JP4149207B2 - コンタクトピン及び電気部品用ソケット - Google Patents

コンタクトピン及び電気部品用ソケット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接続端子部を備えた電気部品と、電気部品に対向する回路基板とを電気的に接続させるコンタクトピン及び電気部品用ソケットに関し、詳しくは、電気部品の接続端子部との接触端面に形成された凹部の縁部に突起部を設けることによって、接続端子部との電気的接触の安定性を確保しようとするコンタクトピン及び電気部品用ソケットに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の電気部品用ソケットは、下面にボール状の接続端子部を複数配列して備えたBGA(Ball Grid Array Package)型の電気部品の初期不良を取り除くバーンインテスト等に使用されるものであり、図7に示すように、それに使用されるコンタクトピン1は、電気部品の接続端子部側の接触端面1aにボール状の接続端子部を受け入れるべく円錐状の凹部2を設けたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のコンタクトピン1においては、凹部2が円錐状をなしていたため、例えば図8に示すように、電気部品3の半田ボールからなる接続端子部4が、高温試験下で軟化し凹部2にはまって変形し、接続端子部4の表面にリング状の傷跡を残すことがあった。さらに、接続端子部4の変形が大きいときには、ボール状の接続端子部4の頂部をも傷つけることがあった。
【0004】
また、凹部2の縁部2aが円形状をなしているため、縁部2aの全周が電気部品3のボール状接続端子部4と接触することになり、接触面積が大きくなっていた。そのため、コンタクトピン1と接続端子部4との接触圧が分散して小さくなり、例えば、半田ボールの接続端子部4の表面に形成された酸化皮膜を破ることができず、接続抵抗値がばらつき、電気的に安定した接触を確保することが困難な場合があった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、電気部品の接続端子部との接触端面に形成された凹部の縁部に突起部を設けることによって、接続端子部との電気的接触の安定性を確保しようとするコンタクトピン及び電気部品用ソケットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるコンタクトピンは、電気部品の一面に複数配列されたボール状の接続端子部と、上記電気部品に対向する回路基板の接点電極とを電気的に接続させるコンタクトピンであって、略柱状の導電材料からなり、上記接続端子部との接触端面に、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなして上記接続端子部を受け入れて接続する凹部を形成し、該凹部の縁部に少なくとも一つの略横断面半円形の突起部を一体的に設け、前記凹部の縁部は少なくとも前記突起部の接触端面側を前記縁部から中心に向かって傾斜する円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面としたものである。
【0007】
このような構成により、略柱状の導電材料からなり、電気部品の一面に複数配列されたボール状の接続端子部との接触端面に形成され、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなした凹部の縁部に一体的に設けられた少なくとも一つの略横断面半円形の突起部の接触端面側に形成され、円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面で電気部品のボール状の接続端子部を凹部の中央部に導き、突起部で接続端子部の表面にできた酸化皮膜を突き破る。これにより、電気部品の接続端子部とコンタクトピンとの電気的接続を確実なものとする。
【0010】
また、本発明による電気部品用ソケットは、一面に複数配列されたボール状の接続端子部を備えた電気部品を着脱自在に載置する載置部と、該載置部に載置された電気部品の接続端子部及び該電気部品に対向する回路基板の接点電極を電気的に接続させるコンタクトピンとを備えたものであって、上記コンタクトピンは、略柱状の導電材料からなり、上記接続端子部との接触端面に、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなして上記接続端子部を受け入れて接続する凹部を形成し、該凹部の縁部に少なくとも一つの略横断面半円形の突起部を一体的に設け、前記凹部の縁部は少なくとも前記突起部の接触端面側を前記縁部から中心に向かって傾斜する円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面としたものである。
