JP2007096511A - 状態管理システム、ip電話交換機及び状態管理方法 - Google Patents

状態管理システム、ip電話交換機及び状態管理方法 Download PDF

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功夫 伊藤
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Abstract

【課題】IP電話交換機の処理負荷を軽減し、端末−IP電話交換機間の状態不一致を確実に検出・解放できるようにする。
【解決手段】本発明の状態管理システムは、呼制御手段が呼を確立した収容端末の状態と、呼制御手段が認識している収容端末の状態とを管理するものであり、呼制御手段が確立した1又は複数の呼のそれぞれに関する呼情報を蓄積する呼情報蓄積手段と、各呼情報のうち、通話時間が所定時間以上である通話中呼を検出する通話中呼検出手段と、検出された通話中呼を特定する呼特定情報に基づいて、当該通話中呼が呼制御手段に管理されている呼であるか否かを確認する呼状態確認手段と、呼状態確認手段により、確認された通話中呼を実現する収容端末のみの状態を確認する状態確認手段と、状態確認手段が収容端末の状態が異常であると判断した場合に、呼制御手段が管理している通話中呼の状態を解放する状態解放手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、状態管理システム、IP電話交換機及び状態管理方法に関し、例えば、IP(インターネットプロトコル)電話網において、端末とサーバとの間の状態不一致(例えば異常な長期保留呼)の検出及び解消に対応するシステムに適用し得る。
従来、ネットワークを利用して音声通信を実現するいわゆるIP電話サービスは、従来の電話交換サービスと異なり、端末とIP電話交換機(サーバ)との間がコネクションレスであるため、例えばネットワークの間欠障害や端末障害などによるパケットロスにより、端末とIP電話交換機(サーバ)との間の状態(ステート)が不一致になる場合がある。
例えば、セッション終了時に、端末がBYEメッセージ(終了メッセージ)の送信に失敗した場合や、ネットワーク障害等によりBYEメッセージが失われた場合等には、IP電話交換機(サーバ)は、セッションが終了したことを判断できず、その呼状態を保持し続けてしまうことがある。
このような場合に対し、従来では、例えば非特許文献1等に規定されている端末−サーバ間、端末−端末間等で行われるセッションタイマ機能(ヘルスチェック機能)を実行することにより対応している。
また、特許文献1には、従来の電話交換機における長期保留された交換用リソースに対する処理が開示されており、具体的には、交換機内部処理において、交換用リソースの状態を管理し、その交換用リソースの状態が所定条件を満たしているか否かを判断し、所定条件を満たしている場合に長期保留呼と判断して長期保留呼に対する処理を行う技術が開示されている。
特開平5−22417号公報 RFC4028;IETF(Internet Engineering Task Force), "Session Timers in the Session Protocol(SIP)"
しかしながら、上述したIP電話網において生じ得る、端末−サーバ間の状態不一致の検出及び解消方法として、従来の方法をそのまま適用しても次のような問題が生じ得る。
例えば、上述した非特許文献1に記載のセッションタイマ機能等を用いる場合、常に通話中の端末とサーバとの間でセッションタイマ監視の信号やりとりを行う必要があるため、サーバにおける処理負荷が増加してしまう。
また、セッションタイマ監視機能を実行させるには、特有の拡張されたヘッダフィールドを有するメッセージを送受信する仕組みが必要であり、端末−サーバ間のネゴシエーション上で対応可能と判断した場合にセッションタイマ監視が動作される。そのため、すべての端末−サーバ間通信で100%セッションタイマ監視ができるわけではない。
また例えば、上述した特許文献1の従来の電話交換機のように内部のリソース状態及び各種条件に基づいて処理を行うにしても、IP電話の場合は、端末とサーバ間はコネクションレスであるため、サーバは必ず端末に対する確認処理信号をする必要があるため、状態不一致を検出できず充分に対応できない。
このように、端末−サーバ間の状態不一致、特に長期保留呼に対する処理が充分でない場合、他の関連サービスが正常に機能しない(例えば誤課金を生じる場合等)結果にも繋がるおそれがあり、サービスの安定運用のためにも、上記の端末−サーバ間の状態不一致の検出及び解消方法が必要である。
