文章を要約する。
(2)レイアウト変換対象の文書中のテキストにあるルビ情報を削除したテキストを対象とする。
(3)文書中の画像情報を、当該画像よりサイズの小さい代替画像に置き換えてから、文書中のテキストのレイアウト変換を行う。
さらに、前記レイアウト変換部は、前に投影したときに使用していた文字サイズを記憶しておき、次回の投影時に、前回投影した時と同じ文字サイズでレイアウト変換するものとしてもよい。
また、本発明は、コンピュータで、上述した構成の投影装置、投影機能付携帯装置あるいは投影機能付携帯通信装置の機能を実現させるためのプログラム、またはそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても上記課題を解決することができる。
本発明によれば、ユーザが読み取りやすいサイズの文字を投影する投影装置、投影機能付携帯装置、投影機能付携帯通信装置および投影方法を提供できる。
即ち、投影対象(以下、スクリーンとも言う)のサイズや投影対象までの距離が変わっても、投影された文字サイズを一定にしたので、ユーザにとって文章が読み取りやすくなる。
このため、投影対象のサイズが小さい場合には、レイアウトを変更したり、文章を要約することにより、最大限の情報を1度に投影できる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。尚、携帯用の小型投影装置を例にして実施形態を説明するが、本発明はこれに限ったものではなく、投影機能を有する機器あるいは携帯機器であれば適用可能である。また、本明細書において、同一の符号を付した構成要素については、同様の機能を果たすので、一度説明した構成要素の説明を省略あるいは相違点についてのみ説明する場合がある。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る投影装置の使用形態を説明する図である。図1において、1は投影装置であり、2は投影装置1によってテキストや画像や映像等が投影されるスクリーン、3は投影装置を操作・投影映像を見るユーザである。尚、このスクリーン2は、一般の矩形のものに限ったものではなく、楕円形や円形やさらに自由な形状であってもよいし、また、平板なものとは限らず壁あるいは歩道のようなものであっても構わない。
実施形態1では、ユーザ3は、投影装置1に格納されている文書を距離dはなれたところのスクリーン2へ投影する。投影された文書の中のテキスト4や画像5がスクリーン2へ投影される。このときのテキスト4は、距離dだけ離れたユーザ3から見やすいサイズの文字の大きさに投影される(図1(B))。
また、スクリーン2の広さが小さくなったときには、通常はそのスクリーン2の大きさに合わせて縮小して投影するものであるが、実施形態1では、テキスト4に関しては距離dだけ離れたユーザ3から見やすいサイズの文字の大きさ、即ち、図1(B)のテキストの大きさと同じ大きさのテキストを投影する(図1(C))。
図2は、本発明の実施形態1に係る投影装置の機能構成を示すブロック図であり、同図において、投影装置1は、操作部10、文字サイズ設定部11、文字サイズ記憶部12、画像置換モード設定部13、置換画像記憶部14、投影制御部15、文字サイズ決定部16、距離検出部17、レイアウト変換部18、文書選択部19、文書情報記憶部20、文書格納場所記憶部21、変換文書記憶部22、投影部23を含んで構成される。ただし、画像置換モード設定部13と置換画像記憶部14は、必要に応じて設けるようにしてもよい。
まず、実施形態1で使用する各記憶部について説明する。この各記憶部は、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶媒体によって構成される。
ユーザは、スクリーンへ投影されたテキストを読むときに、どの程度の大きさの文字として読みたいかを予め決めておく。例えば、テキストをスクリーン上に24ポイントの大きさの文字が投影されたとしても、ユーザの目にはスクリーンから遠ざかれば遠ざかるほど小さく見えてくる。そこで、ユーザの目に入ったときにどの程度の大きさの文字で見たいかを決めておく。
文字サイズ記憶部12は、上記のユーザが離れた点から見たい文字のサイズを次の3種類記憶しておく。即ち、(1)ユーザが予め設定した文字サイズ(以下、設定値文字サイズという)、(2)ユーザが設定しなかったときのために装置側で予め決定しておいた文字サイズ(以下、既定値文字サイズといい、ユーザ側は変更できない)、(3)現在投影しているとき、あるいは、最近投影したときに使われた文字サイズ(以下、現在値文字サイズという)が記憶される。
