JP4541863B2 - 表示装置、表示システム、表示制御方法およびプログラム - Google Patents

表示装置、表示システム、表示制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画面上で指定された矩形領域にある画像部分を拡大して表示することが可能な表示装置、表示システム、表示制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
近年、プラズマディスプレイ、リアプロジェクションディスプレイ、フロントプロジェクタなどの大型表示装置が普及しつつある。
これらの表示装置を用いて会議やプレゼンテーションを行うときには、発表者が画面上の位置を指し示すための手段として、一般的に、指し棒やレーザポインタなどが使用される。
最近では、より高機能なポインティングシステムとして、表示装置に、画面上の指示された位置を検出する機能が設けられているものがあり、このポインティングシステムによって、画面上の指示位置へのカーソル表示や、表示画像上への文字や図形などの上書きなどを可能とする。
指示位置を検出する方法としては、例えば、表示装置の画面内部にセンサを設け、センサにより物体が触れた位置の圧力を検出する方法、超音波または赤外線の発信子およびセンサを表示装置画面の枠部分などに配置し、これらにより画面上の物体の位置を検出する方法、赤外線を発信するペンを使用し、その赤外線を表示装置内部のセンサにより受信する赤外線方法などが提案されている。
このようなポインティングシステムを備える表示装置においては、画面上のカーソル表示、文字や図形の上書きなどの他、応用の一つとして、該ポインティングシステムで任意の画面領域を選択することによって画像の一部を拡大表示する機能がある。
拡大機能においては、指示器などにより、拡大したい領域の始点とそれに対角に位置する終点が指示されると、始点と終点とで規定される矩形領域が全画面に拡大表示される。また、画面上の領域を直接指示する手段が設けられている場合、当該手段により拡大したい領域を直感的に指定することができ、これは使い勝手に優れものである。
拡大機能に関しては、さらに使い勝手を向上させるために、いくつかの方法が提案されている。その一つとして、表示装置の画面のアスペクト比と、拡大領域を指定するときの矩形表示のアスペクト比とを等しくするように、自動的に矩形の終点を修正するものがある(例えば特許文献1を参照)。これにより、拡大される領域をより正確に選択することが可能になる。
さらに、携帯情報端末をポインティングデバイスに替わる座標入力手段として利用するためのポインティングデバイスエミュレーション技術が提案されている(例えば特許文献2を参照)。携帯情報端末を座標入力手段として利用して拡大表示領域を指定する場合、手元で操作が可能なため、大型表示装置において拡大表示領域を指定する際に画面を遮るような移動を行う必要がないなどの利点がある。
特開平8−106542号公報 特開平11−191027号公報
上述した、画面のアスペクト比と拡大領域矩形のアスペクト比とを等しくする拡大領域指定方法を用いて、携帯情報端末のポインティングデバイスエミュレーションにより、拡大したい領域を指示するための指示点を、対応する領域の左上の位置を始点として右下の終点に向けて移動していくと、ある時点において終点が表示装置の画面の下端に達する。この状態で携帯情報端末のポインティングデバイスエミュレーションにより終点をさらに右下へ移動させる場合、表示装置の画面の下端に達した終点を、さらに右下へ向けてアスペクト比を保ちながら移動させることができず、拡大領域となる矩形領域を変えることができない。その結果、ユーザが求める拡大領域がさらに右下方向にあったとしても、拡大したい部分を拡大領域に入れることができない。この場合、ユーザは拡大領域の指定のための操作を始点の指示からやり直さなければならず、使い勝手は良くない。
本発明の目的は、画面上の拡大範囲を指定するための矩形領域として、画面のアスペクト比と同じアスペクト比を有しかつ画面内に収まる矩形領域を指定することができる表示装置、表示システム、表示制御方法およびプログラムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、画像が表示される画面を有する表示装置であって、前記画面上の座標値を入力する入力手段と、前記入力された2点の座標値に応じて、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点となる座標値を算出すると共に、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、前記算出された座標値を前記画面内に収まるように補正する算出手段と、前記算出手段により算出又は補正された、前記画面内に収まる座標値を頂点とする矩形領域内画像を前記画面全体で表示させる拡大表示処理手段とを備えることを特徴とする表示装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、面に画像を表示する表示システムであって、前記画面上の座標値を入力する入力手段と、前記入力された2点の座標値に応じて、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点となる座標値を算出すると共に、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、前記算出された座標値を前記画面内に収まるように補正する算出手段と、前記算出手段により算出又は補正された、前記画面内に収まる座標値を頂点とする矩形領域内画像を前記画面全体で表示させる拡大表示処理手段とを備えることを特徴とする表示システムを提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、表示制御方法およびプログラムを提供する。
本発明によれば、画面上の拡大範囲を規定するための矩形領域として、画面のアスペクト比と同じアスペクト比を有しかつ画面内に収まる矩形領域を指定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、表示装置として、プロジェクション方式の表示装置を説明する。
表示装置100は、図1に示すように、CPU3を備え、CPU3は、ROM4に格納されているプログラムおよびデータに従って装置全体の制御を行うとともに、各種処理を実行する。CPU3には、システムバス2を介して、ROM4、RAM5、リモコンI/F(リモートコントロールインタフェース)6、USBデバイスI/F7、USBホストI/F8、信号処理部10、デジタイザI/F12、および操作パネル16が接続される。
