JP2007105774A - 管部材と相手部材とのろう付け方法 - Google Patents

管部材と相手部材とのろう付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007105774A
JP2007105774A JP2005300434A JP2005300434A JP2007105774A JP 2007105774 A JP2007105774 A JP 2007105774A JP 2005300434 A JP2005300434 A JP 2005300434A JP 2005300434 A JP2005300434 A JP 2005300434A JP 2007105774 A JP2007105774 A JP 2007105774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
wall surface
peripheral wall
pipe end
brazing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005300434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007105774A5 (ja
JP4859183B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Nishizawa
洋行 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP2005300434A priority Critical patent/JP4859183B2/ja
Priority to US11/713,855 priority patent/US7971772B2/en
Publication of JP2007105774A publication Critical patent/JP2007105774A/ja
Publication of JP2007105774A5 publication Critical patent/JP2007105774A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859183B2 publication Critical patent/JP4859183B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K1/00Soldering, e.g. brazing, or unsoldering
    • B23K1/0008Soldering, e.g. brazing, or unsoldering specially adapted for particular articles or work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/04Tubular or hollow articles
    • B23K2101/06Tubes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/4935Heat exchanger or boiler making

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

【課題】 管部材と相手部材とのろう付け方法において、管部材の管端部と相手部材とを所望の位置において確実にろう付け固定可能とするとともに、このようなろう付け作業を、手間を要さず廉価なものにしようとするものである。
【解決手段】 管部材1の管端部2の外周壁面を相手部材5の内周壁面にろう付けする方法において、管部材1の管端付近である管端部2の外周に、円周方向に環状の係合部3を設け、この係合部3に環状のろう材製リング4を係合して配置し、上記ろう材製リング4を配置した管部材1の管端部2を相手部材5内に挿入する。そして、相手部材5の内周壁面に管端部2の外周壁面を当接した状態で管端部2のろう材製リング4を加熱溶融して、管端部2の外周壁面と相手部材5の内周壁面との当接部にろう材を流動させて、管端部2と相手部材5とをろう付け固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に自動車あるいは各種機械、装置等の供給路として使用される金属管の管端部と、この管端部を内部に挿入して接続する相手部材とのろう付け方法に関するものである。
従来より、管部材の管端付近である管端部を相手部材内に接続固定する場合には、管端部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部を、ろう付けや半田付け等により接続固定する方法が一般的に行われている。そして、特許文献1に示す如く、管部材の管端部を相手部材の内部に挿入するとともに、この挿入部分を相手部材の外方からカシメ加工することにより、管端部と相手部材とを一時的に固定し、管部材及び相手部材を溶融金属に浸漬することにより、管部材と相手部材との接続部分を固定するととともに、管部材及び相手部材の表面に金属皮膜を形成することを目的としたものが公知となっている。
また、特許文献2に示す如く、管部材の管端部の外周に環状の拡径部を形成し、管端部を相手部材の内部に挿入して上記拡径部を相手部材の内周壁面に当接係合させることにより、管部材の管端部と相手部材とを一時的に固定するとともに、上記当接部付近の管部材の外周壁面と相手部材の内周壁面との間にろう材を配置する。そして、このろう材を溶融して管端部の拡径部と相手部材の内周壁面との当接部をろう付けすることにより、管端部の外周壁面と相手部材の内周壁面とを接続固定することを目的としたものも公知となっている。