置換画像記憶部14は、レイアウト変換部18で文書のレイアウトを再配置する際に、文書中の画像イメージを置き換える、元の画像サイズより小さいサイズの代替画像イメージを記憶する。置換画像記憶部14に画像が記憶されているときには、画像置換モードであり、逆に、何も記憶されていないときには、非画像置換モード(即ち、画像の置換が行われない)である。既定値は非画像置換モードとする。あるいは、画像置換モードと非画像置換モードの切り替えは、置換画像記憶部14に画像が記憶されているか否かではなく、ユーザが入力部10から指定することで変更する方式としてもよい。
文書格納場所記憶部21は、ユーザが指定した投影する文書情報が格納されている文書情報記憶部20のアドレスを記憶する。文書情報記憶部20は、1つ以上の文書情報を記憶する。文書情報は、文書内容を表すテキストデータおよび図形や画像と、それらのページ内での配置情報を持った構造化文書である。
尚、文書情報記憶部20は、投影装置内に固定した記録媒体に記録されるだけでなく、取り外し可能な外部の記録媒体であっても構わない。さらに、一時的に貯えておく記録媒体に、外部インタフェースやネットワークインタフェース等を介して、PC(Personal Computer)からダウンロードやアップロードして記録された文書情報も含まれる。
変換文書記憶部22は、レイアウト変換部18で変換された文書情報を画像イメージとして一時的に記憶する。
次に、各処理部について説明する。
操作部10は、データ入力キー、スクロールキー、多機能キー、および表示ディスプレイ等を備え、ディスプレイに表示される機能選択の指示に応じて、対応する機能を動作させる。この機能としては、例えば、文字サイズの設定、画像置換モードの設定、投影したい文書の選択と投影開始の指示がある。
また、各機能から要求された数字や文字等のデータを入力して、入力した各種情報を要求元に転送する。
ユーザは、文字サイズの設定を行いたいときには、設定メニュー中から文字サイズ設定を選択する、あるいは、文字サイズ設定ボタンを押下すると、操作部10は、文字サイズ設定部11を起動する。
文字サイズ設定部11は、操作部10から起動されると、文字の大きさの候補を一覧表示し、ユーザがその一覧表示から選択すると、選択された文字の大きさを設定値文字サイズとして文字サイズ記憶部12に記録する。ユーザが文字サイズを指定しないときには、設定値文字サイズは「未設定」となっている。
ユーザは、文書を投影する際、画像イメージを簡単な画像に置き換えて投影してもよいか否かの設定を行いたいときには、設定メニュー中から画像置換モード設定を選択する、あるいは、画像置換モード設定ボタンを押下すると、操作部10は、画像置換モード設定部13を起動する。
画像置換モード設定部13は、操作部10から起動されると、予め用意されている置換画像のサムネイル一覧を表示し、ユーザがそのサムネイル一覧から選択指示して入力すると、選択されたサムネイルに対応する置換画像を置換画像記憶部14に記憶する。これにより、画像置換モードとなる。また、サムネイル一覧で置換画像記憶部14に記憶された置換画像を削除する指示が入力されると、置換画像記憶部14に記憶された置換画像が削除されて非画像置換モードとなる。
また、ユーザが文書情報記憶部20に記憶されている文書を投影したいときには、文書選択メニューを選択すると、操作部10は、文書選択部19を起動する。
文書選択部19は、文書情報記憶部20に記憶されている文書名一覧を表示する。
ユーザが操作部10を操作して、所望の文書を選択して、投影実行を指示すると、文書選択部19は、選択された文書の格納場所(アドレス)を文書格納場所記憶部21へ記憶するとともに、投影実行信号を投影制御部15へ送る。
投影制御部15は、操作部10から投影実行信号を受信すると、文字サイズ決定部16に文字サイズ決定信号を送る。
次に、投影制御部15は、文字サイズ決定部16から文字サイズ決定完了信号を受信すると、距離検出部17を実行させ、投影装置1とスクリーン2間の距離を取得し、この距離変更信号をレイアウト変換部18へ送る。
また、投影制御部15が距離検出部17から距離変更信号を受信すると、その距離変更信号をレイアウト変換部18へ送る。
次に、投影制御部15がレイアウト変換部18から変換完了信号を受信すると、変換文書記憶部22に格納された文書の画像イメージや制御信号を投影部23へ送って、スクリーンへ投影させる。
さらに、変換された文書の画像イメージが複数ページにまたがるときには、操作部10を介して、指示された画像イメージのページの前進・後退を制御する。
文字サイズ決定部16は、投影制御部15から文字サイズ決定信号を受信すると、文字サイズ記憶部12から文字サイズを読み出す。
ここで、読み出すのは現在投影しているときに使用している文字サイズ(現在値文字サイズ)であるが、現在値文字サイズが「未設定」であった場合には、ユーザの設定した設定値文字サイズを用いる。しかし、ユーザが設定値文字サイズを設定していないときには、装置側で予め定めた既定値文字サイズを用いる。
次に、文字サイズ決定部16は、取り出した文字サイズを操作部10(の表示装置)へ表示し、ユーザにこの文字サイズで投影してよいかを選択させる。
