JP2008102332A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】余分な準備を必要とせず、マスク処理を施した画像をユーザの所望のタイミングで表示することのできるプロジェクタを得る。
【解決手段】入力映像信号に基づいて出力映像信号を生成する映像信号処理部32と、出力映像信号に基づいて映像を投射する投射部と、映像信号処理部32の動作を制御する制御部21とを備え、制御部21は、所定のマスク表示指示信号を受け取ると、映像信号処理部32に対し、出力映像信号を出力する際に所定のマスク処理を施すべき旨の指示を出し、映像信号処理部32は、制御部21の当該指示に基づき、所定のマスク処理を施した上で、出力映像信号を出力することを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、プロジェクタに関するものである。
従来、『液晶パネルを用いた投写型画像表示装置で、画像の垂直位置の移動と画像の一部の消去が可能であって、画像の垂直位置と画像を消去する範囲を連動させることで調整を容易にする。』ことを目的とする技術として、『画像垂直位置移動回路8は画像の垂直位置を移動させるための第2の垂直同期信号を発生する。画像消去信号発生回路9は元の垂直同期信号と第2の垂直同期信号から画像を消去させるための画像消去信号を発生し、スイッチ回路10で映像信号を切り換えて画像を消去する。画像の下部を消去する画像消去信号の幅は、画像垂直位置に連動して自動的に信号の幅が変わる。』というものが提案されている(特許文献1)。
特開平5−316457号公報(要約)
しかしながら、上記従来技術は、スクリーンからはみ出す領域の画像を消去するものであり、通常の表示領域の画像を自由に消去・表示するものではない。
一方、プロジェクタの実際の用途においては、使用途中に通常の領域の一部を隠す、いわゆるマスク表示を行いたい場合がある。このような場合には、あらかじめマスク処理を施した画像をユーザが準備しておかなければならないが、このような画像は作成に多くの手間を要する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、余分な準備を必要とせず、マスク処理を施した画像をユーザの所望のタイミングで表示することのできるプロジェクタを得ることを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、入力映像信号に基づいて出力映像信号を生成する映像信号処理部と、前記出力映像信号に基づいて映像を投射する投射部と、前記映像信号処理部の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、所定のマスク表示指示信号を受け取ると、前記映像信号処理部に対し、前記出力映像信号を出力する際に所定のマスク処理を施すべき旨の指示を出し、前記映像信号処理部は、前記制御部の当該指示に基づき、所定のマスク処理を施した上で、前記出力映像信号を出力する。
そのため、プロジェクタ本体中であらかじめ定められたマスク処理を施した画像をユーザの所望のタイミングで表示することができるので、ユーザはマスク処理済みの画像を準備する必要はなく、ユーザにとって便宜である。
また、本発明に係るプロジェクタは、マスクパターンを格納した記憶部を備え、前記制御部は、所定のマスク表示指示信号を受け取ると、前記記憶部よりマスクパターンを読み取り、前記映像信号処理部に対し、前記出力映像信号を出力する際に前記マスクパターンを用いてマスク処理を施すべき旨の指示を出し、前記映像信号処理部は、前記制御部の当該指示に基づき、前記マスクパターンを用いてマスク処理を施した上で、前記出力映像信号を出力する。
そのため、上記と同様の効果を奏することに加えて、記憶部に格納するマスクパターンのデータを入れ替えることにより、任意のマスクパターンを用いてマスク処理を行うことができるので、ユーザがプロジェクタを使用してプレゼンテーション等を行う際などに、プレゼンテーション等の内容に応じて柔軟にマスクパターンを変更することができる。
また、本発明に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、プロジェクタへの入力信号に基づいてマスクパターンを作成し、前記記憶部に格納する。
そのため、ユーザが作成したいマスクパターンに応じた信号をプロジェクタに供給し、これに応じたマスクパターンを作成できるので、ユーザが所望のマスクパターンを自由に作成することができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、操作内容に対応した操作信号を出力する操作部を備え、該操作部は、前記マスクパターンのマスク領域を指定する情報を含む操作信号を前記制御部に出力し、前記制御部は、前記操作信号に基づいて、前記マスクパターンのマスク領域を指定する情報を前記記憶部に格納する。
