JP2007100469A - 推進管の接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】推進管の接続装置における嵌合筒の推進管からの突出長さを短くすることで、その分だけ推進管全長の短尺化を図ることができる二重ケーシング方式の管路構築工法に用いる推進管の接続装置を提供する。
【解決手段】推進管13の一方端部の外周面に複数の係合ピース20を周方向に沿って設け、この推進管13の他方端部の外周に固定した嵌合筒21にL形係合切欠き22を係合ピース20と等しい数だけ設け、前記係合ピース20とL形係合切欠き22を係合させて推進管13を接続し、この接続時に係合ピース20の回り止め状態をストッパー部材27で保持するようにした推進管13の接続装置において、前記係合ピース20を、前記L形係合切欠き22と係合及び離脱ができるようこのL形係合切欠き22に対応するL字形に形成し、前記L形係合切欠き22おいて、この係合ピース20の回転方向当接代を、前記軸方向誘導部22aの側縁と周方向屈曲部22bの内端の二箇所にする。
【選択図】図3

Description

この発明は、地中に管路を構築するために用いる推進管の接続装置、更に詳しくは、鋼製さや管の内部に推進管を収納し、推進管の先端に設けた刃先本体を推進管で回転させて地中を掘削しながら、鋼製さや管と推進管を同時に地中に推進し、貫通後に鋼製さや管内から推進管を抜き取り、代わりに鋼製さや管の内部に塩ビ等の本管を挿入敷設し、その後、鋼製さや管と本管の空隙を充填材で埋めることによって管路を完成する二重ケーシング方式の管路構築工法において、前記推進管を接続して順次継ぎ足すために用いる接続装置に関する。
上記した二重ケーシング方式の管路構築工法による管路の構築は、発進竪坑内に推進機を設置し、内部に所定長さの鋼製推進管を収納した鋼製さや管を推進機にセットし、この最先端鋼製さや管の先端に偏心先導管と、最先端推進管の先端に偏心先導管から突出する刃先本体を設け、推進機で鋼製さや管と推進管を同時に地中に圧入させると共に、推進管と共に刃先本体を回転させて地中を掘削し、一本目の鋼製さや管と推進管の推進完了後に、推進機を鋼製さや管と推進管から切離して後退させ、二本目の鋼製さや管と推進管を推進機にセットして、鋼製さや管を溶接により接続し、推進管は接続装置による接続によって継ぎ足す。
次に、上記した推進機による圧入と刃先本体の回転により、鋼製さや管と推進管を推進させ、偏心先導管と刃先本体が到達竪坑に達するまで上記の工程を繰り返し、到達の確認後に偏心先導管を撤去し、鋼製さや管を残したまま推進管だけを発進竪坑に引き抜き、この推進管の接続を解きながら地上に回収し、この後、鋼製さや管内に塩ビ管等を用いた本管を接続しながら挿入して布設し、鋼製さや管と本管の空隙を充填材で埋めることにより、二重ケーシングの管路を完成する。
従来、上記のような二重ケーシング方式の管路構築に用いる推進管の接続装置は、図13(a)と(b)に示すように、推進管1の一方端部の外周面に角形板状の係合ピース2を周方向に沿って一定間隔の配置で複数設け、この推進管1の他方端部の外周に、接続せんとする相手推進管1の一方端部が嵌合する円筒状の嵌合筒3が他方端部から突出するように固定されている。
上記嵌合筒3の推進管1から突出する部分に、L形係合切欠き4が係合ピース2と等しい数だけ設けられ、このL形係合切欠き4は、嵌合筒3の先端縁で開放する軸方向誘導部4aと、この軸方向誘導部4aの内端から連なって屈曲する周方向屈曲部4bからなり、前記嵌合筒3の先端部外周は外嵌するリング状帯板5で補強されている。
上記L形係合切欠き4の軸方向誘導部4aと周方向屈曲部4bは、係合ピース2が抜き差しできる幅を有し、推進管1の接続時に、周方向屈曲部4bの内端が屈曲方向に沿う係合ピース2の回転方向当接代4cとなり、前記係合ピース2とこのL形係合切欠き4の相対的な軸方向への移動と周方向への回転により、係合ピース2を周方向屈曲部4の内端当接代4cに係合させることにより、推進管1と1を着脱可能に接続し、前記推進管1の一方端部の外周面で、接続時にL形係合切欠き4の軸方向誘導部4aに臨む位置に、係合ピース2の回り止め状態を保持するストッパー部材6を着脱自在に取付けるようになっている。