特開昭61−92773号公報 特開平2−59171号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、管部材及び相手部材を溶融金属に浸漬することにより、管部材及び相手部材の表面全体が当該金属により被覆されることから、不必要な部分まで金属が被覆して無駄が生じる。また、被覆した金属の耐食性が低い場合は、耐食性の高い金属を再度被覆しなければならない。そのため、製造に手間がかかるとともに製造コストが高くつくものとなっていた。また、管部材と相手部材との接続部分に余分な溶融金属が残留する場合があり、このような場合には残留した金属によって、管部材と相手部材との接続部分を流通する液体や気体の流路を狭めるおそれがあった。
また、特許文献2に記載の発明では、管部材の外周壁面と相手部材の内周壁面との間に配置されたろう材は固定等による位置決めがなされていないため、ろう付け作業時にろう材が所望の位置とは別の位置に移動する場合が生じる。このような場合には、所望の位置でのろう付けを確実に行うことが困難となっていた。
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、管部材と相手部材とのろう付け方法において、管部材の管端部と相手部材とを所望の位置において確実にろう付け固定可能とするとともに、このようなろう付け作業を、手間を要さず廉価なものにしようとするものである。
本発明は上述の如き課題を解決するため、第1の発明は、管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、円周方向に環状の係合部を設け、この係合部に環状のろう材製リングを係合して配置し、上記ろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入し、相手部材の内周壁面に管端部の外周壁面を当接した状態で管端部のろう材製リングを加熱溶融して、管端部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部にろう材を流動させて、管端部と相手部材とをろう付け固定するものである。
また、第2の発明は、管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、内方に凹設した環状の係合部を円周方向に設け、この係合部内に、環状のろう材製リングを嵌めて配置し、上記ろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入して、相手部材の内周壁面に管端部の外周壁面を当接した状態で管端部のろう材製リングを加熱溶融して、管端部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部にろう材を流動させて、管端部と相手部材とをろう付け固定するものである。
また、第3の発明は、管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、外方に突出した環状の係合部を円周方向に設け、この係合部と管端との間、若しくは前記管端とは係合部を介した反対側に、内径を係合部の外径よりも径小とした環状に形成したろう材製リングを配置し、上記ろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入して、管端部の係合部を相手部材の内周壁面に当接させて配置し、管端部のろう材製リングを加熱溶融して係合部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部にろう材を流動させて、管端部と相手部材とをろう付け固定するものである。
また、第4の発明は、管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、外方に突出した環状の係合部を円周方向に設けるとともに、この管部材の係合部より管端側を拡径して拡径部を形成し、この拡径部と係合部との間に、環状のろう材製リングを嵌めて配置し、このろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入して、係合部もしくは拡径部を相手部材の内周壁面に当接させて配置し、管端部のろう材製リングを加熱溶融して係合部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部をろう付け固定するものである。
また、管部材は、ろう材製リングを配置した後に、このろう材製リングと共に管端部を外方から軸心部方向に押圧することにより、ろう材製リングと共に非円形状に変形させて、相手部材内に挿入するものであっても良い。
本発明は上述の如く構成したものであり、管部材と相手部材とのろう付け方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、円周方向に環状の係合部を設け、この係合部に環状のろう材製リングを係合して配置することにより、管端部におけるろう材製リングの位置決めを容易に行うことができる。また、このように係合部に配置したろう材製リングを加熱溶融処理することによって、管部材と相手部材との当接部のみを確実にろう付けすることができる。そのため、管端部と相手部材とのろう付け固定を、ろう材を無駄に使用することなく廉価なものとすることができるとともに、所望の位置でのろう付けを容易且つ確実に行うことができるものである。
