JP2007103564A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SiCパワーデバイスのベース領域・ドレイン領域間の降伏電圧を十分に確保可能でソース・ドレイン間耐圧を確保しつつゲート絶縁膜中の電界値上昇を抑制可能なデプレッション領域を有する半導体装置を実現する。
【解決手段】p型SiCベース領域6との隣接面から法線方向に伸びる素子単位構造内のn型SiCデプレッション領域10の幅17とn型SiCデプレッション領域10における不純物の体積濃度との積に相当する不純物面密度を2.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内とし、かつp型SiCベース領域6のうちn型SiCソース領域4とn型SiCデプレッション領域10とに挟まれた部分(p型SiCベース領域7に相当)より下部に位置するp型SiCベース領域6とn型SiCドリフト層2との境界部分の近傍(p型SiCベース領域8に相当)におけるp型不純物濃度を1.5×1017cm-3乃至2.5×1017cm-3の範囲内とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、SiC(炭化シリコン)パワーデバイスたる半導体装置に関する。
近年、省エネルギーの観点から、パワーデバイスの特性改善が求められている。そこで、次世代の高耐圧・低損失パワースイッチング素子として、SiC半導体を用いたパワーデバイスが有望視されている。SiCパワーデバイスの一つとして、金属・絶縁体(例えばシリコン酸化物)・半導体(Metal Insulator(例えばOxide)Semiconductor:MIS(例えばMOS))構造の電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)がある。
素子の高性能化には素子寸法の微細化が有効である。例えば、一般的なnチャネルSiCMISFETの構造においては、SiCMISFETのp型ベース領域中に、n型ソース領域が形成される。そして、SiCMISFETのチャネル領域の大きさは、p型ベース領域中に占めるn型ソース領域の範囲により決定される。例えば下記特許文献1には、チャネル領域の長さが1μm程度以下にまで微細な寸法となっても、制御性良くベース領域やソース領域を形成することが可能な、nチャネルSiCMOSFETの自己整合的な製造手法が示されている。
具体的には、特許文献1の図2(b)において、イオン注入マスクの開口部端面にテーパ角θを設けて、注入方向を傾斜させることが示されている。これにより、p型ベース領域110,104の形成およびn型ソース領域105の形成が、2つの独立した注入マスクを用いることなく、1つの注入マスクを用いるだけで行え、製造工程の簡素化が図られる。
特許第3617507号公報
SiCパワーデバイスにおいて、その性能向上(特にオン抵抗の低減)を行うには、素子寸法を縮小し、単位面積あたりの素子数を増やすことが有効である。素子寸法を縮小した素子の製造に当たっては、上記特許文献1に記載のような、MOSFETのp型ベース領域とn型ソース領域とを自己整合的に作製する手法が有用である。
しかし、p型ベース領域とn型ソース領域とを自己整合的に形成する場合、p型ベース領域のうち、チャネル領域下の部分のp型不純物濃度は、ソース領域下の部分のp型不純物濃度に比べて小さな値になる場合が多い。SiC半導体においては、不純物の熱拡散が極めて小さいので、活性化熱処理などの後工程を経てもp型不純物の拡散がほとんどないため、p型ベース領域のうち、チャネル領域下の部分のp型不純物濃度は、イオン注入された時点での不純物濃度のままとなりやすいからである。
チャネル領域下のp型ベース領域のp型不純物濃度が低い場合には、ソース・ドレイン間に高電圧が印加されたときに、チャネル領域下のp型ベース領域が空乏化しやすい。そのため、ソース領域下のp型ベース領域の不純物濃度と同程度の不純物濃度のp型ベース領域をチャネル領域下に有する場合と比べて、p型ベース領域・n型ドレイン領域間の降伏電圧が低下する可能性がある。ところが、p型ベース領域・n型ドレイン領域間の降伏電圧が十分に確保可能な、チャネル領域下のp型ベース領域のp型不純物濃度の値については詳細には把握されていない。