上記のような推進管の接続は、図13(a)のように、後続推進管1の一方端部を先行推進管1の他方端部に接近させ、後続推進管1を軸方向に移動させて係合ピース2をL形係合切欠き4の軸方向誘導部4aに進入させ、同時に両推進管1と1の端部に設けてある外側接続筒7と内側接続筒8を水密に嵌め合わせた後、この推進管1をL形係合切欠き4の屈曲方向に回転させ、図13(b)のように、係合ピース2を周方向屈曲部4bの内端当接代4cに係合させ、この後、推進管1の軸方向誘導部4aに臨む外面に、ストッパー部材6を取付ければ、両推進管1と1は軸方向と回転方向に結合され、推進管1の推進力は、両推進管1と1の端面の当接によって伝達され、また、推進時に与えられる回転は、係合ピース2と周方向屈曲部4bの内端の当接代4cによって伝達される。
また、両推進管1と1の接続を解く時は、ストッパー部材6を取外した後、係合ピース2が周方向屈曲部4bから軸方向誘導部4aに移動するように、推進管1に回転と軸方向の移動を与えて引き抜けばよい。
上記した二重ケーシング方式の管路構築工法においては、施工コストの低減等を目的として、発進竪坑の小径化とその内部に設置する推進機の小型化が要望され、これに対応して推進管1の短尺化が必要になっている。
ところで、上記した推進管1の接続装置は、回転の伝達のために、係合ピース2とL形係合切欠き4の内端の当接代4cが、推進時に与えられる回転力の伝達を確保する部分となり、従って、この当接代4cの強度を十分に確保することができるよう、係合ピース2は推進管1の軸方向に沿う長さLを長く設定する必要がある。
このように、係合ピース2の上記した長さLが長くなると、嵌合筒3に形成した周方向屈曲部4bの幅が広幅になり、その結果、嵌合筒3の推進管1から突出する長さが長くなり、推進管1は全長がその分長くなる。
しかし、推進管1の長さを従来の接続装置の構造をそのままにして単に短くするだけでは、推進管1を推進する施工時の接続回数が増大し、施工が煩雑となって作業能率を著しく低下させると同時に、接続装置の数も増えることにより、逆に施工コストの低減を達成できないことになり、このため、接続作業の回数増加をできるだけ抑えて適正な長さの範囲において推進管1の短尺化を図ることにより、発進竪坑の小径化を実現できるようにするのが望ましい。
そこで、この発明の課題は、推進管の接続装置における嵌合筒の推進管からの突出長さを短くすることができ、その分だけ推進管全長の短尺化を図ることができる推進管の接続装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、推進管の一方端部の外周面に複数の係合ピースを周方向に沿って設け、この推進管の他方端部の外周に、接続せんとする相手推進管の一方端部が嵌合する嵌合筒を他方端部から突出するように固定し、前記嵌合筒の推進管から突出する部分に、この嵌合筒の先端縁で開放する軸方向誘導部と、この軸方向誘導部の内端から連なって屈曲する周方向屈曲部からなるL形係合切欠きを係合ピースと等しい数だけ設け、前記係合ピースとL形係合切欠きの相対的な軸方向への移動と周方向への回転により、両者を係合させて推進管を接続し、前記推進管の一方端部の外周面で、接続時にL形係合切欠きの軸方向誘導部に臨む位置に、係合ピースの回り止め状態を保持するストッパー部材を着脱自在に取付けるようにした推進管の接続装置において、前記係合ピースを、前記L形係合切欠きと係合及び離脱ができるようこのL形係合切欠きに対応するL字形に形成し、前記L形係合切欠きにおいて、このL字形係合ピースの屈曲方向に沿う回転方向当接代を、前記軸方向誘導部の側縁と周方向屈曲部の内端の二箇所に設定した構成を採用したものである。
