JP2010195556A - カール防止装置ならびに排紙装置および両面印刷機 - Google Patents

カール防止装置ならびに排紙装置および両面印刷機 Download PDF

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Abstract

【課題】片面印刷時はシートのカールを防止し、両面印刷時にはシートの裏面に施された印刷への擦り傷を防ぐこと。
【解決手段】搬送されるシートSを吸引してシートSのカールを矯正する吸引形態をなす第一案内機構41と、シートSの非画線部にのみ接触すると共にシートSの搬送方向に沿って凹状または凸状に湾曲形成された支持部材421、および搬送されるシートSを支持部材421に押し付ける態様でエアを吐出する吐出手段425からなり、シートSの搬送を助勢する搬送補助形態をなす第二案内機構42とを備え、各案内機構41,42をシートSの印刷状態に対応させてシートSの搬送経路に配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートのカールを矯正するカール防止装置、ならびに前記カール防止装置が適用される排紙装置、および前記カール防止装置が適用された排紙装置を備えた両面印刷機に関するものである。
オフセット枚葉印刷機は、シートに印刷を施すものであり、給紙装置と印刷装置と排紙装置とから構成されている。シートは、給紙装置において給紙台上に積み重ねられ、印刷装置に送り出される。続いて、給紙装置により送り出されたシートは、印刷装置において所定の印刷が施される。続いて、印刷装置により印刷されたシートは、排紙装置においてチェーングリッパ機構により搬送されつつ排紙台上に積み重ねられて排紙される。
このようなオフセット枚葉印刷機にて、シートの表面および裏面に印刷が可能な両面印刷機では、タンデム型と反転型がある。タンデム型の両面印刷機は、印刷装置の裏面印刷部と表面印刷部とが連接部により連結されており、シートが水平に搬送される間に、シートの下方から裏面に印刷が施された後、シートの上方から表面に印刷が施される。一方、反転型の両面印刷機は、印刷装置の裏面印刷部と表面印刷部とが反転部により連結されており、シートに対して上方から裏面に印刷が施された後、このシートの表裏を反転させ、その後、シートの上方から表面に印刷が施される。
ところで、上述したオフセット枚葉印刷機の両面印刷機では、印刷状態から、紙端が下向きにカールしてしまう場合がある。シートがカールすると、排紙装置において排紙台に先に積まれたシートの印刷面に対し、カールしたシートの端部が接触してしまい、先に積まれたシートに施された印刷に擦れ傷が生じることがある。
そこで、排紙装置には、チェーングリッパ機構により排紙台に至りシートを搬送する搬送経路に、シートの裏面側を凹所に吸引することでカールを矯正して平坦にするカール防止装置が設けられている。ところが、上記カール防止装置では、両面印刷を行う場合、吸引を止めるが、チェーングリッパ機構によって搬送されるシートの裏面が凹所部位に接触してしまい、シートの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる問題がある。
このような問題に対し、従来のカール防止装置では、例えば、特許文献1に示すものがある(「枚葉輪転印刷機」)。このカール防止装置は、シートを吸引する吸引手段を有したもので、吸引手段を、シートの搬送経路に進出してシートのカールを矯正するカール矯正位置と、シートの搬送経路から待避する待避位置とに移動自在に構成している。
かかる特許文献1に示される従来のカール防止装置によれば、片面印刷時は、吸引手段をカール矯正位置に移動させてシートのカールを矯正する。一方、両面印刷時には、吸引手段を待避位置に移動させてシートとの接触を防止する。
特許第4128688号公報
しかしながら、特許文献1に示す従来のカール防止装置は、両面印刷時に、吸引手段を待避位置に移動させて吸引手段とシートとの接触を防止するものの、吸引手段を待避させた空所にシートが落ち込み、空所周辺の他の装置部品にシートの裏面が接触してしまう。この結果、特許文献1に示す従来のカール防止装置では、シートの裏面に施された印刷に擦り傷が付く問題を回避することは難しい。
本発明は上述した課題を解決するものであり、両面印刷に適したカール防止装置ならびに排紙装置および両面印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のカール防止装置では、搬送されるシートを吸引して前記シートのカールを矯正する吸引形態をなす第一案内機構と、前記シートの非画線部にのみ接触すると共に前記シートの搬送方向に沿って凹状または凸状に湾曲形成された支持部材、および搬送される前記シートを前記支持部材に押し付ける態様でエアを吐出する吐出手段からなり、前記シートの搬送を助勢する搬送補助形態をなす第二案内機構と、を備え、各前記案内機構を前記シートの印刷状態に対応させて前記シートの搬送経路に配置することを特徴とする。
このカール防止装置によれば、片面印刷の場合は、吸引形態をなすことにより、シートを吸引してカールを矯正し、シートのカールを防止できる。一方、両面印刷の場合には、シートが支持部材に接触するが、この支持部材は、印刷が施されていない非画線部にのみ合わせて配置されているため、シートの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防げる。
