JP2010155701A - 排紙装置および両面印刷機 - Google Patents

排紙装置および両面印刷機 Download PDF

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輝明 木原
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Abstract

【課題】ベルトガイド機構の無端ベルトの横ずれを抑制すること。
【解決手段】ベルトガイド機構の無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜した周面381aを有し、かつ無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向して配置されていると共に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されたガイドローラ381を有するベルト規制機構38を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シートの先端部を保持しつつシートを排紙台に至り搬送するチェーングリッパ機構と、チェーングリッパ機構に鉛直方向下側で対向配置されチェーングリッパ機構によるシートの搬送方向に走行することでチェーングリッパ機構により保持されたシートの搬送を案内するベルトガイド機構とを備えた排紙装置、および前記排紙装置を備えた両面印刷機に関するものである。
オフセット枚葉印刷機は、シートに印刷を施すものであり、給紙装置と印刷装置と排紙装置とから構成されている。シートは、給紙装置において給紙台上に積み重ねられ、印刷装置に送り出される。続いて、給紙装置により送り出されたシートは、印刷装置において所定の印刷が施される。続いて、印刷装置により印刷されたシートは、排紙装置においてチェーングリッパ機構により搬送されつつ排紙台上に積み重ねられて排紙される。
このようなオフセット枚葉印刷機にて、シートの表面および裏面に印刷が可能な両面印刷機では、タンデム型と反転型がある。タンデム型の両面印刷機は、印刷装置の裏面印刷部と表面印刷部とが連接部により連結されており、シートが水平に搬送される間に、シートの下方から裏面に印刷が施された後、シートの上方から表面に印刷が施される。一方、反転型の両面印刷機は、印刷装置の裏面印刷部と表面印刷部とが反転部により連結されており、シートに対して上方から裏面に印刷が施された後、このシートの表裏を反転させ、その後、シートの上方から表面に印刷が施される。
そして、上述したオフセット枚葉印刷機の両面印刷機における排紙装置では、排紙台にシートを搬送するとき、シートの裏面の印刷に擦れが生じる事態を防ぐため、チェーングリッパ機構に鉛直方向下側で対向配置されチェーングリッパ機構によるシートの搬送方向に走行するベルトガイド機構を備え、このベルトガイド機構によりチェーングリッパ機構により保持されて搬送されるシートを排紙台上方まで案内する技術が研究されている。
ところで、上記ベルトガイド機構は、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト(複数のローラ)で構成されている。このような構成において、従動ローラの軸心が駆動ローラの軸心に対して傾いた状態で駆動されると、無端ベルトがローラの軸心の延在方向(ベルト幅方向)に横ずれすることがある。
無端ベルトの横ずれを防ぐ方法として、例えば、無端ベルトの両縁にローラが引っかかるリブを設ける、ローラ両端にフランジを設ける、または無端ベルトの内側に凹凸を設けると共に無端ベルトとは逆の凹凸をローラ外周に設けて相互の凹凸を嵌合させるなどの方法が考えられる。しかし、これらの方法では、無端ベルトの横ずれ方向の力を無理に抑えているため、この力により無端ベルトに負荷が掛り、材料的な寿命が短くなるという問題が生じる。また、無端ベルトの走行を安定させる方法として、ローラの胴部を太鼓のように膨らんだ形としたクラウンローラが一般的に使用されている。しかし、クラウンローラでは、無端ベルトの横ずれに方向の力が過度に生じた場合、横ずれの補正が難しい。
そこで、従来では、無端ベルトと、この無端ベルトが掛けられて駆動装置により回転駆動される駆動ローラと、この駆動ローラと対を成し外周に無端ベルトを張り渡される従動ローラと、無端ベルトの幅方向の両端辺にそれぞれのローラ面を接し、回転軸が無端ベルトの走行面に対し傾斜し、かつ無端ベルトの走行方向にも傾斜する複数の規制ローラとを具備し、この規制ローラが横ずれした無端ベルトに横ずれ移動を抑制する分力を誘発するベルト駆動装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−156096号公報
しかし、上述したオフセット枚葉印刷機の両面印刷機における排紙装置では、チェーングリッパ機構において、例えば4m/secほどの高速でシートが搬送される。このため、シートを案内するベルトガイド機構にあっては、無端ベルトをシートと同速度で走行させるため、上述した特許文献1に示すベルト駆動装置における規制ローラでは、横ずれした無端ベルトに横ずれ移動を抑制する分力を誘発することは困難である。
本発明は上述した課題を解決するものであり、ベルトガイド機構の無端ベルトの横ずれを抑制することのできる排紙装置および両面印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の排紙装置では、シートの先端部を保持しつつ前記シートを排紙台に至り搬送するチェーングリッパ機構と、前記チェーングリッパ機構に鉛直方向下側で対向配置され、複数の搬送ローラに無端ベルトを架け渡し前記無端ベルトを前記シートの搬送方向に走行させるベルトガイド機構とを備えた排紙装置であって、前記無端ベルトの走行面に対してベルト幅方向に傾斜した周面を有し、かつ前記無端ベルトの走行に際して前記搬送ローラに巻き付く以前の前記無端ベルトのベルト幅方向両端部に前記周面が対向して配置されていると共に、前記無端ベルトが巻き付く側の前記搬送ローラに近接して配置されたガイドローラを備えたことを特徴とする。
この排紙装置によれば、ベルトガイド機構において走行する無端ベルトがベルト幅方向に移動して横ずれが生じた場合、移動した側の無端ベルトのベルト幅方向端部がガイドローラの周面に接触する。そして、ガイドローラの周面に接触した無端ベルトは、そのベルト幅方向端部がガイドローラの周面の傾斜に沿って周面に載る。すると、ガイドローラの周面の傾斜により、無端ベルトに張力が付与される。このため、無端ベルトは、張力により元の位置に戻ろうとする分力が生じ、横ずれが抑制され適正な位置に規制される。この結果、無端ベルトが搬送ローラから外れる事態や、無端ベルトに傷が付いて耐久性が低下する事態を防止できる。
また、本発明の排紙装置では、前記ガイドローラは、前記無端ベルトの走行方向で隣接する2つの搬送ローラに対し、各前記搬送ローラ間距離の1/3以内の範囲で前記無端ベルトが巻き付く側の前記搬送ローラに近接して配置されていることを特徴とする。
この排紙装置によれば、ガイドローラの配置により、無端ベルトが元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせる。この結果、無端ベルトの横ずれをより抑制できる。
また、本発明の排紙装置では、前記ガイドローラは、前記無端ベルトの走行面に対する前記周面の傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されていることを特徴とする。
この排紙装置によれば、ガイドローラの周面の傾斜角度により、無端ベルトが元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせる。この結果、無端ベルトの横ずれをより抑制できる。
