JP2007095646A - 電気ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】操作力を低減でき、安定した接触性を有して操作性が優れると共に、多芯数の電気的接続対象物にも対応し得る安価な電気ソケットを提供すること。
【解決手段】この電気ソケット1の場合、ICチップ21が嵌合された状態で各半田ボール22が各コンタクト11と接続するが、各半田ボール22における最も左右両端の一対のものは、インナーフレーム9の下部の左右両内側に形成されている変位制御ストッパ9bの端面と若干の隙間を有してフローティング可能に対向配置されている。ここでの各プッシャー3は、各コイルばね7の復元力により図示の位置までそれぞれ回転しており、各プッシャー3の上部内側先端3bがICチップ21の上面に当接して嵌合状態となるため、ICチップ21が電気ソケット1から不用意に離脱されることを防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、主としてICチップ等に代表される電気的接続対象物と接続するための電気ソケットに関し、詳しくはローラにより電気的接続対象物との嵌合離脱を容易化した構造を持つ電気ソケットに関する。
従来、この種の電気ソケットに関連する周知技術としては、例えば電気的接続対象物であるICを押圧して接触を安定させるためのIC押え機構を備えたICソケット(特許文献1参照)や、装着される半導体パッケージを上方側から押さえて保持し、接触不良を防止し得る半導体パッケージ検査用ソケット(特許文献2参照)、ICパッケージの着脱を無負荷で行い得ると共に、接点に対する接触部の接触圧力,カバーの押し下げ操作の際の操作荷重及びその操作寿命,ICパッケージの確実な挟持能力等の全てに優れたICパッケージ用ソケット(特許文献3参照)等が挙げられる。
特許第3103760号公報(第2頁) 特許第3044460号公報(第2頁) 特開平7−14652号公報(要約)
上述した特許文献1に係るICソケットの場合、IC押え機構について、アクチュエータ(カバー)のエッジ部で回動ラッチレバーを押圧する仕組みであることにより、磨耗が発生するために操作力が増大してしまうこと、更にエッジ部及び回動ラッチレバーが摺動するために摩擦により嵌合を数回行った後に生じる磨耗粉が操作力を増大させる要因となるばかりでなく、磨耗粉がコンタクトに付着すると接触不良を起こす危険性があること、各ばね手段がねじりばねであるために各回動ラッチレバーに各軸をそれぞれ挿入することが面倒であること、ICチップ等の電気的接続対象物が多芯数である場合、ねじりばねでは電気接続対象物と電気ソケットの各コンタクトとの間を十分な押圧力により接続し難いこと、特殊なねじりばねはコスト高になってしまうこと、アクチュエータにより回動ラッチレバーの端を押圧して回動ラッチレバーが軸を中心として回転するだけの構造であるため、回転操作によってICチップを挿入する開口を得るためにかなりの回転角を要して操作性が優れなくなってしまうこと、ICチップを押した場合にコンタクトからの反発力でICチップが必要以上に反ってしまう危険性があること等の諸点で難点があり、結果として、操作力を低減できず、安定した接触性を有して操作性良く接続を図り難い上、多芯数の電気的接続対象物にも対応し難く、しかも安価に提供し難いという問題がある。
又、特許文献2に係る半導体パッケージ検査用ソケットに代表される通常の押圧タイプの金属コンタクトを備えたもの(シートコネクタ構造を持つ)についても、接触力が大きくなっており、多芯数である場合にはプッシャーのばねの押圧力を大きくしなければならず、操作力も非常に大きくなってしまうという問題がある。
更に、特許文献3に係るICパッケージ用ソケットの場合には、コンタクト列の両側に枢支した可動カムの長孔に連結部の支軸部を挿入して連結軸を回動可能に支持した上、カバーの押し下げ操作で可動カム,連結部が外側へ回動してコンタクトの接触部をバネ部の弾力に抗して外側へ変位させる構造であって、コンタクト自体が連結軸に係合される部分を含んでそれより屈曲された複雑なバネ片構造を持つように複雑に形成される必要があるため、複雑化されて簡易に構成できないという問題があるばかりでなく、可動カムの長孔に連結部の支軸部を挿入した構造として、コンタクトの弾性変位に伴う或る程度の逃げ部分(クリアランス)を確保しているものの、コンタクトが十分なバネ弾性を有して変形され易いことにより、高密度配列した場合には隣合うもの同士が接触して短絡したり、或いはICパッケージの周縁角部に接触される形状の接触部にあっての接触形態がまちまちになり易く、安定した接触性を得られないという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、操作力を低減できて安定した接触性を有して操作性良く接続を図り得ると共に、多芯数の電気的接続対象物にも対応し得る安価で簡易な構造の電気ソケットを提供することにある。
