JP2007099446A - コンベヤ式uv乾燥装置及びその排紙方法 - Google Patents

コンベヤ式uv乾燥装置及びその排紙方法 Download PDF

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Abstract

【課題】工場のスペースを有効に利用でき、しかも印刷機のチェーンデリバリのようなスムーズな排紙が可能になるコンベヤ式UV乾燥装置を提供する。
【解決手段】コンベヤ式UV乾燥装置は、印刷を終えた枚葉紙PをUV乾燥用コンベヤ7で移動させながらUV(紫外線光)を照射する。そして、コンベヤ式UV乾燥装置は、UV乾燥用コンベヤ7から排出される枚葉紙Pを、枚葉紙Pの進行方向と直交する方向(直交方向)に移動させる直交コンベヤ15と、直交コンベヤ15から排出される枚葉紙Pが積み重ねられる排紙台16と、を備える。オペレータは排紙台16の直交方向である印刷機の操作側から枚葉紙Pを取り出せる。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷を終えた枚葉紙をUV乾燥用コンベヤで移動させながらUV(紫外線光)を照射するコンベヤ式UV乾燥装置及びその排紙方法に関する。
通常の油性インキで印刷した印刷物は、油性インキが酸素を吸収する酸化重合という形で硬化乾燥する。完全にインキが硬化するまでには例えば24時間から36時間程度かかるので、この間は裁断や丁合もできずに、印刷物を放置しておく必要がある。
これに対してUV乾燥装置は、UVインキで印刷した印刷物の表面にUVランプからUV(紫外線光)を照射することによって、瞬時にUVインキを硬化乾燥させる。それゆえ、UV乾燥装置から排紙された印刷物を直ちに加工することができるという利点がある。
新品の印刷機を購入すると、UV乾燥装置が組み込まれている印刷機を導入することができる。しかし、印刷機を取り替えるのにはどうしてもコストがかかってしまう。印刷機を取り替えずに済むように、発明者は図1に示される既存の印刷機に装着することができるコンベヤ式UV乾燥装置を開発した(非特許文献1参照)。このコンベヤ式UV乾燥装置は、既存のオフセット印刷機1の排紙部1aに装着される。そして、印刷を終えた枚葉紙にUVランプ2でUV(紫外線光)を照射させながら、UV乾燥用コンベヤ3で移動させ、インキ硬化後の枚葉紙Pを排紙台5に積み重ねる。
コンベヤ式UV乾燥装置のパンフレット
印刷機にUV乾燥装置を装着した上でさらに排紙のためのスペースを取ると、印刷会社の工場内の空きスペースに収まらなくなることがある。なぜならば、印刷機自体がその構造上、給紙部から排紙部に向かってオペレータからみて左右方向に長く、左右方向に極端に広いスペースを必要とするし、UV乾燥装置を組み込むとさらに長くなるからである。
しかも、図2に示されるように、UV乾燥用コンベヤ3から排出される枚葉紙Pを排紙台5に積み重ねようとしても、枚葉紙Pの姿勢が紙クセ、紙腰等の強さで上手く揃わないことがある。なぜならば、UV乾燥用コンベヤ3から排出される枚葉紙P1が排紙台5に搬送されるときに、枚葉紙P1が理想の軌道tから弛んでその先端部が積み重ねられた枚葉紙P2上を滑り、枚葉紙P2に微妙に引っ掛かるからである。腰のある厚紙であれば、弛みも発生しなくて排出されるが、腰の弱い薄紙は弛みも発生しやすく、揃えるのが難しい。印刷機のチェーンデリバリであれば、紙の先端をくわえて移動させるので、排紙台の一定位置に枚葉紙を移動させることができるので、スムーズに排紙できる。それゆえ、印刷機のチェーンデリバリのようなスムーズな排紙機構が望まれる。
そこで、本発明は工場のスペースを有効に利用でき、しかも印刷機のチェーンデリバリのようなスムーズな排紙が可能になるコンベヤ式UV乾燥装置及びその排紙方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、印刷を終えた枚葉紙をUV乾燥用コンベヤで移動させながらUV(紫外線光)を照射するコンベヤ式UV乾燥装置であって、前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、枚葉紙の進行方向と直交する方向(直交方向)に移動させる直交コンベヤと、前記直交コンベヤから排出される枚葉紙が積み重ねられる排紙台と、を備え、オペレータが前記排紙台の前記直交方向から枚葉紙を取り出せることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンベヤ式UV乾燥装置において、前記直交コンベヤは、両端のベルト車の間に環状のベルトをかけたベルトコンベヤであり、前記ベルトには、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口が設けられ、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着し、その後、前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動し、その後、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、前記枚葉紙を前記排紙台に落下させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のコンベヤ式UV乾燥装置において、前記コンベヤ式UV乾燥装置は、UV乾燥機能を持たない既存の印刷機の排紙部に装着されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、印刷を終えた枚葉紙をUV乾燥用コンベヤで移動させながらUV(紫外線光)を照射するコンベヤ式UV乾燥装置用の排紙方法であって、前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、枚葉紙の進行方向と直交する方向(直交方向)に移動させる移動工程と、前記直交方向に移動された枚葉紙を排紙台に積み重ねる積重ね工程と、を備え、前記排紙台の前記直交方向から枚葉紙を取り出せることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、工場内のスペースを確保し易い排紙台の直交方向、すなわち印刷機の操作側に排紙台の排紙口を確保できるので、枚葉紙の進行方向に印刷機の排紙側エリアが少ない工場にもUV乾燥装置を設置できる。そのうえ、印刷物のインキはコンベヤ式UV乾燥装置により既に乾燥・硬化しているので、直交コンベヤで枚葉紙を搬送しても、枚葉紙がインキで汚れたり、裏付きしたりすることもない。
請求項2に記載の発明によれば、たとえ薄い枚葉紙であっても、直交コンベヤが印刷機のチェーンデリバリのように排紙台の一定位置に枚葉紙を搬送することができる。それゆえ、スムーズな排紙が可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、既に印刷機が設置された工場に後からUV乾燥装置を設置する場合に、工場内のスペースを有効に利用することができる。
請求項4に記載の発明によれば、工場内のスペースを確保し易い排紙台の直交方向、すなわち印刷機の操作側に排紙台の排紙口を確保できるので、枚葉紙の進行方向に印刷機の排紙側エリアが少ない工場にもUV乾燥装置を設置できる。そのうえ、印刷物のインキはコンベヤ式UV乾燥装置により既に乾燥・硬化しているので、直交コンベヤで枚葉紙を搬送しても、枚葉紙がインキで汚れたり、裏付きしたりすることもない。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図3は本発明の一実施形態のコンベヤ式UV乾燥装置が装着される印刷機11の工場内のレイアウトを示す。印刷機11自体はその構造上、給紙部から排紙部に向かってオペレータからみて左右方向に長い。基本4色から5,6,8色のカラー印刷ができるほど、印刷機11は長くなる。図3の右側が供給側エリアで、枚葉紙が積まれ、図3の左側が排紙側エリアになる。工場によっては、印刷機11の排紙側エリアに充分なスペースが取れないことがある。この実施形態のコンベヤ式UV乾燥装置は、排紙側エリアに充分なスペースが取れない印刷機11に装着される。
コンベヤ式UV乾燥装置は、印刷を終えた枚葉紙をUV乾燥用コンベヤ7で移動させながらUV(紫外線光)を照射する。そして、UV乾燥用コンベヤ7から排出される枚葉紙を、枚葉紙の進行方向8と直交する方向(直交方向9)に移動させ、直交方向9に移動させた枚葉紙を排紙台10に積み重ねる。工場内のスペースを確保し易い排紙台10の直交方向、すなわち印刷機11の操作側(o.ps)に排紙台10の排紙口を確保できるので、排紙側エリアに充分なスペースを確保することができ、オペレータが排紙された枚葉紙を取り出すときの作業性が向上する。
