JP2007104102A - 受動部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、特に、周波数特性上の低域の減衰特性を調整でき、様々な使用環境に対応できるようにする。
【解決手段】受動部品10は、非平衡入力端子12に接続された入力側共振器14と該入力側共振器に結合された出力側共振器16とを有する非平衡入出力方式のフィルタ部18と、2つの結合2線路20、22を有する変換部24とを具備する。フィルタ部18の出力段と変換部24の入力段とは第1容量C1を介して接続され、フィルタ部18の入力段と変換部24の入力段とは第2容量C2を介して接続されている。即ち、第2容量C2は、飛び越し容量として機能する。第2容量C2によって周波数特性上の低域での減衰極の位置が調整可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、数百MHz〜数GHzのマイクロ波帯において共振回路を構成する積層型誘電体フィルタ等を含む受動部品に関し、通信機器や電子機器の小型化を有効に図ることができる受動部品に関する。
近時、IC等の半導体部品の高集積化が進み、半導体部品自体の小型化も急速に進んでいる。これに伴い、半導体部品の周辺に使用されるフィルタ等の受動部品も小型化が進んでいる。また、受動部品の小型化には、誘電体基板を使用した積層型誘電体フィルタが有効である(例えば特許文献1及び2参照)。
また、一般に、誘電体基板内にフィルタ部と非平衡−平衡変換部とを一体に形成する方法が考えられている(例えば特許文献3参照)。
特開2002−280805号公報 特開2005−159512号公報 特開2004−056745号公報
ところで、受動部品においては、その使用環境に応じて、緩やかな減衰特性ではあるが通過帯域が広い受動部品や、通過帯域は狭いが急峻な減衰特性の受動部品を使い分ける必要がある。
また、一般に、数百MHz〜数GHzのマイクロ波帯においてフィルタ等の受動部品を使用する場合、例えば接地電位を基準電位とした非平衡方式での信号の入出力を行う受動部品を使用するようにしている。
従って、前記受動部品に平衡入力方式の例えばIC回路等の半導体部品を接続するには、バラン(非平衡−平衡変換器)を使用しなければならず、小型化に限界が生じることになる。
また、非平衡−平衡変換部を誘電体基板内に作りこむには、誘電体基板内でのフィルタ部と非平衡−平衡変換部の配置が重要となってくる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、簡単な構成で、特に、周波数特性上の低域の減衰特性を調整でき、様々な使用環境に対応させることができる受動部品を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、誘電体基板内にフィルタ部と非平衡−平衡変換部とを一体に形成したとしても、フィルタ部の阻止域での減衰量を大きくとれ、急峻な減衰特性を得ることができる受動部品を提供することを目的とする。
本発明に係る受動部品は、1以上の共振器を有する非平衡入出力方式のフィルタ部と、非平衡−平衡変換部とを具備し、前記フィルタ部の出力段と前記非平衡−平衡変換部の入力段とが第1容量を介して接続され、前記フィルタ部の入力段と前記非平衡−平衡変換部の入力段とが第2容量を介して接続されていることを特徴とする。
フィルタ部と非平衡−平衡変換部とを直接接続すると、フィルタ部と非平衡−平衡変換部とが通過特性上の減衰域で不要な整合を起し、減衰域で不要なピークが形成されることとなる。そこで、本発明のように、フィルタ部に対して第1容量を介して非平衡−平衡変換部と接続することにより、第1容量にて非平衡−平衡変換部の位相を変え、フィルタ部との不要な整合を抑制することができる。
また、第2容量によって、周波数特性上の低域での減衰極の位置が調整可能となる。従って、周波数特性上、緩やかな減衰特性ではあるが通過帯域が広い特性や、通過帯域は狭いが急峻な減衰特性等、様々な特性を容易に得ることができ、簡単な構成で、受動部品を様々な使用環境に対応させることができる。
そして、前記構成において、複数の誘電体層が積層されて構成された誘電体基板内に、前記フィルタ部を構成する複数の電極と、前記非平衡−平衡変換部を構成する複数のストリップラインと、前記フィルタ部の出力段の電極と前記非平衡−平衡変換部の入力段のストリップラインとを容量結合する第1容量電極と、前記フィルタ部の入力段の電極と前記非平衡−平衡変換部の入力段のストリップラインとを容量結合する第2容量電極と、を形成するようにしてもよい。