上記嵌合筒の先端部外周が外嵌するリング状帯板で補強され、上記ストッパー部材に抜け止め部材を着脱自在に取付け、この抜け止め部材がリング状帯板の内側縁に当接することによってL形係合切欠きの軸方向誘導部からストッパー部材を抜け止め状にした構造とすることができる。
また、上記嵌合筒の先端部外周が外嵌するリング状帯板で補強され、上記ストッパー部材を、接続した推進管の一方端部の外周面でリング状帯板の先端縁よりも内側寄りの位置に、ボルトで取外し可能に固定することにより、L形係合切欠きの軸方向誘導部から抜け止め状にした構造としてもよい。
上記推進管の一方端部に外側接続筒と他方端部に内側接続筒を、推進管の接続時に嵌合筒の内側位置で内外に嵌まり合うように設け、外側接続筒と内側接続筒の嵌合面を水密にシールするようにしてもよい。
ここで、上記推進管は、鋼管を用いた本体の両端部に、外径が本体と等しい短管を溶接によって接続し、一方端部に位置する短管の外周面に複数の係合ピースを周方向に一定間隔の配置で溶接固定し、他方端部に位置する短管の外径に嵌合筒が溶接されている。
上記係合ピースは、軸方向直線部と周方向直線部が直角に屈曲するL字形に形成され、L形係合切欠きの軸方向誘導部は、係合ピースの周方向の全長が通過する開口幅を有し、周方向屈曲部は、前記周方向直線部が収まる幅と周方向の長さを有し、この係合ピースとL形係合切欠きの回転方向当接代が、L形係合切欠きにおいては、前記軸方向誘導部の回転方向側縁と周方向屈曲部の内端の二箇所になる。
このように、前記軸方向誘導部の回転方向側縁を係合ピースの回転方向当接代とすることにより、係合ピースの周方向直線部の幅と嵌合筒に形成したL形係合切欠きの周方向屈曲部の幅を狭くでき、その結果、嵌合筒の推進管から突出する長さが短くなり、推進管の全長をその分だけ短くできることになる。
この発明によると、係合ピースをL形係合切欠きと係合及び離脱ができるようこのL形係合切欠きに対応するL字形に形成し、前記L形係合切欠きにおいて、このL字形係合ピースの屈曲方向に沿う回転方向当接代を、前記軸方向誘導部の側縁と周方向屈曲部の内端の二箇所に設定したので、従来は使われていなかった前記軸方向誘導部の回転方向側縁を回転方向当接代とすることができ、その分だけ係合ピースの周方向直線部の幅とL形係合切欠きの周方向屈曲部の幅を狭くでき、このため、嵌合筒の推進管から突出する長さを短く設計でき、推進管の全長をその分だけ短尺化できることになる。
また、係合ピースの周方向直線部の幅とL形係合切欠きの周方向屈曲部の幅を狭くしても、L形係合切欠きにおいて、この係合ピースの回転方向当接代を、前記軸方向誘導部の側縁と周方向屈曲部の内端の二箇所に設定したので、推進管の接続部分に従来と変わりない回転伝達力を確保することができる。
更に、推進管の一方端部に外側接続筒と他方端部に内側接続筒を、内外に嵌まり合うように設けると、内側接続筒が接続筒の内側に収まり、外側接続筒の推進管端部からの突出長さを短くすることができ、これによって推進管の短尺化に寄与することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1乃至図8の第1の実施の形態において、図1と図2は、二重ケーシング方式の管路構築工法における発進竪坑での初期施工状態を示し、発進竪坑11内に推進機12を設置し、内部に所定長さの鋼製の推進管13を収納した鋼製さや管14を推進機12にセットし、この最先端鋼製さや管14の先端に偏心先導管15と最先端推進管13の先端に、偏心先導管15から突出する刃先本体16を設け、推進機12のクランプ機構17で保持した鋼製さや管14と推進管13をジャッキ18の作用で同時に地中に圧入させると共に、鋼製さや管14は回転させずに推進管13と共に刃先本体16を回転させて地中を掘削し、一本目の鋼製さや管14と推進管13の推進完了後に、推進機12を鋼製さや管14と推進管13から切離して後退させ、二本目の鋼製さや管14と推進管13を推進機12にセットして、鋼製さや管14は溶接により接続し、推進管13は接続装置19による接続によって継ぎ足し、偏心先導管15と刃先本体16が到達竪坑に達するまで上記の工程を繰り返す。
