JP2007104892A - 車両のスリップ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動輪がスリップ状態にあるとき、駆動輪の運転状態にかかわらず駆動輪のスリップ量を速やかに目標スリップ量に収束させることを目的とする。
【解決手段】本発明のスリップ制御装置は、車輪を駆動する駆動源と、駆動力指令値に基づいて駆動源を駆動するための駆動力制御値を出力する駆動力制御手段(S11)と、運転者の要求に基づいて第一駆動力指令値を演算する第一駆動力指令値演算手段(S6)と、駆動力制御値と駆動輪の角加速度とに基づいて第二駆動力指令値を演算する第二駆動力指令値演算手段(S7)と、駆動輪がスリップ状態のときに、駆動力制御手段への駆動力指令値を第一駆動力指令値から第二駆動力指令値に切り替える切り替え手段(S10)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は車両のスリップ制御装置において、車両の駆動輪のスリップを収束させる技術に関する。
この種のスリップ制御装置としては、モータからのトルク出力により駆動輪が空転したときに、モータから駆動輪に出力するトルクを制限するものが特許文献1に提案されている。この装置では、駆動輪に空転が発生したとき、角加速度が大きくなるほど、トルク上限値が小さくなるように関連付けたマップを参照してモータのトルクを制限するスリップ制御技術が知られている。
特開2004−96825公報
この従来のスリップ制御技術は、駆動輪の角加速度に応じてトルク上限値を予め定めておくことにより、駆動輪の角加速度を低下させている。この構成では、駆動輪が路面に伝達することができるトルクを考慮していないため、駆動輪が路面に伝達することができるトルクの最大値を、トルクの上限値にすることはできない。
そのため、スリップが収束後の再度加速時に、スリップが生じてしまう、或いは、スリップを速やかに収束させることが難しい場合があった。
本発明は、駆動輪がスリップ状態にあるとき、車両状態の変化にかかわらず駆動輪のスリップを速やかに収束させることを目的とする。
本発明の車両のスリップ制御装置は、駆動力制御手段により制御される駆動輪の駆動力と角加速度とから、駆動力を角加速度に応じて増減して駆動力指令値を演算する第二駆動力指令値演算手段を備える。
本発明によれば、駆動輪のスリップ発生時に駆動力制御値と駆動輪の角加速度とから、駆動力指令値を演算している。そのため、駆動力指令値は、駆動輪が路面に伝達することができるトルクの最大値になるよう演算される。したがって、路面の摩擦係数や輪荷重が変化しても、駆動輪の駆動トルクを適切に指令することができ、スリップの収束を速やかに行うことができ、スリップ収束後の再加速時のスリップ発生も回避できる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態について詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明における車両のスリップ制御装置のシステム構成図である。本実施形態の車両は後輪を駆動して走行する電動車両である。
モータ5、6は三相同期電動機や三相誘導電動機などの力行及び回生運転可能な交流機であり、モータ5は左側後輪3を駆動し、モータ6は右側後輪4を駆動する。モータ5、6にはそれぞれ電流センサが内蔵されており、各モータ5、6に流れる電流の大きさをコントローラ30に送信する。
インバータ7、8は、バッテリ9から供給された直流電流を交流電流に変換してそれぞれモータ5、6に供給し、モータ5、6において発電された交流電流を直流電流に変換してバッテリ9に充電する。バッテリ9は、例えばニッケル水素電池やリチウムイオン電池などである。
車輪速センサ10〜13はそれぞれ各車輪1〜4の回転速度ω1〜ω4を検出してコントローラ30に送信する。ここで、各車輪1〜4の回転半径はRで同一である。後輪3、4とモータ5、6とは減速比1、すなわち直結されている。また各車輪1〜4は同一のタイヤ特性を有し、輪荷重と横滑り角と路面摩擦係数が等しい場合には、駆動力とタイヤ横力との関係も同一となる。
前輪1、2の舵角は、運転者によるステアリング14の操舵によって調整される。なお、前輪1、2の舵角変化量はステアリング14の操舵角変化量に対して例えば1/16になるように設定される。舵角センサ15〜18は各車輪1〜4の舵角δ1〜δ4を検出してコントローラ30に送信する。また、各車輪1〜4には機械式のブレーキが装備され、コントローラ30からの指令に応じて制動をかけることができる。
