JP2009279258A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 制御負担を軽減しつつ楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ機100は、楽曲データを記憶する記憶手段及び楽曲データについて可聴音としての再生処理を実行する再生処理手段を有し、特賞状態を生起させることを決定した際に、音声出力手段42から楽曲を出力させる楽曲演出を実行する演出制御部162とを備え、演出制御部162が、楽曲演出において、二以上の楽曲データの再生処理を同時に実行し、再生処理が実行される二以上の楽曲データのうち、音声出力手段42から楽曲を出力することを所望するものについては音量を所定値に設定して再生処理を実行し、音声出力手段42から楽曲を出力することを所望しないものについては音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、特賞状態を生起させるか否かを抽選により決定する遊技機に関し、特に、特賞状態を生起させる場合に、楽曲による演出を実行する遊技機に関する。
一般的な遊技機では、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機として、特賞状態を生起させるか否かが抽選により決定される。そして、特賞状態が生起されることが決定された場合には、図柄表示装置において図柄を特定の組み合わせで停止させた後に、特賞状態を生起させる。特賞状態が生起されると、大入賞口が所定のパターンで開閉され、該大入賞口に遊技球が入賞することによって賞球の払い出しが行われ、その結果、通常の遊技状態と比較して多くの遊技球が賞品として、比較的短時間で集中的に払い出される。
また、特賞状態が生起されると、該特賞状態の生起と同期して、映像及び音響から構成された大当たり演出が実行される。ここで、特賞状態は、遊技中において遊技者が最も関心のある遊技状態である。したがって、特賞状態の生起と同期して実行される大当たり演出は、遊技機に設定されたモチーフを強く反映させることによって、遊技の興趣を向上させることができるように構成される。
特に、大当たり演出では、遊技機に設定されたモチーフに適合する楽曲を用いることによって、遊技機に設定されたモチーフを遊技者に対して強く印象付けることができる。そこで、近年、大当たり演出に用いられる楽曲の重要性が見直され、大当たり演出において著名な楽曲又は遊技機に設定されたモチーフに基づいて特別に制作された楽曲が用いられ、聴覚を通した大当たり演出自体の興趣の向上が図られている。
従来、楽曲を用いて大当たり演出の興趣の向上を図る発明として、例えば、特許文献1に係る遊技機がある。特許文献1に係る遊技機では、大当たり演出中に再生される楽曲を遊技者に選択させる構成を採用している。そして、特賞状態が生起された回数に応じて、遊技者が選択することが可能な楽曲の数を増加させることによって、大当たり演出の興趣の向上を図っている。
特開2007−252401号公報
しかしながら、特許文献1に係る遊技機では、大当たり演出中に再生される楽曲を変更する際に、再生中の楽曲の再生処理を停止するとともに、新たな楽曲の再生処理を実行する必要があるため、制御負担が大きくなる。
また、大当たり演出は、特賞状態の生起と同期して実行される。したがって、大当たり演出の継続時間は、特賞状態の継続時間とほぼ一致している。
ここで、特賞状態は、複数のラウンド(例えば、10ラウンド)から構成される。そして、各ラウンドは、予め定められた数(例えば、10球)の遊技球が大入賞口に入賞すること及び予め定められた時間(例えば、30秒)が経過することのうちいずれか一方が達成されると終了する。したがって、特賞状態の継続時間は、遊技機のコンディション、遊技者の熟練度、遊技機固有の遊技性等に応じて変動する。よって、大当たり演出の継続時間も、特賞状態の継続時間の変動に応じて変動することとなる。
そこで、従来の遊技機では、大当たり演出を構成する楽曲の総再生所要時間を特賞状態の最長の継続時間と同一に構成し、特賞状態の終了に合わせて楽曲の再生を途中で終了する構成を採用している。しかしながら、特賞状態の終了に合わせて楽曲の再生を途中で終了する構成では、特賞状態が生起された際に、大当たり演出を構成する楽曲の後半ないし終盤が再生される機会が少なく、大当たり演出を構成する楽曲を聴取することを目的して遊技を行う遊技者の遊技意欲を著しく減退させるおそれがある。ここで、従来の遊技機に備えられるサウンドチップでは、遊技機の特性によって、格納されている楽曲データの再生を実行する際に、楽曲の途中から再生を実行することができない。したがって、大当たり演出では、毎回、大当たり演出を構成する楽曲の最初から再生が実行され、楽曲の後半ないし終盤の再生が実行される機会は少ない。ここで、熟練した遊技者であれば、特賞状態の進行に合わせて大入賞口への遊技球の入賞数を調整し、特賞状態の進行を制限時間内で可及的に遅延させることにより、楽曲の後半ないし終盤を聴取することができる。しかしながら、特賞状態の進行に合わせて大入賞口への遊技球の入賞数を調整することは、一般的な遊技者にとっては非常に困難であり、各ラウンドにおいて、入賞球数が上述した予め定められた数(10個)に届かないうちに予め定められた時間(30秒間)が経過するなど、特賞状態という有利な権利状態を十分に行使することができなくなるおそれがある。
また、従来の他の遊技機では、大当たりを構成する楽曲の総再生所要時間を特賞状態の最短の継続時間よりも短く構成し、特賞状態が生起された際に、大当たり遊技を構成する楽曲をループ再生する構成を採用している。しかしながら、大当たり遊技を構成する楽曲をループ再生する構成では、特賞状態が生起された際に、短く構成された楽曲が繰り返し再生されるため、遊技を継続する遊技者の大当たり遊技に対する興味が低下する。
さらに、著作物としての楽曲は、楽曲全体を通じて著作者の意図する起承転結が表現されている。したがって、特賞状態の終了に合わせて大当たり演出を構成する楽曲の再生を途中で終了させる場合には、著作者が意図する楽曲の起承転結を遊技者に対して適格に伝えることができない。また、大当たりを構成する楽曲の総再生所要時間を特賞状態の最短の継続時間よりも短く構成する場合には、短い構成で著作者の意図する起承転結を表現することが非常に困難となっている。
また、上述したように、従来の遊技機に備えられるサウンドチップでは、遊技機の特性によって、格納されている楽曲データの再生を実行する際に、楽曲の途中から再生を実行することができない。したがって、従来の遊技機では、遊技者が大当たり演出を構成する楽曲の一部分を聴取することを所望する場合であっても、一の楽曲のうち遊技者が所望する部分からの再生を実行することができない上、その所望楽曲の聴取に起因して、上述した遊技者に有利な権利を十分に行使することができない場合があるという問題がある。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、制御負担を軽減しつつ楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、第一の発明に係る遊技機は、遊技盤に設けられた始動領域への遊技球の通過を契機として、特賞状態を生起させるか否かを抽選により決定する主制御部と、
二以上の楽曲データを記憶する記憶手段及び該記憶手段が記憶する楽曲データの再生処理を実行する再生処理手段を有し、前記主制御部が特賞状態を生起させることを決定した際に、音声出力手段から楽曲を出力させる楽曲演出を実行する演出制御部と、を備える遊技機であって、
前記演出制御部が、前記楽曲演出において、
二以上の楽曲データの再生処理を同時に実行し、
再生処理が実行される二以上の楽曲データのうち、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望するものについては音量を所定値に設定して再生処理を実行し、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望しないものについては音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行することを特徴とする。
第一の発明に係る遊技機では、演出制御部が、楽曲演出において、二以上の楽曲データの再生処理を同時に実行する。この場合、演出制御部が、再生処理が実行される二以上の楽曲データのうち、音声出力手段から楽曲を出力することを所望するものについては音量を所定値に設定して再生処理を実行し、音声出力手段から楽曲を出力することを所望しないものについては音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行する。したがって、第一の発明に係る遊技機によれば、音量の切り替えのみによって、楽曲演出(大当たり演出)において再生される楽曲の切り替えを行うことができるため、制御負担を軽減しつつ楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
ここで、音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行するとは、電気信号の出力を0にすること(ミュート)が含まれるが、必ずしも電気信号の出力を0にする必要はなく、聴感上、相対的に聴取がしにくい程度、あるいは、聴感上、認識不能な程度に電気信号が出力されていても構わない。例えば、遊技場の環境によっては、他の遊技機の演出用効果音、遊技場内の告知案内、遊技場外の騒音が遊技者に聴取されることもあり、このような環境では、遊技者に聴取させることを所望しない効果音が僅かに出力されていたとしても、実質上問題は生じない。また、演出制御部の再生処理手段から音声出力手段に電気信号を入力し続けることによって、ミュート時やミュート解除時に、所謂ポップノイズが発生することが防止され、聴感上観点から耐ノイズ対策が施される。また、所謂カラオケバージョンの楽曲を意図して再生する場合、メロディラインを僅かに聴取可能に再生させれば、和音のバッキング演奏のみの再生と比較して、遊技者に旋律を連想させ易くなるので、再生される楽曲に馴染みが少ない遊技者に対しても、聴感上演出の効果が損なわれることを抑止できる。
また、第二の発明に係る遊技機は、第一の発明に係る遊技機において、それぞれの前記楽曲データが、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成され、
