JP2007096124A - フレームデータ作成装置、方法及び描画装置 - Google Patents

フレームデータ作成装置、方法及び描画装置 Download PDF

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    • G03F7/70508Data handling in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. handling pattern data for addressable masks or data transfer to or from different components within the exposure apparatus

Abstract

【課題】画像データから、DMDを構成する複数のマイクロミラーに、DMD単位で供給するフレームデータを直接かつ高速に作成する。
【解決手段】フレームデータを格納するメモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで描画点が形成されるかどうかを画像データ102の先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、描画点が形成される前記画素データ位置において、画像データ102の走査方向に沿って各描画点列を形成するマイクロミラー40を特定する番号と、マイクロミラー40の初期位置から前記走査方向の画像先端までのオフセット値とフレーム番号とに基づき、メモリ領域中のメモリセルの値を「0」値から「1」値に変換してフレームデータを作成する。
【選択図】図10

Description

この発明は、複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像(2次元パターン)を形成する描画装置に組み込まれるフレームデータ作成装置、前記描画装置に適用されるフレームデータ作成方法及び描画装置に関する。
従来から、画像データが表す所望の画像を描画面上に形成する描画装置が種々知られている。
このような描画装置として、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、DMDという)等の空間光変調素子を利用し、画像データに応じて前記空間光変調素子により光ビームを変調して露光を行う露光装置が種々提案されている。
DMDは、シリコン等の半導体基板上のメモリアレイ(SRAMアレイ)に、微小なマイクロミラーが2次元状に多数配置されて構成されたものである。そして、メモリアレイに蓄積される電荷による静電気力を制御することによってマイクロミラーを傾斜させて反射面の角度を変化させることができ、この反射面の角度変化により描画面上の所望の位置に描画点を形成して画像を形成することができるものである。
そして、上記のようなDMDを用いた露光装置としては、例えば、DMDを露光面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、その走査方向への移動に応じてDMDのメモリアレイにマイクロミラー群に対応した複数の描画点形成要素データからなるフレームデータを入力し、DMDのマイクロミラー群に対応した描画点群を露光面に時系列に順次形成することにより所望の画像を露光面に形成する露光装置が提案されている(特許文献1)。
また、露光面上に形成される画像の解像度を上げるため、DMDを走査方向に対して所定の角度だけ傾けて上記のような露光を行う露光装置も提案されている。
このような露光装置を用いて露光を行う際には、DMDの走査方向への相対的な移動に応じてフレームデータをDMDに入力する必要があるので、露光の前に予め露光面に対するDMDの位置に対応した複数のフレームデータを作成しておく必要がある。
ここで、例えば、図21A〜図21E、図22A〜図22E、図23A〜図23Eに示すような数字の「2」を露光面上に形成する場合における従来のフレームデータの作成方法について説明する。なお、図21A〜図23Eに示す丸1〜丸8は、1個のDMDを構成する8個のマイクロミラーを模式的に示したものである。
そして、図21A〜図23Eの下部に示すフレーム1〜フレーム15は、それぞれの図において示される位置にDMDがある時に、DMDに入力されるフレームデータを模式的に示したものである。
従来は、例えば、まず、図21A〜図23Eに示す各画素に対応する画素データからなる画像データをDRAM等のメモリに一旦記憶し、図21A〜図23Eに示すように、DMDの各位置について、DMDの各マイクロミラー丸1〜丸8に対応する画素データを上記メモリから順次読み出すことにより描画点データからなる各フレームデータを作成していた。
なお、図21A〜図23Eに示す白四角と斜線四角の画素に対応する画素データはDMDを構成する各マイクロミラーのオフデータ「0」であり、黒四角の画素に対応する画素データはオンデータ「1」である。また、斜線四角部分の範囲は、描画面上に描画される画像の実質的な範囲を示すものであり、画素データとしては白四角と同じ「0」である。
特開2004−56100号公報
しかしながら、上記のように各マイクロミラーに対応する画素データを丸1〜丸8まで順次読み出してフレームデータを作成したのでは、例えば、図21A〜図23Eの各図における走査方向に直交する方向に、連続するアドレスが割り当てられ、そのアドレスが連続する方向に順次各マイクロミラーのデータが読み出されるようにメモリの読み出しが制御されるような場合には、各マイクロミラーに対応するデータが格納されたアドレスは、メモリを制御する制御手段からみたメモリのアドレス空間において離散的に配置されており、このような配置のアドレスに1つ1つアクセスしながらデータを読み出すのはメモリの制御上、非常に時間がかかり、全てのフレームデータを取得するのに膨大な時間がかかってしまう。
この問題を解決するために、この出願人は、以下に説明する技術を考案している(特願2005−045111号明細書)。
すなわち、メモリには、図24に示すように、画素データからなる画像データを、メモリのアドレスが連続する方向と走査方向とを一致させて格納する。
次いで、図24に示したようにメモリに格納された画像データに対して、予め設定されている各マイクロミラーによる描画点形成軌跡データを参照し、図25A〜図25D及び図26A〜図26Dに示すように、図25A〜図26Dの示す順に、位置情報のオフセット情報を含む各マイクロミラー毎のデータ(マイクロミラー単位データという。)を読み出し、図27Bに示すように、フレームデータメモリに格納する。
このとき、図27Bに示すように、フレームデータメモリのアドレスが連続する方向と、同じフレームデータ(換言すれば同じDMDに属するマイクロミラーのデータ)が格納される配列方向とが一致するように画像データを、DMD毎のデータであるフレームデータとしてフレームデータメモリに格納する。
そして、図27Bのように格納したフレームデータメモリからアドレスが連続する方向にフレームデータを順次読み出し、DMDを構成する丸1〜丸8のマイクロミラーにそれぞれデータを供給し、かつDMDを露光面の走査方向に対して相対的に移動させることで、図24に示した画像データに対応する「2」を表す画像(2次元パターン)を露光面に形成することができる。
