JP2007098277A - 青果物選別システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】青果物が載置されるコンテナ40と、該コンテナ40を搬送する搬送手段36、35と、赤外分光光度計を利用して、コンテナ40に載置された青果物6の残留農薬濃度を測定する残留農薬検知手段20と、該残留農薬検知手段20の下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物6を選別する農薬選別装置22と、を具備した青果物選別システム1において、前記コンテナ40底部に単数又は複数の開口部40aを設け、残留農薬検知手段20による青果物6の残留農薬濃度測定を、該開口部40aを介して行なう。
【選択図】図2
Description
また、コンテナに載置されて選果待ち状態の青果物を、コンテナ底部の開口部によって残留農薬検知手段の焦点距離位置に位置決めし、該開口部を介して投光して検査するので、軟弱な青果物に触れることなく、効率よく残留農薬濃度を検査することができる。
図1は青果物選別システムの斜視図、図2は残留農薬検知手段の概略を示した側面図である。図3はコンテナの斜視図、図4はスリット状の開口部を設けたコンテナの斜視図、図5は複数の開口部を設けたコンテナの斜視図である。図6は別実施形態の残留農薬検知手段内部の概略を示した斜視図、図7は同じく残留農薬検知手段内部の概略を示した側面図である。
前記コンテナ40の底部には上下方向に貫通する開口部40aが設けられており、図2に示すように、後述する残留農薬検知手段20の投光受光部21による赤外線の照射光(図中矢印B)及び反射光(図中矢印C)を通過させる。つまり、該投光受光部21による赤外線の照射(図中矢印B)及び反射(図中矢印C)は、前記搬送手段35のベルト間と、前記コンテナ40の底部の開口部40aを通過して、残留農薬を検知することができる。
このようにして、投光受光部21と残留農薬濃度が測定される青果物6下面との距離を、青果物6毎に一定とし、光の焦点調整を不要としている。また、焦点距離が常に一定なので、スペクトル分析が正確なものとなり、残留農薬濃度を正確に測定できる。
筐体17は略直方体の箱であり、開口部17aおよび開口部17bが筐体17の互いに対向する側面に穿設され、間欠低速搬送ライン36が開口部17a・開口部17bを貫通している。
なお、開口部17a・17bの上縁部には上下方向に複数のスリットが設けられた遮光性のゴム製または樹脂製のシートが垂設され、外部からの光が筐体23内部に極力差し込まないようにしている。
本実施例では、チップ読取装置14は、前記残留農薬検知手段20の直後に配設されているが、残留農薬検知手段20の下流側に配設されても良く、限定するものではない。
投光受光部21で受光した反射光(図中矢印C)の波長及び強度は制御手段10に送信される。該制御手段10の演算記憶部10bでは、受信した反射光(図中矢印C)の波長及び強度から作成されるスペクトル分布を用い、農薬の種類ごとのピーク分布を比較することによって農薬の種類を判別し、前記スペクトル分布における最大ピーク値によって残留農薬濃度を求める。
そして、該演算記憶部10bにて、残留農薬濃度が基準値以内であるか否か判定されて、該判定結果に基いて、該残留農薬検知手段20の下流に配設された農薬選別装置22によって青果物6が選別されるのである。
まず、容器供給部7から作業者30cによって、間欠低速搬送ライン36上に青果物6が載置されたコンテナ40・40・・・・・が供給される。容器供給部7により間欠低速搬送ライン36上に供給されたコンテナ40・40・・・・・は、ベルト13a・13bの回転駆動により間欠低速搬送ライン36上を図1で示す搬送方向Aの方向に(上流側から下流側に向かって)搬送される。
つまり、前記制御手段で行なわれたスペクトル分析によって、残留農薬濃度が基準値未満であると判定された青果物6は、該制御手段10から送られる信号によって農薬選別装置22にて間欠低速搬送ライン36下流側へと搬送され、逆に基準値以上であると判定された青果物6は該農薬選別装置22によって廃棄ライン3へと搬送される。
詳しくは、内部品質測定装置4で得られた光学的情報をもとに、制御手段10によって個々の青果物6について糖度や酸度等の内部品質を求め、該測定された内部品質に基づいて判定(階級付け)を行なう。
図3に示したように、コンテナ40は上方が開放された略直方体の箱であり、底部の所定箇所に上下方向に貫通する開口部40aが設けられている。
図3に示したコンテナ40の開口部40aは、横幅W1と縦幅W2が、青果物の横幅w1と縦幅w2よりも短く、ひとつの青果物6の一部が落ち込んではまり込み、位置決めされて容易に移動できない程度の大きさに形成されている。また、図4に示したスリット状の開口部40aは、横幅W1が、青果物6の横幅w1と縦幅w2よりも短く、一列の青果物6・6・・・がはまり込み幅方向にズレ難いように、長尺に形成されている。
なお、複数の青果物6を検査する場合は、コンテナ40に小さな開口部を多数設けるよりも、スリット状の開口部を設ける方が、コンテナ40を容易に構成することができる。