前記演出制御部が、前記楽曲演出において、それぞれの前記楽曲データについて、前記主制御部から順次入力される制御信号に応じて、所定の順序で全ての前記曲片データの再生処理を実行することを特徴とする。
第二の発明に係る遊技機では、記憶手段が記憶する楽曲データが、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成されている。また、演出制御部が、楽曲演出において、主制御部から順次入力される制御信号に応じて、所定の順序で全ての曲片データの再生処理を実行する。すなわち、第二の発明に係る遊技機では、特賞状態を生起させることを決定した際に実行される楽曲演出(大当たり演出)において、一つの楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が順次実行される。したがって、第二の発明に係る遊技機によれば、大当たり演出の継続時間が変動する場合でも、該大当たり演出において、一つの楽曲の序盤から終盤までを遊技者に聴取させることができる。よって、第二の発明に係る遊技機によれば、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
また、第三の発明に係る遊技機は、第二の発明に係る遊技機において、遊技球が入賞することによって賞球を払い出す契機を与える大入賞口を備え、
前記主制御部が、
特賞状態を生起させることを決定した際に、前記大入賞口を開放させ、
前記大入賞口への遊技球の入賞数及び前記大入賞口の開放が開始されてからの経過時間のうち少なくとも一方に基づいて前記制御信号を前記演出制御部に順次入力することを特徴とする。
第三の発明に係る遊技機では、主制御部が、大入賞口への遊技球の入賞数及び大入賞口の開放が開始されてからの経過時間のうち少なくとも一方に基づいて、順次、制御信号を前記演出制御部に入力する。したがって、第三の発明に係る遊技機によれば、特賞状態の進行に応じて複数の曲片データの再生処理を実行することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
また、第四の発明に係る遊技機は、第一乃至第三のうちいずれか一の発明に係る遊技機において、遊技者の任意操作による外部入力を受け付け、前記二以上の楽曲データのうちから前記音声出力手段から楽曲を出力するものを選択することが可能な外部入力手段を備え、
前記演出制御部が、前記外部入力手段が外部入力を受け付けた場合には、該外部入力に応じて前記二以上の楽曲データに基づく楽曲を前記音声出力手段から出力させることを特徴とする。
第四の発明に係る遊技機では、演出制御部が、外部入力手段が外部入力を受け付けた場合には、該外部入力により選択された楽曲データに基づく楽曲を前記音声出力手段から出力させる。したがって、第四の発明に係る遊技機によれば、大当たり演出が実行される際に、複数の楽曲データのうち遊技者が聴取を所望する楽曲データに基づく楽曲を出力することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
さらに、第五の発明に係る遊技機では、第四の発明に係る遊技機において、前記外部入力手段によって選択することが可能な楽曲データを表示する表示手段を備えることを特徴とする。
第五の発明に係る遊技機では、遊技者が表示手段の表示を見ながら音声出力手段から出力させる楽曲の楽曲データを選択することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
以上説明したように、第一から第四の発明に係る遊技機によれば、制御負担を軽減しつつ楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
以下、本発明の第一の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るパチンコ機の正面図である。
図1に示すパチンコ機100は、縦長矩形状をした外枠10と、外枠10にヒンジ機構12により蝶着された内枠14と、内枠14の正面上部に配設された開閉自在なガラス枠ユニット16と、ガラス枠ユニット16に覆われた遊技盤102(図2参照)と、内枠14の正面下部に配設された受皿ユニット28とを備えている。
ガラス枠ユニット16の周囲には、電球、LED等からなるランプ40が設けられている。ランプ40は、遊技中の演出、機器の状態(例えば、機器のエラー)等に応じて点灯又は点滅するようになっている。ガラス枠ユニット16の上部の両角部には、それぞれスピーカ42が配設されている。また、受皿ユニット28の下部の両角部には、それぞれスピーカ42が設けられている。各スピーカ42は、遊技中のBGM、効果音、エラー音等を出力することが可能となっている。
受皿ユニット28は、貸玉装置(図示せず)から供給された遊技球及び払い出された賞球を一時的に保留するとともに、保留した遊技球を発射装置(図示せず)に順次供給することができるように構成されている。受皿ユニット28の正面には、遊技盤102に遊技球を発射する発射装置を作動させるための発射ハンドル22が設けられている。受皿ユニット28の正面中央部には、回転させ又は押し込むことによって遊技者による外部入力を受け付ける外部入力ボタン(外部入力手段)46が設けられている。
次に、パチンコ機における遊技盤102の構成を説明する。
図2は、パチンコ機における遊技盤の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図2に示すように、遊技盤102のほぼ中央部には、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置によって構成された演出図柄表示装置104が設けられている。
演出図柄表示装置104は、演出図柄(図示せず)を表示する3つの演出図柄表示領域(図示せず)を有している。演出図柄表示装置104の3つの演出図柄表示領域では、それぞれ後述する始動入賞装置111への遊技球の入賞を契機として演出図柄が所定の変動パターンで変動表示され、所定時間経過後に演出図柄が停止表示される。そして、演出図柄表示装置104は、3つの演出図柄表示領域に停止表示された演出図柄の組み合わせの態様によって大当たり抽選の結果を遊技者に対して報知する。
また、演出図柄表示装置104には、連続して特別図柄を変動表示させることが可能な回数を示す保留情報が表示される。演出図柄表示装置104に表示される保留情報は、特別図柄の変動表示中に始動入賞装置111への遊技球の入賞を契機として取得された乱数値等の情報が後述する主制御装置210のRAM240の保留領域に記憶されることに連動して表示される。
演出図柄表示装置104の左側には、普通図柄始動ゲート122が設けられている。普通図柄始動ゲート122は、パチンコ機内部のゲートスイッチ(図示せず)によって遊技球の通過を検知する。そして、普通図柄始動ゲート122は、ゲートスイッチから検出信号を主制御装置210に入力することによって、主制御装置210による普通図柄抽選の契機を与える。また、普通図柄始動ゲート122は、遊技球が通過すると、普通図柄表示装置108における普通図柄の変動表示開始の契機を与える。
演出図柄表示装置104の下方には、始動入賞装置111が設けられている。始動入賞装置111は、常時開口している第一始動入賞口111aと、第一始動入賞口111aの下側に設けられた可動式の第二始動入賞口111bとを有している。
第一始動入賞口111aは、いわゆるヘソと称される常時上向きに開口した遊技球の入口である。第一始動入賞口111aは、始動入賞装置111への遊技球の入賞を常時可能としている。第二始動入賞口111bは、いわゆる電チュー(電動チューリップ)と称される、入賞し易さを、通常時の遊技球1球分が縦列で入賞することが可能な閉状態と、一度に複数の遊技球が入賞することが可能な開放状態とに変更することが可能な電動役物(可動部材)である。第二始動入賞口111bは、通常時は閉止状態であるが、主制御装置210による普通図柄抽選に当選して、普通図柄表示装置108に停止表示された普通図柄が特定の態様となったときに、所定パターンで開放状態となって閉状態よりも遊技球が入賞し易い状態に移行する。
始動入賞装置111では、パチンコ機内部に配設された始動入賞口スイッチ(始動領域)131(図3参照)を遊技球が通過することによって、遊技球の入賞を検知する。そして、始動入賞装置111は、始動入賞口スイッチ131から検出信号を主制御部210に入力することによって、主制御装置210による大当たり抽選の契機を与える。また、始動入賞装置111は、遊技球が入賞すると、演出図柄表示装置104における演出図柄の変動表示開始の契機を与えるとともに、特別図柄表示装置106における特別図柄の変動表示開始の契機を与える。
始動入賞装置111の右方には、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の可変表示装置、7セグメントLED、ドットマトリクス表示装置等によって構成された特別図柄表示装置106が設けられている。特別図柄表示装置106は、特別図柄を表示する2つの表示領域を有している。特別図柄表示装置106の2つの表示領域では、それぞれ始動入賞装置111への遊技球の入賞を契機として特別図柄が変動表示され、所定時間経過後に特別図柄が停止表示される。そして、特別図柄表示装置106は、2つの表示領域に停止表示された特別図柄の組み合わせの態様によって大当たり抽選の結果を表示する。ここで、特別図柄表示装置106の2つの表示領域に停止表示された特別図柄が特定の組み合わせとなることによって生起する遊技状態を大当たり(特賞状態)という。また、特賞状態とは、遊技者へ多数の賞球を払い出す等の所定の遊技価値を付与する有利な遊技状態をいう。特別図柄は、演出図柄表示装置104で表示される演出図柄と対応している。
特別図柄表示装置106の右側には、普通図柄を表示する普通図柄表示装置108が設けられている。普通図柄表示装置108では、普通図柄始動ゲート122への遊技球の通過を契機として普通図柄が変動表示され、所定時間経過後に普通図柄が停止表示される。
特別図柄表示装置106の上方には、大当たり中(特賞状態中)等のパチンコ機の状態を通知する遊技状態表示装置109が設けられている。遊技状態表示装置109は、例えばLEDからなる表示装置であり、点灯や点滅等で遊技状態を通知するものである。