【0011】
このように構成することによって、略柱状の導電材料からなり、電気部品の一面に複数配列されたボール状の接続端子部との接触端面に形成され、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなした凹部の縁部に一体的に設けられた少なくとも一つの略横断面半円形の突起部の接触端面側に形成され、円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面で電気部品のボール状の接続端子部を凹部の中央部に導き、突起部で接続端子部の表面にできた酸化皮膜を突き破り、載置部に着脱自在に載置された電気部品の接続端子部と、該電気部品と対向する回路基板の接点電極との電気的接続を確実なものとする。これにより、電気部品の性能試験の信頼性を向上させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明によるコンタクトピンの第1の実施形態を示す要部拡大斜視図である。このコンタクトピン1は、電気部品の一面に複数配列されたボール状の接続端子部と、この電気部品に対向する回路基板の接点電極とを電気的に接続させる略柱状の導電部材からなるものであり、凹部2と、突起部5とが形成されている。
【0015】
コンタクトピン1の接触端面1aには、凹部2が形成されている。この凹部2は、電気部品のボール状の接続端子部と接触し、この接続端子部を受け入れて接続するものであり、図1に示すように、その内面2bが縁部2aからコンタクトピン1の中心部に向かって傾斜する円錐状に形成されている。
【0016】
また、凹部2の縁部2aには、突起部5が設けられている。この突起部5は、半田ボールからなる接続端子部の表面にできた酸化皮膜を破って、接続端子部との電気的接触の安定性を確保するものであり、本実施の形態では、図1に示すように、略横断面半円形状の突起部5が円周方向に四つ90度ずらして一体的に設けられている。
【0017】
次に、このように構成されたコンタクトピン1の作用について、図2を参照して説明する。
先ず、図2(a)に示すように、コンタクトピン1の上方に電気部品3のボール状の接続端子部4が位置付けられる。次に、同図(b)に示すように、電気部品3が上方から押圧されることによって、接続端子部4がコンタクトピン1の接触端面1aに形成された凹部2の突起部5に当接して保持される。この場合、接続端子部4とコンタクトピン1との接触圧は、突起部5の先端部に集中するため、接続端子部4の半田ボール表面にできた酸化皮膜を効果的に破り、接続端子部4とコンタクトピン1とを電気的に確実に接続する。そして、この状態で、電気部品3及びコンタクトピン1は、高温雰囲気に入れられて試験に供される。
【0018】
ここで、電気部品3に対する押圧が強い場合には、図2(c)に示すように、高温雰囲気下で接続端子部4は軟化しているため凹部2内に沈み、接続端子部4のボール表面部4aが凹部2の内面2bに当接して止まる。
【0019】
この第1の実施形態によれば、電気部品3の接続端子部4は、凹部2の縁部2aに形成された突起部5に当接するため、接触圧がこの突起部5の先端部に集中し、接続端子部4表面にできた酸化皮膜を効果的に破ることによって接続端子部4とコンタクトピン1との電気的接続を確実なものとすることができる。これにより、電気部品3の性能試験の信頼性を向上することができる。
【0020】
また、接続端子部4は、突起部5に当接して保持されているため、半田ボールの接続端子部4が高温雰囲気下で軟化した場合であっても、接続端子部4の表面には、突起部5の小さな傷が点在するだけで、従来例のコンタクトピンに比べて変形傷を目立たないようにすることができる。
【0021】
さらにまた、凹部2の内面2bが縁部2aから中心部に向かって傾斜する円錐状に形成されているため、半田ボールの接続端子部4が高温雰囲気下で軟化して凹部2内に沈んでもボール表面部4a内面2bに当接して止まる。したがって、ボール状の接続端子部4の頂部が変形するのを防止することができる。