RAM5は、CPU3の作業領域および一時的にデータを格納する領域を提供する。リモコンI/F6は、本表示装置100のリモコン(リモートコントロール装置)との通信を行うためのインタフェースである。USBデバイスI/F7は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置、他の表示装置などのデバイスと通信を行うためのUSB(Universal Serial Bus)インタフェースである。USBホストI/F8は、第2の表示装置との通信を行うためのUSBインタフェースである。
信号処理部10は、スクリーン(図示せず)に投影する画像を表示する液晶パネル11、RGB入力I/F13、RGB出力I/F14を接続する。ここで、RGB入力I/F13は、情報処理装置などと接続され、情報処理装置から出力されるビデオ信号(RGB信号)を入力するためのインタフェースである。RGB出力I/F14は、ビデオ信号を他の表示装置へ出力するためのインタフェースである。信号処理部10は、RGB入力I/F13を介して入力されたビデオ信号を、液晶パネル11を駆動するための描画信号に変換する処理を行う。この描画信号は、液晶パネル11に入力され、液晶パネルは、描画信号に基づいて駆動されて画像を表示する。この液晶パネル11に表示された画像は、光学系を介してスクリーンに投影される。
また、信号処理部10は、本表示装置100と他の表示装置とが協働してマルチモニタシステムを構成する場合に、RGB入力I/F13を介して入力されたビデオ信号を本表示装置100と他の表示装置とのそれぞれに対するビデオ信号に分離し、他の表示装置向けのビデオ信号を、RGB出力I/F14を介して他の表示装置へ出力する処理を行う。
デジタイザI/F12は、座標入力手段であるデジタイザとのインタフェースであり、デジタイザとの間で信号のやり取りを行う。
操作パネル16は、本表示装置100に対する輝度、コントラスト、画質などの各種設定を行うためのパネルである。
次に、本表示装置100と他の表示装置とを用いたマルチモニタシステムについて説明する。図2は図1の表示装置100と他の表示装置とを用いて構成されるマルチモニタシステムの構成を模式的に示す図である。
ここでは、図2に示すように、マルチモニタ機能を有する情報処理装置21から出力されるビデオ信号(RGB信号)を2台の表示装置100,200を用いて表示するマルチモニタシステムが構成されるものとする。ここで、各表示装置100,200は、同じ構成を有するものであるとする。
情報処理装置21は、マルチモニタ機能を実現するために、2つのRGB信号出力インタフェースを有する。一方のRGB信号出力インタフェースは、RGBケーブル22を介して表示装置100と接続され、他方のRGB信号出力インタフェースは、RGBケーブル23を介して表示装置200と接続される。また、情報処理装置21は、USB通信ケーブル24を介して表示装置100と接続される。表示装置100においては、RGB入力I/F13、USBデバイスI/F7が、それぞれ、RGBケーブル22、USB通信ケーブル24と接続される。また、表示装置100は、表示装置200とUSB通信ケーブル25を介して接続される。ここで、表示装置100においては、RGB出力I/F14がRGBケーブル22と接続される。また、情報処理装置21は、ネットワーク32を介して、携帯情報端末31と接続される。ここで、ネットワーク32は、無線LAN(Local Area Network)などからなる。また、これに代えて、ネットワーク32を有線LANなどで構成することもできる。
携帯情報端末31は、ポインティングデバイスに替わる、表示装置100に対する座標入力手段として使用することが可能であり、携帯情報端末31による座標入力方法は、本発明者により提案されている(特開2004−005430号公報)。携帯情報端末31は、表示装置100の画面上の位置を指示するための操作画面を表示する。この操作画面上においてユーザによる操作が行われると、ユーザの操作に応じて表示装置100の画面上の位置を指示するための位置指示情報が生成され、その位置指示情報は、ネットワーク32を介して情報処理装置21に渡される。そして、情報処理装置21は、携帯情報端末31から渡された位置指示情報を、USB通信ケーブル24を介して表示装置100へ転送する。
表示装置100においては、情報処理装置21からRGBケーブル22を介してビデオ信号が入力され、この入力されたビデオ信号は、信号処理部10により画質調整などのための信号処理が施された後に、描画信号に変換される。そして、この描画信号に基づいて液晶パネル11が駆動され、液晶パネル11の画像が光学系を介してスクリーン(以下、画面という)100Aに映し出される。表示装置200においては、情報処理装置21からRGBケーブル23を介してビデオ信号が入力され、この入力されたビデオ信号は、画質調整などのための信号処理が施された後に、描画信号に変換される。そして、この描画信号に基づいて液晶パネルが駆動され、液晶パネルの画像が光学系を介してスクリーン(以下、画面という)200Aに映し出される。
次に、表示装置100のみでの拡大表示処理(第1の拡大表示処理)について図3および図4を参照しながら説明する。図3および図4は表示装置100における第1の拡大表示処理の手順を示すフローチャートである。
携帯情報端末31で入力された位置指示情報が情報処理装置21を経由して表示装置100に入力されると、入力された位置指示情報は、表示装置100のCPU3が実行する処理により、表示装置100の画面100A上の指示位置を示す位置データに変換される。この位置データは、画面100Aの画素の位置を基準にして算出される値である。例えば、位置データは、画面左上端の画素の位置を(0、0)、右上端の画素の位置を(1399、0)、右下端の位置を(1399、1049)とする座標系で表される値、すなわち画面100A上の画素と1対1に対応した値で表される。
携帯情報端末31の操作画面には、表示装置100の画面100A内の一部の拡大表示を行うためのズームボタンが表示されており、ユーザによるズームボタンの選択が検出されると、ズームコマンドがネットワーク32を介して情報処理装置21へ送信される。情報処理装置21は、上記ズームコマンドを、USB通信ケーブル24を介して表示装置100へ転送する。
表示装置100は、情報処理装置21からのズームコマンドを受信すると、図3に示す第1の拡大表示処理を開始する。この第1の拡大表示処理においては、CPU3がまずS101において、ドラッグ操作を伴うポインティング(画面上の位置の指示)の有無を監視し(ステップS101)、ポインティングがあると、ステップS102において、指示された位置を開始指示位置とし、その座標(XA,YA)をポインティング座標として保存する。