始動入賞装置111の下方には、大当たりが生起されたときに、通常の遊技状態において遊技球が入賞不能な閉止状態から、所定パターンで開放状態となって遊技球を入賞可能とする大入賞口115が設けられている。大入賞口115は、大当たりが生起されたときに、開閉部材115aがほぼ水平に開くことによって、多数の遊技球の入賞を可能とする。そして、大入賞口115は、遊技球が入賞すると、パチンコ機内部で、大入賞口115の奥方に位置する大入賞口スイッチ132(図3参照)の検出信号により入賞した遊技球数を計数し、入賞した遊技球数に応じた賞球を払い出す契機を与える。そして、大入賞口115の開放は、開放が開始されてから所定の時間(本実施の形態では、30秒)経過すること及び所定数(本実施の形態では、10個)の遊技球が入賞することのうちいずれか一方が達成されるまで継続する。そして、大入賞口115の1回の開放をラウンドと呼び、ラウンドは1R→2R→・・・と継続して、予め定められた最大ラウンドまで継続する。ここで、本実施の形態では、大当たりの種別として、16ラウンド大当たり、10ラウンド大当たり、6ラウンド大当たり及び3ラウンド大当たりが設定されている。
そして、大入賞口115の下方であって遊技盤102の最下方には、上記入賞口等のいずれにも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口110が設けられている。
次に、パチンコ機における遊技制御装置200の構成を説明する。
図3は、遊技制御装置の構成を示すブロック図である。
遊技制御装置200は、図3に示すように、主に、主制御装置(主制御部)210及び演出制御装置(演出制御部)150から構成される。不正行為防止等のため、通常、各制御装置は別々の基板に実装され、直接・間接的に接続されて相互に又は一方向にデータが送信可能となっている。
主制御装置210は、始動入賞装置111への入賞による遊技球の検出に基づいて内部で発生させた乱数に応じて制御コマンドの送信及び遊技全体の制御を行い、また、特別図柄表示装置106を直接制御する。
演出制御装置150は、主制御装置210から送信される制御コマンドに応じて各種の演出を制御する。演出制御装置150は、演出図柄表示装置104における表示を制御する図柄制御部152と、ランプ40の点灯を制御するランプ制御部164と、スピーカ42から出力される効果音を制御する音声制御部162とを備えている。
主制御装置210は、CPU220、ROM230、RAM240、入力ポート250及び出力ポート255を備える。
出力ポート255は、特別図柄表示装置106への出力を行う特別図柄表示用出力ポートと、普通図柄表示装置108への出力を行う普通図柄表示用出力ポートと、演出制御装置150への制御コマンドの出力を行う制御コマンド出力ポートと、賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置156への出力を行う賞球払出用コマンド出力ポートと、大入賞口115を開閉させる大入賞口ソレノイド158への出力を行う大入賞口ソレノイド出力ポートと、遊技状態表示装置109への出力を行う遊技状態表示用出力ポートと、外部のホールコンピュータへの出力を行う外部情報出力ポート256とからなる。
主制御装置210は、入力ポート250を介して、始動入賞口スイッチ131、大入賞口スイッチ132、その他各種入賞口スイッチ133から検出信号を入力し、各検出信号に応じた処理を行う。
主制御装置210は、出力ポート255を介して、特別図柄表示装置106、普通図柄表示装置108、大入賞口ソレノイド158、外部情報出力部及び遊技状態表示装置109を制御する。なお、ここでの「制御」とは、例えば、主制御装置210が出力ポート255から特別図柄表示装置106に対して直接的に表示駆動に関わる制御信号を送ることにより特別図柄を変動させる処理のことであり、例えば、CPU220からの信号(命令)を他のCPUによる判断なしで直接送ることや、割り込み等による時間遅れ(タイムラグ)なしで制御することが含まれる。また、主制御装置210は、出力ポート255を介して、演出制御装置150に制御コマンドを送信して演出制御装置150を制御する。
ROM230には、主制御装置210で実行されるパチンコ機を制御するためのプログラムが記憶される。ROM230には、さらに、演出制御装置150を制御するための制御コマンドを始めとするパチンコ機を制御するための各種パラメータの値が格納されている。
ここで、制御コマンドには、停止図柄指定コマンド、変動パターンコマンド、図柄停止コマンド、演出開始コマンド、ラウンド開始コマンド、ラウンド終了コマンド、楽曲制御コマンド及び演出終了コマンドがある。停止図柄指定コマンドとは、演出図柄表示装置104に停止表示される演出図柄の組み合わせの態様(はずれ図柄、大当たり図柄)を指定するための制御コマンドである。停止図柄指定コマンドは、特別図柄の変動開始時に出力される。変動パターンコマンドとは、n(n=1〜104)種類設定された変動パターンのうちから実行する変動パターンを指定するための制御コマンドである。変動パターンコマンドは、停止図柄指定コマンドとともに特別図柄の変動開始時に出力される。図柄停止コマンドは、演出図柄の停止を指定するための制御コマンドである。図柄停止コマンドは、演出図柄の停止時に出力される。演出開始コマンドは、m(m=1〜95)種類設定された大当たり演出のうちから実行する大当たり演出を指定するとともに、指定した大当たり演出の開始を指定するための制御コマンドである。演出開始コマンドは、大当たり開始時に出力される。ラウンド開始コマンドは、大当たりが生起された際の、各ラウンドの開始を指定するための制御コマンドである。ラウンド開始コマンドは、各ラウンドの開始時に出力される。ラウンド終了コマンドは、大当たりが生起された際の、各ラウンドの終了を指定するための制御コマンドである。ラウンド終了コマンドは、各ラウンドの終了時に出力される。楽曲制御コマンドは、大当たり演出を構成する楽曲演出を実行するための制御コマンドである。演出終了コマンドは、大当たり演出の終了を指定するための制御コマンドである。演出終了コマンドは、大当たり終了時に出力される。
ここで、本実施の形態では、主制御装置210は、大当たりが生起された際の各ラウンドにおいて、ラウンドが開始される際にラウンド開始コマンドを出力する。また、主制御装置210は、各ラウンドにおいて、大入賞口115の開放が開始されてから9秒経過したとき及び大入賞口115の開放が開始されてから3個の遊技球が入賞したときのうちいずれか一方が達成された際に、第一の楽曲制御コマンドを出力する。また、主制御装置210は、各ラウンドにおいて、大入賞口115の開放が開始されてから24秒経過したとき及び大入賞口115の開放が開始されてから8個の遊技球が入賞したときのうちいずれか一方が達成された際に、第二の楽曲制御コマンドを出力する。さらに、主制御装置210は、各ラウンドにおいて、大入賞口115の開放が開始されてから30秒経過したとき及び大入賞口115の開放が開始されてから10個の遊技球が入賞したときのうちいずれか一方が達成された際にラウンド終了コマンドを出力する。
なお、制御コマンドは、制御コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のディジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイト長のディジタルデータであるイベント(EVENT)とから構成される。
RAM240は、主制御装置210に対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを始めとする各種カウンタ等を一時記憶する。また、RAM240の保留領域には、始動入賞装置111への遊技球の入賞時に特別図柄が変動表示中であったため当該入賞に基づく変動表示演出が保留された場合、当該入賞時に取得された乱数値等の情報が保留球情報として所定上限数(例えば、8つ)まで記憶される。
RAM240には、出力予定の制御コマンドを所定領域に格納し、停電から復帰したときは、RAM240の内容を停電直前の状態に復元し、RAM240の出力予定の制御コマンドを出力することにより、電源遮断前の状態に遊技状態を復帰させる。
主制御装置210には、電源供給を行うための電源回路212が接続されている。電源回路212は、主制御装置210全体に供給されていた電源ラインの電圧が所定の電圧値以下になったことを検出したときは、電源が遮断された旨を示す電源断検出信号をCPU220に出力する。電源断が検出された場合は、主制御装置210全体に供給されていた電源ラインから電源断に伴ってCPU220に直接つながる電源ラインに切り換えられる。これにより、RAM240は、CPU220に直接つながる電源ラインから電源が供給されるので、情報を保持することができる。
演出制御装置150は、主制御装置210と同様に、CPU、ROM、RAM、入力ポート及び出力ポートを備える。演出制御装置150は、演出図柄表示装置104における表示を制御する図柄制御部152と、ランプ40の点灯を制御するランプ制御部164と、スピーカ42から出力される効果音を制御する音声制御部162とを備えている。演出制御装置150は、図柄制御部152、ランプ制御部164及び音声制御部162を、主制御装置210から入力される制御コマンドに基づく内部コマンドによるコマンド通信により制御する。しかしながら、コマンド通信によらず直接的な制御でも実現可能である。
このように、演出制御装置150は、液晶表示、ランプ点灯、効果音の生成等の演出に関する制御を専門的に行うことにより、主制御装置210の負荷を軽減する。
図柄制御部152は、CPU、ROM、RAM及び画像処理用VDP(Video Display Processor)を備えている。
図柄制御部152のRAMは、図柄制御部152のCPUに対する入出力データや演算処理のためのデータを一時記憶し、ワークエリアやバッファメモリとして機能する。VDPは、図柄制御部152のCPUからの出力指示に従って演出図柄表示装置104に画像データを出力する。図柄制御部152のROMは、図柄表示演出制御を行うためのプログラム及び演出図柄表示装置104に出力するための各種画像データが格納されている。
そして、図柄制御部152のCPUは、主制御装置210からの制御コマンドに応じて、図柄制御部152のROMに記憶された所定のプログラムを実行して、演出図柄による演出を行うための制御信号をVDPに出力する。図柄制御部152のVDPは、図柄制御部152のCPUから入力された制御信号に応じて、図柄制御部152のROMに格納されている画像データを用いて演出図柄による演出を演出図柄表示装置104に表示する。
音声制御部162は、CPU、ROM(記憶手段)、RAM及び再生処理手段(音源、ドライバ等)を備えている。
