JP2007100788A - 部材カバーおよびコンソール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 相対移動する一方部材と他方部材とに亘って設けられた連接部材を覆う部材カバー、および前後方向および上下方向に移動し得るコンソールボックスとに亘る連接部材を設けて成るコンソール装置を対象とし、製造に関わるコストの低減を達成し得る部材カバーおよびコンソール装置を提供する。
【解決手段】 コンソール装置1は、連接部材10を囲繞する筒状を呈し、一方端部がフロア4に固定されるとともに他方端部がコンソールボックス3に固定され、可撓性を備えるとともに周壁の中心軸線方向断面が波形を成し、さらに外面の稜部20eおよび内面の溝部20gが中心軸線の周りを巡る螺旋状を呈している部材カバー20を具備し、フロアとコンソールボックスとに亘る複数本の電気コードを束ねた可撓性を有するハーネス30を、部材カバーの螺旋状を呈する溝部に倣って収容している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、平行方向および近接離反方向に相対移動する一方部材と他方部材とに亘って設けられた連接部材を覆う部材カバーに関するものであり、また本発明は、運転室のフロアに対して前後方向および上下方向に移動し得るコンソールボックスを備え、フロアとコンソールボックスとに亘る連接部材を設けて成るコンソール装置に関するものである。
例えば、作業車輌における運転室のコンソール装置としては、オペレータシートの側方にコンソールボックスを配置し、このコントロールボックスに設けた操作スティックにより、車輌の繰向等をコントロールするよう構成したコンソール装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
図10〜図12に示す従来のコンソール装置Aは、前端部に操作スティックBを備えたコンソールボックスCが、運転室のフロアFにサスペンションQを介して設置されたオペレータシートSの側方に、該オペレータシートSから延びるフレームEに支持されて配置されている。
上記コンソールボックスCはオペレータシートSの上下動に伴って、矢印uおよび矢印dに示す如く上下方向に移動し得る。
また、上記コンソールボックスCは、図11(a)に示す如く前端部がオペレータシートSよりも前方に迫り出した使用位置と、図11(b)に示す如くオペレータシートSに対する乗降を容易とするべく後退した退避位置との間を、矢印fおよび矢印bに示す如く前後方向に移動し得る。
上記コンソールボックスCの操作スティックBは、その操作によってステアリング角度制御手段のロータリバルブ(コントロールバルブ)Vを動作させるもので、コンソールボックスCに回転支持された作動軸Dに、該作動軸Dから前方に延びるアームGを介して取付けられている。
図12に示す如く上記作動軸Dは、フロアFの下方に設置されたロータリバルブVの入力軸Viと、リンクロッドLを介して互いに連接されており、上記操作スティックBの操作(円弧動作)による作動軸Dの回動は、リンクロッドLを介して伝達され、ロータリバルブVの入力軸Viを回動させる。
ここで、上記リンクロッドLは、フロアFに対するコンソールボックスCの上下移動を吸収するべく、互いの軸方向に沿ってスライド自在にスプライン結合された、上部ロッドLuおよび下部ロッドLlから構成されている。
また、上記リンクロッドLは、フロアFに対するコンソールボックスCの前後移動を吸収するべく、上部ロッドLuと上記作動軸DとをユニバーサルジョイントJuによって連結するとともに、下部ロッドLlと上記入力軸ViとをユニバーサルジョイントJlによって連結している。
さらに、上記操作スティックBには、車輌の前後進を制御するスイッチや、シフトアップ・シフトダウンを制御するスイッチ、さらにはホーンスイッチ等が設けられている。
これらのスイッチから延びる複数本(例えば10〜15本)の電気コードを束ねたハーネスHは、フロアFに対するコンソールボックスCの上下移動および前後移動による損傷を防止するべく、コンソールボックスCからフロアFの下方へと大きく湾曲させて取り回されている。