図4及び図5は枚葉オフセット印刷機の斜視図を示す。枚葉オフセット印刷機は周知のオフセット印刷法で枚葉紙に印刷を行う。印刷胴で印刷を終え、最終圧胴から離された枚葉紙はチェーンデリバリにより排紙部まで搬送される。排紙部には、圧胴から離された枚葉紙をチェーンデリバリにより一端上昇させた後に排紙するハイパイル式(図4参照)と、そのまま略水平方向に搬送するローパイル式(図5参照)とがある。ハイパイル式の印刷機はローパイル式の印刷機に比べて排紙台に多量の枚葉紙を積める。本発明のコンベヤ式UV乾燥装置は、ハイパイル式の印刷機に装着されてもよいし、ローパイル式の印刷機に装着されてもよい。また本発明のコンベヤ式UV乾燥装置は、A3ワイド縦・横、菊半裁、菊全判等の様々な原紙サイズの枚葉紙を処理することができる。
図6及び図7はコンベヤ式UV乾燥装置の詳細図を示す。図6は平面図を、図7は側面図をそれぞれ示す。上述のように、印刷機11のチェーンデリバリ11aの爪装置は、圧胴の爪から枚葉紙を受け継ぎ、排紙部で爪を開いて枚葉紙を落下させる。印刷機11の排紙部に装着されたUV乾燥用コンベヤ7は、落下する枚葉紙を受け取り、印刷機11の軸方向、すなわち枚葉紙Pの進行方向に枚葉紙Pを移動させる。
UV乾燥用コンベヤ7の上方にはUVランプ12が配置される。UV乾燥用コンベヤ7が枚葉紙PをUVランプ12の下を移動させる最中に、UVランプ12が枚葉紙Pの表面にUV(紫外線光)を照射して、瞬時にUVインキを硬化乾燥させる。UV乾燥用コンベヤ7は、両端のベルト車13a,13bの間に環状ベルト14を掛け渡したもので、循環するベルト14の上に枚葉紙Pを載せて搬送する。UV乾燥用コンベヤ7にチェーンデリバリではなく、ベルトコンベヤを用いたのは以下の理由による。チェーンデリバリを用いると、印刷機11のチェーンデリバリ11aの爪装置と枚葉紙Pを受け渡すタイミングを取らなければならず、枚葉紙Pの受け渡しが困難になる。また、枚葉紙Pの受け渡しの際に印刷機11のチェーンデリバリ11aの爪装置に衝撃が生じ、この衝撃がチェーンを伝わって圧胴等に伝わり、印刷面に線が出たりするとかの障害が生じるおそれがあるからである。
UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙Pは直交コンベヤ15に受け渡される。直交コンベヤ15は枚葉紙Pを直交方向に移動させ、直交コンベヤ15から排出される枚葉紙Pを排紙台16に積み重ねる。
この直交コンベヤ15の構成について詳述する。図6に示されるように、直交コンベヤ15は枚葉紙Pの進行方向に直交する方向に伸びる三機のベルトコンベヤからなる。各ベルトコンベヤは、両端の原動車19と従動車20の間に環状ベルト21をかけたものであり、枚葉紙PをUV乾燥用コンベヤ7から吸い上げて排紙台16まで搬送する。枚葉紙Pを正確に送ることができるように、ベルト21にはタイミングベルトが用いられ、原動車19及び従動車20にはタイミングベルトに噛み合うタイミングプーリが用いられる。原動車19はモータ23によって回転駆動される。モータ23と原動車19との間には、モータ23からの動力を原動車19に断続的に伝達するクラッチブレーキ24が介在される。例えば印刷機11から8,000〜9,000枚/時の枚葉紙Pが排出されるとすると、1秒間に2.2〜2.5枚の枚葉紙Pを搬送しなければならない。モータ23の起動・停止では枚葉紙Pの処理が間に合わないから、それゆえ、モータ23を高速回転させたままで、クラッチブレーキ24がベルトコンベヤを駆動・停止させる。ベルトコンベヤを停止させるとき、慣性の影響をなくすために、クラッチブレーキ24はモータ23の動力を断続すると同時に原動車19にブレーキをかける。
枚葉紙PがUV乾燥用コンベヤ7によって所定位置まで搬送されると、枚葉紙Pが当て板17に当接してセンサ18が働く。所定位置まで搬送された枚葉紙Pの下には、複数の吹上げノズルが配置されていて、センサ18が働くと、吹上げノズルからエアーが吹き出して枚葉紙Pが浮き上がる。ここで、センサ18が働いてから吹上げノズルが作動するまでにはタイムラグがあり、この間UV乾燥用コンベヤ7上の枚葉紙Pは僅かに移動している。このため、このタイムラグを見込して枚葉紙Pが当て板17まで搬送される直前にセンサが作動するようにセンサ位置が調整される。
図8は直交コンベヤ15による枚葉紙Pの搬送方法の概略図を示す。直交コンベヤ15はUV乾燥用コンベヤ7により搬送された枚葉紙Pを吸着し、排紙台まで搬送する。直交コンベヤのベルト21には、吸い口が設けられる。ベルト21は、吸引通路が形成されたコンベヤ本体22に接しながら循環できる。コンベヤ本体22の吸引通路にはバキュームポンプが接続される。吸い口がコンベヤ本体22を通過している間は、ベルト21の吸い口から空気が吸引され、吸い口で枚葉紙Pを吸着できる状態になっている。