また、オン抵抗を下げるため、素子寸法を微細化して単位面積あたりの素子数を増やすには、p型ベース領域に挟まれたn型デプレッション領域の長さをも縮小することが望ましい。しかし、オン抵抗を低減しつつ、かつ、ソース・ドレイン間における耐圧を確保しつつ、ゲート絶縁膜中の電界値の上昇を抑制可能なn型デプレッション領域での不純物濃度等の最適値については詳細には把握されていない。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、SiCパワーデバイスのベース領域・ドレイン領域間の降伏電圧を十分に確保可能で、ソース・ドレイン間耐圧を確保しつつ、ゲート絶縁膜中の電界値上昇を抑制可能なデプレッション領域を有する半導体装置を実現することを目的とする。
本発明は、第1導電型の炭化シリコン基板と、前記炭化シリコン基板上に形成された、少なくとも一つの素子単位構造とを備え、前記素子単位構造は、前記炭化シリコン基板上に位置する、前記第1導電型の炭化シリコンドリフト層と、前記炭化シリコンドリフト層上に位置する、前記第1導電型とは異なる第2導電型の炭化シリコンベース領域と、前記炭化シリコンベース領域に隣接しつつ前記炭化シリコンドリフト層上に位置する、前記第1導電型の炭化シリコンデプレッション領域と、前記炭化シリコンドリフト層および前記炭化シリコンデプレッション領域からは離隔しつつ前記炭化シリコンベース領域に隣接する、前記第1導電型の炭化シリコンソース領域と、前記炭化シリコンベース領域のうち前記炭化シリコンソース領域と前記炭化シリコンデプレッション領域とに挟まれた部分の上、及び、前記炭化シリコンデプレッション領域上に位置する、ゲート絶縁膜およびゲート電極の積層構造とを有し、前記炭化シリコンデプレッション領域には、前記第1導電型の第1不純物が注入されており、前記炭化シリコンベース領域との隣接面から法線方向に伸びる、前記素子単位構造内の前記炭化シリコンデプレッション領域の長さと、前記第1不純物の体積濃度と、の積に相当する不純物面密度は、1.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内、さらに望ましくは2.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内にあり、前記炭化シリコンベース領域のうち前記炭化シリコンソース領域と前記炭化シリコンデプレッション領域とに挟まれた部分から、前記炭化シリコンベース領域と前記炭化シリコンドリフト層との境界部分にかけて、前記第2導電型の第2不純物がドーピングされており、前記第2不純物の濃度は、少なくとも前記境界部分の近傍で、1.5×1017cm-3乃至5.0×1017cm-3の範囲内、さらに望ましくは1.5×1017cm-3乃至2.5×1017cm-3の範囲内にある半導体装置である。
本発明によれば、炭化シリコンデプレッション領域の不純物面密度は、1.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内、さらに望ましくは2.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内にあり、炭化シリコンベース領域の第2不純物の濃度は、少なくとも炭化シリコンベース領域と炭化シリコンドリフト層との境界部分の近傍で、1.5×1017cm-3乃至5×1017cm-3の範囲内、さらに望ましくは1.5×1017cm-3乃至2.5×1017cm-3の範囲内にある。炭化シリコンデプレッション領域の不純物面密度、および、炭化シリコンベース領域内の第2不純物の濃度がこのような値であれば、炭化シリコンソース領域・炭化シリコンドリフト層間の高電圧印加時にも炭化シリコンベース領域が空乏化せず、かつ、ソース・ドレイン間耐圧印加時のゲート絶縁膜中の電界が上昇しない。これにより、素子寸法が縮小された素子構造においても、炭化シリコンベース領域・炭化シリコンドリフト層間の降伏電圧の確保、および、炭化シリコンデプレッション領域におけるオン抵抗の低減を図ることができる。また、ソース・ドレイン間耐圧印加時のゲート絶縁膜中の電界値の上昇を抑えることができ、素子の信頼性を向上させることができる。よって、SiCパワーデバイスのベース領域・ドレイン領域間の降伏電圧を十分に確保可能で、ソース・ドレイン間耐圧を確保しつつ、ゲート絶縁膜中の電界値上昇を抑制可能なデプレッション領域を有する半導体装置を実現することができる。
<実施の形態1>
本実施の形態は、炭化シリコンデプレッション領域の不純物面密度(定義は後述)、および、炭化シリコンベース領域内の不純物濃度を最適値とすることで、素子寸法が縮小された素子構造においても、炭化シリコンベース領域・炭化シリコンドリフト層間の降伏電圧の確保、炭化シリコンデプレッション領域におけるオン抵抗の低減、および、ソース・ドレイン間耐圧印加時のゲート絶縁膜中の電界値上昇の抑制、が可能なSiCパワーデバイスたる半導体装置である。
