JPH0831348B2 - Icパッケージ用ソケット - Google Patents

Icパッケージ用ソケット

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JPH0831348B2
JPH0831348B2 JP5157310A JP15731093A JPH0831348B2 JP H0831348 B2 JPH0831348 B2 JP H0831348B2 JP 5157310 A JP5157310 A JP 5157310A JP 15731093 A JP15731093 A JP 15731093A JP H0831348 B2 JPH0831348 B2 JP H0831348B2
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信明 岸
誠 星
哲也 大沢
一郎 松尾
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Chichibu Fuji Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
    • H05K7/10Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets
    • H05K7/1015Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads
    • H05K7/1023Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads co-operating by abutting, e.g. flat pack

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造されたICパッケー
ジの良,不良をテストする際に用いるソケットに関し、
さらに詳しくは、ベース部材に設けた収容スペースの側
辺に沿って、前記収容スペースに収容せるICパッケー
ジの接点との接触部と、該接触部を内側へ付勢して前記
接点との接触圧をうるバネ部とを備えたコンタクトを並
列状に多数配置すると共に、ベース部材に被装したカバ
ーの押し下げ操作で前記接触部を上記バネ部の弾力に抗
し外側へ変移させICパッケージ接点から離間させるよ
うにしたICパッケージ用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ICパッケージ用ソケット
として特開平4-154065号等に代表されるレバーを有する
もの、または特開昭63-307678 号等に代表される直押し
式のものが知られている。
【0003】レバー式のものは図9に示すように、並列
状に多数配設したコンタクト100 の列に沿ってレバー10
1 を上下回動可能に支持すると共に、該レバー101 の一
端側(外側)に操作部102 を、他端側(内側)にコンタ
クト100 との係合部103 を形成し、カバー104 の押し下
げ操作で前記操作部102 を押し下げるをもってレバー10
1 を下方へ回動させ、接触部105 をバネ部106 の弾力に
抗し外側へ変移させるようになっている。
【0004】また直押し式のものは図10に示すように、
並列状に多数配設したコンタクト200 の外側に操作部20
1 を一体に形成し、カバー202 の押し下げ操作で前記操
作部201 を外方へ変移させるをもって接触部203 をバネ
部204 の弾力に抗し外側へ変移させるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造によ
れば、多数のコンタクト100,200 における夫々の接触部
105,203 をカバー104,202 の押し下げ操作で同時に外側
へ変移させてICパッケージPの着脱を無負荷で行い得
るものの、接点P2に対する接触部105,203 の接触圧力、
カバー104,202 の押し下げ操作の際の操作荷重及びその
操作寿命、さらにはICパッケージPの確実な挟持能力
等に関してなお詳細にその技術内容を検討すると、以下
のような問題点がないとは云えなかった。
【0006】即ち、図9に示すソケットにおいては、コ
ンタクト100 のバネ部106 が図示のような形状であるこ
と、並びにレバー101 の支点107 が定点で且つ接触部10
5 との距離が短いことなどから、接触部105 の変移形態
が同図(b) 中に矢印Y1 で表すような外側へ向かって斜
め上方へほぼ直線的に移動するものになる、換言すれ
ば、ICパッケージPを挟持するための力が同図(c) 中
に矢印Y2 で示す方向になり、ICパッケージPの確実
な挟持にやや不安を残していた。
【0007】また図10に示すソケットにおいては、接触
部203 が水平方向へ変移する形態のものであることか
