JP2005149322A - 表示装置、情報処理装置、表示システムおよびそれらの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポインティングシステムを備えたマルチディスプレイシステムにおいて、複数の表示装置の表示領域をまたがったような領域の選択を自由に行う。
【解決手段】
生成した画像を分割して複数の表示装置で表示する表示システムにおいて、分割された画像を表示する2つの表示画面にまたがる領域が拡大領域として指定されると、2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を検出し、この位置を共通の座標系の座標に変換して指定領域を形成し、この領域を2つの表示画面に分割して表示する。
【選択図】図5A
【解決手段】
生成した画像を分割して複数の表示装置で表示する表示システムにおいて、分割された画像を表示する2つの表示画面にまたがる領域が拡大領域として指定されると、2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を検出し、この位置を共通の座標系の座標に変換して指定領域を形成し、この領域を2つの表示画面に分割して表示する。
【選択図】図5A
Description
本発明は、表示装置、情報処理装置、表示システムおよびそれらの制御方法に関し、特に、マルチディスプレイにおいてポインティング機能および画像拡大機能を備えた表示装置、情報処理装置、表示システムおよびそれらの制御方法に関する。
近年、プラズマディスプレイ、リアプロジェクションディスプレイ、フロントプロジェクタなどのような大画面を有する表示装置の普及が進んでいる。これらの表示装置において、発表者などが画面上を指し示すための手段として、従来から指し棒やレーザーポインタなどが使用されているが、最近では、より高機能なポインティングシステムとして、例えば、画面上で指示された位置を検出する機能を備えたものが開発されてきている。
このようなポインティングシステムを使用することによって、ユーザは、大画面上の指示位置にカーソルなどを表示したり、画像上に文字や図形等の上書きを行うことなどが可能となる。
ここで、指示位置を検出する方法としては、表示装置の画面内部にセンサーを備え物体が触れたときの圧力を検出する方式、超音波あるいは赤外線の発信子およびセンサーを表示装置画面の枠部分などに配置して画面上の物体の位置を検出する方式、赤外線を発信するペンを使用してその赤外線を表示装置内部のセンサーにより受信する赤外線方式などが発明されており、そのうちいくつかはすでに実用化されている。
また、これら大画面表示装置を複数使用して画面をさらに大型化する、いわゆるマルチディスプレイシステムなどと呼ばれるようなシステムも普及してきている。マルチディスプレイシステムにおいても高機能なポインティングシステムを実現するような発明が、例えば、特開2002−63017号公報などにおいて開示されている。
一方、ポインティングシステムの応用のひとつとして、画像の一部を拡大する機能が挙げられる。拡大機能の一般的な手順としては、画面上で拡大したい始点と終点を指示して、始点から終点で囲まれた矩形領域を全画面に拡大表示するという方法がある。この方法は、画面上の領域を直接指示することにより拡大したい領域を直感的に指定することができるため、ユーザによって使い勝手のよい方法である。
特開2002−63017号公報
しかしながら、上記説明したポインティングシステムを備えたマルチディスプレイシステムにおいて、画像の拡大を行う場合には、以下の問題が発生する。
すなわち、画像の拡大を行う場合には、拡大したい領域の選択を指示器などにより行うが、従来のシステムでは、それぞれの表示装置の表示領域の内部でしか領域の選択ができなかった。従って複数の表示装置にまたがったような領域を選択して拡大を行うということができず、自由な画像の拡大ができなかった。
本発明は、上記説明した従来技術の問題点を克服することを出発点としてなされたものであり、その目的は、複数の表示画面に分割された画像が表示されている場合において、複数の表示画面にまたがったような領域の選択を自由に行うことができる表示システム、表示装置、情報処理装置及びそれらの制御方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の表示システムは、以下の構成を有する。すなわち、画像を生成し、該生成した画像を分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置と、前記情報処理装置より受信した分割画像をそれぞれの表示画面に表示する複数の表示装置とを備える表示システムであって、前記分割画像を表示する2つの表示画面において、該2つの表示画面にまたがる領域が指定されたか否かを判別する判別手段と、前記2つの表示画面にまたがる領域が指定された場合に、前記2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標として変換する変換手段と、前記共通の座標系で表される2つの座標から領域を形成する形成手段と、前記形成された領域を前記2つの表示画面に分割して表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
ここで、例えば、前記判別手段は、前記それぞれの表示画面上で前記領域を指定する位置を検出し、前記それぞれの表示画面に前記領域を指定する位置が1つずつ検出された場合に、前記2つの表示画面にまたがる領域が指定されたと判別することが好ましい。
ここで、例えば、前記それぞれの表示画面に前記領域を指定する位置が1つずつ検出された場合に、検出された位置に基づいて前記領域の縦と横の長さの比が所定比率となるように前記検出された位置を変更する変更手段を更に有することが好ましい。
ここで、例えば、前記表示画面の横と縦の長さの比をX:Yとすると、前記領域の横と縦の長さの比は2X:Yであることが好ましい。
ここで、例えば、前記形成手段によって形成された領域内にある画像を、前記2つの表示画面全体に拡大する画像拡大手段を更に有することが好ましい。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の表示装置は、以下の構成を有する。すなわち、画像を生成し、該生成した画像を複数の画像に分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置に接続された表示装置であって、前記分割された画像を表示する表示画面上に表示された画像において、指定される領域を表示するために指定領域を示す位置を検出する検出手段と、前記検出手段によって前記指定領域を示す位置が前記表示画面上に1つしか検出されない場合に、他の表示装置によって検出された前記指定領域の他の位置を受信する受信手段と、前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて前記指定領域を決定し、該決定された指定領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示する表示手段と、前記決定された指定領域の位置情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
