JP2007098761A - 枚葉紙搬送ベルトコンベヤ及び枚葉紙搬送方法、並びにコンベヤ式uv乾燥装置 - Google Patents

枚葉紙搬送ベルトコンベヤ及び枚葉紙搬送方法、並びにコンベヤ式uv乾燥装置 Download PDF

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Abstract

【課題】チェーンデリバリのように、枚葉紙を排紙台にスムーズに排紙することができる枚葉紙搬送コンベヤを提供する。
【解決手段】枚葉紙搬送ベルトコンベヤは、両端のベルト車19,20の間に環状のベルト21をかけて構成される。ベルト21には、空気を吸引して枚葉紙Pを吸着する吸い口45が設けられる。ベルト21の吸い口45が空気を吸引して枚葉紙Pを吸着する。ベルト21を循環させて枚葉紙Pを移動させた後は、ベルト21の吸い口45が枚葉紙Pを吸着することなく、離す。
【選択図】図13

Description

本発明は、ベルトコンベヤで枚葉紙を搬送する枚葉紙搬送ベルトコンベヤに関すると共に、この枚葉紙搬送ベルトコンベヤ用いたコンベヤ式UV乾燥装置に関する。
通常の油性インキで印刷した印刷物は、油性インキが酸素を吸収する酸化重合という形で硬化乾燥する。完全にインキが硬化するまでには例えば24時間から36時間程度かかるので、この間は裁断や丁合もできずに、印刷物を放置しておく必要がある。
これに対してUV乾燥装置は、UVインキで印刷した印刷物の表面にUVランプからUV(紫外線光)を照射することによって、瞬時にUVインキを硬化乾燥させる。それゆえ、UV乾燥装置から排紙された印刷物を直ちに加工することができるという利点がある。
新品の印刷機を購入すると、UV乾燥装置が組み込まれている印刷機を導入することができる。しかし、印刷機を取り替えるのにはどうしてもコストがかかってしまう。印刷機を取り替えずに済むように、発明者は図1に示される既存の印刷機に装着することができるコンベヤ式UV乾燥装置を開発した(非特許文献1参照)。このコンベヤ式UV乾燥装置は、既存のオフセット印刷機1の排紙部1aに装着される。そして、印刷を終えた枚葉紙にUVランプ2でUV(紫外線光)を照射させながら、UV乾燥用コンベヤ3で移動させ、インキ硬化後の枚葉紙Pを排紙台5に積み重ねる。
コンベヤ式UV乾燥装置のパンフレット
図2に示されるように、UV乾燥用コンベヤ3から排出される枚葉紙Pを排紙台5に積み重ねようとしても、枚葉紙Pの姿勢が紙クセ、紙腰等の強さで上手く揃わないことがある。なぜならば、UV乾燥用コンベヤ3から排出される枚葉紙P1が排紙台5に搬送されるときに、枚葉紙P1が理想の軌道tから弛んでその先端部が積み重ねられた枚葉紙P2上を滑り、枚葉紙P2に微妙に引っ掛かるからである。腰のある厚紙であれば、弛みも発生しなくて排出されるが、腰の弱い薄紙は弛みも発生しやすく、揃えるのが難しい。たとえ厚紙であっても、例えば8,000枚/時〜9,000枚/時のスピードで排紙するときは、排紙途中に一枚でも紙の形の変化があるとトラブルの原因になる。
印刷機のチェーンデリバリであれば、枚葉紙の先端をくわえて移動させるので、排紙台の一定位置に枚葉紙を移動させることができる。印刷機のチェーンデリバリのようなスムーズな排紙機構が望まれる。
そこで、本発明は、チェーンデリバリのように、枚葉紙を排紙台にスムーズに排紙することができる枚葉紙搬送コンベヤ及びコンベヤ式UV乾燥装置を提供することを目的とする。
一方、枚葉紙を給紙するときにも、他の枚葉紙の上を滑らせて移動させると、枚葉紙同士が擦れて静電気を発生させることがある。枚葉紙を給紙するときにも、排紙するときと同じように、他の枚葉紙の上を滑らせないで給紙できる給紙方法が望まれる。
そこで、本発明の他の目的は、他の枚葉紙の上を滑らせないでスムーズに給紙できる枚葉紙搬送装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、両端のベルト車の間に環状のベルトをかけた枚葉紙搬送ベルトコンベヤであって、前記ベルトには、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口が設けられ、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着し、その後、前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動し、その後、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、枚葉紙を離すことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、両端のベルト車の間に環状のベルトをかけた枚葉紙搬送ベルトコンベヤであって、前記ベルトに設けられ、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口と、環状の前記