【0022】
次に、本発明によるコンタクトピンの第2の実施形態を、図3を参照して説明する。このコンタクトピン1は、略柱状の導電材料からなり、電気部品のボール状の接続端子部との接触端面1aに、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなして接続端子部4を受け入れて接続する凹部2を形成し、該凹部2の縁部2aに少なくとも一つの略横断面半円形の突起部5を一体的に設け、凹部2の縁部2aにて少なくとも突起部5の接触端面1a側を縁部から中心に向かって傾斜する円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面6としたものである。これにより、図4に示すように、電気部品3のボール状接続端子部4がコンタクトピン1の接触端面1aに当接した場合、(a)のように、位置ずれにより接続端子部4が凹部2の縁部2aにて突起部5の接触端面1a側のガイド面6に当接しているときであっても、接続端子部4は、ガイド面6によって、図中に示す矢印方向の凹部2の中央部に導かれ、(b)に示すように、突起部5に当接して保持される。このとき、接触圧がこの突起部5の先端部に集中し、接続端子部4表面にできた酸化皮膜を効果的に破ることによって接続端子部4とコンタクトピン1との電気的接続を確実なものとすることができる。
【0023】
このように、第2の実施形態によれば、電気部品3の接続端子部4とコンタクトピン1の当接位置がずれた場合であっても、接続端子部4がコンタクトピン1の接触端面1aに形成された凹部2のガイド面6によって導かれ、コンタクトピン1の中央部の正しい位置に位置付けられるため、接続端子部4とコンタクトピン1の接触安定性を確保することができる。
【0024】
次に、本発明による電気部品用ソケットの実施形態を、図5を参照して説明する。この電気部品用ソケットは、電気部品を着脱自在に保持し、電気部品の初期不良を取り除くバーンインテスト等に使用されるものであり、ソケット本体部7と、ソケットカバー8と、コンタクトピン1とを備えている。
【0025】
ソケット本体部7は、電気部品3を位置決めして保持するものであり、載置部9と、押圧部材10とを備えている。
載置部9は、電気部品3を位置決めして載置するもので、ソケット本体部7の上面中央部に形成されている。具体的には、ソケット本体部7の上面内側に形成された凹陥部11に図示省略の弦巻ばねで常時上向きに付勢されて上下動可能に設けられたフローティングプレート12の上面を載置部9としている。このフローティングプレート12の面内には、電気部品3の接続端子部に対応する各位置に、後述のコンタクトピン1を受け入れるピン導入孔が穿設されている。なお、載置部9の構造としては、上述のフローティング方式に限られず、固定式のものであってもよい。
【0026】
載置部9の上方にて両側方には、押圧部材10が設けられている。この押圧部材10は、電気部品3を上方から押圧するものであり、枢軸ピン13でソケット本体部7に回動自在に軸支されており、その外側端部14は、後述のソケットカバー8に設けられた軸15に当接して、軸15の上下動に伴って、押圧部材10が枢軸ピン13を中心に回動できる形状に形成されている。そして、押圧部材10の起立状態において、電気部品3の上面に当接する内側端部には、押圧部16を備えている。
【0027】
また、ソケット本体部7の上面には、ソケットカバー8が設けられている。このソケットカバー8は、押圧部材10を起立状態に付勢して電気部品3を保持するものであり、その隅部には貫通孔19を備え、この貫通孔19には頭部に抜け防止部20を形成し他端部をソケット本体部7に固定した支持部材21が挿通されて設けられている。また、ソケットカバー8の内側には、軸15が設けられている。この軸15は、押圧部材10の外側端部14に当接して、上下動を押圧部材10の回動動作に変換する作用をなすものである。さらに、支持部材21には、弦巻ばね18が装着されている。この弦巻ばね18は、ソケットカバー8を常時上方に付勢するものであり、これによって押圧部材10を常時起立状態に維持してフローティングプレート12に載置された電気部品3を保持している。
【0028】