ユーザが操作部10から表示された文字サイズでよい場合には「OK」を選択し、他の文字サイズがよければ、所望の文字サイズを入力する。
最後に、文字サイズ決定部16は、入力された文字サイズを現在値文字サイズとして文字サイズ記憶部12へ記憶するとともに、文字サイズ決定完了信号を投影制御部15へ送る。
しかし、個人の読みやすい文字サイズというものは、大体決まっているものであるから、ユーザに問い合わせることなく、文字サイズ記憶部12に記憶された現在値文字サイズを自動的に選択するようにしてもよい。
距離検出部17は、公知の技術により、投影装置1とスクリーンとの距離を随時検出しており、前回と所定の誤差範囲を超えた場合、投影装置1とスクリーンの距離に変化が生じたとして、検出値(距離)を伴った距離変更信号を投影制御部15へ送る。また、ここで検出した距離を操作部10の表示装置へ表示するようにしても構わない。
しかし、誤差範囲内の距離変化の場合には、投影制御部15から実行されたとき以外では、距離に変化がなかったとして、検出値を送ることはない。
ここで検出された距離は、ユーザが投影装置1を直接操作するから、ユーザとスクリーン間の距離と投影装置とスクリーン間の距離は同じものであると仮定している。
例えば、距離検出部17は、超音波や赤外線を発信し、その反射波を受信する時間や強度を基に距離を自動測定するもの(図3(A),(B))であっても、また、レーザ光をスクリーンへ投射し、撮影した投射点のズレから距離を測定してもよい。
あるいは、特定のパターン画像(例えば、文字や記号や十字等)をスクリーンへ投影し、カメラ等の撮像手段(不図示)を用いて、撮影した画像のサイズから距離を測定するようにしてもよい(図3(C))。
あるいは、投影装置にメジャー格納部を設け、操作部10から投影制御部15を介して、メジャー伸長指示を与え、このメジャー(例えば、曲尺、巻尺等)をスクリーン(投影対象)へ伸ばして行き、メジャーがスクリーンへ突き当たって止まったという信号を受信して、メジャーが伸び始めてから止まるまでの時間から投影装置とスクリーン間の距離を算出するようにしてもよい(図3(D))。
また、上記の複数の方法から得た複数の距離を平均して、距離を決定するようにしてもよい。
投影部23は、ランプ制御、ランプ、光学系、投影用レンズから構成される。ランプとしては、LD(半導体レーザ)やLED(発光ダイオード)等を用いることができ、ランプの点灯、消灯、減光、増光の制御は、投影制御部15から送られてきた制御データに基づいてランプ制御部により制御される。光学系は、LCD(液晶ディスプレイ)を用いた透過型ライトバルブや、DMD(Digital Micromirror Device)を利用することができ、投影制御部15から送られてきた画像イメージを、指示されたズーム比率で、投影用レンズを介してスクリーンに投影する光学装置である。
レイアウト変換部18は、ユーザが指定した文書を投影する場合、テキストを指定されている文字サイズで表現したときの画面レイアウトを決定し、文書格納場所記憶部21に記憶されたアドレスで示される文書情報を文書情報記憶部20から読み出して、画像イメージへ変換して変換文書記憶部22へ記憶して、投影制御部15へ変換完了信号を送信する。
まず、ユーザが投影されたテキストを、指定された文字サイズの大きさで見られるようにするためには、投影前のテキストをどのような文字サイズ(x)で作成すればよいかを次式(1)で決定する。
x=A/(R・r・z) ・・・ (1)
ここで、x:投影装置から投影される前のテキストの文字サイズである。
A:文字サイズ決定部16で決定された文字サイズである。
R:スクリーンに投影された文字の大きさがユーザのいる場所から見たときにどの程度縮小されて見えるかを示す縮小率であり、ユーザとスクリーン間の距離に依存した値である。
r:投影装置からスクリーンに投影したときの拡大率であり、投影装置とスクリーン間の距離に依存した値である。
z:投影装置からスクリーンに投影するズーム比率である。
上記のzは、通常は1(拡大なし)であり、ユーザにズーム指示があった場合にのみ、次のような手順で最適なズーム比率を決定する。
まず、最小のズーム比率でスクリーンへ特定のパターンを投影する。この特定のパターンは、スクリーンへ投影した投影領域の最外郭を示すエッジ画像とする。しかし、エッジ画像でなくとも、投影領域の最外郭が認識可能なものであればどのようなものであっても構わない。
投影前後のエッジ画像を撮影して、これらの撮影画像を比較することによって、投影したエッジ画像がスクリーンに収まっているかを検出する。
収まっている場合には、現在のズーム比率が最大でなければ、ズーム比率を一段大きくして、再度エッジ画像を投影してスクリーンへ収まるかどうかを判定する。
一方、現在のズーム比率が最大の時には、この最大のズーム比率を最適なズーム比率と決定する。