音声制御部162のRAMは、音声制御部162のCPUに対する入出力データや演算処理のためのデータを一時記憶し、ワークエリアやバッファメモリとして機能する。音声制御部162のROMは、大当たり演出を構成する楽曲演出の制御を行うためのプログラム及び楽曲演出に必要な各種楽曲データ(waveデータ、MP3データ等)が記憶されている。ここで、音声制御部162のROMに記憶されている各楽曲データは、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成されている。本実施の形態では、楽曲演出用の各楽曲データは、初期曲片データ、中期曲片データ、終期曲片データ及び完結期曲片データから構成されている。
音声制御部162の再生処理手段は、音声制御部162のCPUからの出力指示に従って音声制御部162のROMに記憶されている楽曲データの再生処理を実行し、可聴音として遊技者に対してスピーカ42から楽曲を出力させる。
また、演出制御装置150には、外部入力ボタン46が接続され、外部入力ボタン46からの信号が入力される。
次に、主制御装置210で実行される遊技制御処理を説明する。
CPU220は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図4のフローチャートに示す遊技制御処理を実行する。
図4は、遊技制御処理を示すフローチャートである。
遊技制御処理は、CPU220において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、CPU220の初期化処理を実行し、ステップS102に移行して、出玉の決定等に直接関わる出玉制御用乱数(例えば、大当たり抽選に用いる乱数、大当たり種別決定乱数、停止図柄決定乱数)を更新するとともに、始動入賞口スイッチ131からの検出信号を入力して入賞をチェックする割込処理を実行すべき割込許可命令をCPU220に対して出力する。
次いで、ステップS104に移行して、演出に関わる演出制御用乱数(例えば、リーチ決定乱数、変動パターン決定乱数)を更新する乱数更新処理を実行し、ステップS106に移行する。
ステップS106では、遊技制御処理が実行されてから割込処理が所定回数(例えば、2回)実行されたか否かを判定し、割込処理が所定回数実行されたと判定したとき(Yes)は、ステップS108に移行して、大当たりの判定を行うとともに図柄の変動パターンを決定する大当たり判定処理を実行し、ステップS110に移行する。
ステップS110では、大入賞口115を所定パターンで開放させる電動役物作動処理を実行し、ステップS112に移行して、賞球払出制御装置156に対して払出し動作を行わせるための制御コマンドをRAM240の所定領域に格納する賞球払出管理処理を実行し、ステップS114に移行する。
ステップS114では、外部情報出力ポート256を介して、遊技制御に関する外部情報信号をホールコンピュータに出力する外部情報出力処理を実行し、ステップS116に移行する。
ステップS116では、パチンコ機の検査に必要な遊技機検査信号を出力する遊技機検査信号出力処理を実行する。
次いで、ステップS118に移行して、演出制御装置用コマンド出力ポートを介して、RAM240に格納した制御コマンドを演出制御装置150に出力するポート出力処理を実行する。演出制御装置150に対しては、まず、ストローブ信号を出力し、モード及びイベントからなる制御コマンドを出力する。これにより、演出制御装置150に制御コマンドが出力される。また、特別図柄表示装置106、大入賞口ソレノイド158、遊技状態表示装置109等へも主制御装置210からの制御情報がそのまま出力される。
次いで、ステップS120に移行して、電源回路212から電源断検出信号を入力したか否かを判定し、電源断検出信号を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS122に移行する。
ステップS122では、RAM240の内容を復元するために必要な復帰情報を生成し、生成した復元情報をRAM240に格納し、CPU220を省電力モードに切り換えるバックアップ処理を実行する。バックアップ処理には、バックアップフラグを設定する処理及びチェックサムを行う処理が含まれる。
一方、ステップS120で、電源断検出信号を入力しないと判定したとき(No)、及びステップS106で、遊技制御処理が実行されてから割込処理が所定回数実行されていないと判定したとき(No)はいずれも、ステップS104に移行する。
次に、ステップS108の大当たり判定処理を説明する。
図5は、大当たり判定処理を示すフローチャートである。
大当たり判定処理は、所定確率(例えば、1/399)で大当たりを生起させるために、所定の数値範囲(例えば、「0」〜「398」)に1個の大当たり値を設定し、始動入賞装置111に遊技球が入賞した入賞タイミングで乱数カウンタから当たり決定乱数を取得し、取得した乱数値と大当たり値とが一致しているときに大当たりを生起させる処理である。
大当たり判定処理は、ステップS108において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、演出図柄表示装置104において演出図柄が変動中か否かを判定し、演出図柄が変動中でないと判定したとき(No)は、ステップS302に移行して、入賞遊技球数が「1」以上であるか否かを判定し、入賞遊技球数が「1」以上であると判定したとき(Yes)は、ステップS306に移行する。
ステップS306では、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から当たり決定乱数を読み出し、ステップS308に移行して、読み出した乱数値が大当たり値と一致しているか否かを判定し、それらが一致していると判定したとき(Yes)は、ステップS310に移行する。
ステップS310では、大当たりの種別を決定する大当たり種別決定処理を実行する。
大当たり種別決定処理では、複数の当たり種別番号を登録した大当たり種別決定テーブルを設定しておき、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から大当たり種別決定乱数を読み出し、読み出した乱数値の順位の当たり種別番号を当たり種別決定テーブルから読み出すことにより大当たりの種別を決定する。これにより、16ラウンド大当たり、10ラウンド大当たり、6ラウンド大当たり及び3ラウンド大当たりのうちいずれかが決定される。
次いで、ステップS312に移行して、大当たり時に停止させる特別図柄及び演出図柄の組み合わせを決定する当たり時停止図柄決定処理を実行する。当たり時停止図柄決定処理では、例えば、演出図柄の停止図柄の組み合わせを示す停止図柄番号を複数登録した停止図柄決定テーブルを各当たり種別番号ごとにROM230に設定しておき、ステップS310で決定した当たり種別番号に対応する停止図柄決定テーブルを読み出す。そして、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から停止図柄決定乱数を読み出し、読み出した乱数値の順位の停止図柄番号を停止図柄決定テーブルから読み出し、読み出した停止図柄番号に基づいて停止図柄指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS118のポート出力処理では、出力ポート255を介して停止図柄指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
特別図柄の停止図柄の組み合わせは、特定図柄の左側の数値及び特別図柄の右側の数値を対応付けて複数登録した特別図柄決定テーブルに基づいて、演出図柄の場合と同様の処理により決定する。ただし、特別図柄は、演出図柄に決定に先立って決定される。特別図柄については、特別図柄の停止図柄の組み合わせを指定するための指令情報をRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS118のポート出力処理では、出力ポート255を介して特別図柄表示装置106に指令情報が直接送信される。
次いで、ステップS314に移行して、大当たり時に変動表示する演出図柄の変動パターンを決定する当たり時変動パターン決定処理を実行する。当たり時変動パターン決定処理では、リーチ決定乱数を乱数カウンタから取得し、現在の遊技状態、ステップS310で決定した当たり種別番号、入賞遊技球数及び取得したリーチ決定乱数の値に対応する変動パターン決定テーブル440を読み出す。そして、変動パターン決定乱数を乱数カウンタから取得し、取得した乱数値の順位の変動パターン番号を変動パターン決定テーブル440から読み出し、読み出した変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS118のポート出力処理では、出力ポート255を介して変動パターンコマンドが演出制御装置150に送信される。
次いで、ステップS316に移行して、大当たりの場合は、大入賞口115の開放回数及び開放時間を設定する。具体的には、16ラウンド大当たりの場合には開放回数を16回、10ラウンド大当たりの場合には開放回数を10回、6ラウンド大当たりの場合には開放回数を6回、3ラウンド大当たりの場合には開放回数を3回に設定し、大入賞口115の開放時間を30秒に設定する。また、演出図柄の変動時間を設定する。演出図柄の変動時間は、ステップS314、S326で決定した変動パターン番号に基づいて決定する。
次いで、ステップS318に移行して、演出図柄表示装置104において演出図柄の変動を開始するための制御コマンドをRAM240の所定領域に格納する図柄変動開始処理を実行し、ステップS320に移行して、入賞遊技球数から「1」を減算し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS308で、読み出した乱数値が大当たり値と一致しないと判定したとき(No)は、ステップS322に移行して、はずれ時に停止させる演出図柄の組み合わせを決定するはずれ時停止図柄決定処理を実行する。はずれ時停止図柄決定処理は、ステップS312と同様に構成される。この決定により、演出図柄表示装置104で表示される具体的なはずれ演出図柄の組み合わせを指定するのではなく、当たり抽選の結果がはずれであるという旨の結果だけを指定するためのコマンドであるはずれ演出図柄指定コマンドが演出制御装置150の図柄制御部152に出力される。図柄制御部152は、はずれ演出図柄指定コマンドを入力したときは、はずれになる演出図柄の組み合わせを決定し、その内容を演出図柄表示装置104に表示する。