特開平11−321664号公報
ところで、上述した従来のコンソール装置Aにおいては、コンソールボックスCとフロアFとの間に延在するリンクロッドLが、運転室の内部において剥き出しの状態で露呈している。
このために、美感の著しい低下を招来することとなり、さらに異物の衝突から保護しかつオペレータを保護する見地からも、上記リンクロッドLをカバーで覆うことが好ましい。
図13〜図15に示したコンソール装置A′は、上述した如き問題を解消するべく、保護カバーP′によってリンクロッドL′の外部を覆ったものであり、上記保護カバーP′は、板金を断面コ字形状に屈曲成形した上カバーPu′と下カバーPl′とから構成されている。
上記保護カバーP′は、フロアF′に対するコンソールボックスC′の上下移動および前後移動を妨げることのないよう、コンソールボックスC′の前端を構成するCt′に上カバーPu′を揺動自在に支承し、かつフロアF′に固設されたベースFb′に下カバーPl′を揺動自在に支承するとともに、上記上カバーPu′および下カバーPl′を、互いにリンクロッドL′に沿ってスライド自在に組み付けられている。
因みに、上述したコンソール装置A′の構成は、リンクロッドL′を保護カバーP′で覆った以外、図10〜図12に示したコンソール装置Aと基本的に同一なので、コンソール装置A′の構成要素において、コンソール装置Aと同一の作用を成すものには、図10〜図12と同一の符号に′(ダッシュ)を附して詳細な説明を省略する。
上記構成のコンソール装置A′によれば、保護カバーP′でリンクロッドL′を覆ったことにより、美感の向上とともにリンクロッドL′およびオペレータの保護が達成される。
しかしながら、上記保護カバーP′は複数の部材を組合わせて構成されているため、部品点数が多いことによる製造コストの増大や、組付け作業が繁雑であることによる製造コストの増大を招き、延いてはコンソール装置の製造に関わるコストの徒らな増大を招来する不都合があった。
本発明は上記実状に鑑みて、連接部材の露出に起因する美感の低下を、製造コストの不用意な増大を招くことなく、未然に防止することの可能な部材カバーおよびコンソール装置の提供を目的とする。
請求項1の発明に関わる部材カバーは、平行方向および近接離反方向に相対移動する一方部材と他方部材とに亘って設けられた連接部材を覆う部材カバーであって、連接部材を囲繞する筒状を呈し、一方端部が一方部材に固定されるとともに他方端部が他方部材に固定され、可撓性を備えるとともに周壁の中心軸線方向断面が波形を成し、さらに外面の稜部および内面の溝部が中心軸線の周りを巡る螺旋状を呈していることを特徴とする。
請求項2の発明に関わる部材カバーは、請求項1の発明に関わる部材カバーにおいて、一方部材と他方部材とに亘って設けられた可撓性を有する螺旋状部材を、螺旋状を呈する溝部に倣って収容したことを特徴とする。
請求項3の発明に関わる部材カバーは、請求項2の発明に関わる部材カバーにおいて、螺旋状部材が一方部材と他方部材とに亘る複数本の電気コードを束ねたハーネスであることを特徴とする。
請求項4の発明に関わるコンソール装置は、運転室のフロアに対して前後方向および上下方向に移動し得るコンソールボックスを備え、かつフロアとコンソールボックスとに亘る連接部材を備えて成るコンソール装置であって、フロアとコンソールボックスとに亘り、連接部材の周りを巡る態様で可撓性を有する螺旋状部材を設け、該螺旋状部材により連接部材の周囲を覆ったことを特徴とする。
請求項5の発明に関わるコンソール装置は、請求項4の発明に関わるコンソール装置において、螺旋状部材がフロアとコンソールボックスとに亘る複数本の電気コードを束ねたハーネスであることを特徴とする。
