JP2007044659A - 青果物選別システム - Google Patents

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Abstract

【課題】委託分析においては、委託費用が高価であり、且つ分析結果が出るまでに長い時間がかかる。ELISA法を用いた簡易分析においては、試料作成作業に時間がかり面倒であり、且つ破壊検査であるため全数検査は不可能であった。赤外分光光度計を利用した残留農薬センサを用いた青果物選別システムを提供する。
【解決手段】出荷ライン16と、廃棄ライン3とを具備し、農薬選別装置22が、測定された残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に青果物6を該廃棄ライン3へ搬送する。若しくは、出荷ライン16と、青果物6を洗浄する洗浄工程ライン11とを具備し、該洗浄工程ライン11の終端を、搬送手段2上の残留農薬センサ20より上流側に若しくは該残留農薬センサ20に直接接続させて、前記農薬選別装置22が、測定された残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に該青果物6を該洗浄工程ライン11へと選別する。
【選択図】図6

Description

本発明は、内部品質や残留農薬によって青果物を選別する青果物選別システムの技術に関する。
従来より、青果物の糖度や酸度等を測定する糖酸度測定装置によって、青果物を選別する青果物選別システムが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。ここでは、青果物選別システムに、青果物の重量を測定する重量測定手段を具備し、糖酸度測定装置で測定された糖度や酸度を重量によって補正することによって、糖度や酸度を精度良く判定する方法が開示されている。
また、青果物に付着した残留農薬については、該残留農薬が食品衛生法残留農薬基準値に適合しているか否か測定する必要があるため、従来は委託分析やELISA法を用いた簡易分析による破壊検査にて検査していた。
特開2005−46794号公報
しかし、前記委託分析においては、委託費用が高価であり、且つ分析結果が出るまでに長い時間がかかる等の問題点があった。一方のELISA法を用いた簡易分析においては、数時間で分析結果が出るものの、試料作成作業に時間がかり面倒であった。また、破壊検査であるため、全数検査は不可能であった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、青果物が載置される載置台と、該載置台を搬送する搬送手段と、赤外分光光度計を利用して該青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサと、該残留農薬センサの下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物を選別する農薬選別装置と、を具備した青果物選別システムであって、廃棄ラインを具備し、該農薬選別装置が、測定された該残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に該青果物を該廃棄ラインへ搬送するものである。
請求項2においては、青果物が載置される載置台と、該載置台を搬送する搬送手段と、赤外分光光度計を利用して該青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサと、該残留農薬センサの下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物を選別する農薬選別装置と、を具備した青果物選別システムであって、前記青果物を洗浄する洗浄工程ラインを具備し、該洗浄工程ラインの終端を、前記搬送手段上の前記残留農薬センサより上流側に若しくは残留農薬センサに直接接続させて、該農薬選別装置が、測定された該残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に該青果物を該洗浄工程ラインへと選別するものである。
請求項3においては、前記農薬選別装置の下流に、出荷ラインと、廃棄ラインと、作業者選別ラインとを配設し、該農薬選別装置が、前記青果物の前記残留農薬濃度が予め設定された出荷値未満の場合に該青果物を該出荷ラインへ搬送し、前記青果物の前記残留農薬濃度が予め設定された廃棄値以上の場合に該青果物を該廃棄ラインへ搬送し、前記青果物の前記残留農薬濃度が該出荷値以上且つ該廃棄値未満の場合に該青果物を該作業者選別ラインへ搬送する構成としたものである。
請求項4においては、青果物を洗浄する洗浄工程ラインを具備し、前記洗浄工程ラインの終端を、前記搬送手段上の前記残留農薬センサより上流側に若しくは残留農薬センサに直接接続させたものである。
請求項5においては、赤外分光光度計を利用して青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサと、該青果物が載置される載置台と、該載置台が搬送される搬送手段と、該青果物の糖度や酸度等の内部品質を測定し、該搬送手段上に配設される内部品質測定装置と、を具備し、該残留農薬センサによって測定された該青果物の残留農薬濃度が予め設定された基準値未満である場合に、該青果物を載置した該載置台を該搬送手段上に載置して該内部品質測定装置へ搬送するものである。