本発明によれば、電気的接続対象物と接続するための所定数のコンタクトを備えた電気ソケットにおいて、所定数のコンタクトを保持するベースと、ベースに移動可能に保持されると共に、少なくとも一対の当接面を有するカバーと、ベースに回転可能に保持される少なくとも一対のプッシャーと、少なくとも一対のプッシャーのそれぞれを電気的接続対象物及び所定数のコンタクトの接続方向に向けて常時付勢する少なくとも一対のばねとを有し、更に、少なくとも一対のプッシャーのそれぞれはローラを有し、電気的接続対象物及び所定数のコンタクトの嵌合離脱に際して、カバーの操作により少なくとも一対の当接面が少なくとも一対のプッシャーのそれぞれのローラを押圧又は押圧解放したときに伴う少なくとも一対のプッシャーの回転位置に応じて嵌合離脱を行わせる嵌合離脱構造を持つ電気ソケットが得られる。
又、本発明によれば、電気的接続対象物と接続するための所定数のコンタクトを備えた電気ソケットにおいて、所定数のコンタクトを保持するベースと、ベースに移動可能に保持されると共に、所定数のローラを有するカバーと、ベースに回転可能に保持される少なくとも一対のプッシャーと、少なくとも一対のプッシャーのそれぞれを電気的接続対象物及び所定数のコンタクトの接続方向に向けて常時付勢する少なくとも一対のばねとを有し、更に、少なくとも一対のプッシャーのそれぞれは当接面を有し、電気的接続対象物及び所定数のコンタクトの嵌合離脱に際して、カバーの操作により所定数のローラが少なくとも一対のプッシャーのそれぞれの当接面を押圧又は押圧解放したときに伴う少なくとも一対のプッシャーの回転位置に応じて嵌合離脱を行わせる嵌合離脱構造を持つ電気ソケットが得られる。
これらの何れかの電気ソケットにおいて、当接面は、それぞれテーパ部であること、少なくとも一対のプッシャーにあっての回転軸に対する装着部分は、長穴として形成されたこと、ベース及び一対のプッシャーにあっての少なくとも一方には、該一対のプッシャーにおける所定角度以上の回転を係止して規制するためのストッパが設けられたこと、ベースにはフレームが設置され、フレームには所定数のコンタクトがフローティングされるように保持されたこと、ベースにはフレームが設置され、フレームにはインナーフレームが装着され、電気的接続対象物はインナーフレームに搭載されることは、それぞれ好ましい。更に、上記何れか一つの電気ソケットにおいて、ベースの裏面には、空気逃げ溝が形成されたことは、好ましい。
本発明の電気ソケットの場合、電気的接続対象物及びコンタクトの嵌合離脱に際して、ローラを有する構成であるため、特許文献1や特許文献2の構造の場合よりも格段に操作力を低減することができ、安定した接触性を有して操作性良く接続を図り得るようになる他、多芯数の電気的接続対象物にも対応し得る安価で簡易な構造を提供可能となる。
本発明の最良の形態に係る電気ソケットの一つは、電気的接続対象物と接続するための所定数のコンタクトを備えたものにおいて、各コンタクトを保持するベースと、ベースに移動可能に保持されると共に、少なくとも一対の当接面を有するカバーと、ベースに回転可能に保持される少なくとも一対のプッシャーと、各プッシャーのそれぞれを電気的接続対象物及び各コンタクトの接続方向に向けて常時付勢する少なくとも一対のばねとを有し、更に、各プッシャーのそれぞれはローラを有し、電気的接続対象物及び各コンタクトの嵌合離脱に際して、カバーの操作により各当接面が各プッシャーのそれぞれのローラを押圧又は押圧解放したときに伴う各プッシャーの回転位置に応じて嵌合離脱を行わせる嵌合離脱機構を持つものである。