請求項6の発明に関わるコンソール装置は、運転室のフロアに対して前後方向および上下方向に移動し得るコンソールボックスを備え、かつフロアとコンソールボックスとに亘る連接部材を備えて成るコンソール装置であって、連接部材を囲繞する筒状を呈し、一方端部がフロアに固定されるとともに他方端部がコンソールボックスに固定され、可撓性を備えるとともに周壁の中心軸線方向断面が波形を成し、さらに外面の稜部および内面の溝部が中心軸線の周りを巡る螺旋状を呈している部材カバーを具備し、フロアとコンソールボックスとに亘る複数本の電気コードを束ねた可撓性を有するハーネスを、部材カバーの螺旋状を呈する溝部に倣って収容したことを特徴とする。
請求項1の発明に関わる部材カバーによれば、連接部材を囲繞する筒状を呈しているとともに可撓性を備え、一方端部と他方端部とを各々一方部材と他方部材とに固定されていることから、複数の部材を組合わせて構成されている従来の保護カバーに比べ、製造コストの大幅な低減を達成することが可能となる。
請求項2の発明に関わる部材カバーによれば、複数の部材を組合わせて構成されている従来の保護カバーに比べ、製造コストの大幅な低減を達成し得る。さらに、螺旋状を呈する溝部に倣って螺旋状部材を収容したことにより、一方部材と他方部材とに亘って設けられた螺旋状部材の設置スペースが確保でき、かつ外観形状における見た目の美感を向上させることができる。
請求項3の発明に関わる部材カバーによれば、複数の部材を組合わせて構成されている従来の保護カバーに比べ、製造コストの大幅な低減を達成し得る。さらに、複数本の電気コードを束ねたハーネスを溝部に倣って収容したことで、一方部材と他方部材との間にハーネスを弛ませて取り回している従来の構成に比べ、一方部材と他方部材との相対移動範囲を大きく設定でき、かつ外観形状における見た目の美感も向上させることができる。
請求項4の発明に関わるコンソール装置によれば、可撓性を有する螺旋状部材で連接部材を覆ったことにより、複数の部材を組合わせて成る保護カバーで連接部材を覆っている従来のコンソール装置に比べ、製造コストの大幅な低減を達成することが可能となる。
請求項5の発明に関わるコンソール装置によれば、可撓性を有する螺旋状部材で連接部材を覆ったことにより、複数の部材を組合わせて成る保護カバーで連接部材を覆っている従来のコンソール装置に比べ、製造コストの大幅な低減を達成し得る。さらに、上記螺旋状部材が複数本の電気コードを束ねたハーネスであることから、フロアとコンソールボックスとの間にハーネスを弛ませて取り回している従来のコンソール装置に比べ、フロアに対するコンソールボックスの移動範囲を大きく設定でき、かつ外観形状における見た目の美感も向上させることができる。
請求項6の発明に関わるコンソール装置によれば、筒状を呈するとともに可撓性を備え、かつ一方端部と他方端部とを各々フロアとコンソールボックスとに固定した部材カバーで連接部材を囲繞していることから、複数の部材を組合わせて成る保護カバーで連接部材を覆っている従来のコンソール装置と比べ、製造コストの大幅な低減を達成することが可能となる。さらに、部材カバーの溝部に倣って複数本の電気コードを束ねたハーネスを収容したことで、フロアとコンソールボックスとの間にハーネスを弛ませて取り回している従来のコンソール装置に比べ、フロアに対するコンソールボックスの移動範囲を大きく設定でき、かつ外観形状における見た目の美感も大幅に向上させることができる。
以下、本発明に関わる部材カバーおよびコンソール装置の構成を、幾つかの実施例を示す図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明を作業車輌の一態様であるホイールローダの運転室に適用した例を示しており、この運転室のコンソール装置1は操作スティック2の設けられたコンソールボックス3を具備している。
因みに、上記ホイールローダ(図示せず)は、操作スティック2の操作角に応じてアーティキュレート角(車体屈曲角)を制御する、所謂ジョイスティック式のステアリングシステムを採用したものである。
上記コンソールボックス3は、運転室のフロア4にサスペンション5を介して設置されたオペレータシート6の側方(左側方)に、該オペレータシート6に固設されて側方に立設したフレーム7に支持されており、前端部に操作スティック2を配置するとともに該操作スティック2の後方にアームレスト(左腕用)6Lが設けられている。