ベルトの内周側にかつ前記ベルトに接触するように配置され、空気を吸引するためのバキューム室が形成されるコンベヤ本体と、前記バキューム室に接続され、空気を吸引する吸引装置と、を備え、前記ベルトは、前記コンベヤ本体に接触しながら循環することができ、そして、前記ベルトの前記吸い口が前記コンベヤ本体の前記バキューム室を移動している間は前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着する一方、前記ベルトの前記吸い口が前記コンベヤ本体の前記バキューム室を通過した後は、前記吸い口が空気を吸引することなく、枚葉紙を離すことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の枚葉紙搬送ベルトコンベヤにおいて、下側の前記ベルトの前記吸い口が、枚葉紙を吸着して吸い上げ、その後、空気を吸引することなく、枚葉紙を離すことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、印刷を終えた枚葉紙にUV(紫外線光)を照射して乾燥させるコンベヤ式UV乾燥装置であって、UV(紫外線光)を照射しながら枚葉紙を移動させるUV乾燥用コンベヤと、前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、排紙台まで搬送する枚葉紙搬送コンベヤと、前記枚葉紙搬送コンベヤから排出される枚葉紙が積み重ねられる排紙台と、を備え、前記枚葉紙搬送コンベヤは、両端のベルト車の間に環状のベルトをかけたベルトコンベヤであり、前記ベルトには、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口が設けられ、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着し、その後、前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動し、その後、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、枚葉紙を前記排紙台に落下させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のコンベヤ式UV乾燥装置において、前記枚葉紙搬送コンベヤは、前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、前記UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と同方向に移動させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のコンベヤ式UV乾燥装置において、前記枚葉紙搬送コンベヤは、UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、前記UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と直交する方向(直交方向)に移動させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし3いずれかに記載の枚葉紙搬送ベルトコンベヤ、又は請求項4ないし6いずれかに記載のコンベヤ式UV乾燥装置において、前記枚葉紙搬送コンベヤの前記ベルトの前記吸い口は、前記ベルトの全長に渡って略均等間隔を空けて配置されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし3いずれかに記載の枚葉紙搬送ベルトコンベヤ、又は請求項4ないし6いずれかに記載のコンベヤ式UV乾燥装置において、前記枚葉紙搬送コンベヤの前記ベルトの前記吸い口は、前記ベルトを長さ方向に二等分又は三等分した位置に配置されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、両端のベルト車の間に環状のベルトをかけ、このベルトに枚葉紙を吸着する吸い口を設けて枚葉紙を搬送する枚葉紙搬送方法であって、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着する工程と、前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動する工程と、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、前記枚葉紙を離す工程と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、枚葉紙搬送ベルトコンベヤが枚葉紙を吸着して搬送するので、チェーンデリバリのように、枚葉紙をスムーズに排紙台に排出することができる。一方、本発明の枚葉紙搬送コンベヤを給紙装置として使用すれば、他の枚葉紙の上を滑らせないでスムーズに給紙できる。