特に、このカール防止装置によれば、支持部材は、シートの搬送方向に沿って凹状または凸状に湾曲形成されており、この支持部材に接触するシートには、吐出手段により支持部材に向けてエアが吐出されている。このため、シートは、その搬送方向に沿って凹状または凸状に湾曲しながら搬送される。この結果、例えば、非画線部がシートの幅方向両端にてシートの搬送方向に沿って設けられていても、この非画線部に合わせて配置された支持部材により、シートが凹状または凸状に湾曲されて幅方向に沿って腰が付くので、支持部材が配置されていない部位でシートが下方に落ち込むことがなく、シートを安定して搬送できる。
また、本発明のカール防止装置では、前記支持部材は、搬送される前記シートの幅方向に沿って延在して配置されたガイドレールに沿って移動可能に設けられていることを特徴とする。
このカール防止装置によれば、支持部材をガイドレールに沿って移動させることにより、非画線部にのみ合わせる支持部材の配置を容易に調整できる。
また、本発明のカール防止装置では、前記第二案内機構は、前記支持部材が、内部を中空に形成されると共に搬送される前記シートに向く態様で孔部が穿孔され、かつ前記支持部材の内部に接続される吸引手段を有したことを特徴とする。
このカール防止装置によれば、支持部材に接触するシートは、吸引手段による孔部からの吸引力により支持部材側に吸引される。このため、シートは、支持部材にさらに接触しやすくなる。この結果、シートが凹状または凸状に湾曲されやすくなり、確実に腰が付くので、シートをさらに安定して搬送できる。
また、本発明のカール防止装置では、前記第一案内機構は、円筒形状の軸の延在方向に沿って複数並びつつ前記円筒形状の放射方向の1つに向けて孔部が穿孔された一対の管部材と、各前記管部材に接続される吸引手段と、を有し、各前記管部材が、前記シートの搬送方向に対して前記軸を直交させると共に前記シートの幅方向に亘って延在しつつ前記軸を平行にして隣り合わせて設けられ、かつ各前記孔部の向きを相互に交差させると共に搬送される前記シートに向く態様で配置されることを特徴とする。
このカール防止装置によれば、吸引形態において、第一案内機構の孔部は、シートの搬送方向に対して円筒形状の軸を直交し、シートの幅方向に亘って延在して配置された管部材において、軸の延在方向(円筒形状の長手方向)に沿って複数並んで設けられている。このため、吸引力は、シートの幅方向に亘って作用することになる。この結果、シートのカールを矯正するに十分な吸引力が得られる。
上記の目的を達成するための本発明の排紙装置では、シートが積み重ねられる排紙台と、前記シートを前記排紙台に一枚ずつ搬送する搬送部とを備えた排紙装置において、前記搬送部における前記シートの搬送経路に、上記のいずれか一つに記載のカール防止装置を配置したことを特徴とする。
この排紙装置によれば、片面印刷時は、カール防止装置を吸引形態としてシートのカールを防止する一方、両面印刷時には、カール防止装置を搬送補助形態としてシートの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐ。この結果、片面印刷および両面印刷に対応してシートを適宜排紙できる。
上記の目的を達成するための本発明の両面印刷機では、給紙装置と排紙装置との間に、シートの表面に印刷を施す表面印刷部と、前記シートの裏面に印刷を施す裏面印刷部が直列に配置される両面印刷機において、前記排紙装置は、シートが積み重ねられる排紙台と、前記シートを前記排紙台に一枚ずつ搬送する搬送部とを備えると共に、前記搬送部における前記シートの搬送経路に、上記のいずれか一つに記載のカール防止装置を配置したことを特徴とする。
この両面印刷機によれば、片面印刷時は、排紙装置のカール防止装置を吸引形態としてシートのカールを防止する一方、両面印刷時には、排紙装置のカール防止装置を搬送補助形態としてシートの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐ。この結果、片面印刷および両面印刷に対応してシートを適宜排紙して、良質の印刷を行える。
本発明のカール防止装置によれば、片面印刷時にシートのカールを防止し、両面印刷時にはシートの裏面に施された印刷への擦り傷を防げる。また、このカール防止装置を適用された本発明の排紙装置によれば、片面印刷および両面印刷に対応してシートを適宜排紙できる。さらに、この排紙装置を備えた本発明の両面印刷機によれば、片面印刷および両面印刷に対応して良質の印刷を行える。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる両面印刷機の概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる排紙装置の概略構成図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかるカール防止装置の概略構成図である。 図4は、図3に示す第二案内機構の支持部材を示す概斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態2にかかるカール防止装置の概略構成図である。 図6は、本発明の実施の形態3にかかる両面印刷機の概略構成図である。
