JP2011171164A - レバースイッチ - Google Patents

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致良 宮田
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Abstract

【課題】スイッチの動作を安定させ、正常な切換操作を保証する。
【解決手段】ケース1から突出した操作部41を押し込むとレバー4が軸部43を支点にして回転し、接点ばね片3の基部31と一方のばね部32を挟持するカム部42が内側の天面全体で基部31を押し下げてばね部32,33を圧縮変形させ、二股形状の第2可動接点35が第2固定接点22から離れて絶縁部に接触することにより、スイッチ回路をONからOFFに切り換えるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、レバーの作動によりスイッチ回路をONからOFFへと切り換えるNC(ノーマルクローズ)タイプのレバースイッチと、これとは逆に、レバーの作動によりスイッチ回路をOFFからONへと切り換えるNO(ノーマルオープン)タイプのレバースイッチに関する。
近年、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、あるいはデジタルオーディオプレーヤー等の電子機器において、小型化や薄型化が重要な開発テーマのひとつになっている。通常この種の電子機器には記録メディアの挿入の有無を検知するメディア検知用スイッチが内蔵されているが、このメディア検知用スイッチに関しても、回路基板のサイズを縮小するために小型化や薄型化が求められている。
このようなメディア検知用スイッチの一例として、下記の特許文献1には、本出願人が先に出願したレバースイッチが開示されている。このレバースイッチは、ケースから突出した操作部を押し込むとレバーが支軸を支点にして回転し、押圧部が接点ばね片を押し下げて圧縮変形させ、接点ばね片先端の可動接点が固定接点から絶縁部に移動することによってスイッチ回路をONからOFFに切り換えるようになっている。
特開2008−66218号公報
ところで、上述した従来のレバースイッチにおいては、下記のような理由によりスイッチの安定的な動作が得られず、正常なON/OFFの切換操作を行えなくなるという問題があった。
(1)レバーを接点ばね片の上に載せてあるだけであり、レバーが回転する際に押圧部のエッジ部分のみで接点ばね片の底辺部を押し下げるようになっているので、レバーから接点ばね片にうまく力が伝わらないことがある。
(2)薄型化を図るために接点ばね片の幅を極力狭く設定しているが、その分ばねが細くなり、その弾力や機械的強度が弱くなってしまう。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、スイッチの動作を安定させ、正常な切換操作を保証するレバースイッチを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係るレバースイッチは、上面に挿入口を開口したケースと、ケース内の底面に絶縁部を介して並べて配置した第1固定接点及び第2固定接点と、ケース内に収容され、三角形に折り曲げた金属片の底辺を基部としてケースの挿入口側に向け、残る二辺をケース内の底面上で交差させた一対のばね部を有し、一方のばね部の先端を二股に分岐した第1可動接点が第1固定接点に接触し、他方のばね部の先端を二股に分岐した第2可動接点が第2固定接点に接触してなる接点ばね片と、ケースの挿入口から外部に突出させた操作部、接点ばね片の基部と一方のばね部を挟持するカム部、及びカム部に設けられてケースに回転可能に支持される軸部を一体化してなるレバーと、を備え、操作部を押し込むとレバーが軸部を支点にして回転し、カム部が接点ばね片の基部を押し下げてばね部を圧縮変形させることにより、第2可動接点が第2固定接点から離れて絶縁部に接触するように構成されていることを特徴とする。
このレバースイッチは、いわゆるNC(ノーマルクローズ)タイプの切換スイッチである。このスイッチによると、通常(ノーマル)時には第1固定接点と第2固定接点が接点ばね片を介して接続されており、接点間が閉(クローズ)であり、回路がONの状態になっている。そして動作時には、接点ばね片の第2可動接点が第2固定接点から離れて絶縁部に接触することにより、それまで接点ばね片を介して接続されていた第1固定接点と第2固定接点が切断され、接点間が開(オープン)になり、スイッチ回路がOFFの状態に切り換わる。
