JP2007105324A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機外部にイヤフォンジャックを設け、イヤフォンジャックが壊れた場合にも部品交換さえすればよく、警察への面倒な手続きを行う必要性を排除する。
【解決手段】遊技の制御を司る主制御装置15と、音制御装置と、イヤフォン28を前記情報表示装置25に接続するためのイヤフォンジャックを備え、遊技機の外部に設けられた情報表示装置25と、外部接続端子23と、を備え、主制御装置15又は音制御装置18は必要に応じて、外部接続端子23を介して、前記情報表示装置25に遊技に関する音声コマンドを送信し、情報表示装置25は当該受信した音声コマンドに基づいてイヤフォン28から出力される音声を制御する構成とした。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技盤に遊技球を発射して遊技が行われる遊技機の音声を制御する遊技機用音装置に関するものである。
従来、遊技機にスピーカを設け、そのスピーカから出力される音声によって、遊技の興趣を高める演出の一部としている。しかし、遊技店内には数多くの遊技機が隣接して配置され、遊技者の左右や後方に設置された遊技機から出力される音声と、遊技者が遊技している遊技機から出力される音声とが交錯し、聴き取り難くなってしまっている。そのため、遊技店にいるという臨場感は得られるものの、スピーカから出力される音声が、遊技の興趣を高める演出の一部として十分な機能を発揮できていなかった。
そこで近年、遊技機にイヤフォンジャックを設けてイヤフォンを接続することで遊技者が遊技している遊技機から出力される音声を聴き取り易くする発明がなされている(特許文献1参照)。
特開2002−159638
しかし、遊技機自体にイヤフォンジャックを設けると、遊技者に壊されることが考えられ、遊技機自体の部品交換などをする必要があると同時に、警察への面倒な手続きが必要となっていた。
また、周囲の遊技機からの音声により、遊技者にとっては、遊技結果に関与しない音声よりも、遊技結果に関与する音声等(予告音等)の主に突発的に出力される音声が聴き取りにくいことが多いという問題が生じ、これが原因で、遊技機を遊技する遊技者の興趣を減退するという問題が生ずるので、特に遊技結果に関与する音声を遊技者がイヤフォンから聴取可能な構成が必要となる。
上記点に鑑み、本発明は提案されたものであって、遊技機外部にイヤフォンジャックを設けることにより、イヤフォンジャックが壊されたときの部品交換を容易にした遊技機を提供することを目的とする。また、遊技結果に関与する音声が周囲の遊技機からの音声により聴き取り難いという問題点を解消することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1に記載の遊技機用音装置は、遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンドを生成して送信する主制御装置と、音声データが記憶されるメモリと、前記音声コマンドを受信し該音声コマンドに従って音声データを選択し、当該音声データに基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニットを備えた音制御装置と、遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、音出力器を制御するための前記電気信号1と同一の音声情報を有する電気信号2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、前記音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子を備えることを特徴とするものである。
「遊技に関する音声コマンドを生成して送信する主制御装置」との記載に関して、主制御装置は、遊技機の状態に応じて演出等に関する各種コマンドを音制御装置等に送信するように構成されている。例えば、大当たり遊技の開始時には、開始インターバルコマンドを送信し、図柄表示装置上の図柄変動開始時には、変動パターン指定コマンドを送信する。これらのコマンドは、液晶画面上での表示、ランプの発光、音声の出力など様々な演出を指示するためのコマンドである。このように、主制御装置は、現在の遊技機がどのような状態にあるかを判断し、それに合わせて音声を指示することとなるコマンドを出力することが可能な構成となっている。主制御装置のROMには、上記した様々なコマンドを記憶させておく必要があるが、音出力器、又はスピーカから実際に発せられる音声については必ずしも記憶させておく必要はない。
「スピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニットを備えた音制御装置」の記載に関して、音制御装置は、電気信号1の種類に応じて、スピーカが発する音声を制御しており、電気信号1の種類は、主制御装置から送信される音声を指示することとなる音声コマンドに従って決定される音声データに基づいて、音制御装置のセントラル・プロセシング・ユニットにより決定される。「スピーカ」は、遊技機に設けられる。
「遊技機の外部に設けた情報表示装置」の記載に関して、情報表示装置を、遊技機より上部に設けるのが好ましい。情報表示装置には、音出力器で聴取可能な音量を調整可能とする音量調整部を設けると好適である。更に、情報表示装置に、音声を出力制御するスピーカを設けても良い。このように、情報表示装置にスピーカを設けることにより、遊技機自体にスピーカを多数設けなくても、十分な音量の音声を発することができるようになるので、その結果、遊技機の処理負担を軽減することができるのである。情報表示装置は、遊技機の交換に伴って交換する必要はない。
「音出力器」としては、例えば、イヤフォン、ヘッドホン、スピーカ等が考えられる。「前記音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子」としては、イヤフォンを接続可能なイヤフォンジャックが考えられる。そして、イヤフォンジャックに、イヤフォンを挿入することで、遊技者が遊技に対応する効果音をイヤフォンから聴取可能な構成とすることが考えられる。また、上記音出力器から、遊技内容に応じた効果音のみではなく、遊技店の店内放送、ラジオ放送等も聴取可能な構成とするのが好ましい。尚、遊技機が、電気信号2を情報表示装置に出力することにより、音出力器から流れる遊技機の効果音を出力制御している。請求項1においては、遊技機から、情報表示装置に電気信号2を出力する構成であるが、より具体的には、遊技機の音制御装置から情報表示装置に電気信号2を出力するのが好ましい。
「音出力器を制御するための前記電気信号1と同一の音声情報を有する電気信号2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、」とは、電気信号1によりスピーカから音声出力されている音声は、電気信号2により音出力器から出力されている音声と同じ音声であり、この2つの音声は互いに同期しているという意味である。尚、音出力器から出力される音は、前記したように、遊技内容に応じた効果音、遊技店の店内放送、ラジオ放送等を含むが、遊技機に設けられたスピーカから出力される音は、遊技内容に応じた効果音のみ流れるようになっているので、同期して流れる音声は、遊技内容に応じた効果音のみである。
請求項2に記載の遊技機音装置は、遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンド1を生成して送信する主制御装置と、音声データ1が記憶されるメモリ1と、前記音声コマンド1を受信し該音声コマンド1に従って音声データ1を選択し、当該音声データ1に基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニット1を備えた音制御装置と、遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、前記音声コマンド1に従って選択された遊技に関する音声コマンド2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、前記情報表示装置が、音出力器を接続するための接続端子と、前記メモリ1に記憶される音声データ1と同一の音声データ2を記憶したメモリ2と、前記音声コマンド2を受信し該音声コマンド2に従って音声データ2を選択し、当該音声データ2に基づいて前記音出力器への電気信号2を制御するセントラル・プロセシング・ユニット2を備えることを特徴とするものである。
「前記情報表示装置が、音出力器を接続するための接続端子と、前記メモリ1に記憶される音声データ1と同一の音声データ2を記憶したメモリ2と、前記音声コマンド2を受信し該音声コマンド2に従って音声データ2を選択し、当該音声データ2に基づいて前記音出力器への電気信号2を制御するセントラル・プロセシング・ユニット2を備える」の記載に関して、請求項2の情報表示装置はセントラル・プロセシング・ユニット2を備えているので、電気信号2を生成し、音出力器への音声出力を制御することが可能である。
請求項2において、電気信号1によりスピーカから音声出力されている音声は、電気信号2により音出力器から出力されている音声と同一である。更に、この2つの同一音声は互いに同期して出力される。この構成は、音制御装置が、音声コマンド1に従って音声データ1及び音声コマンド2を選択する構成で、且つ、メモリ1に記憶される音声データ1とメモリ2に記憶される音声データ2が同一の音声情報を有するために、実現可能となっている。
請求項3に記載の遊技機音装置は、遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンドを生成して送信する主制御装置と、音声データが記憶されるメモリと、前記音声コマンドを受信し該音声コマンドに従って音声データを選択し、当該音声データに基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニットを備えた音制御装置と、遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、音出力器を制御するための電気信号2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、前記音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子を備え、前記電気信号1により、前記スピーカから出力される音声は、少なくとも遊技結果に関与しない音声を含み、前記電気信号2により、前記音出力器から出力される音声は、遊技結果に関与する音声であることを特徴とするものである。
「遊技結果に関与しない音声」とは、遊技結果に係わる音声とは無関係の音声を指す。例えば、遊技者が遊技機を遊技していない状態で表示装置上にて表示されるデモ画面に対応した音声、大当たり遊技状態のときに出力されるBGM、大当たり遊技状態以外の遊技状態において、遊技者が遊技機を遊技している状態のときに、常時出力されるBGM等を指す。
「遊技結果に関与する音声」とは、大当たり遊技状態が発生することを遊技者に期待させる音声等を指す。例えば、図柄表示装置上に表示される図柄がリーチ表示する期待度を遊技者に対して予告する音声、リーチ表示が発生すると同時に遊技者に期待度を予告する音声等が挙げられ、主に突発的に出力される音声が考えられる。