また、相手部材の深部や、密閉された容器状の相手部材の内部においてろう付け固定すると、ろう付け後に上記ろう付け部分を目視にて確認することが困難となる場合があるが、そのような場合であっても、管部材の相手部材への組み込み時に、管端付近にろう材製リングが係合配置していることを予め目視にて確認しておくことにより、ろう付け後において、上記ろう付け部分の検査を行う必要がなくなるものとなり、製造時の手間を省くことができる。
本願の第1発明を示す実施例1を図1〜図3において説明すると、(1)は円筒形の管部材であって、この管部材(1)の一端の管端部(2)の外周には、図1に示す如く、内方に凹設した環状の係合部(3)を、管部材(1)の円周方向に設けている。また、この管部材(1)とは別に、針金状のろう材を環状に形成し、内径を管端部(2)の外径よりも小径としたろう材製リング(4)を形成している。
そして、ろう材製リング(4)を弾性変形させて管端部(2)の外径よりも若干大径に拡径し、この状態でろう材製リング(4)に管部材(1)を管端部(2)側からむり嵌め挿通して、図1に示す如く、管端部(2)の係合部(3)内にろう材製リング(4)を係合配置している。ここで、ろう材製リング(4)の内径を上記の如く管端部(1)の外径よりも小径なものとしているため、係合部(3)内に配置したろう材製リング(4)は、弾性回復して係合部(3)内から外方に離脱困難な状態で係合部(3)内にとどまるものとなる。
そして、上記の如くろう材製リング(4)を係合配置した管部材(1)の管端部(2)を相手部材(5)の内部に挿入するとともに、図2に示す如く、相手部材(5)の内部に挿入した管端部(2)の外周壁面と相手部材(5)の内周壁面とを当接した状態とする。このような状態において、管端部(2)に配置したろう材製リング(4)を、加熱炉内等にてろう材製リング(4)の融点以上の温度に加熱して溶融処理を行うことにより、図3に示す如く、管端部(2)の外周壁面と相手部材(5)の内周壁面との当接部にろう材が溶融流動して、この当接部が溶融固化したろう付け部(8)によってろう付け固定される。
この時、ろう材製リング(4)は上記の如く係合部(3)内に離脱困難に配置されているため、一連のろう付け作業においてろう材製リング(4)が管端部(2)から離脱しにくく、目的とする箇所において確実にろう付けを行うことが可能となる。従って、管端部(2)におけるろう材製リング(4)の位置決めを容易に行うことができるとともに、管端部(2)と相手部材(5)とのろう付け固定を、ろう材を無駄に使用することなく容易且つ廉価に行うことができる。
また、前記実施例1では、円筒形の管部材(1)の管端部(2)に環状の係合部(3)を凹設し、この係合部(3)内にろう材製リング(4)を配置して、管端部(2)と相手部材(5)とのろう付けを行っているが、本願の第2発明における実施例2では、前記実施例1と同様に管端部(2)の係合部(3)内にろう材製リング(4)を配置し、ろう材製リング(4)を配置した管端部(2)を非円形状である断面長円状に変形させている。
本実施例2を図4及び図5において説明すると、円筒形の管部材(1)の管端部(2)に前記実施例1と同様の環状の係合部(3)を凹設し、この係合部(3)内にろう材製リング(4)を配置した後、この管部材(1)の管端部(2)を、ろう材製リング(4)を介して外方から軸心部方向に押圧することにより、図4に示す如く、管端部(2)を、ろう材製リング(4)と共に断面長円状に変形させている。尚、ろう材は一般的に柔らかいため、線径が太い場合は図4に示す如く、押圧により一部が扁平化するものとなる。そして、この管端部(2)を相手部材(5)内に、管端部(2)の外周壁面と相手部材(5)の内周壁面とを当接させた状態で挿入配置し、ろう材製リング(4)を加熱炉内等にて加熱して溶融処理をすることにより、図5に示す如く、管端部(2)と相手部材(5)との当接部にろう材が溶融流動して、この当接部が溶融固化したろう付け部(8)によって固定される。
このように、管部材(1)の管端部(2)を、ろう材製リング(4)と共に断面長円状に変形させることにより、係合部(3)内に配置したろう材製リング(4)が係合部(3)内に、より強固に固定されるものとなるため、ろう付け作業時に係合部(3)から離脱困難となり、所望の位置でのろう付けを、より確実なものとすることができる。
上記実施例1及び2では、管端部(2)の外周に、内方に凹設した環状の係合部(3)を設けるとともに、この係合部(3)内にろう材製リング(4)を配置しているが、本願の第3発明における実施例3では、管端部(2)の外周に、外方に突出した環状の係合部(3)を設け、この係合部(3)にろう材製リング(4)を係合配置している。
本実施例3を図6及び図7において更に詳細に説明すると、図6に示す如く、管端部(2)の外周に、外方に突出した環状の係合部(3)を円周方向に突設している。そして、この係合部(3)と管端(7)との間において、好ましくは管部材(1)の外径よりもわずかに小径とした環状のろう材製リング(4)を係合部(3)に係合配置している。そして、このようにろう材製リング(4)を係合部(3)に係合配置した管端部(2)を相手部材(5)の内部に挿入するとともに、係合部(3)の外周壁面を相手部材(5)の内周壁面に当接させて配置する。尚、本実施例では上記の如く、係合部(3)と管端(7)との間にろう材製リング(4)を係合配置しているが、他の異なる実施例では、管端(7)とは係合部(3)を介した反対側の係合部(3)脇にろう材製リング(4)を配置しても良い。