ここで、理解の容易化のために、上記したマイクロミラー単位データの群からなるデータ、通常、メモリに一時的に格納保持されるデータであるマイクロミラー単位データ群データを図27Aに示す。
ところで、図25A〜図26Dを参照して説明したように、メモリに格納された画像データから各マイクロミラー単位データを読み出すことはメモリのアドレスが連続する方向となっているので、高速に行うことができる。しかし、そのようにして読み出したマイクロミラー単位データの各描画点データ、すなわち図27Aに示したマイクロミラー単位データ群データを構成するマイクロミラー単位データの各描画点データを、図27Bに示すように、置き場所を変えてフレームデータメモリに格納する処理(転置処理という。)は、アドレスが連続していないので、この転置処理をソフトウエアにより実行しようとすると時間がかかる。
転置処理のための時間が長くかかると、上記のように、DMDを露光面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、その走査方向への移動に応じてDMDのメモリアレイにマイクロミラー群に対応した複数のマイクロミラー単位データからなるフレームデータを入力し、DMDのマイクロミラー群に対応した描画点群を露光面に時系列に順次形成することにより所望の画像を露光面に形成する露光装置では、走査方向への移動速度に制限を与える。
高速描画が要求される場合、特に量産時等には、この制限を解消するため、前記複数のマイクロミラー単位データ、換言すれば、前記マイクロミラー単位データ群データのフレームデータへの描画点データの場所を置き変える転置処理は、ハードウエアにより行う。ただ、ハードウエアは、ソフトウエアに比較して、高価となる。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、画像データから描画ユニット単位のフレームデータへの変換処理を高速かつ簡易に行うことを可能とするフレームデータ作成装置、方法及び描画装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に係るフレームデータ作成装置は、複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に組み込まれるフレームデータ作成装置であって、前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素符号・オフセット値対応表作成部と、フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化部と、前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで描画点が形成されるかどうかを前記画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、描画点が形成される画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、描画点が形成される前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から描画点形成値に変換してフレームデータを作成するフレームデータ作成部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係るフレームデータ作成方法は、複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に適用されるフレームデータ作成方法であって、前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素符号・オフセット値対応表作成ステップと、フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化ステップと、前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで描画点が形成されるかどうかを前記画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、描画点が形成される画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、描画点が形成される前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から描画点形成値に変換してフレームデータを作成するフレームデータ作成ステップと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、フレームデータを格納するメモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで描画点が形成されるかどうかを画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、描画点が形成される画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、描画点が形成される前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から描画点形成値に変換してフレームデータを作成するようにしているので、画像データからフレームデータへの変換処理が直接的に行え、結果として、この変換処理を高速かつ簡易に行うことができる。
請求項2記載の発明に係るフレームデータ作成装置は、複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に組み込まれるフレームデータ作成装置であって、前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って、画像の変化点を検出した変化点画像データを作成する画像変化点検出部と、前記変化点画像データを参照し、前記変化点画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素・オフセット値対応表作成部と、フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化部と、前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで前記変化点かどうかを前記変化点画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、前記変化点であった場合の画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、前記変化点であった場合の前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から前記変化点を表す値に変換したデータ変化点を有する中間データを作成する中間データ作成部と、前記描画点形成