図1は、本実施の形態に係る半導体装置の一部を示す図である。なお、図1はSiCパワーデバイス(例としてnチャネルSiCMOSFET)の、素子構造の最小単位(本願では素子単位構造と称する)の断面を示し、本実施の形態に係る半導体装置は、この素子単位構造が図1の左右両方向に折り返されて連続した構造となっている。
図1に示すように、n型低抵抗SiC基板1上には、耐圧を保持するためのn型SiCドリフト層2が形成されている。n型SiCドリフト層2上には、p型SiCベース領域5および6、およびp型SiCコンタクト領域9からなるp型領域3、並びに、n型SiCデプレッション領域10が位置している。なお、n型SiCデプレッション領域10はp型SiCベース領域6に隣接し、p型SiCコンタクト領域9はp型SiCベース領域5に隣接している。また、p型SiCベース領域5上には、n型SiCドリフト層2およびn型SiCデプレッション領域10からは離隔しつつp型SiCベース領域6に隣接した、n型SiCソース領域4が形成されている。p型SiCベース領域5および6、並びにp型SiCコンタクト領域9は、一続きのp型SiCベース領域を三領域に区分したものである。
n型SiCソース領域4およびp型SiCコンタクト領域9上にはソース電極14が形成され、n型低抵抗SiC基板1の下面にはドレイン電極15が形成されている。また、n型SiCソース領域4とn型SiCデプレッション領域10とに挟まれたp型SiCベース領域6上、および、n型SiCデプレッション領域10上、および、n型SiCソース領域4の一部の上には、ゲート絶縁膜12およびゲート電極13の積層構造が形成されている。
なお、n型SiCドリフト層2、p型SiCベース領域5,6、n型SiCデプレッション領域10、n型SiCソース領域4、p型SiCコンタクト領域9、ソース電極14、並びに、ゲート絶縁膜12およびゲート電極13の積層構造が、一つの素子単位構造を構成する。
以下に、図1の半導体装置の製造方法について説明する。まず、n型低抵抗SiC基板1上にn型SiCドリフト層2を、エピタキシャル成長技術により形成する。n型SiCドリフト層2は例えば、1×1015〜3×1016/cm3の不純物濃度と、3〜15μmの層厚とを有するように形成する。
次に、n型SiCドリフト層2の表面に不純物イオン注入および活性化熱処理を行うことにより、p型SiCベース領域5,6およびn型SiCソース領域4の形成元領域たるp型層3(図1ではその範囲を破線にて表示)を、選択的に形成する。なお、p型層3の層厚は0.7〜1μm程度、また、p型層3のうちp型SiCベース領域5となるべき部分における不純物濃度は5×1017〜2×1018/cm3程度、となるようにすればよい。p型SiCベース領域5の濃度は、耐圧付近でも空乏層の突抜が生じないようにするために、ある程度、高濃度とする必要がある。
p型層3のうち、チャネル領域下の部分たるp型SiCベース領域6は、チャネル長16が1μm程度以下のとき、上記特許文献1に記載のような自己整合的方法により形成することが望ましい。すなわち、上記特許文献1の図2(c)に記載のように、端面がテーパ構造をしたイオン注入マスクを用い、不純物を基板表面に対して斜めから注入することにより、p型SiCベース領域5の部分と、p型SiCベース領域6の部分とを、同時に形成すればよい。
このような形成方法によれば、p型SiCベース領域6における不純物濃度は、p型SiCベース領域5における5×1017〜2×1018/cm3との値よりも若干低い値となる。また、p型SiCベース領域6の層厚は、p型層3の層厚0.7〜1μmと同じ値、あるいは、それよりも若干小さな値となる。なお、ここではp型SiCベース領域6を、チャネル領域側に位置する、n型SiCソース領域4の底面よりも浅いp型SiCベース領域7と、n型SiCドリフト層2側に位置する、n型SiCソース領域4の底面よりも深いp型SiCベース領域8と、に区分している。
次に、p型層3の表面に不純物イオン注入および活性化熱処理を行うことにより、n型SiCソース領域4を形成する。n型SiCソース領域4の層厚は0.2〜0.4μm程度、また、n型SiCソース領域4における不純物濃度は1×1019〜3×1019/cm3程度、となるようにすればよい。n型SiCソース領域4の濃度は、接触抵抗の低い電極形成が可能なように、ある程度、高濃度にする必要がある。