この場合、誘電体基板内に、複数の共振器を有する非平衡入出力方式のフィルタ部と、ストリップラインを有する非平衡−平衡変換部とが一体化されることから、受動部品の小型化を図ることができる。
また、一体化することで、フィルタ部と非平衡−平衡変換部間の特性インピーダンスを特定の値(例えば50Ω)に設定する必要がなくなり、両者間の特性インピーダンスを任意に決定することができるため、それぞれの設計の自由度を増すことができる。また、両者間の特性インピーダンスを低く設定することができることから、フィルタ部を形成しやすくなり、非平衡−平衡変換部を構成するストリップラインの線幅を広げることができるため、非平衡−平衡変換部の損失も低減できるという効果がある。
そして、前記フィルタ部の入力段の電極が入力側共振器を構成する入力側共振電極であり、前記フィルタ部の出力段の電極が出力側共振器を構成する出力側共振電極である場合に、前記第1容量電極を、前記出力側共振電極と誘電体層を挟んで対向して設け、前記第2容量電極を、前記入力側共振電極と誘電体層を挟んで対向して設けるようにしてもよい。
これによって、前記フィルタ部の出力段と前記非平衡−平衡変換部の入力段との間に、第1容量電極による第1容量を形成することができ、前記フィルタ部の入力段と前記非平衡−平衡変換部の入力段との間に、第2容量電極による第2容量を形成することができる。
しかも、第2容量電極の面積等を変更することによって、周波数特性上の低域での減衰極の位置が簡単に調整可能となる。
この場合、前記第1容量電極と第2容量電極を、それぞれ異なる誘電体層上に形成し、前記第1容量電極と第2容量電極とをビアホールを通じて電気的に接続するようにしてもよい。
また、前記非平衡−平衡変換部の入力段のストリップラインと、第1容量電極及び第2容量電極との間に内層アース電極を形成するようにしてもよい。非平衡−平衡変換部側に例えば第1容量電極及び第2容量電極を配置すると第1容量電極及び第2容量電極が非平衡−平衡変換部と結合し、通過特性の悪化を引き起こすおそれがある。しかし、本発明では、前記非平衡−平衡変換部の入力段と、第1容量電極及び第2容量電極との間に内層アース電極が介在した形となるため、上述のような通過特性の悪化を引き起こすことがない。
また、上述した受動部品では、複数の誘電体層が積層されて構成された誘電体基板内に、複数の共振器を有する非平衡入出力方式のフィルタ部と、ストリップラインを有する非平衡−平衡変換部とが一体化され、前記誘電体基板のうち、前記誘電体層の積層方向上部に非平衡−平衡変換部が形成され、前記誘電体層の積層方向下部に前記フィルタ部が形成されるようにしてもよい。
これにより、先ず、フィルタ部として小型化に有利な1/4波長の共振器にて構成することができ、1/2波長の共振器により構成された平衡型の積層型誘電体フィルタよりも小型化を図ることができる。
特に、この発明では、前記誘電体基板のうち、前記誘電体層の積層方向上部に非平衡−平衡変換部を形成し、前記誘電体層の積層方向下部に前記フィルタ部を形成するようにしたので、誘電体基板内にフィルタ部と非平衡−平衡変換部とを一体に有する受動部品の阻止域での減衰量を大きくとれ、急峻な減衰特性を得ることができ、特性の向上を図ることができる。
そして、前記構成において、前記誘電体基板は、異種誘電体材料による複数の誘電体層が積層されて構成されていてもよい。この場合、複数の誘電体層を積層した構造としているため、例えば電磁結合を強くしたい部位では高誘電率の誘電体層を用い、電磁結合を弱くしたいところでは低誘電率の誘電体層を用いる等、任意の誘電率材料を使用することで、厚みについての自由度が増し、受動部品の薄型化を実現させることができる。
例えば、前記フィルタ部における誘電体層の誘電率を、前記非平衡−平衡変換部の誘電体層の誘電率よりも高くする等である。これにより、フィルタ部での電極面積の縮小化を図ることができると共に、非平衡−平衡変換部での浮遊結合を抑制することができる。
本発明に係る受動部品によれば、簡単な構成で、特に、周波数特性上の低域の減衰特性を調整でき、様々な使用環境に対応させることができる。
以下、本発明に係る受動部品の実施の形態例を、図1〜図8を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る受動部品10は、図1に示すように、例えば非平衡入力端子12に接続された入力側共振器14と該入力側共振器14に結合された出力側共振器16とを有する非平衡入出力方式のフィルタ部18と、2つの結合2線路(第1結合2線路20及び第2結合2線路22)を有する非平衡−平衡変換部(以下、単に変換部と記す)24とを具備する。