また、本発明に係るレバースイッチは、上面に挿入口を開口したケースと、ケース内の底面に絶縁部を介して並べて配置した第1固定接点及び第2固定接点と、ケース内に収容され、三角形に折り曲げた金属片の底辺を基部としてケースの挿入口側に向け、残る二辺をケース内の底面上で交差させた一対のばね部を有し、一方のばね部の先端を二股に分岐した第1可動接点が第1固定接点に接触し、他方のばね部の先端を二股に分岐した第2可動接点が第1固定接点と第2固定接点の間の絶縁部に接触してなる接点ばね片と、ケースの挿入口から外部に突出させた操作部、接点ばね片の基部と一方のばね部を挟持するカム部、及びカム部に設けられてケースに回転可能に支持される軸部を一体化してなるレバーと、を備え、操作部を押し込むとレバーが軸部を支点にして回転し、カム部が接点ばね片の基部を押し下げてばね部を圧縮変形させることにより、第2可動接点が絶縁部から離れて第2固定接点に接触するように構成されていることを特徴とする。
このレバースイッチは、いわゆるNO(ノーマルオープン)タイプの切換スイッチである。このスイッチによると、通常(ノーマル)時には第1固定接点と第2固定接点が切断されており、接点間が開(オープン)であり、回路がONの状態になっている。そして動作時には、接点ばね片の第2可動接点が絶縁部から離れて第2固定接点に接触することにより、それまで切断されていた第1固定接点と第2固定接点が接点ばね片を介して接続され、接点間が閉(クローズ)になり、スイッチ回路がONの状態に切り換わる。
また、本発明に係るレバースイッチにおいて、接点ばね片には、一対のばね部の対向位置に、両者を交差させたときの互いの干渉を防ぐ逃げ部が形成されている構造を採用することが好ましい。
また、本発明に係るレバースイッチにおいて、第1固定接点が第2固定接点から離れる方向に下り傾斜した傾斜面に設置されており、接点ばね片は一対のばね部の長さが異なり、長い方のばね部の先端に第1可動接点が設けられ、短い方のばね部の先端に第2可動接点が設けられている構造を採用しても良い。この構造によると、動作時に接点ばね片が圧縮変形する際に、その動作ストロークを長く確保することが可能になる。
本発明に係るレバースイッチによれば、下記のような理由によりスイッチの安定的な動作が得られ、正常なON/OFFの切換操作を行えるという効果が得られる。
(1)レバーのカム部が接点ばね片の基部と一方のばね部を挟持し、レバーが回転する際にカム部の内側の天面全体で接点ばね片の基部を押し下げるようになっているので、レバーから接点ばね片へと確実に力が伝達される。
(2)接点ばね片について、ばね部の先端に二股形状の可動接点が設けられており、可動接点がケース内の底面に対して2点で接触しながら移動する、いわばツイン接点として機能する。また、二股の中央部がケース内の底面から浮いた状態になるので、可動接点とケース内の底面との間に異物が挟まることがなくなる。よって、可動接点の移動がスムーズに行われる。
(3)接点ばね片について、一対のばね部の対向位置に互いの干渉を防ぐ逃げ部が形成されていると、接点ばね片の幅を極力狭くして薄型化を図りつつ、接点ばね片の弾力と機械的強度を確保することができる。また、交差したばね部同士が引っ掛かることがなくなり、接点ばね片が正常に動作する。
本発明の第1実施形態に係るレバースイッチの外観図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 図1のスイッチの縦断面図である。 図1のスイッチを構成するケースと固定接点の部品図であって、(a)は上面図、(b)は背面側から見た縦断面図、(c)は正面側から見た縦断面図である。 図1のスイッチを構成する接点ばね片の部品図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)右側面図、(e)は底面図である。 図1のスイッチを構成するレバーの部品図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は正面側から見た縦断面図である。 図3〜5の部品の組立説明図であって、(a)は接点ばね片をレバーに装着する時の状態、(b)はそれをケースに挿入する時の状態を示す。 図1のスイッチの動作説明図であって、(a)は定常時の状態を示す縦断面図、(b)はその回路図である。 図1のスイッチの動作説明図であって、(a)は動作時の状態を示す縦断面図、(b)はその回路図である。 本発明の第2実施形態に係るレバースイッチの縦断面図である。 図9のスイッチを構成するケースと固定接点の部品図であって、(a)は上面図、(b)は正面側から見た縦断面図である。 図9のスイッチの動作説明図であって、(a)は定常時の状態を示す縦断面図、(b)はその回路図である。 図9のスイッチの動作説明図であって、(a)は動作時の状態を示す縦断面図、(b)はその回路図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係るレバースイッチの外観図、図2は同スイッチの断面図、図3〜5は同スイッチを構成する部品図、図6は部品の組立説明図、図7及び8は同スイッチの動作説明図である。