請求項2に記載の発明によれば、枚葉紙搬送ベルトコンベヤが枚葉紙を吸着して搬送するので、チェーンデリバリのように、枚葉紙をスムーズに排紙台に排出することができる。一方、本発明の枚葉紙搬送コンベヤを給紙装置として使用すれば、他の枚葉紙の上を滑らせないでスムーズに給紙できる。
請求項3に記載の発明によれば、枚葉紙搬送コンベヤが下方にある枚葉紙を吸い上げ、搬送した後、落下させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、コンベヤ式UV乾燥装置に枚葉紙を吸着して搬送する枚葉紙搬送ベルトコンベヤを設けるので、枚葉紙を排紙台にスムーズに排出することができる。
ここで、枚葉紙搬送コンベヤがコンベヤ式UV乾燥装置から排出される枚葉紙を搬送する方向は、請求項5に記載の発明のように、UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と同方向の場合と、請求項6に記載の発明のように、UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と直交する方向(直交方向)に移動させる場合とがある。
またベルトの吸い口は、請求項7に記載の発明のように、ベルトの全体に略均等間隔を空けて配置される場合と、請求項8に記載の発明のように、ベルトを長さ方向に二等分又は三等分した位置に配置される場合とがある。
請求項9に記載の発明によれば、枚葉紙搬送ベルトコンベヤが枚葉紙を吸着して搬送するので、チェーンデリバリのように、枚葉紙をスムーズに排紙台に排出することができる。一方、本発明の枚葉紙搬送コンベヤを給紙装置として使用すれば、他の枚葉紙の上を滑らせないでスムーズに給紙できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。まず枚葉紙搬送ベルトコンベヤの概略の構成を説明する。図3は本発明の一実施形態における枚葉紙搬送ベルトコンベヤの概略図を示す。枚葉紙搬送ベルトコンベヤは両端のベルト車19,20の間に環状のベルト21をかけたベルトコンベヤである。ベルト車の一方はモータ等の駆動源によって回転駆動される原動車19であり、他方は従動車20である。枚葉紙搬送ベルトコンベヤは、図3中(a)に示されるように、ベルト21の全長に渡って略均等間隔を空けて吸い口45が配置されるタイプと、図3中(b)に示されるように、ベルト21を長さ方向に二等分又は三等分した位置に吸い口46が配置されるタイプとに分けられる。
ベルト21の全体に吸い口45を空けるタイプの場合、図4(a)に示されるように枚葉紙Pはその全体がベルト21に吸着される。枚葉紙Pの印刷面は乾燥しているので、枚葉紙Pの印刷面を吸着しても印刷面が汚れることはない。
一方、ベルト21を二等分又は三等分し、そこに吸い口46を設ける場合、図3(b)に示されるように、ベルト21の全長は吸着点から離点までの距離Lの二倍又は三倍になる。等分するのは、ベルト21の回転速度を抑えるためである。このタイプのベルトコンベヤは、図4(b)に示されるように、印刷機のチェーンデリバリ47と同様に吸い口46が枚葉紙Pの端部を吸着して搬送する。印刷物の端部は仕上げ代で空白部である。それゆえ、非印刷面を吸着して搬送することができる。
以下にこれら二つのタイプの枚葉紙搬送コンベヤの詳細な構成を説明する。図5及び図6は、ベルトの全長に渡って複数の吸い口を空けたタイプの枚葉紙搬送ベルトコンベヤを示す。図5は側面図を示し、図6は平面図を示す。ベルト21が掛け渡される一対のベルト車19,20は、コンベヤ本体48の両端にブラケット49を介して取り付けられる。枚葉紙Pを正確に送ることができるように、ベルト21はタイミングベルトであり、ベルト車19,20はタイミングベルトに噛み合うタイミングプーリである。ベルト21のテンションが調整できるように、一対のベルト車19,20の距離はテンション付与機構50によって離間・近接できるようになっている。原動側のベルト車19はスプライン軸51によって回転駆動される。スプライン軸51を使用すると、紙サイズに応じて枚葉紙搬送コンベヤをスプライン軸の軸方向に移動させることができる。従動側のベルト車20は、原動側のベルト車の回転によって回転駆動される。
ベルト21にはその全長に渡って複数の吸い口45が空けられる。この実施形態では、図6に示されるように、吸い口45a,45bは二列に並べられ、各列の吸い口45a,45bのピッチは一定である。そして、一列の吸い口45aのピッチの中央に隣の列の吸い口45bが並べられている。図6には部分的にしか示されていないが、実際にはベルト21の全長に渡って吸い口45a,45bが空けられる。
コンベヤ本体48は環状のベルト21の内周側に配置され、かつ下側のベルト21に接触する。すなわちコンベヤ本体48の下面には、図7に示されるように、案内凸条48aが形成され、この案内凸条48aにベルト21の内周側に形成した溝条21aが嵌る。後述するようにバキューム室52からは空気が吸引されるので、下側のベルト21はコンベヤ本体48の案内凸条48aに接触しながら循環する。一方、図8に示されるように、コンベヤ本体48の上面にはベルト21の幅に合わせた案内溝48bが形成される。上側のベルト21はこの案内溝48bに嵌り、上側のベルト21の循環は案内溝48cに案内される。