ここで、例えば、前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて前記指定領域の縦と横の長さの比が所定比率となるように前記検出された位置または前記受信した位置を変更する変更手段を更に有し、前記表示手段は、前記変更手段によって変更された位置に基づいて前記指定領域を決定し、該決定された指定領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示することが好ましい。
ここで、例えば、前記指定領域は矩形であり、前記送信手段は前記矩形の左上の頂点の位置と右下の頂点の位置とを前記情報処理装置に送信することが好ましい。
ここで、例えば、前記表示パネルの横と縦の長さの比をX:Yとすると、前記矩形の横と縦の長さの比は2X:Yであることが好ましい。
ここで、例えば、前記指定領域は、前記表示画面上に表示された画像の一部を拡大するための拡大領域であることが好ましい。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の情報処理装置は、以下の構成を有する。すなわち、複数の表示装置に接続され、画像を生成し、該生成した画像を分割し、該分割した画像を前記複数の表示装置に送信する情報処理装置であって、前記複数の表示装置の表示画面上に分割して表示されている画像の一部を拡大表示するために、該拡大領域を示す位置情報を前記表示装置から受信する受信手段と、前記受信した位置情報に基づいて前記拡大領域を前記複数の表示装置の表示パネル全体で表示するように拡大する画像拡大手段と、を有することを特徴とする。
ここで、例えば、前記指定された領域は矩形であり、前記位置情報は前記矩形の左上の頂点の位置と右下の頂点の位置であることが好ましい。
ここで、例えば、前記表示パネルの横と縦の長さの比をX:Yとすると、前記矩形の横と縦の長さの比は2X:Yであることが好ましい。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の表示システムの制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、画像を生成し、該生成した画像を分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置と、前記情報処理装置より受信した分割画像をそれぞれの表示画面に表示する複数の表示装置とを備える表示システムの制御方法であって、前記分割画像を表示する2つの表示画面において、該2つの表示画面にまたがる領域が指定されたか否かを判別する判別工程と、前記2つの表示画面にまたがる領域が指定された場合に、前記2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標として変換する変換工程と、前記共通の座標系で表される2つの座標から領域を形成する形成工程と、前記形成された領域を前記2つの表示画面に分割して表示する表示工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の表示装置の制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、画像を生成し、該生成した画像を複数の画像に分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置に接続された表示装置の制御方法であって、前記分割された画像を表示する表示画面上に表示された画像の一部を拡大表示するために拡大領域を示す位置を検出する検出工程と、前記検出工程によって前記拡大領域を示す位置が前記表示画面上に1つしか検出されない場合に、他の表示装置によって検出された他の拡大領域を示す位置を受信する受信工程と、前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて拡大領域を決定し、該決定された拡大領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示する表示工程と、前記決定された拡大領域の位置情報を前記情報処理装置に送信する送信工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の情報処理装置の制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、複数の表示装置に接続され、画像を生成し、該生成した画像を分割し、該分割した画像を前記複数の表示装置に送信する情報処理装置の制御方法であって、前記複数の表示装置の表示画面上に分割して表示されている画像の一部を拡大表示するために、該拡大領域を示す位置情報を前記表示装置から受信する受信工程と、前記受信した位置情報に基づいて前記拡大領域を前記複数の表示装置の表示パネル全体で表示するように拡大する画像拡大工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、画像を生成し、該生成した画像を分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置と、前記情報処理装置より受信した分割画像をそれぞれの表示画面に表示する複数の表示装置とを備える表示システムを制御する制御プログラムであって、前記分割画像を表示する2つの表示画面において、該2つの表示画面にまたがる領域が指定されたか否かを判別する判別工程のプログラムコードと、前記2つの表示画面にまたがる領域が指定された場合に、前記2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標として変換する変換工程のプログラムコードと、前記共通の座標系で表される2つの座標から領域を形成する形成工程のプログラムコードと、前記形成された領域を前記2つの表示画面に分割して表示する表示工程のプログラムコードと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