JP2007100808A - パイプ継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明のパイプ継手構造は、保持体Aの爪部の食い込みによるパイプの保持力と、保持対Bの主として縮径によるパイプ移動阻止力とを併せもち、その保持力は従来のものと比較して極めて優れたものとなった。
【解決手段】継手基体内に、差し込まれるパイプの外表面に圧接されてシ−ル機能を発揮するシ−リング材と、パイプの外表面に食い込んで保持機能を発揮するパイプ保持材とを内蔵し、キャップにてパイプの抜け出しを阻止する継手であって、前記パイプ保持材が、パイプの外表面に向けて突出する金属製爪部を有する保持体Aと、パイプの外表面に向けて縮径可能な樹脂製環状保持体Bとを併用したパイプ継手構造。A‥金属製保持体、B‥樹脂製保持体、C‥シ−リング材(O−リング)、D‥キャップ、T‥継手、T0 ‥継手基体、11‥スリット、a‥保持体Aの爪部、b‥保持体Bの爪部。
【選択図】図7

Description

本発明はパイプ継手構造に関するものであり、更に詳しくは、給水・給湯パイプに用いる樹脂製パイプ用の継手構造に係るものである。
近年、給水・給湯パイプにポリブテン、架橋ポリエチレン等の樹脂製パイプが用いられるようになり、これを接続する継手が開発されている。係る継手は、継手内にシ−リング材及び金属製のパイプ保持材が内蔵された構成であり、或いは、パイプ保持材が金属製の爪部と樹脂製のリングとの複合体とからなるものである。
しかるに、金属製の爪部がパイプの保持機能を持つが、この場合には、パイプ保持材の形状にもよるが、高温高圧での状況下で、パイプを保持し切れず、接続したパイプが抜け出てしまう可能性があった。又、金属と樹脂の複合部品の場合、使用する樹脂においてはそれ相当の耐薬品性、耐久性が要求され、樹脂として高価な樹脂を使用しなければならなかった。
即ち、パイプ保持材としてパイプの外表面に向けて突出する金属製爪部を備えたものを用いてパイプを保持する場合には、爪部がパイプの表面に食い込む程度によってパイプの保持力が増すこととなるが、時として爪部によってパイプの表面にパイプの軸方向に長い傷を付けてしまい、O−リングがこの傷を跨いだ状態にあっては、パイプ内を流れる流体がこの傷内を通って漏洩する結果となってしまう。
本発明はこれら従来技術の欠点を改良すべく要請に鑑みてなされたものであり、金属製のパイプ保持材の特徴を最大限に生かしつつ、樹脂にて形成される保持機能部材を併用することで従来の欠点を改良したものである。
本発明の要旨は、継手基体内に、差し込まれるパイプの外表面に圧接されてシ−ル機能を発揮するシ−リング材と、パイプの外表面に食い込んで保持機能を発揮するパイプ保持材とを内蔵し、継手基体に螺合されたキャップにてパイプの抜け出しを阻止してなるパイプ継手であって、前記パイプ保持材が、パイプの外表面に向けて突出する金属製爪部を有する保持体Aと、パイプの外表面に向けて縮径可能な樹脂製の環状保持体Bとを併用したことを特徴とする構造である。
本発明のパイプ継手構造にあっては、保持体Aの爪部の食い込みによるパイプの保持力と、保持対Bの主として縮径によるパイプ移動阻止力とを併せもった継手であり、その保持力は従来のものと比較して極めて優れたものとなった。
本発明は金属製保持体Aのパイプ保持機能に加え、汎用樹脂のみで形成される保持機能部品、即ち保持体Bを継手内に加えることにより、高温高圧下での状況下でも十分に保持機能を持たせることが可能となったものであり、同時にO−リングについてハウス構造を形成することが可能となり、パイプの差し込み性能を向上したものである。
パイプ保持材のうち、爪部を備えた金属製の保持体Aとしては短環状のリングより内径側に向けて傾斜して配置された複数の爪部aを備えたものであり、爪部aの傾斜はパイプの差し込み方向と同じとする。
そして、パイプの差し込み時にはこの爪部aはパイプに対してほとんど抵抗はないが、パイプが抜け出そうとすると、爪部aがパイプの外表面に食い込んで保持する機能を発揮するものである。本発明の他の金属製の保持体Aに例としては、必ずしも金属製単体のものでなくともよく、場合によっては環状の樹脂体内に爪部aを埋め込んだものでもよい。そして、保持体Aの外側は爪部aの傾斜に対応して傾斜面が形成されており、この傾斜面に対向してキャップにも傾斜面が備えられており、この両傾斜面の接触によってこの保持体Aの動き(抜け)が規制される構造のものがよい。
一方、縮径可能な樹脂製の環状保持体Bとしてはポリアセタ−ル、ポリフェニレンサルファイド、ポリエ−テルケトン等の結晶性の樹脂にて短管状として用いられるものであり、かかる短管は内側に爪部bが備えられているのがよい。そして、一方の端よりこの爪部b以上の深さにまで複数のスリットが形成されるものである。この爪部bは当初はパイプの外表面にさほど強くない力で当接しているが、パイプが抜け出そうとするとこの爪部bが食い込み、更には、内側に縮径してパイプの外表面を強く押圧し、パイプの抜け防止機能を発揮するものである。
以上の通り、本発明はパイプが抜け出そうとすればそれだけパイプの外表面に食い込む爪部a、bと、保持体Bの縮径による強圧力とによってパイプの抜けを阻止した構成を有するものである。