そして、係合部(3)に係合配置したろう材製リング(4)を加熱溶融処理して、図7に示す如く、係合部(3)の外周壁面と相手部材(5)の内周壁面との当接部にろう材が溶融流動して、この当接部が溶融固化したろう付け部(8)によって固定される。このように、管端部(2)の外周に、外方に突出した係合部(3)を設け、この係合部(3)付近にろう材製リング(4)を係合配置することにより、管端部(2)におけるろう材製リング(4)の位置決めを容易に行うことができる。
また、前記実施例3では、円筒形の管部材(1)の管端部(2)に環状の係合部(3)を突設し、この係合部(3)と管端(7)との間にろう材製リング(4)を配置してろう付けを行っているが、本願の第3発明における実施例4では、前記実施例3と同様に環状の係合部(3)と管端(7)との間にろう材製リング(4)を配置するとともに、この状態で管端部(2)を断面長円状に変形させた後、ろう付けを行っている。
本実施例4を図8及び図9において更に詳細に説明すると、円筒形の管部材(1)の管端部(2)に係合部(3)を突設し、この係合部(3)と管端(7)との間において、係合部(3)にろう材製リング(4)を係合配置した後、この管部材(1)の管端部(2)を、ろう材製リング(4)を介して外方から軸心部方向に押圧することにより、図8に示す如く、管端部(2)をろう材製リング(4)と共に断面長円状に変形させている。そして、このように変形させた管部材(1)を相手部材(5)内に、管部材(1)の外周壁面を相手部材(5)の内周壁面に当接させた状態で挿入配置し、ろう材製リング(4)を加熱炉内等で加熱して溶融処理を行い、図9に示す如く、係合部(3)と相手部材(5)とのろう付けを行うものである。尚、本実施例では上記の如く、係合部(3)と管端(7)との間にろう材製リング(4)を係合配置しているが、他の異なる実施例では、管端(7)とは係合部(3)を介した反対側の係合部(3)脇にろう材製リングを配置しても良い。
上記の如く、管端部(2)をろう材製リング(4)と共に断面長円状に変形させることにより、係合部(3)と管端(7)との間隙において、ろう材製リング(4)が管部材(1)の係合部(3)に係合固定されるため、このろう材製リング(4)が管端部(2)から離脱しにくくなり、ろう付け作業において多少の振動等が生じた場合であっても、所定位置でのろう付けを、より確実に、且つ安定して行うことが可能となる。
また、上記実施例3及び4では、管端部(2)の外周に、外方に突出した環状の係合部(3)を円周方向に設け、この係合部(3)と管端(7)との間において、ろう材製リング(4)を係合部(3)に係合配置しているが、本願の第4発明における実施例5では、管端部(2)の外周に、外方に突出した環状の係合部(3)を円周方向に設けるとともに、この管部材(1)の管端(7)に拡径部(6)を形成し、この拡径部(6)と係合部(3)との間において、ろう材製リング(4)を係合部(3)に係合配置している。
本実施例5を図10及び図11において更に詳細に説明すると、管部材(1)の管端部(2)の外周に係合部(3)を突設するとともに、図10に示す如く、この管部材(1)の管端部(2)側の管端(7)を外方に均一に拡径して拡径部(6)を形成している。そして、この拡径部(6)及び上記係合部(3)の外径よりも内径を小径とした環状のろう材製リング(4)を形成し、このろう材製リング(4)を弾性変形させながら管部材(1)の拡径部(6)に嵌めて挿通する。これにより、管部材(1)の拡径部(6)と係合部(3)との間にろう材製リング(4)が配置されるものとなる。
上記の如く、ろう材製リング(4)の内径を、係合部(3)及び拡径部(6)の外径よりも小径なものとしているため、ろう材製リング(4)は、弾性回復して係合部(3)と拡径部(6)との間隔内にとどまるものとなる。そして、このように拡径部(6)と係合部(3)との間において、ろう材製リング(4)を係合部(3)に係合配置するとともに、管端部(2)を相手部材(5)の内部に挿入して相手部材(5)の内部に挿入した管端部(2)の係合部(3)の外周壁面と相手部材(5)の内周壁面とを当接させる。
このような状態において、ろう材製リング(4)を加熱して溶融処理を行うことにより、図11に示す如く、係合部(3)の外周壁面と相手部材(5)の内周壁面との当接部にろう材が溶融流動して、この当接部が溶融固化したろう付け部(8)によって固定される。この時、ろう材製リング(4)は上記の如く管部材(1)の係合部(3)と拡径部(6)との間に配置されているため、一連のろう付け作業でろう材製リング(4)が管端部(2)から離脱困難となり、所望の位置において確実にろう付けを行うことが可能となる。従って、管端部(2)におけるろう材製リング(4)の位置決めを容易に行うことができる。また、管端部(2)が拡径されていると、管内を流れる流体の流出、流入時の流過抵抗が減少するため更に良いものとなる。
また、前記実施例5では、円筒形の管部材(1)の管端部(2)に係合部(3)を突設するとともに、管端部(2)側の管端(7)に拡径部(6)を形成し、この係合部(3)と拡径部(6)との間において、ろう材製リング(4)を係合部(3)に係合配置して、管端部(2)と相手部材(5)とのろう付けを行っているが、本願の第4発明における実施例6では、前記実施例5と同様に管部材(1)の管端部(2)に係合部(3)及び拡径部(6)を形成し、この係合部(3)と拡径部(6)との間においてろう材製リング(4)を係合部(3)に係合配置する。そして、図12に示す如く、管部材(1)の管端部(2)を、ろう材製リング(4)を介して外方から軸心部方向に押圧し、管端部(2)をろう材製リング(4)と共に断面長円状に変形させている。そして、このように変形させた管部材(1)を相手部材(5)内に挿入配置して係合部(3)と相手部材(5)とのろう付けを行うものである。