そのため、ユーザが操作部で行う画面操作に基づいてマスクパターンを作成することができるので、インタラクティブな操作でマスクパターンを作成でき、短い時間でマスクパターン作成を完了することができる。
また、マスクパターンを記憶するための情報量が少なくてすみ、記憶部の容量節約やコスト削減に資する。
また、本発明に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記映像信号処理部への入力映像信号に基づいてマスクパターンを作成し、前記記憶部に格納する。
そのため、映像信号処理部への入力映像信号に基づいて、任意の形状のマスク領域にマスク処理を施すことができるので、複雑な形状のマスク領域にマスク処理を施したいような場合にも柔軟に対応することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。
図1のプロジェクタ1は、光源13、液晶ライトバルブ駆動部14、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15B、投射光学系16、スクリーンSC、制御部21、映像入力部31、映像信号処理部32、フレームメモリ33、操作パネル41、操作信号処理部42、記憶部51を備える。
光源13は、最終的にユーザへ表示する映像のための光源供給部であり、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bに向けて光を射出する。
液晶ライトバルブ駆動部14は、映像信号処理部32が出力する出力映像信号に基づいて、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bを駆動する。
液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bは、複数の図示しない画素がマトリクス状に形成されており、液晶ライトバルブ駆動部14により各画素の透過率が調整されることにより、光源13から射出された光を変調し、投射光学系16に向けて射出する。
液晶ライトバルブ15R、15G、及び15Bから射出された光は、投射光学系16によってスクリーンSC上に拡大投射される。
投射光学系16には、投射光の焦点を変更可能なフォーカス機構と、投射光の拡大率を変更可能なズーム機構とが備えられている。
本発明における「投射部」は、光源13、液晶ライトバルブ駆動部14、液晶ライトバルブ15R、15G、及び15B、及び投射光学系16がこれに該当する。
制御部21は、映像信号処理部32の動作を制御するための信号を、映像信号処理部32に出力する。また、操作信号処理部42より受け取った操作信号に基づき、対応する制御動作を実行する。
さらに、記憶部51が格納しているマスクパターンを読み出し、当該マスクパターンを用いてマスク処理を施した上で画面表示を行うように、映像信号処理部32を制御する。詳細は後述する。
制御部21は、例えばマイコンやDSP(Digital Signal Processor)のような演算装置で構成することができる。
映像入力部31は、プロジェクタ1の外部機器等から与えられる映像信号を受け取り、アナログ映像信号であればデジタル映像信号に変換するなどの処理を施して、映像信号処理部32に出力する。
映像信号処理部32は、映像入力部31からの入力映像信号を1フレーム(1画面)毎にフレームメモリ33に記憶させるとともに、フレームメモリ33に記憶された映像(以下、フレーム映像ともいう)を読み出す機能を有し、入力映像信号と制御部21の指示に基づいてデジタルの出力映像信号を生成して液晶パネル駆動部11に出力する。
映像信号処理部32は、マイクロプロセッサ等により構成され、内蔵したプログラムを実行することにより、上記の処理を行う。
映像入力部31に入力される映像信号の供給源としては、例えばTVチューナーからの放送映像信号や、VTR機器からの録画映像信号、コンピュータの映像出力端子から出力される映像信号、等がある。
また、映像入力部31の具体的な構成としては、入力映像信号のフォーマット等に応じて、ピン端子やコンポジット入力端子、S端子などの一般的なAV端子の他、同軸ケーブルの入力端子、赤外線入力部、等の構成とすることができる。
なお、図1においては、PC(パーソナルコンピュータ)2の表示画面を、プロジェクタ1を用いて投射する場合について例示している。