又、本発明の最良の形態に係る電気ソケットのもう一つは、電気的接続対象物と接続するための所定数のコンタクトを備えたものにおいて、各コンタクトを保持するベースと、ベースに移動可能に保持されると共に、所定数のローラを有するカバーと、ベースに回転可能に保持される少なくとも一対のプッシャーと、各プッシャーのそれぞれを電気的接続対象物及び各コンタクトの接続方向に向けて常時付勢する少なくとも一対のばねとを有し、更に、各プッシャーのそれぞれは当接面を有し、電気的接続対象物及び各コンタクトの嵌合離脱に際して、カバーの操作により各ローラが各プッシャーのそれぞれの当接面を押圧又は押圧解放したときに伴う各プッシャーの回転位置に応じて嵌合離脱を行わせる嵌合離脱機構を持つものである。
更に、何れの電気ソケットにおいても、各当接面はそれぞれテーパ部であること、各プッシャーにあっての回転軸に対する装着部分は長穴として形成されたこと、ベース及び各プッシャーにあっての少なくとも一方には各プッシャーにおける所定角度以上の回転を係止して規制するためのストッパが設けられたこと、ベースにはフレームが設置され、フレームには各コンタクトがフローティングされるように保持されたこと、ベースにはフレームが設置され、フレームにはインナーフレームが装着され、電気的接続対象物はインナーフレームに搭載されることがそれぞれ望ましい。更に、上記何れの電気ソケットにおいても、ベースの裏面には空気逃げ溝が形成されたことが望ましい。
以下は、本発明の電気ソケットについて、幾つかの実施例を挙げて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る電気ソケット1のオープン操作時における側面断面図である。又、図2はこの電気ソケット1にICチップ21を挿入装着した嵌合状態を示す側面断面図であり、図3はこの電気ソケット1にICチップ21を挿入装着しない未嵌合状態を示す側面断面図である。尚、図1におけるオープン操作時とは、電気ソケット1においてカバー16が図示されない上方へ付勢する付勢手段に抗して上面を手指操作により押し下げられたときの状態を示すものである。
実施例1に係る電気ソケット1の場合、合成樹脂製のベース2の下部には一対のプッシャー3がそれぞれシャフト4に対して回転可能となるように左右対称に設置され、各プッシャー3の上方外側にはそれぞれローラ5がシャフト6に対して回転可能となるように取り付けられている。
又、ベース2の下部には、一対のベース側ばね挿入溝2aが左右対称に設けられ、各プッシャー3にはプッシャー側ばね挿入溝3aが設けられ、各ベース側ばね挿入溝2aと各プッシャー側ばね挿入溝3aとの間にはそれぞれコイルばね7が圧縮されるように挿入されている。
更に、ベース2の下部には各プッシャー3の所定角度以上の回転を規制するための一対の回転制御ストッパ2bが左右対称に設けられ、ベース2の下部中央に設置されたフレーム8の内部にはインナーフレーム9が装着されている。
図4は、この電気ソケット1に備えられるプッシャー3の細部構成を拡大して示した斜視図である。プッシャー3は、下部にシャフト4を挿入するためのシャフト孔3dが設けられ、上部の3箇所にはシャフト6を挿入するためのシャフト孔3fを設けた突出部3eが形成され、各突出部3e同士間の2箇所にはローラ5を装着するための装着部3gが形成されている。
図5は、この電気ソケット1に備えられるフレーム8をコンタクトユニット10が配設された状態として簡略化して示した拡大平面図である。又、図6は図5中のフレーム8のA−A線方向における断面図である。
図5及び図6を参照すれば、フレーム8には9個のコンタクトユニット10が左右方向に一定のピッチで配設されており、各コンタクトユニット10は前後方向に10個のコンタクト11を一定のピッチで配設すると共に、各コンタクト11の前後両端に突出部12を有して構成されている。尚、ここでの各突出部12は、フレーム8に一定のピッチで形成された各溝8aにそれぞれ左右方向及び前後方向に若干のフローティングを持たせるように挿入されており、これによって各コンタクト11をベース2に設置されたフレーム8に対してフローティング可能に保持した構造としている。
以下は、この電気ソケット1に対するICチップ21の嵌合動作について説明する。この電気ソケット1の場合、カバー16はベース2に対して上下方向にスライド可能に保持されており、図1に示すオープン操作時には、カバー16の下面の両側に左右対称に形成されているテーパ部16aが各プッシャー3に設けられたローラ5を下方に押圧しているため、各プッシャー3が各コイルばね7を圧縮するに伴ってシャフト4を中心として左回転又は右回転する。これにより、左側のプッシャー3の右上部は左上側へ、右側のプッシャー3の左上部は右上側へそれぞれ移動する。尚、ここでの各コイルばね7の中心線と上下方向線との間の角度は、ばね振り角αである。