図1に示すように、本実施形態のレバースイッチSWは、NC(ノーマルクローズ)タイプの切換スイッチである。その用途としては、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルオーディオプレーヤー等の電子機器におけるメディア検知用スイッチのように、小型化や薄型化が求められるスイッチとして利用することができる。
このレバースイッチSWは、定常時には接点が「閉」の状態であり、矢印A方向に押し込み力が作用すると、レバー4が矢印B方向に回転することによって接点を「開」へと切り換える。一方、押し込み力が解除されると、レバー4が矢印C方向に回転して定常位置に戻り、接点を「開」から「閉」へと切り換えるようになっている。
図2に示すように、レバースイッチSWの内部構造を見ると、上面を開口したケース1の内部に、固定接点2と接点ばね片3とレバー4の3つの部品が収容された構造になっている。以下、本実施形態のレバースイッチSWの詳細な構造について、各部品の組み立て手順に従って説明する。
《手順1》ケース1に固定接点2を装着する。
図3に示すように、ケース1は絶縁性を有する樹脂材料で成形されており、厚さ寸法を幅及び高さ寸法より小さく設定した扁平な箱型の本体11を有し、本体11の上面に部品を挿入するための挿入口12が設けられている。図3(b)に示すケース1の正面には、その上方位置にレバー4を軸受支持するための円形孔13が形成されており、図3(c)に示すケース1の背面には、これに対応する位置に凹溝14が形成されている。また、ケース1の内部には、底面からの高さが一定の水平部15が設けられており、この水平部15から側面に向かって下り傾斜した傾斜部16が形成されている。なお、ケース1の背面には回路基板に固定するためのピン17が突設されているが、このピン17は必ずしも必要でなく、省略することも可能である。
これに対して、固定接点2は導電性を有する金属板を所定パターンに打ち抜いて成形されており、細長状の第1固定接点21と第2固定接点22の2つの接点を備えている。この2つの接点はそれぞれケース1の厚さ方向に沿って互いに平行に配置され、第1固定接点21が傾斜部16の斜面に固定され、第2固定接点22が水平部15に固定される。これにより、第1固定接点21と第2固定接点22は絶縁部を介してケース1の幅方向に並べて設置されることになる。なお、2つの接点にはそれぞれ接続端子が繋がっており、第1固定接点21に繋がる第1接続端子23はケース1の背面左側から、第2固定接点22に繋がる第2接続端子24は反対にケース1の背面右側から、それぞれ外部へと突出している。
《手順2》レバー4に接点ばね片3を装着する。
図4に示すように、接点ばね片3は導電性を有する金属片を折り曲げ加工して成形されている。同図(b)のように接点ばね片3を正面から見ると、三角形を逆さにした形状を有しており、その底辺を基部31として上方に向け、残りの二辺を下方で交差させた一対のばね部32,33を備えている。本実施形態では、一対のばね部32と33が異なる長さに設定されていて、図4(d)のように長い方のばね部32には、端部を二股に分岐して先端を下方に湾曲させた第1可動接点34が設けられ、図4(c)のように短い方のばね部33にも同様に、端部を二股に分岐して先端を下方に湾曲させた第2可動接点35が設けられている。
また一対のばね部32,33には、両者を交差させたときの干渉を防ぐため、対向位置に逃げ部36,36が形成されており、接点ばね片3の幅を極力狭くしつつ、ばね部32,33の弾力と機械的強度を維持している。更に接点ばね片3には、基部31の中央にレバー4を装着するための段部37が形成されていると共に、基部31の両端をU字形に反り返らせた反曲部38によって適度な弾力が付与されている。なお、図4(b)に示す39は組立時に接点ばね片3をピンセットで摘むための突起である。
これに対して、図5に示すように、レバー4は絶縁性を有する樹脂材料で成形されており、操作部41と、カム部42と、軸部43とから構成されている。図5(b)のように操作部41は薄板状で矢印を半分にしたような形状をしており、その矢印の根元部分にカム部42が膨出形成され、このカム部42の両側面に円柱状の軸部43,43が一体化されている。また、図5(c)のように操作部41の底面には、接点ばね片3を装着するために一対の係止爪44,44が形成されていると共に、図5(d)のようにカム部42の内側には、接点ばね片3を挟持する保持孔45が形成されている。