n型SiCソース領域4の形成は、p型層3形成用のイオン注入マスクとは別個のイオン注入マスクを用いて行ってもよいが、p型層3形成用のイオン注入マスクを流用して行うこともできる。例えば上記特許文献1の図2(c)のように、端面がテーパ構造をしたイオン注入マスクを用いてp型SiCベース領域5および6を形成した後、上記特許文献1の図2(d)に記載のように、イオン注入マスクをそのまま用いて、不純物を基板表面に対して垂直に注入することにより、n型SiCソース領域4を自己整合的に形成することができる。
ソース電極14と接触するp型SiCコンタクト領域9は、5×1018〜1×1020/cm3の不純物濃度、および、0.7〜1μm程度の層厚となるように、p型層3とは別途に、選択的にイオン注入を行うことにより、形成する。
なお、n型SiCドリフト層2の表面部分のうち、p型層3およびp型SiCコンタクト領域9が形成されないn型領域は、n型SiCデプレッション領域10となる。n型SiCデプレッション領域10については、n型SiCドリフト層2のドーピング濃度のままとしても良いが、別途にイオン注入を施すか、n型SiCドリフト層2の成長時に、ドーピングプロファイルを成長とともに変えることによって、n型不純物濃度を高めることができる。これにより、素子のオン抵抗を下げることが可能である。
p型SiCベース領域6との隣接面から法線方向に伸びる、素子単位構造内のn型SiCデプレッション領域10の幅17は、例えば0.5μmとすればよい。そして、n型SiCデプレッション領域10における不純物濃度は、5×1016〜1.5×1017/cm3となるようにすればよい。
次に、p型SiCコンタクト領域9、n型SiCソース領域4、p型SiCベース領域6およびn型SiCデプレッション領域10の各表面の全面に、絶縁膜(例えばシリコン酸化膜もしくはシリコン酸化窒化膜)を、熱酸化法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成する。その後、絶縁膜上にCVD法等によりポリシリコン膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、絶縁膜およびポリシリコン膜をパターニングして、ゲート絶縁膜12およびゲート電極13の積層構造を形成する。その後、ソース電極14およびドレイン電極15を、金属蒸着法等により形成する。
図2に、p型SiCベース領域6の不純物濃度(図では“p−well濃度”と示す)に対する耐圧(すなわちp型SiCベース領域6・n型SiCドリフト層2間の降伏電圧)の計算結果を、2種類のn型SiCデプレッション領域10における不純物濃度につき示す。
なお、n型SiCデプレッション領域10の長さ17も素子特性に影響するため、図中に“Ldepletion×Ndepletion”と示すように、図2においては、n型SiCデプレッション領域10の不純物濃度として、体積濃度(“Ndepletion”に相当)と長さ17(“Ldepletion”に相当)との積に相当する不純物面密度を用いた。n型SiCデプレッション領域10の長さ17が0.5μmのとき、n型SiCデプレッション領域10のn型不純物濃度が5×1016〜1.5×1017/cm3の範囲にあれば、不純物面密度の範囲は、不純物濃度の値5×1016〜1.5×1017/cm3に0.5μmを乗じた、2.5×1012〜7.5×1012/cm2の範囲となる。
また、チャネル部のリーク電流については2種類の場合を比較した。チャネルリーク大(グラフL2a,L2b)として示しているのは、ノーマリオフぎりぎり、すなわち単位面積あたりmA〜μAレベルのリーク電流に相当し、チャネルリーク小(グラフL1a,L1b)として示しているのは、単位面積あたりfA未満レベルのリーク電流に相当する。
チャネル部のリーク電流の値にもよるが、p型SiCベース領域6の不純物濃度が2.5×1017/cm3程度以上であれば、p型SiCベース領域6の不純物濃度がp型SiCベース領域5の不純物濃度よりも小さな値であっても、n型SiCドリフト層2によって決まる理想耐圧(図2では1800V、層厚および不純物濃度により500〜2000Vの範囲で変動する)近くまで電圧を印加させても、空乏化することなく理想耐圧に近い降伏電圧を得ることができる。また、1.5×1017/cm3程度以上あれば、n型SiCドリフト層2のドリフト長の設定に余裕のある場合、所望の耐圧(図2では1200V)を得ることができる。
なお、ソース・ドレイン間に高電圧が印加されている状況では、素子中の電界分布として、p型SiCベース領域6とn型SiCドリフト層2との境界部たるpn接合面の端部18と、ゲート絶縁膜12の素子単位構造同士間の中央部19とが高電界になる。チャネル領域下のp型SiCベース領域6のうち、耐圧の確保に不純物濃度を制御することが必要となるのは、高電界となるpn接合の端部18の近傍であることから、チャネル領域下のp型SiCベース領域6のうち、少なくともn型SiCソース領域4の底面よりも深いp型SiCベース領域8が1.5×1017/cm3程度以上のp型不純物濃度であればよい。
また、図3に、p型SiCベース領域6の不純物濃度(図では“p−well濃度”と示す)に対する、耐圧付近におけるゲート絶縁膜12の中央部19付近の電界値の計算結果例を、2種類のn型SiCデプレッション領域10における不純物濃度につき示す。なお、図3においても図2と同様、n型SiCデプレッション領域10の不純物濃度として不純物面密度を用い、チャネル部のリーク電流については2種類の場合を比較した。
チャネル部のリーク電流の値にもよるが、n型SiCデプレッション領域10の不純物面密度が7.5×1012/cm2以下の範囲にあれば、耐圧を確保するためにチャネル領域下のp型SiCベース領域6の不純物濃度が1.5×1017/cm3〜2.5×1017/cm3程度であっても、ゲート絶縁膜12の中央部19の電界値を4MV/cm程度に抑えることができて、素子の信頼性に影響を与えることがない。
また、図4に、p型SiCベース領域6の不純物濃度(図では“p−well濃度”と示す)に対する、オン抵抗の計算結果例を、2種類のn型SiCデプレッション領域10における不純物濃度につき示す。なお、図4においても図2と同様、n型SiCデプレッション領域10の不純物濃度として不純物面密度を用い、チャネル部のリーク電流については2種類の場合を比較した。
2種類のn型SiCデプレッション領域10における不純物濃度いずれについても、チャネル領域下のp型SiCベース領域6の不純物濃度が低ければ、オン抵抗が低減されていることがわかる。
ここで、図2に見たとおり、p型SiCベース領域6の不純物濃度の耐圧確保の下限は1.5×1017/cm3程度である。一方、チャネルリーク電流値にもよるがp型SiCベース領域6の不純物濃度の値が2.5×1017/cm3程度以内であれば、n型SiCデプレッション領域10の不純物面密度が2.5×1012/cm2とやや小さくても、オン抵抗の値を4.0mΩcm2程度に抑えることができて、オン抵抗が上昇しない。
したがって、耐圧の確保、ゲート絶縁膜中電界の低減、オン抵抗の低減をみたすには、n型SiCデプレッション領域10の不純物面密度としては2.5×1012〜7.5×1012/cm2程度、p型SiCベース領域6の不純物濃度としては1.5×1017/cm3〜2.5×1017/cm3程度となる。
ゲート絶縁膜中電界値をより抑えることをより重視するならば、p型SiCベース領域6の不純物濃度の値がベース領域5としての下限値である5.0×1017/cm3程度以下であれば、n型SiCデプレッション領域10の不純物面密度が2.5×1012/cm2とやや小さくても、オン抵抗の値を4.5mΩcm2程度に抑えることができて、オン抵抗が上昇しない。
なお、n型SiCデプレッション領域10のn型不純物濃度が高い方が、オン抵抗は小さいので、2.5×1012〜7.5×1012/cm2の範囲のうち、絶縁膜中電界値や耐圧の設定値に応じて、その上限値たる7.5×1012/cm2以下でこれに近いところが、n型SiCデプレッション領域10のn型不純物濃度として適切である。ゲート絶縁膜中電界値低減や耐圧確保をより重視するならば、ドリフト層2のドーピング濃度の上限3.0×1016/cm3程度に対応する1.5×1012/cm2が下限となる。
すなわち、本発明においては、p型SiCベース領域6との隣接面から法線方向に伸びる、素子単位構造内のn型SiCデプレッション領域10の長さ17と、n型SiCデプレッション領域10における不純物の体積濃度との積に相当する不純物面密度が、1.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内、さらに望ましくは2.5×1012/cm2乃至7.5×1012/cm2の範囲内にあり、かつ、p型SiCベース領域6のうちn型SiCソース領域4とn型SiCデプレッション領域10とに挟まれた部分(p型SiCベース領域7に相当)より下部に位置する、p型SiCベース領域6とn型SiCドリフト層2との境界部分の近傍(p型SiCベース領域8に相当)における、p型不純物濃度は、1.5×1017cm-3乃至5.0×1017cm-3の範囲内、さらに望ましくは1.5×1017cm-3乃至2.5×1017cm-3の範囲内にある。