吹上げノズルによって浮き上がった枚葉紙Pは直交コンベヤ15の吸い口に吸着される。吸い口が枚葉紙Pを吸着するとき、直交コンベヤ15は停止している。枚葉紙Pは乾燥しているし、直交コンベヤ15のベルト21は停止しているので、印刷面に傷が付くことがない。直交コンベヤ15が枚葉紙Pを吸着するのと同時にベルト21が循環し、枚葉紙Pを排紙台16まで搬送する。直交コンベヤ15は、吸着した枚葉紙Pを排紙台16まで搬送したら再度停止し、枚葉紙Pを吸着するのを止めて排紙台16に落下させる。直交コンベヤ15が枚葉紙Pを吸着して移動させるので、印刷機のチェーンデリバリのように排紙台16の一定位置に枚葉紙Pを移動させることができる。
なお、直交コンベヤ15が枚葉紙Pを吸着したとき、次の枚葉紙PがUV乾燥用コンベヤ7によって直交コンベヤ15の下方まで搬送されている。次の枚葉紙Pを直交コンベヤ15の下方に搬送させておくのは、スピードが速い枚葉紙Pの処理に対応できるようにするためである。
図6に示されるように、直交コンベヤ15により搬送された枚葉紙Pは排紙台16に落下する。排紙台16の前後にはガイド板27,28が設けられ、このガイド板27,28に沿って落下させることで、枚葉紙Pが前後方向に揃えられる。枚葉紙Pの左右方向は突き揃え板29を往復運動させて揃える。枚葉紙Pを揃えた後、積み重ねられた枚葉紙Pの量をセンサで測定し、枚葉紙Pの量に応じて排紙台16が段々下降する。
排紙台16が昇降する機構を説明する。図9は枚葉紙Pの進行方向からみたコンベヤ式UV乾燥装置の側面図を示し、図10は昇降機構の詳細図(図10(a)は平面図、図10(b)は側面図)を示す。排紙台16の左右には、一対の柱フレーム31,31が設けられる。一対の柱フレーム31,31間には、ブロック32が垂直方向にスライド可能に介在される。このブロック32に排紙台16が取り付けられている。
図10(a)に示されるように、ブロック32は二つに割れており、二つのブロック32a,32bの結合部に切欠き32cが形成される。一方、柱フレーム31には側面板33が取り付けられ、この側面板33が切欠き32cに嵌る。すなわち、ブロック32の切欠き32cが側面板33に嵌ったままブロック32が柱フレーム31に対して昇降する。なお、図10(b)に示されるように、側面板33は排紙部の上部のみにしか設けられていないので、柱フレーム31には、側面板33が切れたところにブロック32の切欠き32cに嵌る案内板34が取り付けられる。排紙台16には枚葉紙Pが積み重ねられるので、重量がかかる。ブロック32にかかるモーメント荷重を受けることができるように、ブロック32には、側面板33又は案内板34を挟んでコロ35が取り付けられる。
ブロック32にはアーム部36が形成され、このアーム部36に排紙台16が載せられる。ブロック32はチェーン37で吊り下げられる。チェーン37の他端にはスプロケット38を介してウェイト39(図9参照)が吊り下げられる。モータでスプロケット38を回転させて排紙台16を上下させる。
なお、排紙台は四本のチェーンによって吊り下げられ、一定の高さまで紙が積まれると自動的に下降し、紙の上面高さが一定範囲に収まるように制御されてもよい。
排紙台16に枚葉紙Pが一杯になると、オペレータが排紙台16を交換できるように制御装置が排紙台16を下降させる。このとき制御装置は、ブザーでオペレータに排紙台16の満杯を知らせる。オペレータは排紙台16に詰まれた枚葉紙Pを、印刷機11の操作側から取り出す。その後、オペレータは新しい排紙台16をセットする。
図11ないし図13は、直交コンベヤ15の吸い口の二つの種類を示す。一つは(a)に示されるように、ベルト21の全体に吸い口45を空けたタイプである。もう一つは(b)に示されるように、ベルト21を二等分又は三等分し、そこに吸い口46を設けたタイプである。
ベルト21の全体に吸い口45を空ける場合、図12(a)に示されるように枚葉紙Pはその全体がベルト21に吸着される。枚葉紙Pの印刷面は乾燥しているので、枚葉紙Pの印刷面を吸着しても印刷面が汚れることはない。
ベルト21を二等分又は三等分し、そこに吸い口46を設ける場合、図11(b)に示されるように、ベルト21の全長は吸着点から離点までの距離Lの二倍又は三倍になる。等分するのは、ベルト21の回転速度を抑えるためである。このタイプのベルトコンベヤは、図12(b)に示されるように、印刷機のチェーンデリバリ47と同様に吸い口46が枚葉紙Pの端部を吸着して搬送する。印刷物の端部は仕上げ代で空白部である。それゆえ、非印刷面を吸着して搬送することができる。