要素の前記走査方向に沿って前記中間データ中の前記データ変化点毎にデータを反転させて前記フレームデータを作成するフレームデータ作成部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係るフレームデータ作成方法は、複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に適用されるフレームデータ作成方法であって、前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って、画像の変化点を検出した変化点画像データを作成する画像変化点検出ステップと、前記変化点画像データを参照し、前記変化点画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素・オフセット値対応表作成ステップと、フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化ステップと、前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで前記変化点かどうかを前記変化点画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、前記変化点であった場合の画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、前記変化点であった場合の前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から前記変化点を表す値に変換したデータ変化点を有する中間データを作成する中間データ作成ステップと、前記描画点形成要素の前記走査方向に沿って前記中間データ中の前記データ変化点毎にデータを反転させて前記フレームデータを作成するフレームデータ作成ステップと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、描画面に形成しようとする画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データに対する描画ユニットの走査方向に沿って前記画像の変化点を検出した変化点画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで、フレームデータを格納するメモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで前記変化点かどうかを順次確認し、前記変化点であった場合の画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、前記変化点であった場合の前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を初期値のゼロ値から前記変化点を表す値に変換したデータ変化点を有する中間データを作成する。そして、前記描画ユニットの前記走査方向に沿って前記中間データ中の前記データ変化点毎にデータを反転させてフレームデータを作成するようにしているので、画像データからフレームデータへの変換処理が直接的に行え、結果として、この変換処理を高速かつ簡易に行うことができる。
この場合、画像データ中、走査方向の前後の画素データ同士で排他的論理和をかけることで、変化点画像データを作成し、中間データ中、走査方向の前と後の描画点データ同士で排他的論理和をかけ、結果を前記後の描画点データに上書きすることを繰り返して、前記フレームデータを作成することができる。
また、前記フレームデータ作成装置を組み込んだ前記描画装置及び前記フレームデータ作成方法が適用された前記描画装置も、前記課題を解決するので、この発明に含まれる。
描画ユニットとして、DMD、インクジェット記録ヘッド等が含まれる。
すなわち、この発明は、描画ユニットとしてDMD等の空間光変調素子に限らず、インクジェット記録ヘッドを備えた描画装置にも適用できることから、一般的に、複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像(2次元パターン)を形成する描画装置に組み込まれるフレームデータ作成装置、前記描画装置に適用されるフレームデータ作成方法、及び前記描画装置に適用することができる。
この発明によれば、画像データから描画ユニット単位のフレームデータへの変換処理を高速かつ簡易に行うことができる。
以下、図面を参照してこの発明に係る描画装置、この描画装置に組み込まれるフレームデータ作成装置、前記描画装置に適用されるフレームデータ作成方法について、これらの一実施形態が適用された露光記録システムを例として説明する。
図1は、この発明の一実施形態が適用された露光記録システム4の構成を示している。
この露光記録システム4は、画像データを作成しベクトルデータとして出力するCAD装置(CADサーバ)6と、CAD装置6から送信されたベクトルデータをラスタイメージデータであるビットマップデータに変換した後、このビットマップデータを画像データとして出力するラスタイメージプロセッサ(RIP)8と、RIP8から送信された画像データをフレームデータに変換し、このフレームデータに基づき、基板(記録媒体)の描画面に画像を露光記録(形成)する露光記録装置10と、CAD装置6、RIP8及び露光記録装置10の管理制御を行うシステム管理サーバ11とから基本的に構成される。
ここで、露光記録装置10は、ビットマップデータに基づいて積層プリント配線基板等の露光処理を行う装置であり、図2に示すように構成される。
すなわち、露光記録装置10は、複数の脚部12によって支持された変形の極めて小さい定盤14を備え、この定盤14上には、2本のガイドレール16を介して露光ステージ18が矢印Y方向に往復移動可能に設置される。露光ステージ18には、感光材料が塗布された長方形状の基板Fが吸着保持される。基板Fの感光材料塗布面が描画面になる。
定盤14の中央部には、ガイドレール16を跨ぐようにして門型のコラム20が設置される。このコラム20の一方の側部には、基板Fの先端及び後端を検知するCCDカメラ22a、22bが固定され、コラム20の他方の側部には、基板Fに対して画像を露光記録する複数の露光ヘッド24a〜24jが位置決め保持されたスキャナ26が固定される。
露光ヘッド24a〜24jは、基板Fの移動方向(矢印Y方向)と直交する方向に2列で千鳥状(略マトリクス状)に配列される。
図3は、各露光ヘッド24a〜24jの構成を示す。露光ヘッド24a〜24jには、例えば、光源ユニット28を構成する複数の半導体レーザから出力されたレーザビームLが合波され光ファイバ30を介して導入される。レーザビームLが導入された光ファイバ30の出射端には、ロッドレンズ32、反射ミラー34及び描画ユニット(描画点形成要素群)としてのデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)36が順に配列される。