また、本発明の排紙装置では、前記ベルトガイド機構は、前記チェーングリッパ機構に対向する部位でシートの搬送方向に沿う前記無端ベルトの走行方向長さを拡大または縮小する態様で前記搬送ローラが移動可能に設けられていることを特徴とする。
この排紙装置によれば、ベルトガイド機構の搬送ローラを移動可能に設けた場合では、各搬送ローラの平行が狂う傾向にある。よって、このようなベルトガイド機構に対しガイドローラを設けることで、無端ベルトの横ずれ抑制効果がより顕著に得られる。
上記の目的を達成するための本発明の両面印刷機では、給紙装置と排紙装置との間に、シートの表面に印刷を施す表面印刷部と、前記シートの裏面に印刷を施す裏面印刷部が直列に配置される両面印刷機において、前記排紙装置は、上記いずれか一つに記載の排紙装置をなすことを特徴とする。
この両面印刷機によれば、ガイドローラにより無端ベルトがベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルトは、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。このため、無端ベルトが搬送ローラから外れる事態や、無端ベルトに傷が付いて耐久性が低下する事態が防止される。この結果、シートを適宜排紙して、印刷を持続できる。
本発明によれば、ベルトガイド機構の無端ベルトの横ずれを抑制できる。
以下に、本発明にかかる排紙装置および両面印刷機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1にかかる両面印刷機の概略構成図である。
両面印刷機としての両面オフセット枚葉印刷機は、図1に示すように、給紙装置1と、印刷装置2と、排紙装置3とを有している。印刷装置2は、裏面印刷部21と、表面印刷部22とで構成され、給紙装置1と排紙装置3との間に、裏面印刷部21と表面印刷部22とが連接部23により直列に連結されている。裏面印刷部21は、5つの印刷ユニット21a,21b,21c,21d,21eにより構成されている。表面印刷部22は、5つの印刷ユニット22a,22b,22c,22d,22eにより構成されている。
このような構成の両面印刷機では、給紙装置1から裏面印刷部21にシートSが供給されると、まず、この裏面印刷部21にて、5色のインキ(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ゴールド)が、印刷ユニット21a,21b,21c,21d,21eごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの裏面に対して転写される。その後、裏面に印刷が施されたシートSが連接部23により表面印刷部22に搬送される。そして、この表面印刷部22にて、前述した裏面印刷部21での印刷工程と同じように、5色のインキが、印刷ユニット22a,22b,22c,22d,22eごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの表面に対して転写される。そして、表裏に印刷が施されたシートSは、排紙装置3にて排出される。即ち、この両面オフセット枚葉印刷機では、シートSの裏面に印刷を施した後、このシートSを反転させることなく、そのシートSの表面に印刷を施すことができる。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる排紙装置の概略構成図である。
上述の両面オフセット枚葉印刷機において、排紙装置3は、図2に示すように、印刷装置2で印刷されたシートSを搬送し、整列した状態で積み重ねるものである。この排紙装置3は、シートSの先端部を保持して搬送可能に設けられた第一排紙胴31および第二排紙胴32と、各排紙胴31,32の上方に配設されて第二排紙胴32から受け取ったシートSの先端部を保持して搬送可能なチェーングリッパ機構(搬送部)33と、シートSの搬送方向Rに沿って走行してチェーングリッパ機構33により搬送されるシートSを案内するベルトガイド機構34と、チェーングリッパ機構33により搬送されるシートSが積み上げられる排紙台35と、排紙台35近傍で下降気流を形成するファン装置36と、排紙台35の上流側でチェーングリッパ機構33により搬送されたシートSの速力を落とす真空吸引車装置37とを有している。
第一排紙胴31は、円柱形状に形成され、シートSの搬送方向Rにおいて、表面印刷部22の最下流側に配置された印刷ユニット22eにおける圧胴221の下流側で、圧胴221の円柱形状の外周に自身の外周を対向して配置されている。この第一排紙胴31は、外周部に2つの咥え爪31aが周方向に等間隔で設けられ、かつ円柱形状の軸を中心に図2中の時計回り方向に回転可能に設けられている。第二排紙胴32は、シートSの搬送方向Rにおいて、第一排紙胴31の下流側上方で第一排紙胴31の外周に自身の外周を対向して配置されている。この第二排紙胴32は、外周部に2つの咥え爪32aが周方向に等間隔で設けられ、かつ円柱形状の軸を中心に図2中の反時計回り方向に回転可能に設けられている。なお、表面印刷部22の最下流側の印刷ユニット22eの圧胴221は、外周部に2つの咥え爪221aが周方向に等間隔で設けられ、かつ円柱形状の軸を中心に図2中の反時計回り方向に回転可能に設けられている。
チェーングリッパ機構33は、第二排紙胴32および排紙台35の上方で、両者に架け渡されるように配置されている。第二排紙胴32の上方には、シートSの幅方向(シートSの搬送方向Rに直交する方向)で対向する一対の第一スプロケット331が回転駆動可能に支持されている。一方、排紙台35の上方には、シートSの幅方向で対向する一対の第二スプロケット332が回転可能に支持されている。第二スプロケット332は、第一スプロケット331より小径に形成されている。一対のスプロケット331,332には、それぞれ無端状のチェーン333が掛け回されている。一対のスプロケット331,332に掛け回されることで対向するチェーン333の間には、グリッパ334が設けられている。グリッパ334は、シートSの幅方向に延在して対向する各チェーン333に連結された咥え棒334a、および咥え棒334aとでシートSの下流側の端部(先端部)を挟持または解放する爪部334bを有している。爪部334bは、咥え棒334aの延在方向に所定間隔で複数設けられている。このグリッパ334は、チェーン333の環において所定間隔で複数配置されている。
ベルトガイド機構34は、チェーングリッパ機構33の鉛直方向下側であって、第二排紙胴32と排紙台35との間に配置されている。ベルトガイド機構34は、付図示の印刷機本体のギアにより回転駆動可能に設けられた駆動ローラ(搬送ローラ)341と、この駆動ローラ341に従動して回転可能に設けられた複数の従動ローラ(搬送ローラ)342,342’と、駆動ローラ341および複数の従動ローラ342に張架される無端ベルト343とを備えている。駆動ローラ341および従動ローラ342,342’は、シートSの幅方向に対して軸心を平行にして支持されている。無端ベルト343は、シートSの幅よりも大きい幅をなし、駆動ローラ341および従動ローラ342,342’に張架され、チェーングリッパ機構33に対向する部位では、シートSの搬送方向Rに沿ってチェーングリッパ機構33により搬送されるシートSの速度と同速度で循環移動可能に設けられている。また、無端ベルト343は、チェーングリッパ機構33に対向する表面がゴム材で構成され、裏面が布材で構成されている。そして、表面のゴム材には、コーティングが施されており、全体として、1.2mmほどの厚さに形成されている。