また、エッジ画像がスクリーンへ収まっていない場合には、現在のズーム比率が最小でなければ、ズーム比率を一段下げた値を最適なズーム比率と決定する。しかし、現在のズーム比率が最小の場合には、エッジ画像をスクリーンへ収めることができないとして警報ランプ等により報知して、ズーム比率は決定せずに終了する。
また、ズーム比率を決定する際に、スクリーンの広さ(例えば、縦横のサイズ)が決定できる。
ここで、投影前の文字サイズxが計算前と同じであれば、レイアウトを変更せずに変換完了信号を投影制御部15へ送信する。
次に、指定された文書中のテキストおよび画像を1ページに配置し、すべてのテキストおよび画像が配置されるまで繰り返す。このときのテキストの文字サイズは、文字サイズ決定部16で決定され文字サイズ記憶部12に記憶されている現在値文字サイズが使われる。
この配置過程で、投影前の文字サイズxが前とは違ったサイズとなったり、あるいは、スクリーンの広さが前とは違った広さとなったときには、レイアウトの再配置が必要になってくる。特に、投影前の文字サイズxが大きくなった場合やスクリーンの広さが小さくなった場合には、次のいずれかあるいはこれらの組み合わせで、テキストの配置できる領域面積を増やすようにする。
(1)テキストと画像のレイアウトを自動的に変更する。
例えば、図4(A)に例示したような画像とテキストがある場合、スクリーンの広さが狭くなったときには、テキストと画像の配置を変更する。これによって1ページが2ページ以上になる場合もあり、ユーザはページ送りやページ戻しの指示を、操作部10を介して指示することによって、文書の全体を見ることができる。
(2)テキストの内容を自動的に変更する。
例えば、図5に例示したように、レイアウトは変更せずに、テキストの内容を要約することによって、テキストの表示量を減らし、1ページに配置するテキストの文字量を増やす。あるいは、図6(A)のようにルビがテキストに振られているとき、図6(B)のようにそのルビを削除した配置で1ページに配置するテキストの文字量を増やすようにしてもよい。
また、上記のテキストの要約を作成する場合、固定的な要約である必要はなく、1ページに収まるような文字量となるように要約の粒度を変更するようにしてもよい。
この要約の作成は、従来から知られた方式でよく、例えば、図5のように、重要な部分までに限定し、以降を削除する方法や、文章を日本語形態素解析(辞書引き)し、それぞれの単語がどの単語を修飾しているか分析するいわゆる格文法の手法を用い、最も多く修飾されている単語を重要単語として、この重要単語と修飾関係にないような単語から削っていくような手法を用いてもよい。
(3)画像を代替画像に置き換える。
画像置換モードが予め設定されている場合、例えば、図7に示すように、ページ内に画像がある場合には、置換画像記憶部14に記憶された代替画像に置き換えて、画像の配置領域面積を減らし、テキストの配置領域面積を増やすようにする。図7では、チューリップの画像を置換画像「I]に置き換えてテキスト配置領域面積を増やしている。
図8のフローチャートを用いて、レイアウト変換部18の処理手順について説明する。
特定のパターンを投影して、その投影したパターンを撮影することによって、特定のパターンがスクリーンに収まっているかを調べ、スクリーンの広さと、適正なズーム比率を取得する(ステップS1)。
このズーム比率(z)、文字サイズ決定部16で決定された文字サイズ(A)、投影された文字の大きさの縮小率(R)、投影装置からスクリーンに投影したときの拡大率(r)とから、式(1)を用いて、投影装置から投影される前のテキストの文字サイズ(x)を算出する(ステップS2)。
投影前の文字サイズxが計算前と同じであれば(ステップS3/YES)、レイアウトを変更せずに変換完了信号を投影制御部15へ送信して、処理を終了する(ステップS11)。
次に、置換画像記憶部14に代替画像が記憶されている(画像置換モードが設定されている)場合(ステップS4/YES)、文書中の画像を代替画像で置き換えた文書を作成する(ステップS5)。一方、置換画像記憶部14に代替画像が記憶されていない(非画像置換モードが設定されている)場合(ステップS4/NO)、文書中の画像をそのままにして、ステップS6へ進む。
上記のように代替画像で置き換えられた文書に対して、テキストの配置できる領域を調べ、その領域に投影前の文字サイズ(x)でテキストが配置可能かを調べる(ステップS6)。
テキストが配置できない場合(ステップS7/NO)、テキストの配置領域の広さに応じた粒度でテキストの要約を公知の手法で作成する(ステップS8)。一方、テキストが配置できる場合(ステップS7/YES)、次のステップS9へ進む。
文書中のテキスト、あるいは、要約を投影前の文字サイズ(x)でテキストの配置領域へ描画する(ステップS9)。