なお、図中の符号3Gはコンソールボックス3の前部に固設されたガード、符号3Hはコンソールボックス3の側部に固設されたハンドルであり、図1中の符号6Rは右腕用のアームレストを示している。
上記フレーム7に支持されたコンソールボックス3は、サスペンション5の稼働によるオペレータシート6の上下動に伴い、図1中の矢印uおよび矢印dに示す如く上下方向に移動することが可能である。さらに、上記コンソールボックス3は、図2に示す如く前端部がオペレータシート6よりも前方に迫り出した使用位置と、図3に示す如くオペレータシート6に対する乗降を容易とするべく後退した退避位置との間を、図3中の矢印fおよび図2中の矢印bに示す如く前後方向に移動することが可能である。
すなわち、一方部材を構成しているフロア4に対して、他方部材を構成しているコンソールボックス3は、前後方向および上下方向に沿って移動が可能であり、言い換えれば上記フロア(一方部材)4とコンソールボックス(他方部材)3とは、互いに平行方向および近接離反方向に相対移動し得る関係にある。
図4に示す如く、上記コンソールボックス3に設けられた操作スティック2は、上下方向に延在する姿勢で回転自在に支持された作動軸2Dに、該作動軸2Dから前方に延びるアーム2Aを介して取付けられており、もって上記操作スティック2は、作動軸2Dを中心とした円弧状の軌跡に沿って揺動することが可能である。
一方、フロア4の下方には、ステアリング機構の構成要素であるロータリバルブ8が、フレーム4Fを介して取り付けられており、上記ロータリバルブ8の入力軸8Iと、上記コンソールボックス3に支持された作動軸2Dとは、フロア4とコンソールボックス3とに亘って設けられたリンクロッド(連接部材)10を介して互いに連接されている。
これにより、操作スティック2の操作(円弧動作)による作動軸2Dの回動は、リンクロッド10を介して伝達され、ロータリバルブ8の入力軸8Iを回動させることとなる。
ここで、上記リンクロッド10は、フロア4に対するコンソールボックス3の前後移動および上下移動を吸収し得る構造を備えている。すなわち、上記リンクロッド10は、上部ロッド10uと下部ロッド10lとを備え、両者は互いの軸方向に沿ってスライド自在にスプライン結合されている。併せて上部ロッド10uと上記作動軸2Dとは、ユニバーサルジョイント11Uを介して連結され、また下部ロッド10lと上記入力軸8Iとは、ユニバーサルジョイント11Lを介して連結されている。
さらに、上記フロア4とコンソールボックス3との間には、部材カバーとしてのブーツ20が取付けられており、フロア4とコンソールボックス3とに亘るリンクロッド10は上記ブーツ20によって覆われている。
上記ブーツ20は、例えばゴム材等の可撓性材料を用いて形成され、図4および図5に示す如く、上記リンクロッド10を囲繞する筒状を呈しており、上下方向に延在する本体部20Aの下端(一方端部)および上端(他方端部)には、それぞれ円筒状の取付部20Lおよび20Uが形成されている。
上記ブーツ20における下端の取付部20Lは、フロア4の上面に設置されたベース21の環状リブ21Lに外挿され、締結バンド22によって固定されている。
一方、上記ブーツ20における上端の取付部20Uは、コンソールボックス3の下面に設置されたベース23の環状リブ23Lに外挿され、締結バンド24によって固定されている。
また、図5に示す如く上記ブーツ20の本体部20Aは、その周壁における中心軸線o−oに沿った断面形状が波形を呈しており、本体部20Aの外面には稜部20eが突出形成されるとともに、本体部20Aの内面には溝部20gが陥没形成されている。
さらに、上記本体部20Aの稜部20eおよび溝部20gは、図5(c)において螺旋20sで示す如く、ブーツ20における中心軸線o−oの周りを巡る連続した螺旋状を呈している。
ここで、上記ブーツ20は、上述の如くゴム材等から形成されていることと相俟って、本体部20Aの断面が波形を呈していることにより、フロア4に対するコンソールボックス3の上下移動および前後移動を妨げることのない十分な可撓性を備えている。因みに、所望する可撓性を満足するものであれば、上記ブーツ20をゴム材以外の様々な可撓性材料、例えば樹脂材料等から形成し得ることは言うまでもない。