また、ソケット本体部7の載置部9の下方には、前述のコンタクトピン1が埋設されている。このコンタクトピン1は、電気部品3の接続端子部4と、これに対向する回路基板22の接点電極とを電気的に接続させるものであり、図1に示すように、接続端子部4との接触端面1aに形成され、内面2bが縁部2aから中心に向かって傾斜する円錐状をなした凹部2と、この凹部2の縁部2aに一体的に設けられた少なくとも一つの略横断面半円形の突起部5とを備えているものである。なお、凹部2は、図3に示すように、縁部2aから中心に向かって傾斜する円錐状の内面2bよりも傾斜の緩やかなガイド面6を縁部2aに備えてもよい。そして、コンタクトピン1は、電気部品3の接続端子部4に対応して複数配列され、電気部品3側先端部をフローティングプレート12のピン導入孔に挿入して位置決めされている。
【0029】
次に、このように構成された電気部品用ソケットの動作について説明する。
先ず、図5に示すように、電気部品用ソケットは、コンタクトピン1と回路基板22の接点電極とを位置決めし、回路基板22上に固定される。次に、図6に示すように、ソケットカバー8が、外力によって弦巻ばね18の付勢力に抗して下方に押し下げられる。このとき、ソケットカバー8の内側面に備える軸15が下がるに伴って、押圧部材10がその外側端部14で軸15上に摺接し、枢軸ピン13を中心に回動して外方に倒れ、載置部9上方を電気部品3が挿入できる状態に開放する。
【0030】
次に、載置部9に電気部品3が載置される。このとき、電気部品3は、その外周縁部を載置部9の四隅部に設けられた位置決め部で規制されて、その下面に複数配列された接続端子部4がフローティングプレート12のピン導入孔に対して位置決めされる。その後、ソケットカバー8への押圧が除かれる。そうすると、弦巻ばね18の圧縮反力よってソケットカバー8が上方に押し上げられ、それに伴って軸15が上昇し、押圧部材10の外側端部14が上方に押し上げられ、押圧部材10が枢軸ピン13を中心に回動して起立状態になる。このとき、図5に示すように、押圧部材10の押圧部16が電気部品3の上面に当接して、電気部品3を下方に押圧することになる。
【0031】
この場合、電気部品3は、押圧部材10による押圧に伴って、接続端子部4をピン導入孔に導入した状態でフローティングプレート12を下方に押し下げる。そして、接続端子部4は、ピン導入孔に導入されているコンタクトピン1と接触することになる。
こうして、電気部品3の接続端子部4と回路基板22の接点電極とがコンタクトピン1によって、電気的に接続される。
【0032】
本発明の電気部品用ソケットによれば、電気部品3の接続端子部4は、凹部2の縁部2aに一体的に形成された突起部5に当接して保持されるため、接触圧がこの突起部5の先端部に集中し、接続端子部4表面にできた酸化皮膜を効果的に破ることができ、接続端子部4とコンタクトピン1との電気的接続を確実なものとすることができる。これにより、電気部品3の性能試験の信頼性を向上することができる。
【0033】
また、上記電気部品用ソケットにおいては、接続端子部4とコンタクトピン1との接触圧を同じにした場合には、従来例の電気部品用ソケットのソケットカバーの作動圧に比べ、接続端子部4とコンタクトピン1との接触面積が減少する分だけ下げることができ、試験装置の加圧機構を小型かつ簡便なものとすることができる。
【0034】
なお、上述の第1及び第2の実施形態における電気部品3の接続端子部4は、半田ボールとしたものを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、高温試験雰囲気中において変形する材質によって形成された接続端子部4であれば、本発明を適用することができる。また、接続端子部4の形状についても、例えば、柱状等、ボール状以外の形状に形成された接続端子部4についても本発明を適用することができる。
【0035】
また、第2の実施形態において、電気部品3の接続端子部4とコンタクトピン1の当接位置がずれた場合、接続端子部4がコンタクトピン1の接触端面1aに形成された凹部2のガイド面6によって正しい位置に導かれる旨を説明したが、ガイド面6を有するコンタクトピン1が電気部品用ソケットに適用された場合には、上記説明とは反対に、電気部品用ソケットの載置部9に位置決め載置された電気部品3の接続端子部4に対して、コンタクトピン1がその接触端面1aに形成された凹部2のガイド面6によって導かれる場合も考えられる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されたので、請求項1に係るコンタクトピンによれば、電気部品の一面に複数配列されたボール状の接続端子部との接触端面に形成され、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなした凹部の縁部に一体的に設けられた少なくとも一つの略横断面半円形の突起部の接触端面側に形成され、円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面で電気部品のボール状の接続端子部を凹部の中央部に導いて電気部品の接続端子部とコンタクトピンとの接触安定性を確保し、突起部で接続端子部の表面にできた酸化皮膜を突き破ることができる。