加速度センサ19は車両の重心位置に取り付けられ、車両の前後方向加速度αx及び横方向加速度αyを検出し、ヨーレートセンサ20はヨーレートγを検出してコントローラ5に送信する。また、ステアリング角センサ21は運転者によるステアリング14の操舵角θを検出し、アクセルストロークセンサ22はアクセルペダル23の踏込量APを検出し、ブレーキストロークセンサ24はブレーキペダル25の踏込量BPを検出してコントローラ30へ送信する。コントローラ30は受信した信号に基づいてモータ5、6のトルクを制御する。
次にコントローラ30で行う制御について図2のフローチャートを参照しながら説明する。なお、本制御は所定時間(例えば10ms)ごとに繰り返し実行される。
ステップS1では、各車輪1〜4の回転速度ω1〜ω4、舵角δ1〜δ4、車両の前後方向加速度αx、横方向加速度αy、ヨーレートγ及びステアリングの操舵角θを読み込む。なお、車両の前後方向加速度αxは車両が前方に加速する方向を正とし、横方向加速度αyは車両が左旋回時に車両重心位置から旋回中心に向かう方向を正とし、ヨーレートγは車両を鉛直上方からみたときに反時計回りを正とする。
ステップS2では、各車輪1〜4の回転速度ω1〜ω4に基づいて車速Vを演算する。ここで、各車輪1〜4の速度V1〜V4は各車輪の回転速度ω1〜ω4にそれぞれ車輪半径Rを乗じて算出される。車速Vは、前輪1、2の速度V1、V2を用いて以下の(1)式に基づいて算出される。なお、V及びV1〜V4は車両前進方向を正とする。
Figure 2007104892
ステップS3(スリップ量演算手段)では、駆動輪である後輪3、4のスリップ量λ3、λ4を以下の(2)式及び(3)式に基づいて算出する。
Figure 2007104892
Figure 2007104892
ステップS4では、車両の前後方向に加える力の目標値tFを演算する。目標値tFは以下の(4)式に基づいて算出される。
Figure 2007104892
ここで、tFaはアクセルペダル23の踏込量AP及び車速Vに基づいて図3のマップを参照して算出される駆動力であり、tFbはブレーキペダル25の踏込量BPに基づいて図4のテーブルを参照して算出される制動力である。なお、tF、tFa及びtFbは車両を前方に加速させる方向を正とする。
ステップS5では、左右の駆動輪3、4の駆動力差の目標値ΔFを演算する。目標値ΔFは車速V及びステアリング14の操舵角θに基づいて図5のマップを参照して算出される。
ステップS6(第一駆動力指令値演算手段)では、後輪3、4の第一駆動力指令値Fx3、Fx4を以下の(5)式及び(6)式に基づいて運転者の要求に基づいた駆動力指令値を算出する。なお、第一駆動力指令値Fx3、Fx4は車両を前進させる方向に作用する力を正とする。
Figure 2007104892
Figure 2007104892
ステップS7(第二駆動力指令値演算手段)では、路面反力に相当する駆動力である第二駆動力指令値Ff3、Ff4を演算する。第二駆動力指令値Ff3、Ff4を以下の(7)式及び(8)式に基づいて演算する。
Figure 2007104892
Figure 2007104892
ここで、Tm5、Tm6はそれぞれモータ5、6のトルクであり、モータ5、6に内蔵されている電流センサの検出値に基づいて演算される。Irは後輪のイナーシャであり、また、dω3/dt、dω4/dtはそれぞれ後輪3、4の回転速度ω3、ω4の微分値であり、以下の(9)式及び(10)式に基づいて算出される。
Figure 2007104892
Figure 2007104892
ここで、ω3(k−1)、ω4(k−1)は前回処理時の回転速度ω3、ω4である。Tsampは演算周期である。
このように、モータ5、6に内蔵されている電流センサの検出値に基づいて演算される車両の現在のモータトルクと後輪の角加速度との関係から車両がスリップを生じることなく路面に伝達可能な駆動力(路面反力に相当)を求めているので、車両状態の変化(輪荷重、路面摩擦の変化)に対応した適切な駆動力指令値を生成することができる。また、第二駆動力指令値Ff3、Ff4はマップ検索ではなく演算によって算出されるので、コントローラ30のROMを少なく抑えて製造コストを抑制することができる。
ステップS8(補正手段)では、後輪3、4のスリップ量λ3、λ4を目標スリップ量λ’に収束させるための駆動輪3、4の駆動力の補正量である駆動力補正量Fb3、Fb4を以下の(11)式及び(12)式に基づいて演算する。なお、目標スリップ量λ’とは路面反力が最大となるときのスリップ量λ3、λ4、すなわち駆動輪3、4と路面との摩擦力が最大となるときのスリップ量λ3、λ4である。