描画したテキスト及び画像(置き換えられた画像)を変換文書記憶部22へ記憶し(ステップS10)、変換完了信号を投影制御部15へ送信して、処理を終了する(ステップS11)。
次に、図9のフローチャートを用いて、実施形態1の処理手順について説明する。
ユーザから文書選択指示が入力されると、文書選択部19は、文書情報記憶部20に格納されている文書名一覧を表示し、その一覧から所望の文書が選択されると、選択された文書の格納場所(アドレス)を文書格納場所記憶部21へ記憶するとともに、投影実行信号を投影制御部15へ送る(ステップS21)。
投影制御部15は、文字サイズ決定信号を文字サイズ決定部16へ送信し、文字サイズ決定部16がこの文字サイズ決定信号を受信すると、文字サイズ記憶部12から現在値文字サイズを読み出し、現在値文字サイズが「未設定」であれば(ステップS22/NO)、ユーザの設定した設定値文字サイズを読み出す(ステップS23)。一方、現在値文字サイズが設定されていれば(ステップS22/YES)、次のステップS24へ進む。
次に、文字サイズ決定部16は、読み出した文字サイズを操作部10(の表示装置)へ表示し、ユーザが操作部10から表示された文字サイズでよいか否かを入力し、「否」が入力されると(ステップS24/YES)、操作部10を介して所望の文字サイズを入力する(ステップS25)。また、「OK」が入力されると(ステップS24/NO)、先に読み出した文字サイズが入力されたものとする。
最後に、文字サイズ決定部16は、入力された文字サイズを現在値文字サイズとして文字サイズ記憶部12へ記憶して、文字サイズ決定完了信号を投影制御部15へ送る(ステップS26)。ここで、個人の読みやすい文字サイズというものは、大体決まっているものであるから、ユーザに問い合わせることなく、文字サイズ記憶部12に記憶された現在値文字サイズを自動的に選択するようにしてもよい。
次に、投影制御部15は、距離検出部17を実行させて、投影装置とスクリーン間の距離を検出する(ステップS27)。ここで、投影制御部15が距離を測るのは、投影が開始された時やユーザに指定されたときにのみ実行するものである。通常は、距離検出部17で投影装置とスクリーンの間の距離が変更されたことを検出したときに、距離変更信号を受信することになる。
投影装置とスクリーンの間の距離が変更された場合(ステップS28/YES)、レイアウト変換部18を実行させて、レイアウトを再配置させた画像を変換文書記憶部22に記憶させる(ステップS29)。
一方、距離に変更がなければ(ステップS28/NO)、ステップS30へ進む。
投影制御部15は、変換文書記憶部22に格納された文書の画像イメージとズーム比率などを投影部23へ送って、スクリーンへ投影させる(ステップS30)。
さらに、ユーザが操作部10を介して、投影終了の指示が入力されると(ステップS31/YES)、投影を終了して次の投影文書の入力指示を待つ。
一方、まだ投影されていないページが存在する場合(ステップS31/NO)、ページ送りの指示があるまで待ち、ページ送り指示があると(ステップS32/YES)、変換文書記憶部22の中の指示のあったページを取り出して、ステップS27へ戻る。
上述した実施形態1では、投影装置とスクリーン(投影対象)との距離が変化するのを随時検出するようにしていたが、ユーザが操作部10を使って距離検出指示を出したときに、あるいは、投影開始のときに検出するようにしてもよい。
勿論、このいずれかの距離検出の後に、随時検出するようにしても構わない。
また、投影装置に対して電源を供給するドッキングステーションを結合する場合には、上記の投影装置に備えた全ての機能をドッキングステーションの方に持たせるようにしても構わない。
<実施形態2>
実施形態2では、実施形態1で説明した投影装置の機能を備える投影機能付携帯通信装置について説明する。実施形態2の投影機能付携帯通信装置として、投影機能付の携帯電話機を例にして説明するが、無線通信機能と投影機能を備えた通信機器であれば同様に適用することができる。
図10は、実施形態2に係る投影機能付携帯通信装置6の投影機能部分の機能構成図である。図10において、当該携帯通信装置6は、一般的な電話機能のほかに、操作部10、文字サイズ設定部11、文字サイズ記憶部12、画像置換モード設定部13、置換画像記憶部14、投影制御部15、文字サイズ決定部16、距離検出部17、レイアウト変換部18、文書選択部19、文書情報記憶部20、文書格納場所記憶部21、変換文書記憶部22、投影部23、着信モード設定部24、着信モード記憶部25、着信報知部26を含んで構成される。同図において、図2と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
一般的に、無線通信部で外部から着信があると、その着信をユーザに知らせるようになっている。この着信の報知方法として、次のものがある。