尚、遊技結果に関与する音声が周囲の遊技機による音声により聴き取りにくいと遊技者が判断したときにのみ、音出力器から音声を聴取すれば良く、「スピーカ」から、遊技結果に関与しない音声以外に遊技結果に関与する音声が出力されるようにしても良い。
請求項4に記載の遊技機音装置は、遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンド1を生成して送信する主制御装置と、音声データ1が記憶されるメモリ1と、前記音声コマンド1を受信し該音声コマンド1に従って音声データ1を選択し、当該音声データ1に基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニット1を備えた音制御装置と、遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、前記音声コマンド1に従って選択された遊技に関する音声コマンド2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、前記情報表示装置が、音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子と、音声データ2を記憶したメモリ2と、前記音声コマンド2を受信し該音声コマンド2に従って音声データ2を選択し、当該音声データ2に基づいて前記音出力器への電気信号2を制御するセントラル・プロセシング・ユニット2を備え、前記電気信号1により、前記スピーカから出力される音声は、少なくとも遊技結果に関与しない音声を含み、前記電気信号2により、前記音出力器から出力される音声は、遊技結果に関与する音声であることを特徴とするものである。
請求項4において、メモリ1に記憶された音声データ1が、メモリ2に記憶された音声データ2の音声情報も含む構成とすることや、メモリ1とメモリ2では完全に異なる音声データが記憶される構成が考えられる。
請求項3、4において、遊技結果に関与する音声を音出力器から聴取可能とし、且つ、遊技結果に関与する音声がスピーカから出力されない構成とすることが考えられる。遊技結果に関与する音声をスピーカから出力するか否かを遊技者が選択できるように構成しても良い。
請求項5に記載の遊技機音装置は、前記音出力器は、遊技機情報を管理するホールパーソナルコンピュータから入力される音声、及び/又は遊技店内における店内放送に係わる音声を出力することを特徴とする。
ここで、音出力器から出力される音声は、音制御装置、又は情報表示装置により出力制御される構成とすることが考えられる。パーソナルコンピュータから入力される音声、遊技店内における店内放送に係わる音声を音出力器から出力するか否かの選択を遊技者が任意で行うことができる構成とするのが好ましい。
請求項6に記載の遊技機用音装置は、前記音制御装置と前記外部接続端子は直接的に又は間接的に接続され、前記音制御装置で前記請求項1で規定する電気信号2又は前記請求項2で規定する音声コマンド2を生成し、前記電気信号2又は前記音声コマンド2が前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に入力されることを特徴とするものである。
請求項7に記載の遊技機用音装置は、請求項3記載の遊技機において、前記音制御装置から前記外部接続端子の方向への一方向通信及び/又は前記外部接続端子から前記情報表示装置の方向への一方向通信とする回路構成を備えたことを特徴とするものである。
請求項7は、音制御装置から外部接続端子へ電気信号又は音声コマンドを出力する為の回路としての一方向通信回路、及び/又は外部接続端子から情報表示装置へ電気信号又は音声コマンドを出力する為の回路としての一方向通信回路を備えた構成である。
請求項1記載の発明によれば、遊技機の外部に情報表示装置を備え、イヤフォンジャックに該当する音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子を備えたことにより、接続端子が壊れた場合に、情報表示装置、又は情報表示装置の部品の交換さえすればよく、遊技機の部品を交換する必要がないので、部品交換の作業が容易であり、また警察への面倒な手続きを行う必要がなくなる。
また、遊技機が情報表示装置に電気信号2を出力することで、音出力器の音声出力制御を行う構成としているため、一つの情報表示装置があれば、複数の異なる種類の遊技機から出力される音声に対応させることが可能であり、情報表示装置の汎用性を高めることができる。
電気信号1と電気信号2が同一の音声情報を有するため、電気信号1により制御される遊技機に設けられたスピーカから出力される音声が、周囲の遊技機の音声により聴き取りにくくても、電気信号2により制御される当該スピーカから出力される音声と同等の音声が音出力器から出力されるため、遊技機の音声が聴き取りにくいという問題を解消することができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、大当たりが発生しないことで、苛立っている遊技者にとっては、遊技機本体に八つ当たりすることで、遊技本体に設けられた部品が壊される可能性が高くなるが、イヤフォンジャックに該当する本発明の音出力器の接続端子は、遊技機外部の情報表示装置に設けているので、遊技者に壊される可能性を低くすることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1と同様に、遊技機の外部に情報表示装置を備え、イヤフォンジャックに該当する音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子を備えたことにより、接続端子が壊れた場合に情報表示装置、又は情報表示装置の部品の交換さえすればよく、警察への面倒な手続きを行う必要がなくなる。
音声コマンド1に従って、音制御装置が音声データ1及び音声コマンド2を選択する構成で、且つ、メモリ1とメモリ2が同一音声情報を有する音声データが記憶しているため、周囲の遊技機の音声により、メモリ1の音声データに従って、スピーカから出力される音声が聴き取りにくくなっても、メモリ2の音声データに従って、音出力器からスピーカから出力される音声と同等の音声が出力されるため、遊技機の音声が聴き取りにくいという問題を解消することができる。
請求項3、4記載の発明によれば、周囲の遊技機からの音声により、遊技者にとっては、遊技結果に関与しない音声よりも、遊技結果に関与する音声(予告音等)等突発的に出力される音声が聴き取りにくいことが多いという問題が発生するが、遊技結果に関与する音声を音出力器から出力するので、遊技結果に関与する音声が周囲の遊技機からの音声により聴き取り難いという問題点を解消することができる。また、この問題点を解消することにより、遊技結果に関与する音声が演出の一部として十分に機能するので、遊技の興趣を増すことができる。
また、遊技結果に関与する音声を聴き取りやすくする為に、期待度の高い音声を音量の大きい音声で出力する構成とした場合には、遊技結果に関与する音声を聴き取り難いという問題点を解消することができるが、期待度の高い音声が大きい音声で出力されることにより周囲の遊技者に注目されてしまい、遊技者が遊技に集中できないという問題が発生する。遊技結果に関与する音声を音出力器から聴取可能とし、且つ、遊技結果に関与する音声がスピーカから出力されない構成とすることで、このような音声を音出力器からのみ聴取可能とし、周囲の遊技者が聴取できないようにすることで、注目されることがなくなり、集中して遊技を楽しむことができる。
請求項5記載の発明によれば、音出力器から出力される音声として、ホールパーソナルコンピュータから入力される音声や遊技店内における店内放送に係わる音声を出力することができる構成とすることで、音出力器から様々な情報に係わる音声が聴取可能となる。店内放送に係わる音声に係わる音声が周囲の遊技機からの音声により、聴き取りにくいという問題点を解消することができる。
請求項6記載の発明によれば、電気信号2又は音声コマンド2を生成する箇所を限定し、音制御装置とすることで、遊技に即した電気信号2又は音声コマンド2を生成することを可能とする。
請求項7記載の発明によれば、音制御装置から外部接続端子方向への一方向通信及び/又は外部接続端子から情報表示装置方向への一方向通信とすることで、遊技機のセキュリティーを高めることができる。
(第1実施形態)
以下に、本発明の好適な第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施形態のパチンコ機(遊技機)1の正面図であり、該図1に示す通り、パチンコ機1は、大きくは長方形の外枠(図示せず)と前面枠3が設けられている。前面枠3は、左端上下のヒンジにより外枠に対し回動可能に取り付けられている。前面枠3の下方には球貯留部を備えた上皿5が設けられ、賞球或いは貸球のための図示しない排出口と球抜き釦とを備えている。上皿5と下皿6とは連結されていて、上皿5が遊技球で満杯状態になれば下皿6に遊技球を誘導するよう構成されている。上皿5と下皿6の間には、遊技に応じた音を出力するためのスピーカ7が内蔵されている。スピーカ7からは、パチンコ機1の遊技に応じた効果音が出力される。このスピーカ7は、本発明のスピーカに対応するものである。
また、下皿6の右側には発射ハンドル8が取り付けられている。この発射ハンドル8は、回動リング(タッチプレート)8aと発射停止釦8bを備え、回動リング8aに手が触れることを条件に、この回動リング8aを時計方向に回動すると、発射ハンドル8の内部に設けたタッチスイッチ37(図6参照)がONされ、遊技球を遊技盤9上に発射することができる。遊技盤9の中央部には、当否結果を遊技者に報知するための図柄表示装置55としてのLCD10(液晶表示装置)が備えられている。LCD10の下部には、特別図柄始動口11が設けられており、特別図柄始動口11には、羽根部材11aが設けられている。大入賞口13の左右部には、普通図柄表示装置12a、特別図柄表示装置12bが備えられている。
特別図柄始動口11の遊技球の入球に起因して、特別図柄表示装置12b上に「0」〜「9」の1桁の特別図柄が変動表示され、特別図柄の表示結果に対応して演出用の擬似図柄がLCD10に変動表示されることになる。例えば、特別図表示装置12b上にて特別図柄が大当たりの表示態様で確定表示されたなら、LCD10にて演出用の擬似図柄が大当たりの表示態様で確定表示されることになる。遊技者は、主にLCD10にて表示される演出用の擬似図柄の表示態様を視認することで、大当たり遊技状態に移行するか否かを認識する。
特別図柄始動口11に遊技球が入球することにより、当否乱数が取得され、この乱数値によりLCD10に表示される演出用疑似図柄が決定される。この演出用疑似図柄が大当たりの表示態様で表示されると、遊技者に大量の賞球を獲得することができる大当たり遊技状態に移行する。大当たり遊技状態には、大入賞口13の所定時間の開放、又は大入賞口13内への所定個数の遊技球の入球を終了条件とする遊技を1ラウンドとして、計15ラウンドの遊技が行われる。これにより、大入賞口13に遊技球が入賞し、遊技者に大量の賞球が排出される。
尚、遊技盤9上には特別図柄始動口11、大入賞口13以外にも一般入賞口、遊技釘等が備えられているが、図示は省略している。遊技盤9上の特別図柄始動口11、一般入賞口等に入球しなかった遊技球は、遊技盤9最下部のアウト口14を介して、アウト球として遊技盤9面裏面に取り込まれる。