そのため、IP電話交換機(サーバ)の処理負荷を軽減させながら、IP電話交換機主導の下、異常な長時間保留呼を確実に検出し、その状態を解放できる状態管理システム、IP電話交換機及び状態管理方法が求められている。
かかる課題を解決するため、第1の本発明の状態管理システムは、呼制御手段が呼を確立した収容端末の状態と、呼制御手段が認識している収容端末の状態との一致性を管理する状態管理システムにおいて、(1)呼制御手段が確立した1又は複数の呼のそれぞれに関する呼情報を蓄積する呼情報蓄積手段と、(2)呼情報蓄積手段に蓄積されている各呼情報のうち、通話時間が所定時間以上である通話中呼を検出する通話中呼検出手段と、(3)通話中呼検出手段が検出した通話中呼を特定する呼特定情報に基づいて、当該通話中呼が呼制御手段に管理されている呼であるか否かを確認する呼状態確認手段と、(4)呼状態確認手段により、呼制御手段に管理されている呼であると確認された通話中呼を実現する収容端末のみの状態を確認する状態確認手段と、(5)状態確認手段が収容端末の状態が異常であると判断した場合に、呼制御手段が管理している通話中呼の状態を解放する状態解放手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明のIP電話交換機は、複数の収容端末に対する呼を制御する呼制御手段を有するIP電話交換機において、第1の本発明の状態管理システムを備えることを特徴とする。
第3の本発明の状態管理方法は、呼制御手段が呼を確立した収容端末の状態と、呼制御手段が認識している収容端末の状態との一致性を管理する状態管理方法において、(1)呼情報蓄積手段が、呼制御手段が確立した1又は複数の呼のそれぞれに関する呼情報を蓄積する呼情報蓄積工程と、(2)通話中呼検出手段が、呼情報蓄積手段に蓄積されている各呼情報のうち、通話時間が所定時間以上である通話中呼を検出する通話中呼検出工程と、(3)呼状態確認手段が、通話中呼検出手段が検出した通話中呼を特定する呼特定情報に基づいて、当該通話中呼が呼制御手段に管理されている呼であるか否かを確認する呼状態確認工程と、(4)状態確認手段が、呼状態確認手段により、呼制御手段に管理されている呼であると確認された通話中呼を実現する収容端末のみの状態を確認する状態確認工程と、(5)状態解放手段が、状態確認手段が収容端末の状態が異常であると判断した場合に、呼制御手段が管理している通話中呼の状態を解放する状態解放工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、処理負荷を軽減させながら、所定時間以上の通話中呼(長時間保留呼)を効率的にかつ確実に検出し、その検出した通話中呼の状態を確認し、異常状態として特定された通話中呼(異常な長時間保留呼)の状態を解放することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の状態管理システム、IP電話交換機及び状態管理方法の第1の実施形態を図面を参照して説明する。
本実施形態では、呼制御プロトコル(シグナリングプロトコル)として、SIP(Session Initiation Protocol)を採用したIP電話システムに本発明の状態管理システム、IP電話交換機及び状態管理方法を適用した場合を説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態の音声通信システムの全体構成のイメージ図と、IPネットワーク上に配置されるIP電話交換機の内部構成を示す機能ブロック図である。
図1において、本実施形態の音声通信システム9は、IPネットワーク3に接続可能な、IP電話交換機(サーバ)1と、IP電話交換機1が収容する複数(図1では2台)のユーザ端末2−1及び2−2(ユーザ端末A及びB)とを有して構成される。また、IP電話交換機1は、PSTN4上の交換機(図示しない)と接続可能であり、収容するユーザ端末2−1及び2−2間の呼接続だけでなく、PSTN4を通じたユーザ端末5(ユーザ端末C)との間の呼接続も行うことができる。
ここで、IPネットワーク3は、IP(インターネットプロトコル)を通信制御プロトコルとした通信網である。なお、本実施形態では、通信制御プロトコルをIPとして説明するが、端末−サーバ間通信を実現できれば他の通信制御プロトコルも適用できる。また、IPネットワーク3は、有線回線や無線回線のいずれにも適用でき、又は有線回線と無線回線とを結合させたものとしてもよい。さらに、IPネットワーク3は、公衆網又は専用網のいずれにも適用できる。
IP電話交換機1は、IPネットワーク3上に配置され、収容するユーザ端末2−1及び2−2から受信した呼接続要求に応じて、相手端末との呼接続を制御するSIP対応のサーバである。
図1において、IP電話交換機1は、IP電話交換機機能部11、呼情報管理部12、ユーザ情報管理部13、ルーチング情報管理部14を少なくとも有する。