次いで、CPU3は、ステップS103において、現在の指示位置をポインティング座標(XB,YB)として保存する。ここで、現在の指示された位置は、上記ステップS102で指示された位置からドラッグ状態で移動された先の位置である。次いで、CPU3は、ステップS104において、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)、および終点座標(XB´,YB´)を算出する。ここでは、始点座標(XA´,YA´)が開始指示位置の座標(XA,YA)に設定され、矩形のアスペクト比が画面100Aのアスペクト比と等しくなるように終点座標(XB´,YB´)が算出される。ここで、画面100Aのアスペクト比は、縦/横=1050/1400=0.75(横/縦=1400/1050=1.33)であるとする。
このとき、(XA,YA)と(XB,YB)の位置関係により、(XB´,YB´)の算出式が以下のように場合分けされる。
(YB<−0.75(XB−XA)+YA、かつYB<0.75(XB−XA)+YA)、または、(YB≧−0.75(XB−XA)+YAかつYB≧0.75(XB−XA)+YA)の関係式が成立するとき、
XB´=XA+|YB−YA|×1.33 (XB−XA≧0 のとき)
XB´=XA−|YB−YA|×1.33 (XB−XA<0 のとき)
YB´=YB …(1)
が適用される。
上記以外のとき、
XB´=XB
YB´=YA+|XB−XA|×0.75 (YB−YA≧0 のとき)
YB´=YA−|XB−XA|×0.75 (YB−YA<0 のとき) …(2)
が適用される。
上記式(1)においては、YB´=YB、式(2)では、XB´=XBであるから、いずれの場合においても、矩形は、その一辺が現在の指示位置すなわちポインティング座標(XB,YB)を通過するような矩形となる。
そして、上記矩形を補正するために、CPU3は、ステップS105において、XB´<0の関係が成立するか否かを判定し、XB´<0の関係が成立する場合は、ステップS106において、XA´およびXB´を変更する。そして、CPU3は、図4のステップS109に進む。これに対し、XB´<0の関係が成立しない場合、CPU3は、ステップS107において、XB´>1399の関係が成立するか否かを判定する。ここで、XB´>1399の関係が成立する場合、CPU3は、ステップS108において、アスペクト比を、2台の表示装置100,200を用いた場合のアスペクト比に変更し、後述する表示装置200上で拡大表示を行うために、図5のステップS203へ進む。これに対し、XB´>1399の関係が成立しない場合、CPU3は、図4のステップS109に進む。
CPU3は、ステップS109において、YB´<0の関係が成立するか否かを判定する。YB´<0の関係が成立する場合、CPU3は、ステップS110において、YA´およびYB´の値を変更する。ここでは、
YA´=YA´−YB´
YB´=0
と変更する。そして、CPU3は、ステップS113に進む。
上記ステップS109においてYB´<0の関係が成立しないと判定された場合、CPU3は、ステップS111において、YB´>1049の関係が成立するか否かを判定する。ここで、YB´>1049の関係が成立する場合、CPU3は、ステップS112において、YA´に、YA´−(YB´−1049)を、YB´に1049をそれぞれ代入し、ステップS113へ進む。これに対し、上記ステップS111においてYB´>1049の関係が成立しないと判定された場合、CPU3は、ステップS113に進む。
CPU3は、ステップS113において、始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)を頂点とした矩形描画処理を行う。実際には、CPU3からシステムバス2を介して信号処理部10に対して矩形始点座標、終点座標や、描画の色、線の太さなどの設定指示が行われ、信号処理部10において画像上に対する矩形描画が実行される。
次いで、CPU3は、ステップS114において、ドラッグ操作が終了したか否かを判定する。ここで、ドラッグ操作が継続されているときには、CPU3は、ステップS103へ戻り、新たな指示位置に対するポインティング座標を(XB、YB)として設定し、上述した処理を継続する。
これに対し、上記ステップS114においてドラッグ操作が終了したと判定された場合、CPU3は、ステップS115において、信号処理部10に対し、始点座標(XA´、YA´)および終点座標(XB´、YB´)を頂点とした矩形領域を拡大する指示を行う。この指示を受けた信号処理部10においては、指示された矩形領域の画像が拡大されて画面全体に表示される。そして、CPU3は、本処理(第1の拡大処理)を終了する。
次に、2つの表示装置100,200のそれぞれの画面100A,100Bに跨る拡大表示処理(第2の拡大表示処理)について図3〜図6を参照しながら説明する。図5および図6は2つの表示装置100,200を用いたマルチ画面における拡大表示処理(第2の拡大表示処理)の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態においては、表示装置100および表示装置200を合わせて1つの画像を表示することが可能であるが、拡大機能はそれぞれの表示装置の機能であるため、両方の表示装置に跨っての画像の拡大は、それぞれの表示装置100,200での拡大となる。
表示装置100は、携帯情報端末31から情報処理装置1を経由して送られたズームコマンドを受信すると、第1の拡大表示処理(図3および図4を参照)を開始する。この第1の拡大表示処理において、画面100A内の領域から外れた位置すなわち表示装置200の画面200A内の位置が指示された場合、ステップS107においてXB´>1399の関係が成立するので、CPU3は、ステップS108において、アスペクト比を2台分に拡大する。ここで2台分の画面のアスペクト比は、縦/横=1050/2800=0.375(横/縦=2800/1050=2.67)で表されるものとする。
アスペクト比を2台分のアスペクト比に変更した後、制御は表示装置200のCPU3へ移行され、図5および図6の各ステップは表示装置200のCPU3により実行されるものとする。CPU3は、図5のステップS203において、現在のポインティング座標を(XB,YB)として保存する。次いで、CPU3は、ステップS204において、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)と、終点座標(XB´,YB´)を算出する。ここでは、始点座標(XA´,YA´)=(XA,YA)と設定され、矩形のアスペクト比が2台分の画面のアスペクト比と等しくなるように、終点座標(XB´,YB´)が算出される。
このとき、(XA,YA)と(XB,YB)の位置関係により、(XB´,YB´)の算出式が以下のように場合分けされる。
YB<−0.375(XB−XA)+YAかつ、YB<0.375(XB−XA)+YA
または、
YB≧−0.375(XB−XA)+YA かつ、YB≧0.375(XB−XA)+YA
のとき、
XB´=XA+|YB−YA|×2.67(XB−XA≧0のとき)
XA−|YB−YA|×2.67(XB−XA<0のとき)