ファン装置36は、略矩形状に配置された複数のファンを有し、排紙台35の上方でチェーングリッパ機構33により搬送されたシートSを気流によって鉛直方向下方へ押し付ける。
真空吸引車装置37は、ベルトガイド機構34と排紙台35との間に配置され、チェーングリッパ機構33がシートSを離した後に、シートSの搬送方向Rにおける上流側の端部(後端部)に吸引力を作用させてシートSを制動し、姿勢を制御するものである。
また、図には明示しないが、排紙装置3には、紙当て、後方紙揃え装置、および幅方向紙揃え装置を有している。紙当ては、シートSの搬送方向Rにおける下流側(先端部)位置を規制するものであり、シートSの幅方向に沿って複数個設けられている。後方紙揃え装置は、シートSの搬送方向Rにおける上流側(後)位置を規制するものであり、鉛直方向に延在する複数の板状体で構成されている。幅方向紙揃え装置は、シートSの幅方向の位置を揃えるものである。
従って、表面印刷部22で印刷が施されたシートSは、表面印刷部22の最下流側の印刷ユニット22eにおける圧胴221の咥え爪221aにより保持された状態で、排紙装置3に至り搬送される。排紙装置3では、まず、第一排紙胴31の咥え爪31aが、圧胴221により搬送されたシートSを受け取って外周に巻き付けるように搬送し、次に、第二排紙胴32の咥え爪32aが、第一排紙胴31により搬送されたシートSを受け取って外周に巻き付けるように搬送し、チェーングリッパ機構33に受け渡す。次に、チェーングリッパ機構33は、グリッパ334で第二排紙胴32により搬送されたシートSを受け取り、チェーン333が循環移動することで、グリッパ334でシートSの前端部を狭持した状態のままシートSを排紙台35まで搬送する。このとき、チェーングリッパ機構33は、例えば4m/secほどの高速でシートSを搬送する。そして、排紙台35の上方にてグリッパ334がシートSを解放して排紙台35上にシートSを積み重ねていく。また、チェーングリッパ機構33によってシートSを搬送するとき、ベルトガイド機構34において循環する無端ベルト343が、チェーングリッパ機構33の鉛直方向下側でシートSの搬送方向Rに沿う走行方向Lに走行することにより、グリッパ334で前端部が狭持された状態のシートSを下側から支えてシートSの搬送を案内する。
なお、排紙装置3のベルトガイド機構34において従動ローラ342’は、真空吸引車装置37と共にシートSの搬送方向Rに沿ってスライド移動可能に設けられている。図2においては、従動ローラ342’および真空吸引車装置37がシートSの搬送方向Rの上流側に移動した状態を示している。この図2に示す状態では、従動ローラ342’および真空吸引車装置37が排紙台35から遠ざかり、排紙台35の上方域を広くする。一方、図には明示しないが、従動ローラ342’および真空吸引車装置37がシートSの搬送方向Rの下流側に移動した状態では、従動ローラ342’および真空吸引車装置37が排紙台35に近づき、排紙台35の上方域を狭くする。すなわち、従動ローラ342’のスライド移動は、搬送方向RにおけるシートSの長さの異なりに対し、チェーングリッパ機構33の鉛直方向下側において搬送方向Rに沿う無端ベルト343の走行方向Lの長さを拡大または縮小することで、搬送されるシートSの案内を適宜行えるようにするものである。また、真空吸引車装置37のスライド移動は、搬送方向RにおけるシートSの長さの異なりに対し、シートSの上流側の端部(後端部)の位置に合わせることで、シートSの制動を適宜行えるようにするものである。
図3〜図5は、本発明の実施の形態1にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。
上述した排紙装置3には、ベルトガイド機構34における無端ベルト343のベルト幅方向への移動(横ずれ)を規制するベルト規制機構38が設けられている。ここで、ベルト幅方向とは、無端ベルト343の走行方向Lに直交する方向であって、各ローラ341,342,342’の軸心に平行する方向をいう。
ベルト規制機構38は、ガイドローラ381を備えている。ガイドローラ381は、円柱形状に形成され、円柱形状の軸心をなすガイドローラ軸382を中心に回転可能に設けられている。ガイドローラ軸382は、支持部383に取り付けられている。この支持部383は、ガイドローラ381の周面381aが、無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜するように、ガイドローラ軸382を無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜させて取付台384に対してネジ383aにより取り付けられている。なお、支持部383は、ネジ383aを緩めることで、無端ベルト343の走行面343aに対するガイドローラ軸382の傾斜角度、すなわち、無端ベルト343の走行面343aに対するガイドローラ381の周面381aの傾斜角度を調整できる。また、取付台384は、排紙装置3の図示せぬフレームに固定されたブラケット385にネジ384aにより取り付けられている。なお、取付台384は、ネジ384aを緩めることで、ガイドローラ381を伴い、ベルトガイド機構34の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に対して近接移動または離隔できる。よって、取付台384は、支持部383に取り付けられたガイドローラ381を伴い、駆動ローラ341に対して近接移動または離隔移動することで、ガイドローラ381を駆動ローラ341に対して近接または離隔させてガイドローラ381の位置を調整できる。
このベルト規制機構38は、ベルトガイド機構34における無端ベルト343のベルト幅方向両端側に配置されている。そしてベルト規制機構38のガイドローラ381は、図3〜図5に示すように、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の内側から、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向して配置されている。さらに、ガイドローラ381は、図5(a)に示すように、周面381aが無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に角度θで傾斜して設けられている。ガイドローラ381の周面381aの傾斜角度θは、無端ベルト343の走行面343aに対し、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されていることが好ましい。さらにまた、ガイドローラ381は、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されている。具体的に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接する位置とは、図4に示すように、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、搬送ローラ間距離Wの範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近い位置を示す。さらに具体的には、ガイドローラ381は、搬送ローラ間距離Wの1/2より駆動ローラ341側の位置で無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向している。このガイドローラ381の位置は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向していることが好ましい。なお、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に設けられている各ガイドローラ381は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲であれば、無端ベルト343の走行方向Lで位置がずれていてもよい。
