JP2009279258A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009279258A JP2009279258A JP2008135740A JP2008135740A JP2009279258A JP 2009279258 A JP2009279258 A JP 2009279258A JP 2008135740 A JP2008135740 A JP 2008135740A JP 2008135740 A JP2008135740 A JP 2008135740A JP 2009279258 A JP2009279258 A JP 2009279258A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- music
- effect
- control unit
- data
- jackpot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】 パチンコ機100は、楽曲データを記憶する記憶手段及び楽曲データについて可聴音としての再生処理を実行する再生処理手段を有し、特賞状態を生起させることを決定した際に、音声出力手段42から楽曲を出力させる楽曲演出を実行する演出制御部162とを備え、演出制御部162が、楽曲演出において、二以上の楽曲データの再生処理を同時に実行し、再生処理が実行される二以上の楽曲データのうち、音声出力手段42から楽曲を出力することを所望するものについては音量を所定値に設定して再生処理を実行し、音声出力手段42から楽曲を出力することを所望しないものについては音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行する。
【選択図】 図10
Description
また、大当たり演出は、特賞状態の生起と同期して実行される。したがって、大当たり演出の継続時間は、特賞状態の継続時間とほぼ一致している。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、制御負担を軽減しつつ楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
二以上の楽曲データを記憶する記憶手段及び該記憶手段が記憶する楽曲データの再生処理を実行する再生処理手段を有し、前記主制御部が特賞状態を生起させることを決定した際に、音声出力手段から楽曲を出力させる楽曲演出を実行する演出制御部と、を備える遊技機であって、
前記演出制御部が、前記楽曲演出において、
二以上の楽曲データの再生処理を同時に実行し、
再生処理が実行される二以上の楽曲データのうち、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望するものについては音量を所定値に設定して再生処理を実行し、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望しないものについては音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行することを特徴とする。
前記演出制御部が、前記楽曲演出において、それぞれの前記楽曲データについて、前記主制御部から順次入力される制御信号に応じて、所定の順序で全ての前記曲片データの再生処理を実行することを特徴とする。
前記主制御部が、
特賞状態を生起させることを決定した際に、前記大入賞口を開放させ、
前記大入賞口への遊技球の入賞数及び前記大入賞口の開放が開始されてからの経過時間のうち少なくとも一方に基づいて前記制御信号を前記演出制御部に順次入力することを特徴とする。
前記演出制御部が、前記外部入力手段が外部入力を受け付けた場合には、該外部入力に応じて前記二以上の楽曲データに基づく楽曲を前記音声出力手段から出力させることを特徴とする。
第五の発明に係る遊技機では、遊技者が表示手段の表示を見ながら音声出力手段から出力させる楽曲の楽曲データを選択することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
図1は、本発明に係るパチンコ機の正面図である。
図1に示すパチンコ機100は、縦長矩形状をした外枠10と、外枠10にヒンジ機構12により蝶着された内枠14と、内枠14の正面上部に配設された開閉自在なガラス枠ユニット16と、ガラス枠ユニット16に覆われた遊技盤102(図2参照)と、内枠14の正面下部に配設された受皿ユニット28とを備えている。
図2は、パチンコ機における遊技盤の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図2に示すように、遊技盤102のほぼ中央部には、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置によって構成された演出図柄表示装置104が設けられている。
演出図柄表示装置104の下方には、始動入賞装置111が設けられている。始動入賞装置111は、常時開口している第一始動入賞口111aと、第一始動入賞口111aの下側に設けられた可動式の第二始動入賞口111bとを有している。
特別図柄表示装置106の上方には、大当たり中(特賞状態中)等のパチンコ機の状態を通知する遊技状態表示装置109が設けられている。遊技状態表示装置109は、例えばLEDからなる表示装置であり、点灯や点滅等で遊技状態を通知するものである。
そして、大入賞口115の下方であって遊技盤102の最下方には、上記入賞口等のいずれにも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口110が設けられている。
図3は、遊技制御装置の構成を示すブロック図である。
遊技制御装置200は、図3に示すように、主に、主制御装置(主制御部)210及び演出制御装置(演出制御部)150から構成される。不正行為防止等のため、通常、各制御装置は別々の基板に実装され、直接・間接的に接続されて相互に又は一方向にデータが送信可能となっている。