YB´=YB …(3)
上記以外のとき、
XB´=XB
YB´=YA+|XB−XA|×0.375(YB−YA≧0のとき)
YA−|XB−XA|×0.375(YB−YA<0のとき) …(4)
このとき、式(3)においては、YB´=YB、式(4)においては、XB´=XBであるから、いずれの場合においても、矩形は、その一辺が現在のポインティング座標(XB,YB)を通過するような矩形となる。
2画面に跨って拡大表示を行う場合、画面のアスペクト比は2画面分のものであるが、拡大処理はそれぞれの表示装置100,200により行われるので、上記ステップS204での座標計算は図3のステップS104の計算と類似する。このようにして求められた(XA´,YB´)は、表示装置200から表示装置100へ送信される。
そして、CPU3は、ステップS205において、XB´<1400の関係が成立するか否かを判定し、XB´<1400の関係が成立する場合は、ステップS206において、アスペクト比を1台分に変更する。そして、CPU3は、図3のステップS103へ進む。これに対し、XB´<1400の関係が成立しない場合、CPU3は、ステップS207において、XB´>2799の関係が成立するか否かを判定する。ここで、XB´>2799の関係が成立する場合、CPU3は、ステップS208において、XA´に、XA´−(XB´−2799)を、XB´に2799をそれぞれ代入し、図6のステップS209へ進む。これに対し、XB´>2799の関係が成立しない場合、CPU3は、図6のステップS209へ進む。
CPU3は、ステップS209において、YB´<0の関係が成立するか否かを判定する。YB´<0の関係が成立する場合、CPU3は、ステップS210において、YA´およびYB´の値を変更する。ここでは、
YA´=YA´−YB´
YB´=0
と変更する。そして、CPU3は、ステップS213に進む。
上記ステップS209においてYB´<0の関係が成立しないと判定された場合、CPU3は、ステップS211において、YB´<1049の関係が成立するか否かを判定する。ここで、YB´<1049の関係が成立する場合、CPU3は、ステップS212において、YA´に、YA´−(YB´−1049)を、YB´に1049をそれぞれ代入し、ステップS213へ進む。これに対し、上記ステップS211においてYB´<1049の関係が成立しないと判定された場合、CPU3は、ステップS213へ進む。
CPU3は、ステップS213において、始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)を頂点とした矩形描画処理を行う。実際には、CPU3からシステムバス2を介して信号処理部10に対して矩形始点座標、終点座標や、描画の色、線の太さなどの設定指示が行われ、信号処理部10において画像上に対する矩形描画が実行される。
次いで、CPU3は、ステップS214において、ドラッグ操作が終了したか否かを判定する。ここで、ドラッグ操作が継続されているときには、CPU3は、ステップS203へ戻り、新たな指示位置に対するポインティング座標を(XB,YB)として設定し、上述した処理を継続する。
これに対し、上記ステップS214においてドラッグ操作が終了したと判定された場合、CPU3は、ステップS215において、信号処理部10に対し、始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)を頂点とした矩形領域を拡大する指示を行う。この指示を受けた信号処理部10においては、指示された矩形領域の画像が拡大されて画面全体に表示される。そして、CPU3は、本処理(第2の拡大処理)を終了する。
次に、表示装置100のみでの拡大表示処理(第1の拡大表示処理)の具体例について図7および図8を参照しながら説明する。図7は第1の拡大表示処理時において指定された拡大領域を示す図、図8は図7の指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図である。
例えば図7に示すように、画面100A上において、座標(180,600)の位置が開始指示位置として指示されると、当該位置の座標すなわちポインティング座標(XA,YA)が保存される(ステップS102)。次いで、ドラッグされた状態で指示位置が移動されると、現在の指示位置がポインティング座標(XB,YB)として保存される(ステップS103)。ここでは、指示位置がドラッグ状態で位置(1000,800)まで移動したものとすると、ポインティング座標(XB,YB)は、XB=1000、YB=800となる。
次いで、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出される(ステップS104)。ここでは、始点座標(XA´,YA´)が座標(180,600)に設定され、矩形のアスペクト比が画面100Aのアスペクト比(=0.75)と等しくなるように終点座標(XB´,YB´)が算出される。
図7に示す場合においては、(XA,YA)=(180,600)、(XB,YB)=(1000,800)であるから、上記式(2)の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=1000
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=1215
となる。従って(XB´,YB´)=(1000,1215)となり、この時点では図7の点線で示したように、座標(XB´,YB´)の位置が画面100Aから外れた位置になる。図7の例の場合、YB´=1215であるから、YB´>1049の関係が成立し(ステップS111)、YA´に、YA´−(YB´−1049)が、YB´に1049がそれぞれ代入される(ステップS112)。よって、この場合、YA´=YA´−(YB´−1049)=434となり、YB´=1049となる。そして、始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)を頂点とした矩形描画処理が行われる(ステップS113)。図7の例の場合、上記の処理で、(XA´,YA´)=(180,434)、(XB´,YB´)=(1000,1049)となるから、図8に示すように、図7の点線の矩形を画面100A内にシフトさせた矩形が表示されることになる。
そして、信号処理部10により、始点座標(XA´、YA´)および終点座標(XB´、YB´)を頂点とした矩形領域の画像が拡大されて画面100A全体に表示される。
このように携帯情報端末31を用いて拡大範囲を指定するために入力された矩形を、画面アスペクト比と等しいアスペクト比の矩形に補正した場合において、矩形の終点が表示装置100の画面100Aの端部に達すると、矩形の終点だけでなく始点の変更も行うことにより、入力された矩形を画面内に収めることができる。すなわち、所望の範囲を拡大して表示することが可能になる。