次に、このオープン操作状態でICチップ21をカバー16の上方中央から挿入すると、ICチップ21は、カバー16の上部内側に形成されているテーパ部16bとベース2の上部内側に形成されているテーパ部2cとインナーフレーム9の上部内側に形成されているテーパ部9aとによってガイドされた後、図2に示される嵌合状態としてインナーフレーム9に搭載される。このとき、ICチップ21の各半田ボール22は、各コンタクト11と接続されるが、左右両端の各半田ボール22については、インナーフレーム9の下部の左右両内側に形成されている変位制御ストッパ9bに対して若干の隙間を有してフローティングされるように対向配置される。
更に、カバー16の上面から手指の押圧力を除去すると、カバー16は図2に示される位置に戻る。このとき、各プッシャー3は、各コイルばね7の復元力により押圧解放されてシャフト4を中心としてそれぞれ上述した方向とは逆方向へ回転する。これにより、左側のプッシャー3の右上部は右下側へ、右側のプッシャー3の左上部は左下側へとそれぞれ図1の位置から図2の位置まで移動する。このとき、各プッシャー3の上部内側先端3bは、ICチップ21の上面に当接して嵌合状態となるため、ICチップ21が電気ソケット1から不用意に離脱することを防止する。尚、ここでの各コイルばね7の中心線と上下方向線との間の角度は、ばね振り角βである。
因みに、図2に示す嵌合状態において電気ソケット1にICチップ21を挿入装着していない状態、即ち、図3に示される未嵌合状態では、各プッシャー3がベース2の各回転制御ストッパ2bによりそれぞれ所定角度以上の回転を規制される様子を示している。
ところで、図2に示す嵌合状態で電気ソケット1にICチップ21を挿入装着した後、ICチップ21を離脱させる場合には図1で説明したオープン操作に戻り、各プッシャー3の上部内側先端3b全体をICチップ21の上面から退避させてICチップ21を引き出せば良い。
要するに、実施例1に係る電気ソケット1では、それぞれコイルばね7により付勢されると共に、シャフト4により回転可能な各プッシャー3(その移動する上部内側先端3b)と、各プッシャー3に取り付けられた各ローラ5と、カバー16の両端の各テーパ部16aにおける各ローラ5に対する当接面とがカバー16の上下方向での操作に応じて協働することにより、嵌合離脱機構として機能する。簡略的に言えば、実施例1に係る電気ソケット1は、総計2個のプッシャー3に関連する部分を含む2箇所に嵌合離脱機構を持たせた構造となっている。
図7は、本発明の実施例2に係る電気ソケット1を下面裏側(ベース2の裏面側)から示した概略図である。
実施例2に係る電気ソケット1は、基本構造自体は実施例1に係る電気ソケット1の場合と同様であるが、ここではベース2裏面の対角方向隅部にICチップ21から矢印方向に空気を排出するための空気逃げ溝2dが形成されており、プッシャー3についてはベース2の左右方向の他、前後方向にもそれぞれ一対のものが設置されて総計4個となるように増設されており、これに伴ってカバー16のテーパ部16a,16b、ベース2のテーパ部2c及び回転制御ストッパ2b、及びインナーフレーム9のテーパ部9aについても、ベース2の前後方向にも増設されている点が実施例1の構造のものとは相違している。尚、ここでの各空気逃げ溝2dは、ICチップ21の電気ソケット1への挿入時に空気をスムーズに除去してICチップ21の挿入性を向上させると共に、ICチップ21及びその付近の冷却を促進させるために設けられている。
簡略的に言えば、実施例2に係る電気ソケット1の場合、総計4個のプッシャー3に関連する部分を含む4箇所に嵌合離脱機構を持たせた構造となっている。尚、実施例2に係る電気ソケット1におけるベース2の裏面に形成した空気逃げ溝2dは、上述した実施例1に係る電気ソケット1や後述する各実施例に係る電気ソケット1に対しても同等に適用可能なものである。
図8は、本発明の実施例3に係る電気ソケット1にICチップ21を挿入装着しない未嵌合状態を示す側面断面図である。図9は、同様に実施例3に係る電気ソケットのオープン操作時における側面断面図である。尚、実施例3の電気ソケット1では、実施例1と同様な点は省略し、相違する点を説明する。