フィルタ部18の出力段と変換部24の入力段とは第1容量C1を介して接続され、フィルタ部18の入力段と変換部24の入力段とは第2容量C2を介して接続されている。即ち、第2容量C2は、飛び越し容量として機能する。
変換部24は、第1線路26、第2線路28及び第3線路30を有する。第1線路26は、一端が第1容量C1を介してフィルタ部18の出力段に接続されると共に、第2容量C2を介してフィルタ部18の入力段に接続され、他端が開放となっている。第2線路28は、一端がDC端子32に接続され、他端が第1平衡出力端子34aに接続されている。第3線路30は、一端がDC端子32に接続され、他端が第2平衡出力端子34bに接続されている。つまり、この変換部24は、第1線路26と第2線路28で第1結合2線路20が形成され、第1線路26と第3線路30で第2結合2線路22が形成されている。
ここで、仮に、フィルタ部18の出力段と変換部24の入力段とを直接接続すると、フィルタ部18と変換部24とが通過特性上の減衰域で不要な整合を起し、減衰域で不要なピークが形成されることとなる。
しかし、本実施の形態では、フィルタ部18に対して第1容量C1を介して変換部24と接続するようにしたので、第1容量C1にて変換部24の位相を変え、フィルタ部18との不要な整合を抑制することができる。
また、第2容量C2によって、周波数特性上の低域での減衰極の位置が調整可能となる。例えば、ある設計仕様に基づいて受動部品を作製した場合の周波数特性を図2の実線Aで示した場合、第2容量C2の容量値を小さくすると、破線Bに示すように、低域の減衰極Paが中心周波数fcから遠ざかることになる。この場合、緩やかな減衰特性ではあるが通過帯域が広い特性を得ることができる。
一方、第2容量C2の容量値を大きくすると、一点鎖線C及び二点鎖線Dに示すように、低域の減衰極Paが中心周波数fcに近づくことになる。この場合、通過帯域は狭くなるが、急峻な減衰特性を得ることができる。
次に、上述した本実施の形態に係る受動部品10を1つの誘電体基板40に形成した具体例について図3〜図8を参照しながら説明する。
先ず、第1の具体例に係る受動部品42Aは、図3及び図4に示すように、複数の誘電体層(S1〜S14:図4参照)が積層、焼成一体化されて構成された誘電体基板40を有する。
誘電体基板40は、図4に示すように、上から順に、第1誘電体層S1〜第14誘電体層S14が積み重ねられて構成されている。これら第1誘電体層S1〜第14誘電体層S14は1枚あるいは複数枚の層にて構成される。
誘電体基板40内には、フィルタ部18と、変換部24と、これらフィルタ部18と変換部24とを接続するための接続部44とが形成されている。
フィルタ部18は、2つの1/4波長の共振器(入力側共振器14並びに出力側共振器16)を有する。変換部24は、第1線路26となる第1ストリップライン電極46と、第2線路28となる第2ストリップライン電極48と、第3線路30となる第3ストリップライン電極50とを有する。
フィルタ部18の入力側共振器14は、第4誘電体層S4の主面に形成された第1入力側共振電極52と第5誘電体層S5の主面に形成された第2入力側共振電極54とで構成され、出力側共振器16は、第4誘電体層S4の主面に形成された第1出力側共振電極56と第5誘電体層S5の主面に形成された第2出力側共振電極58とで構成される。
第3誘電体層S3の主面には、第1入力側共振電極52の開放端と対向する内層アース電極60と、第1出力側共振電極56の開放端と対向する内層アース電極62と、入力側共振器14と出力側共振器16間の結合度を調整するための結合調整電極64とが形成されている。
第6誘電体層S6の主面には、第2入力側共振電極54の開放端と対向する内層アース電極66と、第2出力側共振電極58の開放端と対向する内層アース電極68と、後述する接続部44の第1容量電極92とが形成されている。
フィルタ部18と変換部24とは、第1誘電体層S1〜第14誘電体層S14の積層方向上下に分離された領域にそれぞれ形成されている。積層方向上部にフィルタ部18が形成され、積層方向下部に変換部24が形成され、両者間に接続部44が形成されている。
つまり、第3誘電体層S3から第5誘電体層S5にかけてフィルタ部18が形成され、第9誘電体層S9及び第10誘電体層S10に変換部24が形成され、第6誘電体層S6及び第7誘電体層S7に接続部44が形成されている。
この受動部品42Aは、第2誘電体層S2、第8誘電体層S8、第11誘電体層S11、第13誘電体層S13の各主面にそれぞれ内層アース電極70、72、74、76が形成され、第12誘電体層S12の主面にDC電極78が形成されている。内層アース電極72は、フィルタ部18と変換部24とのアイソレーションを目的とした電極である。