操作パネル41は、プロジェクタ1の本体筐体の外面に設けられ、ユーザの操作情報を受け付けるためのものである。
ユーザが操作パネル41に配置されたキーを押下等すると、それに対応した操作信号が操作信号処理部42に出力される。
また、リモコンRCも操作パネル41と同様にユーザの操作情報を受け付け、それに対応した操作信号を無線通信により操作信号処理部42に出力する。
操作信号処理部42は、操作パネル41やリモコンRCが出力した操作信号を受け取り、デジタル信号に変換するなどの処理を施して、制御部21に出力する。
記憶部51は、後述の図6で説明するマスクパターンテーブル511を格納する。
記憶部51は、HDDやRAM(Random Access Memory)等の書き込み可能な記憶装置により構成される。
図2は、操作パネル41の外観構成を示すものである。
操作パネル41は、少なくともマスク表示キー41aとマスク作成キー41bを備える。その他の一般的な操作キーについては説明を省略する。
ユーザがマスク表示キー41aを押下すると、制御部21が記憶部51に格納されているマスクパターンを読み出し、当該マスクパターンを用いてマスク処理を行うように、映像信号処理部32へ指示を出す。
また、ユーザがマスク作成キー41bを押下すると、後述の図4、図5で説明するマスクパターン作成メニューが画面表示される。
図3は、プロジェクタ1のマスク表示の具体例を説明するものである。
図3の(1)は、表示画像にマスク処理を施す前の様子を示している。同図に示すように、プロジェクタ1は表示画像全体をスクリーンに投射している。
図3の(2)は、(1)の表示画像にマスク処理を施した後の様子を示している。同図に示すように、マスク処理を施した後は、表示画像の一部を矩形領域で覆い隠し、元来の入力映像がユーザに見えないようになっている。
このようなマスク処理を施した画像は、ユーザがあらかじめ準備しておいて、マスク画像を表示したいときに、マスク処理済画像をプロジェクタ1に供給するのが通常の作業手順である。
しかし、マスク処理を施した画像の作成は一般ユーザにとって非常に手間のかかる作業であるため、上記のような作業手順をユーザに求めるのは酷である。そこで、以下に説明する本実施の形態1に係るプロジェクタ1の機能を利用することを考える。
まず、マスクパターンを作成する際の手順について説明し、次に作成したマスクパターンを使用する方法について説明する。
図4は、ユーザが矩形領域のマスクパターンを作成する際の手順を説明するものである。以下、順に説明する。
(1)マスクパターン作成メニュー:ユーザがマスク作成キー41bを押下すると、図4(1)の画面が表示される。ここでは、「(1)矩形領域指定」を選択するものとする。
(2)開始点を選択:ユーザは、画面に表示されるカーソルをリモコン等で操作し、マスク領域の左上の座標を指定する。
(3)終了点を選択:ユーザは、画面に表示されるカーソルをリモコン等で操作し、マスク領域の右下の座標を指定する。左上と右下の座標を指定することにより、図4(3)で示すような矩形領域が選択される。以後は、この矩形領域をマスク領域として取り扱う。
(4)確認:ユーザに確認を促す。
図5は、ユーザが円形領域のマスクパターンを作成する際の手順を説明するものである。以下、順に説明する。
(1)マスクパターン作成メニュー:ユーザがマスク作成キー41bを押下すると、図5(1)の画面が表示される。ここでは、「(2)円形領域指定」を選択するものとする。
(2)開始点を選択:ユーザは、画面に表示されるカーソルをリモコン等で操作し、マスク領域の左上の座標を指定する。
(3)終了点を選択:ユーザは、画面に表示されるカーソルをリモコン等で操作し、マスク領域の右下の座標を指定する。左上と右下の座標を指定することにより、図5(3)で示すような楕円形領域が選択される。以後は、この楕円形領域をマスク領域として取り扱う。このように、「円形領域」とは必ずしも真円のみを指すのではなく、楕円形の領域も含むものである。
(4)確認:ユーザに確認を促す。
なお、ここではマスク作成キー41b押下時にマスクパターン作成メニューが表示されるものとして説明したが、マスクパターン作成メニューの表示は所定のメニュー操作により呼び出すこととし、マスク作成キー41bはマスクパターンを決定する際に押下するものとしてもよい。
また、図4及び図5において、入力画像がマスクパターン作成メニュー画面の背景に映っていない状態で操作を行う例を示したが、同メニュー画面での操作中に、入力画像を背景に映しておくように構成してもよい。
このように構成することにより、画面領域のどの部分にマスク処理を施すべきかを、入力画像を見ながら設定することができるので、ユーザにとって便宜である。