以下に、本発明にかかるカール防止装置ならびに排紙装置および両面印刷機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1にかかる両面印刷機の概略構成図である。
両面印刷機としての両面オフセット枚葉印刷機は、図1に示すように、給紙装置1と、印刷装置2と、排紙装置3とを有している。印刷装置2は、裏面印刷部21と、表面印刷部22とで構成され、給紙装置1と排紙装置3との間に、裏面印刷部21と表面印刷部22とが連接部23により直列に連結されている。裏面印刷部21は、5つの印刷ユニット21a,21b,21c,21d,21eにより構成されている。表面印刷部22は、5つの印刷ユニット22a,22b,22c,22d,22eにより構成されている。
このような構成の両面印刷機では、給紙装置1から裏面印刷部21にシートSが供給されると、まず、この裏面印刷部21にて、5色のインキ(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、グリーン)が、印刷ユニット21a,21b,21c,21d,21eごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの裏面に対して転写される。その後、裏面に印刷が施されたシートSが連接部23により表面印刷部22に搬送される。そして、この表面印刷部22にて、前述した裏面印刷部21での印刷工程と同じように、5色のインキが、印刷ユニット22a,22b,22c,22d,22eごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの表面に対して転写される。そして、表裏に印刷が施されたシートSは、排紙装置3にて排出される。即ち、この両面オフセット枚葉印刷機では、シートSの裏面に印刷を施した後、このシートSを反転させることなく、そのシートSの表面に印刷を施すことができる。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる排紙装置の概略構成図である。
上述の両面オフセット枚葉印刷機において、排紙装置3は、図2に示すように、印刷装置2で印刷されたシートSを搬送し、整列した状態で積み重ねるものである。この排紙装置3は、シートSの先端を保持して搬送可能に設けられた第一排紙胴31および第二排紙胴32と、各排紙胴31,32の上方に配設されて第二排紙胴32から受け取ったシートSの先端を保持して搬送可能なチェーングリッパ機構(搬送部)33と、シートSの搬送方向Rに沿って走行してチェーングリッパ機構33により搬送されるシートSを案内するベルトガイド機構34と、チェーングリッパ機構33により搬送されるシートSが積み上げられる排紙台35とを有している。
第一排紙胴31は、円柱形状に形成され、シートSの搬送方向Rにおいて、表面印刷部22の最下流側に配置された印刷ユニット22eにおける圧胴221の下流側で、圧胴221の円柱形状の外周に自身の外周を対向して配置されている。この第一排紙胴31は、外周部に2つの咥え爪31aが周方向に等間隔で設けられ、かつ円柱形状の軸を中心に図2中の時計回り方向に回転可能に設けられている。第二排紙胴32は、シートSの搬送方向Rにおいて、第一排紙胴31の下流側上方で第一排紙胴31の外周に自身の外周を対向して配置されている。この第二排紙胴32は、外周部に2つの咥え爪32aが周方向に等間隔で設けられ、かつ円柱形状の軸を中心に図2中の反時計回り方向に回転可能に設けられている。なお、表面印刷部22の最下流側の印刷ユニット22eの圧胴221は、外周部に2つの咥え爪221aが周方向に等間隔で設けられ、かつ円柱形状の軸を中心に図2中の反時計回り方向に回転可能に設けられている。
チェーングリッパ機構33は、第二排紙胴32および排紙台35の上方で、両者に架け渡されるように配置されている。第二排紙胴32の上方には、シートSの幅方向(シートSの搬送方向Rに直交する方向)で対向する一対の第一スプロケット331が回転駆動可能に支持されている。一方、排紙台35の上方には、シートSの幅方向で対向する一対の第二スプロケット332が回転可能に支持されている。本実施の形態の排紙装置3では、第二スプロケット332は、第一スプロケット331より小径に形成されているが、同径で形成されていてもよい。一対のスプロケット331,332には、それぞれ無端状のチェーン333が掛け回されている。一対のスプロケット331,332に掛け回されることで対向するチェーン333の間には、グリッパ334が設けられている。グリッパ334は、シートSの幅方向に延在して対向する各チェーン333に連結された咥え棒334a、および咥え棒334aとでシートSを挟持または解放する爪部334bを有している。爪部334bは、咥え棒334aの延在方向に所定間隔で複数設けられている。このグリッパ334は、チェーン333の環において所定間隔で複数配置されている。
ベルトガイド機構34は、チェーングリッパ機構33の下方であって、第二排紙胴32と排紙台35との間に配置されている。ベルトガイド機構34は、回転駆動可能に設けられた駆動ローラ341と、この駆動ローラ341に従動して回転可能に設けられた複数の従動ローラ342と、駆動ローラ341および複数の従動ローラ342に張架される無端状のベルト343とを備えている。駆動ローラ341および従動ローラ342は、シートSの幅方向に対して軸心を平行にして支持されている。ベルト343は、シートSの幅よりも大きい幅をなし、駆動ローラ341および従動ローラ342に張架され、チェーングリッパ機構33に対向する部位では、シートSの搬送方向Rに沿って循環移動可能に設けられている。