実施例3に係る電気ソケット1の場合、実施例1の電気ソケット1では各プッシャー3の回転をベース2の各回転制御ストッパ2bにより規制する構造であったのに対し、各プッシャー3における他の部分よりも図8中の紙面と垂直方向に突出する耳部3cがそれらに当接するようにベース2に形成された各突当面2eに突き当たることにより、各プッシャー3の所定角度以上の回転が規制される構造となっている。
この実施例3に係る電気ソケット1について、図9に示されるオープン操作時には、実施例1で説明した場合と同様に、各プッシャー3に設けた各ローラ5がカバー16の各テーパ部16aの当接面により押圧されるが、押圧解放すると図8に示されるような各プッシャー3の耳部3c及び各突当面2eの当接状態が各プッシャー3の回転により退避される。
尚、実施例3に係る電気ソケット1における各回転制御ストッパとしての耳部3cを各プッシャー3側に持たせた構造は、実施例1や実施例2に係る電気ソケット1に適用して設計変更することができる他、更に各回転制御ストッパをベース2及び各プッシャー3の両方に各回転制御ストッパを設けるように設計変更することも可能である。
図10は、本発明の実施例4に係る電気ソケット1の要部を拡大して示した側面断面図である。尚、実施例4の電気ソケット1においても、実施例1と同様な点は省略し、相違する点を説明する。
この実施例4に係る電気ソケット1は、実施例1のインナーフレーム9及び各プッシャー3を異なる大きさや形状のものに交換することにより、ICチップ21の半田ボール22よりも少ない個数の半田ボール27を持つ電気的接続対象物の他例であるBGAチップ26を挿入装着するようにしたもので、実施例1で説明を省略した細部構造として、ベース2に設置されるフレーム8にインナーフレーム9を装着した上、更にBGAチップ26がインナーフレーム9における下部の左右両内側に形成されている変位制御ストッパ9b上に搭載される構造としている。
ここでは、各変位制御ストッパ9bの端面がBGAチップ26における最も左右両端に位置される各半田ボール27の一対のものの側面と対向するため、各変位制御ストッパ9bと各半田ボール27との隙間の範囲内でBGAチップ26がインナーフレーム9に対してフローティングされる。これにより、BGAチップ26の各半田ボール27が電気ソケット1の各コンタクト11(図5及び図6で簡略化して示した場合と同様にその数については各半田ボール27の個数に対応して少なくなっている)と適正な位置で接続することができる。又、インナーフレーム9に各変位制御ストッパ9bを設けているため、各コンタクト11の弾性体が過変位して塑性変形する危険性や各半田ボール27を損傷させる危険性を回避できる。
尚、実施例4に係る電気ソケット1において、インナーフレーム9及び各プッシャー3を異なる大きさや形状のものに交換してICチップ21に代えてBGAチップ26を接続する構造は、実施例1や実施例2に係る電気ソケット1にも適用することができる。
図11は、本発明の実施例5に係る電気ソケット1におけるオープン操作時のICチップ21を挿入装着した状態を示す要部の側面断面図である。又、図12は、この電気ソケット1にICチップ21を挿入装着した嵌合状態を示す要部の側面断面図である。
実施例5に係る電気ソケット1は、実施例1に係る電気ソケット1における各プッシャー3に設けられた各ローラ5と、カバー16のテーパ部16aの当接面との配置関係を入れ替え、カバー16の所定箇所に各ローラ5を設けると共に、各プッシャー3に各ローラ5と当接される当接面3hを設けた構造としたものである。
即ち、実施例5に係る電気ソケット1では、それぞれコイルばね7により付勢されると共に、シャフト4により回転可能な各プッシャー3(その移動する上部内側先端3b)と、カバー16に取り付けられた各ローラ5と、各プッシャー3の各ローラ5に対する当接面3hとがカバー16の上下方向での操作に応じて協働することにより、嵌合離脱機構として機能する。簡略的に言えば、実施例5に係る電気ソケット1の場合についても、実施例1の場合と同様に総計2個のプッシャー3に関係する部分を含む2箇所に嵌合離脱機構を持たせた構造となっている。
尚、実施例5に係る電気ソケット1についても、実施例2の場合のように総計4個のプッシャー3とそれに対応する部分を含む4箇所に嵌合離脱機構を持たせた構造としたり、実施例3で説明したように各回転制御ストッパの配設を設計変更したり、或いは実施例4で説明したようにインナーフレーム9及び各プッシャー3を異なる大きさや形状のものに交換することにより、電気的接続対象物としてICチップ21に代えてBAGチップ26を接続するように設計変更することも可能である。