ら、ICパッケージPを挟持するための力が同図中に矢
印Zで示す方向になり、ICパッケージの接点P2の変形
不良や横ずれによる接触不良を発生させる欠点があっ
た。
【0008】本発明はこのような従来事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、多数のコン
タクトにおける夫々の接触部をカバーの押し下げ操作で
同時に外側へ変移させてICパッケージの着脱を無負荷
で行い得ると共に、接点に対する接触部の接触圧力、カ
バーの押し下げ操作の際の操作荷重及びその操作寿命、
ICパッケージの確実な挟持能力等の全ての面に優れた
ICパッケージ用ソケットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1においては、ベース部材に設け
た収容スペースの側辺に沿って、前記収容スペースに収
容せるICパッケージの接点との接触部と、該接触部を
内側へ付勢して前記接点との接触圧をうるバネ部とを備
えたコンタクトを並列状に多数配置すると共に、それら
コンタクトの列に沿い上下回動自在に支持した連結軸を
各コンタクトに連係せしめ、ベース部材に被装したカバ
ーの押し下げ操作で前記連結軸が回動してコンタクトの
接触部を上記バネ部の弾力に抗し外側へ変移させICパ
ッケージ接点から離間させるようにし、上記コンタクト
はベース部材上に載置せる平板部の内側縁から上方内側
へ延ばし更に外側へ折り返した湾曲状の第1バネ部と、
該第1バネ部先端から内側へ折り返して上記接触部に連
続する第2バネ部と、該第2バネ部の上面に突出する突
起を具備し、他方連結軸は前記突起との係合凹部と突起
後部との係合面部を備えると共に、コンタクトの列の左
右両側に回動可能に支持した可動カムの長孔に両端支軸
部を枢支され、さらに上記カバーには可動カムを外側へ
回動させる傾斜面を設けてなることを特徴とする。
【0010】また請求項2においては、上記可動カムの
回動支点が、可動カムを設けない場合の支軸部の回動軌
跡における上限位置と下限位置を結ぶ線に直交しながら
同線を二等分する線上に設定した第2枢支軸であること
を特徴とする。
【0011】また請求項3においては、上記可動カムに
設ける長孔に代えてほぼ真円状の軸承孔を設け、該軸承
孔に連結軸の両端支軸部を枢支すると共に、上記可動カ
ムの回動支点が、支軸部の回動軌跡における上限位置と
下限位置を結ぶ線に直交しながら同線を二等分する線
と、且つ前記下限位置を中心とし上記第2枢支軸の中心
点を通過する円弧との交差する位置に設定した第3枢支
軸であることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載のコンタクト形状によれば、第1
バネ部及び第2バネ部の弾力が接触部を下方へ押圧する
方向に作用して、接点カバーの押し下げ操作の際の操作
荷重及びその操作寿命等を所定に維持しつつ、ICパッ
ケージのより確実な挟持能力が得られる(図1,図3参
照)。
【0013】またICパッケージの着脱に際しては、カ
バーの押し下げ操作により可動カムが外側へ回動して長
孔に挿入された支軸部を下方内側へ押圧し、これにより
連結軸が下方へ回動して係合面部が突起後部を下方内側
へ押圧して第1バネ部を縮小変形させると同時に、係合
凹部が突起を下方外側へ押圧して第2バネ部を上方外側
へ回動させ、コンタクトの接触部をバネ部の弾力に抗し
外側へ変移させる。その際、変移初期においては接触部
がほぼ垂直方向へ上昇し、その後に斜め外方へ変移して
ICパッケージ接点から離間するので、ICパッケージ
接点の変形不良を引き起こす虞れなく上記挟持能力を得
られる(図2,図4参照)。
【0014】さらに、上記可動カムの回動支点を請求項
2記載の第2枢支軸に設定することで、変移初期におい
てほぼ垂直方向へ上昇しその後に斜め外方へ変移する前
記接触部の作動をより確実ならしめることが可能にな
る。
【0015】また、上記支軸部をほぼ真円状の軸承孔に
より枢支すると共に、可動カムの回動支点を請求項3記
載の第3枢支軸に設定した場合は、前述のように変移初
期において接触部が垂直方向へ上昇した後に斜め外方へ
移動するような変移は得られないものの、それに極めて
近似する角度をもった、従来欠点を解消するに十分な接
触部の作動が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るICパッケージ用ソケッ
トの実施例を図面を参照して説明する。 [実施例I]図1〜6においては請求項1記載のソケッ
トの一実施例を示し、図1〜4は作動状態を表す要部の
拡大断面図、図5はカバーを外した状態の斜視外観図、
図6はカバーを装着した状態の斜視外観図で、図中1は
ベース部材、2はコンタクト、3は連結軸、4は可動カ
ム、5はカバーを夫々表す。