このようにして、投光受光部21と残留農薬濃度が測定される青果物6下面との距離を、青果物6毎に一定とし、光の焦点調整を不要としている。また、焦点距離が常に一定なので、スペクトル分析が正確なものとなり、残留農薬濃度を正確に測定できる。
第一実施例においては、残留農薬検知手段20の投光受光部21による赤外線の照射を、青果物6の下方から行なう構成となっているが、第二実施例においては、残留農薬検知手段20の投光受光部21による赤外線の照射を、青果物上方から行なう構成としている。
コンテナ40は、第一実施例と同じく上方が開放された略直方体の箱であるが、該コンテナ40の側面には切欠40bが設けられている。つまり、間欠低速搬送ライン36の上方に配置される投光受光部21から、斜め下方に向けて突設される検知部21aが干渉しないように、コンテナ40の対向する側板に、切欠40b・40bが設けられている。切欠40b・40bの一側について説明すると、コンテナ40側面の中央部において、上方から下方に向かって切欠40bが形成されている。該切欠40bは、検知部21aが通過できる大きさとし、その形状は限定するものではない。コンテナ40は、間欠低速搬送ライン36の上に、切欠40b・40bが進行方向に並ぶように載置される。検知部21aは、間欠低速搬送ライン36の上で移動するコンテナ40の一側の切欠40bを通過してコンテナ40の側板と干渉することがなく、正確に焦点距離を合わせて残留農薬を検知して、コンテナ40の他側の切欠40bを通過する。
なお、前記青果物位置決め用孔40cを設けずに、光の焦点距離位置にある青果物のみを測定する方式としてもよい。
3 廃棄ライン
4 内部品質測定装置
6 青果物
20 残留農薬検知手段
21 投光受光部
21a 検知部
22 農薬選別装置
35 搬送手段
36 間欠低速搬送ライン
40 コンテナ
40a 開口部
40b 切欠
40c 位置決め用孔
Claims (4)
- 青果物が収納載置されるコンテナと、該コンテナを搬送する搬送手段と、赤外分光光度計を利用して、コンテナに載置された青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬検知手段と、該残留農薬検知手段の下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物を選別する農薬選別装置と、を具備した青果物選別システムにおいて、
前記コンテナ底部に単数又は複数の開口部を設け、残留農薬検知手段による青果物の残留農薬濃度測定を、該開口部を介して行なうことを特徴とする青果物選別システム。 - 前記開口部上に青果物が一列に並ぶよう、開口部をスリット状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の青果物選別システム。
- 青果物が収納載置されるコンテナと、該コンテナを搬送する搬送手段と、赤外分光光度計を利用して、コンテナに載置された青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬検知手段と、該残留農薬検知手段の下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物を選別する農薬選別装置と、を具備した青果物選別システムにおいて、
前記コンテナ側面に切欠を設け、残留農薬濃度測定時に該切欠に残留農薬検知手段の検知部が挿入可能に構成したことを特徴とする青果物選別システム。 - 前記コンテナの底部に青果物位置決め用孔を設け、該位置決め用孔の近傍に前記残留農薬検知手段の検知部を位置させて残留農薬を検知するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の青果物選別システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005291425A JP2007098277A (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | 青果物選別システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010051881A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Iseki & Co Ltd | 選果施設 |
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JPH08253225A (ja) * | 1995-03-20 | 1996-10-01 | Maki Seisakusho:Kk | 青果物選別に用いるフリートレー及びこれを用いた青果物の搬送方法 |
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2005
- 2005-10-04 JP JP2005291425A patent/JP2007098277A/ja active Pending
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