IP電話交換機機能部11は、IP電話交換機1として実現する機能を司るものであり、例えば、収容するユーザ端末2−1及び2−2と接続先との間で授受される信号の中継処理や、受信した受信信号の内容を分析する分析処理や、受信信号の内容に応じて送信信号を編集する処理や、各種条件に従ったルーチング処理や、端末−サーバ間の状態を確認する処理等を行うものである。
図2は、本実施形態に係るIP電話交換機機能部11が実現する主な機能を示す機能ブロック図である。
図2において、IP電話交換機機能部11は、呼情報取得部11a、通話中検出部11b、ダイアログ確認部11c、状態確認信号通信部11d、強制開放部11eなどを有する。
呼情報取得部11aは、受信信号のメッセージのヘッダ部分に含まれている情報のうち所定の情報を取得し、その取得した情報を含めた所定の情報を呼情報として呼情報管理部12に蓄積させるものである。ここで、呼情報取得部11aが受信メッセージから取得する情報種類は、例えば、受信メッセージのヘッダに含まれている発電話番号情報、着電話番号情報、呼特定情報である。また、呼情報取得部11aは、通話を開始又は終了するメッセージの受信時刻に基づく通話開始時刻及び又は通話終了時刻を呼情報として呼情報管理部12に与える。なお、メッセージの受信時刻は、例えば、IP電話交換機1が内部に有する時計機能等を用いることができる。
ここで、呼情報管理部12が管理する呼情報の内容例を図3に示す。図3に示すように、本実施形態の呼情報の例には、「呼生成時間」、「通話開始時刻」、「通話終了時刻」、「発電話番号」、「着電話番号」、「呼特定情報」等が考えられる。
通話中呼検出部11bは、呼情報管理部12に管理される呼情報を監視し、予め設定された所定時間以上の通話中の呼を検出するものである。また、通話中呼検出部11bは、所定時間以上の通話中の呼を検出すると、その呼を特定する呼特定情報をダイアログ確認部11cに与えるものである。
ここで、本実施形態では、対象となる呼の「CALL−ID」、「From−Tag」、「To−Tag」を呼特定情報とする。なお、呼を一意に特定できる情報でありセッション中の不変情報であれば、これに限定されず、例えば、ダイアログ識別情報自体を呼特定情報等その他の情報であってもよい。
なお、ダイアログとは、トランザクション継続中のユーザ端末間のピア・ツー・ピアの関係をいい、一般に、IP電話交換機1が内部処理としてダイアログ情報を管理する。
また、通話中呼検出部11bが長時間保留呼と判断するための上記所定時間は、予め設定されるものであり、また変更可能なものである。
ダイアログ確認部11cは、通話中呼検出部11bが検出した通話中呼の呼特定情報を受け取ると、その受け取った呼特定情報とIP電話交換機1が保持するダイアログとを比較し、IP電話交換機1が現在管理しているか否かを判断するものである。すなわち、ダイアログ確認部11cは、呼特定情報がIP電話交換機1が保持しているものである場合、IP電話交換機1が現在管理しているものであると判断し、呼特定情報がIP電話交換機1が保持していない場合、IP電話交換機1がすでに解放したものと判断する。
状態確認信号通信部11dは、ダイアログ確認部11cが呼特定情報がダイアログとして保持されていると判断した場合に、その呼特定情報に基づくユーザ端末に状態を確認する状態確認信号を送信するものである。また、状態確認信号通信部11dは、送信した状態確認信号に対する応答信号を受信し、その応答信号の受信に基づいてユーザ端末の状態を判断するものである。
強制解放部11eは、ユーザ端末から受信した状態確認信号に対する応答信号の内容に応じて、IP電話交換機1が管理しているダイアログをクリアし、その呼の状態を強制解放するものである。
ユーザ情報管理部13は、IP電話交換機1に収容されるユーザ端末2−1及び2−2を利用する契約加入者に関する情報を管理するものである。
ルーチング情報管理部14は、接続先アドレス(例えば、PSTN4等ルーチング先情報)等の情報を管理するものである。
ユーザ端末2−1及び2−2(ユーザ端末A及びB)は、IP電話交換機1に収容されるSIP対応の端末であり、ユーザエージェントクライアント(UAC)として機能するものである。
ユーザ端末5(ユーザ端末C)は、PSTN4の電話事業者が管理する端末であり、PSTN4上の交換機(図示しない)及びIP電話交換機1を通じて、ユーザ端末A及びCと通話を実現するものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
図4は、IP電話交換機1における長期呼保留の検出及び解消処理の概略的な動作を示すフローチャートであり、図5は、ユーザ端末2又は5も含めたIP電話交換機1での長期保留呼に対する処理シーケンスを示す。