図2はパチンコ機1の裏面図である。図示するように、パチンコ機1の裏面の中央部には主制御装置15が脱着可能に、更に主制御装置15と重なる形で図柄制御基板17、及びサブ統合装置18が、左下部には電源基板19、及び発射制御装置20が、右下部には払出制御装置21が、右上部には、外部接続端子22、外部接続端子23が、各々取り付けられている。電源基板19は、所望の電圧を、主制御装置15、図柄制御基板17、サブ統合装置18、及び発射制御装置20等の各種装置に流す為の基板である。電源基板19には、停電などの電気事故により電圧が低下した場合に備えて、バックアップ電源が設けられている。尚、主制御装置15は、本発明の主制御装置に対応し、サブ統合装置18は、本発明の音制御装置に対応し、外部接続端子23は本発明の外部接続端子に対応するものである。
次に、図3〜図5を用いて、情報表示装置25について説明する。情報表示装置25は、本発明の情報表示装置に対応するものである。図3に示すように、遊技店内には多数のパチンコ機1が隣接して設置されており、その各々のパチンコ機1の上部に情報表示装置25が設けられている。即ち、情報表示装置25は、遊技機の付属品ではなく島設備に該当するものである。
図4に示すように、情報表示装置25は、大当たり遊技状態が終了してから、又は遊技店の開店時からの演出用疑似図柄の変動回数、大当たり回数等を表示する情報表示器25a、イヤフォンジャック26、外部スピーカ27等を備えている。図5に示すように、イヤフォンジャック26には、イヤフォン28を接続することが可能である。イヤフォン28は、本発明の音出力器に対応するものであり、イヤフォンジャック26は、イヤフォン28を前記情報表示装置25に接続するための接続端子に対応するものである。尚、スピーカ7から出力されるパチンコ機1の遊技に応じた効果音と同一の音声が外部スピーカ27、イヤフォン28から出力されるようになっており、更にスピーカ7、外部スピーカ27、イヤフォン28から出力される音声は、同一の音声が同期して出力される構成となっている。
イヤフォンジャック26にイヤフォン28を接続していない場合、遊技に関する音声は外部スピーカ27から出力されるように構成されている。イヤフォンジャック26にイヤフォン28を接続している場合、外部スピーカ27からの音声出力はなされないが、遊技者はイヤフォン28から遊技に応じた効果音を聴取することが可能であり、このイヤフォン28から聴取することにより隣接したパチンコ機1が出力する効果音等の周囲の音声が抑えられるため、パチンコ機1の音声が聴き取りやすくなる。尚、パチンコ機1に設けられたスピーカ7からは、イヤフォンジャック26にイヤフォン28を接続しているかに係わらず、常時、音声が出力される。
また、情報表示装置25には、イヤフォン28又は外部スピーカ27に出力される音量を調整する音量調整スイッチ30が設けられ、遊技者が音声を聴き取りやすいように調整可能である。音量調整スイッチ30は、一対の押しボタンから構成されており、一対の押しボタンのうち、右側のボタンを押す毎にイヤフォン28から聞こえる音が次第に大きくなり、左側のボタンを押すことでイヤフォン28から聞こえる音が次第に小さくなる構成となっている。これにより、遊技者は所望の音量でパチンコ機1の遊技音を聴くことができる。尚、音量調整スイッチ30は音量が調整できる形状であれば、本実施形態に挙げたものに限定されるわけではない。また現状の音量レベルを情報表示装置25に表示するように構成することが望ましい。
情報表示装置25には、ホールコンピュータ29(図5参照)からの音声情報の入力や遊技店の店内放送などに係わる音声データの電波を無線により入力することも可能である。ホールコンピュータ29から入力した音声情報や遊技店の店内放送などの音声は、イヤフォン28から出力される。これによれば、イヤフォン28を接続した際に様々な情報が聴取することができ、便利である。そういったパチンコ機1に係わる音声以外の音声をイヤフォン28から出力する場合には、パチンコ機1の音声出力を抑える又は消して、パチンコ機1が出力する音声以外の音声(遊技店の店内放送など)を優先してイヤフォン28から出力するようにすることが好ましい。音声追加スイッチ31は、パチンコ機1が出力する音声以外の音声(店内放送やホールコンピュータ29からの音声等)をイヤフォン28に追加して出力させるためのものであり、音声追加スイッチ31をON状態にすると、店内放送やホールコンピュータ29からの音声がパチンコ機1の音声よりも優先されてイヤフォン28に出力される。また、音声追加スイッチ31をOFF状態にすると、イヤフォン28からはパチンコ機1に係わる音声しか出力されない。ここでは音声追加スイッチ31の操作をON/OFFとしているが、音声追加スイッチ31を押す毎に、ホールコンピュータ29からの音声、遊技店の店内放送などの音声、パチンコ機1が出力する音声、の3種類の音声が順次切り替わる構成とし、イヤフォン28から聴取したい音声を選択可能とするように構成しても何ら差し支えない。また、本実施形態において、ホールコンピュータ29からの音声や遊技店の店内放送などの音声は、イヤフォン28のみから出力される構成としたが、当該音声を外部スピーカ27からも出力する構成としても良い。
尚、情報表示装置25の左部には、情報表示器25aの表示を切替える表示切替スイッチ32が、左上方には、遊技店の店内放送に係わる音声データの電波を無線にて入力するためのアンテナ33が、左右上部には各種ランプ34a、各種LED34bが設けられている。表示切替スイッチ32は、情報表示装置25の表示を切り替える際に利用するスイッチであり、例えば「本日の遊技データ」、「昨日の遊技データ」、「一昨日の遊技データ」などを切替えるためである。遊技データとは、大当たり回数、初当たり回数、特別図柄の変動回数などの各1日のトータルデータなどを表すものである。尚、ホールコンピュータ29からの音声とは、「〜〜番台、ラッキースタートおめでとうございます」などのコンピュータ音声を指し、遊技店の店内放送とは、遊技店内で遊技店員が遊技者に対してマイク29a(図5参照)を用いて行う放送を指す。
続いて前述したパチンコ機1の電気的構成を図6のブロック図を用いて説明する。パチンコ機1の電気回路は、図示する通り、主制御装置15、賞球制御装置16、図柄制御基板17、サブ統合装置18、発射制御装置20、情報表示装置25等から構成されている。尚、この回路図には、信号の受け渡しを行うための所謂中継装置などは記載していない。
主制御装置15は、演算等を行うCPU15a、遊技制御プログラムを記憶したROM15b、演算等の作業領域として働くRAM15c等を内蔵した8ビットワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成され、この他各装置又は各種スイッチ類および各種アクチュエータ類との入出力を行うための外部入出力回路も設けられている。主制御装置15の入力側には、満タンスイッチ35、球切れスイッチ36、タッチスイッチ37、特別図柄始動口スイッチ38、普通図柄始動口スイッチ39、カウントスイッチ40,一般入賞口スイッチ41等が接続されている。
また、主制御装置15の出力側には、大入賞口ソレノイド42、普通役物ソレノイド43、外部接続端子22が接続されている。更に、外部接続端子22の出力側には、ホールコンピュータ29が接続されている。
満タンスイッチ35は下皿6内、球切れスイッチ36は球タンク(図示略)内、タッチスイッチ37は発射ハンドル8内、特別図柄始動口スイッチ38は特別図柄始動口11内、普通図柄始動口スイッチ39は普通図柄始動口(図示略)内、カウントスイッチ40は大入賞口13内、一般入賞口スイッチ41は一般入賞口(図示略)内に、各々取り付けられている。
ここで、満タンスイッチ35は下皿6内に遊技球が満タン状態になったことを、球切れスイッチ36は球タンク内に遊技球が存在しないことを、タッチスイッチ37は遊技者が発射ハンドル8に触れたことを、特別図柄始動口スイッチ38は特別図柄始動口11に遊技球が入球したことを、普通図柄始動口スイッチ39は普通図柄始動口に遊技球が入球したことを、カウントスイッチ40は大入賞口13に遊技球が入球したことを、一般入賞口スイッチ41は一般入賞口内に遊技球が入球したことを、各々検出するためのものである。
また、主制御装置15の出力側に接続された大入賞口ソレノイド42は大入賞口13に取り付けられており、大入賞口13を開放するためのものである。普通役物ソレノイド43は特別図柄始動口11に設けられた羽根部材11aに設けられており、羽根部材11aを開放するためのものである。
賞球制御装置16は、出力側に球切りモータ45が接続され、入力側に賞球払い出しスイッチ46が接続されている。またプリペイドカードユニット47及びCR精算表示装置48が双方向通信可能に接続されている。
賞球制御装置16は、主制御装置15からの指令コマンドに従って球切りモータ45を駆動制御して入賞があった場合に遊技者に賞球としての遊技球を払い出すと共に、プリペイドカードユニット47及びCR精算表示装置48等も制御するものであり、マイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成しても良いし、ディスクリートな回路として構成しても良い。
賞球制御装置16は主制御装置15からの指令に従って遊技球を払い出すが、入賞に対応した遊技球が払い出されているか否かの検知は主制御装置15で行われる。この遊技球が払い出されているか否かの検知は、主制御装置15および賞球制御装置16の双方で行っても良い。
発射制御装置20は、遊技者が操作する発射ハンドル8の回動量に応じて発射モータ50を駆動制御するものであり、その他遊技者が発射停止スイッチ51を押下したとき発射を停止させ、発射ハンドル8に内蔵されたタッチスイッチ37がオン状態のときタッチランプ52を点灯させるためのものである。
図柄表示装置55は、表示部としてのLCD10と、該LCD10を駆動制御する図柄制御基板17とから構成されており、LCD10は、TFT装置、CF装置、画像信号に応じた所定の電圧を印加するコントローラ等からなる液晶パネル、およびバックライト等から構成されている。図柄制御基板17は、32ビットワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成されている。
サブ統合装置18は、CPU18a、ROM18b、及びRAM18cを設けており、主制御装置15からの指令を受けて、図柄制御基板17に対して、LCD10の表示制御をするように命令すると共に、賞球および貸球の払出表示、当たり表示、球不足表示およびエラー表示等を行う各種ランプ60、各種LED61等を点灯報知させ、更に、スピーカ7を駆動制御するものである。尚、各種ランプ60、各種LED61はパチンコ機1に設けられている(図1では図示略)。
サブ統合装置18は、主制御装置15から後述する図7(a)に示す各種コマンドが入力され、このコマンドに基づいて、図柄制御基板17に対して、LCD10の表示制御をするように命令し、更に、スピーカ7から出力される音声の制御を行っている。主制御装置15からサブ統合装置18に入力される各種コマンドのうちの音声に係わるコマンドは、本発明における音声コマンド1に対応するものであり、ROM18bに記憶されている音声データは、本発明における音声データ1に対応するものである。
前述した主制御装置15から発射制御装置20及びサブ統合装置18への回路は、一方向通信の回路として構成されているが、双方向の通信も可能であるようにも構成できる。