、画像を生成し、該生成した画像を複数の画像に分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置に接続された表示装置を制御する制御プログラムであって、前記分割された画像を表示する表示画面上に表示された画像の一部を拡大表示するために拡大領域を示す位置を検出する検出工程のプログラムコードと、前記検出工程によって前記拡大領域を示す位置が前記表示画面上に1つしか検出されない場合に、他の表示装置によって検出された他の拡大領域を示す位置を受信する受信工程のプログラムコードと、前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて拡大領域を決定し、該決定された拡大領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示する表示工程のプログラムコードと、前記決定された拡大領域の位置情報を前記情報処理装置に送信する送信工程のプログラムコードと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、複数の表示装置に接続され、画像を生成し、該生成した画像を分割し、該分割した画像を前記複数の表示装置に送信する情報処理装置の制御方法であって、前記複数の表示装置の表示画面上に分割して表示されている画像の一部を拡大表示するために、該拡大領域を示す位置情報を前記表示装置から受信する受信工程と、前記受信した位置情報に基づいて前記拡大領域を前記複数の表示装置の表示パネル全体で表示するように拡大する画像拡大工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の表示画面に分割された画像が表示されている場合において、複数の表示画面にまたがったような領域が指定されると、その領域を検出し、検出した領域を2つの表示画面に分割して容易に表示することができるため領域の選択を自由に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。
[表示システム:図1A〜1D]
図1Aは、本発明の第1の実施の形態の表示システムの構成の一例を表す図であり、図1Aは、2台の表示装置と1台の情報処理装置から構成される表示システムの例を示している。
図1Aは、本発明の第1の実施の形態の表示システムの構成の一例を表す図であり、図1Aは、2台の表示装置と1台の情報処理装置から構成される表示システムの例を示している。
101および201はリアプロジェクション型表示装置(表示装置)であり、その外観図を図1Bに示す。図1Bに示すようにリアプロジェクション型の表示装置101はリアプロジェクション型の表示装置201の左側に、画面を並べるように配置されたマルチディスプレイシステムとなっている。
パーソナルコンピュータ(情報処理装置)301は、内部の画像/音声生成部302において、例えば、横方向3200画素、縦方向1200画素からなる画像と、音声を生成する。生成された画像のうち、図1Cに示す横方向1600画素、縦方向1200画素からなる左半分の画像を画像1出力コネクタ303から、同様に横方向1600画素、縦方向1200画素からなる右半分の画像を画像2出力コネクタ304からそれぞれ出力する。パーソナルコンピュータ301から出力された各画像信号は、2台の表示装置101,102の画像入力コネクタ106および206にそれぞれ入力されている。また音声については、パーソナルコンピュータ301の音声出力コネクタ305から出力され、各表示装置の音声入力コネクタ107および207に入力されている。
リアプロジェクション型の表示装置101および201の内部には、液晶パネル105および205のほかに、光源ランプ、カラーフィルタ、光学レンズ、ミラーなどからなる光学系が構成されている。光源ランプが発生した光は、カラーフィルタなどによりRGBの3色に分離され、それぞれ液晶パネルに照射される。各液晶パネルの画素数は横方向に1600画素、縦方向に1200画素となっている。液晶パネルにて変調された光は光学系によりリアプロジェクション型の表示装置101および201の画面上に拡大投影され画像が形成され、パーソナルコンピュータ301が生成した横方向3200画素、縦方向1200画素の画像を表示するようになっている。
入力された画像および音声は、表示装置101および201の画像/音声処理部103および203に入力され、それぞれ画質や音質の調整が行われたのち、画像は表示装置101および201の液晶パネル105および205上に生成され、また音声は、リアプロジェクション型表示装置101および201の内部に備えられたスピーカから出力される。
104および204は、表示装置101および201における画面上のポインティングを検出するための各ポインティング検出部である。本ポインティング検出システムでは、ポインティング検出部104および204は表示装置の画面の外部に配置され、赤外線の発信部と受信部を備えて画面の表面をスキャンしながら赤外線を発信している。画面上に障害物が存在すると、発信された赤外線がさえぎられ、受信信号のレベルが変化する。図1Dにその一例を示す。
ポインティング検出部104および204で検出された信号はシステムコントロール部102および202に入力される。表示装置101および201におけるシステムコントロール部102および202では、受信した信号を分析し、例えば指や指示棒などの障害物の位置および大きさを検出することができる。このときポインティング座標は、画面上の左上端の画素をポインティングされたときに(0、0)、右上端のときは(1599、0)、右下端のときは(1599、1199)というように、画面上の画素と1対1に対応した値に算出されるようにあらかじめ設定がされている。
リアプロジェクション型の表示装置101は、リアプロジェクション型の表示装置101側のUSBデバイスコネクタ108と、パーソナルコンピュータ301側のUSBホストコネクタ306を介してパーソナルコンピュータ301とUSB(Universal Serial Bus)インタフェースにより接続されている。ここで、USBとは、USB Implementers Forumにより仕様が策定された、コンピュータや周辺機器等との間の通信インタフェース規格であって、USBホストとUSBデバイスを接続して通信を行うようになっている。システムコントロール部102はUSBデバイスインタフェースを内蔵しており、パーソナルコンピュータなどのUSBホストとの間でUSBプロトコルによるデータ送受信ができるようになっている。