到達の確認後に偏心先導管15を撤去し、鋼製さや管14を地中に残したまま推進管13だけを発進竪坑11に引き抜き、この推進管13の接続を解きながら地上に回収し、この後、鋼製さや管14内に塩ビ管等を用いた本管(図示省略)を接続しながら挿入して布設し、鋼製さや管14と本管の空隙を充填材で埋めることにより、二重ケーシングの管路を完成する。
上記二重ケーシング方式の管路構築工法に用いる推進管13は、図3や図7の断面図で示すように、鋼管を用いた本体13aの両端部に、外径が本体と等しい短管13bと13cを溶接で同軸心に接続して形成され、上記接続装置19は、一方端部に位置する短管13bの外周面に複数の係合ピース20を周方向に沿って一定間隔の配置で溶接固定し、他方短管13cの外周に、接続せんとする相手推進管13の一方端部が嵌合する嵌合筒21を他方端部から突出するように固定し、前記嵌合筒21の推進管13から突出する部分に、この嵌合筒21の先端縁で開放するL形係合切欠き22を係合ピース20と等しい数だけ設け、嵌合筒21の先端部外周を外嵌するリング状帯板23で補強した構造になっている。
図6(b)と図7、図8のように、上記推進管13の一方端部に位置する短管13bに内側接続筒24と他方端部に位置する短管13cに外側接続筒25を、推進管13の接続時に嵌合筒21の内側位置で内外に嵌まり合うように設け、内側接続筒24と外側接続筒25の嵌合面をシール材26で水密にシールすることにより、内側接続筒24と外側接続筒25の当接する端面で推進力を伝達すると共に、推進管13を水密に連通接続するようにしている。
上記L形係合切欠き22は、嵌合筒21の先端縁で開放する軸方向誘導部22aと、この軸方向誘導部22aの内端から連なって直角に屈曲する周方向屈曲部22bからなり、また、上記係合ピース20は、前記L形係合切欠き22と係合及び離脱ができるようこのL形係合切欠き22に対応するL字形に形成され、係合ピース20とL形係合切欠き22の相対的な軸方向への移動と周方向への回転により、両者を係合させて推進管13を接続するようになっている。
この係合ピース20は、軸方向直線部20aとその先端側に連なる周方向直線部20bが直角に屈曲するL字形に形成され、L形係合切欠き22の軸方向誘導部22aは、係合ピース20の周方向の全長が通過する開口幅を有し、周方向屈曲部22bは、前記周方向直線部20bが収まる幅と周方向の長さを有し、L形係合切欠き22において、係合ピース20の回転方向当接代は、前記軸方向誘導部22aの回転方向側縁による当接代22cと周方向屈曲部22bの内端に位置する当接代22dの二箇所になっている。
このように、係合ピース20とL形係合切欠き22において、回転方向の当接代を上記のように二箇所の当接代22cと22dにすると、従来は使われていなかった、前記軸方向誘導部22aの回転方向側縁を係合ピースの回転方向当接代22cとすることができ、図13で示した従来の係合ピース2とL形係合切欠き4の当接代4cと同様の回転伝達力を確保する場合に、軸方向誘導部22aの回転方向側縁を係合ピースの回転方向当接代22cとした分だけ、係合ピース20の周方向直線部20bの幅と嵌合筒21に形成した周方向屈曲部22bの幅を狭くできる。
上記のように、L形係合切欠き22の周方向屈曲部22bの幅を狭くすることで、嵌合筒21の推進管13から突出する長さを短く設計でき、これにより、推進管13の全長をその分だけ短尺化できることになる。
前記推進管13の一方端部の外周面で、接続時に複数箇所のL形係合切欠き22の軸方向誘導部22aに臨む位置に、L形係合切欠き22に対して係合させた係合ピース20の回り止め状態を保持するストッパー部材27を着脱自在に取付けるようになっている。