Figure 2007104892
Figure 2007104892
ここで、Pはゲインであり例えば20とし、目標スリップ量λ’は例えば0.15とする。
また、駆動力補正量Fb3、Fb4はスライディングモード制御、PID制御及びPI制御などを用いて算出してもよい。
ステップS9では、補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4を以下の(13)式及び(14)式に基づいて演算する。
Figure 2007104892
Figure 2007104892
ステップS10(切り替え手段)では、第一駆動力指令値Fx3、Fx4と補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4とを比較して小さい方の値を制御用駆動力F3、F4とする。これは、車両の駆動輪にスリップが生じていないときは、第一駆動力指令値Fx3、Fx4に対して、補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4は常に大きく演算されている為、車両の駆動輪にスリップが生じていないときは第一駆動力指令値Fx3、Fx4が制御用駆動力F3、F4として選択される。一方、車両の駆動輪にスリップが生じているときは、第一駆動力指令値Fx3、Fx4に対して、補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4は常に小さく演算されている為、車両の駆動輪にスリップが生じているときは補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4が制御用駆動力F3、F4として選択されるためである。また、運転者がスリップの発生を認識してアクセルペダルを戻した場合には第一駆動力指令値Fx3、Fx4も低減するので第一駆動力指令値Fx3、Fx4を選択することになり速やかに運転者の操作に追従することができる。
なお、駆動輪のスリップ状態を判定してスリップ状態と判定されたときだけ補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4を制御用駆動力F3、F4に設定するようにしてもよい。この場合、スリップ量λ3、λ4が例えば目標スリップ量λ’を超えたとき、駆動輪3、4がスリップ状態となったと判定することができる。また、補正後の第二駆動力指令値も、スリップ状態と判定されたときだけ、演算するようにしても良い。
ステップS11(駆動力制御手段)では、制御用駆動力F3、F4にそれぞれ車輪の半径Rを乗じて得られるトルク指令値に基づいてモータ5、6の出力を制御する。
以上の制御をまとめて図6、図7を参照しながら本実施形態の作用を説明する。図6は、スリップ量制御に基づく車両のスリップ制御を説明した図であり、図7は、本実施形態における車両のスリップ制御を説明した図である。なお、いずれも(a)はスリップ量と路面反力との関係図であり、(b)は駆動輪の駆動力の変化を示すタイミングチャートである。
初めに図6を参照しながら従来例について説明する。時刻t1において駆動輪3、4がスリップ状態となると、駆動輪3、4のスリップ量λ3、λ4を目標スリップ量λ’に収束させるように、スリップ量λ3、λ4と目標スリップ量λ’との偏差に基づいて駆動輪3、4の駆動力を制御する。これにより、駆動力は要求駆動力から低下して目標スリップ量λ’における路面反力と等しくなるので、駆動輪3、4のスリップ状態は解消される。
しかし、路面の状態、車両状態、例えば輪荷重が小さいときは輪荷重が大きい場合に比べて目標スリップ量λ’における路面反力が小さいので、時刻t1における駆動力と目標スリップ量λ’における路面反力との乖離が大きくなる。よって、駆動輪3、4の駆動力を目標スリップ量λ’における路面反力に収束させるまでに要する時間が長くなる。
次に図7を参照しながら本実施形態について説明する。時刻t1において駆動輪3、4がスリップ状態となると、駆動輪3、4のスリップ量λ3、λ4を目標スリップ量λ’に収束させるように、モータ角加速度に基づいて算出される第二駆動力指令値Ff3、Ff4と、スリップ量λ3、λ4と目標スリップ量λ’との差に基づいて算出される駆動力補正値Fb3、Fb4との和を駆動輪3、4の駆動力とする。