図6は、記憶部51が格納しているマスクパターンテーブル511の構成を説明するものである。
ユーザが、図4、図5で説明したマスクパターン作成メニューの操作を行うと、操作内容に対応する情報が、マスクパターンテーブル511に格納される。
以下、マスクパターンテーブル511が有する各列について説明する。
マスクパターンテーブル511は、「左上座標」列、「幅」列、「高さ」列、「マスク種別」列を有する。
「左上座標」列は、マスク領域の左上(開始点)の座標を、ピクセル単位で格納する。
「幅」列は、マスク領域の横幅を、ピクセル単位で格納する。
「高さ」列は、マスク領域の縦幅を、ピクセル単位で格納する。
「マスク種別」列は、マスク領域が矩形であるか円形であるかの区別を示す値を格納する。本列の値が「1」であれば矩形領域マスク、「2」であれば円形領域マスクであることを表す。
図7は、マスクパターンテーブル511が格納する情報の表す意味を説明するものである。図7に示すとおり、マスク領域は、左上座標、幅・高さ、及びマスク領域の種別により表すことができる。
図8は、ユーザがマスク作成キー41bを押下した際の、プロジェクタ1の内部動作を表すフローである。以下、各ステップの処理内容について説明する。
(S801)ユーザが操作パネル41のマスク作成キー41bを押下すると、マスク作成キー41bに対応した操作信号が操作信号処理部42に出力される。(S802)操作信号処理部42は、操作パネル41より受け取った操作信号をデジタル化処理するなどして制御部21が処理可能な形式に変換し、制御部21に出力する。(S803)制御部21は、マスク作成キー41bが押下された旨の信号を操作信号処理部42より受け取ると、映像信号処理部32に指示を出し、図4〜図5で説明したマスクパターン作成メニューを画面表示させる。(S804)ユーザは、図4〜図5で説明したマスクパターン作成メニューで、同図に示したような操作を行って、マスクパターンの作成をプロジェクタ1に指示する。ユーザの指示に対応した操作信号が操作信号処理部42に出力され、ステップS802と同様に制御部21へ出力される。制御部21は、操作信号処理部42より、ユーザのマスクパターン作成指示に相当する信号を受け取り、対応するマスクパターン情報を作成する。(S805)制御部21は、記憶部51にアクセスし、マスクパターンテーブル511に保存済みのマスクパターン情報が存在するか否かを確認する。保存済みのマスクパターン情報が存在すればステップS806へ進み、存在しなければステップS807へ進む。(S806)制御部21は、記憶部51にアクセスし、マスクパターンテーブル511に保存済みのマスクパターン情報を削除する。(S807)制御部21は、ステップS804で操作信号処理部42より受け取った信号に基づくマスクパターン情報を、記憶部51のマスクパターンテーブル511に格納する。
以上の動作により、ユーザがマスクパターン作成メニューで指示したマスクパターン情報が、記憶部51のマスクパターンテーブル511に格納される。
次に、マスクパターンテーブル511に格納されているマスクパターン情報を用いて、表示画像にマスク処理を行う際の動作を説明する。
図9は、ユーザがマスク表示キー41aを押下した際の、プロジェクタ1の内部動作を表すフローである。以下、各ステップの処理内容について説明する。
(S901)ユーザが操作パネル41のマスク表示キー41aを押下すると、マスク表示キー41aに対応した操作信号が操作信号処理部42に出力される。(S902)操作信号処理部42は、操作パネル41より受け取った操作信号をデジタル化処理するなどして制御部21が処理可能な形式に変換し、制御部21に出力する。(S903)制御部21は、マスク表示キー41aが押下された旨の信号を操作信号処理部42より受け取ると、これをマスク表示指示信号と解釈する。次に、制御部21は、現在映像信号処理部32が出力している出力映像信号が、マスク処理済みのものであるか否かを判断する。判断に際しては、例えば内部的に構成したステートマシンの状態を参照するなど、適宜好ましい方法を用いればよい。
映像信号処理部32の現在の出力映像信号がマスク処理済みのものでない場合はステップS904へ進み、マスク処理済みのものである場合はステップS905へ進む。(S904)制御部21は、映像信号処理部32に対して、表示画像のマスク処理を解除すべき旨の指示を出す。映像信号処理部32は、制御部21の指示により、映像入力部31より入力された入力映像信号に基づいて出力映像信号を生成し、液晶ライトバルブ駆動部14に出力する。液晶ライトバルブ駆動部14は、映像信号処理部32が出力した信号に基づいて液晶ライトバルブ15R〜15Bを駆動する。