以下では、本実施形態の音声通信システム9における長期保留呼の検出及び解消の動作について図面を適宜参照して説明する。
まず、SIP対応のユーザ端末2及び5からの要求に応じて、IP電話交換機1はユーザ端末2及び5間の呼接続を制御する。
図4及び図5において、IP電話交換機機能部11の呼情報取得部11aは、所定周期の定期的に又は常時、受信メッセージから取得した情報を有する呼情報を呼情報管理部12に蓄積する(F1、F101)。
通話中呼検出部11bは、呼情報管理部12に蓄積されている複数の呼情報の中から、予め設定された所定時間以上継続して通話している通話中呼を長時間保留呼として検出する(F2、F102)。
このとき、通話中呼検出部11bによる長時間保留呼の検出方法には、種々の方法が考えられるが、例えば、図6に示すような方法が考えられる。
図6において、通話中呼検出部11bは、まず、呼情報管理部12に蓄積されている呼情報の中のうち「通話終了時刻」欄に情報が格納されていない呼情報を選択する(F21)。なお、「通話終了時刻」欄に情報が格納されている場合には、すでに通話が終了したものであると判断する。
「通話終了時刻」欄に情報が格納されていない呼情報について、「通話開始時刻」から「現在時刻」までの差分(通話時間)を求める(F22)。
そして、「通話開始時刻」から「現在時刻」までの差分と予め設定された時間とを比較し、差分が所定時間以上である場合、その呼は長時間保留呼であると判断し、図4のF3に進む(F23〜F25)。なお、差分が所定時間未満である場合には、通話中の呼であるが、所定の長時間保留の呼ではないと判断し、F21に戻り、処理を繰り返す。
図4及び図5に戻り、通話中呼検出部11bが長時間保留呼を検出すると、その長時間保留呼の「Call−ID」、「From−Tag」、「To−Tag」を呼特定情報としてダイアログ確認部11cに与え、状態確認依頼を行う(F103)。
そして、ダイアログ確認部11cは、その検出された通話中呼の呼特定情報が、IP電話交換機1が管理するダイアログとして存在するか否かを判断する(F104)。
呼特定情報がダイアログとして存在しない場合、その呼の状態はすでに解放されている呼であると判断し、特に何もせず処理を終了する(F105)。
一方、呼特定情報がダイアログとして存在する場合、状態確認信号通信部11dは、「INVITE」メッセージを状態確認信号として、当該ユーザ端末2及び5に対して送信する(F106)。
なお、本実施形態では、「INVITE」を状態確認信号として送信するものとして説明するが、収容するユーザ端末2の通信条件によっては、別のメッセージを送信するものとしても良い。
IP電話交換機1から状態確認信号を受信したユーザ端末2及び5は、その状態に応じた応答信号を返信する(F107)
ユーザ端末2及び5から応答信号が返信されると、状態確認信号通信部11dは、その受信した応答信号の応答内容を確認し(F4、F108)、正常な応答である場合、ACK応答をユーザ端末2及び5に返信する(F109)。
一方、ユーザ端末2及び5から返信された応答信号が異常である場合、強制解放部11eは、IP電話交換機1内で管理しているダイアログを強制終了させる(F5、F110)。
なお、ユーザ端末2及び5からの応答信号が異常であるとするのは、例えば、返信がない場合や、例えば「481メッセージ CALL/Transaction Does Not Exist」が返信されてきた場合等がある。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、IP電話交換機1における呼情報の定期的なチェックにより特定した一定時間通話中の長期(長時間)保留呼のみを対象呼とし、その長期保留呼に対してIP電話交換機1主導で端末−サーバ間の状態確認を実施することで、サーバヘの負荷軽減が可能になるとともに、確実に異常長期保留呼を検出し、解消することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の状態管理システム、IP電話交換機及び状態管理方法の第2の実施形態を図面を参照して説明する。
本実施形態は、呼制御プロトコルとしてMGCP(Media Gateway Control Protocol)を採用したIP電話システムに、本発明の状態管理システム、IP電話交換機及び状態管理方法を適用した場合を説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
本実施形態は、呼制御プロトコルと長期保留呼の検出及び解消の処理シーケンスとが第1の実施形態と異なるが、システムの全体構成などは第1の実施形態で説明した構成に対応する。そこで、本実施形態では、図1を用いて本実施形態の特徴を中心に説明する。