したがって、電気部品の接続端子部とコンタクトピンとの電気的接続を確実なものとすることができる。また、凹部の内面を縁部から中心に向かって傾斜する円錐状としたことにより、高温試験雰囲気下で軟化する接続端子部の先端部の変形を抑制することができる。
【0039】
また、請求項2に係る電気部品用ソケットによれば、電気部品の一面に複数配列されたボール状の接続端子部との接触端面に形成され、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなした凹部の縁部に一体的に設けられた少なくとも一つの略横断面半円形の突起部の接触端面側に形成され、円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面で電気部品のボール状の接続端子部を凹部の中央部に導いて電気部品の接続端子部とコンタクトピンとの接触安定性を確保し、突起部で接続端子部の表面にできた酸化皮膜を突き破り、載置部に着脱自在に載置された電気部品の接続端子部と、それと対向する回路基板の接点電極との電気的接続を確実なものとすることができる。したがって、電気部品の性能試験の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるコンタクトピンの第1の実施形態を示す要部拡大斜視図である。
【図2】 上記コンタクトピンと電気部品の接続端子部との接続状態を示す説明図である。
【図3】 本発明によるコンタクトピンの第2の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図4】 上記コンタクトピンと電気部品の接続端子部との接続状態を示す説明図である。
【図5】 本発明による電気部品用ソケットの実施形態を示す断面図である。
【図6】 上記電気部品用ソケットの動作を説明する断面図である。
【図7】 従来例のコンタクトピンを示す要部拡大斜視図である。
【図8】 上記コンタクトピンと電気部品の接続端子部との接続状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…コンタクトピン
1a…接触端面
2…凹部
2a…縁部
2b…内面
3…電気部品
4…接続端子部
5…突起部
6…ガイド面
9…載置部

Claims (2)

  1. 電気部品の一面に複数配列されたボール状の接続端子部と、前記電気部品に対向する回路基板の接点電極とを電気的に接続させるコンタクトピンであって、
    略柱状の導電材料からなり、前記接続端子部との接触端面に、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなして前記接続端子部を受け入れて接続する凹部を形成し、該凹部の縁部に少なくとも一つの略横断面半円形の突起部を一体的に設け、前記凹部の部は少なくとも前記突起部の接触端面側を前記縁部から中心に向かって傾斜する円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面としたことを特徴とするコンタクトピン。
  2. 一面に複数配列されたボール状の接続端子部を備えた電気部品を着脱自在に載置する載置部と、該載置部に載置された電気部品の接続端子部及び該電気部品に対向する回路基板の接点電極を電気的に接続させるコンタクトピンとを備えた電気部品用ソケットであって、
    前記コンタクトピンは、略柱状の導電材料からなり、前記接続端子部との接触端面に、内面が縁部から中心に向かって傾斜する円錐状をなして前記接続端子部を受け入れて接続する凹部を形成し、該凹部の縁部に少なくとも一つの略横断面半円形の突起部を一体的に設け、前記凹部の部は少なくとも前記突起部の接触端面側を前記縁部から中心に向かって傾斜する円錐状の内面よりも傾斜の緩やかなガイド面としたことを特徴とする電気部品用ソケット。
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