請求項6においては、前記搬送手段が、前記載置台及び前記青果物を載置するための低速度ラインと、前記内部品質測定装置が配設される高速度ラインとから構成されているものである。
請求項7においては、前記残留農薬センサが、複数の青果物が収められているコンテナ上から焦点距離が適正な青果物を検出し、該青果物の残留農薬濃度を測定するものであり、測定された該残留農薬濃度によってコンテナごと選別する農薬選別装置と、該残留農薬センサ及び該農薬選別装置を配設するための段階停止低速度ラインと、を具備し、該コンテナが段階停止低速度ラインに載置されて該残留農薬センサへと搬送されて、該農薬選別装置によって前記基準値以上のコンテナと基準値未満のコンテナとに選別するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、赤外分光光度計を具備した残留農薬センサによって残留農薬濃度を測定してから選別するので、青果物を破壊したり傷ませたりすることなく、全数検査や抜取検査を行なうことが可能である。また、残留農薬濃度が基準値以上の青果物が市場に流出することを防止できる。その結果、残留農薬濃度の検査にかけている表示を付すことにより、青果物の付加価値を高められる。
請求項2においては、洗浄工程ラインにて洗浄された青果物の残留農薬濃度が再度測定され、廃棄する青果物の個数を減少することができる。また、残留農薬濃度が基準値以上の青果物のみを洗浄することができるので、廃棄する青果物の個数を減少させるために全ての青果物の洗浄を行なう場合よりも、使用する洗浄液が少なくて済む。
請求項3においては、測定された青果物の残留農薬濃度が明らかに基準値未満である場合は出荷し、逆に明らかに基準値以上である場合は廃棄し、基準値付近であった場合に作業者が選別することができるものである。例えば、基準値付近の青果物は、内部品質が高い場合や外観が整っている場合には出荷し、そうでない場合には廃棄する等、作業者によって選別することが可能となる。
請求項4においては、残留農薬濃度が明らかに基準値以上の青果物は廃棄し、基準値付近の青果物には洗浄を施してから再度残留農薬濃度を測定することが可能であり、廃棄する青果物の個数を減少させることができる。
請求項5においては、赤外分光光度計を具備した残留農薬センサによって残留農薬濃度を測定してから選別するので、青果物を破壊したり傷ませたりすることなく、全数検査や抜取検査を行なうことが可能である。また、残留農薬濃度が基準値以上の青果物が市場に流出することを防止できる。その結果、残留農薬濃度の検査にかけている旨の表示を付すことにより、青果物の付加価値を高められる。
請求項6においては、載置台に青果物を載置する作業者の人数を増やしても、高速度ラインによって内部品質測定が素早く行なわれるため、単位時間辺りの内部品質測定個数を増やすことができる。
請求項7においては、残留農薬濃度の測定をコンテナごと行ない、内部品質の測定を青果物ごとに行なうため、残留農薬濃度の測定に時間がかかる場合であっても、残留農薬濃度の測定によって選別作業が遅くなることを防止できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は実施例1に係る青果物選別システム1aの平面模式図、図2は載置台6の平面図と側面図、図3は内部品質測定装置4の側面模式図、図4は残留農薬センサ20の概略を示した側面図、図5は実施例2に係る青果物選別システム1bの平面模式図、図6は実施例3に係る青果物選別システム1cの平面模式図、図7は青果物6における残留農薬濃度の分布の一例を示すグラフ、図8は実施例4に係る青果物選別システム1dの斜視図、図9は実施例5に係る青果物選別システム1eの斜視図、図10はコンテナ40の載置を自動で行なう青果物選別システム1eの斜視図である。
以下では図1から図4を用いて本発明の青果物選別システムの実施の一形態である青果物選別システム1aの詳細構成について説明する。なお、以後の説明では、図1の矢印Aで表される方向を青果物が搬送される方向(搬送方向)とし、青果物は搬送手段2の上流側から後述する内部品質選別装置8及び農薬選別装置22等を通過して、出荷ライン16及び廃棄ライン3の下流側へと搬送されるものとする。
図1に示すように、青果物選別システム1aは、赤外線を用いて青果物6の残留農薬濃度を測定して該測定結果に基き第1段階目の選別(残留農薬濃度選別)を行い、その後青果物6の糖度や酸度等の内部品質を測定して該測定結果に基づき第2段階目の選別(内部品質選別)を行なうものである。青果物選別システム1は主に搬送手段2、廃棄ライン3、内部品質測定装置4、出荷ライン16、残留農薬センサ20、農薬選別装置22、載置台5・5・・・、制御手段10等で構成される。
青果物選別システム1で取り扱う青果物6は、イチゴ、蜜柑、オレンジ、メロン、トマトその他の果物類または野菜類の総称であり、残留農薬濃度や糖度(甘味)や酸度(酸味)等の内部品質によって選別されるものである。つまり、残留農薬濃度によって適合個体(残留農薬濃度が基準値以内の青果物6)と不適合個体(残留農薬濃度が基準値超の青果物6)に、糖度や酸度の内部品質によって階級別に、選別されるのである。