次いで、ステップS324に移行して、はずれ時に変動表示する演出図柄の変動パターンを決定するはずれ時変動パターン決定処理を実行する。はずれ時変動パターン決定処理は、ステップS314と同様に構成される。ステップS324の処理が終了すると、ステップS316に移行する。
一方、ステップS302で、入賞遊技球数が「0」であると判定したとき(No)、及びステップS300で、演出図柄表示装置104において演出図柄が変動中であると判定したとき(Yes)はいずれも、ステップS330に移行する。
ステップS330では、演出図柄の変動を開始してから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと判定したとき(Yes)は、ステップS332に移行して、図柄停止コマンドをRAM240の所定領域に格納する図柄停止処理を実行し、ステップS334に移行する。
ステップS334では、現在の図柄変動の開始時に行われた大当たり抽選において大当たりとなったか否かを判定し、大当たりとなったと判定したとき(Yes)は、ステップS336に移行する。
ステップS336では、ステップS310で決定した当たり種別番号に基づいて大当たりの演出開始を演出制御装置150に通知する当たり演出開始処理を実行する。当たり演出開始処理では、16ラウンド大当たり、10ラウンド大当たり、6ラウンド大当たり又は3ラウンド大当たりの演出開始コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS118のポート出力処理では、出力ポート255を介して演出開始コマンドが演出制御装置150に送信される。
ステップS336の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS334で、大当たりとなっていないと判定したとき(No)及びステップS330で、演出図柄の変動を開始してから所定時間が経過しないと判定したとき(No)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、演出制御装置150で実行される処理を説明する。
演出制御装置150のCPUは、演出制御装置150のROMの所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、図6のフローチャートに示す演出制御処理を実行する。
図6は、演出制御処理を示すフローチャートである。
演出制御処理は、演出制御装置150のCPUにおいて実行されると、図6に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS400では、演出制御装置150は、演出図柄の変動待ちを行う変動待ち処理を実行し、ステップS402に移行する。
ステップS402では、演出制御装置150は、変動パターンコマンドを受信する変動パターンコマンド受信処理を実行し、ステップS404に移行する。変動パターンコマンド受信処理では、演出制御装置150は、主制御装置210から変動パターンコマンドを受信し、受信した変動パターンコマンドを図柄制御部152に入力する。そして、内部コマンドが入力された図柄制御部152は、演出図柄表示装置104において変動パターンコマンドに指定されているパターンで演出図柄の変動表示を開始させる。
ステップS404では、演出制御装置150は、停止図柄指定コマンドを受信する停止図柄指定コマンド受信処理を実行し、ステップS406に移行する。停止図柄指定コマンド受信処理では、演出制御装置150は、主制御装置210から停止図柄指定コマンドを受信し、受信した停止図柄指定コマンドを図柄制御部152に入力する。
ステップS406では、演出制御装置150は、図柄停止コマンドを受信する図柄停止コマンド受信処理を実行し、ステップS406に移行する。図柄停止コマンド受信処理では、演出制御装置150は、主制御装置210から図柄停止コマンドを受信して、受信した図柄停止コマンドを図柄制御部152に入力する。そして、図柄停止コマンドを受信した図柄制御部152は、演出図柄表示装置104において停止図柄指定コマンドで指定されている態様で演出図柄を停止表示させる。
ステップS408では、演出制御装置150は、演出開始コマンドを受信する演出開始コマンド受信処理を実行し、ステップS410に移行する。演出開始コマンド受信処理では、演出制御装置150は、主制御装置210から演出開始コマンドを受信して、受信した演出開始コマンドに応じて大当たり演出を実行する。
ステップS410では、その他の制御コマンドを受信するその他コマンド受信処理を実行し、ステップS400に移行する。
次に、大当たり演出が実行される際に演出制御装置150の音声制御部162が行う楽曲演出制御処理について説明する。
演出制御装置150は、ステップS408において主制御装置210から演出開始コマンドを受信すると、受信した演出開始コマンドにおいて指定されている大当たり演出を実行する。この際、演出制御装置150の音声制御部162は、楽曲演出制御処理を実行する。楽曲演出制御処理は、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出(大当たり演出)を実行するための処理である。音声制御部162は、楽曲演出制御処理において、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出の楽曲データの再生処理を実行する。
音声制御部162のCPUは、音声制御部162のROMの所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、各ラウンドにおいて、図7のフローチャートに示す楽曲演出制御処理を実行する。
図7は、楽曲演出制御処理を示すフローチャートである。
楽曲演出制御処理は、音声制御部162のCPUにおいて実行されると、図7に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS500では、音声制御部162は、主制御装置210からラウンド開始コマンド(制御信号)が入力されたか否かを判定し、ラウンド開始コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS502に移行する。一方、ラウンド開始コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS500で待機する。
ステップS502では、音声制御部162は、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する初期曲片データの再生処理を実行して、ステップS504に移行する。
ステップS504では、音声制御部162は、主制御装置210から第一の楽曲制御コマンド(制御信号)が入力されたか否かを判定し、第一の楽曲制御コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS506に移行する。一方、第一の楽曲制御コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS504で待機する。
ステップS506では、音声制御部162は、初期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する中期曲片データの再生処理を実行して、ステップS508に移行する。
ここで、第一の楽曲制御コマンドは、大入賞口115の開放が開始されてから9秒経過したとき及び大入賞口115の開放が開始されてから3個の遊技球が入賞したときのうちいずれか一方が達成された際に入力される。したがって、初期曲片データの再生処理が実行される最長時間は、9秒となる。そこで、本実施の形態では、初期曲片データの長さを、該初期曲片データの再生処理が実行される最長時間である9秒以上に構成し、第一の楽曲制御コマンドが入力された際に、初期曲片データの再生処理を途中で停止する構成としている。なお、初期曲片データの長さを、該初期曲片データの再生処理が実行される最長時間である9秒未満に構成し、第一の楽曲制御コマンドが入力されるまで、初期曲片データのループ再生処理を実行する構成としても構わない。
ステップS508では、音声制御部162は、主制御装置210から第二の楽曲制御コマンド(制御信号)が入力されたか否かを判定し、第二の楽曲制御コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS510に移行する。一方、第二の楽曲制御コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS508で待機する。
ステップS510では、音声制御部162は、中期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する終期曲片データの再生処理を実行して、ステップS512に移行する。
ここで、第二の楽曲制御コマンドは、大入賞口115の開放が開始されてから24秒経過したとき及び大入賞口115の開放が開始されてから8個の遊技球が入賞したときのうちいずれか一方が達成された際に入力される。したがって、中期曲片データの再生処理が実行される最長時間は、15秒(24秒−9秒)となる。そこで、本実施の形態では、中期曲片データの長さを、該中期曲片データの再生処理が実行される最長時間である15秒以上に構成し、第二の楽曲制御コマンドが入力された際に、中期曲片データの再生処理を途中で停止する構成としている。なお、中期曲片データの長さを、該中期曲片データの再生処理が実行される最長時間である15秒未満に構成し、第二の楽曲制御コマンドが入力されるまで、中期曲片データのループ再生処理を実行する構成としても構わない。
ステップS512では、音声制御部162は、主制御装置210からラウンド終了コマンド(制御信号)が入力されたか否かを判定し、ラウンド終了コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS514に移行する。一方、ラウンド終了コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS512で待機する。
ステップS514では、音声制御部162は、終期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する完結期曲片データの再生処理を実行して、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。この場合、完結期曲片データの再生処理は、ラウンド間又は大当たり終了後におけるメモリのリセットに必要となる時間である2秒間のみ実行される。