演出制御装置150は、主制御装置210から送信される制御コマンドに応じて各種の演出を制御する。演出制御装置150は、演出図柄表示装置104における表示を制御する図柄制御部152と、ランプ40の点灯を制御するランプ制御部164と、スピーカ42から出力される効果音を制御する音声制御部162とを備えている。
出力ポート255は、特別図柄表示装置106への出力を行う特別図柄表示用出力ポートと、普通図柄表示装置108への出力を行う普通図柄表示用出力ポートと、演出制御装置150への制御コマンドの出力を行う制御コマンド出力ポートと、賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置156への出力を行う賞球払出用コマンド出力ポートと、大入賞口115を開閉させる大入賞口ソレノイド158への出力を行う大入賞口ソレノイド出力ポートと、遊技状態表示装置109への出力を行う遊技状態表示用出力ポートと、外部のホールコンピュータへの出力を行う外部情報出力ポート256とからなる。
主制御装置210は、出力ポート255を介して、特別図柄表示装置106、普通図柄表示装置108、大入賞口ソレノイド158、外部情報出力部及び遊技状態表示装置109を制御する。なお、ここでの「制御」とは、例えば、主制御装置210が出力ポート255から特別図柄表示装置106に対して直接的に表示駆動に関わる制御信号を送ることにより特別図柄を変動させる処理のことであり、例えば、CPU220からの信号(命令)を他のCPUによる判断なしで直接送ることや、割り込み等による時間遅れ(タイムラグ)なしで制御することが含まれる。また、主制御装置210は、出力ポート255を介して、演出制御装置150に制御コマンドを送信して演出制御装置150を制御する。
ここで、制御コマンドには、停止図柄指定コマンド、変動パターンコマンド、図柄停止コマンド、演出開始コマンド、ラウンド開始コマンド、ラウンド終了コマンド、楽曲制御コマンド及び演出終了コマンドがある。停止図柄指定コマンドとは、演出図柄表示装置104に停止表示される演出図柄の組み合わせの態様(はずれ図柄、大当たり図柄)を指定するための制御コマンドである。停止図柄指定コマンドは、特別図柄の変動開始時に出力される。変動パターンコマンドとは、n(n=1〜104)種類設定された変動パターンのうちから実行する変動パターンを指定するための制御コマンドである。変動パターンコマンドは、停止図柄指定コマンドとともに特別図柄の変動開始時に出力される。図柄停止コマンドは、演出図柄の停止を指定するための制御コマンドである。図柄停止コマンドは、演出図柄の停止時に出力される。演出開始コマンドは、m(m=1〜95)種類設定された大当たり演出のうちから実行する大当たり演出を指定するとともに、指定した大当たり演出の開始を指定するための制御コマンドである。演出開始コマンドは、大当たり開始時に出力される。ラウンド開始コマンドは、大当たりが生起された際の、各ラウンドの開始を指定するための制御コマンドである。ラウンド開始コマンドは、各ラウンドの開始時に出力される。ラウンド終了コマンドは、大当たりが生起された際の、各ラウンドの終了を指定するための制御コマンドである。ラウンド終了コマンドは、各ラウンドの終了時に出力される。楽曲制御コマンドは、大当たり演出を構成する楽曲演出を実行するための制御コマンドである。演出終了コマンドは、大当たり演出の終了を指定するための制御コマンドである。演出終了コマンドは、大当たり終了時に出力される。
なお、制御コマンドは、制御コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のディジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイト長のディジタルデータであるイベント(EVENT)とから構成される。
RAM240には、出力予定の制御コマンドを所定領域に格納し、停電から復帰したときは、RAM240の内容を停電直前の状態に復元し、RAM240の出力予定の制御コマンドを出力することにより、電源遮断前の状態に遊技状態を復帰させる。
図柄制御部152は、CPU、ROM、RAM及び画像処理用VDP(Video Display Processor)を備えている。
図柄制御部152のRAMは、図柄制御部152のCPUに対する入出力データや演算処理のためのデータを一時記憶し、ワークエリアやバッファメモリとして機能する。VDPは、図柄制御部152のCPUからの出力指示に従って演出図柄表示装置104に画像データを出力する。図柄制御部152のROMは、図柄表示演出制御を行うためのプログラム及び演出図柄表示装置104に出力するための各種画像データが格納されている。
音声制御部162のRAMは、音声制御部162のCPUに対する入出力データや演算処理のためのデータを一時記憶し、ワークエリアやバッファメモリとして機能する。音声制御部162のROMは、大当たり演出を構成する楽曲演出の制御を行うためのプログラム及び楽曲演出に必要な各種楽曲データ(waveデータ、MP3データ等)が記憶されている。ここで、音声制御部162のROMに記憶されている各楽曲データは、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成されている。本実施の形態では、楽曲演出用の各楽曲データは、初期曲片データ、中期曲片データ、終期曲片データ及び完結期曲片データから構成されている。
また、演出制御装置150には、外部入力ボタン46が接続され、外部入力ボタン46からの信号が入力される。
CPU220は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図4のフローチャートに示す遊技制御処理を実行する。