このような構成のベルト規制機構38では、ベルトガイド機構34において走行する無端ベルト343が、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す状態のように、ベルト幅方向に移動して横ずれが生じた場合、移動した側の無端ベルト343のベルト幅方向端部がガイドローラ381の周面381aに接触する。このとき、ガイドローラ381は、ガイドローラ軸382を中心に従動回転することで、無端ベルト343の走行を妨げない。そして、ガイドローラ381の周面381aに接触した無端ベルト343は、そのベルト幅方向端部がガイドローラ381の周面381aの傾斜に沿って周面381aに載る。すると、ガイドローラ381の周面381aの傾斜により、無端ベルト343のベルト幅方向端部が外側に広がることで、無端ベルト343に張力が付与される。このため、無端ベルト343には、張力により図5(a)に示す元の位置に戻ろうとする分力が生じる。この結果、無端ベルト343は、横ずれが抑制され適正な位置に規制されることになる。
このように本実施の形態1の排紙装置3では、ベルトガイド機構34の無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜した周面381aを有し、かつ無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向して配置されていると共に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されたガイドローラ381を有するベルト規制機構38を備えている。
この排紙装置3によれば、ガイドローラ381により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。この結果、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。
また、本実施の形態1の排紙装置3では、ガイドローラ381は、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、各搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近接して配置されている。
この排紙装置3によれば、図6のガイドローラの位置と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、ガイドローラ381の周面381aの無端ベルト343のベルト幅方向端部に対向する位置が搬送ローラ間距離Wの1/3以内である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量が1/2のときと比較して小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。
また、本実施の形態1の排紙装置3では、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されている。
この排紙装置3によれば、図7のガイドローラの周面の傾斜角度と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量がより小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。なお、図7に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、θ=30[度]である場合に、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を最も大きく生じさせることから、最も片寄り量が小さくなるので好ましい。
また、本実施の形態1の排紙装置3では、ベルトガイド機構34は、チェーングリッパ機構33に対向する部位でシートSの搬送方向Rに沿う無端ベルト343の走行方向Lの長さを拡大または縮小するように搬送ローラ(ここでは、従動ローラ342’)が移動可能に設けられている。
この排紙装置3のように、ベルトガイド機構34の搬送ローラを移動可能に設けた場合では、各搬送ローラの平行が狂う傾向にある。よって、このようなベルトガイド機構34に対しガイドローラ381を設けることで、無端ベルト343の横ずれ抑制効果がより顕著に得られる。
また、本実施の形態1の排紙装置3を備えた両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、ガイドローラ381により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。このため、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。この結果、シートSを適宜排紙して、印刷を持続することが可能になる。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。
この実施の形態2の排紙装置3は、上述した実施の形態1で説明した両面オフセット枚葉印刷機における排紙装置3と同様に、ベルトガイド機構34に対しガイドローラ381を設けたものであって、ガイドローラ381の配置のみが異なる。したがって、本実施の形態2では、実施の形態1と同等部分に同一の符号を付してその説明を省略し、ガイドローラ381の配置のみ説明する。
図8に示すように、ガイドローラ381は、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の外側から、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向して配置されている。さらに、ガイドローラ381は、周面381aが無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に角度θで傾斜して設けられている。ガイドローラ381の周面381aの傾斜角度θは、無端ベルト343の走行面343aに対し、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されていることが好ましい。さらにまた、ガイドローラ381は、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されている。具体的に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接する位置とは、図4を参照するように、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、搬送ローラ間距離Wの範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近い位置を示す。さらに具体的には、ガイドローラ381は、搬送ローラ間距離Wの1/2より駆動ローラ341側の位置で無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向している。このガイドローラ381の位置は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向していることが好ましい。なお、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に設けられている各ガイドローラ381は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲であれば、無端ベルト343の走行方向Lで位置がずれていてもよい。