ここで、ラウンド終了コマンドは、大入賞口115の開放が開始されてから30秒経過したとき及び大入賞口115の開放が開始されてから10個の遊技球が入賞したときのうちいずれか一方が達成された際に入力される。したがって、終期曲片データの再生処理が実行される最長時間は、6秒(30秒−24秒)となる。そこで、本実施の形態では、終期曲片データの長さを、該終期曲片データの再生処理が実行される最長時間である6秒以上に構成し、ラウンド終了コマンドが入力された際に、終期曲片データの再生処理を途中で停止する構成としている。なお、終期曲片データの長さを、該終期曲片データの再生処理が実行される最長時間である6秒未満に構成し、ラウンド終了コマンドが入力されるまで、終期曲片データのループ再生処理を実行する構成としても構わない。
また、本実施の形態では、完結期曲片データの長さを、該完結期曲片データの再生処理が実行される最長時間である2秒以上に構成し、完結期曲片データの再生処理を途中で停止する構成としている。なお、完結期曲片データの長さを、該完結期曲片データの再生処理が実行される最長時間である2秒未満に構成し、完結期曲片データのループ再生処理を実行する構成としても構わない。
なお、各曲片データの再生処理の切り替えを行う際には、切り替えが行われる両曲片データをクロスフェードさせるように再生処理を実行することによって、曲片間の繋ぎ目を遊技者の聴感上自然に演出することが可能となる。
これにより、各ラウンドにおいて、主制御装置210から順次入力される制御信号に応じて、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が、所定の順序で実行される。
そして、音声制御部162は、上記楽曲演出制御処理を、大当たりを構成する全てのラウンドが終了するまで繰り返し実行する。この場合、大当たりの全てのラウンドにおいて同一の楽曲データの再生処理を繰り返し実行しても構わず、ラウンド毎に異なる楽曲データの再生処理を実行しても構わない。
次に、大当たりが生起されている最中に、エラーが発生した場合に音声制御部162が行う処理について説明する。
主制御装置210は、大入賞口115に遊技球の玉噛み現象等のエラーが発生していることを検出した際には、演出制御装置150に対してエラーコマンドを出力する。そして、演出制御装置150の音声制御部162は、エラーコマンドが入力されると、エラーメロディ出力処理を実行する。
すなわち、音声制御部162は、エラーコマンドが入力されると、実行している曲片データの再生処理を停止し、エラーメロディ用の楽曲データのループ再生処理を実行する。
そして、音声制御部162は、エラーコマンドの入力が停止されると、エラーメロディ用の楽曲データの再生処理を停止し、エラー発生時に再生処理を実行していた曲片データの再生処理を実行する。
これによって、エラーが解消された際には、楽曲演出の楽曲データのうちエラー発生時に再生処理を実行していた曲片データから再生処理が実行されるため、楽曲演出の楽曲データの最初から再生処理を実行する必要がなく、遊技者の興趣の低下を防止することが可能となる。
なお、音声制御部162は、予め定められた時間内にエラーが解消されない場合には、エラーメロディ用の楽曲データの再生処理を停止し、ホール側へのエラー解除要求を示すエラー解除要求メロディ用の楽曲データの再生処理を実行する。
次に、本実施の形態に係るパチンコ機の動作を説明する。
まず、パチンコ機に電源が投入されると、主制御装置210により、遊技制御処理が実行され、遊技可能な状態となる。遊技者は、貸し出しを受けた遊技球をパチンコ機に装填し、発射ハンドルを操作して遊技球を遊技盤102に発射することにより遊技を行うことができる。
遊技可能状態において、遊技盤102に発射された遊技球が始動入賞装置111に入賞すると、始動入賞口スイッチ131により検出信号が出力される。主制御装置210では、始動入賞口スイッチ131から検出信号が入力されると、そのタイミングで当たり決定乱数が取得される。このとき、取得された乱数値が大当たり値と一致していると判定されると、大当たりとなる。
大当たりとなると、ステップS310〜S314を経て、特別図柄及び演出図柄の停止図柄の組み合わせ、並びに大当たり時の変動パターンが決定される。そして、所定の変動パターンで演出図柄が変動表示され、所定の変動時間経過後に、大当たり図柄で演出図柄が停止する。演出図柄の停止後は、大当たりが生起する。
大当たり中は、大入賞口115が所定の開閉パターンで開放制御され、大入賞口115に遊技球が入賞すると、1個当たりの入賞につき所定数の賞球が払い出される。
大当たり中は、演出制御装置150によって、演出開始コマンドにおいて指定されている大当たり演出を実行する。
演出制御装置150の音声制御部162は、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出(大当たり演出)用の楽曲データの再生処理を実行する。この場合、音声制御部162は、大当たり中の各ラウンドにおいて、楽曲演出制御処理を実行する。
すなわち、音声制御部162は、主制御装置210からのラウンド開始コマンドが入力に応じて、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する初期曲片データの再生処理を実行する。
また、音声制御部162は、主制御装置210からの第一の楽曲制御コマンドの入力に応じて、初期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する中期曲片データの再生処理を実行する。
さらに、音声制御部162は、主制御装置210からの第二の楽曲制御コマンドの入力に応じて、中期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する終期曲片データの再生処理を実行する。
そして、音声制御部162は、主制御装置210からのラウンド終了コマンドの入力に応じて、終期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する完結期曲片データの再生処理を2秒間実行する。
これによって、パチンコ機100では、大当たりの各ラウンドにおいて、一つの楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が順次実行される。すなわち、大当たりを生起させることを決定した際に実行される楽曲演出において、一つの楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が順次実行される。したがって、パチンコ機100によれば、大当たり演出の継続時間が変動する場合でも、該大当たり演出において、一つの楽曲の序盤から終盤までを遊技者に聴取させることができる。よって、パチンコ機100によれば、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
特に、パチンコ機100では、主制御装置210が、大入賞口115への遊技球の入賞数及び大入賞口115の開放が開始されてからの経過時間のうち少なくとも一方に基づいて、順次、楽曲演出を制御するための制御信号を演出制御装置150に入力する。したがって、パチンコ機100によれば、大当たりの進行に応じて複数の曲片データの再生処理を実行することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
次に、本発明の第二の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明の第二の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第一の実施の形態に係るパチンコ機100の構成と同様となっている。本発明の第二の実施の形態に係るパチンコ機は、演出制御装置150の音声制御部162が実行する楽曲演出制御処理が、図7に示す楽曲演出制御処理と異なっている。以下、第一の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
本発明の第二の実施の形態に係るパチンコ機では、それぞれの大当たり種別用の楽曲演出の楽曲データとして、大当たりのラウンド数に応じた数の曲片データにより構成された楽曲データが設定されている。すなわち、16ラウンド大当たり用の楽曲演出の楽曲データとして、一の楽曲データを16個に分割した曲片データが、10ラウンド大当たり用の楽曲演出の楽曲データとして、一の楽曲データを10個に分割した曲片データが、6ラウンド大当たり用の楽曲演出の楽曲データとして、一の楽曲データを6個に分割した曲片データが、3ラウンド大当たり用の楽曲演出の楽曲データとして、一の楽曲データを3個に分割した曲片データが設定されている。
なお、以下においては、本実施の形態に係るパチンコ機の音声制御部162が実行する楽曲演出制御処理を、ステップS310の大当たり種別決定処理において、3ラウンド大当たりを生起することが決定された場合の処理を例にして説明する。なお、16ラウンド大当たり、10ラウンド大当たり及び6ラウンド大当たりが生起される場合の処理も、3ラウンド大当たりを生起することが決定された場合の処理と同様である。
音声制御部162に記憶されている3ラウンド大当たり用の楽曲演出の楽曲データは、第一曲片データ、第二曲片データ及び第三曲片データから構成されている。
そして、演出制御装置150は、ステップS408において主制御装置210から演出開始コマンドを受信すると、受信した演出開始コマンドにおいて指定されている大当たり演出を実行する。この際、演出制御装置150の音声制御部162は、楽曲演出制御処理を実行する。楽曲演出制御処理は、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出(大当たり演出)を実行するための処理である。音声制御部162は、楽曲演出制御処理において、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出の楽曲データの再生処理を実行する。
音声制御部162のCPUは、音声制御部162のROMの所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、図8のフローチャートに示す楽曲演出制御処理を実行する。