図5及び図6に示されるように、コンベヤ本体48の下側には、空気を吸引するバキューム室52が形成される。このバキューム室52には仕切り板53が入れられ、大きく左右に二つに分けられる。右側のバキューム室52bは仕切り板54によってさらにブロワ室55aとバキューム室55bとに分けられる。ブロワ室55aは左右二列の吸い口45a,45bのうち一列に対応する部分にだけ設けられる。二つのバキューム室それぞれには、吸引経路57を経由して空気を吸引する吸引装置としてバキュームポンプが接続される。ブロワ室55aには、送風通路58を経由して空気を送風する送風装置としてブロワが接続される。バキューム室52a,52bは枚葉紙Pを吸着するエリアであり、ブロワ室55aは枚葉紙Pを吹き落とすエリアである。
以上によりコンベヤ本体48には、左右二つのバキューム室52a,52bと一つのブロワ室55aが形成される。左側のバキューム室52aは枚葉紙Pを吸着するエリアなので、このエリアにブロワ室が配置されることはない。一方、右側のバキューム室52bは枚葉紙Pを落とすエリアでもあるので、バキューム室55bとブロワ室55aとが併設されている。ブロワ室55aを二列のうちの一列のみに配置したのは、搬送途中の枚葉紙Pを落とすことがないようにするためである。このため、バキューム室の枚葉紙Pを吸着する力の方が、ブロワ室の枚葉紙Pを吹き落とす力よりも強く設定される。
図9に示されるように、ベルト21の吸い口45がコンベヤ本体48のバキューム室52a,52bを移動している間は、ベルト21の吸い口45が空気を吸引して枚葉紙Pを吸着する。その一方、ベルト21の吸い口45がコンベヤ本体48のバキューム室52a,52bを通過した後は、吸い口45が枚葉紙Pを吸着することなく、離す。
図5に示されるように、吹上げノズル59で枚葉紙Pを吹き上げ、枚葉紙Pを左側のバキューム室52aの吸い口45で吸着する。次に、ベルト21を循環させると、枚葉紙Pが右側のバキューム室52bに移動する。右側のバキューム室52bにはブロワ室55aがあるので、枚葉紙Pの吸着力が弱められるが、まだ枚葉紙Pを吸着している。さらにベルト21を循環させると、吸い口45がバキューム室52bを通過するので、吸い口45が枚葉紙Pを吸着することなく離す。これにより枚葉紙Pは進行方向の前方から例えば排紙台に落下する。このとき、枚葉紙Pの後方もブロワ室55aの影響で垂れて排紙台に落下する。
図10は、ベルト21を二等分又は三等分して排紙する枚葉紙の余白部(印刷画像面でない部分)を吸着して搬送する枚葉紙搬送ベルトコンベヤの底面図を示す。一対のベルト車19,20がコンベヤ本体48の両端部に取り付けられる点、ベルト車19,20の間にはベルト21が掛け渡される点、原動側のベルト車19はスプライン軸によって回転駆動される点、ベルト21はテンション付与機構によってその全体が引っ張られる点、枚葉紙を正確に送ることができるように、ベルト21はタイミングベルトであり、ベルト車19,20はタイミングベルトに噛み合うタイミングプーリである点は、上記図5及び図6に示される枚葉紙搬送ベルトコンベヤと同様であるので、同一の符号を附してその説明を省略する。
他方、この例の枚葉紙搬送ベルトコンベヤでは、吸い口46が二箇所又は三箇所のみに配置されるので、排紙する枚葉紙の重量を考慮すると各吸い口46での吸着も強力に行う必要がある。このため、吸い口46として、図11(a)に示されるような円錐形の吸着パッド46a、又は図11(b)に示されるような薄い円環状の吸着パッド46bが取り付けられる。
この例の枚葉紙搬送ベルトコンベヤでも、コンベヤ本体48は、環状のベルト21の内周側にかつ下側のベルト21に接触するように設置される。すなわちコンベヤ本体48の下面には、図11に示されるように、案内凸条48aが形成され、この案内凸条48aにベルト21の内周側に形成した溝条21aが嵌る。下側のベルト21はコンベヤ本体48の案内凸条48aに接触しながら循環し、下側のベルト21の循環はコンベヤ本体48の案内凸条48aに案内される。
図10に示されように、コンベヤ本体48には、空気を吸引するバキューム室59がその長手方向に沿って形成される。バキューム室59には、空気を吸引する吸引装置としてバキュームポンプが接続される。枚葉紙を吸着する側のバキューム室59の端部59aは、枚葉紙Pが最大紙であっても最小紙であっても吸い口が枚葉紙Pの余白部を吸着できるように伸びる。一方、搬送後の枚葉紙Pを離す側のバキューム室59の端部59bは、枚葉紙Pを排紙する位置よりも僅かに手前で途切れる。吸い口46が吸着を解除したときは、吸い口46が枚葉紙Pを離すスピードにのって枚葉紙Pを投げ出す。