(1)着信があったことを現在投影している画像と合成してスクリーンに投影する方法:
例えば、図11に示したようにスクリーンの一部に現在投影している画像と着信メッセージを合成して投影する。この場合、「着信中」というメッセージでもよいし、このメッセージに加えて送信相手の名前や連絡先等を合わせて投影してもよい。
(2)着信があったことを現在の投影中の画像の代わりにスクリーンに投影する方法:
例えば、図12に示したようにスクリーンに現在投影されている画像を消して、着信メッセージを投影する。この場合、「着信中」というメッセージでもよいし、このメッセージに加えて送信相手の名前や連絡先等を合わせて投影してもよい。
ユーザは、外部から着信したときのメッセージ形態を設定したときには、設定メニュー中から着信モード設定を選択する、あるいは、着信モード設定ボタンを押下すると、操作部10は、着信モード設定部24を起動する。
着信モード設定部24は、操作部10から起動されると、着信モードの一覧を操作部10の表示装置へ表示する。
この一覧には、着信メッセージをスクリーンの一部に表示するのか、スクリーン全体に表示するのか、それとも着信があっても着信メッセージを表示しないのかの区別の選択欄と、着信メッセージに表示される情報の種類(例えば、「着信中」であることを示す文字列、送信した相手の名前、通信アドレス等)の選択欄とがある。
着信モード設定部24は、ユーザが選択完了を指示すると、選択された情報を次のようなデータ項目で着信モード記憶部25に記憶する。
着信表示の表示形態:次のいずれかを区別するコードを記憶する。
(1)着信メッセージをスクリーンの一部に表示、
(2)スクリーン全体に表示、
(3)着信メッセージを表示しない。
メッセージの内容:着信メッセージを表示するときの内容を記憶する。
(1)着信メッセージの文字列、
(2)送信した相手の名前の表示の有無、
(3)送信した相手の通信アドレスの表示の有無。
本実施形態2では、このような外部からの着信があると、着信信号が着信報知部26へ送られる。
着信報知部26は、着信モード記憶部25を参照して、図11や図12のような着信メッセージを作成し、投影制御部15を介して投影部23から投影対象(スクリーン)へ投影させる。
投影機能付携帯通信装置を上記のような構成とすることによって、投影しているときにも着信があったことが認識しやすい。
<実施形態3>
実施形態1や実施形態2では、ユーザは投影装置の側にいて、投影装置の操作をしながら文書の内容を見るものとして説明した。
本実施形態3では、投影装置を操作できるリモコンを備え、ユーザはリモコンで離れたところにある投影装置を操作するものとして説明する。
図13は、実施形態3に係る投影装置の機能構成図である。図13において、投影装置は、投影装置1とリモコン7とを備えており、投影装置1は、文字サイズ設定部11、文字サイズ記憶部12、画像置換モード設定部13、置換画像記憶部14、投影制御部15、文字サイズ決定部16、レイアウト変換部18、文書選択部19、文書情報記憶部20、文書格納場所記憶部21、変換文書記憶部22、投影部23、第二通信部27、第二距離検出部28を含んで構成され、リモコン7は、第一通信部71、操作部72、第一距離検出部73を含んで構成されている。同図において、図2や図11と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
まず、投影装置1について、実施形態1および2との相違点について説明する。
第二通信部27は、リモコン7の操作部72で入力された情報を受信し、各機能を起動させる。また、各機能からの返信情報をリモコン7の第一通信部71へ送信する。
例えば、第二通信部27は、文書選択信号を受信すると、文書選択部19を起動させて、文書選択部19から返信された文書情報記憶部20に格納されている文書名一覧を第一通信部71へ返信する。次に、第一通信部71から選択された文書名と投影実行信号を受信して、文書選択部19へ転送する。文書選択部19では、選択された文書名の格納アドレスを取得して、文書格納場所記憶部21へ格納するとともに、投影制御部15へ投影実行信号を送る。
また、第二通信部27は、文字サイズ設定信号を受信すると、文字サイズ設定部11を起動させて、文字サイズ設定部11から返信された現在使用している文字サイズを第一通信部71へ返信する。次に、第一通信部71から指定された文字サイズと文字サイズ設定信号を受信して、文字サイズ設定部11へ転送する。文字サイズ設定部11では、送られてきた文字サイズを文字サイズ記憶部12の設定値文字サイズに記憶させて、処理を終了し次に第一通信部71から通信が送られてくるのを待つ。