図8は、楽曲演出制御処理を示すフローチャートである。
楽曲演出制御処理は、音声制御部162のCPUにおいて実行されると、図8に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ステップS600では、音声制御部162は、主制御装置210から1ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたか否かを判定し、1ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS602に移行する。一方、1ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS600で待機する。
ステップS602では、音声制御部162は、3ラウンド大当たり用の楽曲データを構成する第一曲片データの再生処理を実行して、ステップS604に移行する。
ステップS604では、音声制御部162は、主制御装置210から2ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたか否かを判定し、2ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS606に移行する。一方、2ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS604で待機する。
ステップS606では、音声制御部162は、第一曲片データの再生処理を停止するとともに、3ラウンド大当たり用の楽曲データを構成する第二曲片データの再生処理を実行して、ステップS608に移行する。
ステップS608では、音声制御部162は、主制御装置210から3ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたか否かを判定し、3ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS610に移行する。一方、3ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS608で待機する。
ステップS610では、音声制御部162は、第二曲片データの再生処理を停止するとともに、3ラウンド大当たり用の楽曲データを構成する第三曲片データの再生処理を実行して、ステップS612に移行する。
ステップS612では、音声制御部162は、主制御装置210から3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されたか否かを判定し、3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS614に移行する。一方、3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS612で待機する。
ステップS614では、音声制御部162は、3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されてから2秒経過後に第三曲片データの再生処理を停止して、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、各ラウンドは、大入賞口115の開放が開始されてから30秒経過すること及び大入賞口115に10個の遊技球が入賞することのうちいずれか一方が達成されるまで継続する。また、ラウンド間又は大当たり終了後におけるメモリのリセットのための時間として2秒間必要となる。したがって、各曲片データの再生処理が実行される最長時間は、32秒となる。そこで、本実施の形態では、各曲片データの長さを、該各曲片データの再生処理が実行される最長時間である32秒以上に構成し、各ラウンド開始コマンドが入力された際に、各曲片データの再生処理を途中で停止する構成としている。なお、各曲片データの長さを、該各曲片データの再生処理が実行される最長時間である32秒未満に構成し、各ラウンド開始コマンド又は3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されるまで、各曲片データのループ再生処理を実行する構成としても構わない。
なお、各曲片データの再生処理の切り替えを行う際には、切り替えが行われる両曲片データをクロスフェードさせるように再生処理を実行することによって、曲片間の繋ぎ目を遊技者の聴感上自然に演出することが可能となる。
これによって、本実施の形態に係るパチンコ機では、大当たり全体において、一つの楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が順次実行される。すなわち、大当たりを生起させることを決定した際に実行される楽曲演出において、一つの楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が順次実行される。したがって、本実施の形態に係るパチンコ機によれば、大当たり演出の継続時間が変動する場合でも、該大当たり演出において、一つの楽曲の序盤から終盤までを遊技者に聴取させることができる。よって、本実施の形態に係るパチンコ機によれば、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
次に、本発明の第三の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明の第三の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第一又は第二の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同様となっている。本発明の第三の実施の形態に係るパチンコ機は、第一又は第二の実施の形態に係るパチンコ機において、さらに、以下に説明する曲片選択機能を備えている。以下、第一又は第二の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
本発明の第三の実施の形態に係るパチンコ機では、演出制御装置150が、主制御装置210から演出開始コマンドが入力されてから演出終了コマンドが入力される迄の間に、遊技者の任意操作による外部入力ボタン46からの外部入力を受け付けるように構成されている。
そして、外部入力ボタン46からの外部入力によって、大当たりを生起させることを決定した際に実行される楽曲演出において、該楽曲演出で再生処理が実行される楽曲データを構成する複数の曲片データのうちから再生処理を実行するものを選択することが可能となっている。
そして、演出制御装置150の音声制御部162は、外部入力ボタン46が遊技者による外部入力を受け付けた場合には、該外部入力によって再生処理を実行することが指定された曲片データの再生処理を実行する。
また、演出制御装置150の図柄制御部152は、大当たり演出を実行する際に、外部入力ボタン46によって選択することが可能な曲片データを、演出図柄表示装置(表示手段)104に表示する。
これによって、本実施の形態に係るパチンコ機では、大当たり演出が実行される際に、一つの楽曲データを構成する複数の曲片データのうち遊技者が聴取を所望する曲片データの再生処理を実行することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係るパチンコ機では、遊技者が演出図柄表示装置104の表示を見ながら再生処理を実行する曲片データを選択することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
次に、本発明の第四の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明の第四の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第一乃至第三の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同様となっている。本発明の第四の実施の形態に係るパチンコ機は、第一乃至第三のうちいずれかの実施の形態に係るパチンコ機において、さらに、以下に説明する楽曲変更機能を備えている。以下、第一乃至第三の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
本実施の形態に係るパチンコ機では、それぞれの大当たり種別用の楽曲演出の楽曲データとして、二以上の楽曲データが設定されている。なお、各楽曲データは、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成されている。
そして、演出制御装置150の音声制御部162は、図7又は図8に示す楽曲演出制御処理において、生起することが決定された大当たり用に設定されている二以上の楽曲データの再生処理を、別トラックで同時に実行する。この場合、音声制御部162は、二以上の楽曲データのうちスピーカ42から出力することを所望する楽曲データは、音量を所定値に設定して再生処理を実行するとともに、二以上の楽曲データのうちスピーカ42から出力することを所望しない楽曲データは、音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行する。本実施の形態では、音声制御部162は、二以上の楽曲データのうちスピーカ42から出力する楽曲データを抽選によってランダムに決定する。
ここで、音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行するとは、電気信号の出力を0にすること(ミュート)が含まれるが、必ずしも電気信号の出力を0にする必要はなく、聴感上、相対的に聴取がしにくい程度、あるいは、聴感上、認識不能な程度に電気信号が出力されていても構わない。例えば、遊技場の環境によっては、他の遊技機の演出用効果音、遊技場内の告知案内、遊技場外の騒音が遊技者に聴取されることもあり、このような環境では、遊技者に聴取させることを所望しない効果音が僅かに出力されていたとしても、実質上問題は生じない。また、音声制御部162の再生処理手段からスピーカ42に電気信号を入力し続けることによって、ミュート時やミュート解除時に、所謂ポップノイズが発生することが防止され、聴感上観点から耐ノイズ対策が施される。また、所謂カラオケバージョンの楽曲を意図して再生する場合、メロディラインを僅かに聴取可能に再生させれば、和音のバッキング演奏のみの再生と比較して、遊技者に旋律を連想させ易くなるので、再生される楽曲に馴染みが少ない遊技者に対しても、聴感上演出の効果が損なわれることを抑止できる。