載置台5はトレイやパンといった搬送用容器の実施の一形態であり、青果物6の表面を傷めることなく青果物6を搬送するためのものである。
図2に示すように、載置台5は全体が樹脂など剛性の高い材質にて構成されているが、前記青果物6を載置する皿表面27はシリコン又はゴムなど剛性の低い弾性を有する材質で構成されており、該皿表面27の下部にある底部28は吸収をやわらげるゲル剤などが注入されている。これらの構成により搬送中の青果物6の損傷を防いでいる。
ここで、前記載置台5の中央には上下方向に貫通する孔部26が設けられており、図4に示すように、後述する残留農薬センサ20の投光受光部21による赤外線の照射光(図中矢印B)及び反射光(図中矢印C)を通過させる。つまり、該投光受光部21による赤外線の照射(図中矢印B)及び反射(図中矢印C)は、前記出荷ライン16のベルト間と、前記載置台5の中央の孔部26を通過して、残留農薬を検知することができる。ここで、出荷ライン16は、後述する搬送手段2と同様に構成されているものとする。
このようにして、投光受光部21と残留農薬濃度が測定される青果物6下面との距離を、青果物6毎に一定とし、光の焦点調整を不要としている。また、焦点距離が常に一定なので、スペクトル分析が正確なものとなり、残留農薬濃度を正確に測定できる。
載置台5の側面若しくは底面には、ICチップ15が添付されており、該ICチップ15には予め、前記青果物5の生産者番号や収穫日等の生産者情報が記憶されている。これは、後述するように、生産者毎に選果時における青果物6の残留農薬濃度平均値を把握したり、残留農薬濃度最大値を把握するためである。
図1に戻って、搬送手段2は青果物6・6・・・を搬送用容器である載置台5・5・・・に載置して上流側(容器供給部7側)から下流側(農薬選別装置22側)に搬送するものである。本実施例における搬送手段2はベルトコンベアであり、図1に示す如く所定の間隔を空けて巻回されたベルト13a・13b等によって構成されてる。後述する出荷ライン16も、同様の構成になっている。
内部品質測定装置4は青果物6の内部品質である糖度(甘味)や酸度(酸味)等の内部品質を光学的に(光を用いて非破壊で)判定するものであり、出荷ライン16の下流部に配設される。
図3に示す如く、内部品質測定装置4は主に筐体23、投光手段24、受光手段25等で構成される。
筐体23は内部品質測定装置4の他の部材を固定する構造体であるとともに投光手段24および受光手段25に外部からの光が影響することを防止するための被覆手段を兼ねる。筐体23は略直方体の箱であり、開口部23aおよび開口部23bが筐体23の互いに対向する側面に穿設され、搬送手段2が開口部23a・開口部23bを貫通している。
出荷ライン16上を搬送されてきた青果物6は、載置台5に載置されたまま開口部23aより筐体23の内部に進入し、開口部23bから筐体23の外部に排出される。
なお、開口部23a・23bの上縁部には上下方向に複数のスリットが設けられた遮光性のゴム製または樹脂製のシートが垂設され、外部からの光が筐体23内部に極力差し込まないようにしている。
投光手段24は青果物6の内部品質を測定するための光(赤外光やレーザー光等)を青果物6に照射するものであり、ケーブル24aにより制御手段10に接続されている。投光手段24は具体的にはランプまたはLED等で構成される。なお、投光手段24により青果物6に照射される光は、該青果物6の種類等に応じてその種類や波長、強度等を適宜選択する必要がある。また、投光手段24はランプ等の光源やレンズが設けられ、ケーブル24aにより該光源に電力が供給される形式でも良く、あるいは光源が制御手段10側に設けられ、ケーブル24aを光ファイバーとして投光手段24のレンズに光を供給する形式としても良い。
受光手段25は投光手段24により照射され、青果物6内を通過してきた透過光を受けるものであり、ケーブル25aにより制御手段10に接続されている。受光手段25は具体的にはフォトダイオードやフォトトランジスタやCCD等で構成される。
投光手段24は筐体23内部において搬送手段2の下方に配置され、かつ受光手段25は筐体23内部において搬送手段2の上方に配置される。そして、投光手段24より照射される光は載置台5の中央部に穿設された孔部26を通過し、該載置台5上に載置された青果物6を透過して受光手段25に受光される。
このとき、搬送手段2のベルト13aおよびベルト13bは所定の間隔を空けて図示しない回動軸に巻回されており、ベルト13aとベルト13bとの間を投光手段24からの光が通過するように構成されている。従って、搬送手段2が光路(投光手段24から受光手段25までの光の経路)を遮ることがない。
受光手段25により受光される光(青果物6の透過光)は、投光手段24により照射される光と比較すると、特定の波長成分が減少している。これは、青果物6中に含まれる糖度に係る成分や酸度に係る成分等が特定の波長成分を吸収することに起因している。
従って、この吸収量を測定する(青果物6が光路を遮っていない状態で受光手段25が受光している時の特定波長成分と、青果物6が光路を遮っている状態で受光手段25が受光している時の特定波長成分とを比較する)ことにより、光が透過した部位に存在する青果物6の糖度に係る成分や、酸度に係る成分の量(より厳密には、糖度に係る成分分子の個数や酸度に係る成分分子の個数)等を測定することが可能である。