遊技制御処理は、CPU220において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、CPU220の初期化処理を実行し、ステップS102に移行して、出玉の決定等に直接関わる出玉制御用乱数(例えば、大当たり抽選に用いる乱数、大当たり種別決定乱数、停止図柄決定乱数)を更新するとともに、始動入賞口スイッチ131からの検出信号を入力して入賞をチェックする割込処理を実行すべき割込許可命令をCPU220に対して出力する。
ステップS106では、遊技制御処理が実行されてから割込処理が所定回数(例えば、2回)実行されたか否かを判定し、割込処理が所定回数実行されたと判定したとき(Yes)は、ステップS108に移行して、大当たりの判定を行うとともに図柄の変動パターンを決定する大当たり判定処理を実行し、ステップS110に移行する。
ステップS114では、外部情報出力ポート256を介して、遊技制御に関する外部情報信号をホールコンピュータに出力する外部情報出力処理を実行し、ステップS116に移行する。
ステップS116では、パチンコ機の検査に必要な遊技機検査信号を出力する遊技機検査信号出力処理を実行する。
ステップS122では、RAM240の内容を復元するために必要な復帰情報を生成し、生成した復元情報をRAM240に格納し、CPU220を省電力モードに切り換えるバックアップ処理を実行する。バックアップ処理には、バックアップフラグを設定する処理及びチェックサムを行う処理が含まれる。
一方、ステップS120で、電源断検出信号を入力しないと判定したとき(No)、及びステップS106で、遊技制御処理が実行されてから割込処理が所定回数実行されていないと判定したとき(No)はいずれも、ステップS104に移行する。
図5は、大当たり判定処理を示すフローチャートである。
大当たり判定処理は、所定確率(例えば、1/399)で大当たりを生起させるために、所定の数値範囲(例えば、「0」〜「398」)に1個の大当たり値を設定し、始動入賞装置111に遊技球が入賞した入賞タイミングで乱数カウンタから当たり決定乱数を取得し、取得した乱数値と大当たり値とが一致しているときに大当たりを生起させる処理である。
ステップS300では、演出図柄表示装置104において演出図柄が変動中か否かを判定し、演出図柄が変動中でないと判定したとき(No)は、ステップS302に移行して、入賞遊技球数が「1」以上であるか否かを判定し、入賞遊技球数が「1」以上であると判定したとき(Yes)は、ステップS306に移行する。
ステップS310では、大当たりの種別を決定する大当たり種別決定処理を実行する。
一方、ステップS308で、読み出した乱数値が大当たり値と一致しないと判定したとき(No)は、ステップS322に移行して、はずれ時に停止させる演出図柄の組み合わせを決定するはずれ時停止図柄決定処理を実行する。はずれ時停止図柄決定処理は、ステップS312と同様に構成される。この決定により、演出図柄表示装置104で表示される具体的なはずれ演出図柄の組み合わせを指定するのではなく、当たり抽選の結果がはずれであるという旨の結果だけを指定するためのコマンドであるはずれ演出図柄指定コマンドが演出制御装置150の図柄制御部152に出力される。図柄制御部152は、はずれ演出図柄指定コマンドを入力したときは、はずれになる演出図柄の組み合わせを決定し、その内容を演出図柄表示装置104に表示する。
一方、ステップS302で、入賞遊技球数が「0」であると判定したとき(No)、及びステップS300で、演出図柄表示装置104において演出図柄が変動中であると判定したとき(Yes)はいずれも、ステップS330に移行する。
ステップS334では、現在の図柄変動の開始時に行われた大当たり抽選において大当たりとなったか否かを判定し、大当たりとなったと判定したとき(Yes)は、ステップS336に移行する。
ステップS336の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS334で、大当たりとなっていないと判定したとき(No)及びステップS330で、演出図柄の変動を開始してから所定時間が経過しないと判定したとき(No)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
演出制御装置150のCPUは、演出制御装置150のROMの所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、図6のフローチャートに示す演出制御処理を実行する。
図6は、演出制御処理を示すフローチャートである。
演出制御処理は、演出制御装置150のCPUにおいて実行されると、図6に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS402では、演出制御装置150は、変動パターンコマンドを受信する変動パターンコマンド受信処理を実行し、ステップS404に移行する。変動パターンコマンド受信処理では、演出制御装置150は、主制御装置210から変動パターンコマンドを受信し、受信した変動パターンコマンドを図柄制御部152に入力する。そして、内部コマンドが入力された図柄制御部152は、演出図柄表示装置104において変動パターンコマンドに指定されているパターンで演出図柄の変動表示を開始させる。
ステップS406では、演出制御装置150は、図柄停止コマンドを受信する図柄停止コマンド受信処理を実行し、ステップS406に移行する。図柄停止コマンド受信処理では、演出制御装置150は、主制御装置210から図柄停止コマンドを受信して、受信した図柄停止コマンドを図柄制御部152に入力する。そして、図柄停止コマンドを受信した図柄制御部152は、演出図柄表示装置104において停止図柄指定コマンドで指定されている態様で演出図柄を停止表示させる。
ステップS410では、その他の制御コマンドを受信するその他コマンド受信処理を実行し、ステップS400に移行する。