【0017】ベース部材1は絶縁材料を用いて成形さ
れ、その中央部分には平面矩形状の隆起部を設けると共
に、その隆起部中央に凹部を形成して該凹部をICパッ
ケージPの収容スペース1aとする。該収容スペース1aの
対抗する二つの側辺に沿っては、多数のコンタクト2を
並列状に配設する。
【0018】コンタクト2は所望の導電材料を用いて図
1に示す形状、即ち、前記収容スペース1aに収容せるI
CパッケージPの接点(リード)P2との接触部2aと、該
接触部2aを内側へ付勢して前記接点P2との接触圧をうる
後述のバネ部とを備えるように一体成形され、下端平板
部2bをベース部材1上面に載置すると共にその平板部2b
から垂下する端子2cをベース部材1の貫通孔1bに嵌挿し
て、ベース部材1上に垂直に立ちあげた状態に固定され
る。
【0019】コンタクト2先端は図示のような略C字形
状としてその上端側を上記接触部2aとし、下端側2cはベ
ース部材1の側壁に摺接する位置決めストッパーとして
機能させる。またコンタクト2下端の端子2cは不図示の
テスト回路の端子挿通孔に挿入され、半田等により固定
される。
【0020】上記バネ部は、平板部2bの内側縁から上方
内側へ延ばし更に外側へ折り返した湾曲状の第1バネ部
2dと、該第1バネ部2d先端から内側へ折り返して上記接
触部2aに連続する第2バネ部2eとからなり、該両バネ部
2d,2e の弾力により接触部2aを下方へ付勢して、接点P2
に対する接触部2aの接触圧,カバー5の押し下げ操作の
際の操作荷重及びその操作寿命等を所定に維持しつつ、
ICパッケージPのより確実な挟持能力を得られるよう
になっている。第2バネ部2eにおける第1バネ部2dとの
連結部分2f近傍の上面には突起2gを形成する。
【0021】上記多数のコンタクト2の列に沿っては連
結軸3を配設する。連結軸3は下面上端側に前記突起2g
との係合凹部3aを設けると共に、該係合凹部3aに連続す
る下面中途部位に突起後部2hとの係合面部3bを備え、且
つ左右両側面の下端部位に支軸部3cを突設してなるもの
で、それら支軸部3cを可動カム4の長孔4aに回動可能に
嵌挿入して上下回動可能に支持される。
【0022】可動カム4は図示のような略三角形状を呈
し、その下辺部分内端側にベース部材1への枢支軸4bを
設けると共に、下辺部分外端側に前記長孔4aを形成して
あり、その枢支軸4bをベース部材1に枢支してコンタク
ト2の列の左右両側に立ち上がるよう回動自在に支持さ
れる。長孔4a(即ち、連結軸3の回動支点)は、コンタ
クト2における第1バネ部2dと第2バネ部2eとの連結部
分2fに近接せしめて設ける。
【0023】カバー5は上記収容スペース1aに連通する
中央開口5aを備えると共に、その開口5aにおける対抗す
る二つの側辺に沿う部分に上記多数のコンタクト2の列
を覆う被装部5bを設け、且つその被装部5b内側における
左右側端部位には内側へ傾斜する傾斜面5cを設けたもの
で、その傾斜面5cが可動カム4上端に摺接するをもって
ベース部材1に上方から被せた状態で昇降自在に支持さ
れる。
【0024】上記連結軸3、可動カム4、カバー5は各
々絶縁材にて一体成形する。ICパッケージPは周知な
構造のもので、上述の収容スペース1a内に収容状に載置
される本体P1の側縁に、略Z型に折曲した接点(リー
ド)P2を多数並列状に備える。
【0025】而して、以上の構成からなる本実施例ソケ
ットによれば、コンタクト2における第1バネ部2d及び
第2バネ部2eの弾力が接触部2aを下方へ押圧する方向に
作用して、接点P2に対する接触部2aの接触圧,カバー5
の押し下げ操作の際の操作荷重及びその操作寿命等を所
定に維持しつつ、ICパッケージPのより確実な挟持能
力が得られる(図3参照)。
【0026】また、ICパッケージPの着脱に際しては
図2に示すように、上記カバー5の押し下げ操作により
可動カム4が外側へ回動して長孔4aに挿入された支軸部
3cを下方内側へ押圧し、これにより連結軸3が下方へ回
動して係合面部3bが突起後部2hを下方内側へ押圧して第
1バネ部2dを縮小変形させると同時に、係合凹部3aが突
起2gを下方外側へ押圧して第2バネ部2eを上方外側へ回
動させ、コンタクト2の接触部2aがバネ部の弾力に抗し
て外側へ変移するをもってICパッケージPの着脱を無
負荷で行い得る(図2参照)。
【0027】その際、バネ部が前述の形状であることに
加えて、連結軸3の回動支点が長孔4a、即ち遊点である
ことから、図4中に矢印X1 で示すように変移初期にお
いては接触部2aがほぼ垂直方向へ上昇し、その後、同図
中に矢印X2 で示すように斜め外方へ変移してICパッ
ケージP接点P2から離間する。しかもその離間量W1,W
2 は、回動支点が定点である場合(W’)に比べ長く且
つ高くなるので、ICパッケージ接点P2の変形不良を引
き起こすような虞れなく上記挟持能力が得られる。