さらにシステムコントロール部102および202は、USBホストインタフェースを内蔵している。リアプロジェクション型の表示装置101側のUSBホストコネクタ109と、リアプロジェクション型の表示装置201側のUSBデバイスコネクタ208とを接続し通信を行うようにしている。リアプロジェクション型の表示装置101側および201側は、USBインタフェースにより外部に表示装置の接続を検出すると、マルチディスプレイ状態となったことと、さらに、USBホスト側が左半分の画像、USBデバイス側が右半分の画像をそれぞれ表示するものとして認識する。
このため、リアプロジェクション型の表示装置101と201の2つの表示画面にパーソナルコンピュータから送信された分割画像を表示しているときに、この2つの表示画面にまたがる領域がユーザによって指定されたか否かを判別する場合に、それぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標に変換して分割前の画像のどの位置に対応するか(図1C)を認識することができる。
なお本実施の形態においては、USBホスト側が左半分の画像、USBデバイス側が右半分の画像をそれぞれ表示するものとして認識するように予めプログラムがされているが、もちろんユーザーにより左右の設定を変更できるようにしても良い。またこのとき、USBデバイス側となって右半分の画像の表示を行うこととなったリアプロジェクション型表示装置201は、検出するポインティング座標を、画面上の左上端の画素をポインティングされたときに(1600、0)、右上端のときは(3199、0)、右下端のときは(3199、1199)というように、つまり横方向に1600画素分のオフセットを加えて算出を行うように設定を変更する。
リアプロジェクション型の表示装置101および201は、図1Bに示すように、ユーザーが、例えば、電源操作、チャンネル切換えや音量調整などを行うための操作ボタン110を備える。システムコントロール部102および202は各ボタンの押下状態を監視しており、ボタンの押下を検出すると必要な各処理を実行する。操作ボタン110の中の一つに、画像の拡大表示を行うためのズームボタン111がある。ここではユーザーがリアプロジェクション型の表示装置101側のズームボタン111を押下した場合を例として以下説明する。
[拡大処理]
図1Aのシステムコントロール部102はズームボタン111の押下を検出すると、拡大処理を開始する。拡大処理のフローチャートを図2Aおよび図2Bに示す。ここで、図2Aは、図1Aの表示部101のシステムコントロール部102が、不図示のROMに格納されている拡大処理の制御プログラムに基づいて不図示のRAMを使用しながら各部を制御して実行する処理である。なお、ユーザーがリアプロジェクション型の表示装置201側のズームボタン111を押下した場合も図2Aの処理と同様である。
図1Aのシステムコントロール部102はズームボタン111の押下を検出すると、拡大処理を開始する。拡大処理のフローチャートを図2Aおよび図2Bに示す。ここで、図2Aは、図1Aの表示部101のシステムコントロール部102が、不図示のROMに格納されている拡大処理の制御プログラムに基づいて不図示のRAMを使用しながら各部を制御して実行する処理である。なお、ユーザーがリアプロジェクション型の表示装置201側のズームボタン111を押下した場合も図2Aの処理と同様である。
また、図2Bは図1Aのパーソナルコンピュータ301のCPUが、ROMに格納されている拡大処理の制御プログラムに基づいて不図示のRAMを使用しながら各部を制御して実行する処理である。また、拡大処理時の画面の状態を図5Aにまた拡大処理前後の画像の関係を図5Bに示す。
[拡大処理(表示装置):図2A]
まず、図2Aを用いて表示部101のシステムコントロール部102によって行われる拡大処理の手順を以下説明する。
まず、図2Aを用いて表示部101のシステムコントロール部102によって行われる拡大処理の手順を以下説明する。
まずステップS202において、システムコントロール部102は拡大処理を開始するとUSBインタフェースを介してリアプロジェクション型表示装置201に対し、拡大処理開始コマンドを送信する。なお全てのUSBコマンドは数バイトからなるコードとして予め決められている。これによりリアプロジェクション型表示装置201側でも拡大処理が開始される。
次に、リアプロジェクション型表示装置101および201の各ポインティング検出部104,204はともに、ステップS203で、それぞれの画面上に拡大領域の位置(拡大領域の始点座標)を示すポインティングが有るか否かを検査する。ポインティングが無い場合にはステップS206へ進み、もう一方のリアプロジェクション型表示装置からUSBインタフェースを介し、拡大領域を示す矩形の始点座標を受信したかどうかを検査する。受信が無い場合には、ステップS203へ戻る。従って、ポインティングがあるかまたは矩形始点座標の受信があるまでループとなる。
図5Aの501はリアプロジェクション型表示装置101の画面、また502はリアプロジェクション型表示装置201の画面を示している。ここでは、図5Aの矩形始点(X1,Y1)と表わされているように、例えば、リアプロジェクション型表示装置101の画面上の座標(600、400)において、ペン503によってポインティングがあったものとすると、ステップS204へ進み、ポインティングされた座標を拡大領域を示す矩形の始点座標(左上の頂点)として設定する。その後ステップS205で、USBインタフェースを介してリアプロジェクション型表示装置201に対し、設定した矩形始点座標を送信する。するとリアプロジェクション型表示装置201側ではステップS206において矩形始点座標を受信するから、ステップS207に進み、受信した座標を矩形始点座標に設定する。
次にリアプロジェクション型表示装置101および201はともにステップS208へ進み、画面上のポインティングが有るかどうかを検査する。ポインティングが無い場合には、ステップS211へ進み、もう一方のリアプロジェクション型表示装置からUSBインタフェースを介し、拡大領域を示す矩形の終点座標を受信したかどうかを検査する。受信が無い場合には、ステップS214へ進む。
ここで、図5Aに示したように、リアプロジェクション型表示装置201の画面上の座標(2200、710)においてポインティングがあったものとすると、ステップS208においてポインティングありと判断され、ステップS209に進む。