以上の処理により、スクリーンSCには映像入力部31より入力された入力映像信号に基づく画像、即ち図3の例で言えばマスク処理前の画像が、ユーザに表示される。
以後は、マスク表示キー41a押下時の動作フローを終了し、マスク処理前の画像を表示しつつ、ユーザの操作入力を待つ。
(S905)制御部21は、記憶部51にアクセスし、マスクパターンテーブル511に保存済みマスクパターン情報が存在するか否かを判断する。保存済みマスクパターン情報が存在しなければ、マスク表示キー41a押下時の動作フローを終了する。保存済みマスクパターン情報が存在すれば、ステップS906へ進む。(S906)制御部21は、映像信号処理部32に対して、記憶部51が格納している保存済みマスクパターン情報に基づいて出力映像信号を生成すべき旨の指示を出す。保存済みマスクパターン情報自体の受け渡しは、制御部21を介して行ってもよいし、別途バス等を設けて映像信号処理部32が直接記憶部51にアクセスしてもよい。映像信号処理部32は、制御部21の指示により、記憶部51が格納している保存済みマスクパターン情報に基づいて、マスク処理を施した上で出力映像信号を生成し、液晶ライトバルブ駆動部14に出力する。液晶ライトバルブ駆動部14は、映像信号処理部32が出力した信号に基づいて液晶ライトバルブ15R〜15Bを駆動する。
以上の処理により、スクリーンSCには記憶部51が格納している保存済みマスクパターン情報に基づく画像、即ち図3の例で言えばマスク処理後の画像が、ユーザに表示される。
なお、本実施の形態1において、マスクパターンは記憶部51に格納したものを用いるものとしたが、これに限られるものではない。
例えば、以下のように構成することができる。
(1)マスク表示キー41a押下時に、あらかじめ固定的に定められた画面中央部の一定の範囲にマスク処理を施すこととし、記憶部51にはマスクパターンを格納しない。
(2)マスク表示キー41a押下時に、制御部21もしくは映像信号処理部32の演算処理により、画面全体にぼかしをいれるようなマスク処理を施すこととし、記憶部51にはマスクパターンを格納しない。
(3)マスク表示キー41a押下時に、制御部21もしくは映像信号処理部32の演算処理により、画面全体の画素をランダムに回転・配置変更等するようなマスク処理を施すこととし、記憶部51にはマスクパターンを格納しない。
以上のように、本実施の形態1によれば、ユーザの操作に基づいて矩形領域や円形領域をマスク領域として設定し、所望のタイミングで同領域にマスク処理を施すことができるので、ユーザはマスク処理済みの画像を準備する必要はなく、ユーザにとって便宜であるとともに、インタラクティブな操作によりマスクパターン作成時間が短くてすむ。
また、固定的なマスクパターンのみで構わないのであれば、記憶部51にはマスクパターンを格納せずに、制御部21もしくは映像信号処理部32の演算処理によりマスク処理を施すことも可能である。この場合は、さらにユーザの操作が簡略化される。
実施の形態2.
実施の形態1では、矩形状や楕円状のマスク領域にマスク処理を施す構成について説明した。本発明の実施の形態2に係るプロジェクタでは、より複雑な形状のマスク領域にマスク処理を施すことのできる構成について説明する。
図10は、複雑な形状のマスク領域にマスク処理を施した際の画像例である。
図10の中央部には、複雑な形状の領域にマスク処理が施され、元来の入力映像がユーザに見えないようになっている。
このような複雑な形状の領域は、ユーザの操作により領域の境界を入力して設定することが難しい。そのため、次の図11で説明するように、あらかじめマスク領域と同じ形状の画像を準備しておくことを考える。
図11は、あらかじめ準備しておいたマスク領域画像でマスクパターンを作成する際の手順を説明するものである。以下、順に説明する。
(1)マスクパターン作成メニュー:ユーザがマスク作成キー41bを押下すると、図11(1)の画面が表示される。
図4〜図5とは異なり、新たなメニュー項目「(3)入力映像から作成」が追加されている。ユーザは、このメニュー項目を選択する。
(2)マスク映像を入力:マスク映像を入力するように促すメッセージが画面表示される。
ユーザは、あらかじめ準備しておいたマスク領域画像を、プロジェクタ1の映像入力端子等を介して映像入力部31に供給する。映像入力部31は、所定のデジタル化処理などを施し、ユーザが入力したマスク領域画像データを映像信号処理部32に出力する。映像信号処理部32は、受け取ったマスク領域画像データに基づいて出力映像信号を生成し、画面表示させる。なお、ここでユーザが映像入力部31に供給するマスク領域画像は、モノクロ画像であるものとする。