上記の如く、管部材(1)の管端部(2)をろう材製リング(4)と共に断面長円状に変形させることにより、管端部(2)にろう材製リング(4)が係合部(3)と拡径部(6)との間において、係合部(3)により強固に係合配置される。そのため、ろう付け作業時に多少の振動でも係合部(3)と拡径部(6)の間隔内から離脱しにくくなることから、所定位置でのろう付けを、より確実なものとすることができる。
本願の第1発明における実施例1を示す、ろう材製リングを配置した管部材の斜視図。 実施例1において、ろう材製リングを設けるとともに、相手部材内に配置した管部材の断面図。 実施例1において、相手部材にろう付け固定した管部材の端面図。 本願の第2発明における実施例2を示す、ろう材製リングを配置した管部材の斜視図。 実施例2において、相手部材にろう付け固定した管部材の端面図。 本願の第3発明における実施例3を示す、ろう材製リングを配置した管部材の斜視図。 実施例3において、相手部材にろう付け固定した管部材の断面図。 本願の第3発明における実施例4を示す、ろう材製リングを配置した管部材の斜視図。 実施例4において、相手部材にろう付け固定した管部材の端面図。 本願の第4発明における実施例5を示す、ろう材製リングを配置した管部材の斜視図。 実施例5において、相手部材内にろう付け固定した管部材の端面図。 本願の第4発明における実施例6を示す、ろう材製リングを配置した管部材の斜視図。
符号の説明
1 管部材
2 管端部
3 係合部
4 ろう材製リング
5 相手部材
6 拡径部
7 管端

Claims (5)

  1. 管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、円周方向に環状の係合部を設け、この係合部に環状のろう材製リングを係合して配置し、上記ろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入し、相手部材の内周壁面に管端部の外周壁面を当接した状態で管端部のろう材製リングを加熱溶融して、管端部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部にろう材を流動させて、管端部と相手部材とをろう付け固定することを特徴とする管部材と相手部材とのろう付け方法。
  2. 管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、内方に凹設した環状の係合部を円周方向に設け、この係合部内に、環状のろう材製リングを嵌めて配置し、上記ろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入して、相手部材の内周壁面に管端部の外周壁面を当接した状態で管端部のろう材製リングを加熱溶融して、管端部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部にろう材を流動させて、管端部と相手部材とをろう付け固定することを特徴とする管部材と相手部材とのろう付け方法。
  3. 管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、外方に突出した環状の係合部を円周方向に設け、この係合部と管端との間、若しくは前記管端とは係合部を介した反対側に、内径を係合部の外径よりも径小とした環状に形成したろう材製リングを配置し、上記ろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入して、管端部の係合部を相手部材の内周壁面に当接させて配置し、管端部のろう材製リングを加熱溶融して係合部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部にろう材を流動させて、管端部と相手部材とをろう付け固定することを特徴とする管部材と相手部材とのろう付け方法。
  4. 管部材の管端部の外周壁面を相手部材の内周壁面にろう付けする方法において、管部材の管端付近である管端部の外周に、外方に突出した環状の係合部を円周方向に設けるとともに、この管部材の係合部より管端側を拡径して拡径部を形成し、この拡径部と係合部との間に、環状のろう材製リングを嵌めて配置し、このろう材製リングを配置した管部材の管端部を相手部材内に挿入して、係合部もしくは拡径部を相手部材の内周壁面に当接させて配置し、管端部のろう材製リングを加熱溶融して係合部の外周壁面と相手部材の内周壁面との当接部をろう付け固定することを特徴とする管部材と相手部材とのろう付け方法。
  5. 管部材は、ろう材製リングを配置した後に、このろう材製リングと共に管端部を外方から軸心部方向に押圧することにより、ろう材製リングと共に非円形状に変形させて、相手部材内に挿入することを特徴とする請求項1、2、3または4の管部材と相手部材とのろう付け方法。
JP2005300434A 2005-10-14 2005-10-14 管部材と相手部材とのろう付け方法 Expired - Fee Related JP4859183B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005300434A JP4859183B2 (ja) 2005-10-14 2005-10-14 管部材と相手部材とのろう付け方法
US11/713,855 US7971772B2 (en) 2005-10-14 2007-03-05 Method of brazing pipe member to counterpart member