ステップS209においては矩形の終点座標を算出する。リアプロジェクション型表示装置201の画面アスペクト比は4:3であるから、2台を使用するマルチディスプレイシステムの画面アスペクト比は8:3となる。従って、マルチディスプレイ状態における、拡大領域を示す矩形のアスペクト比を8:3とするように予め定められている。ここで、矩形始点座標(矩形の左上の頂点の位置)を(X1、Y1)、ポインティング座標を(X、Y)とすると、矩形終点座標(矩形の右下の頂点の位置)(X2、Y2)は例えば以下の式で算出できる。
X2=X
Y2=Y1+(X−X1)×(3/8)・・・(1)
システムコントロール部202は、矩形のアスペクト比を8:3とするような矩形終点を、上式から算出する。
Y2=Y1+(X−X1)×(3/8)・・・(1)
システムコントロール部202は、矩形のアスペクト比を8:3とするような矩形終点を、上式から算出する。
X2=2200
Y2=400+(2200−600)×(3/8)=1000
従って図5Aに示したように、矩形の終点は(2200、1000)となる。
Y2=400+(2200−600)×(3/8)=1000
従って図5Aに示したように、矩形の終点は(2200、1000)となる。
次に、システムコントロール部202は、ステップS210において、USBインタフェースを介してリアプロジェクション型表示装置101に対し、算出した矩形終点座標を送信する。するとリアプロジェクション型表示装置101側では、ステップS211において矩形始点座標を受信するから、ステップS212へ進み、矩形終点座標を受信した値(2200、1000)に設定する。
次に、リアプロジェクション型表示装置101および201はステップS213へ進み、画面上に矩形の表示を行う。
このときシステムコントロール部102および202は、矩形の始点座標および終点座標が画像の右領域か左領域のどちらの画面上にあるかを判断し、矩形の表示方法を切換える。例えばリアプロジェクション型表示装置101について説明すると、矩形始点座標及び終点座標がいづれも(0、0)から(1599、1199)の範囲内である場合には、始点座標と終点座標を対角点とした矩形を設定する。また、矩形始点座標あるいは終点座標のどちらか一方が、画像の右半分の領域、すなわち座標(1600、0)から(3199、1199)の範囲内にある場合には、まず画像の左領域にある座標を矩形の頂点として、画面右端を対角点とする矩形として、さらにこのとき、矩形の右辺の表示を行わないように設定する。また、矩形始点座標および終点座標がいづれも画像の右半分の領域、すなわち座標(1600、0)から(3199、1199)の範囲内にある場合には、リアプロジェクション型表示装置101側では矩形表示を行わないようにする。
この例では、矩形の始点座標は(600、400)で画像の左領域であり、一方矩形終点が(2200、1000)であり画像の右半分の領域にあるから、始点座標を(600、400)として、終点座標を画面の右端である(1599、1000)としてさらに、右辺は表示を行わないように、画像/音声処理部103に対して描画の設定を行う。
システムコントロール部202でも同様の判断および処理を行う。始点が画像の左半分の領域にあるから、始点座標を画面左端である(0、400)として、終点座標を(2200、1000)としてさらに、左辺は表示を行わないように、画像/音声処理部203に対して描画の設定を行う。
その結果、図5Aの点線で示したように、マルチディスプレイ上で矩形を表わすような表示が行われることとなる。
次に、ステップS214で、拡大の指示があるかどうかの検査を行う。拡大の指示は、ユーザがズームボタンの押下により発生する。
ズームボタンの押下がない(検出しない)場合は、ステップS208へ戻る。従って、ズームボタンの押下による拡大指示が発生するまでの間、新たなポインティングの有無を検査し、上述した終点座標の算出、変更、矩形の描画を繰り返すことになる。
また、図5Aの状態でポインティングをやめた場合には、ステップS208とステップS211とステップS214からなるループを繰り返すことになり、図5Aに示した矩形表示を残したままの状態となる。その後再び、リアプロジェクション型表示装置101または201の画面上でポインティングを行ったとすると、ステップS208でポインティングありと判断され、ステップS209以降の処理により、矩形の表示が新たなポインティング座標を基にした形に更新される。
さらには、ポインティング状態のまま位置を変更する、いわゆるドラッグ操作を行ったときには、やはりステップS209以降の処理により最新のポインティング座標を基にした矩形となるように、矩形の表示は常に更新される。
ズームボタンが押下されると、ステップS214において拡大指示ありと判断され、ステップS215に進み、USBインタフェースを介してパーソナルコンピュータ301に対し、図5Bに示すように矩形の左半分である領域(図のabdcの領域)、すなわち、パーソナルコンピュータ301の画像(図1C)上の(600、400)から(1399、1000)の範囲の画像を拡大処理して、図5Bの矢印で示すように画像1出力として出力するように、また、矩形の右半分である領域(図のefhg+ijlkの領域)、すなわち、パーソナルコンピュータ301の画像上の、(1400、400)から(2200、1000)の範囲の画像を拡大処理して、図5Bの矢印で示すように画像2出力として出力するようにコマンドを送信する。なおパーソナルコンピュータ301には、画像出力の座標を指示するUSBコマンドを受信し、受信コマンドに基づき指定された画像領域を切り出して拡大処理を行い、画像出力として出力する処理を行うためのドライバがあらかじめ組込まれている。
その結果、矩形により囲まれた領域の画像が、表示装置2台の画面全体に拡大表示が行われることになる。そしてステップS216で拡大処理を終了する。
[拡大処理(表示装置):図2B]
次に、図2Bを用いてパーソナルコンピュータ301のCPUによって行われる拡大処理の手順を以下説明する。
次に、図2Bを用いてパーソナルコンピュータ301のCPUによって行われる拡大処理の手順を以下説明する。
まず、ステップS251において、表示装置(図2AのステップS214)からUSBインタフェースを介して表示されている画像の拡大範囲の情報、すなわち、矩形の始点座標(600、400)(矩形の左上の頂点座標)と矩形の終点座標(2200、1000)(矩形の右下の頂点座標)を受信する。
次に、ステップS252において、図5Bに示すように矩形の左半分である領域(図のabdcの領域)、すなわち、パーソナルコンピュータの画像上の(600、400)から(1399、1000)の範囲の画像を拡大処理して画像1とし、また、矩形の右半分である領域(図のefhg+ijlkの領域)、すなわち、パーソナルコンピュータの画像上の(1400、400)から(2200、1000)の範囲の画像を拡大処理して画像2とする。