上述した構成のブーツ20は、リンクロッド(連接部材)10を囲繞する筒状を呈しているとともに可撓性を備え、下端(一方端部)および上端(他方端部)を、それぞれフロア(一方部材)4とコンソールボックス(他方部材)3とに固定されていることで、複数の部材を組合わせて構成されている従来の保護カバーに比べ、製造コストの大幅な低減を達成することができる。
一方、コンソールボックス3に設置された操作スティック2には、車輌の前後進を制御するスイッチや、シフトアップ・シフトダウンを制御するスイッチ、さらにはホーンスイッチ等が設けられており、図4に示す如く上記操作スティック2から延びるハーネス(螺旋状部材)30は、上述したブーツ20の内部を通ってフロア4の下方へと取り回されている。
上記ハーネス30は、図6に示す如く複数本(例えば10〜15本)の電気コード30a,30a…を束ね、これをチューブ30bにより被覆して1本と成したもので、電気コード30aおよびチューブ30bが柔軟な材料から成ることで十分な可撓性(柔軟性)を有している。
また、上記ブーツ20の内部を通るハーネス30は、図4に示す如くブーツ20における螺旋状の溝部20gに倣って収容されている。これによって上記ハーネス30は、図6に示す如く中心軸線o−oの周りを巡る螺旋状を成してブーツ20の内部において取り回されている。
上述した構成のコンソール装置1によれば、ブーツ20によってリンクロッド10を囲繞したことで、複数の部材を組合わせて成る保護カバーで連接部材を覆っている従来のコンソール装置と比べ、製造コストの大幅な低減を達成することが可能となる。
また、上述した構成のコンソール装置1によれば、ブーツ20の螺旋状を成す溝部20gに倣ってハーネス30を収容したことで、上記ブーツ20によってハーネス30の設置スペースが確保される。また、フロアとコンソールボックスとの間にハーネスを弛ませて取り回している従来のコンソール装置に比べ、フロアに対するコンソールボックスの移動範囲を大きく設定でき、さらに外観形状における見た目の美感も大幅に向上させることができる。
図7〜図9は、本発明に関わるコンソール装置の他の実施例を示しており、このコンソール装置1′は、フロア4′とコンソールボックス3′とに亘って設けられたリンクロッド(連接部材)10′の周囲を、同じくフロア4′とコンソールボックス3′とに亘って設けられたハーネス(螺旋状部材)30′で覆っている。
上記ハーネス30′は、常態において図7〜図9に示す如き螺旋形状を維持する一方、フロア4′に対するコンソールボックス3′の上下移動および前後移動を妨げることのない可撓性(柔軟性)を備えている。
ここで、上記コンソール装置1′の構成は、部材カバーとしてのブーツ(図1〜図3中の符号20参照)を備えていないこと以外、図1〜図3に示したコンソール装置1と基本的に同一なので、コンソール装置1′の構成要素において、コンソール装置1の構成要素と同一の作用を成すものには、図1〜図3と同一の符号に′(ダッシュ)を附して詳細な説明を省略する。
上述した構成のコンソール装置1′においては、可撓性を有する螺旋状部材であるハーネス30′によってリンクロッド10′を覆ったことにより、複数の部材を組合わせて成る保護カバーで連接部材を覆っている従来技術(図13〜図15参照)に比べ、製造コストの大幅な低減を達成することが可能となる。
さらに、上述したコンソール装置1′においては、螺旋状部材が複数本の電気コードを束ねたハーネス30′であることから、フロアとコンソールボックスとの間にハーネスを弛ませて取り回している従来のコンソール装置(図10〜図15参照)に比べ、フロア4′に対するコンソールボックス3′の移動範囲を大きく設定でき、かつ外観形状における見た目の美感も向上させることができる。
なお、上述した各実施例においては、本発明を作業車輌の一態様であるホイールローダに適用した例を示したが、ホイールローダ以外の様々な作業車輌は元より、作業車輌以外の各種車輌、さらには車輌以外の様々な装置や機器においても、本発明を有効に適用し得ることは言うまでもない。