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005300434A JP4859183B2 (ja) 2005-10-14 2005-10-14 管部材と相手部材とのろう付け方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007105774A true JP2007105774A (ja) 2007-04-26
JP2007105774A5 JP2007105774A5 (ja) 2008-11-20
JP4859183B2 JP4859183B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=38032036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005300434A Expired - Fee Related JP4859183B2 (ja) 2005-10-14 2005-10-14 管部材と相手部材とのろう付け方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7971772B2 (ja)
JP (1) JP4859183B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101188917B1 (ko) 2012-01-11 2012-10-09 김형근 동파이프용 용접이음

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160038582A (ko) * 2014-09-30 2016-04-07 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지
CN107745168B (zh) * 2017-09-26 2019-09-10 重庆市璧山区强顺机械有限公司 一种焊接方法
CN113134657B (zh) * 2021-04-29 2022-06-10 南京云正微波电子有限公司 一种用于微波组件射频连接器的焊料环的装配装置及其焊接方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5356920A (en) * 1976-11-02 1978-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd Time base correcting unit
JPH0371973A (ja) * 1989-08-12 1991-03-27 Suzuki Tekkosho:Kk パイプ同士のろう付け方法
JPH071892B2 (ja) * 1986-03-14 1995-01-11 日本電気株式会社 入力制御方式

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2148747A (en) * 1937-10-21 1939-02-28 Hampe Carl Pipe coupling and the method of making and using the same
GB946344A (en) * 1961-06-13 1964-01-08 Atomic Energy Authority Uk Improvements in or relating to brazing end closures to tubular members
DE3112081C2 (de) * 1981-03-27 1984-12-20 Norbert 4800 Bielefeld Knauer Gelötete Anschlußrohrverbindung für Fahrradrahmen
US4396213A (en) * 1981-09-02 1983-08-02 John J. Kirlin Method of joining pipe ends and joint formed thereby
US4858686A (en) * 1983-10-19 1989-08-22 The Allen Group, Inc. Heat exchanger
JPS6192773A (ja) 1984-10-12 1986-05-10 Usui Internatl Ind Co Ltd 金属部材相互の組付け固定方法
JP2839096B2 (ja) 1988-08-26 1998-12-16 臼井国際産業株式会社 管端部と相手部材との鑞付け方法
DE4016562A1 (de) * 1990-05-23 1991-11-28 Degussa Rohrverbindungsstuecke zur installation von rohrleitungen und verfahren zu ihrer herstellung
US5439257A (en) * 1992-07-16 1995-08-08 Nwd International Inc. Brazed hydraulic fittings with interference fit and method of making same
JP3051392B1 (ja) * 1999-01-27 2000-06-12 愛知機械工業株式会社 インテ―クマニフォ―ルドの吸気管固定方法
US6631740B1 (en) * 2001-10-24 2003-10-14 Eaton Corporation Brazing joint for tubes and the like