情報表示装置25の入力側には、ホールコンピュータ29が接続されており、更に外部接続端子23を介してサブ統合装置18が接続されている。情報表示装置25には、CPU25b、ROM25c、及びRAM25d、無線による電波を受信する為のアンテナ33が設けられている。情報表示装置25の出力側には、イヤフォン28、外部スピーカ27、情報表示器25a、各種ランプ34a、各種LED34bが接続されている。情報表示装置25のCPU25bは、外部接続端子23を介してサブ統合装置18から後述する図7(b)に示す各種コマンドが入力され、このコマンドに基づいて、ROM25cに記憶されている音声データを選択し、外部スピーカ27又はイヤフォン28から出力される音声を制御している。また、アンテナ33により店内放送の音声データの電波を無線により入力し、イヤフォン28から店内放送を出力することもできる。更に、ホールコンピュータ29から音声情報を入力し、当該音声情報に基づいた音声をイヤフォン28から出力することもできる。サブ統合装置18から情報表示装置25に入力される各種コマンドは、本発明における音声コマンド2に対応するものであり、ROM25cに記憶されている音声データは、本発明における音声データ2に対応するものである。
次に、主制御装置15からサブ統合装置18に送信される各種コマンド信号について、図7(a)を用いて説明する。主制御装置15は、サブ統合装置18に各種コマンドを送信して、サブ統合装置18のCPU18aは当該コマンドの種類に基づいて、図柄制御基板17に対して、LCD10の表示制御をするように命令し、更に、スピーカ7から出力される音声出力制御を行っている。更に、遊技機1に設けられた各種ランプ60、各種LED61の点灯表示制御も各種コマンドに基づいて行われる。尚、スピーカ7への音声出力制御は、CPU18aにより、電気信号1を用いて行われる。主制御装置15は、現在行われている遊技状態を常に把握しており、その遊技状態に対応した各種コマンドをサブ統合装置18に送信する。このコマンドには、具体的にどの種類の音声を流すかの情報は含まれておらず、具体的な音声情報はROM18bに記憶されている。即ち、CPU18aは、ROM18bに記憶された音声情報を基に、スピーカ7への音声出力制御を行っている。
前記した主制御装置15からサブ統合装置18に送信される各種コマンド信号は、1.電源投入コマンド、2.客待ちデモコマンド、3.変動パターン指定コマンド、図柄指定コマンド、図柄確定コマンド、4.開始インターバルコマンド、5.開放回数表示コマンド、ラウンド中表示コマンド、ラウンド間インターバルコマンド、6.終了インターバルコマンド、7.異常検出コマンドに大別でき、以下、各々のコマンドについて説明する。
1.電源投入コマンド
電源投入コマンドは、パチンコ機1に電源が投入されたときに送信されるコマンド信号であり、10Hの動作番号及び00H、01Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、図柄制御基板17に対して、LCD10の画面上に電源投入時のデモ画面を表示するように命令すると共に、スピーカ7が電源投入時に対応した音声を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対して電源投入コマンド2を送信する。
2.客待ちデモコマンド
客待ちデモコマンドは、前記電源投入時のデモ画面が終了した後、又は遊技者が所定時間(通常約3分間)発射ハンドル8に触れていないと判断されたときに送信されるコマンドであり、20Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると図柄制御基板17に対して、LCD10の画面上に客待ちのデモ画面を表示するように命令すると共に、スピーカ7が客待ちデモに対応した音声を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対して客持ちデモコマンド2を送信する。例えば、この客待ちデモ画面は遊技者が発射ハンドル8を操作するまで一連の画像を表示して一巡した後、繰り返し表示する。尚、遊技者が発射ハンドル8に触れているか否かはタッチスイッチ37の入力により、主制御装置15が検知することができる。本実施形態では、タッチスイッチ37の入力を主制御装置15に入力する構成としたので、主制御装置15と発射制御装置20との通信を主制御装置15からの一方向通信としながらも前記検知が可能なのである。尚、遊技盤9上のアウト口14にスイッチを設けてこのスイッチが所定時間オンしないことにより、遊技者が発射ハンドル8に触れていないことを判断する構成としても良い。
3.変動パターン指定コマンド、図柄指定コマンド、図柄確定コマンド
主制御装置15からサブ統合装置18に送信される演出用疑似図柄の変動に係わるコマンドは、変動パターン指定コマンド、図柄指定コマンド、図柄確定コマンドがある。
(1)変動パターン指定コマンドは、演出用疑似図柄変動開始直前に送信されるコマンドである。変動パターン指定コマンドは、動作番号として30Hの1バイト命令と識別番号として00Hから2AHの43種類の1バイト命令とからなる2バイト命令として構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、演出の詳細を決定する振り分け処理を行い、この処理で選択された演出詳細指定コマンドを図柄制御基板17に送信して、LCD10の画面上に演出詳細指定コマンドに対応した演出用疑似図柄の変動表示を表示するように命令すると共に、CPU18aが演出用疑似図柄の変動表示に対応した音声をスピーカ7から出力するように制御する。更に、情報表示装置25に対して音声詳細指定コマンドを送信する。変動パターン指定コマンドは、43種類の識別番号として構成されているが、振り分け処理によって選択される演出詳細指定コマンドが86種類あり、サブ統合装置18のROM18bは、1種類の演出詳細指定コマンドに対して1種類の音声データを記憶しているので、演出用疑似図柄の変動表示に完全に対応した音声をスピーカ7に出力制御することができる。
(2)図柄指定コマンドは、演出用疑似図柄変動開始直前に送信されるコマンドである。図柄指定コマンドは、動作番号として31Hの1バイト命令と識別番号として00Hから02Hの3種類の1バイト命令とからなる2バイト命令として構成されている。その3種類の図柄指定コマンドは遊技状態を示しており、例えば00H=通常遊技状態、01H=時短遊技状態、02H=確変遊技状態のように各遊技状態を示している。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、図柄制御基板17に対して、識別番号の種類に応じた演出用疑似図柄をLCD10上に表示するように命令する。
(3)図柄確定コマンドは、演出用疑似図柄変動中に送信されるコマンドであり、32Hの動作番号と00Hの識別番号とからなる命令信号であり、サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、図柄制御基板17に対して、LCD10上で演出用疑似図柄を確定表示させるように図柄制御基板17に命令すると共に、スピーカ7が演出用疑似図柄の確定表示に対応した音声を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対して、図柄確定コマンド2を送信する。
尚、前述の変動パターン指定コマンドは、遊技盤9上に発射された遊技球が特別図柄始動口11に入賞したときに決定されるコマンド信号であり、その内容は次のようにして決定される。
即ち、遊技球が特別図柄始動口11に入賞すると、そのときの当否乱数、大当り図柄乱数、外れ図柄乱数、普通図柄乱数、変動時間決定乱数が各々抽出される。変動パターン指定コマンドは、特別図柄始動口11入賞から演出用疑似図柄変動開始までの期間に変動時間決定乱数によって決定される。
なお、抽出された当否乱数値は、当否判定値「1」と比較し、一致すれば大当りが発生、一致しなければ外れとなる。一致した場合には、大当たりが発生し、LCD10に3つの演出用疑似図柄がぞろ目で表示される。どの図柄を表示させるかの情報は図柄指定コマンドが含んでいる。変動された演出用疑似図柄は、図柄確定コマンドにより確定表示されることになる。
4.開始インターバルコマンド
開始インターバルのコマンドは、LCD10上で演出用疑似図柄が大当たり遊技状態に移行させる態様(LCD10に表示される3つの演出用疑似図柄がぞろ目)で確定すると、送信されるコマンドであり、40Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、演出用疑似図柄が大当たり遊技状態に移行させる態様で確定してから、大当たり遊技状態の初回のラウンドが開始されるまで、開始インターバルの画像をLCD10上に表示するように図柄制御基板17に対して命令すると共に、スピーカ7が開始インターバルの表示に対応した音声を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対して、開始インターバルコマンド2を送信する。
5.開放回数表示コマンド、ラウンド中表示コマンド、ラウンド間インターバルコマンド
大当たり遊技状態の開始から終了までに送信されるコマンドは、開放回数表示コマンド、ラウンド中表示コマンド、ラウンド間インターバルコマンドがある。開放回数表示コマンドは、50Hの動作番号及び00H〜0FHの識別番号とからなる16種類の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、大当たり遊技状態における大入賞口の開放回数(ラウンド数)をLCD10上に表示するように図柄制御基板17に対して命令する。
ラウンド中表示コマンドは、51Hの動作番号及び00H〜0FHの識別番号とからなる16種類の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、大当たり遊技状態のラウンド数に対応した画像をLCD10上に表示するように図柄制御基板17に対して命令すると共に、スピーカ7が大当たり遊技状態におけるLCD10上で表示される大入賞口13の開放回数に対応した効果音を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対してラウンド中音声コマンド2を送信する。
ラウンド間インターバルコマンドは、52Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、大当たり遊技状態のラウンド間にLCD10上に予め定められた画像を表示するように図柄制御基板17に対して命令すると共に、スピーカ7がラウンド間の表示に対応した音声を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対して、ラウンド間インターバルコマンド2を送信する。
6.終了インターバルコマンド
大当たり遊技状態の終了から通常状態における演出用疑似図柄の変動開始までにサブ統合装置18に送信されるコマンドは、終了インターバルコマンドである。終了インターバルコマンドは、60Hの動作番号及び00H〜02Hの識別番号とからなる3種類の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、大当たり遊技状態が終了してから通常状態における最初の演出用疑似図柄が変動を開始するまでにLCD10上に予め定められた画像を表示するように図柄制御基板17に対して命令すると共に、スピーカ7が終了インターバルに対応した音声を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対して、終了インターバルコマンド2を送信する。