(3)マスク部分を選択:ユーザは、画面に表示されるカーソルをリモコン等で操作し、画面表示されているマスク領域画像のいずれかの部分を選択する。このときユーザが選択した部分の色が、マスク処理の基準として用いられる。例えば、ユーザが黒色の部分を選択すれば、以後の映像投射時において、マスク領域画像の黒色領域に相当する部分にマスク処理が施されることとなる。
(4)確認:ユーザに確認を促す。
以上の操作により、ユーザが入力したマスク領域画像データと、図11のステップ(3)でユーザが選択した部分の色情報が、記憶部51に格納される。これらの情報はマスク領域の座標等を表す情報ではないので、マスクパターンテーブル511とは異なる領域に格納される。
図12は、ユーザがマスク作成キー41bを押下した際の、プロジェクタ1の内部動作を表すフローである。以下、各ステップの処理内容について説明する。
(S1201)〜(S1203)図8のステップS801〜S803と同様であるため、説明を省略する。(S1204)ユーザは、図11で説明したマスクパターン作成メニューで、同図に示したような操作を行って、いずれの方法によりマスクパターンを作成するかを、プロジェクタ1に指示する。ユーザの指示に対応した操作信号が操作信号処理部42に出力され、ステップS1202と同様に制御部21へ出力される。制御部21は、操作信号処理部42より、ユーザのマスクパターン作成方法指示に相当する信号を受け取る。当該指示が、図11(1)における「(1)矩形領域指定」「(2)円形領域指定」のいずれかであればステップS1205へ進み、「(3)入力映像から作成」であればステップS1206へ進む。(S1205)ユーザは、図4〜図5で説明したものと同様のマスクパターン作成メニューで、同図に示したような操作を行って、マスク領域をプロジェクタ1に指示する。
ユーザの指示に対応した操作信号が操作信号処理部42に出力され、ステップS1202と同様に制御部21へ出力される。(S1206)制御部21は、映像信号処理部32に指示を出し、ユーザが入力したマスク領域画像の白色領域と黒色領域を抽出させる。抽出情報は、制御部21に出力される。(S1207)ユーザは、図11(3)で説明したように、画面に表示されるカーソルをリモコン等で操作し、画面表示されているマスク領域画像のいずれかの部分を選択する。ユーザの指示に対応した操作信号が操作信号処理部42に出力され、ステップS1202と同様に制御部21へ出力される。(S1208)制御部21は、操作信号処理部42の出力に基づき、ユーザの指示に対応するマスクパターン情報を作成する。ユーザがステップS1204で「(1)矩形領域指定」「(2)円形領域指定」のいずれかを選択した場合は、実施の形態1で説明したように、矩形ないし楕円形領域の左上座標、幅・高さ、及びマスク領域の種別に関する情報を生成する。ユーザがステップS1204で「(3)入力映像から作成」を選択した場合は、マスク領域画像データと、図11(3)でユーザが選択した部分の色情報を生成する。(S1209)〜(S1211)原則として図8のステップS805〜S807と同様であるが、マスクパターンテーブル511とマスク領域画像データとは別の領域に格納されるため、それぞれの格納領域においてデータが重複しなければ、ステップS1210を実行する必要はない。
本実施の形態2において、マスク領域画像はモノクロ画像であるとしたが、カラー画像が入力された場合は、以下の(1)(2)のいずれかのように処理することができる。
(1)ユーザが指定した色で中抜きする:カラー画像が入力された場合は、図11(3)において、ユーザが当該画像中のいずれかの色領域を選択する。マスク処理を行う際には、このときユーザが選択した色を中抜きするような処理を施すことができる。
(2)輝度で識別:図11(3)においてユーザが選択した部分の輝度成分を抽出し、その輝度成分を閾値として、同輝度値より高い(もしくは低い)輝度成分を持つ部分を覆い隠すようなマスク処理を施すことができる。
以上の実施の形態1〜2において、マスク処理後の領域は入力映像を覆い隠すように生成されることを説明したが、覆い隠す方法としては、単純にマスク領域を単色で塗りつぶす他に、所定の色やグラデーション効果をつけた領域で塗りつぶすことも考えられる。
また、塗りつぶした後の領域に、例えば「?」マークなどのアイコン表示や、製品ロゴマークのような規定の画像を表示するようにしてもよい。
塗りつぶしの色をユーザに選択させる場合には、図4、図5、図11のマスクパターン作成メニューにおいて色指定画面を設け、また記憶部51にもユーザが選択した色情報を格納する領域を設ける必要がある。