従って、表面印刷部22で印刷が施されたシートSは、表面印刷部22の最下流側の印刷ユニット22eにおける圧胴221の咥え爪221aにより保持された状態で、排紙装置3に至り搬送される。排紙装置3では、まず、第一排紙胴31の咥え爪31aが、圧胴221により搬送されたシートSを受け取って外周に巻き付けるように搬送し、次に、第二排紙胴32の咥え爪32aが、第一排紙胴31により搬送されたシートSを受け取って外周に巻き付けるように搬送し、チェーングリッパ機構33に受け渡す。次に、チェーングリッパ機構33は、グリッパ334で第二排紙胴32により搬送されたシートSを受け取り、チェーン333が循環移動することで、グリッパ334でシートSの前端部を狭持した状態のままシートSを排紙台35まで搬送する。そして、排紙台35の上方にてグリッパ334がシートSを解放して排紙台35上にシートSを積み重ねていく。また、チェーングリッパ機構33によってシートSを搬送するとき、ベルトガイド機構34において循環するベルト343により、グリッパ334で前端部が狭持された状態のシートSを下側から支えることでシートSの搬送を案内する。
ところで、上述の両面オフセット枚葉印刷機では、印刷装置2の裏面印刷部21にてシートSの裏面への印刷を施さずにシートSを通過させることで、シートSの表面にのみ印刷を施す片面印刷が可能である。そして、このような印刷状態の変更などにより、シートSの端が下向きにカールしてしまう場合がある。シートSがカールすると、排紙装置3において排紙台35に先に積まれたシートSの印刷面に対し、カールしたシートSの端部が接触してしまい、先に積まれたシートSに施された印刷に擦れ傷が生じることがある。
そこで、排紙装置3には、チェーングリッパ機構33により排紙台35に至りシートSを搬送する搬送経路に、カールを矯正して平坦にするカール防止装置4が設けられている。
図3は、本発明の実施の形態1にかかるカール防止装置の概略構成図、図4は図3に示す第二案内機構の支持部材を示す概斜視図である。
カール防止装置4は、図2に示すように、チェーングリッパ機構33の下方であって、第二排紙胴32とベルトガイド機構34との間であるシートSの搬送経路に配置されている。このカール防止装置4は、図3(a)に示すように、シートSを下方から吸引してシートSのカールを矯正する吸引形態をなす第一案内機構41と、図3(b)に示すようにシートSの非画線部にのみ接触してシートSの搬送を助勢する搬送補助形態をなす第二案内機構42とを備えている。
第一案内機構41は、円筒形状に形成された一対の管部材411,412を有している。管部材411は、その外周に孔部411aが穿孔されている。孔部411aは、管部材411の円筒形状の軸Cの延在方向(円筒形状の長手方向)に沿って複数並びつつ、円筒形状の放射方向の1つに向けて設けられている。また、管部材412は、その外周に孔部412aが穿孔されている。孔部412aは、管部材412の円筒形状の軸Cの延在方向(円筒形状の長手方向)に沿って複数並びつつ、円筒形状の放射方向の1つに向けて設けられている。各管部材411,412は、シートSの搬送方向Rに対して円筒形状の軸Cを直交させると共に、シートSの幅方向に亘って延在しつつ、軸Cを平行にしてシートSの搬送方向Rに沿って隣り合わせて設けられている。さらに、各管部材411,412は、各孔部411a,412aの向きを相互に交差させると共に搬送されるシートSに向くように配置される。これにより、各管部材411,412の間には、円筒形状の湾曲した外周面が下方に向かうに連れて窄まり、シートSの幅方向に亘って延在する凹溝413が形成される。なお、各管部材411,412の孔部411a,412aは、それぞれシートSの搬送方向Rで位相を同じくして配置されていることが好ましい。
また、第一案内機構41は、吸引手段414を有している。吸引手段414は、各管部材411,412にホース414aを介して吸引ポンプSPを接続するものである。ここで、ホース414aは、1つの吸引ポンプSPに一端部が接続され、二股に形成された各他端部が各管部材411,412に接続されている。また、ホース414aは、各管部材411,412の端部に接続されているか、または各管部材411,412の中間部に接続されている。
この第一案内機構41は、片面印刷が行われた場合に適用され、シートSの搬送経路に配置される。印刷状態によって、シートSは、表面が外側となるように両端が下向きにカールする場合がある。そして、カールした状態でチェーングリッパ機構(搬送部)33により搬送されるシートSは、図3(a)に示すように、カール防止装置4をなす一対の管部材411,412の上方を通過する。このとき、シートSは、管部材411,412の孔部411a,412aから、吸引ポンプSPにより吸引力が生じているため、管部材411,412側に引き寄せられて凹溝413内に入り込みながら搬送される。この結果、シートSは、凹溝413によりカールと反対方向に癖が付けられてカールが矯正される。