以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明する。図1は金属製保持体Aの正面図、図2は背面図、図3はA−A線での端面図である。即ち、背面が傾斜面1をなす短管状のリング部2と、このリング部2の小径側に形成された8個の爪部aとよりなっている。そして、リング部2の内周側も背面の傾斜面1と平行な傾斜面3となっている。前記爪部aは図中のX1方向に傾いて備えられたものであり、このX1はパイプPの差し込み方向、X2はパイプPの抜け方向を表す。そして、この8個の爪部aによる内径は差し込まれるパイプPの外径と同等かこれよりもやや大きめの径である。
図4は樹脂製保持体Bの正面図、図5は背面図、図6はB−B線断面図である。この保持体Bは全体がポリアセタ−ル樹脂でできており、背面側より6条のスリット11が切り込まれており、好ましくは、保持体Bの中央内側に小さな突条(爪部)bが内向きに形成されている。この爪部bにおける内径はパイプPの外径とほぼ同じかこれよりもやや大きな径である。尚、背面側の外表面はやや背高が高くかつ傾斜面12をなしている。そして、好ましくは内表面も傾斜面13を形成し、前記の金属製の保持体Aのリング部2及び爪部aにほぼ嵌合する形状とされている。
図7は金属製保持体Aと樹脂製保持体Bとの位置関係を示す拡大半裁図である。又、図8は本発明のパイプ継手Tを示し、継手基体T0 内にこれらの保持体A、Bを内蔵した際の半裁図である。即ち、継手基体T0 内にパイプPの外表面P0 に接して流体をシ−ルするO−リングC、保持体B、保持体Aを順に挿入し、継手基体T0 と螺合するキャップDをもってこれらの抜け出しを防止する構造となっている。
そしてパイプPがキャップDより差し込まれた(X1方向)場合には、パイプPの先端は継手基体T0 の最内側に形成した段部21に突き当たって差し込みが終了し、この場合、O−リングCはパイプPの外表面P0 と当接してここにシ−ル機能が完成する。爪部a及びbはパイプPが差し込まれた状態ではそれほど外表面P0 に食い込んではいない。
しかるに、継手T及びパイプP内に流体が流されると流体圧によりパイプPには抜け出す方向(X2方向)に力が加わる。ここにおいて、各爪部a、bがパイプPの外表面P0 に食い込んでパイプPの抜けを阻止する機能を発揮することとなる。更に言うと、パイプPと金属製保持体Aとの関係はパイプPのX2方向の動きに伴って、爪部aがこの表面P0 に食い込み、しかもこの保持体Aの背面の傾斜面1がキャップDの先端に形成した傾斜面22と接触して保持体A自体の動きが封じられ、爪部aがパイプPの外表面P0 に強固に食い込むこととなる。
一方、爪部bにあっては、これ又パイプPが抜け出す方向(X2方向)に動くことによって保持体Bも又X2方向に動こうとするが、今度は保持体Bは傾斜面12及び13が保持体Aのリング部2と爪部aの内側に嵌り込んでしまい、ここで動きの取れない状態となる。しかるに、この保持体Bはスリット11が形成されているためにこの余分な力はスリット11の幅分だけ縮径することが可能となったものであり、爪部b及び保持体Bの内面によってパイプPの外表面P0 を強圧してこれ又パイプPの抜けを阻止するというダブル阻止機能をもたらすものである。
尚、パイプPは内径側に強圧されることとなるため、差し込まれるパイプPの先端には例えば金属製のカラ−が嵌め込まれて使用されるのが一般的である。
本発明は以上の通りであり、継手からのパイプの抜け出しを防止したもので、パイプは樹脂製のみならず金属製の場合にも適用可能であり、又、流体の種類も特に限定されるものでもなく、幅広い分野の継手に利用可能である。
図1は金属製保持体Aの正面図である。 図2は図1の背面図である。 図3はA−A線での端面図である。 図4は樹脂製保持体Bの正面図である。 図5は図4の背面図である。 図6はB−B線断面図である。 図7は金属製保持体Aと樹脂製保持体Bとの位置関係を示す半裁図である。 図8は本発明のパイプ継手である。
符号の説明
11‥スリット、
a‥保持体Aの爪部、
b‥保持体Bの爪部、
A‥金属製保持体、
B‥樹脂製保持体、
C‥シ−リング材(O−リング)、
D‥キャップ、
P‥パイプ、
P0 ‥パイプの外表面、
T‥継手、
T0 ‥継手基体、
X1‥パイプの差し込み方向、
X2‥パイプの抜け出し方向。

Claims (5)

  1. 継手基体内に、差し込まれるパイプの外表面に圧接されてシ−ル機能を発揮するシ−リング材と、パイプの外表面に食い込んで保持機能を発揮するパイプ保持材とを内蔵し、継手基体に螺合されたキャップにてパイプの抜け出しを阻止してなるパイプ継手であって、前記パイプ保持材が、パイプの外表面に向けて突出する金属製爪部を有する保持体Aと、パイプの外表面に向けて縮径可能な樹脂製環状保持体Bとを併用したことを特徴とするパイプ継手構造。
  2. 保持体Aは金属環状部と、これに連なってパイプの外表面に向けて突出する金属製爪部aを備えた請求項1記載のパイプ継手構造。
  3. 保持体Aは樹脂環状部と、これに埋設されパイプの外表面に向けて突出する金属製爪部aを備えた請求項1記載のパイプ継手構造。
  4. 保持体Bには軸方向に向けてスリットが形成された請求項1記載のパイプ継手構造。
  5. 保持体Bにはパイプの外表面に向けて突出する爪部bを備えた請求項4記載のパイプ継手構造。
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