すなわち、スリップ状態となったときに駆動輪3、4の駆動力を第一駆動力指令値Fx3、Fx4から補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4に切り替えて、駆動力を補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4によって目標スリップ量λ’における路面反力に収束させる。これにより、第二駆動力指令値Ff3、Ff4は加速度が大きいほど小さく設定されるので、輪荷重W3、W4が小さくて駆動力と目標スリップ量λ’における路面反力との乖離が大きい場合でも駆動力は迅速に路面反力に収束する。また、第二駆動力指令値Ff3、Ff4は路面反力相当の値になるように求められているのでスリップを収束させるだけでなく、スリップが収束した後に車両を前進させるのに適切なトルクとなるので、スリップが収束した後に再度スリップが発生することも防止できる。
以上のように本実施形態では、補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4を目標スリップ量λ’における路面反力に設定し、第二駆動力指令値Ff3、Ff4を基準としてスリップ量λ3、λ4と目標スリップ量λ’との偏差に基づいて駆動輪3、4の駆動力を制御するので、駆動輪3、4がスリップ状態となったときの駆動力と目標スリップ量λ’での路面反力との乖離が大きいときでも、スリップ量λ3、λ4を速やかに目標スリップ量λ’に収束させることができる。よって、車輪3、4のスリップ状態を迅速に解消して運転性や燃費の悪化を防止できる。
さらに本実施形態では、第二駆動力指令値Ff3、Ff4はモータ5、6のトルクTm5、Tm6と後輪の回転速度ω3、ω4とに基づいて算出されるので、運転状態の変化や車両重量の変化、タイヤのゴムの経年変化、タイヤ交換等の物性的な変化があっても車載コンピュータのプログラムやパラメータの書き換え等を行う必要がなく、メンテナンス性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では第二駆動力指令値の演算方法の一部が第1実施形態と異なる。以下、本実施形態における第二駆動力指令値Ff3、Ff4の演算方法について説明する。
本実施形態では、後輪3、4の第二駆動力指令値Ff3、Ff4に1次遅れフィルタを施した値を第二駆動力指令値Ff3、Ff4とする。1次遅れフィルタは1次遅れの伝達関数を離散化した以下の(15)式及び(16)式に基づいて施される。
Figure 2007104892
Figure 2007104892
ここで、Tsは1次遅れの時定数であり、例えば1.0に設定される。
本実施形態の作用について図8、図9を参照しながら説明する。図8は路面反力を駆動力基本値とする場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。図9は第二駆動力指令値に1次遅れフィルタを施した値を駆動力基本値とする場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。いずれも(a)は車速、(b)は車輪のスリップ量、(c)は駆動力を示している。
初めに図8を参照しながら第二駆動力指令値Ff3、Ff4に遅れフィルタを施していない場合について説明する。路面摩擦係数が低い路面を走行中に駆動輪3、4の駆動力が徐々に増加していき、時刻t1において駆動輪3、4のスリップ量λ3、λ4が増大してスリップ状態となる。スリップ量λ3、λ4の増大に伴ってモータ5、6のトルクTm5、Tm6と回転速度ω3、ω4に基づいて算出される路面反力すなわち第二駆動力指令値Ff3、Ff4は低下する。その後、第二駆動力指令値Ff3、Ff4の低下によってスリップ量の増大は抑制され、スリップ量が低下し始める。
ここで、目標スリップ量λ’とスリップ量λ3、λ4との差に基づいて算出される駆動力補正量Fb3、Fb4と第二駆動力指令値Ff3、Ff4が外乱や通信遅れなどによって目標スリップ量及び路面反力相当駆動力に対してオーバーシュートした場合、駆動力補正量Fb3、Fb4のみならず、第二駆動力指令値Ff3、Ff4も修正を行う。この場合、両者がともにオーバーシュートに対しての修正を行うので、第二駆動力指令値と目標スリップ量に対する補正が略同じ周波数で行われ、両社の和である目標駆動力Fs3、Fs4の振動は助長される。これにより、駆動輪3、4の駆動力がハンチングするので、駆動輪3、4のスリップ量λ’を目標スリップ量λ3、λ4に速やかに収束させることができない。
次に図9を参照しながら第二駆動力指令値Ff3、Ff4に1次遅れフィルタを施した値を用いる場合について説明する。路面摩擦係数が低い路面を走行中に駆動輪3、4の駆動力が徐々に増加していき、時刻t1において駆動輪のスリップ量λ3、λ4が増大してスリップ状態となる。スリップ量λ3、λ4の増大に伴って第二駆動力指令値Ff3、Ff4は低下する。その後、第二駆動力指令値Ff3、Ff4の低下によってスリップ量λ3、λ4の増大は抑制され、スリップ量λ3、λ4が低下し始める。