DE10202722A1 (de) * 2002-01-24 2003-11-27 Siemens Ag Düsenspannmutter für Einspritzventil sowie Verfahren zur Herstellung der Düsenspannmutter
US6701598B2 (en) * 2002-04-19 2004-03-09 General Motors Corporation Joining and forming of tubular members
ITMI20022630A1 (it) * 2002-12-12 2004-06-13 Consulnet Italia S R L Processo di brasatura a forno
US6948455B2 (en) * 2003-10-08 2005-09-27 Riverside Hydronics, Llc Finned tube heat exchanger and method
US7380327B2 (en) * 2005-01-20 2008-06-03 Calsonickansei North America, Inc. Tube interface and method of securing a first tube to a second tube
US20060185167A1 (en) * 2005-02-23 2006-08-24 Lippa Michael R Jr Mechanical method for joining of tubular member to a plate member

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5356920A (en) * 1976-11-02 1978-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd Time base correcting unit
JPH071892B2 (ja) * 1986-03-14 1995-01-11 日本電気株式会社 入力制御方式
JPH0371973A (ja) * 1989-08-12 1991-03-27 Suzuki Tekkosho:Kk パイプ同士のろう付け方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101188917B1 (ko) 2012-01-11 2012-10-09 김형근 동파이프용 용접이음

Also Published As

Publication number Publication date
US20070221708A1 (en) 2007-09-27
US7971772B2 (en) 2011-07-05
JP4859183B2 (ja) 2012-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5120618B2 (ja) プラグ連結型のコネクタ装置
KR100261958B1 (ko) 아이조인트와 세경금속관의 연결구조 및 연결방법
JP2839096B2 (ja) 管端部と相手部材との鑞付け方法
JP2009142895A (ja) 管結合部を製造するための方法および管結合部
JPH08327280A (ja) 熱交換器の流体給排管接合構造
WO2011132519A1 (ja) 溶着継手及びその溶着方法、溶着装置、溶着継手、樹脂管溶着装置及び溶着方法
JP7240752B2 (ja) 継手装置、継手構造及び継手構造の製造方法
EP1602870A1 (en) Tube to hose coupling
JP2007105774A (ja) 管部材と相手部材とのろう付け方法
US10502347B2 (en) Quick connector device
JP5555531B2 (ja) 溶着継手及びその溶着方法
JP5722105B2 (ja) 管継手、及び管継手の組立方法
EP2548688A1 (en) Tight connection between a copper capillary duct and an aluminium duct, in particular for cooling circuits
JP2011031579A (ja) 樹脂チューブの拡管部形成方法
US20200256494A1 (en) Method of assembling a female connector of a plug-in connector
JP2009052634A (ja) ろう付け継手
JP5053784B2 (ja) 融着管理用タグ及び融着継手
JP2009269035A (ja) 摩擦圧接方法
JP2016180443A (ja) 金属管及びその金属管の製造方法
JP2007177872A (ja) 二重管の継手構造
JP2011202672A (ja) 接合体とそれを有する熱交換器
JP2015196260A (ja) 電気融着継手用クランプ
JP2022170346A (ja) 管部材と相手部材とのろう付け方法
JP5401166B2 (ja) 樹脂製管の接続方法
JP2007333156A (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4859183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees