JP2007103206A - 接続端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】箱状部の強度を向上させることにより、雄型の金属端子が箱状部内に挿入された際に該箱状部が拡開することを抑制できる接続端子を提供する。
【解決手段】接続端子10は、一枚の金属板11を折り曲げ加工されたものであり、略四角筒状をなす箱状部14を備えている。この箱状部14には、金属板11の右側の端部11aと左側の端部11bとを重畳させてなる重畳部16が形成されており、該重畳部16には、右側の端部11aに設けられた係止爪26と、左側の端部11bに形成された係止孔27とからなる係止機構28が設けられている。また、箱状部14内には、前記係止機構28と前後方向において対応する位置に金属弾性片17が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気配線に使用される金属製の接続端子に関し、特に雄型の金属端子を挿入可能な箱状部を有する雌型の接続端子に関する。
従来、一枚の金属板から加工形成された接続端子として、例えば特許文献1に記載の接続端子(端子金具)が提案されている。この接続端子は、雄型の金属端子(以下、単に「金属端子」という。)を挿入可能な箱状部と、電線を保持する電線保持部とを備えており、前記箱状部は、金属板を折り曲げ形成することにより略四角筒状をなすように形成されている。また、箱状部内には、該箱状部内に挿入される金属端子に押圧されることにより、該金属端子の挿入方向と交差する方向に弾性変位する金属弾性片が設けられている。すなわち、箱状部は、該箱状部内に金属端子が挿入された場合に、該金属端子に押圧されて金属弾性片が付勢力に抗して弾性変位させられる結果、箱状部を拡開しようとする応力を受けることになる。
そこで、前記箱状部では、該箱状部を折り曲げ形成する金属板の一方側の端部と他方側の端部とを対向配置し、該金属板の一方側の端部に形成された係止爪を他方側の端部に形成された係止孔内に嵌入させている。そして、この係止爪と係止孔とからなる係止機構の係止力によって、箱状部の内部に金属端子が挿入された場合に受ける拡開方向の応力で箱状部が拡開してしまうことを抑制しようと図っている。
特開平09−134751号公報(図2、図3)
ところで、特許文献1に記載の接続端子では、前記箱状部において係止爪及び係止孔からなる係止機構が金属弾性片よりも金属端子の挿入方向内奥側に形成されている。そのため、箱状部内に挿入された金属端子が金属弾性片を弾性変位させる時点では、箱状部において最も応力がかかる部位(すなわち、金属端子の挿入方向において金属弾性片と位置対応する部位)に対して前記係止機構による係止力がほとんど働いていなかった。したがって、箱状部内に挿入された金属端子が金属弾性片を弾性変位させる場合に、その応力で箱状部が拡開してしまい、金属端子との電気的な接触が不安定にあるおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。その目的は、箱状部の強度を向上させることにより、雄型の金属端子が箱状部内に挿入された際に該箱状部が拡開することを抑制できる接続端子を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、金属板を曲げ加工することにより略筒状に形成された箱状部を備え、該箱状部内に雄型の金属端子が挿入される接続端子において、前記箱状部には、前記金属板を曲げ加工した際に互いに対向する各対向部位のうち一方の対向部位に設けられた係止爪と、他方の対向部位に前記係止爪と対応するように形成された係止孔又は係止凹部とから構成される係止機構を設け、前記箱状部内には、該箱状部内に前記雄型の金属端子が挿入された場合に該金属端子の挿入方向と交差する方向に弾性変位する金属弾性片を設け、前記係止機構は、前記金属端子の挿入方向において前記金属弾性片と対応する位置に配置されたことを特徴とする。
上記の構成によれば、箱状部内に雄型の金属端子が挿入された場合において、該金属端子により弾性変位させられる金属弾性片が設けられた部位、すなわち箱状部において拡開方向の応力が最もかかる部位に係止機構が配設されることになる。そして、この係止機構の係止力によって、金属端子の挿入に伴う拡開方向への応力に対する箱状部の強度を増加させている。したがって、この係止機構の係止力で箱状部の強度を向上させることにより、雄型の金属端子が箱状部内に挿入された際に該箱状部が拡開することを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の接続端子において、前記箱状部には、前記金属板の各対向部位を重畳させてなる重畳部が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、箱状部内に雄型の金属端子が挿入された場合に、金属弾性片が金属端子に付与する付勢力の反力として箱状部に作用する拡開方向の応力が重畳部において内側となる一方の対向部位に働いても、外側となる他方の対向部位が抑えとなることにより、箱状部が拡開してしまうことが抑制される。すなわち、重畳部が形成されていない従来の接続端子に比して、拡開方向への応力に対する箱状部の強度をより向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の接続端子において、前記重畳部を構成する前記金属板の各対向部位のうち少なくとも一方は、その板厚が前記金属板のうち前記重畳部以外の部位の板厚よりも薄くなるように形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、重畳部を構成する金属板の各対向部位のうち少なくとも一方の板厚を、重畳部以外の部位の板厚よりも薄くすることにより、重畳部全体の厚みを、板厚を薄くしていない対向部位同士を重ねた場合に比して薄く構成することができる。すなわち、箱状部の大型化を抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の接続端子において、前記箱状部は、四角筒状をなすように形成されており、前記重畳部は、前記金属板の各対向部位のうち外側に位置する対向部位の外側面が前記重畳部以外の部位の外側面と同一面内に位置するように形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、箱状部の外郭形状を、重畳部が構成されない従来の接続端子における箱状部と略同一形状とすることができる。そのため、重畳部を構成することによる箱状部の大型化を抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の接続端子において、前記係止機構は、前記箱状部に前記金属端子の挿入方向に沿って複数形成されており、前記各係止機構のうち一つの係止機構が、前記金属端子の挿入方向において前記金属弾性片と対応する位置に配置されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、複数の係止機構を雄型の金属端子の挿入方向に沿って形成することにより、箱状部の強度をさらに向上させることができる。
本発明によれば、箱状部の強度を向上させることにより、雄型の金属端子が箱状部内に挿入された際に該箱状部が拡開することを抑制できる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「上下方向」、「左右方向」、「前後方向」は図1(a)における上下方向、左右方向、前後方向(同図に矢印で示す)をそれぞれ示すものとする。
図1(a)(b)に示すように、本実施形態の接続端子10は、一枚の金属板11を図1(b)に示す一点鎖線に沿って折り曲げ加工されたものであり、電線12を保持する電線保持部13と、該電線保持部13よりも後側に配置される略四角筒状の箱状部14とを備えている。この箱状部14は、金属板11が前記一点鎖線に沿って略四角筒状をなすように折り曲げ形成された場合に、その金属板11の右側の端部(一方の対向部位)11aの外面側に左側の端部(他方の対向部位)11bが当接して重畳されるようになっている。そして、箱状部14では、この金属板11における左右方向の両端部11a,11bを重畳させた部位が重畳部16となって、箱状部14の上壁部14aの一部を構成している。
また、図2(a)に示すように、箱状部14内には、その下壁部14bに基端部17aが固定された片持ち梁状の金属弾性片17が前後方向に延びるように形成されている。すなわち、金属弾性片17は、その基端部17aが箱状部14の下壁部14bの内側面14cに接合されると共に、その先端部17bが基端部17aよりも後側に位置するように配置されている。この金属弾性片17は、その先端部17bが横方向(左右方向)へ複数(本実施形態では2つ)に分岐されている。すなわち、金属弾性片17の先端部17bは、二股形状をなしている。また、前記金属弾性片17は、その基端部17aから中途部位までが箱状部14の下壁部14bから上壁部14a側に向けて斜状に延びると共に、その中途部位から先端部17bまでが箱状部14の上壁部14a側から下壁部14b側に向けて斜状に延びるように、略「へ」字状に形成されている。なお、金属弾性片17において最も上側に位置する部位(上述した「中途部位」)のことを、以下の記載においては「頂部17c」というものとする。
そして、図2(b)に示すように、コネクタ18のハウジング19に形成された収容部20内に前記接続端子10が挿入された場合、該接続端子10の箱状部14内には、収容部20内に設けられた前後方向に延びる雄型の金属端子(以下、単に「金属端子」という。)21が挿入されるようになっている。この際に、箱状部14内において金属弾性片17は、その頂部17cが金属端子21に押圧される結果、該金属端子21の挿入方向(前後方向)と交差する方向(本実施形態では下方)に弾性変位するようになっている。すなわち、金属弾性片17は、箱状部14内に挿入された金属端子21に押圧されることにより、下壁部14bに向けて弾性変位するようになっている。
前記箱状部14の上壁部14aの外側面には、前後方向において金属弾性片17の頂部17cと対応する位置に内側に凹んだ凹溝22が左右方向に並んで複数(本実施形態では2つ)設けられている。そのため、箱状部14内に挿入された金属端子21は、圧接する金属弾性片17によって上方への付勢力が付与される結果、箱状部14の上壁部14aのうち各凹溝22の形成箇所に内側へ膨出形成された膨出部22aに箱状部14内から接触するようになっている。
また、箱状部14の上壁部14aには、孔形状が略矩形状をなす貫通孔23が前記各凹溝22よりも前側に形成されている。この貫通孔23には、前記接続端子10が前記収容部20内に正しく挿入された場合に、該収容部20内のハウジングランス24の先端が引っ掛かるようになっている。すなわち、本実施形態では、貫通孔23が、ハウジング19に設けられたハウジングランス24に係止される係止部として機能するようになっている。なお、「接続端子10が前記収容部20内に正しく挿入される」とは、貫通孔23が形成された上壁部14aがハウジングランス24に対向する状態で接続端子10が前記収容部20内に挿入されることを示している。
一方、前記箱状部14の下壁部14bには、図3及び図4に示すように、箱状部14内への金属端子21の挿入に基づき弾性変位する金属弾性片17の先端部17bに対応する部位に該先端部17bとの接触を回避するための逃がし孔25が複数(本実施形態では2つ)形成されている。これら各逃がし孔25は、金属弾性片17の先端部17bの形状(二股形状)に対応するように形成されている。そのため、本実施形態では、各逃がし孔25は、横方向(左右方向)に間隔をおいて並設されると共に、それぞれの横方向の幅寸法が前記貫通孔23における横方向の幅寸法(すなわち、ハウジングランス24における横方向の幅寸法)に比して充分に幅狭となるようにそれぞれ形成されている。
次に、前記重畳部16について詳しく説明する。
前記重畳部16は、前述したように、金属板11の右側の端部11aと左側の端部11bとを重畳させることにより形成されている。また、図5(a)(b)に示すように、重畳部16を構成する金属板11の各端部11a,11bは、その板厚(例えば約0.15mm)d1が金属板11において重畳部16を構成しない部位の板厚(例えば約0.25mm)d2に比して薄くなるように形成されている。すなわち、前記金属板11の各端部11a,11bは、接続端子10を形成する前段階で薄く延ばされている。
また、前記金属板11の各端部11a,11bのうち外側となる左側の端部11bの上面(外側面)29は、箱状部14における上壁部14aの外側面のうち重畳部16以外の部位の上面(外側面)30と上下方向において略同一面内に位置するようになっている。また、金属板11の各端部11a,11bのうち内側となる右側の端部11aの下面(内側面)31は、各凹溝22と対応する膨出部22aよりも上方に位置するようになっている。
また、前記重畳部16を構成する金属板11の各端部11a,11bのうち右側の端部11aには係止爪26が形成されると共に、左側の端部11bには係止爪26と対応関係にある係止孔27が形成されている。そして、一枚の金属板11を折り曲げ加工して接続端子10を形成する際に、係止孔27内に係止爪26を嵌入して係止させることにより、略四角筒状の箱状部14が形成されるようになっている。すなわち、本実施形態では、右側の端部11aに形成された係止爪26と、左側の端部11bに形成された係止孔27とにより、係止機構28が構成されている。なお、この係止機構28は、金属弾性片17の頂部17cと前後方向において位置対応するように配設されている。
次に、本実施形態の接続端子10がコネクタ18におけるハウジング19の収容部20内に挿入される際の作用について図6に基づき以下説明する。
まず、ハウジング19内の収容部20内に接続端子10がいわゆる「逆挿し」された場合の作用について説明する。なお、「逆挿し」とは、貫通孔23が形成された箱状部14の上壁部14aが下方を向いた状態で接続端子10が前記収容部20内に挿入されることを示している。
さて、図6に示すように、前記収容部20内に接続端子10が「逆挿し」されると、該接続端子10は、ハウジング19に設けられたハウジングランス24に係止されることなく、収容部20の奥方(後方)まで挿入される。ここで、上記のように接続端子10が前記収容部20内に「逆挿し」された場合、従来の接続端子では、逃がし孔の横幅がハウジングランス24の横幅と略同一の幅であったため、逃がし孔内にハウジングランス24の先端が不用意に引っ掛かってしまい、前記収容部20内への接続端子の挿入が完了したと作業者が勘違いする可能性がある。ところが、本実施形態の接続端子10では、各逃がし孔25の横幅がハウジングランス24の横幅に比して充分に幅狭となっている。そのため、たとえ作業者の作業ミスなどによって「逆挿し」されてしまったとしても、作業者は、接続端子10を前記収容部20内に接続端子10を「逆挿し」してしまったことに気付いて、接続端子10を前記収容部20内に正しく挿入し直すことになる。そして、接続端子10を前記収容部20内に正しく挿入し直すと、ハウジングランス24は、箱状部14の貫通孔23に引っ掛かり、前記収容部20内への接続端子の挿入が完了する。
次に、前記収容部20内に接続端子10が正しく挿入された場合の作用について説明する。
さて、前記収容部20内に接続端子10が正しく挿入されると、該接続端子10の箱状部14内に金属端子21が挿入される。すると、箱状部14内においては、金属端子21に押圧されることにより、金属弾性片17が下方に弾性変位すると共に、この金属弾性片17は、金属端子21に対して弾性復帰作用に基づき上方に向けて付勢力を付与する。そのため、金属端子21は、各凹溝22と対応する膨出部22aに圧接し、箱状部14の上壁部14aを上方に向けて押圧することになる。しかし、本実施形態では、金属端子21による上方への応力が最もかかる部位(前後方向における部位)に係止機構28が配設されると共に、重畳部16が形成されている。したがって、金属端子21の上方への押圧に基づき、箱状部14が拡開してしまうことが抑制される。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)係止機構28は、箱状部14内に雄型の金属端子21が挿入された場合に、その箱状部14において拡開方向への応力が最もかかる部位に配設されている。そして、その係止機構28を構成する係止爪26と係止孔27との係止力によって、金属端子21の挿入に伴う拡開方向への応力に対する箱状部14の強度を増加させている。したがって、この係止機構28の係止力で箱状部14の強度を向上させることにより、雄型の金属端子21が箱状部14内に挿入された際に該箱状部14が拡開することを抑制できる。
(2)箱状部14内に雄型の金属端子21が挿入された場合に、金属弾性片17が金属端子21に付与する付勢力の反力として作用する拡開方向への応力が重畳部16において内側となる左側の端部11bに働いても、外側となる右側の端部11aが抑えとなることにより、箱状部14が拡開してしまうことが抑制される。すなわち、重畳部16が形成されていない従来の接続端子に比して、箱状部14の強度をより向上させることができる。
(3)重畳部16を構成する金属板11の各端部11a,11bの板厚d1を、重畳部16以外の部位の板厚d2よりも薄くすることにより、重畳部16全体の厚みを、板厚を薄くしていない端部同士を重ねた場合に比して薄く構成することができる。すなわち、箱状部14の大型化を抑制できる。
(4)重畳部16は、金属板11の各端部11a,11bのうち外側となる左側の端部11bの上面(外側面)29が箱状部14の上壁部14aのうち重畳部16以外の部位の上面(外側面)30と上下方向において略同一面内に位置するように構成される。そのため、箱状部14の外郭形状を、重畳部16が構成されない従来の接続端子における箱状部と略同一形状とすることができる。すなわち、重畳部16を構成することによる箱状部14の大型化を抑制できる。
(5)逃がし孔25を、その横幅がハウジングランス24の横幅に比して幅狭となるように形成した。そのため、コネクタ18におけるハウジング19の収容部20内に接続端子10を「逆挿し」したとしても、ハウジングランス24が逃がし孔25に引っ掛かることはないので、作業者がハウジングランス24に接続端子10の貫通孔(係止部)23が係止されたと勘違いしてしまうことを抑制できる。すなわち、コネクタ18の収容部20内に「逆挿し」したことを、作業者が容易に認識できる。
(6)複数(2つ)の逃がし孔25が横方向に間隔をおいて形成されているため、コネクタ18におけるハウジング19の収容部20内に接続端子10を「逆挿し」した場合に、ハウジングランス24が逃がし孔25に引っ掛かることを回避できる。
(7)また、逃がし孔25は、その横方向(左右方向)の幅が従来の場合に比して小さくなるように形成されている。そのため、逃がし孔25を介して異物(埃など)が接続端子10内に入ってしまうことを抑制できる。すなわち、接続端子10と雄型の金属端子21との接触部位間に異物が介在してしまうことによる接触不良を回避することができる。
なお、前記実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・前記実施形態において、箱状部14は、図7に示すように、係止爪26と係止孔27とから構成される係止機構28が金属端子21の挿入方向に沿って複数(図7では2つ)形成された構成であってもよい。ただし、各係止機構28のうち一つの係止機構は、前後方向において金属弾性片17と対応する位置に配置されることが望ましい。このように構成した場合、複数の係止機構28を金属端子21の挿入方向(前後方向)に沿って形成することにより、箱状部14の強度をさらに向上させることができる。
・前記実施形態において、重畳部16は、金属板11の各端部11a,11bのうち外側となる左側の端部11bの上面29が箱状部14の上壁部14aのうち重畳部16以外の部位の上面(外側面)30よりも上側位置となるように構成されてもよい。
・前記実施形態において、重畳部16を構成する金属板11の各端部11a,11bのうち一方の端部の板厚を、重畳部16以外の部位の板厚よりも薄くするようにしてもよい。
・前記実施形態において、箱状部14には、重畳部16が形成されなくてもよい。
・前記実施形態において、係止機構28は、図8に示すように、係止爪26と、該係止爪26と対応するように形成された係止凹部40とから構成されたものであってもよい。
・前記実施形態において、金属弾性片17は、図9に示すように、その先端部17bが先細りするように形成されたものであってもよい。この場合、箱状部14の下壁部14bに形成される逃がし孔41は、金属弾性片17の先端部17bの形状に対応するように、その横幅(左右方向の幅)がハウジングランス24の横幅に比して幅狭に形成される必要がある。そのため、コネクタ18におけるハウジング19の収容部20内に接続端子10を「逆挿し」した場合に、ハウジングランス24が逃がし孔41に引っ掛かることを回避できる。
・前記実施形態において、金属弾性片17は、その先端部17bが3つ以上(例えば4つ)に分岐された構成であってもよい。この場合、箱状部14の下壁部14bに形成される逃がし孔25は、先端部17bの分岐形状に対応するように横方向に3つ以上(例えば4つ)が間隔をおいて形成されることが望ましい。
・前記実施形態において、金属弾性片17は、その基端部17aが先端部17bよりも後側に配置される構成であってもよい。
(a)は本実施形態における接続端子の斜視図、(b)は接続端子において箱状部を構成する部分の展開図。 (a)は接続端子における箱状部の断面図、(b)は接続端子がコネクタにおけるハウジングの収容部内に正しく挿入された状態を示す断面図。 本実施形態における接続端子の斜視図。 図2(a)における4−4線矢視断面図。 (a)は図2(a)におけるA−A線矢視断面図、(b)は図2(b)におけるB−B線矢視断面図。 接続端子がコネクタにおけるハウジングの収容部内に「逆挿し」された状態を示す断面図。 別例の箱状部の構成を示す斜視図。 別例の係止機構の構成を示す断面図。 別例の金属弾性片を示す断面図。
符号の説明
10…接続端子、11…金属板、11a…右側の端部(一方の対向部位)、11b…左側の端部(他方の対向部位)、14…箱状部、14c…内側面、16…重畳部、17…金属弾性片、17a…基端部、17b…先端部、18…コネクタ、19…ハウジング、20…収容部、21…雄型の金属端子、23…貫通孔(係止部)、24…ハウジングランス、25,41…逃がし孔、26…係止爪、27…係止孔、28…係止機構、29…上面(各端部のうち外側に位置する端部の外側面)、30…上面(重畳部以外の部位の外側面)、40…係止凹部、d1…金属板の各端部の板厚、d2…金属板における重畳部以外の部位の板厚。

Claims (5)

  1. 金属板を曲げ加工することにより略筒状に形成された箱状部を備え、該箱状部内に雄型の金属端子が挿入される接続端子において、
    前記箱状部には、前記金属板を曲げ加工した際に互いに対向する各対向部位のうち一方の対向部位に設けられた係止爪と、他方の対向部位に前記係止爪と対応するように形成された係止孔又は係止凹部とから構成される係止機構を設け、前記箱状部内には、該箱状部内に前記雄型の金属端子が挿入された場合に該金属端子の挿入方向と交差する方向に弾性変位する金属弾性片を設け、前記係止機構は、前記金属端子の挿入方向において前記金属弾性片と対応する位置に配置された接続端子。
  2. 前記箱状部には、前記金属板の各対向部位を重畳させてなる重畳部が形成されている請求項1に記載の接続端子。
  3. 前記重畳部を構成する前記金属板の各対向部位のうち少なくとも一方は、その板厚が前記金属板のうち前記重畳部以外の部位の板厚よりも薄くなるように形成されている請求項2に記載の接続端子。
  4. 前記箱状部は、四角筒状をなすように形成されており、前記重畳部は、前記金属板の各対向部位のうち外側に位置する対向部位の外側面が前記重畳部以外の部位の外側面と同一面内に位置するように形成されている請求項3に記載の接続端子。
  5. 前記係止機構は、前記箱状部に前記金属端子の挿入方向に沿って複数形成されており、前記各係止機構のうち一つの係止機構が、前記金属端子の挿入方向において前記金属弾性片と対応する位置に配置されている請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の接続端子。
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