ここで、DMD36は、図4に示すように、SRAMアレイ(メモリアレイ)38の上に格子状に配列された多数のマイクロミラー40(描画点形成要素)を揺動可能な状態で配置したものであり、各マイクロミラー40の表面には、アルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。SRAMアレイ38にDMDコントローラ42からフレームデータに従ったデジタル信号が書き込まれると、その信号に応じて各マイクロミラー40が所定方向に傾斜し、その傾斜状態に従ってレーザビームLのオンオフ状態が実現される。
オンオフ状態が制御されたDMD36によって反射されたレーザビームLの射出方向には、拡大光学系である第1結像光学レンズ44、46、DMD36の各マイクロミラー40に対応して多数のレンズを配設したマイクロレンズアレー48、ズーム光学系である第2結像光学レンズ50、52が順に配列される。なお、マイクロレンズアレー48の前後には、迷光を除去するとともに、レーザビームLを所定の径に調整するためのマイクロアパーチャアレー54、56が配置される。
各露光ヘッド24a〜24jに組み込まれるDMD36は、図5及び図6に示すように、高い解像度を実現すべく、基板Fの移動方向(矢印Y方向)に対して所定角度傾斜した状態に設定される。すなわち、DMD36を基板Fの移動方向に対して傾斜させることにより、DMD36を構成するマイクロミラー40の矢印Y方向と直交する方向(矢印X方向)に対する間隔を狭くし、これによって、矢印X方向に記録される画像の解像度を高くすることができる。矢印Y方向の解像度は、基板Fの移動速度によって調整することができる。なお、各露光ヘッド24a〜24jにより一度に露光される範囲である露光エリア58a〜58jは、露光ヘッド24a〜24j間の継ぎ目が生じることのないよう、図6に示すように矢印X方向に重畳するように設定される。
露光記録装置10の制御回路は、図1に示すように、RIP8から供給された画像データとシステム管理サーバ11から供給された描画点形成軌跡データ(ビーム位置データ)を参照して露光部72に必要なデータ、表等を作成する画像データ処理部70と、画像データ処理部70から送信された前記画像データと、前記必要なデータ、表等からフレームデータを作成し、DMD36を駆動して基板Fに画像を露光記録する露光部72とを備える。
画像データ処理部70は、各種機能手段等として動作するCPU74を有する、例えばパーソナルコンピュータにより構成される。CPU74には、RIP8から送信された画像データを受信するインタフェース(I/F)76と、CCDカメラ22a、22bを用いて取得した基板Fの先端及び後端等のアライメント情報データを受信するインタフェース(I/F)78と、システム管理サーバ11から送信された前記描画点形成軌跡データを受信する図示しないインタフェースと、受信した前記画像データと取得した前記アライメント情報データ等を、ハードディスクドライブ(HDD)80を介して記憶するハードディスク(HD)82と、主記憶装置であるメモリ84と、CPU74により作成されたデータ、表並びに前記画像データを露光部72に送信するインタフェース(I/F)86と、がバス88を介して接続される。
露光部72は、画像データ処理部70のI/F86から送信された前記画像データ、前記データ、表を一旦記憶する等のメモリであるバッファ90と、バッファ90に記憶された前記画像データを、DMD36を構成する複数のマイクロミラー40の配列に従ったフレームデータに変換する等の各種機能手段等として動作するCPU92と、フレームデータを一時記憶するメモリであるバッファ94と、バッファ94に記憶されたフレームデータに基づき、DMD36を構成するマイクロミラー40を制御し、基板Fに画像を露光記録するDMDコントローラ42とを備える。
この実施形態に係る露光記録システム4は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作及び作用効果について、第1実施例、第2実施例の順で説明する。
第1実施例
図7のフローチャートを参照して説明するこの第1実施例においては、図8の機能ブロック図に示すように、画像データ処理部70のCPU74は、前記画像データと前記描画点形成軌跡データに基づき、描画点形成要素・オフセット値対応表(描画点形成要素符号・オフセット値対応表)を作成する対応表作成部202として機能し、露光部72のCPU92は、前記画像データと前記描画点形成要素・オフセット値対応表に基づき、フレームデータを作成する初期化部222とフレームデータ作成部224として機能する。
そこで、まず、ステップS1において、CAD装置6を用いて、基板Fに露光記録する画像に対応する画像データを作成する。
CAD装置6で作成された画像データは、ベクトルデータ形式でRIP8に送信される。
ステップS2において、RIP8は、ベクトルデータを、例えば図9に示すライン(列)1〜ライン(列)8までのラスタイメージデータ形式の画像データ102に変換する。「0」値は未露光画素、「1」値は露光画素を示す。
RIP8で作成された画像データ102は、RIP8から露光記録装置10を構成する画像データ処理部70のI/F76、バス88、HDD80を通じてHD82に記憶される。なお、RIP8において、画像データ102をランレングス符号化処理して圧縮し、圧縮した画像データを画像データ処理部70に送信するようにしてもよい。
次いで、ステップS3において、画像データ処理部70の対応表作成部202は、画像データ102とシステム管理サーバ11から供給された前記描画点形成軌跡データに基づき、描画点形成要素・オフセット値対応表を作成する。
図10は、理解の容易化のために、DMDの数が、露光ヘッド24a〜24jに対応する10個のDMD36ではなく、3個のDMD1〜3であると仮定し、この3個のDMD1〜3がそれぞれ、位置に応じて番号(描画点形成要素を特定する符号)1〜6が付けられた6個のマイクロミラー40から構成されるものと仮定した場合の各マイクロミラー40から基板Fに照射される光ビームの走査軌跡である描画点形成軌跡データ110を模式的に示している。
このように仮定した場合、例えばDMD1を構成する番号1のマイクロミラー40と番号4のマイクロミラー40とは、走査方向上同一ライン1(図9も参照)上の描画点形成軌跡データ110となり、DMD1を構成する番号2のマイクロミラー40と番号5のマイクロミラー40とは、走査方向上同一ライン2(図9も参照)上の描画点形成軌跡データ110となることが分かる。
また、描画点形成軌跡データ110には、各マイクロミラー40(各ビーム)の初期位置から画像先端位置までの距離を解像度で割った前オフセット値(前オフセット情報)と、各マイクロミラー40(各ビーム)の画像後端位置から終止位置までの距離を解像度で割った後オフセット値(後オフセット情報)とが含まれる。
なお、図10に示す描画点形成軌跡データ110は、画像データ102のライン方向に平行したものとなっているが、実際には、基板F等にも変形が発生している場合があり、その場合には、例えばCCDカメラ22a、22bから得られる画像情報(アライメント情報)に基づき描画点形成軌跡データ110を修正して利用することができる。