次に、表示装置100および表示装置200の両表示装置に跨って画像を拡大表示する場合の具体例について図9〜図11を参照しながら説明する。図9は表示装置100および表示装置200を用いたマルチ画面において拡大領域を指定するために指示された位置を示す図、図10は図9の指示位置が移動された状態を示す図、図11は指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図である。
例えば図9に示すように、画面100A上において、座標(600,200)の位置が指示されたものとすると、当該位置の座標すなわちポインティング座標(XA,XB)が保存される(ステップS102)。そして、ドラッグされた状態で指示位置が移動されると、現在の指示位置がポインティング座標(XB,YB)として保存される(ステップS103)。ここでは、指示位置がドラッグ状態で位置(1399,799)まで移動したものとすると、ポインティング座標(XB,YB)は、XB=1399、YB=799となる。
次いで、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出される(ステップS104)。ここでは、まず、始点座標(XA´,YA´)=(600,200)と設定される。終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(1399、799)であるから、上記(2)式の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=1399
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=799
となる。
これは、上記矩形が表示装置100の画面100A内に収まるので、上記図3および図4のステップS105,S107,S110およびS111の判定で分岐することなく、始点座標(XA´,YA´)(=(600,200))および終点座標(XB´,YB´)(=(1399、799))を頂点とした矩形描画処理が行われる(ステップS113)。
さらに、ドラッグ操作状態が継続され(ステップS114)、例えば指示位置が図10に示すような位置(1500,799)まで移動すると、現在の指示位置の座標(1500,799)がポインティング座標(XB,YB)として保存される(ステップS103)。そして、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出される。ここでは、始点座標(XA´,YA´)=(600,200)と設定される。そして、終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(1500,799)であるから、上記(2)式の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=1500
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=799
となる。従って(XB´,YB´)=(1500,799)となり、この時点では図10の点線で示したように、(XB´,YB´)が画面100A内の領域から外れた位置になる。そして、XB´>1399の関係が成立するので、アスペクト比が2台分のアスペクト比(=0.375)に変更される(ステップS108)。
アスペクト比が2台分のアスペクト比に変更された後、現在のポインティング座標が(XB,YB)として保存される(ステップS203)。図10の場合、XB=1500、YB=799である。次いで、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)と、終点座標(XB´,YB´)が算出される(ステップS204)。ここでは、始点座標(XA´,YA´)=(600,200)と設定される。そして、矩形のアスペクト比が2台分の画面のアスペクト比と等しくなるように、終点座標(XB´,YB´)が算出される。
ここでは、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(1500,799)であるから、上記式(3)の(XB−XA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XA+|YB−YA|×2.67=2199
YB´=YB=799
となる。従って(XB´,YB´)=(2199,799)となり、この時点で図10の実線で示したように、上記拡大領域の選択状態を表すための矩形は、2画面分のアスペクト比の矩形となる。
さらに、図10に示す状態からさらに右へとドラッグされて図11に示す位置が指示された場合、表示装置200が座標を計算し、表示装置100に計算結果を通知することによって、2台分のアスペクト比が保たれたまま矩形が描画される。この場合、拡大領域の選択状態を示すための矩形の始点座標(XA´,YA´)は(1400、200)となり、終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(1400,200)、(XB,YB)=(2439,799)であるから、上記式(2)の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=2439
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=979
となる。従って(XB´,YB´)=(2439,979)となる。
YB´が求められたので、表示装置200から表示装置100へYB´の値が送信され、表示装置100においてXB´の座標が計算される。ここで、左側の表示装置100の拡大領域の選択状態を示すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出する。まず、始点座標(XA´,YA´)=(600、200)と設定される。そして、終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(1399,979)であるから、上記式(1)の(XB−XA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XA+|YB−YA|×1.33=1039
YB´=YB=979
となる。従って(XB´,YB´)=(1639,979)となり、この時点で位置が右の表示装置200の画面200Aの領域にはみ出すことになる。そのためXB´を1399にし、XA´を算出すると、
XA´=600−(1639−1399)=360
となり、
(XA´,YA´)=(360,200)、(XB´,YB´)=(1399,979)の矩形となる。