n型SiCデプレッション領域10の不純物面密度、および、p型SiCベース領域6内の不純物の濃度がこのような値であれば、n型SiCソース領域4−n型SiCドリフト層2間の高電圧印加時にも、p型SiCベース領域8が空乏化せず、かつ、ソース・ドレイン間耐圧印加時のゲート絶縁膜12中の電界が上昇しない。これにより、素子寸法が縮小された素子構造においても、p型SiCベース領域6・n型SiCドリフト層2間の降伏電圧の確保、および、n型SiCデプレッション領域10におけるオン抵抗の低減を図ることができる。また、ソース・ドレイン間耐圧印加時のゲート絶縁膜12中の電界値の上昇を抑えることができ、素子の信頼性を向上させることができる。よって、SiCパワーデバイスのベース領域・ドレイン領域間の降伏電圧を十分に確保可能で、ソース・ドレイン間耐圧を確保しつつ、ゲート絶縁膜中の電界値上昇を抑制可能なデプレッション領域を有する半導体装置を実現することができる。
なお、チャネル領域下のp型SiCベース領域6の不純物濃度が耐圧確保に問題となるのは、n型SiCソース領域4の底面よりも深いp型SiCベース領域8である。よって、このp型SiCベース領域8における不純物濃度が、その上部のp型SiCベース領域7における不純物濃度よりも高ければ、n型SiCソース領域4−n型SiCドリフト層2間の耐圧をより確実に確保することができる。
p型SiCベース領域8における不純物濃度を、その上部のp型SiCベース領域7における不純物濃度よりも高くするには、例えば、p型層3およびn型SiCソース領域4の形成を上記特許文献1に記載のような自己整合的方法により行った後に、別のイオン注入マスクを用いて、p型SiCベース領域6とn型SiCドリフト層2との境界部分の近傍に更なる不純物注入を行えばよい。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1に係る半導体装置の変形例であって、実施の形態1における半導体装置において、チャネル層を追加形成したものである。
図5および図6は、本実施の形態に係る半導体装置の各一例を示す図である。図5においては、チャネル層11が、p型SiCベース領域6の表面内、n型SiCソース領域4の一部の表面内、および、n型SiCデプレッション領域10の表面内、にまたがって形成されている。その点以外、装置構成およびその製造方法は、実施の形態1の場合と同じである。また、図6においては、チャネル層11が、p型SiCベース領域6の表面上、n型SiCソース領域4の一部の表面上、および、n型SiCデプレッション領域10の表面上、にまたがって形成されている。その点以外、装置構成およびその製造方法は、実施の形態1の場合と同じである。
チャネル層11はなくてもよく、実施の形態1はチャネル層11がない場合に相当する。本実施の形態のようにチャネル層11を設ける場合、その導電型はn型でもp型でもよい。また、イオン注入種の活性化熱処理によって生じた表面荒れを改善するには、図6に示す構造となるエピタキシャル成長による形成が望ましいが、活性化熱処理によって生じる表面荒れが少なければ、図5によって示される選択的なイオン注入によってチャネル層を形成した構造としてもよい。
実施の形態1や以下で述べる変形例も含めて、図1および図5の構成の場合にはゲート絶縁膜12の形成前に、図6の構成の場合にはチャネル層11形成前に、一括してイオン注入種の活性化熱処理を行ってもよいし、それぞれの注入工程ごとにイオン注入種の活性化熱処理を行ってもよい。
<変形例>
実施の形態1においては、n型SiCドリフト層2の表面にp型層3とn型SiCソース領域4とをイオン注入によって形成する製造方法を示した。しかし、それ以外にも、n型SiCドリフト層2上の全面にp型SiC層(図示せず)をエピタキシャル成長させたのち、p型SiC層の、n型SiCソース領域4となる部分およびn型SiCデプレッション領域10となる部分に、n型不純物をイオン注入することにより、図1および図5、図6の構成を製造してもよい。
この場合、n型SiCドリフト層2上に成長させるp型SiC層を1.5×1017〜2.5×1017/cm3の範囲の不純物濃度とし、n型SiCソース領域4形成用のイオン注入マスクを用いて、n型SiCソース領域4の下のp型SiCベース領域5が、5×1017〜2×1018/cm3程度のp型不純物濃度となるようドーピングを行う。そして、ソース電極14と接触するp型コンタクト領域9は5×1018〜1×1020/cm3のp型ドーピング濃度、0.7〜1μm程度の層厚となるように別途、選択的にイオン注入を行えば、チャネル直下のp型SiCベース領域6も含めて、実施の形態1および2と同様のp型SiCベース領域5および6が構成されることになる。
n型SiCソース領域4は1×1019〜3×1019/cm3のn型ドーピング濃度、0.2〜0.4μm程度の層厚になるようにし、n型SiCデプレッション領域10はデプレッション領域長が0.5μmの場合には5×1016〜1.5×1017/cm3のn型ドーピング濃度となるようにする。そうすることで、耐圧の確保、ゲート絶縁膜中電界値上昇の防止、オン抵抗の低減ができる。
実施の形態1に係る半導体装置の一部を示す図である。 本発明における、チャネル領域下ベース領域の不純物濃度に対する耐圧の計算結果を示す図である。 本発明における、チャネル領域下ベース領域の不純物濃度に対するゲート絶縁膜中電界の計算結果を示す図である。 本発明における、チャネル領域下ベース領域の不純物濃度に対するオン抵抗の計算結果を示す図である。 実施の形態2に係る半導体装置の一部を示す図である。 実施の形態2に係る他の半導体装置の一部を示す図である。
符号の説明
1 n型低抵抗SiC基板、2 n型SiCドリフト層、3 p型層、4 n型SiCソース領域、5〜8 p型SiCベース領域、9 p型コンタクト領域、10 n型SiCデプレッション領域、11 チャネル層、12 ゲート絶縁膜、13 ゲート電極、14 ソース電極、15 ドレイン電極。

Claims (2)

  1. 第1導電型の炭化シリコン基板と、
    前記炭化シリコン基板上に形成された、少なくとも一つの素子単位構造と
    を備え、
    前記素子単位構造は、
    前記炭化シリコン基板上に位置する、前記第1導電型の炭化シリコンドリフト層と、
    前記炭化シリコンドリフト層上に位置する、前記第1導電型とは異なる第2導電型の炭化シリコンベース領域と、
    前記炭化シリコンベース領域に隣接しつつ前記炭化シリコンドリフト層上に位置する、前記第1導電型の炭化シリコンデプレッション領域と、
    前記炭化シリコンドリフト層および前記炭化シリコンデプレッション領域からは離隔しつつ前記炭化シリコンベース領域に隣接する、前記第1導電型の炭化シリコンソース領域と、
    前記炭化シリコンベース領域のうち前記炭化シリコンソース領域と前記炭化シリコンデプレッション領域とに挟まれた部分の上、及び、前記炭化シリコンデプレッション領域上に位置する、ゲート絶縁膜およびゲート電極の積層構造と
    を有し、
    前記炭化シリコンデプレッション領域には、前記第1導電型の第1不純物が注入されており、
    前記炭化シリコンベース領域との隣接面から法線方向に伸びる、前記素子単位構造内の前記炭化シリコンデプレッション領域の長さと、前記第1不純物の体積濃度と、の積に相当する不純物面密度は、1.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内にあり、
    前記炭化シリコンベース領域のうち前記炭化シリコンソース領域と前記炭化シリコンデプレッション領域とに挟まれた部分から、前記炭化シリコンベース領域と前記炭化シリコンドリフト層との境界部分にかけて、前記第2導電型の第2不純物がドーピングされており、
    前記第2不純物の濃度は、少なくとも前記境界部分の近傍で、1.5×1017cm-3乃至5.0×1017cm-3の範囲内にある
    半導体装置。
  2. 前記炭化デプレッション領域の長さと、前記第1不純物の体積濃度と、の積に相当する不純物面密度は、2.5×1012cm-2乃至7.5×1012cm-2の範囲内にあり、
    前記炭化シリコンベース領域のうち前記炭化シリコンソース領域と前記炭化シリコンデプレッション領域とに挟まれた部分から、前記炭化シリコンベース領域と前記炭化シリコンドリフト層との境界部分にかけて、ドーピングされた前記第2導電型の第2不純物の濃度は、少なくとも前記境界部分の近傍で、1.5×1017cm-3乃至2.5×1017cm-3の範囲内にある
    請求項1記載の半導体装置。
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