図11は、対応表作成部202により作成された描画点形成要素符号・オフセット値対応表252を示している。この描画点形成要素符号・オフセット値対応表252は、基板Fの描画面に形成しようとする画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データ102(図9)と描画点形成軌跡データ110とから作成され、画像データ102の走査方向である矢印Y方向に沿って各描画点列を形成する描画点形成要素であるマイクロミラー40を特定する符号{DMD番号(番号1、2又は3)とマイクロミラー番号(番号1、2、3、4、5又は6)}と、マイクロミラー40の初期位置から走査方向の画像先端位置までの前オフセット値と、画像後端から終止位置までの後オフセット値の対応表である描画点形成要素符号・オフセット値対応表252を示している。
このようにして作成された描画点形成要素符号・オフセット値対応表252と、画像データ102は、画像データ処理部70のI/F86を通じて、露光部72へ送信され、バッファ90に格納される。
次いで、ステップS4において、露光部72のCPU92によりフレームデータが作成される。
図12は、CPU92により実行されるフレームデータの作成詳細フローチャートを示している。
まず、ステップS41において、図13に示すように、バッファ94のフレームデータのメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に、いわゆるゼロクリアすることで初期化した(1ビットが保持される各メモリセルにゼロを書き込んだ)ゼロデータ112を作成する。
ここで、図9、図10に示した画像データ102において、計算の便宜のために、図10に示すように、走査方向をn(n=1〜16)行、走査方向と直交する方向をm(m=1〜8)列とする。このとき、先頭画素の座標は(n,m)=(1,1)となり、最終画素の座標は(n,m)=(16,8)となる。
そこで、まず、ループ1のステップS42においてn=1とし、ループ2のステップS43においてm=1とする。この操作により座標(n,m)=(1,1)、この場合、先頭画素の画素データ(図9、図10参照)がピックアップされる。先頭画素の画素データは「0」値であり、このことを画素データ(n,m)=画素データ(0,0)=0と記載する。
次いで、ピックアップした画素データ(n,m)の値が「0」値(基板F上に描画点が形成されない値を意味する。)か「1」値(基板F上に描画点が形成される値を意味する。)かをステップS44でチェックする。
画素データ(1,1)は、「0」値であるので、次いで、ループ2のステップS45でループ2のステップS43に戻り、m=2とする。
この操作により画像データ102から画素データ(1,2)がピックアップされるが、この画像データ102の例では、画素データ(3,1)まで「0」値が連続するので、ループ1のステップS42でn=3とされ、ループ2のステップS43でm=2とされたとき、画素データ(3,2)がピックアップされ、ステップS44の判断が成立する。
次いで、ステップS47において、描画点形成要素符号・オフセット値対応表252(図11参照)を参照し、画素データ(3,2)の描画点を形成するDMD36の番号(DMD1であることが分かる。)とマイクロミラー40の番号(マイクロミラー番号2とマイクロミラー番号5であることが分かる。)と、前オフセット値(DMD1のマイクロミラー番号2に対応して前オフセット値「5」、DMD1のマイクロミラー番号5に対応して前オフセット値「4」であることが分かる。)に基づき、対応する各フレームデータ番号を特定する。
そして、ステップS48において、図13に示したゼロデータ112中、対応するフレームデータ番号とミラー番号(ここでは、DMD36の番号とマイクロミラー40の番号で特定される番号)のメモリセルに「1」値を書き込みフレームデータを作成していく。
図14は、このようにして、作成された作成途中のフレームデータ113を示している。
すなわち、DMD1のマイクロミラー番号2と、フレームデータ番号8{8=オフセット値「5」+(n=3)(画像データ102の行番号)とで特定される。}のメモリセルが「1」値とされるとともに、DMD1のマイクロミラー番号5と、フレームデータ番号7{7=オフセット値「4」+(n=3)(画像データ102の行番号)とで特定される。}のメモリセルが「1」値とされる。
以下、同様に、ステップS42〜S46の処理を、最終画素データ(n,m)=(16,8)まで繰り返すことで、図15に示す描画点データからなるフレームデータ116が作成される。
図15のフレームデータ116中、斜線付きの「0」値が格納されたメモリセルは画像が形成されないオフセット部分を示し、斜線付きの「1」値が格納されたメモリセルは画像中、描画点が形成される部分を示し、斜線なしの「0」値が格納されたメモリセルは画像中、描画点が形成されない部分を示している。
このようにしてフレームデータ116をバッファ94上に作成したとき、ステップS5の画像形成処理が実行される。
このステップS5において、露光記録装置10は、露光ステージ18をスキャナ26側からCCDカメラ22a、22b側に移動させ、DMDコントローラ42は、バッファ94に記憶されたフレームデータ116をDMD1〜3に供給し、基板Fに所望の画像を露光記録する。
以下、図2、図3の構成にもどって説明すれば、光源ユニット28から出力されたレーザビームLは、光ファイバ30を介して各露光ヘッド24a〜24jに導入される。導入されたレーザビームLは、ロッドレンズ32から反射ミラー34を介してDMD36に入射する。
DMDコントローラ42は、バッファ94からフレームデータを読み出し、このフレームデータの「1」値及び「0」値に従いDMD36を構成する各マイクロミラー40をオンオフ制御する。DMD36を構成する各マイクロミラー40により所望の方向に選択的に反射されたレーザビームLは、第1結像光学レンズ44、46によって拡大された後、マイクロアパーチャアレー54、マイクロレンズアレー48及びマイクロアパーチャアレー56を介して所定の径に調整され、次いで、第2結像光学レンズ50、52により所定の倍率に調整されて基板Fに導かれる。
露光ステージ18は、定盤14に沿って移動し、基板Fには、露光ステージ18の移動方向と直交する方向に配列される複数の露光ヘッド24a〜24jを構成するDMD36により所望の画像が露光記録されて形成される。
以上説明したように、上述した第1実施例によれば、複数の描画点からなる描画点群を基板Fの描画面上に形成する複数の描画点形成要素であるマイクロミラー40を複数備えるDMD36を前記描画面に対して所定の走査方向である矢印Y方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記DMD36単位(毎)のフレームデータをDMD36に順次供給し、DMD36により前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置としての露光記録装置10に組み込まれるフレームデータ作成装置(画像データ処理部70と露光部72)であって、対応表作成部202により前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データ102を参照し、画像データ102の前記走査方向に沿って各描画点列を形成するマイクロミラー40を特定する符号である番号とマイクロミラー40の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表である描画点形成要素符号・オフセット値対応表252を作成する。