図13は、実施例6に係る電気ソケット1の外観構成をICチップ21を挿入装着した嵌合状態で示したものであり、同図(a)は上面方向からの平面図に関するもの,同図(b)は一方向からの側面図に関するもの,同図(c)は他方向からの側面図に関するものである。又、図14は、ここでの電気ソケット1の細部構造をICチップ21を挿入装着した状態で示したものであり、同図(a)は下面裏側からの平面図に関するもの,同図(b)は図13(a)におけるB−B線方向(一方向)からのオープン操作時の状態及び嵌合状態を半分ずつにして合成した側面断面図に関するもの,同図(c)は図13(a)におけるA−A線方向(他方向)からのオープン操作時の状態及び嵌合状態を半分ずつにして合成した側面断面図に関するものである。尚、実施例6の電気ソケット1においても、実施例1と同様な点は省略し、相違する点を説明する。
この実施例6に係る電気ソケット1は、実施例2の場合のように総計4個のプッシャー3とそれに対応する部分を含む4箇所に嵌合離脱機構を持たせた構造であると共に、上述した各実施例で略図したカバー16に対する付勢手段として、ベース2に設けられた付勢支持受けユニット14に対してスプリング13における一方の端側を取り付け、且つスプリング13における他方の端側をカバー16に取り付けた構造の付勢機構を有する様子を示している他、各プッシャー3にあってのシャフト4に対する装着部分を長穴3iとして形成し、各プッシャー3が回転するときにスライド可能なクリアランス機能を持たせることにより、ICチップ21に対する接触の安定性を図ったものである。
図15は、図14(c)中の嵌合状態における領域Eを拡大して示したものである。又、図16は、この図15に示す嵌合状態からオープン操作時の状態に推移した場合を拡大して示したものである。
図15に示す嵌合状態では、カバー16がスプリング13の復元力により上方に付勢されて退避されており、この状態で各プッシャー3の各ローラ5が押圧解放され、各プッシャー3がコイルばね7の復元力によりその延在方向に図中に示すようなほぼ左上方を向く力F(水平成分と鉛直成分とに分解できる)で付勢されているため、各プッシャー3は、長穴3iの長径を示す水平方向においてシャフト4の径よりも大きいスライド量△xの範囲でスライド可能となっている。
即ち、各プッシャー3は、コイルばね7の力Fによる復元力を受けると、コイルばね7の復元力が長穴3i内壁に各プッシャー3を左側に押す力として働くことにより、長穴3i内壁における左側端がシャフト4に当接される初期的な位置から右側端がシャフト4に当接される位置まで移動する。これに伴って各プッシャー3の押圧部3jが点線で示す位置から実線で示す位置にスライド量△xの分、スライドしてICチップ21主面の中心方向を押圧することになる。この結果、特許文献1で問題となっていたようなICチップ21の反りが極力抑制されると共に、特許文献2で問題となっていたようなコイルばね7の弾性や操作力を大きくすることなく、しかも特許文献3で問題となっていたような接触性の不安定さが解消されて安定して各コンタクト11をICチップ21の各半田ボール22へ接触させることができる。
これに対し、図16に示すオープン操作時の状態では、カバー16が押圧操作によりスプリング13を圧縮するように下方に付勢されており、この状態で各プッシャー3の各ローラ5がカバー16のテーパ部16aにより図中に示すような幾分右下方を向く力fで押圧されてテーパ部16a上を転がり、コイルばね7を圧縮して各プッシャー3が図15に示した状態から右回りに回転して押圧部3jもICチップ21主面から退避するようになっている。