接点ばね片3とレバー4の装着作業は次のようにして行う。まず図6(a)に示すように、接点ばね片3の突起39を摘んで基部31をレバー4の係止爪44,44間に挿入し、これを操作部41の底面に突き当てながら矢印方向にスライドさせていく。すると、接点ばね片3の反曲部38がレバー4の保持孔45に嵌め込まれ、最終的に接点ばね片3の段部37に両側からレバー4の係止爪44,44が引っ掛かる。これにより、図6(b)に示すようにレバー4のカム部42が接点ばね片3の基部31と長い方のばね部32を挟持した状態で、接点ばね片3がレバー4に装着される。
《手順3》レバー4をケース1に装着する。
最後にレバー4をケース1に装着するが、その作業はまずケース1の正面にある円形孔13に軸部43の一端を嵌め込み、次いで図6(b)のように、ケース1の背面にある凹溝14に軸部43の他端を差し込むようにする。これにより、図2に示したように、レバー4が軸部43を支点にしてケース1に回転可能に軸受け支持され、レバー4の操作部41がケース1の挿入口12から外部に突出する。
また、接点ばね片3を見ると、基部31がケース1の挿入口12側を向き、一対のばね部32,33がケース1内の底面上で交差した状態で載置される。これにより、第1可動接点34が第1固定接点21に接触し、第2可動接点35が第2固定接点22に接触し、接点ばね片3の弾力によってレバー4が上方に常時付勢された状態になる。以上の手順によって、ケース1の内部に固定接点2と接点ばね片3とレバー4を収容したレバースイッチSWが完成する。
本実施形態のレバースイッチSWは以上のとおりに構成されており、以下その動作について説明する。
図7に示すように、レバースイッチSWのレバー4が作動していない定常(ノーマル)時において、レバー4の操作部41はケース1の挿入口12から外部に突出した中立位置にある。このときの内部の接点関係を見ると、接点ばね片3が一対のばね部32,33によって起立しており、その先端の第1可動接点34が第1固定接点21に接触し、第2可動接点35が第2固定接点22に接触した状態を維持している。
したがって、第1固定接点21と第2固定接点22が接点ばね片3を介して接続されており、第1接続端子23と第2接続端子24が電気的に導通している。すなわち、レバースイッチSWのレバー4が静止しているときには、図7(b)のように接点間が閉(クローズ)であり、スイッチ回路がONの状態になっている。
ここで、図7に示したスイッチONの状態からレバー4に対して矢印A方向の外力が作用したときには、梃子の原理により操作部41が力点、軸部43が支点、カム部42が作用点になる。すなわち、操作部41に加えられた押し込み力によって、軸部43を支点にしてレバー4が矢印B方向へと回転し、操作部41がケース1内へと沈み込む。
このときの内部の接点関係を見ると、図8に示すように、レバー4の回転に伴ってカム部42が傾斜する際に、カム部42の内側の天面全体が接点ばね片3の基部31を押し下げ、接点ばね片3の弾力に逆らってばね部32,33を圧縮変形させる。このとき接点ばね片3の右側の反曲部38は保持孔45の内部で動きが規制されており、ばね部32の先端の第1可動接点34が第1固定接点21に接触したままである。ここで、第1固定接点21が傾斜部16の斜面に設置されており、ばね部32がばね部33よりも長く設定されているため、接点ばね片3が圧縮変形する際にその動作ストロークを長く確保することができる。
それに対し、短い方のばね部33は動きが自由であるので、第2可動接点35はケース1内の水平部15の上で、第2固定接点22から離れて絶縁部へと移動する。ここで、ばね部33は先端が二股に分岐した形状を有しており、第2可動接点35が水平部15に対して2点で接触しながら移動するので、1点で接触する従来の接点に比べて接触不良が起こりにくい。また、二股の中央部が水平部15から浮いた状態になるので、第2可動接点35とケース1内の底面との間に異物が挟まることがなくなる。よって、第2可動接点35の移動がスムーズに行われる。
したがって、それまで接点ばね片3を介して接続されていた第1固定接点21と第2固定接点22が切断され、その結果、第1接続端子23と第2接続端子24が電気的に遮断される。これにより、レバー4の作動時には、図8(b)のように接点間が開(オープン)になり、スイッチ回路がONからOFFの状態へと切り換わる。
ここで、図8に示したスイッチOFFの状態からレバー4に作用していた外力が解除されると、レバー4は接点ばね片3の弾力によって自動的に中立位置に復帰する。すなわち、接点ばね片3の一対のばね部32,33が起立し、これにより基部31からカム部42の内側の天面全体に対してレバー4を押し上げる力が作用する。このため、軸部43を支点にしてレバー4が矢印C方向へと回転し、操作部41が元の位置まで押し戻される。
したがって、それまで切断されていた第1固定接点21と第2固定接点22が接点ばね片3を介して接続され、その結果、第1接続端子23と第2接続端子24とが電気的に導通する。すなわち、レバー4への押圧が解除されると、図7(b)のように接点間が閉(クローズ)になり、スイッチ回路がOFFからONの状態へと切り換わる。
[第2実施形態]
図9は本発明の第2実施形態に係るレバースイッチの縦断面図、図10は同スイッチを構成する部品図、図11及び12は同スイッチの動作説明図である。
図9に示すように、本実施形態のレバースイッチSWは、NO(ノーマルオープン)タイプの切換スイッチであり、定常時には接点が「開」の状態である。このスイッチによれば、レバー4に押し込み力が作用すると接点を「閉」へと切り換えると共に、押し込み力が解除されるとレバー4が通常位置に戻って接点を「閉」から「開」へと切り換えるようになっている。
本実施形態では、レバースイッチSWを構成する固定接点2のパターンが上述した第1実施形態のものと異なっている。すなわち、図10に示すように、この固定接点2は細長状の第1固定接点21と第2固定接点22をケース1内の底面に平行に配置したものであるが、第2固定接点22の位置を中心よりも外(右側面)側へとずらしてある。これにより、第1固定接点21と第2固定接点22との間にある絶縁部の領域が、第1実施形態のそれよりも広く設定されていることが特徴である。なお、固定接点2以外の部品(ケース1、接点ばね片3、レバー4)の構造は、第1実施形態のものと全て同じである。
本実施形態のレバースイッチSWは以上のとおりに構成されており、以下その動作について説明する。
図11に示すように、レバースイッチSWのレバー4が作動していない定常(ノーマル)時において、内部の接点関係を見てみると、接点ばね片3がばね部32,33によって起立しており、その先端の第1可動接点34が第1固定接点21に接触している。ところが、第2可動接点35は第2固定接点22に接触しておらず、第1固定接点21と第2固定接点22の間の絶縁部に位置している。
したがって、第1固定接点21と第2固定接点22が切断されており、第1接続端子23と第2接続端子24が電気的に遮断されている。すなわち、レバースイッチSWのレバー4が静止しているときには、図11(b)のように接点間が開(オープン)であり、スイッチ回路がOFFの状態になっている。
ここで、図11に示したスイッチOFFの状態からレバー4に対して矢印A方向の外力が作用したときには、軸部43を支点にしてレバー4が矢印B方向へと回転し、操作部41がケース1内へと沈み込む。
このときの内部の接点関係を見ると、図12に示すように、レバー4の回転に伴ってカム部42が傾斜する際に、カム部42の内側の天面全体が接点ばね片3の基部31を押し下げ、接点ばね片3の弾力に逆らってばね部32,33を圧縮変形させる。このとき接点ばね片3の右側の反曲部38は保持孔45の内部で動きが規制されており、ばね部32の先端の第1可動接点34が第1固定接点21に接触したままである。ここでも、接点ばね片3が圧縮変形する際には、その動作ストロークが長く確保される。
それに対し、短い方のばね部33は動きが自由であるので、第2可動接点35はケース1内の水平部15の上で、絶縁部から離れて第2固定接点22へと移動する。ここでも、第2可動接点35は先端が二股に分岐した形状を有しているため、水平部15に対して2点で接触しながら移動するので、ばね部33の安定した動作が保証される。
したがって、それまで切断されていた第1固定接点21と第2固定接点22が接点ばね片3を介して接続され、その結果、第1接続端子23と第2接続端子24が電気的に導通する。これにより、レバー4の作動時には、図12(b)のように接点間が閉(クローズ)になり、スイッチ回路がOFFからONの状態へと切り換わる。
ここで、図12に示したスイッチONの状態からレバー4に作用していた外力が解除されると、レバー4は接点ばね片3の弾力によって自動的に中立位置に復帰する。すなわち、接点ばね片3の一対のばね部32,33が起立し、これにより基部31からカム部42の内側の天面全体に対してレバー4を押し上げる力が作用する。このため、軸部43を支点にしてレバー4が矢印C方向へと回転し、操作部41が元の位置まで押し戻される。
したがって、それまで接続されていた第1固定接点21と第2固定接点22が切り離され、その結果、第1接続端子23と第2接続端子24とが電気的に遮断される。すなわち、レバー4への押圧が解除されると、図11(b)のように接点間が開(オープン)になり、スイッチ回路がONからOFFの状態へと切り換わる。