演出制御装置150は、ステップS408において主制御装置210から演出開始コマンドを受信すると、受信した演出開始コマンドにおいて指定されている大当たり演出を実行する。この際、演出制御装置150の音声制御部162は、楽曲演出制御処理を実行する。楽曲演出制御処理は、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出(大当たり演出)を実行するための処理である。音声制御部162は、楽曲演出制御処理において、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出の楽曲データの再生処理を実行する。
図7は、楽曲演出制御処理を示すフローチャートである。
楽曲演出制御処理は、音声制御部162のCPUにおいて実行されると、図7に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS502では、音声制御部162は、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する初期曲片データの再生処理を実行して、ステップS504に移行する。
ステップS506では、音声制御部162は、初期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する中期曲片データの再生処理を実行して、ステップS508に移行する。
ステップS510では、音声制御部162は、中期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する終期曲片データの再生処理を実行して、ステップS512に移行する。
ステップS514では、音声制御部162は、終期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する完結期曲片データの再生処理を実行して、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。この場合、完結期曲片データの再生処理は、ラウンド間又は大当たり終了後におけるメモリのリセットに必要となる時間である2秒間のみ実行される。
なお、各曲片データの再生処理の切り替えを行う際には、切り替えが行われる両曲片データをクロスフェードさせるように再生処理を実行することによって、曲片間の繋ぎ目を遊技者の聴感上自然に演出することが可能となる。
そして、音声制御部162は、上記楽曲演出制御処理を、大当たりを構成する全てのラウンドが終了するまで繰り返し実行する。この場合、大当たりの全てのラウンドにおいて同一の楽曲データの再生処理を繰り返し実行しても構わず、ラウンド毎に異なる楽曲データの再生処理を実行しても構わない。
主制御装置210は、大入賞口115に遊技球の玉噛み現象等のエラーが発生していることを検出した際には、演出制御装置150に対してエラーコマンドを出力する。そして、演出制御装置150の音声制御部162は、エラーコマンドが入力されると、エラーメロディ出力処理を実行する。
そして、音声制御部162は、エラーコマンドの入力が停止されると、エラーメロディ用の楽曲データの再生処理を停止し、エラー発生時に再生処理を実行していた曲片データの再生処理を実行する。
なお、音声制御部162は、予め定められた時間内にエラーが解消されない場合には、エラーメロディ用の楽曲データの再生処理を停止し、ホール側へのエラー解除要求を示すエラー解除要求メロディ用の楽曲データの再生処理を実行する。
まず、パチンコ機に電源が投入されると、主制御装置210により、遊技制御処理が実行され、遊技可能な状態となる。遊技者は、貸し出しを受けた遊技球をパチンコ機に装填し、発射ハンドルを操作して遊技球を遊技盤102に発射することにより遊技を行うことができる。
遊技可能状態において、遊技盤102に発射された遊技球が始動入賞装置111に入賞すると、始動入賞口スイッチ131により検出信号が出力される。主制御装置210では、始動入賞口スイッチ131から検出信号が入力されると、そのタイミングで当たり決定乱数が取得される。このとき、取得された乱数値が大当たり値と一致していると判定されると、大当たりとなる。
大当たり中は、大入賞口115が所定の開閉パターンで開放制御され、大入賞口115に遊技球が入賞すると、1個当たりの入賞につき所定数の賞球が払い出される。
演出制御装置150の音声制御部162は、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出(大当たり演出)用の楽曲データの再生処理を実行する。この場合、音声制御部162は、大当たり中の各ラウンドにおいて、楽曲演出制御処理を実行する。
また、音声制御部162は、主制御装置210からの第一の楽曲制御コマンドの入力に応じて、初期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する中期曲片データの再生処理を実行する。
そして、音声制御部162は、主制御装置210からのラウンド終了コマンドの入力に応じて、終期曲片データの再生処理を停止するとともに、演出開始コマンドにおいて指定されている楽曲演出用の楽曲データを構成する完結期曲片データの再生処理を2秒間実行する。
本発明の第二の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第一の実施の形態に係るパチンコ機100の構成と同様となっている。本発明の第二の実施の形態に係るパチンコ機は、演出制御装置150の音声制御部162が実行する楽曲演出制御処理が、図7に示す楽曲演出制御処理と異なっている。以下、第一の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
音声制御部162に記憶されている3ラウンド大当たり用の楽曲演出の楽曲データは、第一曲片データ、第二曲片データ及び第三曲片データから構成されている。
図8は、楽曲演出制御処理を示すフローチャートである。