但し、糖度や酸度等は本来青果物の単位体積当たりの糖度に係る成分分子の個数や酸度に係る成分分子の個数に対応するものであるため、青果物を透過する光の光路の長さ(より厳密には、光路の長さと光路の断面積を掛けたもの)を求める必要がある。
また、青果物の内部品質を光学的に判定する方法としては、本実施例の如く透過光を用いるだけでなく、反射光を用いる方法等も考えられ、限定されない。
なお、本実施例においては投光手段24が搬送手段2の下方、受光手段25が搬送手段2の上方に配置される構成であるが搬送手段の側方に配置しても良く、光路の方向と搬送方向との関係(成す角度および位置関係)は限定されない。
図1に戻って、容器供給部7は搬送手段2の最上流部に設けられ、搬送手段2に青果物6が載置された載置台5・5・・・を供給する。
内部品質選別装置8は出荷ライン16上に設けられ、内部品質測定装置4による判定結果(糖度や酸度等の内部品質に係る情報)に基づいて青果物6を階級別(内部品質別)に選別し、該選別された青果物6を載せた載置台5を、階級別(内部品質別)に階級別ライン16a・16b・・・へ搬送する。
図4に示すように、残留農薬センサ20は、内部品質選別装置8にて残留農薬センサ20へと搬送されてきた前記青果物6に、投光受光部21より赤外線を照射(図中矢印B)し、該青果物6で反射(図中矢印C)した反射光を該投光受光部21にて吸収したのち、該反射光(図中矢印C)のデータを制御手段10に送信するものである。そして、後述する制御手段10にて、スペクトル分析を行なうことにより、残留農薬センサ20を通過する全ての青果物6・6・・・に対して残留農薬の種類や濃度の検出、及び適合個体か不適合個体かの判定を実施することが可能である。
前述したように、搬送手段2と同様に出荷ライン16のベルト13a・13bは所定の間隔を空けて巻回されており、該ベルト13a・13b間を投光受光部21からの光が通過するように構成されている。
筐体17は残留農薬センサ20の他の部材を固定する構造体であるとともに投光受光部21に外部からの光が影響することを防止するための被覆手段を兼ねる。
また、前述の投光受光部21による赤外線の照射(図中矢印B)及び反射(図中矢印C)を前記搬送手段2の下方より行うため、上方より検出した場合に青果物6の大きさや載置状態の向き等で測定距離にバラツキが生じて検出誤差が生じるが、本発明では青果物の最下部と投光受光部21との間の距離が常に一定となり、検出誤差も小さくなる。そして、この下方より青果物6に赤外線を当てるために該搬送手段2には孔部が設けられている。
図1に戻って、農薬選別装置22は搬送手段2上に設けられ、残留農薬センサ20及び制御手段10による判定結果(測定された残留農薬濃度が基準値未満であるか否か)に基づいて青果物6を選別する。詳しくは、残留農薬濃度が基準値以上である青果物6を後述する廃棄ライン3へ搬送し、残留農薬濃度が基準値未満である青果物6を後述する出荷ライン16へ搬送する。
チップ読取装置14は、前記残留農薬センサ20の直後に配設されており、載置台5に添付されたICチップ15に記憶された生産者情報を読み取るものである。
本実施例では、チップ読取装置14は、前記残留農薬センサ20の直前に配設されているが、残留農薬センサ20の下流側に配設されても良く、限定するものではない。
制御手段10は青果物選別システム1を構成する搬送手段2、内部品質測定装置4、チップ読取装置14、後述する洗浄装置18、乾燥装置19、残留農薬センサ20・20b、農薬選別装置22・22b等を制御するものであり、これらの動作を制御するためのプログラムが格納されており、該チップ読取装置14や残留農薬センサ20等から種々の情報を取得したり、該残留農薬センサ20等へ電力を供給したり、あるいは該農薬選別装置22等に動作指令(信号)を送信したりすることが可能である。
図4に示すように、制御手段10は、表示部10aと演算記憶部10bから構成されている。該演算記憶部10bでは、青果物6毎に求められた農薬の種類や残留農薬濃度が基準値以内か否かを判定し、該判定結果によって農薬選別装置22に青果物6・6・・・を適合個体(基準値以内の青果物6)と不適合個体(基準値超の青果物6)に選別させる。また、該演算記憶部10bでは、測定された内部品質によって青果物6・6・・・を階級付けし、内部品質選別装置8によって該青果物6・6・・・を階級別に選別させる。
ここで、前記スペクトル分析について説明する。
投光受光部21で受光した反射光(図中矢印C)の波長及び強度は制御手段10に送信される。該制御手段10の演算記憶部10bでは、受信した反射光(図中矢印C)の波長及び強度から作成されるスペクトル分布を用い、農薬の種類ごとのピーク分布を比較することによって農薬の種類を判別し、前記スペクトル分布における最大ピーク値によって残留農薬濃度を求める。
そして、該演算記憶部10bにて、残留農薬濃度が基準値以内であるか否か判定されて、該判定結果に基いて、該残留農薬センサ20の下流に配設された農薬選別装置22によって青果物6が選別されるのである。
そして、該演算記憶部10bでは、チップ読取装置14によって読み取った生産者情報を前記残留農薬濃度や前記判定結果等に対応させて、該演算記憶部10bに該生産者情報と該残集農薬濃度や該判定結果等を記憶させる。該表示部10aは、記憶された生産者ごとの残留農薬濃度や該判定結果等を表示することができる。更に、等級(階級)別の数や平均値等も表示することができる。