また、第二通信部27は、画像置換モード設定信号を受信すると、画像置換モード設定部13を起動させて、画像置換モード設定部13から返信された、予め用意されている置換画像のサムネイル一覧を第一通信部71へ返信する。次に、第一通信部71から指定されたサムネイルを画像置換モード設定部13へ転送する。画像置換モード設定部13では、送られてきたサムネイルに対応する置換画像を置換画像記憶部14に記憶させて、処理を終了し次に第一通信部71から通信が送られてくるのを待つ。
また、第二距離検出部28は、実施形態1と2で説明した距離検出部17と同じ機能を持ち、投影装置の立ち上げ時、ユーザから指示されたときあるいは随時、投影装置1とスクリーン2との距離の変化を検出して、変化があると検出した距離と第二距離検出信号とを投影制御部15へ送る。さらに、第一距離検出部73で検出された距離と第一距離検出信号とは、第一通信部71と第二通信部27を介して、投影制御部15へ送られる。
投影制御部15は、第一距離検出信号あるいは第二距離検出信号のいずれかまたは両方を受信すると、それらの信号をレイアウト変換部18へ送る。
レイアウト変換部18では、これらのユーザ(リモコン)とスクリーンとの距離、および、投影装置とスクリーンとの距離の2つの距離を使って、式(1)から投影前の文字サイズ(x)を計算する。このほかの処理は前述したものと同じである。
次に、リモコン7について説明する。
第一通信部71は、リモコン7と投影装置1との情報を送受信するときの通信インタフェースである。
操作部72は、実施形態1の操作部10と同じ機能を持っており、投影装置1の種々の設定機能や投影開始、投影画像のページ送り操作等の入力と表示を行う。
また、第一距離検出部73は、距離検出部17と同様にして、投影された映像を見るユーザとスクリーンとの距離を随時検出しており、前回と所定の誤差範囲を超えた場合、ユーザとスクリーンの距離に変化が生じたとして、検出値(距離)を伴った第一距離変更信号を第一通信部71から第二通信部27を介して投影制御部15へ送る。また、ここで検出した距離を操作部72の表示装置へ表示するようにしても構わない。
しかし、誤差範囲内の距離変化の場合には、距離に変化がなかったとして、検出値を送ることはない。
リモコン付きの投影装置を以上のような構成にすることによって、ユーザが投影装置から離れていても、常に同じ文字サイズでテキストを投影することができるので、文書が読みやすくなる。
また、上述した実施形態を構成する各機能をそれぞれプログラム化して、予め記録媒体に書き込んでおき、この記録媒体を投影装置、投影機能付の携帯装置や形態通信装置に装着して、記録されたプログラムを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、上述した実施形態の機能を実現するプログラムは、ディスク系(例えば、磁気ディスク、光ディスク等)、カード系(例えば、メモリカード、光カード等)、半導体メモリ系(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、テープ系(例えば、磁気テープ、カセットテープ等)等のいずれの形態の記録媒体で提供されてもよい。あるいは、ネットワークを介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
このように、上述した実施形態の機能をプログラム化して流通させることによって、コストの低廉化、および可搬性や汎用性を向上させることができる。
実施形態1に係る投影装置の使用形態を説明する図である。 実施形態1に係る投影装置の機能構成を示すブロック図である。 投影装置とスクリーン間の距離を検出する種々の方法の説明図である。 レイアウトを変更する例の説明図である。 テキストを要約する例の説明図である。 テキストからルビ情報を省略する例の説明図である。 画像を代替画像に変更する例の説明図である。 レイアウト変換部の処理手順について説明するフローチャートである。 実施形態1の処理手順について説明するフローチャートである。 実施形態2に係る投影機能付携帯通信装置の投影機能部分の機能構成図である。 着信メッセージをスクリーンの一部分に投影した例の説明図である。 着信メッセージをスクリーンの全面に投影した例の説明図である。 実施形態3に係る投影装置の機能構成図である。
符号の説明
1…投影装置、2…スクリーン、3…ユーザ、4…テキスト、5…画像、6…投影機能付携帯通信装置、7…リモコン、10…操作部、11…文字サイズ設定部、12…文字サイズ記憶部、13…画像置換モード設定部、14…置換画像記憶部、15…投影制御部、16…文字サイズ決定部、17…距離検出部、18…レイアウト変換部、19…文書選択部、20…文書情報記憶部、21…文書格納場所記憶部、22…変換文書記憶部、23…投影部、24…着信モード設定部、25…着信モード記憶部、26…着信報知部、27…第二通信部、28…第二距離検出部、71…第一通信部、72…操作部、73…第一距離検出部。

Claims (16)