楽曲演出制御処理は、音声制御部162のCPUにおいて実行されると、図8に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ステップS604では、音声制御部162は、主制御装置210から2ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたか否かを判定し、2ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS606に移行する。一方、2ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS604で待機する。
ステップS608では、音声制御部162は、主制御装置210から3ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたか否かを判定し、3ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS610に移行する。一方、3ラウンド目のラウンド開始コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS608で待機する。
ステップS612では、音声制御部162は、主制御装置210から3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されたか否かを判定し、3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されたと判定した場合(Yes)には、ステップS614に移行する。一方、3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されていないと判定した場合(No)には、ステップS612で待機する。
ステップS614では、音声制御部162は、3ラウンド目のラウンド終了コマンドが入力されてから2秒経過後に第三曲片データの再生処理を停止して、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
これによって、本実施の形態に係るパチンコ機では、大当たり全体において、一つの楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が順次実行される。すなわち、大当たりを生起させることを決定した際に実行される楽曲演出において、一つの楽曲データを構成する全ての曲片データの再生処理が順次実行される。したがって、本実施の形態に係るパチンコ機によれば、大当たり演出の継続時間が変動する場合でも、該大当たり演出において、一つの楽曲の序盤から終盤までを遊技者に聴取させることができる。よって、本実施の形態に係るパチンコ機によれば、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
本発明の第三の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第一又は第二の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同様となっている。本発明の第三の実施の形態に係るパチンコ機は、第一又は第二の実施の形態に係るパチンコ機において、さらに、以下に説明する曲片選択機能を備えている。以下、第一又は第二の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
そして、外部入力ボタン46からの外部入力によって、大当たりを生起させることを決定した際に実行される楽曲演出において、該楽曲演出で再生処理が実行される楽曲データを構成する複数の曲片データのうちから再生処理を実行するものを選択することが可能となっている。
また、演出制御装置150の図柄制御部152は、大当たり演出を実行する際に、外部入力ボタン46によって選択することが可能な曲片データを、演出図柄表示装置(表示手段)104に表示する。
また、本実施の形態に係るパチンコ機では、遊技者が演出図柄表示装置104の表示を見ながら再生処理を実行する曲片データを選択することができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
本発明の第四の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第一乃至第三の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同様となっている。本発明の第四の実施の形態に係るパチンコ機は、第一乃至第三のうちいずれかの実施の形態に係るパチンコ機において、さらに、以下に説明する楽曲変更機能を備えている。以下、第一乃至第三の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
本実施の形態に係るパチンコ機では、それぞれの大当たり種別用の楽曲演出の楽曲データとして、二以上の楽曲データが設定されている。なお、各楽曲データは、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成されている。
これによって、本実施の形態に係るパチンコ機では、音量のコントロールのみによって楽曲演出の内容を変更することができるため、制御負担を軽減しつつ楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
例えば、16ラウンド大当たり用の楽曲データとして、一の楽曲のBGMの楽曲データ、一の楽曲のコーラスの楽曲データ及び一の楽曲のボーカルの楽曲データを設定する。そして、図9に示すように、音声制御部162は、最初に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、BGMの楽曲データ、コーラスの楽曲データ及びボーカルの楽曲データの全てについて音量を所定値に設定して再生処理を実行する。これによって、最初に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、スピーカ42から通常の楽曲が出力される。一方、図10に示すように、二回目に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、BGMの楽曲データ及びコーラスの楽曲データについて音量を所定値に設定して再生処理を実行するとともに、ボーカルの楽曲データについて音量を0に設定して再生処理を実行する。これによって、二回目に16ラウンド大当たりを生起することを決定した際の楽曲演出においては、スピーカ42からカラオケバージョンの楽曲が出力される。