以下では本実施例の青果物選別システム1aによる選別作業について説明する。
まず、容器供給部7から搬送手段2上に青果物6が載置された載置台5・5・・・が供給される。容器供給部7により搬送手段2上に供給された載置台5・5・・・は、ベルト13a・13bの回転駆動により搬送手段2上を図1で示す搬送方向Aの方向に(上流側から下流側に向かって)搬送される。
載置台5が残留農薬センサ20に到達すると、投光受光部21により青果物6に光が照射(図中矢印B)され、投光受光部21により青果物6で反射した光(図中矢印C)が受光される。該投光受光部21により受光された反射光(図中矢印C)に係る情報(光学的情報)は制御手段10に送信される(すなわち、制御手段10は残留農薬センサ20により青果物6の光学的情報を取得する)。
該制御手段10では、演算記憶部10bにて、該反射光(図中矢印C)に係る情報からスペクトル分析によって青果物6毎に残留農薬濃度を演算し、該残留農薬濃度が食品衛生法残留農薬基準値に適合しているか否かの判定を行い、該判定結果に基いて農薬選別装置22により選別を行なう。
つまり、前記制御手段で行なわれたスペクトル分析によって、残留農薬濃度が基準値未満であると判定された青果物6は、該制御手段10から送られる信号によって農薬選別装置22にて出荷ライン16へと搬送され、逆に基準値以上であると判定された青果物6は該農薬選別装置22によって廃棄ライン3へと搬送される。
該出荷ライン16によって、内部品質測定装置4へと搬送されてきた青果物6・6・・・は、該内部品質測定装置4及び制御手段10によって測定された内部品質によって、内部品質選別装置8にて階級別(内部品質別)に階級別ライン16a・16b・・・へと搬送される。
詳しくは、内部品質測定装置4で得られた工学的情報をもとに、制御手段10によって個々の青果物6について糖度や酸度等の内部品質を求め、該測定された内部品質に基づいて判定(階級付け)を行い、内部品質選別装置8によって該判定結果に基づいて搬送されてきた青果物6を階級別ライン16a・16b・・・に載置する。
このように、青果物6が載置される載置台5と、該載置台5を搬送する搬送手段2と、赤外分光光度計を利用して該青果物6の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサ20と、該残留農薬センサ20の下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物6を選別する農薬選別装置22と、を具備した青果物選別システム1aであって、廃棄ライン3を具備し、該農薬選別装置22が、測定された該残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に該青果物6を該廃棄ライン3へ搬送するので、赤外分光光度計を具備した残留農薬センサ20によって残留農薬濃度を測定してから選別するので、青果物6を破壊したり傷ませたりすることなく、全数検査や抜取検査を行なうことが可能である。また、残留農薬濃度が基準値以上の青果物6が市場に流出することを防止できる。その結果、残留農薬濃度の検査にかけている表示を付すことにより、青果物6の付加価値を高められる。
次に、青果物選別システム1bの実施例2について説明する。
前記実施例1においては、農薬選別装置22によって青果物6が廃棄ライン3と出荷ライン16に選別される構成となっているが、実施例2においては、図5に示すように、農薬選別装置22によって青果物6が洗浄工程ライン11と出荷ライン16に選別される構成としている。
洗浄工程ライン11は、始端部が該農薬選別装置22に接続されており、終端部が残留農薬センサ20に接続されている。但し、該終端部は残留農薬センサ20より上流側の搬送手段2上に接続しても良い。
図5に示すように、洗浄工程ライン11上には、青果物6に洗浄液を吹き付ける洗浄装置18と、該洗浄液が付着した青果物6を乾燥させる乾燥装置19が配設されている。洗浄工程ライン11は、前記残留農薬センサ20によって残留農薬濃度が基準値以上と判定された青果物6の洗浄を行い、該洗浄後の青果物6を乾燥させてから該青果物6を前記搬送手段2に戻すものである。
つまり、本実施例の青果物選別システム1bでは、残留農薬センサ20によって残留農薬濃度が基準値未満と判断された青果物6を出荷ライン16へ搬送して内部品質選別を行い、基準値未満と判断された青果物6は洗浄工程ライン11へ搬送し、洗浄装置18にて洗浄してから再度搬送手段2にて残留農薬濃度を測定するものである。即ち、青果物6は、図中矢印D方向に搬送される。そして、洗浄によって残留農薬濃度が基準値未満に減少した青果物6を出荷ライン16へ搬送する。
このように、前記青果物6を洗浄する洗浄工程ライン11を具備し、該洗浄工程ライン11の終端を、前記搬送手段2上の前記残留農薬センサ20より上流側に若しくは残留農薬センサ20に直接接続させて、該農薬選別装置22が、測定された該残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に該青果物6を該洗浄工程ライン11へと選別するので、洗浄工程ライン11にて洗浄された青果物6の残留農薬濃度が再度測定され、廃棄する青果物6の個数を減少することができる。また、残留農薬濃度が基準値値以上の青果物6のみを洗浄することができるので、廃棄する青果物6の個数を減少させるために全ての青果物6の洗浄を行なう場合よりも、使用する洗浄液が少なくて済む。