ここで、目標スリップ量λ’とスリップ量λ3、λ4との差に基づいて算出される駆動力補正量Fb3、Fb4と第二駆動力指令値Ff3、Ff4が外乱や通信遅れなどによって目標スリップ量及び路面反力相当駆動力に対してオーバーシュートした場合であっても、路面反力相当の駆動力に関しては、第二駆動力指令値Ff3、Ff4に1次遅れフィルタを施した値を用いているので、路面反力相当の駆動力に関してはオーバーシュートに対する修正が少なくともその時点では行われない。一方、駆動力補正量Fb3、Fb4に関しては遅れをもたないので目標スリップ量λ’とスリップ量λ3、λ4との差については修正される。よって、両者の修正タイミングは非同期となり駆動力基本値Ff3、Ff4の振動は抑制される。これにより、駆動輪3、4の駆動力はハンチングすることなく第二駆動力指令値Ff3、Ff4に収束し、またスリップ量が目標スリップ量へ漸近していくことで第二駆動力指令値の振動も抑制されるので、さらに駆動力基本値の振動が抑制される。よって、車輪のスリップ量λ3、λ4は目標スリップ量λ’に速やかに収束する。
以上のように本実施形態では、後輪3、4の第二駆動力指令値Ff3、Ff4に1次遅れフィルタを施した値を駆動力基本値Ff3、Ff4とするので、駆動力補正量Fb3、Fb4が外乱や通信遅れなどによって振動的となることにより駆動輪3、4の駆動力が振動的となることを防止できる。よって、車輪3、4のスリップ量λ3、λ4が目標スリップ量λ’へ速やかに収束することができ、車輪3、4のスリップ状態を迅速に解消して運転性や燃費の悪化を防止できる。
(第3実施形態)
本実施形態では第2実施形態で説明した1次遅れフィルタを所定の条件でカットする。その他の制御については第2実施形態と同一である。以下、本実施形態における第二駆動力指令値Ff3、Ff4の演算方法について図10を参照しながら説明する。図10は本実施形態における第二駆動力指令値Ff3、Ff4の演算制御を示すフローチャートである。
ステップS21では、フィルタカットフラグf3、f4を設定する。フィルタカットフラグf3、f4は、後輪3、4のスリップ量λ3、λ4がフィルタカット閾値λthより大きければ1に設定され、閾値λthより小さければ0に設定される。ここで、フィルタカット閾値λthは1次遅れフィルタを一時的にカットする必要があるか否かを判断するための閾値であり、本実施形態では目標スリップ量λ’と同一の値とする。
ステップS22では、前回処理時のフィルタカットフラグf3、f4をf3(k−1)、f4(k−1)に設定する。
ステップS23では、第二駆動力指令値Ff3、Ff4を演算する。ここでは、左側後輪3の第二駆動力指令値Ff3の演算方法について説明するが、右側後輪4についても左側後輪3と同様に演算して第二駆動力指令値Ff4を算出する。
フィルタカットフラグf3から前回処理時のフィルタカットフラグf3(k−1)を減算した値が1である場合には、第二駆動力指令値Ff3に1次遅れフィルタをかけることを禁止して、すなわち1次遅れフィルタをカットして第二駆動力指令値を出力する。
初期値設定フラグf3から前回処理時の初期値設定フラグf3(k−1)を減算した値が1でない場合には、第二駆動力指令値Ff3に1次遅れフィルタをかけた値を第二駆動力指令値Ff3とする。
以上の制御をまとめて図11、図12を参照しながら本実施形態の作用を説明する。図11は、1次遅れフィルタをカットしない場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。図12は1次遅れフィルタをカットする場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。いずれも(a)は車輪のスリップ量、(b)は駆動力を示している。
初めに図11を参照しながら1次遅れフィルタをカットしない場合について説明する。時刻t1において、車両が走行中に運転者の要求駆動力である第一駆動力指令値Fx3、Fx4が増大するとモータ5、6のトルクが増大するので演算される第二駆動力指令値Ff3、Ff4が増大する。これに伴って駆動輪3、4のスリップ量λ3、λ4が増加する。このとき第二駆動力指令値Ff3、Ff4に1次遅れフィルタを施した値を第二駆動力指令値Ff3、Ff4に設定しているので、第二駆動力指令値Ff3、Ff4は緩やかに上昇し、第二駆動力指令値Ff3、Ff4と路面反力相当の駆動力との乖離が小さくなるまでに時間を要する。