第二案内機構42は、棒状に形成された支持部材421を有している。支持部材421は、シートSの搬送方向Rに沿って第二排紙胴32とベルトガイド機構34との間で延在し、かつシートSの搬送方向Rに沿って凹状に湾曲形成されている。この支持部材421は、図3(b)および図4に示すように、ガイドレール422に対して取り付けられる。ガイドレール422は、シートSの搬送方向Rに対して直交し、シートSの幅方向に亘って延在した角柱形状に形成されている。このガイドレール422に対し、支持部材421は、ガイドレール422の周囲に嵌合する下向きコ字形状の嵌合部423と、嵌合部423をガイドレール422に固定するネジ部424とを有している。したがって、支持部材421は、ネジ部424を緩めて、嵌合部423をガイドレール422に沿って移動させた後、ネジ部424を締めることで、ガイドレール422の長手方向、すなわちシートSの幅方向に移動することが可能に構成されている。
また、第二案内機構42は、吐出手段425を有している。吐出手段425は、搬送されるシートSを支持部材421に押し付ける態様でエアを吐出するもので、支持部材421の上方で、支持部材421に向けて配置される吐出ノズル425aと、吐出ノズル425aにホース425bを介して接続される吐出ポンプBPとで構成されている。吐出ノズル425aは、搬送されるシートSの幅方向に沿って延在して配置され、支持部材421に向く吐出口がシートSの幅方向に沿って複数設けられているか、または支持部材421にのみエアを吐出するように設けられているか、いずれかの構成を選択することが可能である。吐出ノズル425aの選択は、シートSに印刷される絵柄に応じて替える。
この第二案内機構42は、両面印刷が行われた場合に適用され、シートSの搬送経路であって、シートSの非画線部にのみ合わせて支持部材421が配置される。ここで、非画線部は、シートSの裏面において印刷が施されていない部位であり、シートSの幅方向両端にてシートSの搬送方向Rに沿って設けられている。また、非画線部は、シートSの幅方向両端に加え、シートSの幅方向中央にてシートSの搬送方向Rに沿って設けられる場合もある。この非画線部にのみ合わせて配置される支持部材421は、シートSの幅方向にかかる寸法が、非画線部の幅よりも細く(例えば10mm程度)形成されている。また、非画線部にのみ合わせた支持部材421の位置は、支持部材421をガイドレール422に沿って移動させることにより調整される。
そして、両面印刷の場合、チェーングリッパ機構(搬送部)33により搬送されるシートSは、図3(b)に示すように、支持部材421の上方を通過する。このとき、シートSが支持部材421の上側に接触するが、この支持部材421はシートSの非画線部にのみ合わせて配置されているため、シートSの裏面に施された印刷に擦り傷は生じない。しかも、支持部材421は、シートSの搬送方向Rに沿って凹状に湾曲形成されており、この支持部材421に接触するシートSには、吐出手段425により支持部材421に向けて上方からエアが吐出されている。このため、シートSは、その搬送方向Rに沿って凹状に湾曲されて幅方向に沿って腰が付きながらチェーングリッパ機構33により搬送される。
なお、図には明示しないが、支持部材421は、シートSの搬送方向に沿って凸状に湾曲形成されていてもよい。この場合、この支持部材421の位置では、シートSが凸状に湾曲されて幅方向に沿って腰が付く。
また、支持部材421は、鋼材(例えば、ステンレスやアルミ)で構成されていたり、表面にフッ素樹脂加工が施されていたりすることで、シートSが接触した際の摩擦抵抗を低減することが、シートSを安定して搬送するうえで好ましい。
このように、実施の形態1のカール防止装置4によれば、片面印刷の場合は、第一案内機構41により吸引形態をなすことにより、シートSを下方から吸引してカールを矯正することが可能になる。一方、両面印刷の場合には、第二案内機構42により搬送補助形態をなすことにより、シートSの非画線部にのみ接触しつつシートSの搬送を助勢するので、シートSの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐことが可能になる。
特に、実施の形態1のカール防止装置4によれば、支持部材421は、シートSの搬送方向Rに沿って凹状または凸状に湾曲形成されており、この支持部材421に接触するシートには、吐出手段425により支持部材421に向けてエアが吐出されている。このため、シートSは、その搬送方向Rに沿って凹状または凸状に湾曲しながら搬送される。この結果、例えば、非画線部がシートSの幅方向両端にてシートSの搬送方向Rに沿って設けられていても、この非画線部に合わせて配置された支持部材421により、シートSが凹状または凸状に湾曲されて幅方向に沿って腰が付くので、支持部材421が配置されていない部位(画線部)でシートSが下方に落ち込むことがなく、シートSを安定して搬送することが可能になる。
また、実施の形態1のカール防止装置4によれば、支持部材421をガイドレール422に沿って移動させることにより、シートSの非画線部にのみ合わせる支持部材421の配置を容易に調整することが可能になる。
さらに、実施の形態1のカール防止装置4によれば、吸引形態において、第一案内機構41の孔部411a,412aは、シートSの搬送方向Rに対して円筒形状の軸Cを直交し、シートSの幅方向に亘って延在して配置された管部材411,412において、軸Cの延在方向(円筒形状の長手方向)に沿って複数並んで設けられている。このため、吸引力は、シートSの幅方向に亘って作用することになる。この結果、シートSのカールを矯正するに十分な吸引力を得ることが可能である。しかも、各管部材411,412に接続されるホース414aは、吸引形態において、各管部材411,412から吸引ポンプSPに至る構成だけであるため、カール防止装置4のスペース効率を向上することが可能になる。特に、印刷機の構成上、カール防止装置4の配置域に制限がある場合でも、ホース414aを配管することが可能である。