次に、青果物選別システム1cの実施例3について説明する。
前記実施例1及び2では、残留農薬濃度が基準値を超えているか否かの二者択一によって出荷ライン16若しくは廃棄ライン3(洗浄工程ライン11)に選別し搬送しているが、本実施例においては、基準値付近の青果物5は作業者によって出荷するか否かを判断できる構成にしている。
即ち、青果物選別システム1cは、制御手段10に予め基準値を挟んで出荷値と廃棄値を設定しておくことにより、残留農薬センサ20で測定した残留農薬濃度が出荷値未満の青果物6を出荷ライン16へ搬送し、残留農薬濃度が廃棄値以上の青果物6を廃棄ライン3へ搬送し、出荷値以上且つ廃棄値未満の青果物6を作業者選別ライン9へ搬送する構成とするものである。
具体的には、図6に示すように、残留農薬選別装置22の下流には、出荷ライン13と廃棄ライン3と作業者選別ライン9が配設されており、残留農薬センサ20及び制御手段によって測定された残留農薬濃度に応じて、青果物6は該出荷ライン13と廃棄ライン3と作業者選別ライン9へと選別されて搬送される。
出荷ライン13の下流側には、前記実施例1及び実施例2と同様に、内部品質測定装置4や内部品質選別装置8が配設されており、残留農薬濃度が出荷値未満の青果物6が階級別(内部品質別)に選別される。
残留農薬センサ20で測定された青果物6の残留農薬濃度は、図7に示すような分布を示すことが多い。制御手段10には、予め作業者等によって、出荷値として基準値より低い数値が設定され、廃棄値として基準値より高い数値が設定されている。
そして、残留農薬センサ20を青果物6が通過すると、制御手段10にて残留農薬センサ20から送られてきた光学的情報を元にスペクトル分析によって残留農薬濃度が求められて、該残留農薬濃度が廃棄値以上であるか、廃棄値未満出荷値以上であるか、出荷値未満であるか判断されて、該判断結果に基いて、農薬選別装置22によって青果物が前記ライン3・9・13・へと選別搬送される。
本実施例においては、洗浄工程ライン11bが配設されており、該洗浄工程ライン11は、始端部が前記作業者選別ライン9の終端部近傍に位置し、終端部が残留農薬センサ20に接続されている。但し、該終端部は残留農薬センサ20より上流側の搬送手段2上に接続しても良い。該洗浄工程ライン11bには、実施例2の洗浄工程ライン11と同様に、洗浄装置18と乾燥装置19が具備されている。
このように、前記農薬選別装置22の下流に、出荷ライン16と、廃棄ライン3と、作業者選別ライン9とを配設し、該農薬選別装置22が、前記青果物6の前記残留農薬濃度が予め設定された出荷値未満の場合に該青果物6を該出荷ライン16へ搬送し、前記青果物6の前記残留農薬濃度が予め設定された廃棄値以上の場合に該青果物6を該廃棄ライン3へ搬送し、前記青果物6の前記残留農薬濃度が該出荷値以上且つ該廃棄値未満の場合に該青果物6を該作業者選別ライン9へ搬送する構成としたので、測定された青果物6の残留農薬濃度が明らかに前記基準値未満である場合は出荷し、逆に明らかに該基準値以上である場合は廃棄し、該基準値付近であった場合に作業者が選別することができるものである。例えば、基準値付近の青果物6は、内部品質が高い場合や外観が整っている場合には出荷し、そうでない場合には廃棄する等、作業者によって選別することが可能となる。
また、青果物6を洗浄する洗浄工程ライン11を具備し、前記洗浄工程ライン11の終端を、前記搬送手段2上の前記残留農薬センサ20より上流側に若しくは残留農薬センサ20に直接接続させたので、残留農薬濃度が明らかに基準値以上の青果物6は廃棄し、基準値付近の青果物6には洗浄を施してから再度残留農薬濃度を測定することが可能であり、廃棄する青果物の個数を減少させることができる。
前記実施例1乃至実施例3では、残留農薬濃度の測定及び選別から内部品質の測定及び選別までの搬送を自動で行なうシステムであるが、該搬送の一部を作業者によって行なうシステムであっても良い。以下、実施例4及び実施例5においては、該搬送の一部を作業者30a・30b・30cによって行なう青果物選別システム1d・1eについて説明する。
ここでは、実施例4として、図8に示すように、前記青果物選別システム1a・1b・1cから残留農薬センサ20を独立させて、作業者30a・30b・30b・・・が青果物6及び載置台5を供給し、測定された残留農薬濃度による判定結果を元に選別を行なう青果物選別システム1dについて説明する。
以下、該青果物選別システム1dの使用方法を説明する。
作業者30aが、収穫された青果物6・6・・・が収められているコンテナ40の中から1つの青果物6を取り出して、残留農薬センサ20に投入し、制御手段10に該青果物6の生産者番号を入力する。
前記実施例1と同様に、残留農薬センサ20では、該青果物6からの反射光(図4中、矢印C)を受光して、得られた光学情報を制御手段10に送信する。制御手段10において、スペクトル分析を行なって青果物6の残留農薬濃度を測定し、該残留農薬濃度が基準値未満(合格)であるか否かを判断し、表示部10aに生産者番号及び判断結果を表示する。該残留農薬濃度が基準値未満である場合には、搬送手段35の上流近傍に配設された合格ランプ31が点灯する。