左右の表示装置100,200での2画面分のアスペクト比の矩形としては、(XA´,YA´)=(360,200)、(XB´,YB´)=(2499,979)となるから、図11に示すように、矩形を左右の画面100A,200A内でシフトさせた矩形が表示されることになる。そして、それぞれの信号処理部10により、始点座標(XA´、YA´)および終点座標(XB´、YB´)を頂点とした矩形の領域の画像が拡大されて各表示装置100,200の画面100A,200Aに1つの画像として表示される。
このように、2台の表示装置100,200を用いたマルチ画面において、携帯情報端末31を用いて指定された拡大範囲を表す矩形が2台の表示装置100,200の画面100A,200Aに跨るとき、矩形の終点だけでなくその始点の変更も行うので、矩形を2台分のアスペクト比に保ちながら1つのマルチ画面内に表示させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図12ないし図18を参照しながら説明する。図12は図1の表示装置100と表示装置200とを用いて構成されるマルチモニタシステムの他の例を模式的に示す図、図13は図12のマルチモニタシステムにおいて拡大領域を指定するために指示された位置を示す図、図14は図13の指示位置が移動された状態を示す図、図15は指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図、図16は図12のマルチモニタシステムにおいて拡大領域の指定の他の例を示す図、図17は図16の指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図、図18は図17の画面アスペクト比に対応するように変更された拡大領域を補正することによって得られた拡大領域を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の第1の実施の形態に対し、図12に示すような、1つのRGB信号出力インタフェースを有する情報処理装置21を用いる点で異なる。情報処理装置21は、2台分の表示装置100,200の画像信号をRGB信号出力インタフェースよりRGBケーブル22を介して、表示装置100へ送信する。
表示装置100は、RGB信号入力インタフェース13で受信した2台分の画像信号を分離し、左半分の画像信号を自機で表示し、右半分の画像信号をRGB信号出力I/F14から、RGBケーブル26を介して表示装置200へ送信する。
表示装置100のUSBホストインタフェース8と、表示装置200のUSBデバイスインタフェースとは、USB通信ケーブル25により接続されており、各表示装置100,200は、相互に座標データなどのやり取りを行う。
本実施の形態において、情報処理装置21から出力された画像信号は、表示装置100のみに入力されるため、左右両方の表示装置100,200に跨る画像の拡大は、表示装置100のCPU3の制御により実行され、拡大された表示画像はそれぞれの表示装置100,200に分配される。
本実施の形態における拡大表示処理は、図3〜図6のフローチャートに従って行われるものであり、その説明は省略する。
本実施の形態において、例えば図13に示すように、画面100A上において、座標(600,200)の位置が指示されたものとすると、当該位置の座標すなわちポインティング座標(XA,XB)が保存される(ステップS102)。そして、ドラッグされた状態で指示位置が移動されると、現在の指示位置がポインティング座標(XB,YB)として保存される(ステップS103)。ここでは、指示位置がドラッグ状態で位置(1399,799)まで移動したものとすると、ポインティング座標(XB,YB)は、XB=1399、YB=799となる。
次いで、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出される(ステップS104)。ここでは、まず、始点座標(XA´,YA´)=(600,200)と設定される。終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(1399、799)であるから、上記(2)式の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=1399
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=799
となる。
これは、上記矩形が表示装置100の画面100A内に収まるので、上記図3および図4のステップS105,S107,S110およびS111の判定で分岐することなく、始点座標(XA´,YA´)(=(600,200))および終点座標(XB´,YB´)(=(1399、799))を頂点とした矩形描画処理が行われる(ステップS113)。
さらに、ドラッグ操作状態が継続され(ステップS114)、例えば指示位置が図14に示すような位置(1559,559)まで移動すると、現在の指示位置の座標(1559,559)がポインティング座標(XB,YB)として保存される(ステップS103)。そして、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出される。ここでは、始点座標(XA´,YA´)=(600,200)と設定される。そして、終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(1559,559)であるから、上記(2)式の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=1559
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=919
となる。従って(XB´,YB´)=(1559,919)となり、この時点では図14の点線で示したように、(XB´,YB´)が画面100A内の領域から外れた位置になる。そして、XB´>1399の関係が成立するので、アスペクト比が2台分のアスペクト比に変更される(ステップS108)。ここで2台分の画面のアスペクト比は、縦/横=1050/2800=0.375(横/縦=2800/1050=2.67)である。
アスペクト比が2台分のアスペクト比に変更された後、現在のポインティング座標が(XB,YB)として保存される(ステップS203)。図14の場合、XB=1559、YB=559である。次いで、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)と、終点座標(XB´,YB´)が算出される(ステップS204)。ここでは、始点座標(XA´,YA´)=(600,200)と設定される。そして、矩形のアスペクト比が2台分の画面のアスペクト比と等しくなるように、終点座標(XB´,YB´)が算出される。
ここでは、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(1559,559)であるから、上記式(3)の(XB−XA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XA+|YB−YA|×2.67=1559