初期化部222は、前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化してゼロデータ112を作成する。
フレームデータ作成部224は、前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで描画点が形成されるかどうかを画像データ102の先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、描画点が形成される画素データ位置において、描画点形成要素符号・オフセット値対応表252を参照し、描画点が形成される前記画素データ位置におけるマイクロミラー40を特定する番号と、前記オフセット値と、フレームデータ番号とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を「0」値から描画点形成値である「1」値に変換してフレームデータ116を作成する。
このように処理することで、画像データ102(図9参照)からフレームデータ116(図15参照)への変換処理が直接的に行え、結果として、この変換処理を高速かつ簡易に行うことができる。
第2実施例
上記した第1実施例においては、ステップS48の処理時に、画素データの値が「1」値のときにフレームデータに対するランダムアクセスが発生するが、このアクセス回数は、基本的には、図15のフレームデータ116中、「1」値の数に対応する回数発生するので、形成描画点数に比例し、通常、その数が比較的に多い。
そこで、この第2実施例では、XOR(排他的論理和)処理を使用して、第1実施例の処理より高速化を図った処理技術について、図16のフローチャートを参照して説明する。なお、XOR処理は、通常、32ビット連続アドレス指定が可能であることから、32ビット連続アクセスとなり、処理全体での負荷とならず、結果としてフレームデータへのランダムアクセス回数が減少する。なお、以下に説明する第2実施例で参照する図面中の符号について、第1実施例で示したものと対応するものには同一の符号を付けその詳細な説明は省略する。
この第2実施例においては、図17の機能ブロック図に示すように、画像データ処理部70のCPU74は、画像データ102と描画点形成軌跡データ110に基づき、描画点形成要素符号・オフセット値対応表252を作成する対応表作成部202及び画像データ102の走査方向に沿って画像の変化点を検出した変化点画像データを作成する変化点画像データ作成部204として機能し、露光部72のCPU92は、前記変化点画像データと描画点形成要素符号・オフセット値対応表252に基づき、フレームデータを作成する初期化部222と中間データ作成部226とフレームデータ作成部228として機能する。
ステップS1及びステップS2においては、上述したのと同等の処理を行い、次に、ステップS201において、画像データ処理部70の変化点画像データ作成部204は、HD82から画像データ102(図9参照)を読み出し、この画像データ102の走査方向に沿って、画像の変化点を検出した変化点画像データを作成する。
図18A、図18Bは、変化点画像データ103の作成方法の説明図である。画像データ102(画素データの値「1」、「0」は、見易さを考慮し、図9に示した画像データ102に対して90゜回転して表示しているが、図9に示したものと同一のものである。)に対して、走査方向の前後の画素データ同士で排他的論理和をかけ、図18Bに示すような他のメモリ領域に書き込む。なお、1行目は、そのまま、他のメモリ領域の1行目に書き込む。
数式で表せば、次の(1)式、及び(2)式で表すことができる。
F1 → F1´ …(1)
Fn−1 XOR Fn → Fn´ 但し、n≧2 …(2)
すなわち、画像データ102中、第1行目の画素データF1は、そのまま、変化点画像データ103の第1行目の画素データF1´とされ、変化点画像データ103の第n行目の画素データFn´は、画像データ102中、第n−1行目の画素データFn−1と第n行目の画素データFnとのXOR(排他的論理和)で得ることができる。
次のステップS3では、対応表作成部202により上記と同様に描画点形成要素符号・オフセット値対応表252(図11参照)を作成する。
このようにして作成された描画点形成要素符号・オフセット値対応表252と、変化点画像データ103は、画像データ処理部70のI/F86を通じて、露光部72へ送信され、バッファ90に格納される。
次いで、ステップS4において、露光部72のCPU92によりフレームデータが作成される。
この第2実施例において、フレームデータは、初期化部222によりゼロデータ112(図13参照)が作成された後、中間データ作成部226により中間データが作成され、さらにこの中間データからフレームデータ作成部228によりフレームデータ116が作成される。
この第2実施例においては、CPU92により図12に示したフローチャートのステップS41〜ステップS46を実行することにより、図19に示す中間データ114が作成される。中間データ114は、略エッジ抽出データと考えることもできる。
次いで、ステップS401において、フレームデータ作成部228は、中間データ114中のデータ変化点ごとにデータを反転させてフレームデータを作成する。
すなわち、図19に示す中間データ114中、各マイクロミラー40のミラー番号に対応する矢印Y方向の中間データ114中の「1」値のデータ変化点毎にデータを反転することで、図15に示すフレームデータ116を作成する。
一例として、上述したDMD1のミラー番号2のマイクロミラー40についての中間データ114からフレームデータを作成する手順を説明すれば、フレームデータ番号7までの最初の7個のメモリセル(画素)は「0」値で、フレームデータ番号8でデータが、「0」値から「1」値に変化する(図19参照)。そこで、次のデータ変化点であるフレームデータ番号12の1つ前までのデータを「0」値から「1」値に反転する(図15参照)。次に、フレームデータ番号12が中間データ114のデータ変化点となるので(図19参照)、次のデータ変化点であるフレームデータ番号16の1つ前までのデータを「1」値から「0」値に反転する(図15参照)。以下、同様である。
実際上、このフレームデータ作成処理は、フレームデータの上下のデータ同士で排他的論理和(XOR)を掛ける。そして、このとき、XORを掛けた結果は元のデータに上書きし、次は、その更新されたデータを使ってXORを掛ける。これをフレーム番号nをn=2,3…,25まで行えば、図20B(図15を再掲)に示すフレームデータ116が作成される。
数式で示せば、ある時点で3個の描画ユニットに対応する3個のDMD1〜3に供給されるDMD1〜3各単位のフレームデータをFnとし、ある時点の1つ前の時点に前記描画ユニットに供給されるDMD1〜3各単位のフレームデータをFn−1とするとき、Fnを、次の(3)式で求めることができる。