このような構成のベルト規制機構38では、ベルトガイド機構34において走行する無端ベルト343が、ベルト幅方向に移動して横ずれが生じた場合、移動した側の無端ベルト343のベルト幅方向端部がガイドローラ381の周面381aに接触する。このとき、ガイドローラ381は、ガイドローラ軸382を中心に従動回転することで、無端ベルト343の走行を妨げない。そして、ガイドローラ381の周面381aに接触した無端ベルト343は、そのベルト幅方向端部がガイドローラ381の周面381aの傾斜に沿って周面381aに載る。すると、ガイドローラ381の周面381aの傾斜により、無端ベルト343のベルト幅方向端部が内側に押し付けられることで、無端ベルト343に張力が付与される。このため、無端ベルト343には、張力により元の位置に戻ろうとする分力が生じる。この結果、無端ベルト343は、横ずれが抑制され適正な位置に規制されることになる。
このように本実施の形態2の排紙装置3では、ベルトガイド機構34の無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜した周面381aを有し、かつ無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向して配置されていると共に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されたガイドローラ381を有するベルト規制機構38を備えている。
この排紙装置3によれば、ガイドローラ381により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。この結果、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。
また、本実施の形態2の排紙装置3では、ガイドローラ381は、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、各搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近接して配置されている。
この排紙装置3によれば、図6のガイドローラの位置と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、ガイドローラ381の周面381aの無端ベルト343のベルト幅方向端部に対向する位置が搬送ローラ間距離Wの1/3以内である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量が1/2のときと比較して小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。
また、本実施の形態2の排紙装置3では、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されている。
この排紙装置3によれば、図7のガイドローラの周面の傾斜角度と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量がより小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。なお、図7に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、θ=30[度]である場合に、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を最も大きく生じさせることから、最も片寄り量が小さくなるので好ましい。
また、本実施の形態2の排紙装置3では、ベルトガイド機構34は、チェーングリッパ機構33に対向する部位でシートSの搬送方向Rに沿う無端ベルト343の走行方向Lの長さを拡大または縮小するように搬送ローラ(ここでは、従動ローラ342’)が移動可能に設けられている。
この排紙装置3のように、ベルトガイド機構34の搬送ローラを移動可能に設けた場合では、各搬送ローラの平行が狂う傾向にある。よって、このようなベルトガイド機構34に対しガイドローラ381を設けることで、無端ベルト343の横ずれ抑制効果がより顕著に得られる。
また、本実施の形態2の排紙装置3を備えた両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、ガイドローラ381により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。このため、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。この結果、シートSを適宜排紙して、印刷を持続することが可能になる。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。
この実施の形態3の排紙装置3は、上述した実施の形態1で説明した両面オフセット枚葉印刷機における排紙装置3と同様に、ベルトガイド機構34に対しガイドローラ381を設けたものであって、ガイドローラ381の配置のみが異なる。したがって、本実施の形態3では、実施の形態1と同等部分に同一の符号を付してその説明を省略し、ガイドローラ381の配置のみ説明する。
図9に示すように、ガイドローラ381の一方は、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の内側から、無端ベルト343のベルト幅方向の一方の端部に周面381aが対向して配置されている。また、ガイドローラ381の他方は、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の外側から、無端ベルト343のベルト幅方向の他方の端部に周面381aが対向して配置されている。さらに、ガイドローラ381は、周面381aが無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に角度θで傾斜して設けられている。ガイドローラ381の周面381aの傾斜角度θは、無端ベルト343の走行面343aに対し、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されていることが好ましい。さらにまた、ガイドローラ381は、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されている。具体的に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接する位置とは、図4を参照するように、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、搬送ローラ間距離Wの範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近い位置を示す。さらに具体的には、ガイドローラ381は、搬送ローラ間距離Wの1/2より駆動ローラ341側の位置で無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向している。このガイドローラ381の位置は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向していることが好ましい。なお、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に設けられている各ガイドローラ381は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲であれば、無端ベルト343の走行方向Lで位置がずれていてもよい。