また、この受動部品42Aは、図3に示すように、誘電体基板40の外周面のうち、第1側面40aに、それぞれ内層アース電極60、62、66、68、70、72、74、76が接続されるアース電極80が形成されている。前記第1側面40aと反対側の第2側面40bには、それぞれ前記内層アース電極70、72、74、76並びに第1入力側共振電極52及び第2入力側共振電極54の各一端(短絡端)、第1出力側共振電極56及び第2出力側共振電極58の各一端(短絡端)が接続されるアース電極82が形成されている。
誘電体基板40の第3側面40cには、それぞれ前記内層アース電極70、72、74、76が接続されるアース電極84と、非平衡入力端子12と、DC端子32とが形成されている。非平衡入力端子12は、図4に示すように、リード電極86、88を介して第1入力側共振電極52及び第2入力側共振電極54に電気的に接続される。DC端子32は、図示しない外部電源からDC電圧が印加される端子であって、リード電極90を介してDC電極78に電気的に接続されている。
一方、図4に示すように、第6誘電体層S6の主面には、第2出力側共振電極58と第5誘電体層S5とを間に挟んで重なる第1容量電極92が形成されている。
第7誘電体層S7の一主面には、フィルタ部18の出力段と変換部24の入力段とを接続するための第2容量電極94が形成されている。前記第1容量電極92は、第6誘電体層S6に設けられたビアホール96を介して第2容量電極94と電気的に接続されるようになっている。
この第2容量電極94は、一端が上述したビアホール96に接続され、他端が前記第2入力側共振電極54と第5誘電体層S5及び第6誘電体層S6を間に挟んで重なるように配置され、且つ、変換部24に通じるビアホール98と接続されている。上述の第1容量電極92、第2容量電極94及びビアホール96、98にて接続部44が構成されることになる。
第9誘電体層S9の主面には、変換部24を構成する第1ストリップライン電極46が形成され、第10誘電体層S10の主面には、変換部24を構成する第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50が形成されている。
第1ストリップライン電極46は、一端100と他端102とが互いに隣接し、且つ、一端100から他端102に向けてほぼ渦巻状あるいは蛇行状に形成され、左右対称の形状を有する。
第2ストリップライン電極48は、一端104から第1平衡出力端子34aに向かって渦巻状あるいは蛇行状に形成された形状を有し、第3ストリップライン電極50は、一端106から第2平衡出力端子34bに向かって渦巻状あるいは蛇行状に形成された形状を有する。これら第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50は、左右対称に配置されている。
第1ストリップライン電極46の一端100は、第7誘電体層S7及び第8誘電体層S8を貫通する前記ビアホール98を通じて第2容量電極94の他端と電気的に接続されている。第1ストリップライン電極46の他端102は開放とされている。内層アース電極72には、ビアホール98と絶縁をとるための領域、即ち、電極膜が形成されていない領域が確保されている。
第2ストリップライン電極48の一端104と第3ストリップライン電極50の一端106とは、共に第10誘電体層S10及び第11誘電体層S11を貫通するビアホール108、110を通じてDC電極78に電気的に接続されている。内層アース電極74には、ビアホール108、110と絶縁をとるための領域、即ち、電極膜が形成されていない領域が確保されている。
第1の具体例に係る受動部品42Aは、図1に示す等価回路にも示すように、結合調整電極64によって入力側共振器14と出力側共振器16との間に接続された結合容量C3が形成され、第2出力側共振電極58と第1容量電極92とが第5誘電体層S5を挟んで対向することで第1容量C1が形成され、第2入力側共振電極54と第2容量電極94とが第5誘電体層S5及び第6誘電体層S6を挟んで対向することで第2容量C2が形成される。
また、第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50の各一端104、106がそれぞれビアホール108、110を介してDC電極78に接続されることで、図1に示すように、変換部24を構成する第2の線路28及び第3線路30の各一端がそれぞれ共通にDC端子32に接続されたものとなる。更に、DC電極78の上下に内層アース電極74、76を配置したことによって、第2の線路28及び第3線路30とGND間にそれぞれ容量C4、C5が形成されたものとなる。