図12は枚葉紙Pとして例えば菊全版サイズのものを搬送する例を示す。枚葉紙Pのサイズが大きいときは枚葉紙搬送ベルトコンベヤをこの例のように複数、例えば三機並列させる。そして、三機の吸い口46の位置を合わせて、三つの吸い口46で枚葉紙Pの余白部を吸着する。
次に、以上に記載の枚葉紙搬送ベルトコンベヤを組み込んだコンベヤ式UV乾燥装置を説明する。コンベヤ式UV乾燥装置は、印刷を終えた枚葉紙をUV乾燥用コンベヤで移動させながらUV(紫外線光)を照射する。そして、上述の枚葉紙搬送ベルトコンベヤが、UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、さらに排紙台まで搬送する。
枚葉紙搬送ベルトコンベヤが、枚葉紙を搬送する方向には、UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と同方向に移動させる場合と、直交する方向(直交方向)に移動させる場合とがある。
図13及び図14は、枚葉紙搬送ベルトコンベヤがUV乾燥用コンベヤ7と同方向に枚葉紙を搬送する場合を示す。図13はベルト21に多数の吸い口45を空けた例を示す。枚葉紙搬送コンベヤは、UV乾燥用コンベヤ7の後端部及び排紙台16の上方に配置され、UV乾燥用コンベヤ7から枚葉紙Pを受け取り、排紙台16に枚葉紙を落下する。
UV乾燥用コンベヤ7によってUVランプ12の下方を通過した枚葉紙Pは、枚葉紙搬送ベルトコンベヤの吸い口45に吸着される。このとき、枚葉紙搬送ベルトコンベヤとUV乾燥用コンベヤ7とはベルト21の表面速度が同速に制御されているので、枚葉紙搬送ベルトコンベヤにスムーズに枚葉紙Pが受け渡され、印刷面に傷が付くこともない。また枚葉紙Pは、UVランプ12によって乾燥しているので、印刷後であっても軽く、吸い口45で吸着しただけで搬送することができる。
枚葉紙Pが排紙台16の上方まで搬送されたら、吸い口45が枚葉紙Pを吸着することなく、排紙台16に落下させる。排紙台16にはガイド板27が設けられ、このガイド板27に沿って落下させることで、枚葉紙Pはその進行方向に揃えられる。
図14は、ベルト21を等分した位置に吸い口46を設けた例を示す。この例では、ベルト車19,20の駆動機構にはクラッチが設けられ、間欠的に枚葉紙搬送ベルトコンベヤを動作させることができるようになっている。UV乾燥用コンベヤ7から排紙される枚葉紙Pの先端をセンサ61が検知すると、クラッチがオンになり、ベルト21が回転する。枚葉紙Pの吸い口位置がセンサ61の位置からa´の位置まで移動する間に、ベルト21の吸い口46もa´´の位置からa´の位置まで移動して、ベルト21の吸い口46と枚葉紙Pの吸い口位置とが一致する。そして枚葉紙Pが吸い口46に吸着される。ベルト21の表面速度はUV乾燥用コンベヤ7と同速に制御されているので、枚葉紙搬送ベルトコンベヤに枚葉紙Pがスムーズに受け渡される。枚葉紙Pが排紙台16の上方まで搬送されたら(吸い口46がb´の位置まで移動したら)、吸い口46が枚葉紙Pを吸着することなく、排紙台16に落下させる。ベルト21はa´,b´,c´で三等分されていて、一枚の枚葉紙Pを吸着してから排紙するまでの一つの周期で1/3だけ回転する。
図15は、枚葉紙搬送ベルトコンベヤが、UV乾燥用コンベヤ7が枚葉紙を移動させる方向8と直交する方向(直交方向9)に枚葉紙を移動させる場合の工場のレイアウトを示す。印刷機11はその構造上、給紙部から排紙部に向かってオペレータからみて左右方向に長い。基本4色から5,6,8色のカラー印刷ができるほど、印刷機11は長くなる。工場によっては、図15の左側の排紙側エリアに充分なスペースが取れないことがある。このような場合、枚葉紙搬送ベルトコンベヤがUV乾燥用コンベヤ7から排出された枚葉紙Pを直交方向9に搬送し、スペースを確保し易い印刷機11の操作側(o.ps)に排紙台16が配置できるようにする。こうすると、排紙のための充分なスペースを確保することができ、排紙された枚葉紙Pを取り出すときの作業性が向上する。
図16及び図17はコンベヤ式UV乾燥装置の詳細図を示す。図16は平面図を、図17は側面図をそれぞれ示す。上述のように、印刷機11のチェーンデリバリ11aの爪装置は、圧胴の爪から枚葉紙を受け継ぎ、排紙部で爪を開いて枚葉紙を落下させる。印刷機11の排紙部に装着されたUV乾燥用コンベヤ7は、落下する枚葉紙を受け取り、印刷機11の軸方向、すなわち枚葉紙Pの進行方向に枚葉紙Pを移動させる。
UV乾燥用コンベヤ7の上方にはUVランプ12が配置される。UV乾燥用コンベヤ7が枚葉紙PをUVランプ12の下を移動させる最中に、UVランプ12が枚葉紙Pの表面にUV(紫外線光)を照射して、瞬時にUVインキを硬化乾燥させる。UV乾燥用コンベヤ7は、両端のベルト車13a,13bの間に環状ベルト14を掛け渡したもので、循環するベルト14の上に枚葉紙Pを載せて搬送する。UV乾燥用コンベヤ7にチェーンデリバリではなく、ベルトコンベヤを用いたのは以下の理由による。チェーンデリバリを用いると、印刷機11のチェーンデリバリ11aの爪装置と枚葉紙Pを受け渡すタイミングを取らなければならず、枚葉紙Pの受け渡しが困難になる。また、枚葉紙Pの受け渡しの際に印刷機11のチェーンデリバリ11aの爪装置に衝撃が生じ、この衝撃がチェーンを伝わって圧胴等に伝わり、印刷面に線が出たりするとかの障害が生じるおそれがあるからである。
UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙Pは枚葉紙搬送コンベヤ15に受け渡される。枚葉紙搬送コンベヤ15は枚葉紙Pを直交方向に移動させ、枚葉紙搬送コンベヤ15から排出される枚葉紙Pを排紙台16に積み重ねる。
この枚葉紙搬送コンベヤ15に、図3に示される枚葉紙搬送ベルトコンベヤが使用される。図16に示されるように、枚葉紙搬送コンベヤ15は枚葉紙Pの進行方向に直交する方向に伸びる三機のベルトコンベヤからなる。各ベルトコンベヤは、両端の原動車19と従動車20の間に環状ベルト21をかけたものであり、枚葉紙PをUV乾燥用コンベヤ7から吸い上げて排紙台16まで搬送する。枚葉紙Pを正確に送ることができるように、ベルト21にはタイミングベルトが用いられ、原動車19及び従動車20にはタイミングベルトに噛み合うタイミングプーリが用いられる。原動車19はモータ23によって回転駆動される。モータ23と原動車19との間には、モータ23からの動力を原動車19に断続的に伝達するクラッチブレーキ24が介在される。例えば印刷機11から8,000〜9,000枚/時の枚葉紙Pが排出されるとすると、1秒間に2.2〜2.5枚の枚葉紙Pを搬送しなければならない。モータ23の起動・停止では枚葉紙Pの処理が間に合わないから、それゆえ、モータ23を高速回転させたままで、クラッチブレーキ24がベルトコンベヤを駆動・停止させる。ベルトコンベヤを停止させるとき、慣性の影響をなくすために、クラッチブレーキ24はモータ23の動力を断続すると同時に原動車19にブレーキをかける。
枚葉紙PがUV乾燥用コンベヤ7によって所定位置まで搬送されると、枚葉紙Pが当て板17に当接してセンサ18が働く。所定位置まで搬送された枚葉紙Pの下には、複数の吹上げノズルが配置されていて、センサ18が働くと、吹上げノズルからエアーが吹き出して枚葉紙Pが浮き上がる。ここで、センサ18が働いてから吹上げノズルが作動するまでにはタイムラグがあり、この間UV乾燥用コンベヤ7上の枚葉紙Pは僅かに移動している。このため、このタイムラグを見込して枚葉紙Pが当て板17まで搬送される直前にセンサが作動するようにセンサ位置が調整される。
図18は枚葉紙搬送コンベヤ15による枚葉紙Pの搬送方法の概略図を示す。枚葉紙搬送コンベヤ15はUV乾燥用コンベヤ7により搬送された枚葉紙Pを吸着し、排紙台まで搬送する。枚葉紙搬送コンベヤのベルト21には、吸い口が設けられる。ベルト21は、吸引通路が形成されたコンベヤ本体22に接しながら循環できる。コンベヤ本体22の吸引通路にはバキュームポンプが接続される。吸い口がコンベヤ本体22を通過している間は、ベルト21の吸い口から空気が吸引され、吸い口で枚葉紙Pを吸着できる状態になっている。
吹上げノズルによって浮き上がった枚葉紙Pは枚葉紙搬送コンベヤ15の吸い口に吸着される。吸い口が枚葉紙Pを吸着するとき、枚葉紙搬送コンベヤ15は停止している。枚葉紙Pは乾燥しているし、枚葉紙搬送コンベヤ15のベルト21は停止しているので、印刷面に傷が付くことがない。枚葉紙搬送コンベヤ15が枚葉紙Pを吸着するのと同時にベルト21が循環し、枚葉紙Pを排紙台16まで搬送する。枚葉紙搬送コンベヤ15は、吸着した枚葉紙Pを排紙台16まで搬送したら再度停止し、枚葉紙Pを吸着するのを止めて排紙台16に落下させる。枚葉紙搬送コンベヤ15が枚葉紙Pを吸着して移動させるので、印刷機のチェーンデリバリのように排紙台16の一定位置に枚葉紙Pを移動させることができる。
なお、枚葉紙搬送コンベヤ15が枚葉紙Pを吸着したとき、次の枚葉紙PがUV乾燥用コンベヤ7によって枚葉紙搬送コンベヤ15の下方まで搬送されている。次の枚葉紙Pを枚葉紙搬送コンベヤ15の下方に搬送させておくのは、スピードが速い枚葉紙Pの処理に対応できるようにするためである。
図16に示されるように、枚葉紙搬送コンベヤ15により搬送された枚葉紙Pは排紙台16に落下する。排紙台16の前後にはガイド板27,28が設けられ、このガイド板27,28に沿って落下させることで、枚葉紙Pが前後方向に揃えられる。枚葉紙Pの左右方向は突き揃え板29を往復運動させて揃える。枚葉紙Pを揃えた後、積み重ねられた枚葉紙Pの量をセンサで測定し、枚葉紙Pの量に応じて排紙台16が段々下降する。
排紙台16が昇降する機構を説明する。図19は枚葉紙Pの進行方向からみたコンベヤ式UV乾燥装置の側面図を示し、図20は昇降機構の詳細図(図20(a)は平面図、図20(b)は側面図)を示す。排紙台16の左右には、一対の柱フレーム31,31が設けられる。一対の柱フレーム31,31間には、ブロック32が垂直方向にスライド可能に介在される。このブロック32に排紙台16が取り付けられている。