また、本実施の形態1のカール防止装置4が適用された排紙装置3によれば、片面印刷の場合は、カール防止装置4を吸引形態としてシートSのカールを防止する一方、両面印刷の場合には、カール防止装置4を搬送補助形態としてシートSの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐ。この結果、片面印刷および両面印刷に対応してシートSを適宜排紙することが可能になる。
また、本実施の形態1のカール防止装置4が適用された排紙装置3を備えた両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、片面印刷の場合は、排紙装置3のカール防止装置4を吸引形態としてシートSのカールを防止する一方、両面印刷の場合には、排紙装置3のカール防止装置4を搬送補助形態としてシートSの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐ。この結果、片面印刷および両面印刷に対応してシートSを適宜排紙して、良質の印刷を行うことが可能になる。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2にかかるカール防止装置の概略構成図である。
この実施の形態2のカール防止装置4’は、上述した実施の形態1で説明した両面オフセット枚葉印刷機における排紙装置3に適用され、図2に示すように、チェーングリッパ機構33の下方であって、第二排紙胴32とベルトガイド機構34との間であるシートSの搬送経路に配置されている。
このカール防止装置4’は、上述した実施の形態1で説明したカール防止装置4と同様に、シートSを下方から吸引してシートSのカールを矯正する吸引形態(図3(a)参照)をなす第一案内機構41と、図5に示すように、シートSの非画線部にのみ接触してシートSの搬送を助勢する搬送補助形態をなす第二案内機構42’とを備えている。このように、実施の形態2のカール防止装置4’は、実施の形態1のカール防止装置4に対し第二案内機構をなす構成のみ異なる。したがって、本実施の形態2では、実施の形態1のカール防止装置4と同等部分に同一の符号を付してその説明を省略し、実施の形態1の第二案内機構42に異なる構成のみ説明する。
第二案内機構42’は、支持部材421が、内部を中空に形成され、搬送されるシートSに向く態様でシートSの搬送方向Rに沿って複数の孔部421aが穿孔されている。また、第二案内機構42’は、支持部材421の内部に接続される吸引手段426を有している。吸引手段426は、支持部材421の内部にホース426aを介して吸引ポンプSPを接続するものである。
この第二案内機構42’は、両面印刷が行われた場合に適用され、シートSの搬送経路であって、シートSの非画線部にのみ合わせて配置される。ここで、非画線部は、印刷が施されていない部位であり、シートSの幅方向両端にてシートSの搬送方向Rに沿って設けられる。また、非画線部は、シートSの幅方向中央にてシートSの搬送方向Rに沿って設けられる場合もある。このシートSの非画線部にのみ合わせた支持部材421の配置は、支持部材421をガイドレール422に沿って移動させることにより調整される。
そして、両面印刷の場合、チェーングリッパ機構(搬送部)33により搬送されるシートSは、図5に示すように、カール防止装置4’の上方を通過する。このとき、シートSが支持部材421の上側に接触するが、支持部材421はシートSの非画線部にのみ合わせて配置されているため、シートSの裏面に施された印刷に擦り傷は生じない。しかも、支持部材421は、シートSの搬送方向Rに沿って凹状または凸状に湾曲形成されており、この支持部材421に接触するシートSには、吐出手段425により支持部材421に向けて上方からエアが吐出されている。このため、シートSは、その搬送方向Rに沿って凹状または凸状に湾曲しながらチェーングリッパ機構33により搬送される。
また、支持部材421は、鋼材(例えば、ステンレスやアルミ)で構成されていたり、表面にフッ素樹脂加工が施されていたりすることで、シートSが接触した際の摩擦抵抗を低減することが、シートSを安定して搬送するうえで好ましい。
このように、実施の形態2のカール防止装置4’によれば、片面印刷の場合は、第一案内機構41により吸引形態をなすことにより、シートSを下方から吸引してカールを矯正することが可能になる。一方、両面印刷の場合には、第二案内機構42’により搬送補助形態をなすことにより、シートSの非画線部にのみ接触しつつシートSの搬送を助勢するので、シートSの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐことが可能になる。