次に、ステップS253において、分割された画像1および画像2を各表示装置に出力する。その結果、矩形により囲まれた領域の画像が、表示装置2台の画面全体に拡大表示される。
このように上記説明した2台の表示装置と情報処理装置とを備える表示システムの例では、情報処理装置より受信した分割画像を表示する2つの表示画面において、2つの表示画面にまたがる領域が指定された場合に、2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標として変換し、共通の座標系で表される2つの座標から領域を形成し、形成された領域を2つの表示画面に分割して表示することができる。
なお本実施の形態においては、表示装置を2台使用して画面を横方向に並べる例について説明したが、画面を縦方向に並べる場合であってももちろん本発明を適用できる。さらに、表示装置を3台以上使用するような構成、つまり横方向および縦方向に3台以上並べるような様々な構成のマルチディスプレイシステムにおいても、本発明を適用することができる。
以上に説明したようにユーザーは、マルチディスプレイシステムにおける画像の拡大表示を行うときに、ペン503などを使用して、何度もポインティングをやり直したり、またはドラッグを行ったりしながら、拡大領域を示す矩形の終点をマルチディスプレイシステムの画面上で制限無く自由に移動させることができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態の説明では、リアプロジェクション型表示装置101あるいは201を用いるマルチディスプレイシステムについて説明したが、リアプロジェクション型表示装置101あるいは201は、マルチディスプレイシステムでなく、1台だけで使用することも当然可能である。
第2の実施の形態の説明では、リアプロジェクション型表示装置101あるいは201を用いるマルチディスプレイシステムについて説明したが、リアプロジェクション型表示装置101あるいは201は、マルチディスプレイシステムでなく、1台だけで使用することも当然可能である。
第2の実施の形態の説明では、リアプロジェクション型表示装置を1台使用する場合と、リアプロジェクション型表示装置を2台使用してマルチディスプレイシステムとして使用する場合の変更手順について説明する。
[表示装置を1台から2台に変更する場合の処理:図3]
まず、リアプロジェクション型表示装置101が1台で使用されており、USBホストコネクタ109が他の表示装置と接続されていない状態を考える。
まず、リアプロジェクション型表示装置101が1台で使用されており、USBホストコネクタ109が他の表示装置と接続されていない状態を考える。
このときシステムコントロール部102はズームボタンの押下を検出すると、拡大処理を開始する。このときの画面状態の例を図6に示す。第1の実施の形態での説明と同様に、ペン602などによって矩形による拡大範囲の指定を行う。但し、マルチディスプレイ状態でないため、システムコントロール部102は矩形のアスペクト比を画面のアスペクト比と等しい4:3に設定するため、図6に示したような矩形範囲となる。
ここで、USBホストコネクタ109に、2台目となる外部の表示装置のUSBインタフェースが接続されたとする。USBにおいては、外部機器と接続すると信号ラインのレベルが変化することで接続および切断を検出できるようになっている。システムコントロール部102は、USBホストコネクタ109あるいはUSBデバイスコネクタ108いづれかにおいて外部機器との接続を検出すると、USB接続処理を実行する。このときのフローチャートを図3に示す。
まず、ステップS302において、USBインタフェースの初期化を行う。通信の許可、送信または受信データを格納する各バッファのクリアなど通信開始に必要な各処理を行った後、外部機器と通信を行い相互にデバイスの認識を行う。従ってここで、外部機器が表示装置であることが認識される。
次に、ステップS303で、外部に表示装置が接続されているかどうかを検査する。ここでは表示装置を接続したからステップS304に進み、拡大処理時に表示する矩形のアスペクト比を、2台接続したマルチディスプレイとなったときの画面のアスペクト比である8:3に設定する。
USBインタフェースを備えた機器は一般的に多く存在する。もし、外部に接続された機器が表示装置以外であるような場合には、ステップS303で外部に表示装置が接続されていないと判断され、ステップS305で矩形のアスペクト比を4:3に設定する。以上でUSB接続処理を終了する。
[表示装置を2台から1台に変更する場合の処理:図4]
次に、USBホストコネクタ109からUSBインタフェースが引き抜かれ、2台目の表示装置との接続が切断されたとする。
次に、USBホストコネクタ109からUSBインタフェースが引き抜かれ、2台目の表示装置との接続が切断されたとする。
システムコントロール部102は、USBホストコネクタ109あるいはUSBデバイスコネクタ108いづれかにおいて外部機器との切断を検出すると、USB切断処理を実行する。このときのフローチャートを図4に示す。
ステップS402で、外部に表示装置が接続されているかどうかを検査する。ここでは外部の表示装置との接続を切断したからステップS404に進み、拡大処理時に表示する矩形のアスペクト比を4:3に設定する。
また、もし図3のステップS303で、切断された外部機器が表示装置以外であって、外部に表示装置が接続されたままであった場合には、ステップS403で矩形のアスペクト比を8:3に設定する。以上でUSB切断処理を終了する。
以上のようにして、USB接続によりマルチディスプレイ状態を認識した時には、自動的に拡大処理時の矩形表示の大きさを横に2倍にして、画面全体のアスペクト比と等しくなるようにし、またマルチディスプレイを解除したときにも自動的に矩形のアスペクト比を元に戻すようにしている。
[他の実施形態]
なお、本発明は、例えば、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体などとしての実施態様を取ることが可能であり、具体的には、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
なお、本発明は、例えば、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体などとしての実施態様を取ることが可能であり、具体的には、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した図2A〜図4などに示した処理を実現するプログラムが格納されることになる。