7.異常検出コマンド
主制御装置15がパチンコ機1の異常を検知したときに送信されるコマンドは、異常検出コマンドである。異常検出コマンドは、70Hの動作番号及び00H〜02Hの識別番号とからなる3種類の2バイト命令で構成されている。サブ統合装置18がこのコマンドを受信すると、LCD10上にエラー表示をするように図柄制御基板17に対して命令すると共に、スピーカ7がエラー表示に対応した音声を出力するようにCPU18aが制御する。更に、情報表示装置25に対して、異常検出コマンド2を送信する。尚、エラーを遊技者に報知する為に、音声の出力と同時に、各種ランプ60、各種LED61を点滅発光させる構成にすると好適である。
サブ統合装置18が主制御装置15から前述した図7(a)の各種コマンド信号を受信すると、次にサブ統合装置18が情報表示装置25に対して、図7(b)に示す各種コマンドを送信する。サブ統合装置18は、情報表示装置25に図7(b)に示す各種コマンドを送信して、情報表示装置25のCPU25bは当該コマンドの種類に基づいて、ROM25cに記憶されている音声データを選択し、外部スピーカ27、イヤフォン28から出力される音声の出力制御を行っている。尚、音声の出力制御と同時に、コマンドに対応した情報表示器25aの表示制御、各種ランプ34a、各種LED34bの点灯制御も同時に行われる。このコマンド信号は、1.電源投入コマンド2、2.客待ちデモコマンド2、3.音声詳細指定コマンド、図柄確定コマンド2、4.開始インターバルコマンド2、5.ラウンド中音声コマンド2、ラウンド間インターバルコマンド2、6.終了インターバルコマンド2、7.異常検出コマンド2に大別でき、以下、各々のコマンドについて説明する。尚、情報表示装置25の外部スピーカ27、イヤフォン28への音声出力制御は、CPU25bにより電気信号2を用いて行われる。尚、情報表示装置25により、外部スピーカ27、イヤフォン28から出力される音声は、サブ統合装置18により、スピーカ7から出力される音声と同一の音声が同期して出力される。
1.電源投入コマンド2
電源投入コマンド2は、パチンコ機1に電源が投入されたときに送信されるコマンド信号であり、10Hの動作番号及び00H、01Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。情報表示装置25がこのコマンドを受信すると、外部スピーカ27、又はイヤフォン28が電源投入時に対応した音声を出力するようにCPU25bにより制御する。この電源投入コマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、電源投入コマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
2.客待ちデモコマンド2
客待ちデモコマンド2は、前記電源投入時のデモ画面が終了した後、又は遊技者が所定時間(通常約3分間)発射ハンドル8に触れていないと判断されたときに送信されるコマンドであり、20Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。情報表示装置25がこのコマンドを受信すると、外部スピーカ27、又はイヤフォン28が客待ちデモ時に対応した音声を出力するようにCPU25bにより制御する。この客待ちデモコマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、客待ちデモコマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
3.音声詳細指定コマンド、図柄確定コマンド2
サブ統合装置18から情報表示装置25に送信される演出用疑似図柄の変動に係わるコマンドには、音声詳細指定コマンド、図柄確定コマンド2がある。
(1)音声詳細指定コマンドは、演出用疑似図柄変動開始直前に情報表示装置25へ送信されるコマンドである。音声詳細指定コマンドは、動作番号として30Hの1バイト命令と識別番号として00Hから56Hの86種類の1バイト命令とからなる86種類の2バイト命令として構成されている。情報表示装置25が音声詳細指定コマンドを受信すると、外部スピーカ27、又はイヤフォン28が演出用疑似図柄変動に対応した音声を出力するようにCPU25bにより制御する。この音声詳細指定コマンドにより、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、変動パターン指定コマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
(2)図柄確定コマンド2は、32Hの動作番号と00Hの識別番号とからなる命令信号であり、情報表示装置25はこの信号の受信に伴い、外部スピーカ27、又はイヤフォン28が演出用疑似図柄の確定停止に対応した音声を出力するようにCPU25bにより制御する。この図柄確定コマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、図柄確定コマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
4.開始インターバルコマンド2
開始インターバルコマンド2は、LCD10上で演出用疑似図柄が大当たり遊技状態に移行させる態様で確定すると、送信されるコマンドであり、40Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。情報表示装置25がこのコマンドを受信すると、演出用疑似図柄が確定してから、大当たり遊技状態の初回のラウンドが開始されるまでの開始インターバルにLCD10上に表示される画像に対応した効果音が外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力されるようにCPU25bにより制御する。この開始インターバルコマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、開始インターバルコマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
5.ラウンド中音声コマンド2、ラウンド間インターバルコマンド2
大当たり遊技状態の開始から終了までに送信されるコマンドは、ラウンド中音声コマンド2、ラウンド間インターバルコマンド2がある。ラウンド中音声コマンド2は、51Hの動作番号及び00H〜0FHの識別番号とからなる16種類の2バイト命令で構成されている。情報表示装置25がこのコマンドを受信すると、大当たり遊技状態における各ラウンド中にLCD10上で表示される演出表示に対応した効果音が外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力されるようにCPU25bにより制御する。このラウンド中音声コマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、ラウンド中表示コマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
ラウンド間インターバルコマンド2は、52Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。情報表示装置25がこのコマンドを受信すると、大当たり遊技状態のラウンド間にLCD10上に表示される画像に対応した効果音が外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力されるようにCPU25bにより制御する。このラウンド間インターバルコマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、ラウンド間インターバルコマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
6.終了インターバルコマンド2
大当たり遊技状態の終了から通常状態における演出用疑似図柄の変動開始までに送信されるコマンドは、終了インターバルコマンド2である。終了インターバルコマンド2は、60Hの動作番号及び00H〜02Hの識別番号とからなる3種類の2バイト命令で構成されている。情報表示装置25がこのコマンドを受信すると、大当たり遊技状態が終了してから通常状態における最初の演出用疑似図柄が変動開始するまでにLCD10上に表示される画像に対応した効果音が外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力されるようにCPU25bにより制御する。この終了インターバルコマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、終了インターバルコマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
7.異常検出コマンド2
主制御装置15がパチンコ機1の異常を検知したときにサブ統合装置18から送信されるコマンドは、異常検出コマンド2である。異常検出コマンド2は、70Hの動作番号及び00H〜02Hの識別番号とからなる3種類の2バイト命令で構成されている。情報表示装置25がこのコマンドを受信すると、LCD10上のエラー表示に対応した効果音が外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力されるようにCPU25bにより制御する。更に、エラーを遊技者に報知する為に、上記した音声出力制御と同時に、各種ランプ34a、各種LED34bの点滅発光が行われる。この異常検出コマンド2により、外部スピーカ27、又はイヤフォン28から出力される音声は、異常検出コマンドにより、スピーカ7から出力される音声と同一の音声であり、この2つの音声は互いに同期して出力される。
図8に示す音声選択処理は、サブ統合装置18が、上記した図7(a)の各種コマンドのうち、どの種類のコマンドを主制御装置15から受信しているか否かを判断する処理である。尚、ここでは音声に関するコマンドのみを記載し、動作番号31Hの図柄指定コマンド、及び動作番号50Hの開放回数表示コマンドは音声と関係しないコマンドであるので、記載を省略している。
音声選択処理が開始されると、先ず、10Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS10)、ここで否定判定が為されると、20Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS20)。ここで否定判定が為されると、30Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS30)。ここで否定判定が為されると、32Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS40)。ここで否定判定が為されると、40Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS50)。ここで否定判定が為されると、51Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS60)。ここで否定判定が為されると、52Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS70)。ここで否定判定が為されると、60Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS80)。ここで否定判定が為されると、70Hのコマンドを受信しているか否か判定する(ステップS90)。ここで否定判定が為されると、リターンに抜ける。尚、後述する図9〜図12において、コマンドに対応する識別番号をサブ統合装置18が受信していなかった場合には、取りこぼし処理が行われた後(ステップS100)、リターンに抜ける。