また、実施の形態2のカール防止装置4’によれば、支持部材421は、シートSの搬送方向Rに沿って凹状または凸状に湾曲形成されており、この支持部材421に接触するシートには、吐出手段425により支持部材421に向けてエアが吐出されている。このため、シートSは、その搬送方向Rに沿って凹状または凸状に湾曲しながら搬送される。この結果、例えば、非画線部がシートSの幅方向両端にてシートSの搬送方向Rに沿って設けられていても、この非画線部に合わせて配置された支持部材421により、シートSが凹状または凸状に湾曲されて幅方向に沿って腰が付くので、支持部材421が配置されていない部位(画線部)でシートSが下方に落ち込むことがなく、シートSを安定して搬送することが可能になる。
また、実施の形態2のカール防止装置4’によれば、支持部材421をガイドレール422に沿って移動させることにより、シートSの非画線部にのみ合わせる支持部材421の配置を容易に調整することが可能になる。
特に、実施の形態2のカール防止装置4’では、支持部材421に接触するシートSは、吸引手段426による孔部421aからの吸引力により支持部材421に吸引される。このため、シートSは、支持部材421にさらに接触しやすくなる。この結果、シートSが凹状または凸状に湾曲されやすくなり、確実に腰が付くので、シートSをさらに安定して搬送することが可能である。
さらに、実施の形態2のカール防止装置4’によれば、吸引形態において、第一案内機構41の孔部411a,412aは、シートSの搬送方向Rに対して円筒形状の軸Cを直交し、シートSの幅方向に亘って延在して配置された管部材411,412において、軸Cの延在方向(円筒形状の長手方向)に沿って複数並んで設けられている。このため、吸引力は、シートSの幅方向に亘って作用することになる。この結果、シートSのカールを矯正するに十分な吸引力を得ることが可能である。しかも、各管部材411,412に接続されるホース414aは、吸引形態において、各管部材411,412から吸引ポンプSPに至る構成だけであるため、カール防止装置4’のスペース効率を向上することが可能になる。特に、印刷機の構成上、カール防止装置4’の配置域に制限がある場合でも、ホース414aを配管することが可能である。
また、本実施の形態2のカール防止装置4’が適用された排紙装置3によれば、片面印刷の場合は、カール防止装置4’を吸引形態としてシートSのカールを防止する一方、両面印刷の場合には、カール防止装置4’を搬送補助形態としてシートSの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐ。この結果、片面印刷および両面印刷に対応してシートSを適宜排紙することが可能になる。
また、本実施の形態2のカール防止装置4’が適用された排紙装置3を備えた両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、片面印刷の場合は、排紙装置3のカール防止装置4’を吸引形態としてシートSのカールを防止する一方、両面印刷の場合には、排紙装置3のカール防止装置4’を搬送補助形態としてシートSの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐ。この結果、片面印刷および両面印刷に対応してシートSを適宜排紙して、良質の印刷を行うことが可能になる。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3にかかる両面印刷機の概略構成図である。なお、本実施の形態3において、上述した実施の形態1で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施の形態3にかかり両面印刷機としての両面オフセット枚葉印刷機は、図6に示すように、実施の形態1に対し印刷装置5が異なる。
印刷装置5は、裏面印刷部51と、表面印刷部52とで構成され、給紙装置1と排紙装置3との間に、裏面印刷部51と表面印刷部52とが反転部53により直列に連結されている。裏面印刷部51は、4つの印刷ユニット51a,51b,51c,51dにより構成されている。表面印刷部52は、4つの印刷ユニット52a,52b,52c,52dにより構成されている。また、反転部53は、両面印刷を実施するとき、印刷の途中でシートSの表裏と搬送方向を反転させるものであり、2つの中間胴53a,53bと反転胴53cとから構成されている。
このような構成の両面印刷機では、給紙装置1から裏面印刷部51にシートSが供給されると、まず、この裏面印刷部51にて、4色のインキ(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)が、印刷ユニット51a,51b,51c,51dごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの裏面に対して転写される。その後、裏面に印刷が施されたシートSが反転部53にて、中間胴53bから反転胴53cに渡されるとき、シートSの表裏と搬送方向が反転させられ、表面印刷部52に搬送される。そして、この表面印刷部52にて、前述した裏面印刷部51での印刷工程と同じように、4色のインキが、印刷ユニット52a,52b,52c,52dごとに、版胴およびブランケット胴を介して印刷面となるシートSの表面に対して転写される。そして、表裏に印刷が施されたシートSは、排紙装置3にて排出される。すなわち、この両面オフセット枚葉印刷機では、シートSの裏面に印刷を施した後、このシートSを反転させ、そのシートSの表面に印刷を施すことができる。
このように構成された両面オフセット枚葉印刷機において、排紙装置3に上述したカール防止装置4,4’が適用される。