本実施形態のIP電話交換機1は、MGCP対応の呼制御サーバであり、図7は、IP電話交換機機能部11が実現する主な機能の機能ブロック図である。
図7において、IP電話交換機機能部11は、呼情報取得部11a、通話中呼検出部11b、コネクションID確認部11f、状態確認信号通信部11g、強制解放部11eを少なくとも有する。
本実施形態では、コネクションID確認部11f、状態確認信号通信部11gの内容が第1の実施形態と異なるので、これらの構成について詳説する。
コネクションID確認部11fは、通話中呼検出部11bにより検出された通話中呼(長時間保留呼)を特定する呼特定情報を呼情報管理部11から取得する。本実施形態では、コネクションIDを呼特定情報とする。勿論、コネクションIDに限定されず、呼を特定することができれば、他の情報であっても良い。
コネクションID確認部11fは、取り出した呼特定情報(コネクションID)がIP電話交換機1内部で管理されているか否かを判断し、存在しない場合には、すでにその状態は解放されているものとして処理を終了し、存在する場合には、状態確認の対象とするユーザ端末2の状態を確認させるものである。
状態確認信号通信部11gは、コネクションID確認部11fによりコネクションID(呼特定情報)がIP電話交換機1内に存在すると判断した場合に、その対象とするユーザ端末2に対して状態確認信号を送信するものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、本実施形態のIP電話システムにおける長時間保留呼の検出及び解消処理の動作を図面を参照して説明する。
図8は、本実施形態の長期保留呼の検出及び解消処理のシーケンスである。図8において、IP電話交換機機能部11の呼情報取得部11aによる呼情報の蓄積処理及び通話中呼検出部11bによる長時間保留呼の検出処理は、図5のF101及びF102に対応する(F201及びF202)。
通話中呼検出部11bが長時間保留呼を検出すると、その長時間保留呼のコネクションIDを呼特定情報としてコネクションID確認部11fに与え、状態確認依頼を行う(F203)。
そして、コネクションID確認部11fは、その検出された通話中呼の呼特定情報が、IP電話交換機1が管理するコネクションIDとして存在するか否かを判断する(F204)。
コネクションIDが存在しない場合、その呼の状態はすでに解放されている呼であると判断し、特に何もせず処理を終了する(F205)。
一方、コネクションIDが存在する場合、状態確認信号通信部11gは、「AUEF(AUdit End Point)」メッセージを状態確認信号として、当該ユーザ端末2及び5に対して送信する(F206)。
なお、本実施形態では、「AUEF」を状態確認信号として送信するものとして説明するが、収容するユーザ端末2の通信条件によっては、別のメッセージを送信するものとしても良い。
IP電話交換機1から状態確認信号を受信したユーザ端末2及び5は、その状態に応じた応答信号を返信する(F207)
ユーザ端末2及び5から応答信号が返信されると、状態確認信号通信部11gは、その受信した応答信号の応答内容に基づくユーザ端末2及び5の状態と、IP電話交換機1内部で管理されている状態とを照合し(F208)、正常な応答である場合、呼断続中と判断し、何もせずに処理を終了する(F209)。
一方、ユーザ端末2及び5から返信された応答信号が異常である場合、強制解放部11eは、IP電話交換機1内で管理している加入者状態を強制終了させる(F210)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、一般に、ヘルスチェック機能に関する規定がないMGCP端末に対しても、本実施形態のIP電話交換機1によれば、第1の実施形態と同等のヘルスチェックを行うことができる。
(C)他の実施形態
第1及び第2の実施形態では、IP電話交換機1が本発明の機能部を有するイメージで説明したが、それぞれ連携して同等の処理を実行することができれば、本発明に係るそれぞれの機能部を分散配置(例えば別サーバによる処理)させるようにしてもよい。
この場合、呼制御を実行するサーバとは別のサーバで一定時間通話中の呼を特定するので、IP電話交換機への負荷軽減がよりいっそう図られる。
また、第1の実施形態では、SIP端末への確認信号はINVITE信号で実現するイメージで記載したが、端末の条件次第では、他の信号(INFO、OPTIONS等)を適用することも可能である。
さらに、第1及び第2の実施形態において、呼を特定する方法に関しては、対象呼の「Call−ID」、「From−Tga」、「To−Tag」送付や、対象呼の「コネクションID」送付を送付するイメージで記載しているが、サーバで呼を特定できる情報であれば、必ずしも上記の情報でなくても構わない。