このような構成のベルト規制機構38では、ベルトガイド機構34において走行する無端ベルト343が、ベルト幅方向に移動して横ずれが生じた場合、移動した側の無端ベルト343のベルト幅方向端部がガイドローラ381の周面381aに接触する。このとき、ガイドローラ381は、ガイドローラ軸382を中心に従動回転することで、無端ベルト343の走行を妨げない。そして、ガイドローラ381の周面381aに接触した無端ベルト343は、そのベルト幅方向端部がガイドローラ381の周面381aの傾斜に沿って周面381aに載る。すると、一方のガイドローラ381の周面381aに無端ベルト343のベルト幅方向端部が載った場合、ガイドローラ381の周面381aの傾斜により、無端ベルト343のベルト幅方向端部が外側に広がることで、無端ベルト343に張力が付与される。また、他方のガイドローラ381の周面381aに無端ベルト343のベルト幅方向端部が載った場合、ガイドローラ381の周面381aの傾斜により、無端ベルト343のベルト幅方向端部が内側に押し付けられることで、無端ベルト343に張力が付与される。このため、無端ベルト343には、張力により元の位置に戻ろうとする分力が生じる。この結果、無端ベルト343は、横ずれが抑制され適正な位置に規制されることになる。
このように本実施の形態3の排紙装置3では、ベルトガイド機構34の無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜した周面381aを有し、かつ無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向して配置されていると共に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されたガイドローラ381を有するベルト規制機構38を備えている。
この排紙装置3によれば、ガイドローラ381により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。この結果、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。
また、本実施の形態3の排紙装置3では、ガイドローラ381は、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、各搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近接して配置されている。
この排紙装置3によれば、図6のガイドローラの位置と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、ガイドローラ381の周面381aの無端ベルト343のベルト幅方向端部に対向する位置が搬送ローラ間距離Wの1/3以内である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量が1/2のときと比較して小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。
また、本実施の形態3の排紙装置3では、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されている。
この排紙装置3によれば、図7のガイドローラの周面の傾斜角度と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量がより小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。なお、図7に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381aの傾斜角度θが、θ=30[度]である場合に、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を最も大きく生じさせることから、最も片寄り量が小さくなるので好ましい。
また、本実施の形態3の排紙装置3では、ベルトガイド機構34は、チェーングリッパ機構33に対向する部位でシートSの搬送方向Rに沿う無端ベルト343の走行方向Lの長さを拡大または縮小するように搬送ローラ(ここでは、従動ローラ342’)が移動可能に設けられている。
この排紙装置3のように、ベルトガイド機構34の搬送ローラを移動可能に設けた場合では、各搬送ローラの平行が狂う傾向にある。よって、このようなベルトガイド機構34に対しガイドローラ381を設けることで、無端ベルト343の横ずれ抑制効果がより顕著に得られる。
また、本実施の形態3の排紙装置3を備えた両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、ガイドローラ381により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。このため、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。この結果、シートSを適宜排紙して、印刷を持続することが可能になる。
[実施の形態4]
図10は、本発明の実施の形態4にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。
この実施の形態4の排紙装置3は、上述した実施の形態1で説明した両面オフセット枚葉印刷機における排紙装置3と同様に、ベルトガイド機構34に対しガイドローラ381’を設けたものであって、ガイドローラ381’の構成のみが異なる。したがって、本実施の形態4では、実施の形態1と同等部分に同一の符号を付してその説明を省略し、ガイドローラ381’の構成のみ説明する。
図10に示すように、ガイドローラ381は、円錐形状に形成され、円錐形状の軸心をなすガイドローラ軸382’を中心に回転可能に設けられている。ガイドローラ軸382’は、上述した実施の形態1と同様に支持部383に取り付けられている。そして、支持部383は、ガイドローラ381’の周面381a’が、無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜するように、取付台384に対してネジ383aにより取り付けられている。
ガイドローラ381’は、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の内側から、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381a’が対向して配置されている。さらに、ガイドローラ381’は、周面381a’が無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に角度θで傾斜して設けられている。ガイドローラ381’の周面381a’の傾斜角度θは、無端ベルト343の走行面343aに対し、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されていることが好ましい。さらにまた、ガイドローラ381’は、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されている。具体的に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接する位置とは、図4を参照するように、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、搬送ローラ間距離Wの範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近い位置を示す。さらに具体的には、ガイドローラ381’は、搬送ローラ間距離Wの1/2より駆動ローラ341側の位置で無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381a’が対向している。このガイドローラ381’の位置は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381aが対向していることが好ましい。なお、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に設けられている各ガイドローラ381’は、搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲であれば、無端ベルト343の走行方向Lで位置がずれていてもよい。