即ち、各ローラ5を通して力fの押圧を受けた各プッシャー3は、図16に至る状態に近付くときにテーパ部16a及び各ローラ5の接点に発生する垂直抗力、並びにコイルばね7の復元力が各プッシャー3を右側に押す力として働くことにより、長穴3iの長径を示す水平方向において長穴3i内壁における右側端がシャフト4に当接される初期的な位置から左側端がシャフト4に当接される位置まで移動するに伴い、各プッシャー3の押圧部3jがICチップ21挿入用であるベース2における開口位置S2から各プッシャー3自体の開口位置S1まで移動する。この結果、特許文献1で問題となっていたような大きな回転角を要する操作性に優れない場合とは異なり、カバー16の押圧に伴う各プッシャー3の微小な回転角でICチップ21挿入用の開口位置が得られると共に、各プッシャー3の全体がベース2におけるテーパ部2e面から退避するため、ICチップ21を挿入装着するときにICチップ21の周縁部分が各プッシャー3の押圧部3jに接触したり、或いは引っ掛かることがなく、図16に示すオープン操作時の状態におけるICチップ21の挿入装着からカバー16を押圧解放したときの図15に示した嵌合状態に至るまでの一連の操作を円滑に行うことができ、操作性が優れたものとなる。
尚、実施例6に係る電気ソケット1についても、実施例1の場合のように総計2個のプッシャー3とそれに対応する部分を含む2箇所に嵌合離脱機構を持たせた構造としたり、実施例3で説明したように各回転制御ストッパの配設を設計変更したり、或いは実施例4で説明したようにインナーフレーム9及び各プッシャー3を異なる大きさや形状のものに交換することにより、電気的接続対象物としてICチップ21に代えてBAGチップ26を接続するように設計変更したり、実施例5で説明したようにカバー16の各ローラ5が各プッシャー3の各当接面を押圧又は押圧解放するときに伴う各プッシャー3の回転位置に応じて嵌合離脱を行わせる嵌合離脱機構を持たせるように変更することも可能である。
要するに、上述した各実施例に係る電気ソケットでは、各当接面をテーパ部することによりスムーズな操作が可能となること、各プッシャーをばねによりそれぞれ付勢される構造としているために組立分解を簡易に行うことができること、各ばねをコイルばねとしているためにコンパクトな構成及び低コスト化が可能となること、ストッパを適所に設けているために各プッシャーの過回転による各コンタクトに対する損傷を防止できること、各コンタクトをベースに設置されたフレームにフローティング可能に保持する構造としているために電気的接続対象物が各コンタクトと適切な位置で接続可能となること、ベースに設置したフレームにインナーフレームを装着した上、更に電気的接続対象物がインナーフレームに搭載される構造としているためにインナーフレーム及び各プッシャーを異なる大きさや形状のものに交換するだけで種々異なる電気的接続対象物に対応できて利便性が向上すること、ベースの裏面に空気逃げ溝を形成することにより電気的接続対象物の電気ソケットへの挿入時に空気がスムーズに除去されて電気的接続対象物の挿入性が向上し、且つ電気的接続対象物とその付近の冷却が促進されること、各プッシャーにあっての回転軸に対する装着部分を長穴として形成し、各プッシャーをスライド可能にすることより効率良く電気的接続対象物を押圧して反りを極力小さくすることができ、接触の安定性や操作性が優れた小型構造にできること等の諸点で長所を奏するものとなる。
本発明の実施例1に係る電気ソケットのオープン操作時における側面断面図である。 図1に示す電気ソケットにICチップを挿入装着した嵌合状態を示す側面断面図である。 図1に示す電気ソケットにICチップを挿入装着しない未嵌合状態を示す側面断面図である。 図1に示す電気ソケットに備えられるプッシャーの細部構成を拡大して示した斜視図である。 図1に示す電気ソケットに備えられるフレームをコンタクトユニットが配設された状態として簡略化して示した拡大平面図である。 図5に示すフレームのA−A線方向における断面図である。 本発明の実施例2に係る電気ソケットを下面裏側から示した概略図である。 本発明の実施例3に係る電気ソケットにICチップを挿入装着しない未嵌合状態を示す側面断面図である。 本発明の実施例3に係る電気ソケットのオープン操作時における側面断面図である。 本発明の実施例4に係る電気ソケットの要部を拡大して示した側面断面図である。 本発明の実施例5に係る電気ソケットにおけるオープン操作時のICチップを挿入装着した状態を示す要部の側面断面図である。 図11に示す電気ソケットにICチップを挿入装着した嵌合状態を示す要部の側面断面図である。 実施例6に係る電気ソケットの外観構成をICチップを挿入装着した嵌合状態で示したものであり、(a)は上面方向からの平面図に関するもの,(b)は一方向からの側面図に関するもの,(c)は他方向からの側面図に関するものである。 図13に示す電気ソケットの細部構造をICチップを挿入装着した状態で示したものであり、(a)は下面裏側からの平面図に関するもの,(b)は図13(a)におけるB−B線方向(一方向)からのオープン操作時の状態及び嵌合状態を半分ずつにして合成した側面断面図に関するもの,(c)は図13(a)におけるA−A線方向(他方向)からのオープン操作時の状態及び嵌合状態を半分ずつにして合成した側面断面図に関するものである。 図14(c)中の嵌合状態における領域Eを拡大して示したものである。 図15に示す嵌合状態からオープン操作時の状態に推移した場合を拡大して示したものである。