また、以上の実施の形態1〜2において、マスク表示キー41a押下時に、マスク処理済の映像を表示させることとしたが、その他のタイミングでマスク処理済の映像を表示させることも可能である。
例えば、映像信号処理部32へ入力映像信号が突然供給された際に、表示したくない映像が表示されてしまうことを防ぐため、マスク処理済の映像を表示させてもよい。
このような処理は、映像入力部31への入力の有無を適当な手段で監視する等により実現することができる。
以上のように、本実施の形態2によれば、入力映像に基づいてマスクパターンを作成できるので、複雑な形状のマスク領域にマスク処理を施したいような場合にも柔軟に対応することができる。
なお、ユーザがマスク領域画像をあらかじめ作成する必要があるが、マスク処理後の画像を作成することと比べれば、マスク領域を指定するのみの簡単な画像を準備するのみで済むので、大きな負担とはならない。
実施の形態1に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 操作パネル41の外観構成を示すものである。 プロジェクタ1のマスク表示の具体例を説明するものである。 ユーザが矩形領域のマスクパターンを作成する手順を説明するものである。 ユーザが円形領域のマスクパターンを作成する手順を説明するものである。 マスクパターンテーブル511の構成を説明するものである。 マスクパターンテーブル511が格納する情報を説明するものである。 ユーザがマスク作成キー41bを押下した際の動作フローである。 ユーザがマスク表示キー41aを押下した際の動作フローである。 複雑な形状のマスク領域にマスク処理を施した際の画像例である。 マスク領域画像でマスクパターンを作成する手順を説明するものである。 ユーザがマスク作成キー41bを押下した際の動作フローである。
符号の説明
1 プロジェクタ、2 PC、13 光源、14 液晶ライトバルブ駆動部、15R 液晶ライトバルブ、15G 液晶ライトバルブ、15B 液晶ライトバルブ、16 投射光学系、21 制御部、31 映像入力部、32 映像信号処理部、33 フレームメモリ、41 操作パネル、42 操作信号処理部、51 記憶部、SC スクリーン、511 マスクパターンテーブル。

Claims (5)

  1. 入力映像信号に基づいて出力映像信号を生成する映像信号処理部と、
    前記出力映像信号に基づいて映像を投射する投射部と、
    前記映像信号処理部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    所定のマスク表示指示信号を受け取ると、
    前記映像信号処理部に対し、前記出力映像信号を出力する際に所定のマスク処理を施すべき旨の指示を出し、
    前記映像信号処理部は、前記制御部の当該指示に基づき、
    所定のマスク処理を施した上で、前記出力映像信号を出力することを特徴とするプロジェクタ。
  2. マスクパターンを格納した記憶部を備え、
    前記制御部は、
    所定のマスク表示指示信号を受け取ると、
    前記記憶部よりマスクパターンを読み取り、
    前記映像信号処理部に対し、前記出力映像信号を出力する際に前記マスクパターンを用いてマスク処理を施すべき旨の指示を出し、
    前記映像信号処理部は、前記制御部の当該指示に基づき、
    前記マスクパターンを用いてマスク処理を施した上で、前記出力映像信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御部は、
    プロジェクタへの入力信号に基づいてマスクパターンを作成し、前記記憶部に格納することを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 操作内容に対応した操作信号を出力する操作部を備え、
    該操作部は、前記マスクパターンのマスク領域を指定する情報を含む操作信号を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、
    前記操作信号に基づいて、前記マスクパターンのマスク領域を指定する情報を前記記憶部に格納することを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記制御部は、
    前記映像信号処理部への入力映像信号に基づいてマスクパターンを作成し、前記記憶部に格納することを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
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