【0028】また夫々のコンタクト2が、突起2gと係合
凹部3a、突起後部2hと係合面部3bの夫々の係合により連
結軸3に連係することから、例えばそれらコンタクト2
の列の中の任意の1本のバネ特性が低減したとしてもコ
ンタクト2列全体のバネ特性によりその低減を補助し
て、接点P2との接触不良を防止することができる。
【0029】[実施例II]図7,8においては請求項2
並びに請求項3記載のソケットの一実施例を夫々示す。
請求項2記載のソケットは、上述した実施例Iにおける
可動カム4の回動支点を、上記枢支軸4bに代えて図中に
4dで示す第2枢支軸としたことを特徴とする。また請求
項3記載のソケットは、実施例Iにおける支軸部3cを、
上記長孔4aに代えて図中に4cで示すほぼ真円状の軸承孔
により枢支すると共に、可動カム4の回動支点を、上記
枢支軸4bに代えて図中に4eで示す第3枢支軸としたこと
を特徴とする。尚、連結軸3,可動カム4におけるそれ
以外の部分並びにベース部材1,コンタクト2,カバー
5等の構成は上記実施例I中の記載とほぼ同じであり、
ここでは図中に同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】以下、上記第2枢支軸4d,第3枢支軸4eの
設定位置を図7,図8を参照して詳述する。図中に示す
L1 は実施例Iにおいて可動カム4を設けない場合の支
軸部3cの回動軌跡、3c-1はその軌跡L1 における支軸部
3cの上限位置の中心点、3c-2は同下限位置の中心点を夫
々表し、この場合の接触部2aの変移は図7中に矢印V1
で示す方向、即ち、図4に示す矢印X’とほぼ同一のも
のになり、よって図9,図10に示す従来例と同様の不具
合が生じる。尚、支軸部3cの上限位置とは接触部2aの変
移前における支軸部3cの位置(図1,図3,図7参
照)、同下限位置とはカバー5の押し下げ操作により接
触部2aを変移せしめた際の第1バネ部2d,第2バネ部2e
の最大変形状態における支軸部3cの位置(図2参照)を
夫々表す。
【0031】第2枢支軸4dは、上記実施例Iの条件下に
おいてその効果をより確実ならしめんとして枢支軸4bの
位置に関しさらに検討を重ねた末に得られたものであ
り、該枢支軸4dは、前述の軌跡L1 上の二点、即ち、支
軸部3cの上限位置の中心点3c-1と同下限位置の中心点3c
-2を結ぶ線N1 を作成し、その線N1 に直交しながら同
線N1 を二等分する点N2 を通過する線N3 上に設定さ
れる。L2 はその枢支軸4dを可動カム4の回動支点と
し、それ以外は実施例Iの条件とした場合の支軸部3cの
回動軌跡、3c-3はその軌跡L2 における支軸部3cの下限
位置の中心点を夫々表し、この場合の接触部2aの変移作
動は図7中に矢印V2 で示す方向、即ち、図4にX1 〜
X2 で示すものであり、その変移方向の確実性が向上す
ることから実施例Iの利点をより確実なものにし得る。
【0032】これに対し第3枢支軸4eは第2枢支軸4dの
やや上方に形成され、詳しくは、前述の中心点3c-1と3c
-3を結ぶ線N4 を作成し、その線N4 に直交しながら同
線N4 を二等分する点N5 を通過する線N6 と、中心点
3c-3を中心とし枢支軸4dの中心P1 を通過する円弧R1
との交差点P2 を中心とする位置に設定される。
【0033】尚、図8に示すように、第2枢支軸4dの中
心P1 は前述の中心点3c-1,3c-2から等距離にあり、第
3枢支軸4eは中心点3c-1,3c-3から等距離にあることは
云うまでもない。
【0034】而して、上記枢支軸4eを可動カム4の回動
支点とし、且つ支持軸3cを軸承孔4cにより枢支した実施
例においては、支軸部3cの回動軌跡はL3 で示すよう
に、前述の軌跡L1 の内側を通って下限位置3c-3を通過
する円弧状のものとなる。またこの場合の接触部2aの変
移は図7中に矢印V3 で示す方向、即ち、実施例Iのよ
うに変移初期において接触部2aが垂直方向へ上昇した後
に斜め外方へ移動するような変移は得られないものの、
その変移方向V2 に極めて近似する角度をもった変移と
なる。よって、支軸部3cを長孔により枢支する場合の連
結軸3のがたつきの虞れを解消しながら、実施例Iにて
得られる前述の作用効果に準じた、矢印V1 で示す従来
の変移方向の欠点を解消するに十分な効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るICパッケージ用ソケット
は以上説明したように構成したので、コンタクト接触部
を内側下方へ付勢せしめてICパッケージのより確実な
挟持能力を得る。同時に、ICパッケージの着脱に際し
ては、接触部がほぼ垂直方向へ上昇し後に斜め外方へ変
移してICパッケージ接点から離間するので、ICパッ
ケージ接点の変形不良を引き起こす虞れなく前記挟持能
力を得られる。
【0036】従って、多数のコンタクトにおける夫々の