YB´=YB=559
となる。従って(XB´,YB´)=(1559,559)となり、この時点で図14の実線で示したように、上記拡大領域の選択状態を表すための矩形は、2画面分のアスペクト比の矩形となる。
さらに、図14に示す状態からさらに右へとドラッグされて図15に示す位置(2599,799)が指示された場合、表示装置200が座標を計算し、表示装置100に計算結果を通知することによって、2台分のアスペクト比が保たれたまま矩形が描画される。この場合、拡大領域の選択状態を示すための矩形の始点座標(XA´,YA´)は(600,200)となり、終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(600,200)、(XB,YB)=(2599,799)であるから、上記式(2)の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=2599
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=949
となる。従って(XB´,YB´)=(2599,949)となる。
そして、表示装置100の信号処理部10により、始点座標(XA´、YA´)および終点座標(XB´、YB´)を頂点とした矩形の領域の画像が拡大され、拡大された画像の左側部分は表示装置100へ、右側部分は表示装置200へ分配される。これにより、拡大された画像が、画面100A,200Aに1つの画像として表示されることになる。
また、例えば図16に示すように、ポインティング座標(XA、YA)として(700,525)の位置が指示され、ポインティング座標(XB、YB)として(2300,800)の位置がそれぞれ指示された場合、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出される(ステップS104)。ここでは、始点座標(XA´,YA´)=(700、525)とされる。終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(700,525)、(XB,YB)=(2300,800)であるから、上記式(2)の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=2300
YB´=YA+|XB−XA|×0.75=1725
となる。従って(XB´,YB´)=(2300,1725)となり、この時点では図16の点線で示したように、(XB´、YB´)が表示装置100の画面100Aから外れた位置になり、アスペクト比が2台分のアスペクト比に変更される(ステップS108)。
次いで、(XA,YA)=(700,525)、(XB,YB)=(2300,800)のポインティング座標から、拡大領域の選択状態を表すための矩形の始点座標(XA´,YA´)および終点座標(XB´,YB´)が算出される(ステップS204)。ここでは、始点座標(XA´,YA´)=(700,525)とされる。終点座標(XB´,YB´)については、(XA,YA)=(700,525)、(XB,YB)=(2300,800)であるから、上記式(4)の(YB−YA≧0のとき)の式が適用され、
XB´=XB=2300
YB´=YA+|XB−XA|×0.375=1125
となる。従って(XB´,YB´)=(2300,1125)となり、この時点では図17の点線で示したように、(XB´,YB´)が画面200Aから外れた位置になる。
この場合、YB´=1115であるから、YB´>1049の関係式が成立し(ステップS211)、YA´に、YA´−(YB´−1049)が、YB´に1049がそれぞれ代入される(ステップS212)。これにより、
YA´=YA´−(YB´−1049)=449
YB´=1049
となる。
このようにして、YA´およびYB´を変更することによって、拡大領域の選択状態を表すための矩形が図18に示すように2つの画面100A,200B内に収まるようにシフトされる。そして、表示装置100の信号処理部10により、始点座標(XA´、YA´)および終点座標(XB´、YB´)を頂点とした矩形の領域の画像が拡大され、拡大された画像の左側部分は表示装置100へ、右側部分は表示装置200へ分配される。これにより、拡大された画像が、画面100A,200Aに1つの画像として表示されることになる。
このように、2台の表示装置100,200を用いたマルチ画面において、携帯情報端末31を用いて指定された拡大範囲を表す矩形が2台の表示装置100,200の画面100A,200Aに跨るとき、矩形の終点だけでなくその始点の変更も行うので、矩形を2台分のアスペクト比に保ちながら1つのマルチ画面内に表示させることができる。
なお、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 図1の表示装置100と他の表示装置とを用いて構成されるマルチモニタシステムの構成を模式的に示す図である。 表示装置100における第1の拡大表示処理の手順を示すフローチャートである。 表示装置100における第1の拡大表示処理の手順を示すフローチャートである。 2つの表示装置100,200を用いたマルチ画面における拡大表示処理(第2の拡大表示処理)の手順を示すフローチャートである。 2つの表示装置100,200を用いたマルチ画面における拡大表示処理(第2の拡大表示処理)の手順を示すフローチャートである。 第1の拡大表示処理時において指定された拡大領域を示す図である。 図7の指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図である。 表示装置100および表示装置200を用いたマルチ画面において拡大領域を指定するために指示された位置を示す図である。 図9の指示位置が移動された状態を示す図である。 指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図である。 図1の表示装置100と表示装置200とを用いて構成されるマルチモニタシステムの他の例を模式的に示す図である。 図12のマルチモニタシステムにおいて拡大領域を指定するために指示された位置を示す図である。 図13の指示位置が移動された状態を示す図である。 指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図である。 図12のマルチモニタシステムにおいて拡大領域の指定の他の例を示す図である。 図16の指定された拡大領域が画面アスペクト比に対応するように変更された場合の拡大領域を示す図である。 図17の画面アスペクト比に対応するように変更された拡大領域を補正することによって得られた拡大領域を示す図である。
符号の説明
2 システムバス
3 CPU
4 ROM
5 RAM
7 USBデバイスI/F