このような構成のベルト規制機構38では、ベルトガイド機構34において走行する無端ベルト343が、ベルト幅方向に移動して横ずれが生じた場合、移動した側の無端ベルト343のベルト幅方向端部がガイドローラ381’の周面381a’に接触する。このとき、ガイドローラ381’は、ガイドローラ軸382’を中心に従動回転することで、無端ベルト343の走行を妨げない。そして、ガイドローラ381’の周面381a’に接触した無端ベルト343は、そのベルト幅方向端部がガイドローラ381’の周面381a’の傾斜に沿って周面381a’に載る。すると、ガイドローラ381’の周面381a’の傾斜により、無端ベルト343のベルト幅方向端部が外側に広がることで、無端ベルト343に張力が付与される。このため、無端ベルト343には、張力により元の位置に戻ろうとする分力が生じる。この結果、無端ベルト343は、横ずれが抑制され適正な位置に規制されることになる。
このように本実施の形態4の排紙装置3では、ベルトガイド機構34の無端ベルト343の走行面343aに対してベルト幅方向に傾斜した周面381a’を有し、かつ無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381a’が対向して配置されていると共に、無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラに近接して配置されたガイドローラ381’を有するベルト規制機構38を備えている。
この排紙装置3によれば、ガイドローラ381’により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。この結果、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。
また、本実施の形態4の排紙装置3では、ガイドローラ381’は、無端ベルト343の走行方向で隣接する2つの搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341と従動ローラ342)に対し、各搬送ローラ間距離Wの1/3以内の範囲で無端ベルト343が巻き付く側の搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に近接して配置されている。
この排紙装置3によれば、図6のガイドローラの位置と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、ガイドローラ381’の周面381a’の無端ベルト343のベルト幅方向端部に対向する位置が搬送ローラ間距離Wの1/3以内である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量が1/2のときと比較して小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。
また、本実施の形態4の排紙装置3では、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381a’の傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されている。
この排紙装置3によれば、図7のガイドローラの周面の傾斜角度と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381a’の傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲である場合、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を大きく生じさせることから、無端ベルト343が横ずれによってベルト幅方向で片寄る片寄り量がより小さくなる。このため、無端ベルト343の横ずれをより抑制することが可能になる。なお、図7に示すように、無端ベルト343の走行面343aに対する周面381a’の傾斜角度θが、θ=30[度]である場合に、無端ベルト343が元の位置に戻ろうとする分力を最も大きく生じさせることから、最も片寄り量が小さくなるので好ましい。
また、本実施の形態4の排紙装置3では、ベルトガイド機構34は、チェーングリッパ機構33に対向する部位でシートSの搬送方向Rに沿う無端ベルト343の走行方向Lの長さを拡大または縮小するように搬送ローラ(ここでは、従動ローラ342’)が移動可能に設けられている。
この排紙装置3のように、ベルトガイド機構34の搬送ローラを移動可能に設けた場合では、各搬送ローラの平行が狂う傾向にある。よって、このようなベルトガイド機構34に対しガイドローラ381’を設けることで、無端ベルト343の横ずれ抑制効果がより顕著に得られる。
また、本実施の形態4の排紙装置3を備えた両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、ガイドローラ381’により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。このため、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。この結果、シートSを適宜排紙して、印刷を持続することが可能になる。
なお、本実施の形態4において、ガイドローラ381’は、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の内側から、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381a’が対向して配置されているが、この限りではない。例えば、図には明示しないが、ガイドローラ381’は、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の外側から、無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381a’が対向して配置されていてもよい。また、図には明示しないが、ガイドローラ381’の一方が、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の内側から、無端ベルト343のベルト幅方向の一方の端部に周面381a’を対向して配置され、ガイドローラ381’の他方が、無端ベルト343の走行に際して搬送ローラ(ここでは、駆動ローラ341)に巻き付く以前の無端ベルト343の外側から、無端ベルト343のベルト幅方向の他方の端部に周面381a’を対向して配置されていてもよい。
[実施の形態5]