図7に示すように、ストッパー部材27、係合ピース20の軸方向直線部20aが係合する軸方向誘導部22aの残りの空間に収まる平面矩形状で、推進管13の外径と嵌合筒21の内径の隙間に納まる厚みを有する板状に形成され、このストッパー部材27の外面にボルト等の抜け止め部材28を着脱自在に取付け、この抜け止め部材28がリング状帯板23の内側縁に当接することによってL形係合切欠き22の軸方向誘導部22aから抜け止め状になっている。
また、図9と図10に示す第2の実施の形態のストッパー部材27は、接続した推進管13の一方端部の外周面で、推進管13の接続時にリング状帯板23の先端縁よりも内側寄りの位置にねじ孔29を設け、軸方向誘導部22aに挿入したストッパー部材27を、このストッパー部材27に溶接したブラケット30の孔31から前記ねじ孔29にねじ込んだボルト32で、L形係合切欠き22の軸方向誘導部22aに対して取外し可能に固定するような取付け構造になっている。
図11と図12に示す第3の実施の形態は、上記推進管13の一方端部に位置する短管13bに外側接続筒25と他方端部に位置する短管13cに内側接続筒24を、推進管13の接続時に嵌合筒21の内側位置で内外に嵌まり合うように設け、外側接続筒25と内側接続筒24の嵌合面をシール材26で水密にシールするようにしている。
このように内側接続筒24を嵌合筒21の内側に収まるように配置すると、外側接続筒25の突出長さを短くすることで、図7に示した実施形態の場合の内側接続筒24の分だけ推進管13の全長を短くすることができるという利点がある。
なお、上記推進管13には、図1と図2のように、鋼製さや管14内での回転と軸方向の移動が円滑に得られるよう、本体13aの外周に保護ローラ33を取付けることができる。
この発明の接続装置は、上記のような構成であり、次に、二重ケーシング方式の管路構築工法における推進管の接続方法を説明する。
二重ケーシング方式の管路構築工法の施工時に、推進管13の接続を行うには、図3、図9(a)、図11のように、接続せんとする後続推進管13の一方端部を地中に推進した先行推進管13の他方端部に接近させ、L形係合切欠き22の軸方向誘導部22aに係合ピース20の位相を合わせ、後続の推進管13を軸方向に前進移動させ、嵌合筒21内に後続推進管13の一方端部を嵌合させると共に、係合ピース20をL形係合切欠き22の軸方向誘導部22aに進入させ、同時に両推進管13、13の端部に設けてある外側接続筒25と内側接続筒24を水密に嵌め合わせた後、この後続推進管13を周方向屈曲部22bの屈曲方向に回転させる。
次に、図4(a)や図9(b)のように、係合ピース20をL形係合切欠き22に係合させ、この後、図4(b)の矢印のように、接続した推進管13全体を鋼製さや管14の内部から少し引き出し、嵌合筒21の部分を鋼製さや管14の端部から外部に露出させ、図5(a)のように、この状態で後続推進管13の軸方向誘導部22aに臨む外面に、ストッパー部材27を取付ければ、両推進管13と13は軸方向と回転方向に結合され、この後、図5(b)、図10(a)のように、接続した推進管13全体と後続の鋼製さや管14を前進させ、地中の先行鋼製さや管14と後続鋼製さや管14の端部を溶接により接続すれば、接続作業が完了する。
地中に圧入する推進管13の推進力は、両推進管13の端面の当接によって伝達され、また、推進機12によって推進時に与えられる後続推進管13の回転は、係合ピース20とL形係合切欠き22の当接代22cと22dによって先行の推進管13に伝達される。
また、鋼製さや管14から推進管13を抜き取るために両推進管13と13の接続を解く時は、接続装置19の部分を発進竪坑11内に位置させた状態で、ストッパー部材27を取外した後、嵌合筒21内から推進管13の一方端部が抜け、かつ、係合ピース20が周方向屈曲部22bから軸方向誘導部22aに移動するように、推進管13に回転と軸方向の移動を与えればよい。