次に図12を参照しながら1次遅れフィルタをカットする場合について説明する。時刻t1において、車両が走行中に運転者の第一駆動力指令値Fx3、Fx4が増大するとモータ5、6のトルクが増大するので演算される第二駆動力指令値Ff3、Ff4が増大する。これに伴って駆動輪3、4のスリップ量λ3、λ4が増加する。このとき第二駆動力指令値Ff3、Ff4に1次遅れフィルタを施した値を第二駆動力指令値Ff3、Ff4としているので、第二駆動力指令値は緩やかに上昇する。その直後、時刻t2においてスリップ量がフィルタカット閾値を超えたとき、1次遅れフィルタを一時的にカットするので、第二駆動力指令値Ff3、Ff4はステップ的に上昇する。これにより、第二駆動力指令値Ff3、Ff4は急変した路面反力の駆動力に速やかに追従する。その後、第二駆動力指令値Ff3、Ff4は1次遅れフィルタを施した値となる。
以上のように本実施形態では、スリップ量λ3、λ4が例えば目標スリップ量λ’であるフィルタカット閾値λthを超えたとき、1次遅れフィルタを一時的にカットして第二駆動力指令値Ff3、Ff4を演算するので、運転者の要求駆動力が急激に増大した後に第二駆動力指令値Ff3、Ff4を速やかに路面反力相当の駆動力に収束させることができる。よって、運転者の要求駆動力Fx3、Fx4の変化に対する駆動力の応答性を向上させて、車両の運転性を向上させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、図2のフローチャートに示す制御におけるステップS10の制御用駆動力F3、F4の演算方法が第1〜3実施形態と異なる。その他の構成及び制御については同一である。以下、本実施形態における制御用駆動力F3、F4の演算方法について図13を参照しながら説明する。図13は本実施形態における制御用駆動力F3、F4の演算制御を示すフローチャートである。
ステップS31では、スリップ開始フラグfs3、fs4を設定する。スリップ開始フラグfs3、fs4は、後輪3、4のスリップ量λ3、λ4がスリップ開始閾値λthsより大きければ1に設定され、スリップ開始閾値λths以下であれば0に設定される。スリップ開始閾値λthsは例えば目標スリップ量λ’に設定される。
ステップS32では、スリップ終了フラグfe3、fe4を設定する。スリップ終了フラグfe3、fe4は、後輪3、4のスリップ量λ3、λ4がスリップ終了閾値λtheより小さければ1に設定され、スリップ終了閾値λthe以上であれば0に設定される。スリップ終了閾値λtheは、例えば目標スリップ量λ’(例えば0.15)から0.05を減算した値λthe=0.15−0.05=0.1に設定される。
ステップS33では、スリップフラグfth3、fth4を設定する。スリップフラグfth3、fth4は、スリップ開始フラグfths3、fths4が1であれば1に設定され、スリップ終了フラグfe3、fe4が1であれば0に設定される。スリップ開始フラグfths3、fths4及びスリップ終了フラグfe3、fe4がともに0であればスリップフラグfth3、fth4は変更しない。なお、スリップフラグfth3、fth4は初期値として0が設定されている。
ステップS34では、制御用駆動力F3、F4を演算する。スリップフラグfth3、fth4が0であれば、図2のステップS6で算出した第1駆動力指令値Fx3、Fx4を制御用駆動力F3、F4とし、スリップフラグfth3、fth4が1であれば、図2のステップS9で算出した補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4を制御用駆動力F3、F4とする。
以上のように本実施形態では、車輪3、4がスリップ状態にあるか否かをスリップ量λ3、λ4に基づいて判定することに加えて、車輪3、4がスリップ状態となったことを判定するスリップ開始閾値λthsと車輪3、4がスリップ状態でなくなったことを判定するスリップ終了閾値λtheとを異なる値としたので、制御用駆動力F3、F4を第一駆動力指令値Fx3、Fx4と補正後の第二駆動力指令値Fs3、Fs4との間で切り替える際のハンチングの発生を防止できる。これにより、駆動輪3、4の駆動力は所望の駆動力に速やかに収束するので、車両の運転性や燃費性能を向上させることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、本実施形態では後輪3、4のみを駆動する車両を用いて説明したが、4輪を独立に駆動する車両を用いてもよい。この場合、車速Vは4輪の平均値として算出し、本発明の制御を前輪1、2についても実行すればよい。
また、車速Vは車輪速センサ9を用いて検出しているが、GPSナビゲーションシステムを用いて検出してもよい。