したがって、実施の形態3の両面オフセット枚葉印刷機(両面印刷機)によれば、片面印刷の場合は、排紙装置3のカール防止装置4,4’を吸引形態としてシートSのカールを防止する一方、両面印刷の場合には、排紙装置3のカール防止装置4,4’を搬送補助形態としてシートSの裏面に施された印刷に擦り傷が生じる事態を防ぐ。この結果、片面印刷および両面印刷に対応してシートSを適宜排紙して、良質の印刷を行うことが可能になる。
以上のように、本発明にかかるカール防止装置は、片面印刷時にシートのカールを防止し、両面印刷時にはシートの裏面に施された印刷への擦り傷を防ぐことに適し、このカール防止装置を適用された排紙装置は、片面印刷および両面印刷に対応してシートを適宜排紙することに適し、この排紙装置を備えた両面印刷機は、片面印刷および両面印刷に対応して良質の印刷を行うことに適用している。
1 給紙装置
2 印刷装置
21 裏面印刷部
22 表面印刷部
23 連接部
3 排紙装置
31 第一排紙胴
31a 咥え爪
32 第二排紙胴
32a 咥え爪
33 チェーングリッパ機構
331 第一スプロケット
332 第二スプロケット
333 チェーン
334 グリッパ
334a 咥え棒
334b 爪部
34 ベルトガイド機構
341 駆動ローラ
342 従動ローラ
343 ベルト
35 排紙台
4,4’ カール防止装置
41 第一案内機構
411,412 管部材
411a,412a 孔部
413 凹溝
414 吸引手段
414a ホース
42,42’ 第二案内機構
421 支持部材
421a 孔部
422 ガイドレール
423 嵌合部
424 ネジ部
425 吐出手段
425a 吐出ノズル
425b ホース
426 吸引手段
426a ホース
5 印刷装置
51 裏面印刷部
52 表面印刷部
53 反転部
C 軸
R 搬送方向
S シート
BP 吐出ポンプ
SP 吸引ポンプ

Claims (6)

  1. 搬送されるシートを吸引して前記シートのカールを矯正する吸引形態をなす第一案内機構と、
    前記シートの非画線部にのみ接触すると共に前記シートの搬送方向に沿って凹状または凸状に湾曲形成された支持部材、および搬送される前記シートを前記支持部材に押し付ける態様でエアを吐出する吐出手段からなり、前記シートの搬送を助勢する搬送補助形態をなす第二案内機構と、
    を備え、各前記案内機構を前記シートの印刷状態に対応させて前記シートの搬送経路に配置することを特徴とするカール防止装置。
  2. 前記支持部材は、搬送される前記シートの幅方向に沿って延在して配置されたガイドレールに沿って移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカール防止装置。
  3. 前記第二案内機構は、前記支持部材が、内部を中空に形成されると共に搬送される前記シートに向く態様で孔部が穿孔され、かつ前記支持部材の内部に接続される吸引手段を有したことを特徴とする請求項1または2に記載のカール防止装置。
  4. 前記第一案内機構は、
    円筒形状の軸の延在方向に沿って複数並びつつ前記円筒形状の放射方向の1つに向けて孔部が穿孔された一対の管部材と、
    各前記管部材に接続される吸引手段と、
    を有し、各前記管部材が、前記シートの搬送方向に対して前記軸を直交させると共に前記シートの幅方向に亘って延在しつつ前記軸を平行にして隣り合わせて設けられ、かつ各前記孔部の向きを相互に交差させると共に搬送される前記シートに向く態様で配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のカール防止装置。
  5. シートが積み重ねられる排紙台と、前記シートを前記排紙台に一枚ずつ搬送する搬送部とを備えた排紙装置において、
    前記搬送部における前記シートの搬送経路に、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載のカール防止装置を配置したことを特徴とする排紙装置。
  6. 給紙装置と排紙装置との間に、シートの表面に印刷を施す表面印刷部と、前記シートの裏面に印刷を施す裏面印刷部が直列に配置される両面印刷機において、
    前記排紙装置は、シートが積み重ねられる排紙台と、前記シートを前記排紙台に一枚ずつ搬送する搬送部とを備えると共に、
    前記搬送部における前記シートの搬送経路に、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載のカール防止装置を配置したことを特徴とする両面印刷機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013164510A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Ryobi Ltd 印刷機
JP2014156056A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Fujifilm Corp 画像形成装置及び画像形成方法
CN111824810A (zh) * 2019-04-23 2020-10-27 施乐公司 模块稳健与纸材卷曲之间的介质处理

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