二重ケーシング方式の管路構築工法における発進竪坑での初期施工状態を示す縦断側面図 二重ケーシング方式の管路構築工法における発進竪坑での初期施工時の鋼製さや管と推進管を継ぎ足す状態を示す縦断側面図 第1の実施の形態の接続装置を示す接続前の縦断側面図 (a)は第1の実施の形態の接続装置を示す係合ピースとL形係合切欠きの係合状態の縦断側面図、(b)は推進管を鋼製さや管から少し引き出した状態を示す縦断側面図 (a)は第1の実施の形態の接続装置を示す係合ピースとL形係合切欠きの係合とストッパー部材の取付け状態の縦断側面図、(b)は推進管及び鋼製さや管の接続完了状態を示す縦断側面図 (a)は図5(b)の矢印VIa−VIaの縦断正面図、(b)は図5(b)の矢印VIb−VIbの要部を拡大した縦断側面図 図5(b)の矢印VII−VIIの要部を拡大した縦断側面図 第1の実施の形態の接続装置を示す分解斜視図 (a)は第2の実施の形態の接続装置を示す接続前の縦断側面図、(b)は第2の実施の形態の接続装置を示す係合ピースとL形係合切欠きの係合状態の縦断側面図、 (a)は第2の実施の形態の接続装置を示す係合ピースとL形係合切欠きの係合とストッパー部材の取付け状態の縦断側面図、(b)は(a)の矢印b−bの要部を拡大した縦断側面図 第3の実施の形態の接続装置を示す接続前の縦断側面図 第3の実施の形態の接続装置を示す推進管及び鋼製さや管の接続完了状態を拡大した縦断側面図 (a)は従来の接続装置を示す接続前の縦断側面図、(b)は推進管及び鋼製さや管の接続完了状態を示す縦断側面図
符号の説明
1 推進管
2 係合ピース
3 嵌合筒
4 L形係合切欠き
5 リング状帯板
6 ストッパー部材
11 発進竪坑
12 推進機
13 推進管
14 鋼製さや管
15 偏心先導管
16 刃先本体
17 クランプ機構
18 ジャッキ
19 接続装置
20 係合ピース
21 嵌合筒
22 L形係合切欠き
23 リング状帯板
24 内側接続筒
25 外側接続筒
26 シール材
27 ストッパー部材
29 ねじ孔
30 ブラケット
31 孔
32 ボルト
33 保護ローラ

Claims (4)

  1. 推進管の一方端部の外周面に複数の係合ピースを周方向に沿って設け、この推進管の他方端部の外周に、接続せんとする相手推進管の一方端部が嵌合する嵌合筒を他方端部から突出するように固定し、前記嵌合筒の推進管から突出する部分に、この嵌合筒の先端縁で開放する軸方向誘導部と、この軸方向誘導部の内端から連なって屈曲する周方向屈曲部からなるL形係合切欠きを係合ピースと等しい数だけ設け、前記係合ピースとL形係合切欠きの相対的な軸方向への移動と周方向への回転により、両者を係合させて推進管を接続し、前記推進管の一方端部の外周面で、接続時にL形係合切欠きの軸方向誘導部に臨む位置に、係合ピースの回り止め状態を保持するストッパー部材を着脱自在に取付けるようにした推進管の接続装置において、
    前記係合ピースを、前記L形係合切欠きと係合及び離脱ができるようこのL形係合切欠きに対応するL字形に形成し、前記L形係合切欠きにおいて、このL字形係合ピースの屈曲方向に沿う回転方向当接代を、前記軸方向誘導部の側縁と周方向屈曲部の内端の二箇所に設定したことを特徴とする推進管の接続装置。
  2. 上記嵌合筒の先端部外周が外嵌するリング状帯板で補強され、上記ストッパー部材に抜け止め部材を着脱自在に取付け、この抜け止め部材がリング状帯板の内側縁に当接することによってL形係合切欠きの軸方向誘導部からストッパー部材を抜け止め状にしたことを特徴とする推進管の接続装置。
  3. 上記嵌合筒の先端部外周が外嵌するリング状帯板で補強され、上記ストッパー部材を、接続した推進管の一方端部の外周面でリング状帯板の先端縁よりも内側寄りの位置に、ボルトで取外し可能に固定することにより、L形係合切欠きの軸方向誘導部から抜け止め状にしたことを特徴とする推進管の接続装置。
  4. 上記推進管の一方端部に外側接続筒と他方端部に内側接続筒を、推進管の接続時に嵌合筒の内側位置で内外に嵌まり合うように設け、外側接続筒と内側接続筒の嵌合面をシールしたことを特徴とする推進管の接続装置。
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