Fn←Fn−1 XOR Fn 但し、n=2,3,… …(3)
すなわち、図20A(図19を再掲)に示す中間データ114から上記(3)式によるXOR処理を行うことにより、図15に示したフレームデータ116と同じ図20Bに示すフレームデータ116を高速に作成することができる。このXORを使用する転置処理は、CPU92のCPUの性能・仕様によるが、通常、32ビットのデータずつ、XORを掛けることは容易でありソフトウエアにより高速に実行することができる。
このようにしてフレームデータ116をバッファ94に作成したとき、次いで、上述したステップS5の画像形成処理が実行される。
以上説明したように、上述した第2実施例によれば、複数の画素からなる画素群を基板Fの描画面上に形成する複数の画素形成要素であるマイクロミラー40を複数備えるDMD36を前記描画面に対して所定の走査方向である矢印Y方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じてDMD36単位(毎)のフレームデータをDMD36に順次供給し、DMD36により前記画素群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置としての露光記録装置10に組み込まれるフレームデータ作成装置(画像データ処理部70+露光部72)であって、変化点画像データ作成部204は、前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データ102の前記走査方向に沿って、画像の変化点を検出した変化点画像データ103を作成する。対応表作成部202は、変化点画像データ103を参照し、変化点画像データ103の前記走査方向に沿って各画素列を形成するマイクロミラー40を特定する番号とマイクロミラー40の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表である描画点形成要素符号・オフセット値対応表252を作成する。
また、初期化部222では、前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する。
さらに、中間データ作成部226は、前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで前記変化点かどうかを変化点画像データ103の先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、前記変化点であった場合の画素データ位置において、描画点形成要素符号・オフセット値対応表252を参照し、前記変化点であった場合の前記画素データ位置におけるマイクロミラー40を特定する番号と、前記オフセット値と、フレームデータ番号とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記「0」値から前記変化点を表す値に変換したデータ変化点を有する中間データ114を作成する。
さらに、フレームデータ作成部224は、前記走査方向に沿って前記中間データ114中の前記データ変化点毎にデータを反転させてフレームデータ116を作成する。
この第2実施例によれば、画像データ102からフレームデータ116への変換処理が直接的に行え、結果として、この変換処理を高速かつ簡易に行うことができる。
なお、上述した露光記録装置10は、例えば、多層プリント配線基板(PWB:Printed Wiring Board)の製造工程におけるドライ・フィルム・レジスト(DFR:Dry Film Resist)の露光、液晶表示装置(LCD)の製造工程におけるカラーフィルタの形成、TFTの製造工程におけるDFRの露光、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)の製造工程におけるDFRの露光等の用途に好適に用いることができる。また、描画ユニットとしては、DMD36等の空間光変調素子に限らず、インクジェット記録ヘッドを備えた描画装置にも適用することができる。
この実施形態の露光記録システムのブロック図である。 この実施形態の露光記録装置の構成図である。 この実施形態の露光記録装置における露光ヘッドの概略構成図である。 この実施形態の露光ヘッドを構成するDMDの説明図である。 この実施形態の露光記録装置における露光ヘッドと、露光ステージに位置決めされた基板との関係説明図である。 この実施形態の露光記録装置における露光ヘッドと、基板上の露光エリアとの関係説明図である。 第1実施例の処理フローチャートである。 第1実施例の機能ブロック図である。 画像データの説明図である。 画素軌跡データを説明する模式図である。 画素形成要素符号・オフセット値対応表の説明図である。 フレームデータ及び中間データを作成する際の処理フローチャートである。 フレームデータの所定領域のゼロクリア初期化の説明図である。 作成途中の中間データの説明図である。 作成されたフレームデータの説明図である。 第2実施例の処理フローチャートである。 第2実施例の機能ブロック図である。 図18Aは画像データの説明図である。図18Bは、変化点画像データの説明図である。 中間データの説明図である。 図20Aは、中間データの説明図である。図20Bは、中間データに排他的論理和をかけて作成したフレームデータの説明図である。 図21A〜図21Eは、従来のフレームデータの作成方法の説明図である。 図22A〜図22Eは、従来のフレームデータの作成方法の説明図である。 図23A〜図23Eは、従来のフレームデータの作成方法の説明図である。 画素データからなる画像データを、メモリのアドレスが連続する方向と走査方向とを一致させて格納したメモリの説明図である。 図25A〜図25Dは、フレームデータの新規な作成方法の説明図である。 図26A〜図26Dは、フレームデータの新規な作成方法の説明図である。 図27Aは、メモリに一時的に格納保持されるデータであるマイクロミラー単位データ群データの説明図である。図27Bは、メモリに格納されたフレームデータの説明図である。
符号の説明
4…露光記録システム 6…CAD装置
8…RIP 10…露光記録装置
11…システム管理サーバ 18…露光ステージ
24a〜24j…露光ヘッド 36…DMD
70…画像データ処理部 72…露光部
74、92…CPU 202…対応表作成部
204…変化点画像データ作成部 222…初期化部
224、228…フレームデータ作成部
226…中間データ作成部 F…基板

Claims (8)

  1. 複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に組み込まれるフレームデータ作成装置であって、
    前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素符号・オフセット値対応表作成部と、
    フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化部と、