  1. 文書データを画像データに変換して投影する投影装置において、当該投影装置と投影対象との距離を検出する距離検出部と、前記距離検出部によって検出された距離に応じて、文字のサイズが常に一定になるように、前記文書中のテキストデータのレイアウトを変更した画像データを作成するレイアウト変換部と、前記レイアウト変換部で変換された文書の画像データを前記投影対象へ投影させるように制御する投影制御部とを備えたことを特徴とする投影装置。
  2. 請求項1に記載の投影装置において、前記距離検出部は、当該投影装置と投影対象までの距離を超音波で計測することを特徴とする投影装置。
  3. 請求項1に記載の投影装置において、前記距離検出部は、当該投影装置と投影対象までの距離を赤外線で計測することを特徴とする投影装置。
  4. 請求項1に記載の投影装置において、前記距離検出部は、当該投影装置と投影対象までの距離を、特定のパターンを前記投影対象へ投影して撮影した特定パターンの画像のサイズから計測することを特徴とする投影装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の投影装置において、前記距離検出部は、当該投影装置の投影開始時に計測することを特徴とする投影装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の投影装置において、前記距離検出部は、距離計測指示を入力したときに計測することを特徴とする投影装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の投影装置において、前記距離検出部は、当該投影装置と投影対象との距離の変化を常時計測し、変化が計測されたときに距離を検出したとすることを特徴とする投影装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の投影装置において、前記レイアウト変換部は、前記投影対象の投影領域に文字数が収まるように文章を要約してレイアウト変換することを特徴とする投影装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の投影装置において、前記レイアウト変換部は、レイアウト変換対象の文書中のテキストにルビ情報がある場合、該ルビ情報を削除したテキストをレイアウト変換することを特徴とする投影装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の投影装置において、前記レイアウト変換部は、レイアウト変換対象の文書中に画像情報がある場合、当該画像よりサイズの小さい代替画像に置き換えてから、文書中のテキストのレイアウト変換を行うことを特徴とする投影装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の投影装置において、前記レイアウト変換部は、前に投影したときに使用していた文字サイズを記憶しておき、次回の投影時に、前回投影した時と同じ文字サイズでレイアウト変換することを特徴とする投影装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の投影装置の機能を携帯装置に備えたことを特徴とする投影機能付携帯装置。
  13. 請求項1乃至11のいずれかに記載の投影装置の機能と無線通信部と、前記無線通信部により外部から着信があったときに、前記投影制御部により着信状態を投影対象に投影させる着信報知部を備えたことを特徴とする投影機能付携帯通信装置。
  14. 請求項13に記載の投影機能付携帯通信装置において、前記着信報知部は、着信状態を投影対象の少なくとも一部に投影させることを特徴とする投影機能付携帯通信装置。
  15. 文書データを画像データに変換して投影する投影装置において、ユーザと投影対象との距離を検出する第一距離検出部と、当該投影装置と投影対象との距離を検出する第二距離検出部と、前記第一距離検出部及び前記第二距離検出部によって検出された距離に応じて、文字のサイズが常に一定になるように、前記文書中のテキストデータのレイアウトを変更した画像データを作成するレイアウト変換部と、前記レイアウト変換部で変換された文書の画像データを前記投影対象へ投影させるように制御する投影制御部とを有することを特徴とする投影装置。
  16. 文書データを画像データに変換して投影する投影装置における投影方法において、当該投影装置と投影対象との距離を距離検出部によって検出し、前記距離検出部によって検出された距離に応じて、文字のサイズが常に一定になるように、前記文書中のテキストデータのレイアウトを変更した画像データをレイアウト変換部によって作成し、前記レイアウト変換部で変換された文書の画像データを投影制御部で前記投影対象へ投影させることを特徴とする投影方法。
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