図20(a)に示されるように、ブロック32は二つに割れており、二つのブロック32a,32bの結合部に切欠き32cが形成される。一方、柱フレーム31には側面板33が取り付けられ、この側面板33が切欠き32cに嵌る。すなわち、ブロック32の切欠き32cが側面板33に嵌ったままブロック32が柱フレーム31に対して昇降する。なお、図20(b)に示されるように、側面板33は排紙部の上部のみにしか設けられていないので、柱フレーム31には、側面板33が切れたところにブロック32の切欠き32cに嵌る案内板34が取り付けられる。排紙台16には枚葉紙Pが積み重ねられるので、重量がかかる。ブロック32にかかるモーメント荷重を受けることができるように、ブロック32には、側面板33又は案内板34を挟んでコロ35が取り付けられる。
ブロック32にはアーム部36が形成され、このアーム部36に排紙台16が載せられる。ブロック32はチェーン37で吊り下げられる。チェーン37の他端にはスプロケット38を介してウェイト39(図19参照)が吊り下げられる。モータでスプロケット38を回転させて排紙台16を上下させる。
なお、排紙台は四本のチェーンによって吊り下げられ、一定の高さまで紙が積まれると自動的に下降し、紙の上面高さが一定範囲に収まるように制御されてもよい。
排紙台16に枚葉紙Pが一杯になると、オペレータが排紙台16を交換できるように制御装置が排紙台16を下降させる。このとき制御装置は、ブザーでオペレータに排紙台16の満杯を知らせる。オペレータは排紙台16に詰まれた枚葉紙Pを、印刷機11の操作側から取り出す。その後、オペレータは新しい排紙台16をセットする。
なお、本発明は上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々に変更できる。本発明の枚葉紙搬送コンベヤは、枚葉紙を給紙する給紙装置に適用することができる。また上記実施形態では、下側のベルトの吸い口が枚葉紙を吸着して搬送しているが、上側のベルトの吸い口が枚葉紙を吸着して搬送してもよい。
従来のコンベヤ式UV乾燥装置を示す断面図。 従来のコンベヤ式UV乾燥装置の排紙方法を示す概略図。 本発明の一実施形態における枚葉紙搬送ベルトコンベヤの概略図(図3(a)はベルトの全長に渡って略均等間隔を空けて吸い口が配置されるタイプを示し、図3(b)はベルトを長さ方向に二等分又は三等分した位置に吸い口が配置されるタイプを示す)。 枚葉紙をベルトの吸い口で吸着した状態を示す図(図4(a)はベルトの全長に渡って略均等間隔を空けて吸い口が配置されるタイプを示し、図4(b)はベルトを長さ方向に二等分又は三等分した位置に吸い口が配置されるタイプを示す)。 ベルトの全長に渡って複数の吸い口を空けたタイプの枚葉紙搬送ベルトコンベヤの側面図。 ベルトの全長に渡って複数の吸い口を空けたタイプの枚葉紙搬送ベルトコンベヤの平面図。 図5のVII-VII線断面図。 図5のVIII-VIII線断面図。 枚葉紙搬送ベルトコンベヤの底面図 ベルトを二等分又は三等分して排紙する枚葉紙の余白部を吸着して搬送する枚葉紙搬送ベルトコンベヤの底面図。 図10のXI-XI線断面図。 菊全版サイズの枚葉紙を搬送する例を示す図。 枚葉紙搬送ベルトコンベヤがUV乾燥用コンベヤと同方向に枚葉紙を搬送するコンベヤ式UV乾燥装置示す図(ベルトに多数の吸い口を空けた例)。 枚葉紙搬送ベルトコンベヤがUV乾燥用コンベヤと同方向に枚葉紙を搬送するコンベヤ式UV乾燥装置示す図(ベルトを等分した例) 本発明の一実施形態のコンベヤ式UV乾燥装置が装着される印刷機の工場内のレイアウトを示す平面図。 本発明の一実施形態のコンベヤ式UV乾燥装置の平面図。 上記コンベヤ式UV乾燥装置の側面図。 枚葉紙搬送コンベヤによる枚葉紙の搬送方法の概略図。 図17のXIX矢視図。 昇降機構の詳細図(図20(a)は平面図、図20(b)は側面図)。
符号の説明
7…UV乾燥用コンベヤ
15…枚葉紙搬送コンベヤ
19,20…ベルト車
21…ベルト
22,48…コンベヤ本体
45,46…吸い口
52,52a,52b,59…バキューム室

Claims (9)

  1. 両端のベルト車の間に環状のベルトをかけた枚葉紙搬送ベルトコンベヤであって、
    前記ベルトには、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口が設けられ、
    前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着し、その後、前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動し、その後、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、枚葉紙を離すことを特徴とする枚葉紙搬送ベルトコンベヤ。
  2. 両端のベルト車の間に環状のベルトをかけた枚葉紙搬送ベルトコンベヤであって、