以上説明したように、本発明では、マルチディスプレイシステムにおいて、ポインティングシステムを利用した画像の拡大表示を容易に行うことができる。このとき、拡大領域を示すための矩形をマルチディスプレイシステム全体の画面とアスペクト比を等しくして拡大領域を正確に示すことができる。さらに、矩形の変更は、複数ある表示装置のうちいづれの表示装置の画面上でも可能である。そのためユーザーは、矩形の変更をマルチディスプレイシステムの画面上の全ての領域において制限なく自由に行うことができ、使い勝手が良い。また、各表示装置では、通信ラインの接続状態によりマルチディスプレイ状態を検出できるので、拡大領域を示すための矩形の形状を自動的に変更できるため常に拡大領域を正確に示すことができる。
101 リアプロジェクション型表示装置
102 システムコントロール部
103 画像/音声処理部
104 ポインティング検出部
105 液晶パネル
106 画像入力コネクタ
107 音声入力コネクタ
108 USBデバイスコネクタ
109 USBホストコネクタ
201 リアプロジェクション型表示装置
202 システムコントロール部
203 画像/音声処理部
204 ポインティング検出部
205 液晶パネル
206 画像入力コネクタ
207 音声入力コネクタ
208 USBデバイスコネクタ
209 USBホストコネクタ
301 パーソナルコンピュータ
302 画像/音声生成部
303 画像1出力コネクタ
304 画像2出力コネクタ
305 音声出力コネクタ
306 USBホストコネクタ
102 システムコントロール部
103 画像/音声処理部
104 ポインティング検出部
105 液晶パネル
106 画像入力コネクタ
107 音声入力コネクタ
108 USBデバイスコネクタ
109 USBホストコネクタ
201 リアプロジェクション型表示装置
202 システムコントロール部
203 画像/音声処理部
204 ポインティング検出部
205 液晶パネル
206 画像入力コネクタ
207 音声入力コネクタ
208 USBデバイスコネクタ
209 USBホストコネクタ
301 パーソナルコンピュータ
302 画像/音声生成部
303 画像1出力コネクタ
304 画像2出力コネクタ
305 音声出力コネクタ
306 USBホストコネクタ
Claims (19)
- 画像を生成し、該生成した画像を分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置と、前記情報処理装置より受信した分割画像をそれぞれの表示画面に表示する複数の表示装置とを備える表示システムであって、
前記分割画像を表示する2つの表示画面において、該2つの表示画面にまたがる領域が指定されたか否かを判別する判別手段と、
前記2つの表示画面にまたがる領域が指定された場合に、前記2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標として変換する変換手段と、
前記共通の座標系で表される2つの座標から領域を形成する形成手段と、
前記形成された領域を前記2つの表示画面に分割して表示する表示手段と、
を有することを特徴とする表示システム。 - 前記判別手段は、前記それぞれの表示画面上で前記領域を指定する位置を検出し、前記それぞれの表示画面に前記領域を指定する位置が1つずつ検出された場合に、前記2つの表示画面にまたがる領域が指定されたと判別することを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
- 前記それぞれの表示画面に前記領域を指定する位置が1つずつ検出された場合に、検出された位置に基づいて前記領域の縦と横の長さの比が所定比率となるように前記検出された位置を変更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の表示システム。
- 前記表示画面の横と縦の長さの比をX:Yとすると、前記領域の横と縦の長さの比は2X:Yであることを特徴とする請求項3に記載の表示システム。
- 前記形成手段によって形成された領域内にある画像を、前記2つの表示画面全体に拡大する画像拡大手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
- 画像を生成し、該生成した画像を複数の画像に分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置に接続された表示装置であって、
前記分割された画像を表示する表示画面上に表示された画像において、指定される領域を表示するために指定領域を示す位置を検出する検出手段と、
前記検出手段によって前記指定領域を示す位置が前記表示画面上に1つしか検出されない場合に、他の表示装置によって検出された前記指定領域の他の位置を受信する受信手段と、
前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて前記指定領域を決定し、該決定された指定領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示する表示手段と、
前記決定された指定領域の位置情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする表示装置。 - 前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて前記指定領域の縦と横の長さの比が所定比率となるように前記検出された位置または前記受信した位置を変更する変更手段を更に有し、
前記表示手段は、前記変更手段によって変更された位置に基づいて前記指定領域を決定し、該決定された指定領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記指定領域は矩形であり、前記送信手段は前記矩形の左上の頂点の位置と右下の頂点の位置とを前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
- 前記表示パネルの横と縦の長さの比をX:Yとすると、前記矩形の横と縦の長さの比は2X:Yであることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
- 前記指定領域は、前記表示画面上に表示された画像の一部を拡大するための拡大領域であることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の表示装置。
- 複数の表示装置に接続され、画像を生成し、該生成した画像を分割し、該分割した画像を前記複数の表示装置に送信する情報処理装置であって、