このように、本実施の形態に係る受動部品10においては、フィルタ部18に対して第1容量C1を介して変換部24と接続することにより、第1容量C1にて変換部24の位相を変え、フィルタ部18との不要な整合を抑制することができる。
また、第2容量C2によって、周波数特性上の低域での減衰極Paの位置が調整可能となる。従って、周波数特性上、緩やかな減衰特性ではあるが通過帯域が広い特性や、通過帯域は狭いが急峻な減衰特性等、様々な特性を容易に得ることができ、簡単な構成で、受動部品10を様々な使用環境に対応させることができる。
上述した第1の具体例に係る受動部品42Aにおいては、誘電体基板40内に、入力側共振器14及び出力側共振器16を有する非平衡入出力方式のフィルタ部18と、第1〜第3ストリップライン電極46、48、50を有する変換部24とが一体化されることから、受動部品42Aの小型化を図ることができる。
また、一体化することで、フィルタ部18と変換部24間の特性インピーダンスを特定の値(例えば50Ω)に設定する必要がなくなり、両者間の特性インピーダンスを任意に決定することができるため、それぞれの設計の自由度を増すことができる。また、両者間の特性インピーダンスを低く設定することができることから、フィルタ部18を形成しやすくなり、変換部24を構成する第1〜第3ストリップライン電極46、48、50の線幅を広げることができるため、変換部24の損失も低減できるという効果がある。
また、接続部44において、第1容量電極92を第2出力側共振電極58に対して第5誘電体層S5を間に挟んで対向させて形成し、第2容量電極94を第2入力側共振電極54に対して第5誘電体層S5及び第6誘電体層S6を間に挟んで対向させて形成するようにしたので、フィルタ部18の出力側共振器16と変換部24の入力段との間に第1容量C1を容易に形成することができると共に、フィルタ部18の入力側共振器14と変換部24の入力段との間に、第2容量C2を容易に形成することができる。
しかも、第2容量電極94のうち、第2入力側共振電極54と対向する部分94aの面積や第5誘電体層S5及び/又は第6誘電体層S6の誘電率を変更することによって、周波数特性上の低域での減衰極Paの位置を簡単に調整することができる。
ところで、変換部24の第1ストリップライン電極46と第2容量電極94とが不要に結合し、通過特性の悪化を引き起こすおそれがある。しかし、この第1の具体例に係る受動部品42Aでは、変換部24の第1ストリップライン電極46と第2容量電極94との間に内層アース電極72を介在するようにしているため、上述のような通過特性の悪化を引き起こすことがない。
また、例えば結合調整電極64を第1容量電極92の近傍に形成すると、浮遊結合が生じ、上述した不要な整合をなくすことができない。しかし、本具体例では、結合調整電極64を第1容量電極92とは離れた位置、図4の例では、第1入力側共振電極52及び第2入力側共振電極54並びに第1出力側共振電極56及び第2出力側共振電極58が形成された第4誘電体層S4及び第5誘電体層S5を間に挟んだ第3誘電体層S3に形成するようにしている。これにより、フィルタ部18と変換部24との不要な整合がなくなり、周波数特性が改善する。なお、非平衡入力端子12と第1入力側共振電極52及び第2入力側共振電極54との接続は、リード電極86、88による直接接続(タップ結合)であってもよいし、容量を介して接続するようにしてもよい。
また、具体例においては、互いの電磁結合により形成される第1ストリップライン電極46、第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50は螺旋状もしくは蛇行状に引き回した左右対称の線路としたので、位相及び振幅のバランスがとれた特性となる。その結果、減衰特性でみた場合、非平衡入出力型のフィルタよりも良質な特性を有する非平衡入力−平衡出力型のフィルタを得ることができる。
また、変換部24の第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50の各一端104、106は、それぞれビアホール108、110を通じてDC電極78に接続され、しかも、このDC電極78は、上層の内層アース電極74及び下層の内層アース電極76と対向して配置されている。つまり、DC端子32とGNDとの間に容量C4及びC5(図1参照)が形成されることとなる。この容量C4及びC5は、コモンモードノイズを抑圧する容量として機能することから、コモンモードノイズの抑圧を目的とした外付けコンデンサをなくすこともできる。