さらに、例えば、16ラウンド大当たり用の楽曲データとして、異なる複数の楽曲データを設定することによって、16ラウンド大当たりが生起される毎に、異なる楽曲演出を実行することも可能となる。
本発明の第五の実施の形態に係るパチンコ機の基本構成は、第四の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同様となっている。本発明の第五の実施の形態に係るパチンコ機は、第四の実施の形態に係るパチンコ機において、さらに、以下に説明する楽曲選択機能を備えている。以下、第四の実施の形態に係るパチンコ機の構成と同一の部分については、説明を省略する。
これによって、本実施の形態に係るパチンコ機では、大当たり演出が実行される際に、一の大当たり演出用の楽曲データとして設定された二以上の楽曲データのうち遊技者が聴取を所望する楽曲データをスピーカ42から出力させることができ、楽曲を用いた大当たり演出の興趣を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上記実施の形態では、種々の変更を行うことが可能である。
また、上記実施の形態においては、パチンコ機である遊技機に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。
12 ヒンジ機構
14 内枠
16 ガラス枠ユニット
22 発射ハンドル
28 受皿ユニット
40 ランプ
42 スピーカ
46 外部入力ボタン
100 パチンコ機
102 遊技盤
104 演出図柄表示装置
106 特別図柄表示装置
108 普通図柄表示装置
109 遊技状態表示装置
111 始動入賞装置
111a 第一始動入賞口
111b 第二始動入賞口
115 大入賞口
131 始動入賞口スイッチ
150 演出制御装置
152 図柄制御部
162 音声制御部
200 遊技制御装置
210 主制御装置
212 電源回路
220 CPU
230 ROM
240 RAM
250 入力ポート
255 出力ポート
Claims (5)
- 遊技盤に設けられた始動領域への遊技球の通過を契機として、特賞状態を生起させるか否かを抽選により決定する主制御部と、
二以上の楽曲データを記憶する記憶手段及び該記憶手段が記憶する楽曲データの再生処理を実行する再生処理手段を有し、前記主制御部が特賞状態を生起させることを決定した際に、音声出力手段から楽曲を出力させる楽曲演出を実行する演出制御部と、を備える遊技機であって、
前記演出制御部が、前記楽曲演出において、
二以上の楽曲データの再生処理を同時に実行し、
再生処理が実行される二以上の楽曲データのうち、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望するものについては音量を所定値に設定して再生処理を実行し、前記音声出力手段から楽曲を出力することを所望しないものについては音量を前記所定値に対して小さい値に設定して再生処理を実行することを特徴とする遊技機。 - それぞれの前記楽曲データが、該楽曲データを分割してなる複数の曲片データから構成され、
前記演出制御部が、前記楽曲演出において、それぞれの前記楽曲データについて、前記主制御部から順次入力される制御信号に応じて、所定の順序で全ての前記曲片データの再生処理を実行することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 遊技球が入賞することによって賞球を払い出す契機を与える大入賞口を備え、
前記主制御部が、
特賞状態を生起させることを決定した際に、前記大入賞口を開放させ、
前記大入賞口への遊技球の入賞数及び前記大入賞口の開放が開始されてからの経過時間のうち少なくとも一方に基づいて前記制御信号を前記演出制御部に順次入力することを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 遊技者の任意操作による外部入力を受け付け、前記二以上の楽曲データのうちから前記音声出力手段から楽曲を出力するものを選択することが可能な外部入力手段を備え、
前記演出制御部が、前記外部入力手段が外部入力を受け付けた場合には、該外部入力に応じて前記二以上の楽曲データに基づく楽曲を前記音声出力手段から出力させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1記載の遊技機。 - 前記外部入力手段によって選択することが可能な楽曲データを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135740A JP2009279258A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135740A JP2009279258A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009279258A true JP2009279258A (ja) | 2009-12-03 |
Family
ID=41450346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008135740A Pending JP2009279258A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009279258A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013202311A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2014171503A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技用システム、管理装置、遊技用装置および遊技機 |