    前記ベルトに設けられ、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口と、
    環状の前記ベルトの内周側にかつ前記ベルトに接触するように配置され、空気を吸引するためのバキューム室が形成されるコンベヤ本体と、
    前記バキューム室に接続され、空気を吸引する吸引装置と、を備え、
    前記ベルトは、前記コンベヤ本体に接触しながら循環することができ、
    そして、前記ベルトの前記吸い口が前記コンベヤ本体の前記バキューム室を移動している間は前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着する一方、前記ベルトの前記吸い口が前記コンベヤ本体の前記バキューム室を通過した後は、前記吸い口が空気を吸引することなく、枚葉紙を離すことを特徴とする枚葉紙搬送ベルトコンベヤ。
  3. 下側の前記ベルトの前記吸い口が、枚葉紙を吸着して吸い上げ、その後、空気を吸引することなく、枚葉紙を離すことを特徴とする請求項1又は2に記載の枚葉紙搬送ベルトコンベヤ。
  4. 印刷を終えた枚葉紙にUV(紫外線光)を照射して乾燥させるコンベヤ式UV乾燥装置であって、
    UV(紫外線光)を照射しながら枚葉紙を移動させるUV乾燥用コンベヤと、
    前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、排紙台まで搬送する枚葉紙搬送コンベヤと、
    前記枚葉紙搬送コンベヤから排出される枚葉紙が積み重ねられる排紙台と、を備え、
    前記枚葉紙搬送コンベヤは、両端のベルト車の間に環状のベルトをかけたベルトコンベヤであり、
    前記ベルトには、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口が設けられ、
    前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着し、その後、前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動し、その後、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、枚葉紙を前記排紙台に落下させることを特徴とするコンベヤ式UV乾燥装置。
  5. 前記枚葉紙搬送コンベヤは、前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、前記UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と同方向に移動させることを特徴とする請求項4に記載のコンベヤ式UV乾燥装置。
  6. 前記枚葉紙搬送コンベヤは、UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、前記UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と直交する方向(直交方向)に移動させることを特徴とする請求項4に記載のコンベヤ式UV乾燥装置。
  7. 前記枚葉紙搬送コンベヤの前記ベルトの前記吸い口は、前記ベルトの全長に渡って略均等間隔を空けて配置されることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の枚葉紙搬送ベルトコンベヤ、又は請求項4ないし6いずれかに記載のコンベヤ式UV乾燥装置。
  8. 前記枚葉紙搬送コンベヤの前記ベルトの前記吸い口は、前記ベルトを長さ方向に二等分又は三等分した位置に配置されることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の枚葉紙搬送ベルトコンベヤ、又は請求項4ないし6いずれかに記載のコンベヤ式UV乾燥装置。
  9. 両端のベルト車の間に環状のベルトをかけ、このベルトに枚葉紙を吸着する吸い口を設けて枚葉紙を搬送する枚葉紙搬送方法であって、
    前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着する工程と、
    前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動する工程と、
    前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、前記枚葉紙を離す工程と、を備えることを特徴とする枚葉紙搬送方法。
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CN111591048A (zh) * 2020-05-14 2020-08-28 南京林业大学 一种数字印刷用环保节能式油墨干燥设备

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