また、DC電極78の上下に内層アース電極74、76を配置することで、外部や内部からの影響を抑圧することができ、アイソレーション特性を改善することができる。これにより、特性をより安定にすることができる。
また、周波数特性において、位相及び振幅のバランスを調整する場合、DC電極78の面積を変更したり、変換部24における第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50の各一端104、106とDC電極78とを電気的に接続するビアホール108、110の位置を平行移動させることで調整することができる。
上述の例では、フィルタ部を構成する共振器の数を2つとしたが、1つでもよいし、3つ以上であってもかまわない。
次に、第2の具体例に係る受動部品42Bを図5〜図8を参照しながら説明する。なお、第1の具体例に係る受動部品42Aと同一の構成要素については、同じ参照符号を付して説明する。
第2の具体例に係る受動部品42Bは、基本的には、第1の具体例に係る受動部品42A(図3及び図4参照)と同様ではあるが、図5及び図6に示すように、第1誘電体層S1〜第13誘電体層S13が積み重ねられて誘電体基板40が構成され、該誘電体基板40内における各構成要素の形成箇所が、これらの第1誘電体層S1〜第13誘電体層S13の積層方向において、受動部品42Aの各構成要素の形成箇所と正反対である点で異なる。
先ず、変換部24は、第6誘電体層S6の主面に形成された第1ストリップライン電極46と、第5誘電体層S5の主面に形成された第2ストリップライン電極48と、第3ストリップライン電極50とを有する。
フィルタ部18の入力側共振器14は、第10誘電体層S10の主面に形成された入力側共振電極112にて構成され、出力側共振器16は、同じく第10誘電体層S10の主面に形成された出力側共振電極114にて構成される。
第11誘電体層S11の主面には、入力側共振電極112の開放端と対向する内層アース電極116と、出力側共振電極114の開放端と対向する内層アース電極118と、入力側共振器14と出力側共振器16との間の結合度を調整するための結合調整電極64とが形成されている。
変換部24とフィルタ部18とは、第1誘電体層S1〜第13誘電体層S13の積層方向上下に分離された領域にそれぞれ形成されている。積層方向上部に変換部24が形成され、積層方向下部にフィルタ部18が形成され、両者間に接続部44が形成されている。
つまり、第5誘電体層S5及び第6誘電体層S6に変換部24が形成され、第10誘電体層S10及び第11誘電体層S11にフィルタ部18が形成され、第8誘電体層S8及び第9誘電体層S9に接続部44が形成されている。
この受動部品42Bは、第2誘電体層S2、第4誘電体層S4、第7誘電体層S7、第12誘電体層S12の各主面にそれぞれ内層アース電極76、74、72、70が形成され、第3誘電体層S3の主面にDC電極78が形成されている。
また、この受動部品42Bは、図5に示すように、誘電体基板40の外周面のうち、第1側面40aに、それぞれ前記内層アース電極70、72、74、76、116、118が接続されるアース電極80が形成されている。前記第1側面40aと反対側の第2側面40bには、それぞれ前記内層アース電極70、72、74、76並びに入力側共振電極112及び出力側共振電極114の各一端(短絡端)が接続されるアース電極82が形成されている。
誘電体基板40の第3側面40cには、それぞれ前記内層アース電極70、72、74、76が接続されるアース電極84と、第1平衡出力端子34a及び第2平衡出力端子34bとが形成されている。
前記第3側面40cと反対側の第4側面40dには、それぞれ前記内層アース電極70、72、74、76が接続されるアース電極85と、DC端子32と、非平衡入力端子12とが形成されている。
非平衡入力端子12は、図6に示すように、リード電極88を介して入力側共振電極112に電気的に接続される。DC端子32は、図示しない外部電源からDC電圧が印加される端子であって、リード電極90を介してDC電極78に電気的に接続されている。
一方、図6に示すように、第9誘電体層S9の主面には、出力側共振電極114と第9誘電体層S9を間に挟んで重なる第1容量電極92が形成されている。
第8誘電体層S8の一主面には、フィルタ部18の出力段と変換部24の入力段とを接続するための第2容量電極94が形成されている。前記第1容量電極92は、第8誘電体層S8に設けられたビアホール96を介して第2容量電極94と電気的に接続されるようになっている。