さらに、左右輪が直結されて1つのモータ1、2又はエンジンで駆動する車両や、モータ1、2とエンジンとを組み合わせた駆動システムによって駆動する車両においても本発明は適用可能である。この場合は左右輪を1つの車輪と見立てて本発明の制御を実行すればよい。
さらに、左右輪がディファレンシャルギアで連結される車両においても本発明は適用可能である。この場合は、左右輪の駆動力を独立に調整できるように駆動輪のブレーキを組み合わせて本発明の制御を実行すればよい。また、左右輪のうちスリップ量が大きい方の車輪のスリップを解消するように本発明の制御を実行してもよい。
本実施形態における車両のスリップ制御装置を示す概略構成図である。 本実施形態における車両のスリップ制御装置の制御を示すフローチャートである。 車速、駆動力及びアクセルペダル操作量の関係を示すマップである。 ブレーキペダル操作量及び制動力の関係を示すテーブルである。 左右の駆動輪の駆動力差の目標値、車速及びステアリングの操舵角の関係を示すマップである。 従来例における車両のスリップ制御を説明した図である。 本実施形態における車両のスリップ制御を説明した図である。 路面反力を駆動力基本値とする場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。 第二駆動力指令値に1次遅れフィルタを施した値を駆動力基本値とする場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。 本実施形態における第二駆動力指令値の演算制御を示すフローチャートである。 1次遅れフィルタをカットしない場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。 1次遅れフィルタをカットする場合の車両の運転状態を示したタイミングチャートである。 本実施形態における制御用駆動力の演算制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 左前輪
2 右前輪
3 左後輪
4 右後輪
5 モータ
6 モータ
7 インバータ
8 インバータ
9 バッテリ
10 車輪速センサ
11 車輪速センサ
12 車輪速センサ
13 車輪速センサ
14 ステアリング
15 舵角センサ
16 舵角センサ
17 舵角センサ
18 舵角センサ
19 加速度センサ
20 ヨーレートセンサ
21 ステアリング角センサ
22 アクセルストロークセンサ
23 アクセルペダル
24 ブレーキストロークセンサ
25 ブレーキペダル
30 コントローラ

Claims (5)

  1. 車両駆動輪のスリップ制御装置において、
    車輪を駆動する駆動源と、
    駆動力指令値に基づいて駆動源を駆動するための駆動力制御値を出力する駆動力制御手段と、
    運転者の要求に基づいて第一駆動力指令値を演算する第一駆動力指令値演算手段と、
    前記駆動力制御値と前記駆動輪の角加速度とに基づいて第二駆動力指令値を演算する第二駆動力指令値演算手段と、
    前記駆動輪がスリップ状態のときに、前記駆動力制御手段への駆動力指令値を前記第一駆動力指令値から前記第二駆動力指令値に切り替える切り替え手段と、
    を備えることを特徴とする車両駆動輪のスリップ制御装置。
  2. 前記駆動輪のスリップ量を演算するスリップ量演算手段と、
    前記スリップ量演算手段により演算したスリップ量を目標スリップ量に収束させる駆動力の補正値を演算して前記第二駆動力指令値を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両駆動輪のスリップ制御装置。
  3. 前記第二駆動力指令値演算手段により演算される駆動力指令値を前記補正手段により演算される補正値に対して遅れをもたせた値として加算する遅れ手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両駆動輪のスリップ制御装置。
  4. 駆動輪のスリップ量が所定の閾値以上のとき、前記遅れ手段により遅れをもたせることを禁止することを特徴とする請求項3に記載の車両駆動輪のスリップ制御装置。
  5. 前記切り替え手段は、前記スリップ量に基づき駆動輪がスリップ状態になったことを判断する第一の閾値と、前記スリップ量に基づき駆動輪のスリップ状態が収束したことを判断する前記第一の閾値より小さい第二の閾値とを有することを特徴とする請求項3に記載の車両駆動輪のスリップ制御装置。
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