次に図9〜図12を用いて、図8のステップS10〜ステップS90の処理にて、肯定判定が為された後に、続いて、行われる処理について説明する。より具体的には、図9〜図12の処理は、サブ統合装置18のCPU18aが受信したコマンドに応じた音声をスピーカ7に出力するように制御する処理である。
図8のステップS10において、肯定判定が為されると、図9の(a)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS110)。ここで肯定判定が為されると、電源投入時出力音1をスピーカ7に出力するようにCPU18aが制御する(ステップS120)。ステップS110において、否定判定が為されると、受信した識別番号が01Hであったか否か判定される(ステップS130)。ここで肯定判定が為されると、電源投入時出力音2をスピーカ7に出力するようにCPU18aが制御する(ステップS140)。ステップS130にて、否定判定が為されると、図8に示す取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。また、ステップS120、ステップS140の処理を終えるとリターンに抜ける。
図8のステップS20において、肯定判定が為されると、図9(b)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS150)。ここで肯定判定が為されると、客待デモ時出力音をスピーカ7に出力するようにCPU18aが制御する(ステップS160)。ステップS150にて、否定判定が為されると、取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。また、ステップS160の処理を終えるとリターンに抜ける。
図8のステップS30において、肯定判定が為されると、図10に示す通り、振分乱数抽出処理が行われる(ステップS200)。振分乱数抽出処理とは、サブ統合装置18が変動パターン指定コマンドを受信したときに、振分乱数を抽出する処理であり、この振分乱数が所定値であるか否かに基づいて、1種類の変動パターン指定コマンドの識別番号に対応する2種類の音声データのうち、1種類の音声データを選択し、当該選択した音声データによる音声をスピーカ7に出力するようにCPU18aにより制御する。即ち、サブ統合装置18のROM18bには、主制御装置15から送信される43種類の変動パターン指定コマンドに対応した86種類の音声データが記憶されている。この処理では、変動パターン指定コマンドに対応した音声データの選択を行っているが、これと同時に、変動パターン指定コマンドに対応した各種ランプ60、各種LED61の発光態様も同時に選択されている。
ステップS200を終えると、続いて、識別番号として00Hを受信したか否か判定される(ステップS210)。ここで肯定判定が為されると、振分乱数が所定値であるか否か判定される(ステップS220)。ここで肯定判定が為されると、変動時出力音1aがスピーカ7から出力され(ステップS230)、否定判定が為されると、変動時出力音1bがスピーカ7から出力される
(ステップS240)。ステップS230、又はステップS240の処理を終えると、リターンに抜ける。ステップS210にて否定判定が為されると、以後、01H〜2AHの識別番号のうち、どの種類の識別番号を受信したか繰り返し判定される(図示略)。
そして、最終的に識別番号として2AHを受信したか否か判定される(ステップS250)。ここで肯定判定が為されると、振分乱数が所定値であるか否か判定される(ステップS260)。ここで肯定判定が為されると、変動時出力音43aがスピーカ7から出力され(ステップS270)、否定判定が為されると、変動時出力音43bがスピーカ7から出力され(ステップS280)。ステップS270、又はステップS280の処理を終えると、リターンに抜ける。尚、図10の振り分け処理において、00H、又は2AH以外のコマンドを受信した場合にも、その識別番号に対応した音声データを選択し、当該音声データに基づいて、変動時出力音を出力することは言うまでもない。
図8のステップS40において、肯定判定が為されると、図11(a)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS300)。ここで肯定判定が為されると、確定時出力音が選択される(ステップS310)。ステップS300において、否定判定が為されると、取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。ステップS310の処理を終えるとリターンに抜ける。
図8のステップS50において、肯定判定が為されると、図11(b)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS320)。ここで肯定判定が為されると、開始インターバル時時出力音がスピーカ7から出力される(ステップ330)。ステップS320において、否定判定が為されると、取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。ステップS330の処理を終えるとリターンに抜ける。
図8のステップS60において、肯定判定が為されると、図11(c)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS340)。ここで肯定判定が為されると、ラウンド時出力音1がスピーカ7から出力される(ステップS350)。ステップS340にて否定判定が為されると、以後、01H〜0FHの識別番号のうち、どの種類の識別番号を受信したか繰り返し判定される。そして、最終的に受信した識別番号が0FHであったか否か判定される(ステップS360)。ここで、肯定判定が為されると、ラウンド時出力音16がスピーカ7から出力される(ステップS370)。ステップS360において、否定判定が為されると、取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。また、ステップS350、ステップS370の処理を終えるとリターンに抜ける。尚、00H〜0FHの識別番号の受信に対応してスピーカ7に出力される音声コマンドは、ラウンド時出力音1〜ラウンド時出力音16である。
図8のステップS70において、肯定判定が為されると、図12(a)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS400)。ここで肯定判定が為されると、ラウンド間インターバル時出力音がスピーカ7から出力される(ステップS410)。ステップS400において、否定判定が為されると、取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。ステップS410の処理を終えるとリターンに抜ける。
図8のステップS80において、肯定判定が為されると、図12(b)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS420)。ここで肯定判定が為されると、終了インターバル時出力音1がスピーカ7から出力される(ステップS430)。ステップS420において、否定判定が為されると、受信した識別番号が01Hであったか否か判定される(ステップS440)。ここで肯定判定が為されると、終了インターバル時出力音2がスピーカ7から出力される(ステップS450)。ステップS440において、否定判定が為されると、受信した識別番号が02Hであったか否か判定される(ステップS460)。ここで肯定判定が為されると、終了インターバル時出力音3が外部スピーカ7から出力される(ステップS470)。尚、ステップS460にて否定判定が行われると、取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。また、ステップS430、ステップS450、ステップS470の処理を終えるとリターンに抜ける。
図8のステップS90において、肯定判定が為されると、図12(c)に示す通り、受信した識別番号が00Hであったか否か判定される(ステップS480)。ここで肯定判定が為されると、エラー発生時出力音1がスピーカ7から出力される(ステップS490)。ステップS480において、否定判定が為されると、受信した識別番号が01Hであったか否か判定される(ステップS500)。ここで肯定判定が為されると、エラー発生時出力音2がスピーカ7から出力される(ステップS510)。ステップS500において、否定判定が為されると、受信した識別番号が02Hであったか否か判定される(ステップS520)。ここで肯定判定が為されると、エラー発生時出力音3がスピーカ7から出力される(ステップS530)。尚、ステップS520にて否定判定が行われると、取りこぼし処理が行われた後、リターンに抜ける。ステップS490、ステップS510、ステップS530の処理を終えるとリターンに抜ける。
尚、主制御装置15からサブ統合装置18への一方向通信としているため、主制御装置15は実際に図9〜図12にてスピーカ7から出力される音声を把握することができないが、主制御装置15が音声を把握することができる構成とした場合、主制御装置15のROM15bに現状の遊技機1では記憶されていない音声情報を記憶しなければならなくなり、主制御装置15にかかる処理負担が大きくなる。そのため、本実施形態のように、主制御装置15がサブ統合装置18に各種コマンドのみを送信し、各種コマンドに基づいて、サブ統合装置18のCPU18aがROM18bに記憶された音声データを読み出して、スピーカ7に音声を出力制御可能である
構成とすることで、主制御装置15のROM15bに現状の遊技機1では記憶されていない音声情報を記憶する必要がなくなり、主制御装置15に必要以上に負担をかけることがなくなる。
情報表示装置25は、前述の図7(b)に示す各種コマンドのうち、どの種類のコマンドをサブ統合装置18から受信したか否かを判断する処理を行う。そして、情報表示装置25が各種コマンドを受信したことを判断すると、CPU25bによりコマンドに対応した音声を外部スピーカ27、イヤフォン28などに出力する処理を行う(図示略)。
次に遊技機1以外からの音声情報が提供された際に行われる音声割込処理について図13にて説明する。ここでの遊技機1以外からの音声情報とは、ホールコンピュータ29、遊技店の店内放送などの音声情報を指す。音声割込処理が開始されると、音声追加スイッチ31がON状態であるか否か判定される(ステップS800)。ここで否定判定が為されるとリターンに抜け、肯定判定が為されると、ホールコンピュータ29から音声情報の入力があるか否か判定される(ステップS810)。