    前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで描画点が形成されるかどうかを前記画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、描画点が形成される画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、描画点が形成される前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から描画点形成値に変換してフレームデータを作成するフレームデータ作成部と、
    を備えることを特徴とするフレームデータ作成装置。
  2. 複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に組み込まれるフレームデータ作成装置であって、
    前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って、画像の変化点を検出した変化点画像データを作成する画像変化点検出部と、
    前記変化点画像データを参照し、前記変化点画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素・オフセット値対応表作成部と、
    フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化部と、
    前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで前記変化点かどうかを前記変化点画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、前記変化点であった場合の画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、前記変化点であった場合の前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から前記変化点を表す値に変換したデータ変化点を有する中間データを作成する中間データ作成部と、
    前記描画点形成要素の前記走査方向に沿って前記中間データ中の前記データ変化点毎にデータを反転させて前記フレームデータを作成するフレームデータ作成部と、
    を備えることを特徴とするフレームデータ作成装置。
  3. 請求項2記載のフレームデータ作成装置において、
    前記画像変化点検出部では、前記画像データ中、前記走査方向の前後の画素データ同士で排他的論理和をかけることで、前記変化点画像データを作成し、
    前記フレームデータ作成部では、前記中間データ中、前記走査方向の前と後の描画点データ同士で排他的論理和をかけ、結果を前記後の描画点データに上書きすることを繰り返して、前記フレームデータを作成する
    ことを特徴とするフレームデータ作成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のフレームデータ作成装置を組み込んだ前記描画装置。
  5. 複数の画素からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に適用されるフレームデータ作成方法であって、
    前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素符号・オフセット値対応表作成ステップと、
    フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化ステップと、
    前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで描画点が形成されるかどうかを前記画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、描画点が形成される画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、描画点が形成される前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から描画点形成値に変換してフレームデータを作成するフレームデータ作成ステップと、
    を備えることを特徴とするフレームデータ作成方法。
  6. 複数の描画点からなる描画点群を描画面上に形成する複数の描画点形成要素を備える描画ユニットを前記描画面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、前記走査方向への移動に応じて前記描画ユニット単位のフレームデータを前記描画ユニットに順次供給し、前記描画ユニットにより前記描画点群を前記描画面に時系列的に形成することで前記描画面に画像を形成する描画装置に適用されるフレームデータ作成方法であって、
    前記描画面に形成しようとする前記画像に対応する画素データが行列状に配置された画像データの前記走査方向に沿って、画像の変化点を検出した変化点画像データを作成する画像変化点検出ステップと、
    前記変化点画像データを参照し、前記変化点画像データの前記走査方向に沿って各描画点列を形成する前記描画点形成要素と前記描画点形成要素の前記走査方向の初期位置から画像先端位置までのオフセット値との対応表を作成する描画点形成要素・オフセット値対応表作成ステップと、
    フレームデータ番号に応じて前記フレームデータを格納するメモリ領域の各メモリセルをゼロ値に初期化する初期化ステップと、
    前記メモリ領域のアドレスが連続する方向に沿って各メモリセルで前記変化点かどうかを前記変化点画像データの先頭画素データ位置から最終画素データ位置まで順次確認し、前記変化点であった場合の画素データ位置における前記フレームデータ番号と、前記対応表の、前記変化点であった場合の前記画素データ位置における前記描画点形成要素と、前記オフセット値とに基づき、前記メモリ領域中の該当メモリセルの値を前記ゼロ値から前記変化点を表す値に変換したデータ変化点を有する中間データを作成する中間データ作成ステップと、
    前記描画点形成要素の前記走査方向に沿って前記中間データ中の前記データ変化点毎にデータを反転させて前記フレームデータを作成するフレームデータ作成ステップと、
    を備えることを特徴とするフレームデータ作成方法。
  7. 請求項6記載のフレームデータ作成方法において、
    前記画像変化点検出ステップでは、前記画像データ中、前記走査方向の前後の画素データ同士で排他的論理和をかけることで、前記変化点画像データを作成し、
    前記フレームデータ作成ステップでは、前記中間データ中、前記走査方向の前と後の描画点データ同士で排他的論理和を、結果を前記後の描画点データに上書きすることを繰り返して、前記フレームデータを作成する
    ことを特徴とするフレームデータ作成方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載のフレームデータ作成方法を適用した前記描画装置。
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