これによって、本実施の形態に係るパチンコ機では、音量のコントロールのみによって楽曲演出の内容を変更することができるため、制御負担を軽減しつつ楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
図9及び図10は、楽曲変更機能の一例を示す図である。
例えば、16ラウンド大当たり用の楽曲データとして、一の楽曲のBGMの楽曲データ、一の楽曲のコーラスの楽曲データ及び一の楽曲のボーカルの楽曲データを設定する。そして、図9に示すように、音声制御部162は、最初に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、BGMの楽曲データ、コーラスの楽曲データ及びボーカルの楽曲データの全てについて音量を所定値に設定して再生処理を実行する。これによって、最初に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、スピーカ42から通常の楽曲が出力される。一方、図10に示すように、二回目に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、BGMの楽曲データ及びコーラスの楽曲データについて音量を所定値に設定して再生処理を実行するとともに、ボーカルの楽曲データについて音量を0に設定して再生処理を実行する。これによって、二回目に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、スピーカ42からカラオケバージョンの楽曲が出力される。
また、例えば、16ラウンド大当たり用の楽曲データとして、一の楽曲のBGMの楽曲データ、一の楽曲のコーラスの楽曲データ、一の楽曲の男性ボーカルの楽曲データ及び一の楽曲の女性ボーカルの楽曲データを設定することによって、16ラウンド大当たりが生起される毎に、ボーカルを担当する歌手が変更された楽曲演出を実行することも可能となる。
さらに、例えば、16ラウンド大当たり用の楽曲データとして、異なる複数の楽曲データを設定することによって、16ラウンド大当たりが生起される毎に、異なる楽曲演出を実行することも可能となる。
次に、本発明の第五の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明の第五の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第四の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同様となっている。本発明の第五の実施の形態に係るパチンコ機は、第四の実施の形態に係るパチンコ機において、さらに、以下に説明する楽曲選択機能を備えている。以下、第四の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
本発明の第五の実施の形態に係るパチンコ機では、演出制御装置150が、主制御装置210から演出開始コマンドが入力されてから演出終了コマンドが入力される迄の間に、遊技者の任意操作による外部入力ボタン46からの外部入力を受け付けるように構成されている。そして、外部入力ボタン46からの外部入力によって、大当たりを生起させることを決定した際に実行される楽曲演出において、該楽曲演出で再生処理が実行される二以上の楽曲データのうちからスピーカ42から出力するものを選択することが可能となっている。
そして、演出制御装置150の音声制御部162は、外部入力ボタン46が遊技者による外部入力を受け付けた場合には、該外部入力によってスピーカ42から出力することが指定された楽曲データについて音量を所定値に設定して再生処理を実行し、該外部入力によってスピーカ42から出力することが指定されていない楽曲データについて音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行する。
また、演出制御装置150の図柄制御部152は、大当たり演出を実行する際に、外部入力ボタン46によって選択することが可能な楽曲データを、演出図柄表示装置(表示手段)104に表示する。
これによって、本実施の形態に係るパチンコ機では、大当たり演出が実行される際に、一の大当たり演出用の楽曲データとして設定された二以上の楽曲データのうち遊技者が聴取を所望する楽曲データをスピーカ42から出力させることができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係るパチンコ機では、遊技者が演出図柄表示装置104の表示を見ながらスピーカ42から出力させる楽曲データを選択することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上記実施の形態では、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記第一の実施の形態において、音声制御部162のROMに記憶されている中期曲片データを、第一中期曲片データと第二中期曲片データとから構成する。また、音声制御部162が、過去の遊技の結果に基づいて、各ラウンドにおける大入賞口115の平均開放時間を算出する。そして、音声制御部162が、大当たりが生起された際の各ラウンドにおいて、大入賞口115の開放が開始されてからの経過時間と算出した大入賞口115の平均開放時間との時間差を算出し、算出された時間差に応じて、第一中期曲片データ及び第二中期曲片データのうちいずれか一方を繰り返して再生処理を実行し又は第一中期曲片データと第二中期曲片データとを差し替えて再生処理を実行する構成としても構わない。また、音声制御部162が、算出された時間差に応じて、第一中期曲片データ及び第二中期曲片データの少なくとも一方のテンポを変更又は効果音(爆発音、破裂音、虫の鳴き声、風の音、波の音等)をパンチインすることによって、第一中期曲片データ及び第二中期曲片データの再生所要時間を調整する構成としても構わない。
また、上記実施の形態においては、パチンコ機である遊技機に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。
本発明に係るパチンコ機の正面図である。 パチンコ機における遊技盤の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。 遊技制御装置の構成を示すブロック図である。 遊技制御処理を示すフローチャートである。 大当たり判定処理を示すフローチャートである。 演出制御処理を示すフローチャートである。 楽曲演出制御処理を示すフローチャートである。 楽曲演出制御処理を示すフローチャートである。 楽曲変更機能の一例を示す図である。 楽曲変更機能の一例を示す図である。
符号の説明
10 外枠
12 ヒンジ機構
14 内枠
16 ガラス枠ユニット
22 発射ハンドル
28 受皿ユニット
40 ランプ
42 スピーカ
46 外部入力ボタン
100 パチンコ機
102 遊技盤
104 演出図柄表示装置
106 特別図柄表示装置
108 普通図柄表示装置
109 遊技状態表示装置
111 始動入賞装置
111a 第一始動入賞口
111b 第二始動入賞口
115 大入賞口
131 始動入賞口スイッチ
150 演出制御装置
152 図柄制御部
162 音声制御部
200 遊技制御装置
210 主制御装置
212 電源回路
220 CPU
230 ROM
240 RAM
250 入力ポート
255 出力ポート

Claims (5)

  1. 遊技盤に設けられた始動領域への遊技球の通過を契機として、特賞状態を生起させるか否かを抽選により決定する主制御部と、
    二以上の楽曲データを記憶する記憶手段及び該記憶手段が記憶する楽曲データの再生処理を実行する再生処理手段を有し、前記主制御部が特賞状態を生起させることを決定した際に、音声出力手段から楽曲を出力させる楽曲演出を実行する演出制御部と、を備える遊技機であって、
    前記演出制御部が、前記楽曲演出において、
    二以上の楽曲データの再生処理を同時に実行し、
    再生処理が実行される二以上の楽曲データのうち、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望するものについては音量を所定値に設定して再生処理を実行し、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望しないものについては音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行することを特徴とする遊技機。
  2. それぞれの前記楽曲データが、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成され、
    前記演出制御部が、前記楽曲演出において、それぞれの前記楽曲データについて、前記主制御部から順次入力される制御信号に応じて、所定の順序で全ての前記曲片データの再生処理を実行することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技球が入賞することによって賞球を払い出す契機を与える大入賞口を備え、
    前記主制御部が、
    特賞状態を生起させることを決定した際に、前記大入賞口を開放させ、
    前記大入賞口への遊技球の入賞数及び前記大入賞口の開放が開始されてからの経過時間のうち少なくとも一方に基づいて前記制御信号を前記演出制御部に順次入力することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 遊技者の任意操作による外部入力を受け付け、前記二以上の楽曲データのうちから前記音声出力手段から楽曲を出力するものを選択することが可能な外部入力手段を備え、
    前記演出制御部が、前記外部入力手段が外部入力を受け付けた場合には、該外部入力に応じて前記二以上の楽曲データに基づく楽曲を前記音声出力手段から出力させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1記載の遊技機。
  5. 前記外部入力手段によって選択することが可能な楽曲データを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
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