JP2014171502A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技用システム、管理装置、遊技用装置および遊技機 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11468A (ja) * | 1997-06-12 | 1999-01-06 | Namco Ltd | 情報記憶媒体及びゲーム装置 |
JP2003038729A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-12 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2005328890A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2006006735A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2007252401A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
-
2008
- 2008-05-23 JP JP2008135740A patent/JP2009279258A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11468A (ja) * | 1997-06-12 | 1999-01-06 | Namco Ltd | 情報記憶媒体及びゲーム装置 |
JP2003038729A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-12 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2005328890A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2006006735A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2007252401A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013202311A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2014171503A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技用システム、管理装置、遊技用装置および遊技機 |
JP2014171502A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技用システム、管理装置、遊技用装置および遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6822684B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5056034B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP2005218509A (ja) | 遊技機、遊技機の制御プログラム及び情報記憶媒体 | |
JP5339994B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5257091B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008229103A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2009034381A (ja) | 遊技機 | |
JP2015181626A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2015181624A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5305264B2 (ja) | 音響生成装置及び音響生成プログラム | |
JP2008036179A (ja) | パチンコ機 | |
JP2007222437A (ja) | 遊技機、プログラム及び記憶媒体 | |
JP2007325840A (ja) | スロットマシン | |
JP2014136064A (ja) | 遊技機 | |
JP2009279258A (ja) | 遊技機 | |
JP6042189B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019069363A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2009279257A (ja) | 遊技機 | |
JP2014136065A (ja) | 遊技機 | |
JP6822682B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007275284A (ja) | 遊技機 | |
JP2010104577A (ja) | 遊技機 | |
JP2008229031A (ja) | 遊技機、及びシミュレーションプログラム | |
JP2016059631A (ja) | 遊技機及び遊技施設 | |
JP2021019993A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130723 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131119 |