ステップS810にて肯定判定が為されると、アンテナ33に店内放送の入力があるか否か判定される(ステップS820)。ステップS820にて肯定判定が為されると、イヤフォン28に流す音の優先設定を、(1)店内放送(2)ホールコンピュータ29(3)パチンコ機1の遊技音声の順番に設定する(ステップS830)。ステップS820にて否定判定が為されると、イヤフォン28に流す音の優先設定を、(1)ホールコンピュータ29(2)遊技音声の順番に設定する(ステップS840)。
ステップS810にて否定判定が為されると、アンテナ33に店内放送の入力があるか否か判定される(ステップS850)。ここで肯定判定が為されると、イヤフォン28に流す音の優先設定を、(1)店内放送(2)遊技音声の順番に設定する。ステップS830、ステップS840、ステップS860の処理を終えると、又はステップS850にて否定判定が為されると、リターンに抜ける。情報表示装置25のCPU25bは、ステップS830、ステップS840、ステップS860による優先設定を基に、イヤフォン28から出力される音声を出力制御する。よって、ステップS800にて否定判定が為されると、優先設定が為されないため、店内放送の入力やホールコンピュータ29から音声情報の入力があったとしても、遊技音声のみがイヤフォン28から出力されることになる。
以上、説明した本実施形態によれば、遊技機1の上方に情報表示装置25を備え、情報表示装置25にイヤフォン28の接続端子であるイヤフォンジャック26を備えたことにより、イヤフォンジャック26が壊れた場合に情報表示装置25の交換さえすればよく、警察への面倒な手続きを行う必要がなくなる。
スピーカ7、及び外部スピーカ27と、イヤフォン28から出力される音声が同一の音声であるため、周囲の遊技機から出力される音声により、スピーカ7、外部スピーカ27から出力される音声が聴き取りにくくても、遊技者がイヤフォン28からの音声を聴取するようにすれば、音声を聴き取りづらいという問題が解消される。すなわち、イヤフォン28から音声を聴取するようにすれば、隣接する遊技機からの音声が抑えられるので、遊技者が自己が遊技している遊技機に最大限集中することができる。
サブ統合装置18から外部接続端子23方向への一方向通信及び外部接続端子23から情報表示装置25方向への一方向通信とすることで、遊技機1のセキュリティーを高めることができる。
また、情報表示装置25に外部スピーカ27が備えられているので、遊技機1のスピーカ7の数を少なくしても十分な音声を出力することが可能である。本実施形態では、遊技機1下方略中央部にスピーカ7を1つ配置し、情報表示装置25に外部スピーカ27を2つ配置しているので、計3個のスピーカによる音声出力が可能となる。
情報表示装置25は、遊技機1の付属品ではなく島設備に該当するため、遊技機1を別の遊技機1に取り替えても継続して利用することができる。この場合、音声データが記憶されている情報表示装置25のROM25cをカセット式にするなどすれば、どの種類の遊技機1でもサブ統合装置18からのコマンド送信が可能となるため好適である。また遊技店によっては、情報表示装置25のイヤフォンジャック26に付属品としての外部スピーカを接続することにより、遊技機1から出力される音声の発生源を増やし、臨場感を高めるように構成することも可能であり、遊技店によって使い方が選択できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の好適な第2実施形態について図14、図15を参照して説明する。第1実施形態に対応する部品番号は100番台として説明は援用する。
第2実施形態では、情報表示装置125がサブ統合装置118から受信するコマンドとして図7(b)で受信するコマンドに加えて、図14に挙げるコマンドを受信する構成となっている。以下、図14に挙げるコマンドについて説明する。
1.音声詳細指定コマンド3
音声詳細指定コマンド3は、演出用疑似図柄の変動表示中に出力され、大当たりへの期待感を高める予告等に関する音声を指示するコマンドであり、30Hの動作番号及び00H〜09Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。音声詳細指定コマンド3は、複数種類の音声が様々なタイミングで出力されるように10種類備えられている。情報表示装置125がこのコマンドを受信すると、イヤフォン128が音声を出力するようにCPU125bにより制御する。
2.開始インターバルコマンド3
開始インターバルコマンド3は、開始インターバル中に出力され、大当たり遊技状態の後にどのような遊技状態(通常状態、時短状態、確変状態)となるかの予告に関する音声を指示するコマンドであり、40Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。ここでは1種類のコマンドが用意され、このコマンドにより、開始インターバル中の所定のタイミングで音声を出力し、大当たり遊技状態の後にどのような遊技状態になるかを予告する音声をイヤフォン128から出力する。
3.ラウンド間インターバルコマンド3
ラウンド間インターバルコマンド3は、ラウンド間インターバルコマンド3のいずれの音声が出力されるかの予告に関する音声を指示するコマンドであり、52Hの動作番号及び00Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。ここでは1種類のコマンドが用意され、大当たり遊技中のラウンド間インターバルに何回の効果音を聞くことができるかで、最終ラウンドにラウンド間インターバルコマンド3によって大当たり遊技状態の後にどのような遊技状態になるかを予告する。
4.終了インターバルコマンド3
終了インターバルコマンド3は、大当たり遊技状態が終了した後にどのような遊技状態(通常状態、時短状態、確変状態)となるかを報知する音声を指示するコマンドであり、60Hの動作番号及び00H〜02Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。ここでは3種類のコマンドが用意され、最終ラウンドにいずれの音声が出力されるかによって報知を行う。
上記1.〜4.のコマンドを情報表示装置125が受信した場合、遊技結果に関与する各種予告・報知の音声がイヤフォン128から出力されるように構成している。更に、本実施形態では、遊技機101のスピーカ127からは、各種予告・報知に関する音声を出力せずに、スピーカ127からは、各種予告・報知に関する音声以外の音声が出力されるように構成することが好ましい。「各種予告・報知に関する音声以外の音声」とは、例えば、遊技者が遊技機を遊技していない状態で表示装置上にて表示されるデモ画面に対応した音声、大当たり遊技状態のときに出力されるBGM、大当たり遊技状態以外の遊技状態において、遊技者が遊技している状態のときに、常時出力されるBGM等が挙げられる。
イヤフォン128を利用しない遊技者には、LCD110上で表示される演出表示のみで同様の予告・報知を行っても良いし、イヤフォン128を利用している遊技者のみが予告・報知の恩恵を得ることができるように構成しても良い。
第2実施形態では、店内放送の入力やホールコンピュータ129から音声情報の入力があったとしても、遊技機101から出力される音声を優先して出力するように構成することが望ましい。
また、ここでは各種予告・報知をする音声を出力するコマンドをサブ統合装置118から情報表示装置125に送信し、イヤフォン128から当該音声を出力する構成としているが、各種演出の説明を行う音声を出力するコマンドをサブ統合装置118から情報表示装置125に送信する構成にしても何ら差し支えない。例えば、図柄の変動中にリーチの演出が発生した場合、そのリーチの信頼度や、どのように演出が展開して当否の結果が表示されるかなどをイヤフォン128から出力される音声を用いて説明する。このように構成することで、初めて遊技する遊技者にも判りやすい遊技機を提供することが可能であり、どの演出の期待度が高く、どの演出の期待度が低いのかが判った上で遊技することで、興趣を高めることもできる。
尚、本実施形態において、遊技機101のスピーカ127からも各種予告・報知に関する音声を出力するように構成しても良く、この構成とした場合、各種予告・報知に関する音声を遊技機のスピーカ127から出力するか否かを切替える音声切替スイッチを備えることが好ましい。この構成とした場合には、サブ統合装置118のROM118bに、「各種予告・報知に関する音声データ」+「各種予告・報知に関する以外の音声データ」を記憶させ、情報表示装置125のROM125cには、「各種予告・報知に関する音声データ」が記憶されることになる。
次に、図15を用いて、サブ統合装置118で行われる音声切替処理について説明する。音声切替処理とは、前述の音声切替スイッチ(図示略)を操作することによって、上記1.〜4.のコマンドに係わる音声をスピーカ127から出力するか否かを選択する処理である。
音声切替処理が開始されると、先ず、音声切替スイッチがON状態にあるか否かが判定される(ステップS900)。ここで肯定判定が為されると、遊技機101のスピーカ127から各種予告・装置に関する音声を出力するように設定する(ステップS910)。ステップS900で否定判定が為されると、遊技機101のスピーカ127から各種予告・装置に関する音声を出力しないように設定する(ステップS920)。
ステップS910により、「遊技機101のスピーカ127から各種予告・装置に関する音声も出力するよう設定」された場合には、遊技機101のスピーカ127から出力される音声データとして「遊技結果に関与しない音声データ」+「遊技結果に関与する各種予告・報知に関する音声データ」を選択する。更に、ステップS920により、「遊技機101のスピーカ127から各種予告・装置に関する音声を出力しないよう設定」された場合には、遊技機101のスピーカ127から出力される音声データとして「遊技結果に関与しない音声データ」を選択するように構成とするのが好ましい。即ち、同時に2ラインの音声を出力できるように構成である。これにより、「遊技結果に関与する音声データ」と「遊技結果に関与しない音声データ」を別々に記憶しておく必要がなく、音声データの記憶総量を小さくすることができる。
前述の音声詳細指定コマンド3は、上記した各種予告・報知に関する音声データを情報表示装置125のイヤフォン128から出力するために送信されるコマンドであって、音声切替スイッチのON・OFFに関係なくサブ統合装置118から外部接続端子123を介して情報表示装置125に送信される。
図柄の変動中にリーチの演出が発生した場合、そのリーチの信頼度や、どのように演出が展開して当否の結果が表示されるか等を説明する音声がイヤフォン128から出力されるように構成した場合には、遊技機101のスピーカ127から各種予告・報知に関する音声の出力を行わない方がいいと思われるため、上記した音声切替処理をサブ統合装置118で行う必要はない。また、サブ統合装置118から各説明用音声データに対応する音声詳細指定コマンド3を情報表示装置125に出力し、当該コマンドを基に、情報表示装置125がROM125cに記憶された説明用の音声データに従ってスピーカ128に説明用の音声を出力することが好ましい。
以上説明した本実施形態によれば、上記1.〜4.のコマンドを情報表示装置125が受信し、各種予告・報知に関する音声がイヤフォン128から出力されるように構成することにより、他の遊技機から出力される音声で聴き取りにくくなる各種予告・報知に関する音声(各種予告・報知に関する音声は単発的に極めて短時間出力される音声が多く用いられているため聴き取りにくい)を的確に遊技者に聞かせることができるため、興趣を高める。