この第2容量電極94の一端は、上述したビアホール96に接続されている。また、第2容量電極94の他端は、入力側共振電極112と対向する部分94aとして、第8誘電体層S8及び第9誘電体層S9を間に挟んで重なるように配置され、且つ、変換部24に通じるビアホール98と接続されている。
第6誘電体層S6の主面には、変換部24を構成する前記第1ストリップライン電極46が形成され、第5誘電体層S5の主面には、変換部24を構成する前記第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50が形成されている。
第1ストリップライン電極46は、一端100と他端102とが互いに隣接し、且つ、一端100から他端102に向けてほぼ渦巻状あるいは蛇行状に形成され、左右対称の形状を有する。
第2ストリップライン電極48は、一端104から第1平衡出力端子34aに向かって渦巻状あるいは蛇行状に形成された形状を有し、第3ストリップライン電極50は、一端106から第2平衡出力端子34bに向かって渦巻状あるいは蛇行状に形成された形状を有する。これら第2ストリップライン電極48及び第3ストリップライン電極50は、左右対称に配置されている。
第1ストリップライン電極46の一端100は、第6誘電体層S6及び第7誘電体層S7を貫通する前記ビアホール98を通じて第2容量電極94の他端と電気的に接続されている。第1ストリップライン電極46の他端102は開放とされている。内層アース電極72には、ビアホール98と絶縁をとるための領域、即ち、電極膜が形成されていない領域が確保されている。
第2ストリップライン電極48の一端104と第3ストリップライン電極50の一端106は、共に第3誘電体層S3及び第4誘電体層S4を貫通するビアホール108、110を通じてDC電極78に電気的に接続されている。内層アース電極74には、ビアホール108、110と絶縁をとるための領域、即ち電極膜が形成されていない領域が確保されている。
このように、第2の具体例に係る受動部品42Bにおいては、上述した第1の具体例に係る受動部品42Aの作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
すなわち、誘電体基板40のうち、誘電体層の積層方向上部に変換部24を形成し、第1誘電体層S1〜第13誘電体層S13の積層方向下部にフィルタ部18を形成するようにしている。通常、受動部品42Bの外部に配線あるいは設置される接地面(ほぼ零電位となっている)は、受動部品42Bの下部やその周辺に配線あるいは設置されることから、受動部品42Bにおける誘電体基板40の積層方向下部にフィルタ部18を形成することによって、フィルタ部18が接地面に近づき、これにより、フィルタ部18を構成する内層アース電極70及び72はより零電位状態に近づくため、フィルタ部18の接地性がよくなり、特性の向上を図ることができる。
ここで、1つの実験例を示す。この実験例は、比較例と実施例についての減衰特性を測定したものである。
比較例に係る受動部品150は、図7Aに示すように、誘電体基板40の積層方向上部にフィルタ部18が形成され、誘電体基板40の積層方向下部に変換部24が形成されている。実施例に係る受動部品42Cは、上述した本実施の形態に係る受動部品42Bと同様の構成を有し、図7Bに示すように、誘電体基板40の積層方向上部に変換部24が形成され、誘電体基板40の積層方向下部にフィルタ部18が形成されている。
実験結果を図8に示す。この図8において、破線Eが比較例に係る受動部品150の減衰特性を示し、実線Fが実施例に係る受動部品42Cの減衰特性を示す。この図8から、実施例は、阻止域での減衰量が比較例よりも大きく、しかも、急峻な減衰特性が得られていることがわかる。
本実施の形態に係る受動部品10の基本的な特有の作用・効果は以上の通りであるが、第2の具体例に係る受動部品42Bのその他の作用・効果は以下の通りである。
誘電体基板40は、異種誘電体材料による複数の誘電体層を積層して構成することができる。この場合、例えば電磁結合を強くしたい部位では高誘電率の誘電体層を用い、電磁結合を弱くしたいところでは低誘電率の誘電体層を用いる等、任意の誘電率材料を使用することで、厚みについての自由度が増し、受動部品の薄型化を実現させることができる。
例えば、同一の誘電率(例えばε=25)を有する複数の誘電体層を積層、焼成して誘電体基板40を作製した場合、例えば出力側共振電極114と第1容量電極92との間の容量を低くしたいという要請に対して、出力側共振電極114と第1容量電極92との間の誘電体層の枚数を増やす等して容量値を減らすことが考えられるが、この場合、受動部品42Bの薄型化に不利になる。