図13は、直交コンベヤ15の断面図を示す。図8において説明したように、コンベヤ本体22には吸引通路22aが形成され、この吸引通路22aにはバキュームポンプが接続される。ベルト21は、吸引通路22aが形成されたコンベヤ本体22に接しながら循環できる。吸い口45,46がコンベヤ本体22の吸引通路22を通過している間は、ベルト21の吸い口45,46から空気が吸引され、吸い口45,46で枚葉紙Pを吸着できる状態になっている。一方、ベルト21の吸い口45,46がコンベヤ本体22の吸引通路22を通過した後は、吸い口45,46が枚葉紙Pを吸着することなく、離す。図13(b)に示されるベルトコンベヤでは、吸い口46がベルト21の二箇所又は三箇所のみに配置されるので、吸い口46の吸着力を上げる必要がある。このため、吸い口46にバキューム漏れをおこさないようにフット(ゴムの吸口)を用いている。
従来のコンベヤ式UV乾燥装置を示す断面図。 従来のコンベヤ式UV乾燥装置の排紙方法を示す概略図。 本発明の一実施形態のコンベヤ式UV乾燥装置が装着される印刷機の工場内のレイアウトを示す平面図。 ハイパイル式の枚葉オフセット印刷機の斜視図。 ローパイル式の枚葉オフセット印刷機の斜視図。 本発明の一実施形態のコンベヤ式UV乾燥装置の平面図。 上記コンベヤ式UV乾燥装置の側面図。 直交コンベヤによる枚葉紙の搬送方法の概略図。 図8のIX矢視図。 昇降機構の詳細図(図10(a)は平面図、図10(b)は側面図)。 直交コンベヤの吸い口を示す図(図11(a)はベルトの全体に吸い口を空けたタイプを示し、図11(b)はベルトを二等分又は三等分し、そこに吸い口を設けたタイプを示す)。 吸い口で枚葉紙を吸着している状態示す図(図12(a)はベルトの全体に吸い口を空けたタイプを示し、図12(b)はベルトを二等分又は三等分し、そこに吸い口を設けたタイプを示す)。 直交コンベヤの断面図(図13(a)はベルトの全体に吸い口を空けたタイプを示し、図13(b)はベルトを二等分又は三等分し、そこに吸い口を設けたタイプを示す)。
符号の説明
11…印刷機
15…直交コンベヤ
16…排紙台
21…ベルト
45,46…吸い口

Claims (4)

  1. 印刷を終えた枚葉紙をUV乾燥用コンベヤで移動させながらUV(紫外線光)を照射するコンベヤ式UV乾燥装置であって、
    前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、前記UV乾燥用コンベヤが枚葉紙を移動させる方向と直交する方向(直交方向)に移動させる直交コンベヤと、
    前記直交コンベヤから排出される枚葉紙が積み重ねられる排紙台と、を備え、
    オペレータが前記排紙台の前記直交方向から枚葉紙を取り出せることを特徴とするコンベヤ式UV乾燥装置。
  2. 前記直交コンベヤは、両端のベルト車の間に環状のベルトをかけたベルトコンベヤであり、
    前記ベルトには、空気を吸引して枚葉紙を吸着する吸い口が設けられ、
    前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引して枚葉紙を吸着し、その後、前記ベルトを循環させて枚葉紙を移動し、その後、前記ベルトの前記吸い口が空気を吸引することなく、前記枚葉紙を前記排紙台に落下させることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤ式UV乾燥装置。
  3. 前記コンベヤ式UV乾燥装置は、UV乾燥機能を持たない既存の印刷機の排紙部に装着されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンベヤ式UV乾燥装置。
  4. 印刷を終えた枚葉紙をUV乾燥用コンベヤで移動させながらUV(紫外線光)を照射するコンベヤ式UV乾燥装置用の排紙方法であって、
    前記UV乾燥用コンベヤから排出される枚葉紙を、枚葉紙の進行方向と直交する方向(直交方向)に移動させる移動工程と、
    前記直交方向に移動された枚葉紙を排紙台に積み重ねる積重ね工程と、を備え、
    前記排紙台の前記直交方向から枚葉紙を取り出せることを特徴とするコンベヤ式UV乾燥装置の排紙方法。
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