図11は、本発明の実施の形態5にかかる両面印刷機の概略構成図である。なお、本実施の形態5において、上述した実施の形態1で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施の形態5にかかり両面印刷機としての両面オフセット枚葉印刷機は、図11に示すように、実施の形態1に対し印刷装置5が異なる。
印刷装置5は、裏面印刷部51と、表面印刷部52とで構成され、給紙装置1と排紙装置3との間に、裏面印刷部51と表面印刷部52とが反転部53により直列に連結されている。裏面印刷部51は、4つの印刷ユニット51a,51b,51c,51dにより構成されている。表面印刷部52は、4つの印刷ユニット52a,52b,52c,52dにより構成されている。また、反転部53は、両面印刷を実施するとき、印刷の途中でシートSの表裏と搬送方向を反転させるものであり、2つの中間胴53a,53bと反転胴53cとから構成されている。
このような構成の両面印刷機では、給紙装置1から裏面印刷部51にシートSが供給されると、まず、この裏面印刷部51にて、4色のインキ(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)が、印刷ユニット51a,51b,51c,51dごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの裏面に対して転写される。その後、裏面に印刷が施されたシートSが反転部53にて、中間胴53bから反転胴53cに渡されるとき、シートSの表裏と搬送方向が反転させられ、表面印刷部52に搬送される。そして、この表面印刷部52にて、前述した裏面印刷部51での印刷工程と同じように、4色のインキが、印刷ユニット52a,52b,52c,52dごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの表面に対して転写される。そして、表裏に印刷が施されたシートSは、排紙装置3にて排出される。すなわち、この両面オフセット枚葉印刷機では、シートSの裏面に印刷を施した後、このシートSを反転させ、そのシートSの表面に印刷を施すことができる。
このように構成された両面オフセット枚葉印刷機において、排紙装置3に上述した実施の形態1〜実施の形態4のベルト規制機構38が適用される。
したがって、実施の形態5の両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、ガイドローラ381,381’により無端ベルト343がベルト幅方向に移動する横ずれを抑制できるので、無端ベルト343は、ベルト幅方向での適正な位置に規制される。このため、無端ベルト343が搬送ローラから外れる事態や、無端ベルト343に傷が付いて耐久性が低下する事態を防止することが可能になる。この結果、シートSを適宜排紙して、印刷を持続することが可能になる。
なお、上述した各実施の形態においては、駆動ローラ341に近接してガイドローラ381,381’を配置しているが、この限りではない。例えば、図には明示しないが、搬送ローラとしての従動ローラ342に巻き付く以前の無端ベルト343のベルト幅方向両端部に周面381a,381a’が対向するようにガイドローラ381,381’を配置してもよい。
以上のように、本発明にかかる排紙装置および両面印刷機は、ベルトガイド機構の無端ベルトの横ずれを抑制することに適用している。
本発明の実施の形態1にかかる両面印刷機の概略構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる排紙装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。 ガイドローラの位置と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図である。 ガイドローラの周面の傾斜角度と無端ベルトの片寄り量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。 本発明の実施の形態3にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。 本発明の実施の形態4にかかる排紙装置におけるベルト規制機構の概略構成図である。 本発明の実施の形態5にかかる両面印刷機の概略構成図である。
符号の説明
1 給紙装置
2,5 印刷装置
21,51 裏面印刷部
22,52 表面印刷部
3 排紙装置
31 第一排紙胴
32 第二排紙胴
33 チェーングリッパ機構
34 ベルトガイド機構
341 駆動ローラ(搬送ローラ)
342,342’ 従動ローラ(搬送ローラ)
343 無端ベルト
343a 走行面
35 排紙台
36 ファン装置
37 真空吸引車装置
38 ベルト規制機構
381,381’ ガイドローラ
381a,381a’ 周面
382,382’ ガイドローラ軸
L 走行方向
R 搬送方向
S シート
W 搬送ローラ間距離
θ 傾斜角度

Claims (5)

  1. シートの先端部を保持しつつ前記シートを排紙台に至り搬送するチェーングリッパ機構と、前記チェーングリッパ機構に鉛直方向下側で対向配置され、複数の搬送ローラに無端ベルトを架け渡し前記無端ベルトを前記シートの搬送方向に走行させるベルトガイド機構とを備えた排紙装置であって、
    前記無端ベルトの走行面に対してベルト幅方向に傾斜した周面を有し、かつ前記無端ベルトの走行に際して前記搬送ローラに巻き付く以前の前記無端ベルトのベルト幅方向両端部に前記周面が対向して配置されていると共に、前記無端ベルトが巻き付く側の前記搬送ローラに近接して配置されたガイドローラを備えたことを特徴とする排紙装置。
  2. 前記ガイドローラは、前記無端ベルトの走行方向で隣接する2つの搬送ローラに対し、各前記搬送ローラ間距離の1/3以内の範囲で前記無端ベルトが巻き付く側の前記搬送ローラに近接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の排紙装置。
  3. 前記ガイドローラは、前記無端ベルトの走行面に対する前記周面の傾斜角度θが、25[度]≦θ≦35[度]の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の排紙装置。
  4. 前記ベルトガイド機構は、前記チェーングリッパ機構に対向する部位でシートの搬送方向に沿う前記無端ベルトの走行方向長さを拡大または縮小する態様で前記搬送ローラが移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の排紙装置。
  5. 給紙装置と排紙装置との間に、シートの表面に印刷を施す表面印刷部と、前記シートの裏面に印刷を施す裏面印刷部が直列に配置される両面印刷機において、
    前記排紙装置は、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の排紙装置をなすことを特徴とする両面印刷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105460671A (zh) * 2015-12-23 2016-04-06 温州科强机械有限公司 一种封面机的面板传送装置
CN106081706A (zh) * 2016-08-09 2016-11-09 湖州佳宁印刷有限公司 一种封面机面板传送装置的落料机构
JP2017178575A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 セーレン株式会社 ベルト搬送装置及びインクジェット記録装置

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