そこで、出力側共振電極114と第1容量電極92間の誘電体層として、低い誘電率(例えばε=7)を有する誘電体層を使用することで、例えば1枚の誘電体層を介在させればよく、受動部品42Bの薄型化に有利になる。
また、例えば、変換部24における誘電体層(第4誘電体層S4〜第6誘電体層S6)として低誘電率(例えばε=7)の誘電体層を使用し、フィルタ部18の容量を形成する部分の誘電体層(第7誘電体層S7〜第13誘電体層S13)として高誘電率(例えばε=25)の誘電体層を使用することも好ましい。
この場合、フィルタ部18での電極面積の縮小化を図ることができると共に、変換部24での浮遊結合を抑制することができる。
なお、この発明に係る受動部品は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る受動部品を示す等価回路図である。 本実施の形態に係る受動部品の周波数特性、特に、第2容量による特性の変化を示す図である。 第1の具体例に係る受動部品の一部透視斜視図である。 第1の具体例に係る受動部品を示す分解斜視図である。 第2の具体例に係る受動部品を示す透視斜視図である。 第2の具体例に係る受動部品を示す分解斜視図である。 図7Aは比較例に係る受動部品を示す斜視図であり、図7Bは実施例に係る受動部品を示す斜視図である。 比較例と実施例の減衰特性を示す図である。
符号の説明
10、42A〜42C…受動部品 12…非平衡入力端子
14…入力側共振器 16…出力側共振器
18…フィルタ部 24…変換部
40…誘電体基板 92…第1容量電極
94…第2容量電極 C1…第1容量
C2…第2容量

Claims (8)

  1. 1以上の共振器を有する非平衡入出力方式のフィルタ部と、非平衡−平衡変換部とを具備し、
    前記フィルタ部の出力段と前記非平衡−平衡変換部の入力段とが第1容量を介して接続され、
    前記フィルタ部の入力段と前記非平衡−平衡変換部の入力段とが第2容量を介して接続されていることを特徴とする受動部品。
  2. 請求項1記載の受動部品において、
    前記第2容量によって、周波数特性上の低域での減衰極の位置が調整可能とされていることを特徴とする受動部品。
  3. 請求項1記載の受動部品において、
    複数の誘電体層が積層されて構成された誘電体基板内に、
    前記フィルタ部を構成する複数の電極と、
    前記非平衡−平衡変換部を構成する複数のストリップラインと、
    前記フィルタ部の出力段の電極と、前記非平衡−平衡変換部の入力段のストリップラインとを容量結合する第1容量電極と、
    前記フィルタ部の入力段の電極と、前記非平衡−平衡変換部の入力段のストリップラインとを容量結合する第2容量電極とが形成されていることを特徴とする受動部品。
  4. 請求項3記載の受動部品において、
    前記フィルタ部の入力段の電極は、入力側共振器を構成する入力側共振電極であり、
    前記フィルタ部の出力段の電極は、出力側共振器を構成する出力側共振電極であり、
    前記第1容量電極は、前記出力側共振電極と誘電体層を挟んで対向し、
    前記第2容量電極は、前記入力側共振電極と誘電体層を挟んで対向していることを特徴とする受動部品。
  5. 請求項4記載の受動部品において、
    前記第1容量電極と第2容量電極は、それぞれ異なる誘電体層上に形成され、
    前記第1容量電極と第2容量電極とがビアホールを通じて電気的に接続されていることを特徴とする受動部品。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の受動部品において、
    前記非平衡−平衡変換部の入力段のストリップラインと、第1容量電極及び第2容量電極との間に内層アース電極が形成されていることを特徴とする受動部品。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載に受動部品において、
    前記誘電体基板内に、前記フィルタ部と前記非平衡−平衡変換部とが一体化され、
    前記誘電体基板のうち、前記誘電体層の積層方向上部に非平衡−平衡変換部が形成され、前記誘電体層の積層方向下部に前記フィルタ部が形成されていることを特徴とする受動部品。
  8. 請求項7記載の受動部品において、
    前記誘電体基板は、異種誘電体材料による複数の誘電体層が積層されて構成されていることを特徴とする受動部品。
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