以上説明したように、本発明に係るレバースイッチSWでは、薄型のケース1内に薄板状のレバー4を収容し、このレバー4の回転動作に連動して接点ばね片3が圧縮変形し、第2可動接点35が第2固定接点22から離れて絶縁部へと移動することでスイッチ回路がOFFに切り換わる、あるいはこれとは逆に第2可動接点が絶縁部から離れて第2固定接点22へと移動することでスイッチ回路がONに切り換わる、という独特な接点の切換構造を採用した。このことにより、スイッチの接点構造がケース1の厚さ方向に広がらないため、接点構造の省スペース化が図られ、極めて小型かつ薄型化したノーマルクローズタイプとノーマルオープンタイプの2種類の切換スイッチを提供することができる。
また、ノーマルクローズタイプの固定接点2のパターンについて、第2固定接点22の設置位置だけを変更し、その他の部品はそのまま共通で使用することによってノーマルオープンタイプのスイッチにも対応可能である。このため、ノーマルクローズタイプとノーマルオープンタイプの両方の切換スイッチを安価なコストで製造することができる。
更には、接点ばね片3について、特にばね部33の先端に二股形状の第2可動接点35を設けたことによって、第2可動接点35がケース1内の底面の水平部15に対して2点で接触しながら移動する、いわばツイン接点として機能するので、接点ばね片3の動作がスムーズに行われる。
SW…レバースイッチ
1…ケース
11…本体
12…挿入口
13…円形孔
14…凹溝
15…水平部
16…傾斜部
17…ピン
2…固定接点
21…第1固定接点
22…第2固定接点
23…第1接続端子
24…第2接続端子
3…接点ばね片
31…基部
32…ばね部
33…ばね部
34…第1可動接点
35…第2可動接点
36…逃げ部
37…段部
38…反曲部
39…突起
4…レバー
41…操作部
42…カム部
43…軸部
44…係止爪
45…保持孔

Claims (4)

  1. 上面に挿入口を開口したケースと、
    ケース内の底面に絶縁部を介して並べて配置した第1固定接点及び第2固定接点と、
    ケース内に収容され、三角形に折り曲げた金属片の底辺を基部としてケースの挿入口側に向け、残る二辺をケース内の底面上で交差させた一対のばね部を有し、一方のばね部の先端を二股に分岐した第1可動接点が第1固定接点に接触し、他方のばね部の先端を二股に分岐した第2可動接点が第2固定接点に接触してなる接点ばね片と、
    ケースの挿入口から外部に突出させた操作部、接点ばね片の基部と一方のばね部を挟持するカム部、及びカム部に設けられてケースに回転可能に支持される軸部を一体化してなるレバーと、を備え、
    操作部を押し込むとレバーが軸部を支点にして回転し、カム部が接点ばね片の基部を押し下げてばね部を圧縮変形させることにより、第2可動接点が第2固定接点から離れて絶縁部に接触するように構成されている
    ことを特徴とするレバースイッチ。
  2. 上面に挿入口を開口したケースと、
    ケース内の底面に絶縁部を介して並べて配置した第1固定接点及び第2固定接点と、
    ケース内に収容され、三角形に折り曲げた金属片の底辺を基部としてケースの挿入口側に向け、残る二辺をケース内の底面上で交差させた一対のばね部を有し、一方のばね部の先端を二股に分岐した第1可動接点が第1固定接点に接触し、他方のばね部の先端を二股に分岐した第2可動接点が第1固定接点と第2固定接点の間の絶縁部に接触してなる接点ばね片と、
    ケースの挿入口から外部に突出させた操作部、接点ばね片の基部と一方のばね部を挟持するカム部、及びカム部に設けられてケースに回転可能に支持される軸部を一体化してなるレバーと、を備え、
    操作部を押し込むとレバーが軸部を支点にして回転し、カム部が接点ばね片の基部を押し下げてばね部を圧縮変形させることにより、第2可動接点が絶縁部から離れて第2固定接点に接触するように構成されている
    ことを特徴とするレバースイッチ。
  3. 接点ばね片には、一対のばね部の対向位置に、両者を交差させたときの互いの干渉を防ぐ逃げ部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレバースイッチ。
  4. 第1固定接点が第2固定接点から離れる方向に下り傾斜した傾斜面に設置されており、
    接点ばね片は一対のばね部の長さが異なり、長い方のばね部の先端に第1可動接点が設けられ、短い方のばね部の先端に第2可動接点が設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載のレバースイッチ。
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