8 USBホストI/F
10 信号処理部
11 液晶パネル
13 RGB入力I/F
14 RGB出力I/F
21 情報処理装置
31 携帯情報端末
32 ネットワーク
100,200 表示装置

Claims (10)

  1. 画像が表示される画面を有する表示装置であって、
    前記画面上の座標値を入力する入力手段と、
    記入力された2点の座標値に応じて、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点となる座標値を算出すると共に、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、前記算出された座標値を前記画面内に収まるように補正する算出手段と、
    前記算出手段により算出又は補正された、前記画面内に収まる座標値を頂点とする矩形領域内画像を前記画面全体で表示させる拡大表示処理手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記入力手段は、エミュレーション機能を用いて前記座標値を入力するための操作を行うことが可能である携帯情報端末であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記算出手段は、前記入力された2点の座標値のそれぞれを頂点とする矩形領域のアスペクト比が前記画面のアスペクト比と同じでない場合、該入力された2点の座標値のそれぞれを頂点とする矩形領域一辺を基準として、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点の座標値を算出し、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、該算出された座標値を頂点とする矩形領域を前記画面内に収まる位置へ移動させた場合の矩形領域の頂点の座標値に、前記算出された座標値を補正し、
    前記拡大表示処理手段は、前記算出手段によって座標値が補正された場合、当該補正された座標値を頂点とする矩形領域の画像を前記画面全体で表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 面に画像を表示する表示システムであって、
    前記画面上の座標値を入力する入力手段と、
    記入力された2点の座標値に応じて、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点となる座標値を算出すると共に、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、前記算出された座標値を前記画面内に収まるように補正する算出手段と、
    記算出手段により算出又は補正された、前記画面内に収まる座標値を頂点とする矩形領域内画像を前記画面全体で表示させる拡大表示処理手段と
    を備えることを特徴とする表示システム。
  5. 前記入力手段は、エミュレーション機能を用いて前記座標値を入力するための操作を行うことが可能である携帯情報端末であることを特徴とする請求項4記載の表示システム。
  6. 前記算出手段は、前記入力された2点の座標値のそれぞれを頂点とする矩形領域のアスペクト比が前記画面のアスペクト比と同じでない場合、該入力された2点の座標値のそれぞれを頂点とする矩形領域一辺を基準として、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点の座標値を算出し、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、該算出された座標値を頂点とする矩形領域を前記画面内に収まる位置へ移動させた場合の矩形領域の頂点の座標値に、前記算出された座標値を補正し、
    前記拡大表示処理手段は、前記算出手段によって座標値が補正された場合、当該補正された座標値を頂点とする矩形領域の画像を前記画面全体で表示させることを特徴とする請求項4又は5記載の表示システム。
  7. 画像を入力する画像入力手段と、
    前記入力された画像を複数の画像部分に分割する分割手段と、
    前記複数の画像部分のうち一部の部分画像を他の表示装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする請求項4記載の表示システム。
  8. 面に画像を表示するための表示制御方法であって、
    記画面上の座標値を入力する入力工程と、
    記入力された2点の座標値に応じて、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点となる座標値を算出すると共に、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、前記算出された座標値を前記画面内に収まるように補正する算出工程と、
    前記算出工程により算出又は補正された、前記画面内に収まる座標値を頂点とする矩形領域内画像を前記画面全体で表示させる拡大表示処理工程と
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  9. 示装置の画面に画像を表示する表示システムの表示制御方法であって、
    記画面の座標値を入力する入力工程と、
    記入力された2点の座標値に応じて、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点となる座標値を算出すると共に、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、前記算出された座標値を前記画面内に収まるように補正する算出工程と、
    前記算出工程により算出又は補正された、前記画面内に収まる座標値を頂点とする矩形領域内画像を前記画面全体で表示させる拡大表示処理工程と
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  10. 面に画像を表示させるコンピュータに、
    記画面上の座標値を入力する入力ステップと、
    記入力された2点の座標値に応じて、前記画面のアスペクト比と同じアスペクト比の矩形領域の頂点となる座標値を算出すると共に、該算出された座標値を頂点とする矩形領域が前記画面内に収まらない場合、前記算出された座標値を前記画面内に収まるように補正する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出又は補正された、前記画面内に収まる座標値を頂点とする矩形領域内画像を前記画面全体で表示させる拡大表示処理ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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