符号の説明
1 電気ソケット
2 ベース
2a ベース側ばね挿入溝
2b 回転制御ストッパ
2c,9a,16a,16b テーパ部
2d 空気逃げ溝
2e 突当面
3 プッシャー
3a プッシャー側ばね挿入溝
3b 上部内側先端
3c 耳部
3d,3f シャフト孔
3e 突出部
3g ローラの装着部
3h 当接面
3i 長穴
3j 押圧部
4,6 シャフト
5 ローラ
7 コイルばね
8 フレーム
8a 溝
9 インナーフレーム
9b 変位制御ストッパ
10 コンタクトユニット
11 コンタクト
12 突出部
13 スプリング
14 付勢受け支持ユニット
16 カバー
21 ICチップ
22,27 半田ボール
26 BGAチップ

Claims (8)

  1. 電気的接続対象物と接続するための所定数のコンタクトを備えた電気ソケットにおいて、前記所定数のコンタクトを保持するベースと、前記ベースに移動可能に保持されると共に、少なくとも一対の当接面を有するカバーと、前記ベースに回転可能に保持される少なくとも一対のプッシャーと、前記少なくとも一対のプッシャーのそれぞれを前記電気的接続対象物及び前記所定数のコンタクトの接続方向に向けて常時付勢する少なくとも一対のばねとを有し、更に、前記少なくとも一対のプッシャーのそれぞれはローラを有し、前記電気的接続対象物及び前記所定数のコンタクトの嵌合離脱に際して、前記カバーの操作により前記少なくとも一対の当接面が前記少なくとも一対のプッシャーのそれぞれのローラを押圧又は押圧解放したときに伴う前記少なくとも一対のプッシャーの回転位置に応じて前記嵌合離脱を行わせる嵌合離脱構造を持つことを特徴とする電気ソケット。
  2. 電気的接続対象物と接続するための所定数のコンタクトを備えた電気ソケットにおいて、前記所定数のコンタクトを保持するベースと、前記ベースに移動可能に保持されると共に、所定数のローラを有するカバーと、前記ベースに回転可能に保持される少なくとも一対のプッシャーと、前記少なくとも一対のプッシャーのそれぞれを前記電気的接続対象物及び前記所定数のコンタクトの接続方向に向けて常時付勢する少なくとも一対のばねとを有し、更に、前記少なくとも一対のプッシャーのそれぞれは当接面を有し、前記電気的接続対象物及び前記所定数のコンタクトの嵌合離脱に際して、前記カバーの操作により前記所定数のローラが前記少なくとも一対のプッシャーのそれぞれの当接面を押圧又は押圧解放したときに伴う前記少なくとも一対のプッシャーの回転位置に応じて前記嵌合離脱を行わせる嵌合離脱構造を持つことを特徴とする電気ソケット。
  3. 請求項1又は2記載の電気ソケットにおいて、前記当接面は、それぞれテーパ部であることを特徴とする電気ソケット。
  4. 請求項1又は2記載の電気ソケットにおいて、前記少なくとも一対のプッシャーにあっての回転軸に対する装着部分は、長穴として形成されたことを特徴とする電気ソケット。
  5. 請求項1又は2記載の電気ソケットにおいて、前記ベース及び前記一対のプッシャーにあっての少なくとも一方には、該一対のプッシャーにおける所定角度以上の回転を係止して規制するためのストッパが設けられたことを特徴とする電気ソケット。
  6. 請求項1又は2記載の電気ソケットにおいて、前記ベースにはフレームが設置され、前記フレームには前記所定数のコンタクトがフローティングされるように保持されたことを特徴とする電気ソケット。
  7. 請求項1又は2記載の電気ソケットにおいて、前記ベースにはフレームが設置され、前記フレームにはインナーフレームが装着され、前記電気的接続対象物は前記インナーフレームに搭載されることを特徴とする電気ソケット。
  8. 請求項1〜7の何れか一つに記載の電気ソケットにおいて、前記ベースの裏面には、空気逃げ溝が形成されたことを特徴とする電気ソケット。
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