合格ランプ31が点灯すると、作業者30bが合格した青果物6を載置台5に載置して、該載置台5を搬送手段35に載置する。
搬送手段35は、上流側が載置台5を低速で搬送する低速度ライン35aで構成され、下流側が内部品質測定装置4が配設されて載置台5を高速で搬送する高速度ライン35bで構成されている。
前記制御手段10に生産者番号が入力され、且つ測定された残留農薬濃度が基準値未満であれば、搬送手段35が駆動されて、残留農薬濃度が基準値未満の青果物6が載置された載置台5が低速度ライン35aから高速度ライン35bの内部品質測定装置4に搬送されていく。内部品質測定装置4は、前記実施例1と同様の構成の装置であり、搬送されてきた載置台5上の青果物6の内部品質を測定する。
このように、赤外分光光度計を利用して青果物6の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサ20と、該青果物6が載置される載置台5と、該載置台5が搬送される搬送手段35と、該青果物6の糖度や酸度等の内部品質を測定し、該搬送手段35上に配設される内部品質測定装置4と、を具備し、該残留農薬センサ20によって測定された該青果物6の残留農薬濃度が予め設定された基準値未満である場合に、該青果物6を載置した該載置台5を該搬送手段35上に載置して該内部品質測定装置4へ搬送するので、赤外分光光度計を具備した残留農薬センサ20によって残留農薬濃度を測定してから選別するので、青果物6を破壊したり傷ませたりすることなく、全数検査や抜取検査を行なうことが可能である。また、残留農薬濃度が基準値以上の青果物6が市場に流出することを防止できる。その結果、残留農薬濃度の検査にかけている旨の表示を付すことにより、青果物6の付加価値を高められる。
また、前記搬送手段35が、前記載置台5及び前記青果物6を載置するための低速度ライン35aと、前記内部品質測定装置4が配設される高速度ライン35bとから構成されているので、載置台5に青果物6を載置する作業者30b・30b・・・の人数を増やしても、高速度ライン35bによって内部品質測定が素早く行なわれるため、単位時間辺りの内部品質測定個数を増やすことができる。
実施例5として、コンテナ40に収められた状態のままの青果物6の残留農薬濃度を測定する青果物選別システム1eについて説明する。つまり、コンテナ40ごと青果物6・6・・・を残留農薬センサ20bに投入するシステムである。
図9に示すように、本実施例においての青果物選別システム1eは、コンテナ40ごと残留農薬濃度を測定して残留農薬センサ20bと該残留農薬濃度に応じて選別を行なう農薬選別装置22bとを具備した段階停止低速度ライン36と、1つずつ青果物6の内部品質を測定する内部品質測定装置4を具備した前記搬送手段35を具備している。
該段階停止低速度ライン36は、コンテナ40ごと低速度で段階的に搬送させるものであり、該残留農薬センサ20bは、該段階停止低速度ライン36上に配設されて、前記投光受光部21から青果物6までの前記赤外線による焦点距離が適正である青果物6のサンプルの残留農薬濃度を測定するものである。
段階停止低速度ライン36の該残留農薬センサ20bの下流側には、農薬選別装置22bが配設されて、残留農薬センサ20b及び制御手段10で測定された残留農薬濃度に応じて青果物6・6・・・のコンテナ40ごと選別される。
以下、実施例5として、青果物選別システム1eの使用方法を説明する。
図9に示すように、作業者30cによって、コンテナ40が段階停止低速度ライン36へ載置されると、コンテナ40は段階停止低速度ライン36によって低速度で段階的に残留農薬センサ20bへ搬送される。
残留農薬センサ20bでは、制御手段10によって赤外線の焦点距離が適切な青果物6のサンプルが検出されて、スペクトル分析が行なわれ、残留農薬濃度が測定される。ここで、コンテナ40に収められた青果物6のうち、焦点距離が適正な該サンプルを検出する方法は、制御手段10において行なわれるスペクトル分析等の画像処理によって行なわれるものとする。
そして、農薬選別装置22bは、測定された残留農薬濃度が基準値未満であったコンテナ40と、基準値以上であったコンテナ40とを選別する。
そして、作業者30b・30bによって基準値未満のコンテナ40上の青果物6が載置台5に載せられて、前記実施例4と同様に内部品質が測定される。
尚、図10に示すように、前記コンテナ40の前記段階停止低速度ライン36への載置を、積上げ装置32によって自動で行なう構成としても良い。
このように、前記残留農薬センサ20bが、複数の青果物6が収められているコンテナ40上から焦点距離が適正な青果物6を検出し、該青果物6の残留農薬濃度を測定するものであり、測定された該残留農薬濃度によってコンテナ40ごと選別する農薬選別装置22bと、該残留農薬センサ20b及び該農薬選別装置22bを配設するための段階停止低速度ライン36と、を具備し、該コンテナ40が段階停止低速度ライン36に載置されて該残留農薬センサ20bへと搬送されて、該農薬選別装置22bによって前記基準値以上のコンテナ40と基準値未満のコンテナ40とに選別するので、残留農薬濃度の測定をコンテナ40ごと行ない、内部品質の測定を青果物6ごとに行なうため、残留農薬濃度の測定に時間がかかる場合であっても、残留農薬濃度の測定によって選別作業が遅くなることを防止できる。