また、遊技結果に関与する各種予告・報知に関する音声を聴き取りやすくする為に、期待度の高い音声を音量の大きい音声で出力する構成とした場合には、遊技結果に関与する音声を聴き取り難いという問題点を解消することができるが、期待度の高い音声が大きい音声で出力されることにより周囲の遊技者に注目されてしまい、遊技者が遊技に集中できないという問題が発生する。そこで、遊技結果に関与する音声をイヤフォン128のみから聴取可能とし、且つ、遊技結果に関与する音声をスピーカ127から出力されない構成とすることで、周囲の遊技者が聴取できないようにすることで、注目されることがなくなり、遊技者が集中して遊技を楽しむことができる。
(他の実施形態)
尚、第1、第2実施形態以外の構成として、次に挙げる構成を採用しても良い。
第1実施形態では、イヤフォンジャック26を情報表示装置25の正面に設けた構成としているが、第1実施形態のように遊技機1の上方に情報表示装置25を備える構成であれば、イヤフォンジャック28を情報表示装置25の下面に設けた方がイヤフォンジャック26の破損を防ぐことができるので、好適である。第1実施形態では、情報表示装置25が、サブ統合装置18から各種コマンドを入力すると、当該コマンドに基づいて、ROM25cに記憶された音声データを読み出して、外部スピーカ27、イヤフォン28に音声を出力するようにCPU25bが制御する構成としたが、主制御装置15又はサブ統合装置18が、外部接続端子23を介して情報表示装置25に、電気信号2又はサブ統合装置18のROM18bに記憶された音声データを入力することで外部スピーカ27、イヤフォン28の音声を出力制御する構成としても良い。これにより、情報表示装置25のCPU25bが音声の出力制御を行う必要がなくなるので、一つの情報表示装置25を複数の異なる種類の遊技機1に対応させることが可能であり、情報表示装置25の汎用性を高めることができる。また、上記第1種のパチンコ機1に限らず、例えば第2種、第3種のパチンコ機に本発明を採用することも可能である。また、イヤフォン28から出力される音声として、TV、有線放送、ラジオ等から流れる音声を出力するようにしても良い。この構成とした場合、前記した音声追加スイッチ31により、これらの音声を聴取するように選択できるようにすると好適である。更に、情報表示装置25にカセットデッキ、MD、CDを挿入する挿入口を設け、カセットデッキ、MD、CDに記憶されている音声をイヤフォン28から出力しても良い。遊技者が遊技店に持参したMDプレイヤー、CDプレイヤーを情報表示装置25に接続可能とし、当該MDプレイヤー、CDプレイヤーに挿入されたメディアに記憶された音声を聴取可能にすることも考えられる。
以上の実施形態は、本発明の態様を実施するに当たって、本発明者により採用された技術の代表例である。これら技術は本発明の実施のための好ましい実施形態の例示であること、また、本技術分野に属する者は、本発明の開示に鑑みて、本発明の精神及び意図された要旨から離れることなく多数の改変・追加等が可能である。
第1実施形態におけるパチンコ機1の正面図である。 第1実施形態におけるパチンコ機1の裏面図である。 第1実施形態における遊技店に隣接して配置されたパチンコ機1を示す図である。 第1実施形態における情報表示装置25を示す図である。 第1実施形態における情報表示装置25の説明図である。 第1実施形態におけるパチンコ機1の電子回路を示すブロック図である。 (a)は、主制御装置15からサブ統合装置18へと送信される各種コマンドを示す表であり、(b)サブ統合装置18から情報表示装置25へと送信される各種コマンドを示す表である。 サブ統合装置18が行う音声選択処理を示すフローチャートである。 (a)は、図8のS10にて肯定判定が為されると、(b)は、図8のS20にて肯定判定が為されると続いて行われる処理を示すフローチャートである。 図8のS30にて肯定判定が為されると、続いて行われる振分乱数抽出処理を示すフローチャートである。 (a)は、図8のS40にて肯定判定が為されると、(b)は、図8のS50にて肯定判定が為されると、(c)は、図8のS60にて肯定判定が為されると続いて行われる処理を示すフローチャートである。 (a)は、図12のS70にて肯定判定が為されると、(b)は、図8のS80にて肯定判定が為されると、(c)は、図8のS90にて肯定判定が為されると続いて行われる処理を示すフローチャートである。 どの種類のコマンドをサブ統合装置18から受信したか否かを判断する情報表示装置25が行う音声割込処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるサブ統合装置118から情報表示装置125へと送信されるコマンドを示す表である。 第2実施形態におけるサブ統合装置118で行われる音声切替処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…パチンコ機 15…主制御装置 17…図柄制御基板
18…サブ統合装置 18a…CPU 18b…ROM
22…外部接続端子 23…外部接続端子 25…情報表示装置
25a…情報表示器 25b…CPU 25c…ROM
26…イヤフォンジャック 27…スピーカ 28…イヤフォン
29…ホールコンピュータ

Claims (7)

  1. 遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンドを生成して送信する主制御装置と、
    音声データが記憶されるメモリと、前記音声コマンドを受信し該音声コマンドに従って音声データを選択し、当該音声データに基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニットを備えた音制御装置と、
    遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、
    該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、
    音出力器を制御するための前記電気信号1と同一の音声情報を有する電気信号2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、
    前記音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子を備えることを特徴とする遊技機用音装置。
  2. 遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンド1を生成して送信する主制御装置と、
    音声データ1が記憶されるメモリ1と、前記音声コマンド1を受信し該音声コマンド1に従って音声データ1を選択し、当該音声データ1に基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニット1を備えた音制御装置と、
    遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、
    該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、
    前記音声コマンド1に従って選択された遊技に関する音声コマンド2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、
    前記情報表示装置が、音出力器を接続するための接続端子と、前記メモリ1に記憶される音声データ1と同一の音声データ2を記憶したメモリ2と、前記音声コマンド2を受信し該音声コマンド2に従って音声データ2を選択し、当該音声データ2に基づいて前記音出力器への電気信号2を制御するセントラル・プロセシング・ユニット2を備えることを特徴とする遊技機用音装置。
  3. 遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンドを生成して送信する主制御装置と、
    音声データが記憶されるメモリと、前記音声コマンドを受信し該音声コマンドに従って音声データを選択し、当該音声データに基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニットを備えた音制御装置と、
    遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、
    該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、
    音出力器を制御するための電気信号2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、
    前記音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子を備え、
    前記電気信号1により、前記スピーカから出力される音声は、少なくとも遊技結果に関与しない音声を含み、前記電気信号2により、前記音出力器から出力される音声は、遊技結果に関与する音声であることを特徴とする遊技機用音装置。
  4. 遊技の制御を司るとともに、遊技に関する音声コマンド1を生成して送信する主制御装置と、
    音声データ1が記憶されるメモリ1と、前記音声コマンド1を受信し該音声コマンド1に従って音声データ1を選択し、当該音声データ1に基づいてスピーカへの電気信号1を制御するセントラル・プロセシング・ユニット1を備えた音制御装置と、
    遊技機の内部の装置と外部の装置とを接続する外部接続端子と、を備える遊技機と、
    該遊技機の外部に設けた情報表示装置と、を備え、
    前記音声コマンド1に従って選択された遊技に関する音声コマンド2を前記遊技機から前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に出力し、
    前記情報表示装置が、音出力器を前記情報表示装置に接続するための接続端子と、音声データ2を記憶したメモリ2と、前記音声コマンド2を受信し該音声コマンド2に従って音声データ2を選択し、当該音声データ2に基づいて前記音出力器への電気信号2を制御するセントラル・プロセシング・ユニット2を備え、
    前記電気信号1により、前記スピーカから出力される音声は、少なくとも遊技結果に関与しない音声を含み、前記電気信号2により、前記音出力器から出力される音声は、遊技結果に関与する音声であることを特徴とする遊技機用音装置。
  5. 前記音出力器は、遊技機情報を管理するホールパーソナルコンピュータから入力される音声、及び/又は遊技店内における店内放送に係わる音声を出力することを特徴とする請求項1乃至4記載の遊技機用音装置。
  6. 前記音制御装置と前記外部接続端子は直接的に又は間接的に接続され、前記音制御装置で前記請求項1で規定する電気信号2又は前記請求項2で規定する音声コマンド2を生成し、前記電気信号2又は前記音声コマンド2が前記外部接続端子を介して前記情報表示装置に入力されることを特徴とする請求項1乃至6記載の遊技機用音装置。
  7. 前記音制御装置から前記外部接続端子の方向への一方向通信及び/又は前記外部接続端子から前記情報表示装置の方向への一方向通信とする回路構成を備えたことを特徴とする請求項6記載の遊技機用音装置。
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