本発明に関わるコンソール装置の実施例を示す概念的な正面図。 図1に示したコンソール装置の概念的な側面図。 図1のコンソール装置においてコンソールボックスを退避位置に後退させた状態を示す概念的な側面図。 図1のコンソール装置における要部を拡大して示す断面側面図。 (a)、(b)および(c)は、図1に示したコンソール装置における部材カバーの外観側面図、断面側面図および溝部の形態を示す概念図。 図1のコンソール装置における部材カバーの内部に収容されているハーネスを示す外観斜視図。 本発明に関わるコンソール装置の他の実施例を示す概念的な正面図。 図7に示したコンソール装置の概念的な側面図。 図7のコンソール装置においてコンソールボックスを退避位置に後退させた状態を示す概念的な側面図。 (a)および(b)は、従来のコンソール装置を示す概念的な正面図および側面図。 (a)および(b)は、図10のコンソール装置におけるコンソールボックスの前後移動の態様を示す概念的な側面図。 図10のコンソール装置における要部を破断して示す側面図。 (a)および(b)は、他の従来のコンソール装置を示す概念的な正面図および側面図。 図13のコンソール装置における要部を破断して示す側面図。 図13のコンソール装置における部材カバーの構成を示す分解斜視図。
符号の説明
1、1′…コンソール装置、
2、2′…操作スティック、
3、3′…コンソールボックス(他方部材)、
4、4′…フロア(一方部材)、
10、10′…リンクロッド(連接部材)、
20…ブーツ(部材カバー)、
20e…稜部、
20g…溝部、
30、30′…ハーネス(螺旋状部材)、
30a…電気コード、
30b…チューブ。

Claims (6)

  1. 平行方向および近接離反方向に相対移動する一方部材と他方部材とに亘って設けられた連接部材を覆う部材カバーであって、
    前記連接部材を囲繞する筒状を呈し、一方端部が前記一方部材に固定されるとともに他方端部が前記他方部材に固定され、可撓性を備えるとともに周壁の中心軸線方向断面が波形を成し、さらに外面の稜部および内面の溝部が中心軸線の周りを巡る螺旋状を呈していることを特徴とする部材カバー。
  2. 前記一方部材と前記他方部材とに亘って設けられた可撓性を有する螺旋状部材を、螺旋状を呈する前記溝部に倣って収容したことを特徴とする請求項1記載の部材カバー。
  3. 前記螺旋状部材が、前記一方部材と前記他方部材とに亘る複数本の電気コードを束ねたハーネスであることを特徴とする請求項2記載の部材カバー。
  4. 運転室のフロアに対して前後方向および上下方向に移動し得るコンソールボックスを備え、かつ前記フロアと前記コンソールボックスとに亘る連接部材を備えて成るコンソール装置であって、
    前記フロアと前記コンソールボックスとに亘り、前記連接部材の周りを巡る態様で可撓性を有する螺旋状部材を設け、該螺旋状部材により前記連接部材の周囲を覆ったことを特徴とするコンソール装置。
  5. 前記螺旋状部材が、前記フロアと前記コンソールボックスとに亘る複数本の電気コードを束ねたハーネスであることを特徴とする請求項4記載のコンソール装置。
  6. 運転室のフロアに対して前後方向および上下方向に移動し得るコンソールボックスを備え、かつ前記フロアと前記コンソールボックスとに亘る連接部材を備えて成るコンソール装置であって、
    前記連接部材を囲繞する筒状を呈し、一方端部が前記フロアに固定されるとともに他方端部が前記コンソールボックスに固定され、可撓性を備えるとともに周壁の中心軸線方向断面が波形を成し、さらに外面の稜部および内面の溝部が中心軸線の周りを巡る螺旋状を呈している部材カバーを具備し、
    前記フロアと前記コンソールボックスとに亘る複数本の電気コードを束ねた可撓性を有するハーネスを、前記部材カバーの螺旋状を呈する前記溝部に倣って収容したことを特徴とするコンソール装置。
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