実施例1に係る青果物選別システム1aの平面模式図。 載置台6の平面図と側面図。 内部品質測定装置4の側面模式図。 残留農薬センサ20の概略を示した側面図。 実施例2に係る青果物選別システム1bの平面模式図。 実施例3に係る青果物選別システム1cの平面模式図。 青果物6における残留農薬濃度の分布の一例を示すグラフ。 実施例4に係る青果物選別システム1dの斜視図。 実施例5に係る青果物選別システム1eの斜視図。 コンテナ40の載置を自動で行なう青果物選別システム1eの斜視図。
符号の説明
1・1b・1c・1d・1e 青果物選別システム
2 搬送手段
3 廃棄ライン
4 内部品質測定装置
5 載置台
6 青果物
8 内部品質選別装置
9 作業者選別ライン
11 洗浄工程ライン
16 出荷ライン
20・20b 残留農薬センサ
22・22b 農薬選別装置
35 搬送手段
35a 低速度ライン
35b 高速度ライン
36 段階停止低速度ライン
40 コンテナ

Claims (7)

  1. 青果物が載置される載置台と、
    該載置台を搬送する搬送手段と、
    赤外分光光度計を利用して該青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサと、
    該残留農薬センサの下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物を選別する農薬選別装置と、を具備した青果物選別システムであって、
    廃棄ラインを具備し、
    該農薬選別装置が、測定された該残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に該青果物を該廃棄ラインへ搬送することを特徴とする青果物選別システム。
  2. 青果物が載置される載置台と、
    該載置台を搬送する搬送手段と、
    赤外分光光度計を利用して該青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサと、
    該残留農薬センサの下流側に配置され、測定された残留農薬濃度によって青果物を選別する農薬選別装置と、を具備した青果物選別システムであって、
    前記青果物を洗浄する洗浄工程ラインを具備し、
    該洗浄工程ラインの終端を、前記搬送手段上の前記残留農薬センサより上流側に若しくは残留農薬センサに直接接続させて、
    該農薬選別装置が、測定された該残留農薬濃度が予め設定した基準値以上の場合に該青果物を該洗浄工程ラインへと選別することを特徴とする青果物選別システム。
  3. 前記農薬選別装置の下流に、出荷ラインと、廃棄ラインと、作業者選別ラインとを配設し、
    該農薬選別装置が、前記青果物の前記残留農薬濃度が予め設定された出荷値未満の場合に該青果物を該出荷ラインへ搬送し、前記青果物の前記残留農薬濃度が予め設定された廃棄値以上の場合に該青果物を該廃棄ラインへ搬送し、前記青果物の前記残留農薬濃度が該出荷値以上且つ該廃棄値未満の場合に該青果物を該作業者選別ラインへ搬送する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の青果物選別システム。
  4. 青果物を洗浄する洗浄工程ラインを具備し、
    前記洗浄工程ラインの終端を、前記搬送手段上の前記残留農薬センサより上流側に若しくは残留農薬センサに直接接続させたことを特徴とする請求項3に記載の青果物選別システム。
  5. 赤外分光光度計を利用して青果物の残留農薬濃度を測定する残留農薬センサと、
    該青果物が載置される載置台と、
    該載置台が搬送される搬送手段と、
    該青果物の糖度や酸度等の内部品質を測定し、該搬送手段上に配設される内部品質測定装置と、を具備し、
    該残留農薬センサによって測定された該青果物の残留農薬濃度が予め設定された基準値未満である場合に、該青果物を載置した該載置台を該搬送手段上に載置して該内部品質測定装置へ搬送することを特徴とする青果物選別システム。
  6. 前記搬送手段が、前記載置台及び前記青果物を載置するための低速度ラインと、前記内部品質測定装置が配設される高速度ラインとから構成されていることを特徴とする請求項5に記載の青果物選別システム。
  7. 前記残留農薬センサが、複数の青果物が収められているコンテナ上から焦点距離が適正な青果物を検出し、該青果物の残留農薬濃度を測定するものであり、
    測定された該残留農薬濃度によってコンテナごと選別する農薬選別装置と、
    該残留農薬センサ及び該農薬選別装置を配設するための段階停止低速度ラインと、を具備し、
    該コンテナが段階停止低速度ラインに載置されて該残留農薬センサへと搬送されて、該農薬選別装置によって前記基準値以上のコンテナと基準値未満のコンテナとに選別することを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の青果物選別システム。
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