また、IP電話交換機は、第1の実施形態で説明した機能部と、第2の実施形態で説明した機能部とを双方備えるようにしても良い。これにより、IP電話交換機は、SIP対応及び又はMGCP対応のユーザ端末に対しても同等に対応することができる。
第1及び第2の実施形態において、状態確認信号通信部11d及び11gが送信する状態確認信号の送信タイミングは、通話中呼の通話時間に応じて異なるようにしてもよい。例えば、通話中呼の通話時間が短い場合には、状態確認信号の送信間隔を長くするようにする。これにより、IP電話交換機の監視負荷をより軽減することができる。
上述した第1及び第2の実施形態におけるIP電話交換機1の機能は、例えばCPUにより実現可能なソフトウェア(処理プログラム)として実現されるものであるが、ハードウェア構成による実現を除くものではない。
実施形態のIP電話システムの全体構成及びIP電話交換機の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のIP電話交換機機能部の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の呼情報管理部が蓄積する呼情報の例を示す図である。 第1の実施形態のIP電話交換機における動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の長時間保留呼の検出及び解放処理のシーケンスである。 第1の実施形態の長時間保留呼の検出処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のIP電話交換機機能部の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の長時間保留呼の検出及び解放処理のシーケンスである。
符号の説明
1…IP電話交換機、11…IP電話交換機機能部、11a…呼情報取得部、11b…通話中呼検出部、11c…ダイアログ確認部、11d、11g…状態確認信号通信部、11e…強制解放部、11f…コネクションID確認部、12…呼情報管理部、13…ユーザ情報管理部、14…ルーチング情報管理部、2(2−1及び2−2)及び5…ユーザ端末、3…IPネットワーク。

Claims (3)

  1. 呼制御手段が呼を確立した収容端末の状態と、上記呼制御手段が認識している上記収容端末の状態との一致性を管理する状態管理システムにおいて、
    上記呼制御手段が確立した1又は複数の呼のそれぞれに関する呼情報を蓄積する呼情報蓄積手段と、
    上記呼情報蓄積手段に蓄積されている上記各呼情報のうち、通話時間が所定時間以上である通話中呼を検出する通話中呼検出手段と、
    上記通話中呼検出手段が検出した上記通話中呼を特定する呼特定情報に基づいて、当該通話中呼が上記呼制御手段に管理されている呼であるか否かを確認する呼状態確認手段と、
    上記呼状態確認手段により、上記呼制御手段に管理されている呼であると確認された上記通話中呼を実現する上記収容端末のみの状態を確認する状態確認手段と、
    上記状態確認手段が上記収容端末の状態が異常であると判断した場合に、上記呼制御手段が管理している上記通話中呼の状態を解放する状態解放手段と
    を備えることを特徴とする状態管理システム。
  2. 複数の収容端末に対する呼を制御する呼制御手段を有するIP電話交換機において、請求項1に記載の状態管理システムを備えることを特徴とするIP電話交換機。
  3. 呼制御手段が呼を確立した収容端末の状態と、上記呼制御手段が認識している上記収容端末の状態との一致性を管理する状態管理方法において、
    呼情報蓄積手段が、上記呼制御手段が確立した1又は複数の呼のそれぞれに関する呼情報を蓄積する呼情報蓄積工程と、
    通話中呼検出手段が、上記呼情報蓄積手段に蓄積されている上記各呼情報のうち、通話時間が所定時間以上である通話中呼を検出する通話中呼検出工程と、
    呼状態確認手段が、上記通話中呼検出手段が検出した上記通話中呼を特定する呼特定情報に基づいて、当該通話中呼が上記呼制御手段に管理されている呼であるか否かを確認する呼状態確認工程と、
    状態確認手段が、上記呼状態確認手段により、上記呼制御手段に管理されている呼であると確認された上記通話中呼を実現する上記収容端末のみの状態を確認する状態確認工程と、
    状態解放手段が、上記状態確認手段が上記収容端末の状態が異常であると判断した場合に、上記呼制御手段が管理している上記通話中呼の状態を解放する状態解放工程と
    を有することを特徴とする状態管理方法。
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