接触部をカバーの押し下げ操作で同時に外側へ変移させ
てICパッケージの着脱を無負荷で行い得ると共に、接
点に対する接触部の接触圧力、カバーの押し下げ操作の
際の操作荷重及びその操作寿命、ICパッケージの確実
な挟持能力等の全ての点に優れた効果を奏するICパッ
ケージ用ソケットを提供し得た。
【0037】また請求項2に記載の如く可動カムの回動
支点を第2枢支軸に設定することで、変移初期において
ほぼ垂直方向へ上昇しその後に斜め外方へ変移する前記
接触部の作動をより確実ならしめることが可能になり、
上述の効果をより実効あるものにし得る。
【0038】また請求項3に記載の如く支軸部をほぼ真
円状の軸承孔により枢支すると共に、可動カムの回動支
点を第3枢支軸に設定した場合は、支軸部を長孔により
枢支する場合の連結軸のがたつきの虞れを解消しなが
ら、請求項1のソケットにて得られる前述の作用効果に
準じた、従来の変移方向の欠点を解消するに十分な効果
が得られる等、多くの利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ICパッケージ用ソケットの一実施例に
おける要部の拡大断面図。
【図2】図1に示すソケットの待機状態を示す要部拡大
断面図。
【図3】図1に示すソケットのICパッケージセット状
態を示す要部拡大断面図。
【図4】図3の要部拡大図。
【図5】図1に示すソケットのカバーを外して示す外観
斜視図。
【図6】図1に示すソケットの外観斜視図。
【図7】本発明ICパッケージ用ソケットの他例を示す
要部の拡大断面図。
【図8】第2枢支軸,第3枢支軸の設定位置を説明する
模式図。
【図9】レバーを有する従来ソケットにおける要部の拡
大断面図。
【図10】直押し式の従来ソケットにおける要部の拡大断
面図。
【符号の説明】
1:ベース部材 2:コンタクト 2a:接触部
2b:平板部 2d:第1バネ部 2e:第2バネ部 2g:突起
2h:突起後部 3:連結軸 3a:係合凹部 3b:係合面部
3c:支軸部 4:可動カム 4a:長孔 4b:枢支軸
4c:軸承孔 4d:第2枢支軸 4e:第3枢支軸 5:カバー 5a:収容スペース 5c:傾
斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材に設けた収容スペースの側辺
    に沿って、前記収容スペースに収容せるICパッケージ
    の接点との接触部と、該接触部を内側へ付勢して前記接
    点との接触圧をうるバネ部とを備えたコンタクトを並列
    状に多数配置すると共に、それらコンタクトの列に沿い
    上下回動自在に支持した連結軸を各コンタクトに連係せ
    しめ、ベース部材に被装したカバーの押し下げ操作で前
    記連結軸が回動してコンタクトの接触部を上記バネ部の
    弾力に抗し外側へ変移させICパッケージ接点から離間
    させるようにしたICパッケージ用ソケットであって、 上記コンタクトはベース部材上に載置せる平板部の内側
    縁から上方内側へ延ばし更に外側へ折り返した湾曲状の
    第1バネ部と、該第1バネ部先端から内側へ折り返して
    上記接触部に連続する第2バネ部と、該第2バネ部の上
    面に突出する突起を具備し、他方連結軸は前記突起との
    係合凹部と突起後部との係合面部を備えると共に、コン
    タクトの列の左右両側に回動可能に支持した可動カムの
    長孔に両端支軸部を枢支され、さらに上記カバーには可
    動カムを外側へ回動させる傾斜面を設けてなることを特
    徴とするICパッケージ用ソケット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のICパッケージ用ソケッ
    トにおいて、上記可動カムの回動支点が、可動カムを設
    けない場合の支軸部の回動軌跡における上限位置と下限
    位置の中心点同士を結ぶ線に直交しながら同線を二等分
    する線上に設定した第2枢支軸であることを特徴とする
    ICパッケージ用ソケット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のICパッケージ用ソケッ
    トにおいて、上記可動カムに設ける長孔に代えてほぼ真
    円状の軸承孔を設け、該軸承孔に連結軸の両端支軸部を
    枢支すると共に、上記可動カムの回動支点が、支軸部の
    回動軌跡における上限位置と下限位置を結ぶ線に直交し
    ながら同線を二等分する線と、且つ前記下限位置を中心
    とし上記第2枢支軸の中心点を通過する円弧との交差す
    る位置に設定した第3枢支軸であることを特徴とするI
    Cパッケージ用ソケット。
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