前記複数の表示装置の表示画面上に分割して表示されている画像の一部を拡大表示するために、該拡大領域を示す位置情報を前記表示装置から受信する受信手段と、
前記受信した位置情報に基づいて前記拡大領域を前記複数の表示装置の表示パネル全体で表示するように拡大する画像拡大手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記指定された領域は矩形であり、前記位置情報は前記矩形の左上の頂点の位置と右下の頂点の位置であることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
- 前記表示パネルの横と縦の長さの比をX:Yとすると、前記矩形の横と縦の長さの比は2X:Yであることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
- 画像を生成し、該生成した画像を分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置と、前記情報処理装置より受信した分割画像をそれぞれの表示画面に表示する複数の表示装置とを備える表示システムの制御方法であって、
前記分割画像を表示する2つの表示画面において、該2つの表示画面にまたがる領域が指定されたか否かを判別する判別工程と、
前記2つの表示画面にまたがる領域が指定された場合に、前記2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標として変換する変換工程と、
前記共通の座標系で表される2つの座標から領域を形成する形成工程と、
前記形成された領域を前記2つの表示画面に分割して表示する表示工程と、
を有することを特徴とする表示システムの制御方法。 - 画像を生成し、該生成した画像を複数の画像に分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置に接続された表示装置の制御方法であって、
前記分割された画像を表示する表示画面上に表示された画像の一部を拡大表示するために拡大領域を示す位置を検出する検出工程と、
前記検出工程によって前記拡大領域を示す位置が前記表示画面上に1つしか検出されない場合に、他の表示装置によって検出された他の拡大領域を示す位置を受信する受信工程と、
前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて拡大領域を決定し、該決定された拡大領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示する表示工程と、
前記決定された拡大領域の位置情報を前記情報処理装置に送信する送信工程と、
を有することを特徴とする表示装置の制御方法。 - 複数の表示装置に接続され、画像を生成し、該生成した画像を分割し、該分割した画像を前記複数の表示装置に送信する情報処理装置の制御方法であって、
前記複数の表示装置の表示画面上に分割して表示されている画像の一部を拡大表示するために、該拡大領域を示す位置情報を前記表示装置から受信する受信工程と、
前記受信した位置情報に基づいて前記拡大領域を前記複数の表示装置の表示パネル全体で表示するように拡大する画像拡大工程と、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 画像を生成し、該生成した画像を分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置と、前記情報処理装置より受信した分割画像をそれぞれの表示画面に表示する複数の表示装置とを備える表示システムを制御する制御プログラムであって、
前記分割画像を表示する2つの表示画面において、該2つの表示画面にまたがる領域が指定されたか否かを判別する判別工程のプログラムコードと、
前記2つの表示画面にまたがる領域が指定された場合に、前記2つの表示画面のそれぞれの表示画面で指定された位置を、共通の座標系の座標として変換する変換工程のプログラムコードと、
前記共通の座標系で表される2つの座標から領域を形成する形成工程のプログラムコードと、
前記形成された領域を前記2つの表示画面に分割して表示する表示工程のプログラムコードと、
を有することを特徴とする表示システムを制御する制御プログラム。 - 画像を生成し、該生成した画像を複数の画像に分割して複数の表示装置に送信する情報処理装置に接続された表示装置を制御する制御プログラムであって、
前記分割された画像を表示する表示画面上に表示された画像の一部を拡大表示するために拡大領域を示す位置を検出する検出工程のプログラムコードと、
前記検出工程によって前記拡大領域を示す位置が前記表示画面上に1つしか検出されない場合に、他の表示装置によって検出された他の拡大領域を示す位置を受信する受信工程のプログラムコードと、
前記検出された位置および前記受信した位置に基づいて拡大領域を決定し、該決定された拡大領域中の前記表示画面上に表示可能な部分の領域を表示する表示工程のプログラムコードと、
前記決定された拡大領域の位置情報を前記情報処理装置に送信する送信工程のプログラムコードと、
を有することを特徴とする表示装置を制御する制御プログラム。 - 複数の表示装置に接続され、画像を生成し、該生成した画像を分割し、該分割した画像を前記複数の表示装置に送信する情報処理装置の制御方法であって、
前記複数の表示装置の表示画面上に分割して表示されている画像の一部を拡大表示するために、該拡大領域を示す位置情報を前記表示装置から受信する受信工程と、
前記受信した位置情報に基づいて前記拡大領域を前記複数の表示装置の表示パネル全体で表示するように拡大する画像拡大工程と、
を有することを特徴とする情報処理装置を制御する制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003388475A JP2005149322A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 表示装置、情報処理装置、表示システムおよびそれらの制御方法 |
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JP2003388475A JP2005149322A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 表示装置、情報処理装置、表示システムおよびそれらの制御方法 |
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